説明

車載用電子機器のブラケット及び車載用電子機器

【課題】太陽光エネルギーを利用することができると共に、車載用電子機器を大型化せずに持ち運びを容易にする車載用電子機器のブラケット及び車載用電子機器を提供する。
【解決手段】車載用電子機器のブラケット10は、車両のダッシュボード上に固定される固定部1と、太陽光エネルギーを電気に変換する太陽電池2を備えたソーラーパネル部3と、車載用電子機器を着脱自在に連結する連結部4とを備えている。そして、ソーラーパネル部3で発電された電気が連結部4を介して車載用電子機器に供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置、マイクロ波検出器、ドライブレコーダーなどの車載用電子機器を車両のダッシュボード上に固定するための車載用電子機器のブラケットと、この車載用電子機器のブラケットと接続する車載用電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車載用電子機器を車両のダッシュボード上に固定するためのブラケットに関する発明は知られている(特許文献1)。この特許文献1に記載された発明は、車載用ナビゲーション装置等の車載用電子機器と連結するためのブラケットであって、電子機器本体に信号を取り込むアンテナが一体的に形成されているものである。
【0003】
上記特許文献1に記載の発明は、アンテナがブラケット側に取り付けてあることから、電子機器本体をブラケットから取り外して車外で利用することを意図するものではなかった。また、車両のダッシュボード上は太陽光を容易に取り込むことができ、この太陽光エネルギーを電気に変換して電子機器本体に供給する構成を開示するものでもなかった。
【0004】
一方、特許文献2に記載の車載用電子機器に関する発明は、外部電源に接続するための電源供給コードを着脱可能とするコネクタを有すると共に、太陽電池と、その太陽電池で発電された電気を蓄電する蓄電池とを有するものである。
【0005】
上記特許文献2に記載の発明は、車載用電子機器を車両のダッシュボード上に固定することによって、太陽電池による発電が行われ、発電された電気を車載用電子機器の駆動に利用することができるものであった。また、車載用電子機器をダッシュボードから取り外して、別の車両のダッシュボード上に固定する利用態様も可能にするものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−337618号公報
【特許文献2】特開2009−166551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2の発明では、車載用電子機器に、太陽電池パネルと、蓄電池とを内蔵しているものであるため、大型化せざるを得なかった。また、ダッシュボード上への固定に、両面テープを使用する場合には、取り外しによって粘着力が低下することから、新たな両面テープに貼りかえる必要があり、ダッシュボード上の見栄えを損なう可能性があった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、太陽光エネルギーを利用することができると共に、車載用電子機器を大型化せずに持ち運びを容易にする車載用電子機器のブラケット及び車載用電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記従来の課題を解決する為に、本発明に係る車載用電子機器のブラケットは、(1)車両のダッシュボード上に固定される固定部と、太陽光エネルギーを電気に変換する太陽電池を備えたソーラーパネル部と、車載用電子機器を着脱自在に連結する連結部と、を備え、前記ソーラーパネル部で発電された電気が前記連結部を介して前記車載用電子機器に供給されることを特徴としている。したがって、ソーラーパネル部で発電された電気によって、車載用電子機器を駆動させることができ、車載用電子機器側にソーラーパネル部が無いことから、車載用電子機器が大型化しない。
【0010】
また、連結部を介して車載用電子機器のブラケットから車載用電子機器に電気を供給することができるので、別途配線を行う必要が無く、車載用電子機器の着脱作業も容易となる。尚、車載用電子機器のブラケットに、シガーソケットの外部電源に接続可能な構成を付加してもよく、この場合には、長時間、安定的に車載用電子機器側に電気を供給することができる。
【0011】
また、連結部によって、車載用電子機器と、車載用電子機器のブラケットとが着脱自在に連結されていることから、別の車載用電子機器との交換が容易に行えると共に、ナビゲーション装置等であれば、車両を駐車して、街中を歩行する時に携帯すると便利であり、車外での使用も容易に行うことができる。尚、後述する(6)で示す構成のように、車外で使用する場合には、車載用電子機器側に蓄電池を付加し、この蓄電池にソーラーパネル部で発電された電気を蓄電する構成としてもよい。
【0012】
(2)前記ソーラーパネル部で発電された電気を蓄電するバッテリー部を備え、前記バッテリー部で蓄電された電気が前記連結部を介して前記車載用電子機器に供給されることを特徴としている。したがって、天気がくもりや雨により、ソーラーパネル部で太陽光発電が行われない場合には、予めバッテリー部に蓄電されている電気を連結部を介して車載用電子機器に供給することができる。
【0013】
(3)複数の車載用電子機器と連結可能なように前記連結部を複数備えたことを特徴としている。したがって、複数の連結部に、ナビゲーション装置、マイクロ波検出器、ドライブレコーダーなどの機能の異なる車載用電子機器を連結することができると共に、この複数の車載用電子機器に、連結部を介してソーラーパネル部で発電された電気を供給することができる。
【0014】
(4)前記固定部と前記連結部とがボールジョイントを介して結合されていることを特徴としている。したがって、車載用電子機器が表示画面を備えている場合には、この表示画面を見やすい方向に、車載用電子機器を回転させることができ、車載用電子機器がアンテナを内蔵している場合には、感度がよくなる方向に、車載用電子機器を回転させることができる。
【0015】
(5)別のソーラーパネルと前記ソーラーパネル部が電気的に結合される端子部を備えていることを特徴としている。したがって、車載用電子機器のブラケットに複数のソーラーパネルからの電気を集めることができ、増大した電力を前記連結部を介して車載用電子機器側へ供給することができる。
【0016】
また、(6)本発明に係る車載用電子機器は、(1)〜(5)のいずれかの車載用電子機器のブラケットと接続する車載用電子機器であって、車載用電子機器側に蓄電池を備え、前記車載用電子機器は、前記蓄電池から前記車載用電子機器内の電子回路へ電気が供給可能な構成であり、前記連結部を介して供給された電気を前記蓄電池に充電する充電部を備えること特徴としている。したがって、車載用電子機器のブラケット側に備えられたソーラーパネル部で発電された電気を、連結部を介して、車載用電子機器側の蓄電池に充電することができるので、車載用電子機器をブラケットから取り外した後も、蓄電池によって起動させることができ、車外での使用時に蓄電池に蓄えられた電気を使用することができる。また、車外での使用によって蓄電池に蓄えられている電気が減少した場合には、再度ブラケットに接続することによって、ソーラーパネル部で発電された電気を蓄電池に充電することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る車載用電子機器のブラケットは、車載用電子機器を大型化すること無く、ソーラーパネル部で発電された電気によって、車載用電子機器を駆動させることができる。また、車載用電子機器の着脱作業を容易に行うことができることから、機能の異なる複数の車載用電子機器を利用することができる。また、天気がくもりや雨により、ソーラーパネル部で太陽光発電が行われない場合でも、バッテリー部に蓄電されている電気を車載用電子機器に供給することができる。
【0018】
また、本発明に係る車載用電子機器のブラケットは、複数の連結部に、機能の異なる車載用電子機器を連結することができる。さらに、ボールジョイントによって、車載用電子機器を回転させることができる。また、車載用電子機器のブラケットに複数のソーラーパネルからの電気を集めることができる。
【0019】
また、本発明に係る車載用電子機器は、ブラケットから取り外した後も、蓄電池によって起動させることができ、車外での使用時に蓄電池に蓄えられた電気を使用することができる。また、車外での使用によって蓄電池に蓄えられている電気が減少した場合には、再度ブラケットに接続することによって、ソーラーパネル部で発電された電気を蓄電池に充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】(a)本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第1実施形態を示す斜視図である。(b)同正面図である。(c)同左側面図である。
【図2】本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】(a)本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第1実施形態を示す平面図である。(b)同A−A断面図である。
【図4】(a)本発明に係る車載用電子機器をブラケットに接続した状態を示す斜視図である。(b)同右側面図である。
【図5】本発明に係る車載用電子機器の背面図である。
【図6】本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第3実施形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1(a)は、本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第1実施形態を示す斜視図であり、図1(b)は、同正面図であり、図1(c)は、同左側面図である。図1に示すように、車載用電子機器のブラケット10は、車両のダッシュボード上に固定される固定部1と、太陽光エネルギーを電気に変換する太陽電池2を備えたソーラーパネル部3と、車載用電子機器を着脱自在に連結する連結部4とを備えている。そして、ソーラーパネル部3で発電された電気が連結部4を介して車載用電子機器に供給される。
【0022】
図2は、本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第1実施形態を示す分解斜視図である。図2に示すように、ソーラーパネル部3は、太陽電池2と、アッパーケース5と、プリント基板6とで構成されており、アッパーケース5の開口部7に太陽電池2が嵌め込まれ、この太陽電池2の下方にバッテリー部8を構成するリチウムイオン電池9が配置される。このバッテリー部8は、ソーラーパネル部3で発電された電気を蓄電すると共に、蓄電された電気を連結部4を介して車載用電子機器に供給するものである。したがって、天気がくもりや雨により、ソーラーパネル部3で太陽光発電が行われない場合には、予めバッテリー部8に蓄電されている電気を連結部4を介して車載用電子機器に供給することができる。
【0023】
また、固定部1は、ボトムケース20で構成されており、このボトムケース20には、上述したリチウムイオン電池9を収容するバッテリー収容部21が形成されている。また、ボトムケース20には、ジョイントラバー収容部22が形成されており、ボールジョイント23の一部を内包したジョイントラバー24がジョイントラバー収容部22に収容される。
【0024】
ボールジョイント23は、球面で形成されている可動部23aと、ホルダー25の背面部25aに、ネジ26で固定される固定部23bとが形成されている。また、ジョイントラバー24は、ボールジョイント23の可動部23aと摺接する軸受部24aと、開口部24bとが形成されており、この開口部24bからボールジョイント23の可動部23aの一部が突出している。したがって、上述した固定部1と連結部4とは、ボールジョイント23を介して結合されている。
【0025】
連結部4は、ホルダー25と、コネクタプリント基板27と、カバー28とで構成されており、ホルダー25は、上述したボールジョイント23の固定部23bを固定する背面部25aと、コネクタプリント基板27を収容する基板収容部25bと、車載用電子機器側に形成されている受け部に係合する係合片25c,25cとから形成されている。
【0026】
コネクタプリント基板27は、車載用電子機器側に形成されている受け部と電気的に接続する端子片27aが形成されており、この端子片27aは、配線によって前述したプリント基板6に接続している。また、カバー28がネジ26でホルダー25に固定されることによって、コネクタプリント基板27はホルダー25内に収容されると共に、端子片27aは、カバー28に形成された開口部28aから突出して、車載用電子機器側に形成されている端子受け部と電気的に接続する。
【0027】
尚、車載用電子機器のブラケットが、バッテリー部8を備えていない構成も本発明に含まれる。この場合には、ソーラーパネル部3で発電された電気は、連結部4を介して直接車載用電子機器に供給される。
【0028】
図3(a)は、本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第1実施形態を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A断面図である。図3に示すように、太陽電池2とプリント基板6とは、配線29aによって電気的に接続されている。また、プリント基板6とリチウムイオン電池9とは、配線29bによって電気的に接続されている。さらにプリント基板6と、端子片27aとは、配線29cによって電気的に接続されている。尚、配線29cは、ボールジョイント23の可動部23aと固定部23bとを貫通するように形成された空洞部23cの内部に配設されている。
【0029】
図4(a)は、本発明に係る車載用電子機器を車載用電子機器のブラケットに接続した状態を示す斜視図であり、図4(b)は、同右側面図である。また、図5は、本発明に係る車載用電子機器の背面図である。図4及び図5に示すように、車載用電子機器50は、車載用電子機器のブラケット10の連結部4に着脱自在に連結されている。また、車載用電子機器50は、充電部37を有し、この充電部37に備えられた蓄電池38から車載用電子機器内の電子回路へ電気が供給される。そして、ソーラーパネル部3で発電された電気は、連結部4を介して蓄電池38に供給され、蓄電池38は充電される。
【0030】
また、図5に示すように、車載用電子機器50の背面には、車載用電子機器のブラケット10の連結部4と着脱自在に連結する受け部39が形成されている。この受け部39には、溝部41,41と、端子受け部42とを有しており、溝部41には、挿入溝41aと、係止溝41bとが形成されている。そして、端子受け部42は、図2で説明した車載用電子機器のブラケット10の連結部4に形成されている端子片27aと結合して電気的に接続される。
【0031】
また、図2で説明した車載用電子機器のブラケット10の連結部4に形成されている係合片25c,25cを、溝部41,41の挿入溝41a,41aに挿入した後、車載用電子機器50を下方へ押すことによって、係合片25c,25cが係止溝41b,41bの位置に移動して固定される。また、これとは逆の動作を行うことによって、車載用電子機器50を車載用電子機器のブラケット10から取り外すことができる。
【0032】
車載用電子機器50は、上述した構成を有しているので、車載用電子機器のブラケット10の連結部4から車載用電子機器50を取り外した後も蓄電池38に充電されている電気によって起動させることができる。また、車載用電子機器50がナビゲーション装置等であれば、車両を駐車して、街中を歩行する時に携帯し、表示画面51を見ながら目的の場所へと歩くのに便利であり、車外での使用も容易に行うことができる。
【0033】
また、車載用電子機器50を車載用電子機器のブラケット10に装着している状態では、固定部1と連結部4とがボールジョイント23を介して結合されているので、車載用電子機器50が表示画面51を備えている場合には、この表示画面51を見やすい方向に、車載用電子機器50を回転させることができ、車載用電子機器50がアンテナを内蔵している場合には、感度がよくなる方向に、車載用電子機器50を回転させることができる。
【0034】
第1実施形態は上記の構成を備えているので、ソーラーパネル部3で発電された電気によって、車載用電子機器を駆動させることができ、車載用電子機器側にソーラーパネル部3が無いことから、車載用電子機器が大型化しない。また、連結部4を介して車載用電子機器のブラケット10から車載用電子機器に電気を供給することができるので、別途配線を行う必要が無く、車載用電子機器の着脱作業も容易となる。尚、車載用電子機器のブラケット10に、シガーソケットの外部電源に接続可能な構成を付加してもよく、この場合には、長時間、安定的に車載用電子機器側に電気を供給することができる。また、連結部4によって、車載用電子機器と、車載用電子機器のブラケット10とが着脱自在に連結されていることから、別の車載用電子機器との交換が容易に行える。
【0035】
図6は、本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第2実施形態を示す斜視図である。図6に示すように、第2実施形態の車載用電子機器のブラケット30は、車載用電子機器を着脱自在に連結する連結部4を3個備えている。この連結部4,4,4は、各々、上述した第1実施形態と同様にボールジョイント23,23,23を介して固定部31と結合している。その他の構成は、第1実施形態と同様なので説明は省略する。第2実施形態は上記の構成を備えているので、複数の連結部4,4,4に、ナビゲーション装置、マイクロ波検出器、ドライブレコーダーなどの機能の異なる車載用電子機器を連結することができると共に、この複数の車載用電子機器に、連結部4を介してソーラーパネル部3で発電された電気を供給することができる。
【0036】
図7は、本発明に係る車載用電子機器のブラケットの第3実施形態を示す斜視図である。図7に示すように、第3実施形態の車載用電子機器のブラケット40は、太陽電池2と、アッパーケース5と、プリント基板6とで構成されたソーラーパネル部3の両側にケース32と太陽電池2とで構成されたソーラーパネル33,33を備えており、ソーラーパネル33,33の一側面には端子部34,35が形成されていて、この端子部34,35が配線36によってソーラーパネル部3のプリント基板6と電気的に結合している。その他の構成は、第1実施形態と同様なので説明は省略する。第3実施形態は上記の構成を備えているので、車載用電子機器のブラケット40に複数のソーラーパネル33,33からの電気を集めることができ、増大した電力を連結部4を介して車載用電子機器側へ供給することができる。
【0037】
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な実施形態をとることができ、これも本発明に含まれることは言うまでもない。例えば、第2実施形態では、連結部4を3個備えているが、これに限定されるものではなく、2個以上の複数個の連結部4を備えている構成は本発明に含まれる。また、第3実施形態では、ソーラーパネル部3とは別のソーラーパネル33を2個備えているが、これに限定されるものではなく、1個以上の別のソーラーパネル33を備えている構成は本発明に含まれる。さらに、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせた構成も本発明に含まれる。即ち、ソーラーパネル部3とは別のソーラーパネル33を1個以上備え、連結部4を複数個備えた構成の車載用電子機器のブラケットも本発明に含まれるものであり、このように構成することによって、車載用電子機器に供給される電気を増大させることができると共に、車内で複数の車載用電子機器を同時に使用することができる。
【符号の説明】
【0038】
1,31 固定部
2 太陽電池
3 ソーラーパネル部
4 連結部
5 アッパーケース
6 プリント基板
7 開口部
8 バッテリー部
9 リチウムイオン電池
10,30,40 車載用電子機器のブラケット
20 ボトムケース
21 バッテリー収容部
22 ジョイントラバー収容部
23 ボールジョイント
23a 可動部
23b 固定部
24 ジョイントラバー
24a 軸受部
24b 開口部
25 ホルダー
25a 背面部
25b 基板収容部
25c 係合片
26 ネジ
27 コネクタプリント基板
28 カバー
29a,29b,29c,36 配線
32 ケース
33 ソーラーパネル
34,35 端子部
37 充電部
38 蓄電池
50 車載用電子機器
51 表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のダッシュボード上に固定される固定部と、太陽光エネルギーを電気に変換する太陽電池を備えたソーラーパネル部と、車載用電子機器を着脱自在に連結する連結部と、を備え、前記ソーラーパネル部で発電された電気が前記連結部を介して前記車載用電子機器に供給されることを特徴とする車載用電子機器のブラケット。
【請求項2】
前記ソーラーパネル部で発電された電気を蓄電するバッテリー部を備え、前記バッテリー部で蓄電された電気が前記連結部を介して前記車載用電子機器に供給されることを特徴とする請求項1に記載の車載用電子機器のブラケット。
【請求項3】
複数の車載用電子機器と連結可能なように前記連結部を複数備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載用電子機器のブラケット。
【請求項4】
前記固定部と前記連結部とがボールジョイントを介して結合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載用電子機器のブラケット。
【請求項5】
別のソーラーパネルと前記ソーラーパネル部が電気的に結合される端子部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載用電子機器のブラケット。
【請求項6】
車載用電子機器側に蓄電池を備え、前記車載用電子機器は、前記蓄電池から前記車載用電子機器内の電子回路へ電気が供給可能な構成であり、前記連結部を介して供給された電気を前記蓄電池に充電する充電部を備えること特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車載用電子機器のブラケットと接続する車載用電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−66744(P2012−66744A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−214484(P2010−214484)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(391001848)株式会社ユピテル (238)
【Fターム(参考)】