説明

車載用ナビゲーション装置

【課題】ユーザが、新たな施設の追加や施設の属性の変化を反映したサービスを迅速に受けることができ、利便性を向上させることができる「車載用ナビゲーション装置」を提供すること。
【解決手段】ナビDBを備えた車載用ナビゲーション装置1であって、自車が立ち寄った施設における自車が立ち寄った施設との狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて、ナビDBを更新するデータベース更新手段14を備えたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用ナビゲーション装置に係り、特に、ナビゲーションのデータベースを更新するのに好適な車載用ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車載用ナビゲーション装置では、推奨経路に沿って自車を現在地から目的地まで案内するナビゲーションに必要な一切のデータを含むナビゲーションのデータベースが用いられていた。
【0003】
このナビゲーションのデータベースには、例えば、地図(背景や道路等)を表示するための地図データ、推奨経路を計算するための経路計算データ、店舗等の施設を検索するための施設の属性(例えば、位置、住所、郵便番号、電話番号、名称およびサービス内容等)を示す情報を有する検索データ等が含まれている。なお、検索データは、施設のランドマークや施設検索結果の一覧をディスプレイの表示画面上に表示する際にも用いられていた。
【0004】
【特許文献1】特開2004−317222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来から、前述したナビゲーションのデータベースを更新する更新方法しては、サービスセンタ等において1年ごとにデータベースが格納されたハードディスクドライブを取り外してデータベースの内容を書き換える年次更新を行う方法や、携帯電話等を経由したアップデートサービスを受ける方法、あるいは、ユーザが手動入力によって更新作業を行う方法等が知られていた。
【0006】
しかしながら、このような従来の更新方法は、リアルタイム性が低いため、新たな施設の追加や、施設の属性(例えば、サービス内容)の変化があっても、そのことをナビゲーションのデータベースに迅速に更新登録することができなかった。これにより、従来は、ユーザが、新たな施設の追加や施設の属性の変化を反映したサービスを迅速に受けることが困難であるといった問題が生じていた。
【0007】
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、ユーザが、新たな施設の追加や施設の属性の変化を反映したサービスを迅速に受けることができ、利便性を向上させることができる車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、自車が立ち寄った施設(以下、立ち寄り施設と称する)との狭域通信によって取得された施設の情報(以下、狭域通信取得情報と称する)に基づいて、ナビゲーションのデータベース(以下、ナビDBと称する)を更新するデータベース更新手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することが可能となる。
【0009】
また、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、狭域通信取得情報に、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報および立ち寄り施設の属性情報が含まれており、当該狭域通信取得情報に基づいてデータベース更新手段によって更新されたナビDBを用いて、立ち寄り施設のランドマークを、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報および立ち寄り施設の属性情報が含まれた狭域通信取得情報に基づいてナビDBを更新することが可能となり、表示手段により、立ち寄り施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することが可能となる。
【0010】
ここで、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報とは、立ち寄り施設が狭域通信に対応していることを示す情報または立ち寄り施設が狭域通信に対応していないことを示す情報をいうものとする。また、立ち寄り施設が狭域通信に対応していることを示す情報が含まれていないことは、立ち寄り施設が狭域通信に対応していないことを示す情報が含まれていることと同義であるものとする(以下、同様)。なお、このことは、後述する関連施設についても同様とする。
【0011】
また、立ち寄り施設の属性情報とは、立ち寄り施設の属性(位置、住所、郵便番号、電話番号、名称およびサービス内容等)を示す情報をいうものとする(以下、同様)。このことは、後述する関連施設についても同様とする。
【0012】
さらに、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、狭域通信取得情報に、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および関連施設の属性情報が含まれており、当該狭域通信取得情報に基づいてデータベース更新手段によって更新されたナビDBを用いて、関連施設のランドマークを、関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および関連施設の属性情報を含む狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することが可能となり、表示手段により、関連施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することが可能となる。
【0013】
さらにまた、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、狭域通信取得情報に、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報および立ち寄り施設の属性情報が含まれており、当該狭域通信取得情報に基づいてデータベース更新手段によって更新されたナビDBを用いて、立ち寄り施設を含む施設の一覧情報を、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報および立ち寄り施設の属性情報を含む狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することが可能となり、表示手段により、立ち寄り施設を含む施設の一覧情報を、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することが可能となる。
【0014】
また、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、狭域通信取得情報に、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および関連施設の属性情報が含まれており、当該狭域通信取得情報に基づいてデータベース更新手段によって更新されたナビDBを用いて、関連施設を含む施設の一覧情報を、関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および関連施設の属性情報を含む狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することが可能となり、表示手段により、関連施設を含む施設の一覧情報を、関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することが可能となる。
【0015】
さらに、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、狭域通信取得情報に、立ち寄り施設の広告情報が含まれており、当該狭域通信取得情報に基づいてデータベース更新手段によって更新されたナビDBを用いて、立ち寄り施設の広告情報を表示する表示手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、立ち寄り施設の広告情報を含む狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することが可能となり、表示手段により、立ち寄り施設の広告情報を表示することが可能となる。
【0016】
さらにまた、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、狭域通信取得情報に、関連施設の広告情報が含まれており、当該狭域通信取得情報に基づいてデータベース更新手段によって更新されたナビDBを用いて、関連施設の広告情報を表示する表示手段を備えたことを特徴としている。そして、このような構成によれば、データベース更新手段により、関連施設の広告情報を含む狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することが可能となり、表示手段により、関連施設の広告情報を表示することが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することができる結果、ユーザが、新たな施設の追加や施設の属性の変化を反映したサービスを迅速に受けることができ、利便性を向上させることができる。
【0018】
また、本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報および立ち寄り施設の属性情報が含まれた狭域通信取得情報に基づいてナビゲーションメのデータベースを更新することができる結果、ユーザにとって必要性が高いユーザが実際に立ち寄った施設についての情報を迅速に更新することができ、利便性をさらに向上させることができる。また、立ち寄り施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することができる結果、ナビDBの更新内容を地図表示に反映させることができ、利便性をさらに向上させることができる。
【0019】
さらに、本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および関連施設の属性情報を含む狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することができる結果、ユーザにとって必要性が高いユーザが実際に立ち寄った施設に関連する施設についての情報を迅速に更新することができ、利便性をさらに向上させることができる。また、関連施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することができる結果、ユーザが、ディスプレイに表示された地図上において、狭域通信を介したサービスの適用を受けることができる関連施設を簡便かつ確実に把握することができ、利便性をさらに向上させることができる。
【0020】
さらにまた、本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、立ち寄り施設を含む施設の一覧情報を、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することができる結果、ナビDBの更新内容を、周辺施設検索等における施設の一覧表示に反映させることができ、利便性をさらに向上させることができる。
【0021】
また、本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、関連施設を含む施設の一覧情報を、関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することができる結果、ナビDBの更新内容を、一覧表示に反映させることができ、利便性をさらに向上させることができる。
【0022】
さらに、本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、立ち寄り施設の広告情報を表示することができる結果、立ち寄り施設において提供される最新のサービス内容を把握することができ、利便性をさらに向上させることができる。
【0023】
さらにまた、本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、関連施設の広告情報を表示することができる結果、関連施設において提供される最新のサービス内容を把握することができ、利便性をさらに向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
【0025】
図1に示すように、本実施形態における車載用ナビゲーション装置1は、大別して、ナビゲーションメインユニット2と、このナビゲーションメインユニット2の入力側にそれぞれ接続されたデータ読出/書込装置3、入力操作部5、GPSレシーバ6および自律航法センサ7と、ナビゲーションメインユニット2の出力側にそれぞれ接続されたディスプレイ8およびスピーカ9とによって構成されている。なお、入力操作部5は、リモコン、ディスプレイ8のタッチパネルまたはリニアエンコーダ等であってもよい。
【0026】
さらに、ナビゲーションメインユニット2の入力側には、狭域通信を行う手段としてのDSRC(Dedicated Short Range Communication)レシーバ10が接続されている。このDSRCレシーバ10は、車載用ナビゲーション装置1に製造当初から備えられたものであってもよいし、または、後付けされたものであってもよい。
【0027】
データ読出/書込装置3には、ハードディスクドライブ等の記憶装置12が接続されており、この記憶装置12には、前述した地図データや検索データ等の各種のデータを含むナビDBが格納されている。
【0028】
ナビゲーションメインユニット2について詳述すると、このナビゲーションメインユニット2は、データベース更新手段としての更新処理部14を有しており、この更新処理部14には、DSRCレシーバ10およびデータ読出/書込装置3がそれぞれ接続されている。
【0029】
ここで、立ち寄り施設が、狭域通信によって情報を提供している場合には、その情報が、DSRCレシーバ10によって受信されるようになっている。
【0030】
なお、施設は、店舗であってもよいし、または、店舗以外の施設であってもよい。また、店舗としては、ガソリンスタンド、ドライブスルー型店舗またはコンビニエンスストア等を挙げることができる。
【0031】
DSRCレシーバ10は、狭域通信によって受信した情報を、更新処理部14に出力するようになっている。
【0032】
これにより、更新処理部14は、立ち寄り施設が狭域通信によって提供する情報を、狭域通信取得情報として取得することができるようになっている。
【0033】
更新処理部14は、狭域通信取得情報を取得した場合に、データ読出/書込装置3に対して、記憶装置12に格納されたナビDBにおける少なくとも狭域通信取得情報との比較に必要なデータ(以下、比較用データと称する)の読み出し要求を出力するようになっている。なお、比較用データは、例えば、検索データであってもよい。また、比較用データは、前回の更新の日時が記述されたものであってもよい。
【0034】
そして、更新処理部14は、前記読み出し要求によってデータ読出/書込装置3に読み出させた比較用データと、狭域通信取得情報とを比較するようになっている。
【0035】
この比較の結果、狭域通信取得情報中に比較用データにない新たな情報が含まれている場合には、データ読出/書込装置3に対して、その新たな情報の記憶装置12への書込み要求を出力するようになっている。
【0036】
これにより、データ読出/書込装置3は、狭域通信取得情報中の前記新たな情報を記憶装置12に書き込むようになっている。
【0037】
したがって、本実施形態によれば、更新処理部14により、従来の年次更新等の一括の更新の機会を待つことなく、ユーザが実際に利用した立ち寄り施設との狭域通信によって取得された利用頻度が高い狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを迅速かつ自動的に更新することが可能となる。
【0038】
さらに、本実施形態において、狭域通信取得情報には、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報、立ち寄り施設の属性情報、立ち寄り施設の広告情報、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報、関連施設の属性情報および関連施設の広告情報が含まれている。
【0039】
なお、立ち寄り施設の属性情報は、前述のように、立ち寄り施設の属性(位置、住所、郵便番号、電話番号、名称およびサービス内容等)を示している。また、関連施設の属性情報は、関連施設の属性(位置、住所、郵便番号、電話番号、名称およびサービス内容等)を示している。
【0040】
更新処理部14は、このような狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBにおける前述した検索データを更新するようになっている。
【0041】
このとき、立ち寄り施設が、ナビDB中に全く登録されていない新規な施設(例えば、更地に新設された施設)である場合には、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報、立ち寄り施設の属性情報および立ち寄り施設の広告情報がナビDB中に検索データとして新規に登録されることになる。
【0042】
同様に、関連施設が、ナビDB中に全く登録されていない新規な施設である場合には、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報、関連施設の属性情報および関連施設の広告情報がナビDB中に検索データとして新規に登録されることになる。
【0043】
また、立ち寄り施設が、ナビDB中に現在登録されている内容から属性(例えば、サービス内容や名称)のみが変わったものである場合には、変化があった属性情報のみが、ナビDB中に現在登録されている立ち寄り施設の属性情報に変わって新たに登録されることになる。
【0044】
同様に、関連施設が、ナビDB中に現在登録されている内容から属性のみが変わったものである場合には、変化があった属性情報のみが、ナビDB中に現在登録されている関連施設の属性情報に変わって新たに登録されることになる。
【0045】
さらに、立ち寄り施設が、ナビDB中に現在登録されている内容から狭域通信への対応状況のみが変わったものである場合には、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報のみが、ナビDB中に新たに登録されることになる。
【0046】
同様に、関連施設が、ナビDB中に現在登録されている内容から狭域通信への対応状況のみが変わったものである場合には、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報のみが、ナビDB中に新たに登録されることになる。
【0047】
なお、関連施設は、立ち寄り施設を店舗とした場合には、立ち寄り施設と同系列の店舗(例えば、同じ企業が経営する店舗)であってもよい。
【0048】
ナビゲーションメインユニット2は、自車位置計算部15を有しており、この自車位置計算部15の入力側には、GPSレシーバ6および自律航法センサ7がそれぞれ接続されている。
【0049】
GPSレシーバ6は、GPS衛星から受信した軌道および時刻を含む情報を自車位置計算部15に出力するようになっている。自車位置計算部15は、GPSレシーバ6から出力された情報に基づいて、自車位置(絶対位置)を計算するようになっている(電波航法)。
【0050】
自律航法センサ7は、自車の角速度や車速等を検出し、検出結果を自車位置計算部15に出力するようになっている。自車位置計算部15は、自律航法センサ7から出力された検出結果に基づいて、自車位置(相対位置)を計算するようになっている(自律航法)。
【0051】
自車位置計算部15は、算出した自車位置が、地図データにおける道路上にない場合には、地図データにおける該当する道路上の位置に自車位置を補正するマップマッチング処理を行うようになっている。
【0052】
自車位置計算部15および入力操作部5には、データ読出制御部16が接続されており、このデータ読出制御部16には、前述したデータ読出/書込装置3が接続されている。
【0053】
データ読出制御部16には、自車位置計算部15の計算結果が入力されるようになっている。そして、データ読出制御部16は、データ読出/書込装置3に対して、自車位置計算部15によって算出された自車位置およびその周辺の地図データの読み出し要求を出力するようになっている。
【0054】
また、データ読出制御部16は、データ読出/書込装置3に対して、入力操作部5の操作によって指定された地点およびその周辺の地図データの読み出し要求を出力するようになっている。
【0055】
そして、データ読出/書込装置3は、データ読出制御部16の読み出し要求に応じた地図データを、記憶装置12から読み取るようになっている。
【0056】
ナビゲーションメインユニット2は、データ読出/書込装置3に接続されたバッファ18を有しており、このバッファ18には、データ読出/書込装置3によって読み取られた地図データ等が入力されて一時的に保存されるようになっている。
【0057】
バッファ18には、地図描画部19が接続されており、この地図描画部19には、バッファ18に保存された地図データが入力されるようになっている。
【0058】
そして、地図描画部19は、バッファ18から入力された地図データに基づいて、自車位置およびその周辺の地図の画像や、入力操作部5の操作によってユーザが指定した地点およびその周辺の地図の画像を表示するための地図描画データを生成するようになっている。
【0059】
地図描画部19とディスプレイ8との間には、表示処理部20が接続されており、この表示処理部20には、地図描画部19によって生成された地図描画データが入力されるようになっている。
【0060】
そして、表示処理部20は、地図描画部19から入力された地図描画データに基づいて、地図の画像をディスプレイ8の表示画面上に表示するようになっている。
【0061】
また、本実施形態において、バッファ18と表示処理部20との間には、ランドマーク描画部22が接続されている。
【0062】
ここで、データ読出制御部16は、ユーザが、入力操作部5を用いて施設のランドマークを表示するための入力操作(例えば、「ランドマーク表示」の操作ボタンの選択等)を行うと、この入力操作に対応する検索データの読み出し要求をデータ読出/書込装置3に出力するようになっている。
【0063】
データ読出/書込装置3は、データ読出制御部16の読み出し要求に応じた検索データを、記憶装置12から読み出すようになっている。
【0064】
データ読出/書込装置3によって記憶装置12から読み出された検索データは、バッファ18を経た後にランドマーク描画部22に入力されるようになっている。
【0065】
ランドマーク描画部22は、入力された検索データに基づいて、施設のランドマークを表示するためのランドマーク描画データを生成するようになっている。
【0066】
このとき、ランドマーク描画部22は、検索データに、立ち寄り施設の狭域通信への対応状況を示す情報および立ち寄り施設の属性情報が含まれている場合には、立ち寄り施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する内容のランドマーク描画データを生成するようになっている。
【0067】
また、ランドマーク描画部22は、検索データに、関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および関連施設の属性情報が含まれている場合には、関連施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する内容のランドマーク描画データを生成するようになっている。
【0068】
これらの立ち寄り施設または関連施設についてのランドマーク描画データは、例えば、ランドマーク本体(ロゴの部分)の近傍に、「DSRC」の文字を付記するものであってもよい。
【0069】
ランドマーク描画部22によって生成されたランドマーク描画データは、表示処理部20に入力されるようになっている。
【0070】
そして、表示処理部20は、入力されたランドマーク描画データに基づいて、施設のランドマークを、ディスプレイ8の表示画面に表示された地図上に重ね合わせて表示するようになっている。
【0071】
これにより、本実施形態においては、主としてランドマーク描画部22、表示処理部20およびディスプレイ8が表示手段として機能することによって、立ち寄り施設および関連施設のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することが可能となる。
【0072】
本実施形態において、ナビゲーションメインユニット2は、施設検索部23を有しており、この施設検索部23の入力側には、入力操作部5およびバッファ18が、出力側には、データ読出制御部16が、それぞれ接続されている。
【0073】
施設検索部23は、ユーザが、入力操作部5を用いて施設を検索するための入力操作(例えば、「周辺施設検索」の操作ボタンの選択等)を行うと、データ読出制御部16を介してデータ読出/書込装置3に記録装置12内の検索データを読み出させるようになっている。
【0074】
そして、施設検索部23は、データ読出/書込装置3によって読み出された検索データを、バッファ18を介して取得し、取得された検索データの中から、ユーザの入力操作に応じた施設を検索するようになっている。
【0075】
さらに、施設検索部23と表示処理部20との間には、施設一覧/広告描画部24が接続されており、この施設一覧/広告描画部24には、施設検索部23の検索結果が入力されるようになっている。
【0076】
施設一覧/広告描画部24は、施設検索部23から入力された検索結果に基づいて、検索された施設の一覧情報を表示するための一覧描画データを生成するようになっている。
【0077】
このとき、施設一覧/広告描画部24は、検索結果に、更新処理部14によって情報が更新された施設、すなわち、狭域通信への対応状況を示す情報が付加された立ち寄り施設または関連施設が含まれている場合には、これらの立ち寄り施設または関連施設の情報を、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する内容の検索結果描画データを生成するようになっている。この場合の一覧描画データは、例えば、立ち寄り施設または関連施設の名称の後に、「DSRC対応」の語が付記された文字を表示するものであってもよい。
【0078】
施設一覧/広告描画部24によって生成された一覧描画データは、表示処理部20に入力されるようになっている。
【0079】
そして、表示処理部20は、入力された一覧描画データに基づいて、施設の一覧情報をディスプレイ8の表示画面上に表示するようになっている。
【0080】
これにより、本実施形態においては、主として施設一覧/広告描画部24、表示処理部20およびディスプレイ8が表示手段として機能することによって、立ち寄り施設または関連施設を含む施設の一覧情報を、立ち寄り施設または関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示することが可能となる。
【0081】
さらに、施設一覧/広告描画部24は、施設検索部23から入力された検索結果に基づいて、検索された施設の広告情報を表示するための広告情報描画データを生成するようになっている。
【0082】
施設一覧/広告描画部24によって生成された広告情報描画データは、表示処理部20に入力され、この表示処理部20によってディスプレイ8の表示画面上に表示されるようになっている。
【0083】
これにより、本実施形態においては、主として施設一覧/広告描画部24、表示処理部20およびディスプレイ8が表示手段として機能することによって、立ち寄り施設または関連施設についての広告情報を表示することが可能となる。
【0084】
自車位置計算部15と表示処理部20との間には、自車位置描画部26が接続されており、この自車位置描画部26には、自車位置計算部15によって算出された自車位置の情報が入力されるようになっている。
【0085】
自車位置描画部26は、自車位置計算部15から入力された自車位置の情報に基づいて、自車位置のマークを表示するための自車位置描画データを生成するようになっている。
【0086】
自車位置描画部26によって生成された自車位置描画データは、表示処理部20に入力されるようになっている。
【0087】
そして、表示処理部20は、入力された自車位置描画データに基づいて、自車位置のマークを、ディスプレイ8の表示画面に表示された地図上に重ねて表示するようになっている。
【0088】
入力操作部5、自車位置計算部15およびバッファ18の出力側であって、データ読出制御部16の入力側には、経路計算部27が接続されている。
【0089】
経路計算部27は、自車位置計算部15によって算出された自車位置から、入力操作部5の入力操作によって設定された目的地までの推奨経路を算出するための経路計算を行うようになっている。
【0090】
経路計算部27は、経路計算の際に、データ読出制御部16を介してデータ読出/書込装置3にナビDBにおける経路計算データ(道路ネットワークデータ等)を読み出させ、この読み出させた経路計算データを経路計算に利用するようになっている。
【0091】
経路計算部27およびバッファ18の出力側であって、表示処理部20の入力側には、案内画像描画部28が接続されている。
【0092】
案内画像描画部28は、経路計算部27によって算出された推奨経路に基づいて、推奨経路の画像や交差点拡大画像等の案内画像を表示するための案内画像描画データを生成するようになっている。
【0093】
案内画像描画データの生成には、必要に応じてバッファ18に格納された地図データが利用されるようになっている。
【0094】
経路計算部27の出力側には、音声案内部29が接続されており、この音声案内部29の出力側には、前述したスピーカ9が接続されている。
【0095】
音声案内部29は、経路計算部27によって算出された推奨経路に基づいて、交差点右左折案内等の音声案内を行うための案内音声データを生成し、生成した案内音声データをスピーカ9に対して出力するようになっている。
【0096】
スピーカ9は、音声案内部29によって生成された音声データを音声出力するようになっている。
【0097】
次に、本実施形態の作用について、具体例を示しつつ説明する。
【0098】
まず、図2に示すように、車載用ナビゲーション装置1を搭載した自車31を運転して、立ち寄り施設としてのA石油(社名)が経営する○○店(○○は地名)のガソリンスタンド32に立ち寄って給油を行う。
【0099】
このとき、ガソリンスタンド32に設置されたDSRC路上機33を介してサービスや決済を受ける場合に、ガソリンスタンド32がDSRC路上機33によって提供している情報が、自車31のDSRCレシーバ10によって受信され、次いで、更新処理部14によって狭域通信取得情報として取得される。
【0100】
この狭域通信取得情報には、A石油○○店のガソリンスタンド32についての
狭域通信への対応状況を示す情報および属性情報が含まれている。
【0101】
また、狭域通信取得情報には、A石油○○店のガソリンスタンド32以外のA石油が経営するガソリンスタンド(関連施設)についての狭域通信への対応状況を示す情報および属性情報が含まれている。
【0102】
次いで、更新処理部14は、データ読出/書込装置3を介して記憶装置12から、ナビDBにおける前述した比較用データを読み出し、この比較用データと、狭域通信取得情報とを比較する。
【0103】
この比較の結果、狭域通信取得情報中に比較用データにない新たな情報が含まれている場合には、データ読出/書込装置3を介してその新たなデータを記憶装置12に書き込むことによって、ナビDBを更新する。
【0104】
次いで、ガソリンスタンド32内において、ユーザが、入力操作部5を用いて現在の自車位置およびその近傍の地図(拡大地図)をランドマークとともに表示するための入力操作を行うと、データ読出/書込装置3が、データ読出制御部16からの読み出し要求にともなって、記憶装置12から自車位置およびその近傍の地図データおよび検索データを読み出す。
【0105】
データ読出/書込装置3によって読み出された地図データは、バッファ18を経た後に、地図描画部19に入力される。
【0106】
また、データ読出/書込装置3によって読み出された検索データは、バッファ18を経た後にランドマーク描画部22に入力される。
【0107】
さらに、このとき、自車位置描画部26には、自車位置計算部15によって算出された自車位置の情報が入力される。なお、自車位置は、前述のように、GPSレシーバ6からの入力情報に基づく電波航法や、自律航法センサ7からの検出結果に基づく自律航法によって算出されたものである。
【0108】
次いで、地図描画部19は、入力された地図データに基づいて、自車位置およびその近傍の拡大地図を表示するための地図描画データを生成し、生成された地図描画データを表示処理部20に入力する。
【0109】
また、このとき、ランドマーク描画部22は、入力された検索データに基づいて、自車位置にあるA石油○○店のランドマークを表示するためのランドマーク描画データを生成するが、このときの検索データには、更新処理部14による更新によって、A石油○○店の狭域通信への対応状況の情報が含まれている。
【0110】
これにより、ランドマーク描画部22は、A石油○○店のランドマークを、狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示するためのランドマーク描画データを生成する。そして、ランドマーク描画部22は、生成されたランドマーク描画データを表示処理部20に入力する。
【0111】
さらに、このとき、自車位置描画部26は、入力された自車位置の情報に基づいて、自車位置のマークを表示するための自車位置描画データを生成し、生成された自車位置描画データを表示処理部20に入力する。
【0112】
次いで、表示処理部20は、入力された地図描画データ、ランドマーク描画データおよび自車位置描画データを合成してディスプレイ8に出力する。
【0113】
これにより、図3に示すように、ディスプレイ8の表示画面8a上には、A石油○○店のガソリンスタンド32を示すランドマーク34が、自車位置およびその近傍の地図35ならびに自車位置のマーク36とともに表示される。
【0114】
このとき、ランドマーク34には、「DSRC」の文字が付記されているため、ユーザは、このランドマーク34のガソリンスタンド(A石油○○店のガソリンスタンド32)が狭域通信に対応していることを容易に判別することができる。
【0115】
次に、ユーザが、入力操作部5を用いて図3の地図よりも広域の地図をランドマークとともに表示するための操作を行うと、図3の地図の場合よりも広域な範囲の地図データおよび検索データが記憶装置12から読み出されて地図の表示に用いられる。
【0116】
そして、この場合には、図4に示すように、ディスプレイ8の表示画面8a上に、A石油○○店のガソリンスタンド32を示すランドマーク34に加えて、A石油△△(△△は地名)店のガソリンスタンドを示すランドマーク39、A石油□□(□□は地名)店のガソリンスタンドを示すランドマーク40およびA石油××(××は地名)店のガソリンスタンドを示すランドマーク41が、自車位置およびその周辺の地図38ならびに自車位置のマーク36とともに表示される。
【0117】
このとき、A石油○○店のガソリンスタンド32を示すランドマーク34に加えて、A石油□□店のガソリンスタンドを示すランドマーク40およびA石油××店のガソリンスタンドを示すランドマーク41には、「DSRC」の文字が付記されている。このため、ユーザは、「DSRC」の文字が付記されたランドマーク32,40,41のガソリンスタンド(A石油○○店、□□店、××店のガソリンスタンド)が狭域通信に対応していることを容易に判別することができる。
【0118】
一方、A石油△△店のガソリンスタンドを示すランドマーク39には、「DSRC」の文字は付記されていないため、ユーザは、このランドマーク39のガソリンスタンド(A石油△△店のガソリンスタンド)が狭域通信に対応していないことを容易に判別することができる。
【0119】
次に、ユーザが、入力操作部5を用いてガソリンスタンドを対象とした周辺施設検索のための入力操作を行うと、施設検索部23が、データ読出/書込装置3によって記憶装置12から読み出された検索データを取得し、取得された検索データの中から、ユーザの入力操作に応じた施設を検索する。
【0120】
これにより、A石油○○店のガソリンスタンド32、A石油△△店のガソリンスタンド、A石油□□店のガソリンスタンドおよびA石油××店のガソリンスタンドの4つのガソリンスタンドが検索結果として取得される。
【0121】
施設検索部23は、検索結果を施設一覧/広告描画部24に入力する。
【0122】
施設一覧/広告描画部24は、入力された検索結果に基づいて、検索された4つのガソリンスタンドの一覧を文字表示するための一覧描画データと、各ガソリンスタンドの広告情報を表示するための広告情報描画データとを生成する。
【0123】
このとき、検索結果には、更新処理部14による更新によって、前記4つのガソリンスタンドの狭域通信への対応状況を示す情報が含まれているため、施設一覧/広告描画部24は、各ガソリンスタンドの一覧情報を、各ガソリンスタンドの狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示するための一覧描画データを生成する。
【0124】
そして、施設一覧/広告描画部24は、生成された一覧描画データおよび広告情報描画データを、表示処理部20に入力する。
【0125】
次いで、表示処理部20は、入力された一覧描画データをディスプレイ8に出力する。
【0126】
これにより、図5に示すように、ディスプレイ8の表示画面8a上には、4つのガソリンスタンドの一覧情報43が表示される。
【0127】
このとき、4つのガソリンスタンドのうちのA石油○○店のガソリンスタンド、A石油□□店のガソリンスタンドおよびA石油××店のガソリンスタンドについては、各ガソリンスタンドの名称を示す文字の後に、「DSRC対応」の文字が付記されている。
【0128】
一方、A石油△△店のガソリンスタンドについては、名称を示す文字のみが表示されている。
【0129】
これにより、ユーザは、A石油○○店のガソリンスタンド、A石油□□店のガソリンスタンドおよびA石油××店のガソリンスタンドが狭域通信に対応しており、A石油△△店のガソリンスタンドが狭域通信に対応していないことを容易に判別することができる。
【0130】
さらに、図6に示すように、ディスプレイ8の表示画面8a上には、ガソリンスタンドの石油の価格を示す広告情報45が表示される。この広告情報45の表示は、一覧情報43の表示と同時に行うようにしてもよい。あるいは、一覧情報43における各ガソリンスタンドの文字を、入力操作部5の操作によってユーザが選択可能な状態として表示し、一覧情報43において選択されたガソリンスタンドのみの広告情報45を後から表示(例えば、プルダウン表示)するようにしてもよい。
【0131】
以上述べたように、本実施形態によれば、狭域通信取得情報に基づいて、ナビDBを更新することができる結果、ユーザが、新たな施設の追加や施設の属性の変化を反映したサービスを迅速に受けることができ、利便性を向上させることができる。
【0132】
また、施設が店舗の場合には、狭域通信を介してユーザに便利な情報を提供することで、顧客吸引力を向上させることができる。
【0133】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態を示すブロック図
【図2】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、車載用ナビゲーション装置を搭載した自車と立ち寄り施設との狭域通信の状態を例示する図
【図3】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、立ち寄り施設のランドマークの表示状態の一例を示す図
【図4】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、立ち寄り施設および関連施設のランドマークの表示状態の一例を示す図
【図5】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、施設の一覧情報の表示状態の一例を示す図
【図6】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、施設の広告情報の表示状態の一例を示す図
【符号の説明】
【0135】
1 車載用ナビゲーション装置
8 ディスプレイ
14 更新処理部
20 表示処理部
22 ランドマーク描画部
24 施設一覧/広告描画部
34,39,40,41 ランドマーク
43 一覧情報
45 広告情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーションのデータベースを備えた車載用ナビゲーション装置であって、
自車が立ち寄った施設との狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて、前記ナビゲーションのデータベースを更新するデータベース更新手段を備えたこと
を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記狭域通信によって取得された施設の情報に、前記自車が立ち寄った施設の狭域通信への対応状況を示す情報および前記自車が立ち寄った施設の属性情報が含まれており、
当該狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて前記データベース更新手段によって更新された前記ナビゲーションのデータベースを用いて、前記自車が立ち寄った施設のランドマークを、前記自車が立ち寄った施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記狭域通信によって取得された施設の情報に、前記自車が立ち寄った施設に関連する施設である関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および前記関連施設の属性情報が含まれており、
当該狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて前記データベース更新手段によって更新された前記ナビゲーションのデータベースを用いて、前記関連施設のランドマークを、前記関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記狭域通信によって取得された施設の情報に、前記自車が立ち寄った施設の狭域通信への対応状況を示す情報および前記自車が立ち寄った施設の属性情報が含まれており、
当該狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて前記データベース更新手段によって更新された前記ナビゲーションのデータベースを用いて、前記自車が立ち寄った施設を含む施設の一覧情報を、前記自車が立ち寄った施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項5】
前記狭域通信によって取得された施設の情報に、前記自車が立ち寄った施設に関連する施設である関連施設の狭域通信への対応状況を示す情報および前記関連施設の属性情報が含まれており、
当該狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて前記データベース更新手段によって更新された前記ナビゲーションのデータベースを用いて、前記関連施設を含む施設の一覧情報を、前記関連施設の狭域通信への対応状況を判別可能な状態として表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記狭域通信によって取得された施設の情報に、前記自車が立ち寄った施設の広告情報が含まれており、
当該狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて前記データベース更新手段によって更新された前記ナビゲーションのデータベースを用いて、前記自車が立ち寄った施設の広告情報を表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項7】
前記狭域通信によって取得された施設の情報に、前記自車が立ち寄った施設に関連する施設である関連施設の広告情報が含まれており、
当該狭域通信によって取得された施設の情報に基づいて前記データベース更新手段によって更新された前記ナビゲーションのデータベースを用いて、前記関連施設の広告情報を表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−225473(P2007−225473A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−48033(P2006−48033)
【出願日】平成18年2月24日(2006.2.24)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】