説明

車載用キャリヤ

【課題】棒状部材内面に設けたネジ部と、棒状部材内部に挿入される固定具とが螺合して棒状部材どうしを結合することができる車載用キャリヤを提供する。
【解決手段】棒状部材を組み合わせて構成される車両ルーフ上に設置されるキャリヤにおいて、棒状部材2a,2bを棒状部材内に挿入される第1ネジ部材10と棒状部材端面に当接する中間部材12により構成される固定具1を用いて繋ぐことにより、簡易な構造で雨水の浸入を防ぐことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の棒状部材を互いに固定して構成される車載用キャリヤに関する。
【背景技術】
【0002】
乗用自動車などの車両ルーフ上に設置されて、荷物などが搭載されるキャリヤでは、荷重に耐え得る強度と車両総重量の軽量化の狙いから中空の金属製棒状部材が用いられることが多く、これら棒状部材は梯子状に組み立てられている。従来、棒状部材どうしの組み立てには、図9に示す固定具1´を使用して第1、第2棒状部材2a´、2b´をネジ31、32によって繋ぐ手段や、特許文献1に開示されるスリーブとスパイクを締結させ棒状部材内周面と摩擦係合する手段が用いられてきた。
【特許文献1】特開2002−250310号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の手段は、簡易な構造で確実に棒状部材どうしを固定することができることから、車両ルーフキャリヤのみでなく広く棒状部材どうしを固定する手段として採用されている。
【0004】
しかし、車両ルーフキャリヤは常に外部環境に晒されることから、降雨時などでは棒状部材どうしの結合部から棒状部材内部へ雨水が浸入する場合があり、浸入した雨水は棒状部材内面を腐食させ、キャリヤの耐久性を損なう場合があった。また、棒状部材どうしの固定では、それぞれの棒状部材を固定具と多数のネジを使用して繋ぐから、部品点数が多くなり、キャリヤの組み立て作業は煩雑なものでもあった。
【0005】
本発明は、車両ルーフキャリヤにおける従来の手段が有する上記問題を解決するために成されたものであり、棒状部材固定部からの雨水の浸入を防いだり、棒状部材を組み立てる際の作業を容易にすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明が対象とするのは、車両ルーフの前後方向と前記前後方向に直交する幅方向とのうちのいずれか一方向に並行して延びる複数の第1棒状部材と、前記第1棒状部材どうしの間においてもう一方の方向に並行して延びる複数の第2棒状部材とを互いに固定することにより形成されている前記車両ルーフ上に取り付け可能な車載用キャリヤであって、前記第2棒状部材が管状のものであって、固定具を介して前記第1棒状部材に分離可能に固定されており、前記固定具が、前記第2棒状部材の端部内面に形成されたネジ部に螺合可能なネジ部が前端部の外周面に形成されている第1ネジ部材と、前記第1棒状部材を介して前記第1ネジ部材の軸心部に前記第1ネジ部材の後端部側から離脱可能に螺合する第2ネジ部材と、前記第2棒状部材の前記端部と前記第1棒状部材との間に介在するとともに前記第2ネジ部材が貫通可能に形成された中間部材とからなり、前記第1棒状部材が前記第2ネジ部材を挿通可能な部位を有していて、前記第2ネジ部材を前記第1棒状部材の側から前記第1ネジ部材に螺合させ、前記中間部材を前記第2棒状部材の端部に圧接させた状態で前記第1棒状部材と前記第2棒状部材とを固定したことを特徴とする。
【0007】
実施態様の他の一つにおいて、前記第1棒状部材においての前記第2ネジ部材を挿通可能な部位が、前記第1棒状部材を径方向において貫通する透孔を有する。
【0008】
実施態様の他の一つにおいて、前記第1ネジ部材の前端部には、着脱工具が係合可能な少なくとも一組の並行面である工具取り付け部が設けられている。
【0009】
実施態様の他の一つにおいて、前記第1ネジ部材のネジ溝には、前記第2棒状部材に形成されたネジ山が当接して、前記第1ネジ部材の前記第2棒状部材への所要距離以上の進入を阻止可能なストッパーが設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両ルーフキャリヤを組み立てる際、第2棒状部材内に第1ネジ部材を仮挿入し、第1棒状部材から該棒状部材に挿した第2ネジ部材を第1ネジ部材の螺合させることで第2棒状部材と第1棒状部材とを互いに固定することができるので、キャリヤ組立作業が容易にできる。また、第2棒状部材端部に中間部材が圧接することにより両棒状部材は、第2棒状部材の内部を水密な状態にして固定することができる。
【0011】
本発明の実施態様の一つによれば、第1棒状部材と第2棒状部材により車両ルーフキャリヤを組み立てる際、両棒状部材のそれぞれの端部から第1ネジ部材を仮挿入し、弾性結合部材端部の端部を貫通する第2ネジ部材を操作することで第1棒状部材と第2棒状部材とを繋ぐことができる。これにより、簡易な構造で第1棒状部材と第2棒状部材の端部どうしを繋ぐことができキャリヤ組立作業を容易に行うことができる。また、中間部材の端部が両棒状部材の端部と圧着されることにより両棒状部材を水密に繋ぐことができるので、棒状部材内へ雨水が浸入することを防ぐことができる。
【0012】
本発明の実施態様の一つによれば、キャリヤを解体する際、第1ネジ部材と第2ネジ部材とが螺合された状態である場合には、着脱工具により容易に両ネジを離脱することができる。
【0013】
本発明の実施態様の一つによれば、第2棒状部材内へ進入される第1ネジ部材を所定の位置で停止させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、車両ルーフ上に搭載された状態にある本発明のキャリヤ100の全体斜視図であり、図2は、図1のA−A線切断面を示す図であり、図3は棒状部材どうしの分解組み立て図であり、図4の4a、4bは、第1ネジ部材の側面図であり、図5の5a、5bは中間部材の断面図と側面図であり、図6の6a、6bは、ネジ部を設けた棒状部材端部の平面図と側面図であり、図7、8は実施態様の一例である2本の棒状部材の端部どうしが固定されている状態を示す図と、端部どうしが分解された状態を示す図である。
【0015】
図1において、キャリヤ100は、複数の第1棒状部材2bと複数の第2棒状部材2aとで形成されていて、キャリヤ100の複数の脚部101がルーフ102に対して固定されている。
【0016】
図2に示されているように、第1、第2棒状部材2b、2aどうしを連結するために用いられる固定具1は、第2棒状部材2aの端部からこの棒状部材内部に挿入される第1ネジ部材10と、第1棒状部材2bの外周面と第2棒状部材2aの端面22に当接して雨水の浸入を防止するために用いられる中間部材12と、第1棒状部材2bの外側から第1棒状部材2bを径方向に貫通して第1ネジ部材10と螺合する第2ネジ部材3により構成される。
【0017】
固定具1の第1ネジ部材10は円柱形状で、その周面には螺旋状のネジ山11が形成されており、第1ネジ部材10が回動することによりネジ山11と第2棒状部材2aの端部内周面に設けたネジ部21とが螺合して第2棒状部材2aの軸方向内方へ進入する。また、第1ネジ部材10の軸心部には軸方向へ延びるネジ穴13aが形成されており、第2ネジ部材3と螺合可能となっている。固定具1の中間部材12は、第2棒状部材2aの外径よりも大きな径を有し、第2棒状部材2aの端面22と第1棒状部材2bの外周面との間に介在して第2棒状部材2a内が水密状態となるように端面22に密着する。
【0018】
第2ネジ部材3は、第1棒状部材2bの周面外より棒状部材断面中心を通る透孔23と中間部材12のネジ孔13bを通過して第1ネジ部材10のネジ穴13aと螺合される。この場合に第2ネジ部材3をネジ進行方向に回動すれば、第1棒状部材2bと第2棒状部材2aとの離間距離が短くなり、この間に介在する中間部材12は第2棒状部材2aの端部22と第1棒状部材2b外周面との間で端部22に圧着されることとなる。
【0019】
第1棒状部材2bに設けられた透孔23の周縁部位であって第2ネジ部材3の頭部が接触する部位では、第2ネジ部材3の頭部を隠すことができる凹部2baが形成されていれば、キャリヤ100の外観をきれいに仕上げることができる。
【0020】
図3は第2棒状部材2aと、第1棒状部材2bとを固定する場合の分解組み立て図であるが、固定具1の第1ネジ部材10は、第2棒状部材2aの端部内周面に設けたネジ部21と螺合して第2棒状部材2a軸方向内方へ進入してゆく。この場合に、第2棒状部材2aと第1ネジ部材10との間の摺動摩擦力が、第1ネジ部材10のネジ孔13aと第2ネジ部材3との間の摺動摩擦力より小さく設定され、ドライバーを用いて第2ネジ部材3を回転させた場合には、先に第1ネジ部材10が第2棒状部材2a内部へ進入してゆく。更に第2ネジ部材3の回転を続けることにより、中間部材12が第2棒状部材2aの端部22と第1棒状部材2b周面との間で圧縮されて、第2棒状部材2aの端部を水密状態で閉じることができる。
【0021】
次に、図4、5を参照して固定具1を構成する第1ネジ部材10と中間部材12の詳細を説明する。図4の4a、4bは、第1ネジ部材10の側面図であって、図5の5a、5bは、は中間部材12の断面図と端面図である。第1ネジ部材10の外径は、容易に第2棒状部材2a内で回転することができるよう第2棒状部材2aの内径と同じかそれよりも小さな寸法とされる。第1ネジ部材10の外周面には、両端部10a、10bの間に延びる螺旋状のネジ山11が形成されており、ネジ山11の幅と高さは第2棒状部材2aに設けたネジ部21と螺合可能な寸法形状を有している。また、ネジ山11の進行方向後方にある端部10a側では、第2棒状部材2aのネジ部21であるネジ山が当接して第1ネジ部材10の動きを阻止することができるストッパー11aが第1ネジ部材のネジ溝に設けられている(図4の4a参照)。ストッパー11aは、第1ネジ部材10が回動しながらネジ部21を介して第2棒状部材2a内部へ進入するに際してネジ山11の終端となり、ストッパー11aとネジ部21とが当接して、これ以上に第1ネジ部材10が回動することを阻止する。図4の4a、4bに示す実施例では、第1ネジ部材10の端部10aを軸方向に垂直なフランジとして示してあるが、この場合のネジ山11のフランジ側終端では、ネジ山11とフランジとの間隙が次第に狭くなるのでネジ山11とフランジとでネジ部21の動きを阻止することもできるから、フランジをそのように活用する場合にはストッパー11aを省くことも可能である。
【0022】
第1ネジ部材10の進行方向の先端部10bには、第2棒状部材2aと第1棒状部材2bを分離した際に第1ネジ部材10と第2ネジ部材3とが螺合されたままの状態であることがあるから、そのときの第1ネジ部材10を第2ネジ部材3から外すためにスパナ等の着脱工具を使用することができるように、工具着脱部10dが形成されている。螺合状態にある第1ネジ部材10と第2ネジ部材3を分離するには、スパナ等で工具着脱部10dを挟み、第2ネジ部材3を螺合させたときとは反対方向(反時計方向)へ回すことにより両者を分離することができる。
【0023】
図5の5a、5bに示す中間部材12の内端面12dは、第2棒状部材2aの端部22に水密状態で当接することが好ましいから、第2棒状部材2aの外径よりも大きな寸法を有している。また、内端面12dの周縁には第2棒状部材2aの端部22付近を覆うスカート12aを有すれば、第2棒状部材2aの端部22を外気と遮断することができるので雨水浸入に対してより有利な構造と成り得る。中間部材12の後端部12bは、第1棒状部材2bの周面が嵌合できるように湾曲していることが望ましい。中間部材12は第2棒状部材2aの端面と第1棒状部材2bの周面との間に介在して圧縮されることから、弾性を有する材料が用いられる。
【0024】
第1ネジ部材10と中間部材12とには、径方向中心に軸方向へ延びるネジ孔13a、13bが形成され、ネジ孔13aへは第2ネジ部材3が螺合される。このネジ孔13aは、第2ネジ部材3に対してのネジを有するものである他に、第2ネジ部材3がセルフタップネジである場合には、そのセルフタップネジを螺入させることのできる単なる透孔または盲穴であればよい。そのような場合の第1ネジ部材10にはプラスチックを利用することができる。
【0025】
図6は、第2棒状部材2aの端部22付近を拡大してネジ部21の形状例を示すものであり、6aは棒状部材上面図、6bは棒状部材正面図である。本図のネジ部21は、金属製の第2棒状部材2aの外周面を局部的に押圧して第2棒状部材2aの内面に形成した凸状部である。ネジ部21の形状はネジ山11と螺合可能な長円形で、第1ネジ部材2bを案内することができるように第1棒状部材の軸に対して傾斜している。但し、ネジ部21の平面形状はネジ溝と螺合することができるものであれば、円形であってもよい。更に、ネジ部21の形状をネジ山11の螺旋形状に従うよう第2棒状部材2aの周上に亘る連続した螺旋とすれば、ネジ部21と第1ネジ部材10とがより確実に螺合することができる。以上のように、ネジ部21の形状は適宜な形状を選択することが可能であり、加工性と螺合力の関係から決定されるべきものである。棒状部材2aの端面22からネジ部21までの距離については、ネジ部21がネジ山11と螺合可能な位置で任意に設定することが可能であり、特段に位置指定を設ける必要はない。
【0026】
図7,8は、図1のキャリヤ100における部分Bでの固定具1の使用例を示す部分拡大断面図と、その部分Bにおけるキャリヤ100の部分分解組立図である。図7において、第1、第2棒状部材2b,2aは管状のもので、両部材2b,2aの端部22b,22aどうしが第1ネジ部材10と、第2ネジ部材3と、アングル200とを使用してつながれることにより、第1、第2棒状部材2b,2aが互いに固定されている。図において、第1、第2棒状部材2b,2aの端部22b,22aは、図2の第2棒状部材2aの端部22と同じに形成されており、ネジ山として作用するネジ部21b,21aを有する。図示された2個の第1ネジ部材10のそれぞれは、端部22b,22aそれぞれの内側に螺合可能である。アングル200は、第1棒状部材2bの端部22bに外側から離脱可能に嵌合する第1管状部221と、第2棒状部材2aの端部22aに外側から離脱可能に嵌合する第2管状部222とを有し、これら第1、第2管状部221,222の間には連結部210が介在している。第1、第2管状部221,222のそれぞれは、第1、第2棒状部材2b,2aの端部22b,22aにこれら棒状部材2b,2aの軸方向から当接可能な盤状部223,224を有し、これら盤状部223,224には、第2ネジ部材3を挿通するための透孔225,226が形成されている。連結部210には、図7において第2ネジ部材3にドライバーを使用させることができるように開口231が形成されている。第1棒状部材2bと第2棒状部材2aとは、それぞれに第1ネジ部材10を螺合させた後にアングル200を図7の如く嵌合させ、しかる後に第2ネジ部材3を第1ネジ部材10のセルフタップネジ用のネジ穴に螺入させて、第2ネジ部材3が完全に止まるまで回せば、第1、第2棒状部材2b,2aを図1,7の如くに固定することができる。この例において、アングル200の盤状部223,224は、第1、第2棒状部材2b,2aのそれぞれに抜けることがないように螺合している第1ネジ部材10と、第1ネジ部材10のネジ穴に螺入している第2ネジ部材3とによって、各棒状部材2b,2aにそれらの軸方向から圧接する。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明では、棒状部材どうしを繋ぎ合わせる場合に棒状部材の結合部から雨水の浸入を防ぐことができることに加え、棒状部材どうしを結合する際の作業を容易に進めることができる。
【0028】
本発明では車両ルーフキャリヤを例に記述したが、用途としてはキャリヤに限定されるものではなく、管状の中空棒状部材を結合して構成される構造物であればいずれの分野の製品へも適用することができる固定具である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】車両ルーフ上に設置された車載用キャリヤの全体斜視図。
【図2】棒状部材が繋がれた状態にある固定具の断面図。
【図3】固定具の分解組み立て斜視図。
【図4】固定具の第1ネジ部材を表す図。
【図5】固定具の中間部材を表す図。
【図6】棒状部材端部を表す図。
【図7】棒状部材の端部どうしが固定されている図。
【図8】棒状部材の端部どうしの分解組み立て図。
【図9】従来例の棒状部材の分解組み立て図。
【符号の説明】
【0030】
1 固定具
2a,2b 棒状部材
3 第2ネジ部材
10 第1ネジ部材
11a ストッパー
12 中間部材
21 ネジ部
23 透孔
100 車載用キャリヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両ルーフの前後方向と前記前後方向に直交する幅方向とのうちのいずれか一方向に並行して延びる複数の第1棒状部材と、前記第1棒状部材どうしの間においてもう一方の方向に並行して延びる複数の第2棒状部材とを互いに固定することにより形成されている前記車両ルーフ上に取り付け可能な車載用キャリヤであって、
前記第2棒状部材が管状のものであって、固定具を介して前記第1棒状部材に分離可能に固定されており、
前記固定具が、前記第2棒状部材の端部内面に形成されたネジ部に螺合可能なネジ部が前端部の外周面に形成されている第1ネジ部材と、前記第1棒状部材を介して前記第1ネジ部材の軸心部に前記第1ネジ部材の後端部側から離脱可能に螺合する第2ネジ部材と、前記第2棒状部材の前記端部と前記第1棒状部材との間に介在するとともに前記第2ネジ部材が貫通可能に形成された中間部材とからなり、
前記第1棒状部材が前記第2ネジ部材を挿通可能な部位を有していて、前記第2ネジ部材を前記第1棒状部材の側から前記第1ネジ部材に螺合させ、前記中間部材を前記第2棒状部材の端部に圧接させた状態で前記第1棒状部材と前記第2棒状部材とを固定したことを特徴とする前記キャリヤ。
【請求項2】
前記第1棒状部材においての前記第2ネジ部材を挿通可能な部位が、前記第1棒状部材を径方向において貫通する透孔である請求項1記載のキャリヤ。
【請求項3】
前記第1ネジ部材の前端部には、着脱工具が係合可能な少なくとも一組の並行面である工具取り付け部が設けられている請求項1または2に記載のキャリヤ。
【請求項4】
前記第1ネジ部材のネジ溝には、前記第2棒状部材に形成されたネジ部が当接して、前記第1ネジ部材の前記第2棒状部材への所要距離以上の進入を阻止可能なストッパーが設けられている請求項1から3のいずれかに記載のキャリヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−55390(P2007−55390A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−241882(P2005−241882)
【出願日】平成17年8月23日(2005.8.23)
【出願人】(390025254)精興工業株式会社 (1)
【Fターム(参考)】