説明

車載用電子機器

【課題】メニュー画面等の操作画面が表示され、現在地マークが表示されていない場合であっても、車両が現在走行している地域を把握することが可能な車載用電子機器を提供する。
【解決手段】現在地を検出する現在地検出装置19と、出発地から目的地に至る経路を探索する経路探索部11aと、経路に従って経路案内を行う経路案内部11bと、現在地に基づいて地図画像を作成する地図画面作成部11cと、現在地を表す現在地画像を作成する現在地画像作成部11dと、現在地画像を含み、所定の操作を受け付けるための操作画像を作成する操作画面作成部11eと、地図画像と操作画像とを選択的に表示する液晶モニタ17と、を備えるナビゲーション装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在位置を示す現在地マークを地図上に表示させるようにしたナビゲーション装置において、現在位置の行政区画の特徴を表現したキャラクタで現在地マークを表示させるものが存在する(特許文献1)。このようなナビゲーション装置によれば、車両が行政区画を越境したことが判定されると、現在地マークが新たな行政区画に応じたキャラクタに変更されるので、現在地マークのキャラクタによって現在位置の行政区画を理解することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−39771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているナビゲーション装置には、画面上に現在地マークが表示されていない場合に、車両が現在走行している地域を把握することができないという問題が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、現在地を検出する現在地検出手段と、現在地に基づいて地図画像を作成する地図画像作成手段と、現在地に固有の標識を含む現在地画像を作成する現在地画像作成手段と、所定の操作を受け付けるための操作画像を作成する操作画像作成手段と、地図画像の表示と、現在地画像および操作画像の表示と、を選択的に行う表示手段と、を備えることを特徴とする車載用電子機器である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、メニュー画面等の操作画面が表示され、現在地マークが表示されていない場合であっても、車両が現在走行している地域を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】第1の実施形態におけるナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】地図画面作成部11cが作成した地図画面の例を示す図である。
【図3】操作画面作成部11eが作成した操作画面の例を示す図である。
【図4】制御回路11が実行する処理のフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係るナビゲーション装置の地図画面の例を示す図である。
【図6】第1の実施形態の変形例における操作画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。車載用のナビゲーション装置1は、各部の制御を行う制御回路11を備える。制御回路11には、HDD12、DRAM13、ROM14、ディスクドライブ15、液晶モニタ17、入力装置18、および現在地検出装置19がそれぞれ接続されている。ディスクドライブ15には、地図データが記憶されたDVD−ROM16が装填されている。
【0009】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路から構成される。制御回路11は、DRAM13を作業エリアとしてROM14に格納された制御プログラムを実行し、各種の制御を行う。ディスクドライブ15は、DVD−ROM16から地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。リンク情報には、各リンクの旅行時間(以下、リンク旅行時間)の情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。地図データには更に、後述する現在地画像を作成するためのデータも含まれている。なお、DVD−ROM16以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどから地図データを読み出してもよい。
【0010】
液晶モニタ17は、制御回路11が出力する画像データに基づき、各種情報を画面表示として搭乗者に提示する。入力装置18は、コントロールパネル18a、タッチパネル18b等からなる。コントロールパネル18aは、搭乗者が各種コマンドを設定するための入力スイッチを有する。タッチパネル18bは、液晶モニタ17の表面に積層される透明のタッチスイッチである。液晶モニタ17に表示される画像はタッチパネル18bを通して表示される。液晶モニタ17の表示画面を押圧するとタッチパネル18bが押圧される。そして、地図上の押圧した位置に目的地が設定されたり、押圧された各種ボタンや表示メニューに定義された処理が実行されたりする。
【0011】
現在地検出装置19は車両の現在地を検出する装置である。現在地検出装置19は、振動ジャイロ19a、車速センサ19b、GPS(Global Positioning System)センサ19c等からなる。振動ジャイロ19aは車両の進行方向を検出する。車速センサ14bは車両の車速を検出する。GPSセンサ14cはGPS衛星からのGPS信号を検出する。制御回路11は、現在地検出装置19により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上に検出された現在地を表示する。
【0012】
制御回路11は、経路探索部11a、経路案内部11b、地図画面作成部11c、現在地画像作成部11d、操作画面作成部11e、および表示制御部11fを備える。これらの各機能部は、制御回路11がROM14に格納された制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。
【0013】
経路探索部11aは、現在地から搭乗者により設定された目的地までの最適な経路を探索する。目的地が搭乗者により設定されると、経路探索部11aはGPSセンサ19cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。たとえば、出発地から目的地までの間の旅行時間(リンク旅行時間の合計)が最小になるような経路を演算するアルゴリズムで経路演算が行われる。このような経路演算を以下、経路探索と呼ぶ。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、搭乗者は地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。
【0014】
経路案内部11bは、自車両の運転者が経路探索部11aにより探索された推奨経路に従って車両を走行させられるように、運転者に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0015】
地図画面作成部11cは、液晶モニタ17に表示するための地図画面の画像データを作成する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データから成る。これらのデータは、DVD−ROM16に記憶された地図データに基づいて、地図画面作成部11cが適宜生成する。
【0016】
現在地画像作成部11dは、GPSセンサ19cが検出した現在地に基づいて、現在地に固有の標識を含む画像データ(以下、現在地画像データという)を作成する。DVD−ROM16に記憶されている地図データには、行政区画ごとにその行政区画に固有の標識の画像データが関連付けられている。例えば、各都道府県に対してその都道府県に固有の標識の画像データが関連付けられている。現在地画像作成部11dは、まずDVD−ROM16に記憶された地図データに基づき、現在地の行政区画を特定する。その後、現在地の行政区画に固有の標識の画像データをDVD−ROM16から読み出す。そして、この固有の標識の画像のデータを含む現在地画像データを作成する。行政区画に固有の標識とは、例えば都道府県章や市町村旗、都道府県の形状を模したアイコン、都道府県の名産品をデフォルメしたアイコンなど、搭乗者が画像を視認することにより、現在地の行政区画を識別可能な標識である。
【0017】
操作画面作成部11eは、液晶モニタ17に表示するための操作画面の画像データを作成する。操作画面はユーザへ操作を促すための画面であり、例えばメニュー画面や設定画面などが操作画面に含まれる。操作画面作成部11eは、例えばコントロールパネル18aのボタンが押下されたことに応じて画面遷移が発生する際に、遷移先の画面に対応する操作画面を作成する。
【0018】
表示制御部11fは、液晶モニタ17の画面表示を制御する。表示制御部11fは、地図画面作成部11cが作成した地図画面の画像データと、操作画面作成部11eが作成した操作画面の画像データと、を選択的に液晶モニタ17へ表示する。表示制御部11fは、操作画面の画像データを表示する場合、現在地画像データを同時に表示する。すなわち、操作画面の画像データは常に現在地画像データと共に液晶モニタ17の画面へ表示される。
【0019】
図2は、地図画面作成部11cが作成した地図画面の例を示す図である。図2には、自車位置を表す現在地マーク21が、道路22上を走行している様子を示す地図画面20が示されている。地図画面20にはこれ以外に、例えばメニュー画面を呼び出すためのボタンや、現在地の行政区画を表す文字列などを表示してもよい。
【0020】
図3は、操作画面作成部11eが作成した操作画面の例を示す図である。図3には、操作画面の例として、目的地を特定するための目的地選択画面30が示されている。図2に示した地図画面20が表示されている時に入力装置18により所定の操作を行うと、液晶モニタ17の表示画面は目的地選択画面30に遷移する。目的地選択画面30には、目的地の特定方法を選択するメニュー31が表示されている。ユーザが例えば住所により目的を絞り込むメニュー項目31aを押下すれば、液晶モニタ17の表示画面は住所の入力画面に遷移する。同様にメニュー項目31b、31cなどを選択すれば、液晶モニタ17の表示画面はそれぞれ異なる画面に遷移する。
【0021】
表示制御部11fは、図3に示した目的地選択画面30のような操作画面を液晶モニタ17に表示するとき、図3に斜線で示した目的地選択画面30の背景領域33に、現在地画像作成部11dが作成した現在地画像データに基づく画像を同時に表示する。例えば所定の大きさの現在地画像を背景領域33に敷き詰めてもよいし、背景領域33の一部に現在地画像を配してもよい。
【0022】
図4は、制御回路11が実行する処理のフローチャートである。この処理は、制御回路11がROM14に格納された制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。まずステップS10では制御回路11が、不図示の電源スイッチがユーザにより操作されたことに応じて、ナビゲーション装置1全体を電源オン状態となる。ステップS20では、現在地検出装置19が最新の現在地を取得する。
【0023】
ステップS30では、制御回路11が、液晶モニタ17に地図画面が表示されているか否かを判定する。液晶モニタ17へ地図画面が表示されている場合には肯定判定がなされ、ステップS70へ進む。ステップS70では地図画面作成部11cが、ステップS30で取得した現在地と、DVD−ROM16に記憶されてた現在地とに基づいて、地図画面の画像データを作成する。ステップS80では、表示制御部11fが、ステップS70で作成した地図画面の画像データを液晶モニタ17へ表示する。他方、ステップS30において否定判定がなされた場合にはステップS40へ進む。
【0024】
ステップS40では、現在地画像作成部11dが、ステップS20で取得した現在地の行政区画に対応する標識の画像データをDVD−ROM16から読み出し、この画像データに基づいて現在地画像データを作成する。ステップS50では、操作画面作成部11eが、操作画面の画像データを作成する。ステップS60では、表示制御部11fが、ステップS40で作成された現在地画像データとステップS50で作成された操作画面の画像データとを液晶モニタ17へ同時に表示する。
【0025】
ステップS90では、制御回路11が、入力装置18により何らかの操作が行われたか否かを判定する。入力装置18による操作が行われていなかった場合には否定判定がなされ、ステップS20へ戻る。他方、入力装置18により何らかの操作が行われていた場合にはステップS100へ進む。ステップS100では、制御回路11が、入力装置18により行われた操作に応じた処理を実行する。例えば、目的地選択メニューを呼び出す操作が行われていた場合には、図3に示した目的地選択画面30への画面遷移処理を実行する。ステップS110では、不図示の電源スイッチがユーザの操作により電源オフとなっているか否かを判定する。電源スイッチが電源オフに設定された場合にはステップS110により肯定判定がなされ、制御回路11はナビゲーション装置1を電源オフ状態にし図4の処理を終了する。他方、ステップS110により否定判定がなされた場合にはステップS20へ戻る。
【0026】
上述した第1の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)表示制御部11fは液晶モニタ17へ、現在地画像作成部11dが作成した現在地画像データと、操作画面作成部11eにより作成された所定の操作を受け付けるための操作画面とを同時に表示する。これにより、目的地の選択操作を行う操作画面など、地図画面以外の画面が液晶モニタ17に表示されている場合であっても、自車両の現在地を容易に視認することができる。
【0027】
(2)目的地選択画面30が液晶モニタ17に表示されるとき、行政区画に固有の標識を含む現在地画像が同時に表示される。これにより、ユーザは特に目的地を選択する際に、現在地を容易に視認することができる。
【0028】
(3)目的地選択画面30などの操作画面において、行政区画に固有の標識を含む現在地画像は、背景領域33に表示される。これにより、現在地画像が操作画面における操作を妨げることがない。
【0029】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係るナビゲーション装置は、操作画面だけではなく、地図画面においても現在地画像の表示を行う。なお、図1に示す第1の実施の形態と同一の回路および装置には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0030】
図5は、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置の地図画面の例を示す図である。地図画面50には、第1の実施の形態の地図画面20(図2)と同様に、現在地マーク51と道路52が表示されている。これに加えて、地図画面50の周辺領域53には、目的地選択画面30(図3)などの操作画面と同様に、現在地画像作成部11dが作成した現在地画像が表示される。
【0031】
上述した第2の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、第1の実施の形態によるナビゲーション装置で得られる作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(1)液晶モニタ17には、地図画面作成部11cにより作成された、操作画面と同様に現在地画像を含む地図画面が表示される。これにより、地図画面と他の操作画面との間で画面の遷移を行った場合であっても、常に画面上の同一の場所から現在地を把握することができる。
【0032】
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
【0033】
(変形例1)
現在地画像を表示する領域は、背景領域に限定されない。例えばメニューやボタンなど、操作画面を構成する個々の要素の背景を現在地画像としてもよい。
【0034】
図6は、第1の実施形態の変形例における操作画面の例を示す図である。図6に示す操作画面60には、図3に示す操作画面と同様に、メニュー項目63a、63b、63cを含むメニュー61が表示されている。このとき、斜線で示したメニュー61の背景領域63には、現在地画像作成部11dにより作成された現在地画像データに基づく画像が、図3に示した背景領域33と同様に表示される。
【0035】
また、現在地画像は上述以外の表示形態を採ってもよい。例えば画面隅の余白の上に現在地画像が表示されるようにしてもよいし、現在地画像を半透明とし操作画面に重ねて表示してもよい。あるいは、ボタン等の表示部品が存在しない全ての領域へ、現在地画像をタイル状に並べて表示してもよい。
【0036】
(変形例2)
第2の実施の形態において、地図画面50の地図をスクロールさせ、地図画面50に表示されている地域が変化した場合に、画面上の現在地画像を、現在表示されている地域に応じて変化させてもよい。これにより、現在地から大きく離れた地域を地図上で確認する場合などにおいて、どの行政区画を表示しているかを容易に把握することが可能となる。
【0037】
(変形例3)
現在地画像作成部11dは、行政区画以外の基準により現在地画像データを作成してもよい。例えば、地図データのメッシュ毎にそのメッシュに固有の標識の画像データを関連付けておき、現在地が含まれるメッシュに関連付けられた画像データから現在地画像データを作成することが可能である。
【0038】
本発明は、上記実施の形態以外の車載用電子機器に対しても適用することが可能である。現在地検出装置と、地図画像作成部と、現在地画像作成部と、操作画面作成部と、表示装置とだけを備えた車載用電子機器に本発明を適用してもよい。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0039】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
11a 経路探索部
11b 経路案内部
11c 地図画面作成部
11d 現在地画像作成部
11e 操作画面作成部
11f 表示制御部
17 液晶モニタ
18 入力装置
19 現在地検出装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在地を検出する現在地検出手段と、
前記現在地に基づいて地図画像を作成する地図画像作成手段と、
前記現在地に固有の標識を含む現在地画像を作成する現在地画像作成手段と、
所定の操作を受け付けるための操作画像を作成する操作画像作成手段と、
前記地図画像の表示と、前記現在地画像および前記操作画像の表示と、を選択的に行う表示手段と、
を備えることを特徴とする車載用電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の車載用電子機器において、
地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
前記地図情報に含まれる所定領域を表す領域情報と、前記所定領域に対応する前記固有の標識を表す標識情報と、の組を複数記憶する標識情報記憶手段とを更に備え、
前記現在地画像作成手段は、前記現在地が含まれる前記所定領域に対応する前記標識情報に基づいて前記現在地画像を作成することを特徴とする車載用電子機器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車載用電子機器において、
出発地から目的地に至る経路を探索する経路探索手段と、
前記表示手段により前記操作画像が表示されているときに操作部材により行われた操作に基づいて、前記目的地を特定する目的地特定手段とを更に備え、
前記操作画像は、前記目的地を特定するための目的地選択画像であることを特徴とする車載用電子機器。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載用電子機器において、
前記表示手段は、前記操作画像の周囲と、前記操作画像上の所定領域と、前記操作画面全域と、のいずれか1箇所に前記現在地画像を表示することを特徴とする車載用電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−127943(P2011−127943A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−284796(P2009−284796)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】