説明

車載用表示装置

【課題】運転中のドライバーが気を散らすことを抑制しながら安全にして確実な情報伝達の実現を図る。
【解決手段】画像を車両のフロントガラス51に反射させ、この画像を虚像としてドライバーに視認されるように表示する中央表示領域51aと左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRを有するヘッドアップディスプレイ32に表示する情報としては、中央表示領域51aには少ない情報を、左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRには中央表示領域51aの表示情報を補完する情報を仕分けして表示するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、ドライバーの前方に表示領域を持つ車載用表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヘッドアップディスプレイでは、運転状況に応じてヘッドアップディスプレイの中心視領域と周辺視領域に表示すべき提示情報を選択する提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−199992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、ドライバーに対する情報の認知性向上のために、ヘッドアップディスプレイの中心視領域に配置する情報は、「直ちにドライバーに伝えるべき情報」として定義され、「直ちに伝えるべき情報」とはあいまいさが排除されて、より明確な存在感を持つ情報となることが予想される。
【0005】
しかしながら、中心視領域は走行中定常的に視認されるため、存在感の強い情報によっては却って注意が散漫になる、いわゆる「ドライバーディストラクション」を誘発してしまう恐れがある。
【0006】
この実施形態では、運転中のドライバーが気を散らすことを抑制しながら重要な情報を、安全に確実に捉えることのできる車載用表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、画像を車両のフロントガラスに反射させ、該画像が虚像としてドライバーに視認されるように表示する、少なくとも中央表示領域と周辺表示領域とを有する表示手段と、前記表示手段に表示させるべき情報を収集する情報収集手段と、を備え、前記表示させるべき情報については、情報量が少ない第1の情報と当該第1の情報を補完する情報量が前記第1の情報よりも多い第2の情報を生成して、前記中央表示領域に前記第1の情報を表示し、前記周辺表示領域に前記第2の情報を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】車載用表示装置に関する第1の実施形態について説明するための概念的な回路構成図である。
【図2】情報表示システムを構成する各部の車両内での配置例を示す説明図である。
【図3】運転席から見た表示例について説明するための説明図である。
【図4】ヘッドアップディスプレイの構成例を示す模式図である。
【図5】ヘッドアップディスプレイ表示の制御例について説明するための説明図である。
【図6】車載用表示装置に関する第2の実施形態について説明するための運転席から見た表示例について説明するための説明図である。
【図7】ヘッドアップディスプレイ表示の他の制御例について説明するための説明図である。
【図8】ヘッドアップディスプレイの他の構成例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、車載用表示装置に関する第1の実施形態について説明するための概念的な回路構成図であり、図2は、車載用表示装置の各部の車両内での配置例を示す図である。また、図3は運転席から見た車両の車内の様子を示す正面図、図4はヘッドアップディスプレイの構成例を示す模式図である。
【0011】
図1および図2に示すように、この実施形態における車両用情報表示システムは、情報入力部100と、情報出力部300と、操作部41と、外部記憶部42と、これらを制御する制御ユニット200とを備える。
【0012】
操作部41は、タッチパネル等の各種ポインティングデバイスやキーボード等からなり、制御ユニット200に対する各種指令や、設定情報を変更する際のデータ入力に用いられる。外部記憶部42は、DVD(Digital Versatile Disc)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等の装置からなるものであり、この外部記憶部42には、ナビゲーション処理等に使用される地図データや、後述のヘッドアップディスプレイ(HUD)32の表示制御に使用される表示設定データが記憶されている。
【0013】
情報入力部100は、位置情報11、車速センサー12といった各部を備えて構成されている。
【0014】
位置情報11は、GPS(Global Positioning System)から自車位置情報を決定するための信号を人工衛星から取得したものである。車速センサー12は、車両500の速度を検出するものである。
【0015】
制御ユニット200は、入力ポート21、車両500のCPU(Central Processing Unit)22、出力ポート23、ROM・RAM(Random Access Memory)等からなるメモリ24等を備えたマイコンなどで構成されている。
【0016】
メモリ24には、CPU22が実行する各種プログラムやプログラムの実行時に必要となる各種データが記憶されている。
【0017】
CPU22は、情報入力部100から入力ポート21を介して収集された情報を、メモリ24に蓄える情報収集処理を実行することのほかに、この情報収集処理で収集された情報に基づいて情報出力部300を制御することにより、ナビゲーション処理、ヘッドアップディスプレイ32の表示制御処理等の各種の運転支援機能を実現するための処理を実行する。
【0018】
情報出力部300は、主としてマルチディスプレイ31、ヘッドアップディスプレイ32、メータディスプレイ33等で構成されている。
【0019】
マルチディスプレイ31は、液晶ディスプレイ(LCD)等からなるものであり、ヘッドアップディスプレイ32は、各種情報をフロントガラス51に表示するためのものである。また、メータディスプレイ33は、スピードメータやタコメータ、燃料メータ、油圧メータ等からなるものである。
【0020】
これら各ディスプレイ31〜33は、制御ユニット200で生成された画像情報や音声情報に基づき画像を出力するためのものであり、車両500の位置を示す自車位置情報、走行する道路の状況を示す道路情報、車両周辺の状況を示す周辺情報等と併せて車両500に関する各種情報を提示するように構成されている。なお、マルチディスプレイ31の表示領域31a、ヘッドアップディスプレイ32の表示領域32a、メータディスプレイ33の表示領域33aそれぞれの配置および外観例は、図2に示すとおりである。
【0021】
このうち、ヘッドアップディスプレイ32は、図2、図3に示すように、フロンドガラス51を表示領域とし、その表示領域32aは、左端表示領域32aL、右端表示領域32aRに分けられる。
【0022】
フロンドガラス51の中央表示領域51aは、運転中に主として中心視界で視認させる領域である。つまり、直進路走行時に、ドライバーが前方の走行路から視線を逸らすことなく表示内容を読取可能な領域である。その他の左端表示領域32aL、右端表示領域32aRは、運転中に主として周辺視界で視認させる周辺表示領域であり、速度にもよるが、表示の有無は認識できるが、前方の走行路から視線を逸らすことなく表示内容を読み取ることが困難な領域である。なお、左端表示領域32aL、右端表示領域32aRは、右折時や左折時、道路標識や看板などを見る場合など、必要に応じて一時的に中心視界で見られる場合もある。
【0023】
ここで図3は、ヘッドアップディスプレイ32の構成例を示すもので、視差による遠近表示を行うヘッドアップディスプレイの構成を示す模式図である。
【0024】
ヘッドアップディスプレイ32は、フロンドガラス51、ミラー52a,52b、映像投射器53、集光レンズ54を備える。なお、映像投射器53は、右目用の映像投射器53aと左目用の映像投射器53bとからなる。
【0025】
そして、制御ユニット200は、HUD表示処理を行う場合に、視差を持つ二つの表示データを生成し、左目用の表示データを映像投射器53aに、右目用の表示データを映像投射器53bに供給する。これにより、映像投射器53aからは左目用画像が投射され、映像投射器53bからは右目用画像が投射される。
【0026】
ケーブル等からなる映像データ信号線55a,55bを介して制御ユニット200から映像信号を受信した映像投射器53a,53bは、この映像信号を光に変換してそれぞれからミラー52a,52bに入射し、その集光レンズ54は、入射された両画像を、フロンドガラス51で反射させ、表示画像としてドライバーDの左右それぞれの目に集光する。
【0027】
このようにして、表示データを生成する際に、結像位置における左目用画像と右目用画像との間隔を適宜制御することにより、ドライバーDに、視差による遠近感を持つ画像を視認させることができる。
【0028】
ここで、情報収集処理の具体例としては次のように行われる。すなわち、位置情報11から自車位置情報を、車速センサー12から車速を、外部記憶部42から地図データやヘッドアップディスプレイ32の表示制御に使用される表示設定データを、それぞれ収集してメモリ24に記憶する。
【0029】
次に、運転支援機能を実現する処理の一つであるナビゲーションは、次のように行われる。すなわち、ナビゲーション処理は、上記の情報収集処理にて収集された情報のうち、車速や現在位置近傍の地図データを読み出して、自車両を意味するマーク等とともに、マルチディスプレイ31に表示し、経路情報が設定された場合には、交差点などの予め設定された案内ポイントに車両が接近すると、その案内ポイントに関する情報をマルチディスプレイ31によって提示する機能を少なくとも備えた周知のものである。案内ポイントに関する情報の提示は、音声による併用でも構わない。
【0030】
次に図5のフローチャートも参照しながら、第1の実施形態の動作について説明する。この実施形態は、中央表示領域51aには情報量が少ない情報を表示し、左端表示領域32aL、右端表示領域32aRには、中央表示領域51aの表示を補完する情報を表示するようにしたものである。
【0031】
すなわち、ステップS1において、情報入力部100の位置情報11から自車位置情報を、車速センサー12から車速を、外部記憶部42から地図データやヘッドアップディスプレイ32の表示制御に使用される表示設定データを、それぞれ収集してメモリ24に記憶する。ステップS2では、ステップS1での情報収集が完了したかを判断し、完了してない場合は、ステップS1に戻って情報収集を行い、完了であれば次のステップS3に進む。
【0032】
ステップS3では、メモリ24に記憶された表示設定データから、中央表示領域51aに表示する情報か左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに表示する情報かを仕分けする。中央表示領域51aに表示する情報としては、例えば文字または記号とし、左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに表示する情報としては、例えば中央表示領域51aの表示情報の画像または動画像とする。図3の中央表示領域51aに表示した情報例としては、パーキングの標識が表示されている。
【0033】
この他に、中央表示領域51aに表示する情報としては、縮小画像またはサムネイルが、左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに表示する情報としては、中央表示領域51aに表示された縮小画像を拡大した画像またはサムネイルの動画像などが考えられる。
【0034】
ステップS3において中央表示領域51aに表示する情報であった場合は、次のステップS4で中央表示領域の画像生成処理を行い、ステップS5でヘッドアップディスプレイ32の中央表示領域51aに例えば文字または記号を表示する。
【0035】
ステップS3において左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに表示する情報であった場合は、次のステップS6で左右表示領域の画像生成処理を行い、ステップS7でヘッドアップディスプレイ32の左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに中央表示領域51aに文字または記号に関連した画像または動画像を表示する。
【0036】
このように中央に表示する情報は必要最小限とし、周辺にはそれを補完する情報を表示することにより、ドライバーへの鬱陶しさを解消することができる。また、中央に表示する情報量を下げることで、情報伝達の的確さを向上させることが可能となる。
【0037】
なお、車速によりドライバーの前方部の認識領域(角度)が変わることが知られていることを利用し、高速時のフロンドガラスの左右表示情報は、表示する意味が薄れたものとなるが、左右表示情報が認識し易くなる低速の場合は、表示領域を広げるようにすることができる。これにより、速度が速い場合には、ドライバーに対するより有益な支援を実現することが可能となる。メモリ24には文字または記号に対応する音声データも記憶しておくことにより、視覚的に方向指示のほかに音声による方向指示も行うことができる。
【0038】
ここで、この実施形態において、ヘッドアップディスプレイ32が表示手段、情報収集処理が情報収集手段に相当する。
【0039】
(第2の実施形態)
図6は、車載用表示装置に関する第2の実施形態について説明するための運転席から見た表示例について説明するための説明図、図7はヘッドアップディスプレイ表示の他の制御例について説明するための説明図である。
【0040】
この実施形態は、新たな情報が出現した場合には、刺激のレベル(輝度、コントラストなど)が中央よりも周辺のほうを高く表示あるいは最初に周辺に表示し、その後中央に刺激のレベルを下げて表示するようにしたものである。ここでは刺激レベルとして輝度の上げ下げを例にして説明する。
【0041】
図7のステップS1において、情報入力部100の位置情報11あるいは外部記憶部42から新たな表示情報があるかを判断する。新たな情報の出現があった場合は、ステップS2において情報収集が終了したかを判断する。完了してない場合は、ステップS2に戻って情報収集を行い、完了であれば次のステップS3に進む。
【0042】
ステップS3では、左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに表示する画像を生成し、次のステップS4では、左右の表示領域画像の輝度レベルを上げる。そして、輝度レベルを上げた時間が設定時間経過したかを判断する(S5)。設定時間が経過したと判断した場合はステップS6において、左右の表示領域画像の輝度レベルを下げた画像で表示する。
【0043】
ステップS7では、新たな情報の中央表示領域の画像生成処理を行い、次のステップS8では、中央表示領域51aに表示される表示画像の輝度レベルを上げる。そして、輝度レベルを上げた時間が設定時間経過したかを判断する(S9)。設定時間が経過したと判断した場合はステップS10において、中央の表示領域画像の輝度レベルを下げた画像で表示する。
【0044】
なお、図6で中央表示領域51aに表示される画像例としては、右折の標識を挙げている。左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRには、「次の信号を右です」の画像が表示される。左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRに表示される「次の信号を右です」が表示されると、初め輝度レベルを上げた状態で表示され、設定時間後には、「次の信号を右です」の輝度レベルを下げ、その後に中央表示領域51aに表示される右折の標識の輝度レベルを設定時間まで上げるようにしている。
【0045】
この実施形態では、周辺の表示領域と中央表示領域との刺激のレベルを変化させたことにより、走行時に重要な情報をドライバーがストレスを感じることなく、重要な情報を適時確認し易く与えることで有益な支援の実現が可能となる。
【0046】
上記した実施形態に限定されるものではない。視差による遠近表示を行うヘッドアップディスプレイ32の代わりに、図8に示すヘッドアップディスプレイ321の構成であっても構わない。すなわち、図8に示すヘッドアップディスプレイ321は、映像投射器53、スクリーン56、フロンドガラス51、フレネルミラー57を備える。ここで、フレネルミラー57は、スクリーン56から画像を拡大し、ドライバーDの目に視認させるためのものである。
【0047】
このように構成されたヘッドアップディスプレイ321は、次にとおりに動作する。まず、ケーブル等からなる映像データ信号線55を介して制御ユニット200から映像信号を受信した映像投射器53は、この映像信号を光に変換してスクリーン56へ投射する。すると、スクリーン56は、映像投射器53から投射された光を、フレネルミラー57へ向けて反射させ、さらにフレネルミラー57は、フロンドガラス51へ向けてその光を反射する。フロンドガラス51は、フレネルミラー57で反射された光を、ドライバーDの視点方向へ反射させて、ドライバーDから視認可能な虚像を形成する。フロンドガラス51は、車両500の前方からフロンドガラス51自身を透過して車室内へ入ってくる光に重ねて、この虚像を提示する。
【0048】
そして映像投射器53に供給される映像信号を制御ユニット200で制御することにより、フロンドガラス51に必要に応じてドライバーDが確認し易い位置に情報を表示させることができる。
【0049】
図8に示すヘッドアップディスプレイ321と図4ヘッドアップディスプレイ32は、映像投射器53の取り付け位置が異なる構成であることから、車両構造に応じて使い分けできる。このため車両構造に対するこの車載用表示装置の実施形態の適用範囲を広げることができる。
【0050】
また、ヘッドアップディスプレイ32(321)の中央領域の表示する画像は、必ずしも中央表示領域51aと左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRとに表示内容を異ならせる必要はない。ヘッドアップディスプレイ32の中央領域周辺に表示された画像を移動させたものであってもよいし、ヘッドアップディスプレイ32の中央領域周辺に表示された画像を拡大させ、ヘッドアップディスプレイ32の中央領域に移動させたものであってもよい。
【0051】
中央表示領域51aの周辺の表示領域としては、左端表示領域32aLおよび右端表示領域32aRのうちいずれか一方でもよい。また、運転に支障がない範囲でフロンドガラス51の上下端の少なくとも一方に表示領域を設けても構わない。
【0052】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0053】
100 情報入力部
11 位置情報
12 車速センサー
200 制御ユニット
21 入力ポート
22 CPU
23 出力ポート
24 メモリ
300 情報出力部
32,321 ヘッドアップディスプレイ
32aL 左端表示領域
32aR 右端表示領域
41 操作部
42 外部記憶部
51 フロンドガラス
51a 中央表示領域
51aL 中央左表示部
51aR 中央右表示部
53 映像投射器
61 右折記号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を車両のフロントガラスに反射させ、該画像が虚像としてドライバーに視認されるように表示する、少なくとも中央表示領域と周辺表示領域とを有する表示手段と、
前記表示手段に表示させるべき情報を収集する情報収集手段と、を備え
前記表示させるべき情報については、情報量が少ない第1の情報と当該第1の情報を補完する情報量が前記第1の情報よりも多い第2の情報を生成して、前記中央表示領域に前記第1の情報を表示し、前記周辺表示領域に前記第2の情報を表示する、車載用表示装置。
【請求項2】
前記第1の情報は、当該情報を代表する文字または記号であり、前記第2の情報は、当該情報の画像または動画像である、請求項1記載の車載用表示装置。
【請求項3】
前記第1の情報は、当該情報の縮小画像またはサムネイルであり、前記第2の情報は、当該情報の拡大画像または動画像である、請求項1記載の車載用表示装置。
【請求項4】
前記表示手段の中央領域周辺に表示された画像のコントラストを、前記車両の速度が予め設定された速度よりも早いときは不鮮明とし、遅いときは鮮明とした、請求項1〜3のいずれかに記載の車載用表示装置。
【請求項5】
前記表示手段の中央領域の表示する画像は、前記表示手段の中央領域周辺に表示された画像を移動させたものである、請求項1〜3のいずれかに記載の車載用表示装置。
【請求項6】
前記表示手段の中央領域の表示する画像は、前記表示手段の中央領域周辺に表示された画像を拡大させ、前記表示手段の中央領域に移動させたものである、請求項1〜3のいずれかに記載の車載用表示装置。
【請求項7】
前記第1の情報がドライバーに与える刺激量を、前記第2の情報が前記ドライバーに与える刺激量よりも少なく設定する、請求項1〜6のいずれかに記載の車載用表示装置。
【請求項8】
前記刺激量として、前記第1の情報および前記第2の情報を表示する際に、輝度差、コントラスト差、色差および動きのうちの少なくとも1つを付加するものである、請求項7記載の車載用表示装置。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−112269(P2013−112269A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−262184(P2011−262184)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(504113008)東芝アルパイン・オートモティブテクノロジー株式会社 (110)
【Fターム(参考)】