説明

車載用電子機器

【課題】走行中におけるユーザの操作回数を低減させつつも、ユーザの所望する機能を動作させること。
【解決手段】階層化された複数のメニュー画面に含まれるメニュー画面を表示手段に表示し、表示した前記メニュー画面上に配列されたメニュー項目の選択を促す車載用電子機器において、前記メニュー項目には、少なくとも、対応付けられた下位の階層のメニュー画面を前記表示手段に表示するための階層項目と、前記車載用電子機器における機能を実行するための機能項目と、があり、前記車載用電子機器は、更に、車両が停車中か否かを判定する停車判定手段と、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面を表示できなくする階層制限手段と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて使用される車載用電子機器に関し、特に、走行中におけるユーザの操作回数を低減させつつも、ユーザの所望する機能を動作させることができる車載用電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
車両等に搭載されて使用されるカーナビゲーション装置は、GPS衛星からの信号を受信することによって車両の現在位置を特定し、特定した現在位置を地図上に表示してユーザに案内するものである。また、出発地や目的地を経路探索条件として入力し、この経路探索条件を満たすように経路探索を行うことによってその間の最適経路を特定し、最適経路を地図上に表示し、この経路に沿って経路案内を行っている。
【0003】
また、カーナビゲーション装置、音楽プレーヤー、DVDプレーヤー、アナログ放送やデジタル放送に対応したテレビジョン受信機など各種の電子機器が小型化され、携帯可能な装置として、あるいは車載用の装置として提供されている。特に車載用としては、上記の各種機能を複合して備えた電子機器も提供されている。
【0004】
このようなカーナビゲーション装置などの車載用電子機器は、階層化された複数のメニュー画面を保持し、メニュー画面上で操作を行うことで、次の階層(下位の階層)へ進み、下位の階層のメニュー画面に含まれる機能が対応付けられた項目を選択することにより、当該項目に対応付けられた機能を動作させることができる。
【0005】
なお、カーナビゲーション装置などの車載用電子機器は、運転中、すなわち、車両の走行中には、操作に一定の制限が設けられている場合が多い。これは、ユーザが操作のために表示画面を注視することにより、車両の前方確認が疎かになってしまうのを防ぐためである。
【0006】
しかしながら、走行中において、車載用電子機器の機能を制限してしまうと、ユーザの要求を満たすことができず、車載用電子機器の利便性が低下してしまうなどの課題があった。
【0007】
そこで、上記課題を解決するために、下記の特許文献1(特開2003−161632号公報)は、車両が走行中であると検出すると、連続して入力操作できる回数を所定回数とし、所定回数の入力操作が行われると、所定時間は全ての入力操作を無効とし、所定時間経過後、再度、所定回数の入力操作を有効とする車載用情報機器の入力装置を開示しており、これにより、走行中において入力操作に熱中してしまうことを防止している。
【0008】
また、下記の特許文献2(特開2003−29893号公報)は、使用される頻度の高いメニュー項目又は設定項目をショートカットとしてトップメニューに表示させることで、下位の階層にあるメニュー項目又は設定項目の入力操作を容易にし、使い勝手が向上した入力装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2003−161632号公報
【特許文献2】特開2003−29893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記特許文献1では、連続して入力操作できる回数を制限しているが、全体の操作回数は変わっていないので、ユーザが操作のために表示画面を注視する時間を分散しているに過ぎず、表示画面を注視する時間を低減させるという根本的な課題の解決には至っていない。
【0011】
また、比較的操作回数が少ない操作であっても、所定回数よりも操作回数が多い場合は、所定時間の間、操作を待たなければならず、早急に特定の機能を動作させたい場合などであっても、機能を動作させるまでに時間がかかってしまい車載用電子機器の利便性が低下してしまう。
【0012】
また、上記特許文献2では、ショートカットとしてトップメニューに項目を表示しているが、ショートカットとしてトップメニューに表示する項目の数には限りがあり、全ての項目をトップメニューに表示できないため、下位の階層にある項目を選択するためには、複数回の操作が必要となってしまう。
【0013】
そこで、本発明は、走行中におけるユーザの操作回数を低減させつつも、ユーザの所望する機能を動作させることができる車載用電子機器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために、本願請求項1にかかる発明は、階層化された複数のメニュー画面に含まれるメニュー画面を表示手段に表示し、表示した前記メニュー画面上に配列されたメニュー項目の選択を促す車載用電子機器において、前記メニュー項目には、少なくとも、対応付けられた下位の階層のメニュー画面を前記表示手段に表示するための階層項目と、前記車載用電子機器における機能を実行するための機能項目と、があり、前記車載用電子機器は、更に、車両が停車中か否かを判定する停車判定手段と、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面を表示できなくする階層制限手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
また、本願請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の車載用電子機器において、前記階層制限手段は、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が配列されていないメニュー画面に対応付けられた階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面を表示できなくすることを特徴とする。
【0016】
また、本願請求項3にかかる発明は、階層化された複数のメニュー画面に含まれるメニュー画面を表示手段に表示し、表示した前記メニュー画面上に配列されたメニュー項目の選択を促す車載用電子機器において、前記メニュー項目には、少なくとも、対応付けられた下位の階層のメニュー画面を前記表示手段に表示するための階層項目と、前記車載用電子機器における機能を実行するための機能項目と、があり、前記車載用電子機器は、更に、車両が停車中か否かを判定する停車判定手段と、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面に配列された前記機能項目が選択されたとみなすことを特徴とする。
【0017】
また、本願請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の車載用電子機器において、前記階層制限手段は、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が配列されていないメニュー画面に対応付けられた階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面に配列された前記機能項目が選択されたとみなすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本願請求項1にかかる発明によると、走行中に、階層項目が選択された場合、メニュー画面が表示されないため、それ以上の操作が行えず、走行中におけるユーザの操作回数を低減させることができる。また、機能項目が選択された場合では、車載用電子機器における機能が実行されるため、ユーザの所望する機能を動作させることができる。
【0019】
本願請求項2にかかる発明によると、走行中に、階層項目が配列されていないメニュー画面に対応付けられた階層項目が選択された場合、メニュー画面が表示されないため、それ以上の操作が行えず、走行中におけるユーザの操作回数を低減させることができる。また、機能項目が選択された場合では、車載用電子機器における機能が実行されるため、ユーザの所望する機能を動作させることができる。
【0020】
本願請求項3にかかる発明によると、走行中に、階層項目が選択された場合、階層項目に対応付けられたメニュー画面に配列された機能項目が選択されたとみなすため、走行中におけるユーザの操作回数を低減させつつも、ユーザの所望する機能を動作させることができる。
【0021】
本願請求項4にかかる発明によると、走行中に、階層項目が配列されていないメニュー画面に対応付けられた階層項目が選択された場合、階層項目に対応付けられたメニュー画面に配列された機能項目が選択されたとみなすため、走行中におけるユーザの操作回数を低減させつつも、ユーザの所望する機能を動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施例に係るナビゲーション装置10の内部ブロック図である。
【図2】本発明の実施例にかかるナビゲーション装置10の制御動作を示すフローチャートである。
【図3】階層化されたメニュー画面を説明するための概念図である。
【図4】表示手段106に表示されるメニュー画面の一例である。
【図5】表示手段106に表示されるメニュー画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本願発明を実施するための最良の形態を実施例と共に図1〜図5を参照して詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するためのナビゲーション装置を例示して説明するものであって、本発明をこのナビゲーション装置に特定することを意図するものではなく特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなくその他の車載用電子機器にも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0024】
最初に、図1を参照して本発明の実施例に係るナビゲーション装置10について説明する。なお、図1は、本発明の実施例に係るナビゲーション装置10の内部ブロック図である。
【0025】
ナビゲーション装置10は、制御手段100、現在位置検出手段101、地図記憶手段102、経路探索手段103、経路案内手段104、入力手段105、表示手段106、音声出力手段107、停車判定手段108、階層制限手段109、楽曲記憶手段110、楽曲再生手段111、メニュー画面記憶手段112、画面生成手段113を備えて構成される。
【0026】
制御手段100は、図示しないCPU、ROM、RAMを含むマイクロプロセッサから構成され、ROMに記憶されたプログラムをCPUにおいて実行することによりナビゲーション装置10の各部の動作を制御する。
【0027】
現在位置検出手段101は、地球上空を周回している複数のGPS衛星から、各GPS衛星の位置情報及び時刻情報を含むGPS信号を受信するGPS受信機などを含んで構成され、受信したGPS信号に基づき、ナビゲーション装置10の現在位置を検出する。また、現在位置検出手段101は、加速度センサ、ジャイロセンサ、車速センサなどの各種センサの出力を用いて現在位置を推測する自律航法機能を備えてもよく、自律航法機能を備えることによりトンネル内などのGPS信号が受信できない場合でも、現在位置を検出することが可能となる。
【0028】
地図記憶手段102は、道路の分岐地点等の結節点をノードとする道路ノードデータと、それぞれのノード間を結ぶ経路をリンクとした道路リンクデータと、地図画像と、を含む地図情報を記憶する。道路ノードデータには、道路ノード番号、位置座標、接続リンク本数、分岐地点名称等が含まれる他、分岐地点から所定距離だけ離れた案内地点において、右左折、直進等をメッセージや音声でガイダンスするためのガイダンスデータ及び案内地点の位置座標が記憶される。
【0029】
また、道路リンクデータには、始点及び終点となる道路ノード番号、道路種別、ノード間の距離情報であるリンク長(リンクコスト)、所要時間、車線数、車道幅などが含まれる。道路リンクデータには、さらに、リンク属性として橋、トンネル、踏切、料金所等のデータが付与される。道路種別とは、高架道路と高架下道路との別、高速道路や有料道路の別、国道や都道府県道等の別を含む情報である。
【0030】
また、地図情報には、駐車場やガソリンスタンドなどの施設毎の施設情報も記憶されている。施設情報には、○○支店などの施設の名称、位置座標、営業時間、ガソリンスタンドや駐車場などの施設の種別、ランドマークなどの施設の画像などが含まれている。また、施設の種別より細分化された施設の事業社(銘柄、ブランド)の情報も含まれる。以下の説明では、施設の種別として「コンビニ」及び「ガソリンスタンド」が、施設の事業者として「コンビニ<1>」及び「コンビニ<2>」が例示されている。
【0031】
経路探索手段103は、ユーザが入力手段105を用いて目的地を入力すると、地図記憶手段102に記憶されている地図情報を参照し、現在位置又はユーザによって指定された出発地から目的地に至る最適経路を探索するものである。
【0032】
最適経路の探索は、現在位置又は出発地に対応する道路ノードから目的地に対応する道路ノードまでに至るリンクとノードをダイクストラ法等の各種の手法によって探索し、リンク長(リンクコスト)や所要時間等を累積し、総リンク長(走行距離)又は総所要時間等が最短となる経路を最適経路とし、当該経路に属する道路ノードやリンクを最適経路データとして提供するものである。
【0033】
経路案内手段104は、経路探索手段103によって提供された最適経路データと、現在位置検出手段101によって検出された現在位置とを比較し、現在位置において必要とされるガイダンスを表示手段106に表示、或いは、音声出力手段107から音声出力する。
【0034】
入力手段105は、ユーザ等によって操作される各種キー、スイッチ、タッチパネル等から構成されるものであり、例えば、経路探索時に目的地や経由地等を入力するためや、ナビゲーション装置10における各種設定を行うために用いられる他、本願発明においては、後述する表示手段106に表示されたメニュー画面上に配列された各種メニュー項目のうち、所望のメニュー項目を選択するのに用いられる。
【0035】
表示手段106は、地図画像やメニュー画面を表示するためのものであり、液晶ディスプレイなどで構成される。なお、この表示手段106は、タッチセンサを備えることで入力手段105としても機能させることができ、この場合、表示手段106に表示されたメニュー画面上に配列された各種メニュー項目が夫々選択可能なアイコンとなっている。
【0036】
音声出力手段107は、ナビゲーション装置10における各種音声ガイダンスの報知を行う。
【0037】
停車判定手段108は、現在位置検出手段101に含まれる加速度センサ、ジャイロセンサ、車速センサなどの各種センサの出力を用いて車両が停車しているか否かを判定する。すなわち、加速度センサ、ジャイロセンサの出力が所定の値より小さい場合、又は、車速センサの出力が0の場合などに停車と判定する。また、その他にも、エンジンのON、OFFを検出し、エンジンOFFを検出すると、停車と判定してもよい。
【0038】
階層制限手段109は、停車判定手段108により停車していないと判定された場合、すなわち、走行中と判定された場合、階層化された複数のメニュー画面における階層を制限する処理を行なう。階層を制限する処理については後述する。
【0039】
楽曲記憶手段110は、楽曲を記憶するハードディスクドライブなどの記憶媒体で構成され、楽曲データなどを記憶する。この楽曲データは予め記憶されていてもよいし、図示しない通信手段などを介して取得することもできる。なお、楽曲データには、アルバム名やアーティスト名や楽曲の名称(タイトル)などの情報が含まれており、楽曲記憶手段110には、アルバム名別やアーティスト名別に楽曲データが分類されて記憶される。以下の説明では、アルバム名として「アルバム<1>」及び「アルバム<2>」が、楽曲の名称として、「トラック<1>」及び「トラック<2>」が例示されている。なお、アルバム名やアーティスト名や楽曲の名称は、入力手段105を介してユーザにより入力・編集されてもよい。
【0040】
楽曲再生手段111は、楽曲記憶手段110に記憶された楽曲データを再生し、音声出力手段107を介して音声出力する。
【0041】
メニュー画面記憶手段112には、階層化された複数のメニュー画面が記憶されており、画面生成手段113は、メニュー画面記憶手段112に記憶されたメニュー画面を読み出し、表示手段106に表示する。また、画面生成手段113は、楽曲記憶手段110に新たな楽曲データが記憶された場合、楽曲データに含まれる情報(楽曲の名称等)に基づいて、メニュー画面を書き換える。すなわち、楽曲データに含まれる楽曲の名称などに基づき、当該楽曲データに対応付けられたメニュー項目を含むようメニュー画面を生成し、メニュー画面記憶手段112に記憶させる。なお、楽曲データに限らず、他のデータについても新たに追加された場合もメニュー画面を生成する。
【0042】
ここで、メニュー画面には、1以上のメニュー項目が配列されており、例えば、図4に示すメニュー画面では、ナビゲーション装置10における各種設定を行う際にユーザにより選択されるメニュー項目403と、経路探索時の目的地設定の際にユーザにより選択されるメニュー項目404が配列されている。これらメニュー項目については、上述したとおり、表示手段106にタッチセンサが備えられている場合はメニュー画面上のメニュー項目が夫々選択アイコンとして機能するため、ユーザがメニュー画面上のアイコン(メニュー項目)に直接触れることで選択が可能なものとなっている。
【0043】
また、メニュー項目には、少なくとも、選択されることにより、選択されたメニュー項目に対応付けられた下位の階層のメニュー画面を表示手段106に表示させるためのメニュー項目と、選択されることにより、選択されたメニュー項目に対応したナビゲーション装置10における機能を実行させるためのメニュー項目と、があり、以下の説明では、選択されることにより、選択されたメニュー項目に対応付けられた下位の階層のメニュー画面を表示手段106に表示させるためのメニュー項目を「階層項目」とし、選択されることにより、選択されたメニュー項目に対応したナビゲーション装置10における機能を実行させるためのメニュー項目を「機能項目」として説明を行う。なお、ここで、ナビゲーション装置10における機能を実行させるための機能項目とは、詳細には、機能項目を選択することにより、例えば、楽曲再生手段111により楽曲データが再生される(オーディオ機能)、所望の地点が目的地として設定される(目的地設定)、経路探索手段103により最適経路が探索される(経路探索)などの機能が実行されるメニュー項目である。
【0044】
また、楽曲データの再生を行なうと共に楽曲データの再生、一時停止、早送り、巻き戻しなどの操作を行うメニュー画面を表示する場合、すなわち、1つのメニュー項目が、「階層項目」と「機能項目」の両方を兼ねている場合があるが、このようなメニュー項目は、本実施例では、「機能項目」として説明する。
【0045】
また、メニュー項目(階層項目)が選択されると、選択されたメニュー項目(階層項目)に対応付けられたメニュー画面が表示されるが、本実施例における、メニュー画面の表示とは、現在、表示している上位の階層のメニュー画面から当該対応付けられた下位の階層のメニュー画面への遷移であり、さらに、現在、表示している上位の階層のメニュー画面に重畳して、当該対応付けられた下位の階層のメニュー画面を表示する場合も含む。
【0046】
なお、図3における階層K1〜K5において、現在、表示しているメニュー画面が階層K2にある場合、下位の階層のメニュー画面とは、例えば、階層K3にあるメニュー画面であるが、下位の階層のメニュー画面は、これに限らず、例えば、階層が上位であっても、現在、表示しているメニュー画面に配列された階層項目に対応付けられたメニュー画面であって、現在、表示しているメニュー画面が対応付けられた階層項目が配列されていないメニュー画面であれば下位の階層のメニュー画面に含めてもよい。すなわち、現在、表示しているメニュー画面を表示する際に選択した階層項目が配列されたメニュー画面以外のメニュー画面を下位の階層のメニュー画面に含めてもよい。
【0047】
ここで、図3を用いて階層化されたメニュー画面について説明する。
【0048】
図3において、メニュー画面の階層は、最上位の階層K1から最下位の階層K5まで5段階に分かれている。
【0049】
なお、通常ナビゲーション装置10において、「AV」及び「メニュー」二つのメニュー項目については、装置本体にハードキーとして設けられているものであるが、本願発明においては、これら二つのメニュー項目についても表示手段106に表示されるメニュー画面から選択されるものとして説明を行う。
【0050】
最上位の階層K1には、「AV」及び「メニュー」の二つのメニュー項目(K1A、K2B)が配列されたメニュー画面(G1A)がある。なお、本実施例では、最上位のメニュー画面(G1A)には、画面生成手段113により、現在位置に基づいた地図情報が地図記憶手段102から読み出され、読み出した地図情報に基づき地図画像及び現在位置を示すマークが表示されており、この地図画像に重畳されて「AV」及び「メニュー」のメニュー項目(K1A、K1B)が配列されている。
【0051】
次に、階層K1の下位の階層K2には、「AV」のメニュー項目(K1A)に対応付けられたメニュー画面(G2A)及び「メニュー」のメニュー項目(K1B)に対応付けられたメニュー画面(G2B)があり、メニュー画面(G2A)には、「選曲」および「編集」の二つのメニュー項目(K2A、K2B)が配列され、メニュー画面(G2B)には、「各種設定」及び「目的地」の二つメニュー項目(K2C、K2D)が配列されている。なお、以下の説明では、説明の簡略化のため、「編集」のメニュー項目K2Bに対応付けられたメニュー画面(図示せず)など、いくつかの説明を省略するが、それぞれのメニュー項目を選択することで、当該メニュー項目対応付けられたメニュー画面の表示又はナビゲーション装置10における機能が実行される。
【0052】
階層K2の下位の階層K3には、「選曲」のメニュー項目(K2A)に対応付けられたメニュー画面(G3A)及び「各種設定」のメニュー項目(K2C)に対応付けられたメニュー画面(G3B)があり、さらに、「目的地」のメニュー項目(K2D)に対応付けられたメニュー画面(G3C)がある。そして、メニュー画面(G3A)には、「アルバム名」および「アーティスト名」の二つのメニュー項目(K3A、K3B)が配列され、メニュー画面(G3B)には、「ランドマーク表示設定」及び「音量設定」の二つメニュー項目(K3C、K3D)が配列され、さらに、メニュー画面(G3C)には、「施設」および「住所」の二つのメニュー項目(K3E、K3F)が配列されている。
【0053】
また、階層K4には、「アルバム名」のメニュー項目(K3A)に対応付けられたメニュー画面(G4A)及び「ランドマーク表示設定」のメニュー項目(K3C)に対応付けられたメニュー画面(G4B)があり、メニュー画面(G4A)には、「アルバム<1>」および「アルバム<2>」の二つのメニュー項目(K4A、K4B)が配列され、メニュー画面(G4B)には、「コンビニ」及び「ガソリンスタンド」の二つメニュー項目(K4C、K4D)が配列されている。
【0054】
さらに、階層K5には、「アルバム<1>」のメニュー項目(K4A)に対応付けられたメニュー画面(G5A)及び「コンビニ」のメニュー項目(K4C)に対応付けられたメニュー画面(G5B)があり、メニュー画面(G5A)には、「トラック<1>」および「トラック<2>」の二つのメニュー項目(K5A、K5B)が配列され、メニュー画面(G5B)には、「コンビニ<1>」及び「コンビニ<2>」の二つメニュー項目(K5C、K5D)が配列されている。
【0055】
なお、上述したとおり、メニュー項目には、「機能項目」と「階層項目」とがあり、図3における「機能項目」とは、メニュー項目K5A(トラック<1>)、メニュー項目K5B(トラック<2>)、メニュー項目K5C(コンビニ<1>)、及びメニュー項目K5D(コンビニ<2>)であり、「階層項目」は、階層K1からK4に含まれる各種メニュー項目である。
【0056】
ここで、図3を用いて、地図記憶手段102に記憶されたランドマークのうち、所望するコンビニの事業者(銘柄、ブランド)に該当するランドマークを表示する表示設定を行う場合について説明を行う。
【0057】
ユーザは、入力手段105を操作して、メニュー項目K1B(メニュー)を選択する。この選択は、各種キーやリモコンに、メニュー項目K1B(メニュー)に対応するボタン又はキーが設けられており、当該ボタン又はキーを押下することにより選択される。また、表示手段106にタッチセンサを備えている場合、表示手段106に表示されているメニュー項目K1B(メニュー)に対応したアイコンをユーザが触れることで選択が行なわれる。
【0058】
メニュー項目が選択されると、選択されたメニュー項目に応じた入力信号が発生し、当該入力信号に対応付けられた機能又はメニュー画面の表示が実行される。通常、選択されたメニュー項目が「階層項目」であれば、選択されたメニュー項目に対応付けられたメニュー画面が表示され、また、選択されたメニュー項目が「機能項目」であれば、選択されたメニュー項目に対応したナビゲーション装置10の機能が実行される。今回のケースで言えば、メニュー項目K1B(メニュー)が選択された場合、画面生成手段113により、最上位のメニュー画面(G1A)から、メニュー画面(G1A)の下位の階層にあたるメニュー画面(G2B)に遷移するよう表示が切替えられる。
【0059】
メニュー項目K1B(メニュー)が選択されたときに表示手段106に表示されるメニュー画面(G2B)の一例を図4に示す。図4に示すメニュー画面(G2B)は、1つ上位の階層、又は、操作・選択される前の状態へ戻る、戻るボタン401、メニュー項目K1B(メニュー)が選択されたことを示す、タイトル402、「各種設定」のメニュー項目403、「目的地」のメニュー項目404などで構成される。なお、図4のメニュー項目403は、図3の「各種設定」K2Cに対応しており、図4のメニュー項目404は、図3の「目的地」K2Dのメニュー項目に対応している。また、図3及び図4では、メニュー画面G2Bには、「各種設定」及び「目的地」のメニュー項目しかない例を示したが、この例に、限られることはなく、その他、複数のメニュー項目があってもよい。
【0060】
次に、図3において、ユーザによりメニュー項目K2C(各種設定)が選択されると、メニュー項目K3C(ランドマーク表示設定)、及びメニュー項目K3D(音量設定)が配列されたメニュー画面(G3B)が表示手段106に表示され、メニュー項目K3C(ランドマーク表示設定)が選択されると、同様に、メニュー項目K4C(コンビニ)、及びメニュー項目K4D(ガソリンスタンド)が配列されたメニュー画面(G4B)が表示手段106に表示され、さらに、メニュー項目K4C(コンビニ)が選択されると、メニュー項目K5C(コンビニ<1>)及びメニュー項目K5D(コンビニ<2>)が配列されたメニュー画面(G5B)が表示手段106に表示される。そして、「コンビニ<1>」又は「コンビニ<2>」の何れかを選択すると、当該選択された「コンビニ<1>」又は「コンビニ<2>」に該当するランドマークが表示設定される。ここで、表示設定とは、選択されたメニュー項目に該当するランドマークを表示するか否かを切り換える設定であり、当該ランドマークを表示している状態で、メニュー項目が選択されると、当該ランドマークの表示を行なわないように設定し、当該ランドマークを表示していない状態で、メニュー項目が選択されると、当該ランドマークの表示を行なうように設定される。表示設定により、表示を行なうように設定されたランドマークは地図画像に重畳されて表示手段106に表示される。なお、上記例では、「コンビニ<1>」又は「コンビニ<2>」の何れかが選択されると、選択された「コンビニ<1>」又は「コンビニ<2>」に該当するランドマークが表示設定されたが、「コンビニ<1>」及び/又は「コンビニ<2>」が選択された後、メニュー画面(G5B)に配列された「OK」ボタン(図示せず)を選択することで、「コンビニ<1>」及び/又は「コンビニ<2>」に該当するランドマークが表示設定されてもよい。
【0061】
以上のように、所望の施設のランドマークを表示する場合などは、最上位の階層K1から最下位の階層K5まで複数の階層において選択を行う必要があり、多回数の操作を必要としてしまう。このような多回数の操作を走行中に行ってしまうと、車両の前方確認が疎かになってしまう。そのため、走行中では、操作回数の低減が望まれる。
【0062】
そこで、本願発明では、停車判定手段108により、停車中でないと判定された場合、すなわち、車両が走行中と判定された場合、階層制限手段109が階層を制限する処理を行なうことで、操作回数を低減させる。
【0063】
まず、図2を用いて本発明の実施例にかかるナビゲーション装置10の制御動作を説明する。
【0064】
ユーザにより、入力手段105を介して電源ONがされると、まず、現在位置検出手段101により現在位置が検出される(ステップS201)。次に、画面生成手段113により、現在位置に基づいた地図情報が地図記憶手段102から読み出されて、地図情報に基づいた地図画像が現在位置を示すマークと共に表示手段106に表示される(ステップS202)。
【0065】
次に、停車判定手段108により、車両が停車しているか否かが判定される(ステップS203)。ステップS203の処理において、車両が停車していると判定された場合(ステップS203のYES)、ステップS205の処理へ進み、ナビゲーション装置10の電源がOFFされたか否かを判定し、電源がOFFされると(ステップS205のYES)、処理を終了し、電源がOFFされていなければ(ステップS205のNO)、ステップS201の処理に戻る。なお、ステップS205であるか否かに係らずナビゲーション装置10の電源がOFFされた場合には処理を終了する。
【0066】
次に、ステップS203の処理において、車両が停車していないと判定された場合(ステップS203のNO)、つまり車両が走行中であると判定された場合はステップS204の処理に進み、階層制限手段109による階層制限が行なわれ(ステップS204)、ステップS205の処理へ進む。
【0067】
ここで、ステップS204の処理における階層制限手段109による階層制限について、説明を行う。まず、メニュー項目は、上述の通り、階層項目と機能項目に分類される。例えば、図3におけるメニュー項目K4A(アルバム<1>)が選択された場合のメニュー画面(G5A)を図5に示す。図5に示すメニュー画面(G5A)は、図4と同様に、戻るボタン501、タイトル502、さらに、メニュー項目K5A(トラック<1>)及びメニュー項目K5B(トラック<2>)(図5−503、504)から構成されている。停車時、メニュー項目K5A(トラック<1>)が選択されると、楽曲再生手段111により楽曲記憶手段110に記憶されている楽曲の名称がトラック<1>の楽曲データが再生され、音声出力手段107を介して音声出力される。
【0068】
そして、停車判定手段108により停車中でないと判定された場合に、階層項目が選択された場合、階層制限手段109は、選択された階層項目に対応付けられたメニュー画面の表示ではなく、当該階層項目に対応付けられたメニュー画面に含まれる機能項目が選択されたものとして取り扱うことにより、階層の制限を行なう。すなわち、図3において、メニュー項目K4A(アルバム<1>)が選択された場合に、走行中であれば、図5に示すメニュー画面(G5A)の表示(メニュー項目K5A(トラック<1>)及びメニュー項目K5B(トラック<2>)が配列されたメニュー画面の表示)ではなく、楽曲記憶手段110に記憶されている楽曲データのうち、アルバム名がアルバム<1>の楽曲データ、例えば、タイトル名称順で一番上位のトラック<1>の楽曲データが楽曲再生手段111により再生され、音声出力手段107を介して音声出力される。
【0069】
つまり、停車中であれば、操作されることにより、操作されたメニュー項目に対応付けられたメニュー画面を表示する階層項目が、走行中であれば、機能を実行するための機能項目として扱われる。
【0070】
なお、ここで、再生される楽曲データは「トラック<1>」の楽曲データに限らない。例えば、アルバム<1>に含まれる楽曲データのうち、すなわち、アルバム名がアルバム<1>の楽曲データのうち、再生回数が最も多い楽曲データや、楽曲データに含まれる再生時間が一番短い楽曲データや、楽曲記憶手段110に最初又は最後に記憶された記憶された楽曲データなど、種々の方法で再生される楽曲データを選択することができる。そして、例えば、再生回数が多い順や、再生時間が短い順、記憶された順で楽曲データが再生されていく。
【0071】
ここで、階層制限手段109による階層制限について、他の実施形態について説明を行う。停車判定手段108により停車中でないと判定された場合に、図3において、メニュー項目K4C(コンビニ)が選択された場合、施設の種別がコンビニである施設の事業社に対してランドマークの表示設定が行なわれる。例えば、施設の種別がコンビニである全ての施設の事業社(コンビニ<1>、コンビニ<2>)に対して、表示するように設定、或いは、表示しないように設定される。その他にも、表示設定回数が多い施設の事業社、例えば、コンビニ<1>のみ表示設定が行なわれてもよい。
【0072】
また、階層制限手段109による階層制限の他の実施形態として、例えば、図3において、メニュー項目K2A(選曲)に対応付けられたメニュー画面(G2A)に「全曲」というメニュー項目(図示せず)が含まれる場合について説明を行う。「全曲」のメニュー項目は、「トラック<1>」及び「トラック<2>」(K5A、K5Bと同一の機能項目)などの機能項目が配列されたメニュー画面(図示せず)に対応付けられている。すなわち、停車中に「全曲」のメニュー項目を選択すると、当該メニュー画面が表示され、楽曲記憶手段110に記憶された全ての楽曲データ毎に対応する機能項目を選択することが可能となる。
【0073】
ここで、「全曲」のメニュー項目が選択された場合に、走行中であれば、楽曲記憶手段110に記憶されている楽曲データが楽曲再生手段111により再生され、音声出力手段107を介して音声出力される。なお、再生される楽曲データは上述の通り「トラック<1>」に限定されない。
【0074】
すなわち、停車中に「全曲」のメニュー項目が選択された場合は、階層項目として「全曲」のメニュー項目に対応付けられたメニュー画面の表示が行なわれるが、走行中であれば、機能項目として、楽曲データの再生が行われる。
【0075】
さらに、階層制限手段109による階層制限の他の実施形態として、例えば、図3において、メニュー項目K3B(アーティスト名)に対応付けられたメニュー画面(図示せず)にアーティスト名を示す「アーティスト<1>」及び「アーティスト<2>」というメニュー項目(図示せず)が含まれ、さらに、「アーティスト<1>」の階層項目に対応付けられたメニュー画面(図示せず)に「アルバム<1>」及び「アルバム<2>」というメニュー項目(図示せず)が含まれる場合について説明を行う。なお、「アルバム<1>」のメニュー項目からは、図3の「アルバム<1>」K4Aに対応付けられたメニュー画面(G5A)のように、「トラック<1>」及び「トラック<2>」のメニュー項目(機能項目)を含むメニュー画面(図示せず)が対応付けられている。なお、「アーティスト<1>」の階層項目にメニュー画面G4Aが対応付けられていてもよい。
【0076】
ここで、「アーティスト<1>」のメニュー項目が選択され、「アルバム<1>」のメニュー項目が選択された場合、走行中であれば、例えば、「トラック<1>」の楽曲データが楽曲再生手段111により再生され、音声出力手段107を介して音声出力される。すなわち、アルバム<1>に該当する楽曲データが再生される。なお、再生される楽曲データは上述の通り「トラック<1>」に限定されない。
【0077】
また、「アーティスト<1>」のメニュー項目が選択された場合、走行中であれば、例えば、「トラック<1>」の楽曲データが楽曲再生手段111により再生され、音声出力手段107を介して音声出力される。すなわち、アーティスト<1>に該当する楽曲データが再生される。なお、再生される楽曲データは上述の通り「トラック<1>」に限定されない。
【0078】
以上のように、本発明では、車両が走行中においては、階層制限手段109による階層制限、すなわち、停車中であれば、操作されることにより、操作されたメニュー項目に対応付けられたメニュー画面を表示する階層項目が、走行中であれば、機能を実行するための機能項目として扱われるため、ユーザが操作を行う回数を低減させることができ、車両の前方確認が疎かになってしまうことを防止することができる。
【符号の説明】
【0079】
10 ナビゲーション装置
100 制御手段
101 現在位置検出手段
102 地図記憶手段
103 経路探索手段
104 経路案内手段
105 入力手段
106 表示手段
107 音声出力手段
108 停車判定手段
109 階層制限手段
110 楽曲記憶手段
111 楽曲再生手段
112 メニュー画面記憶手段
113 画面生成手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
階層化された複数のメニュー画面に含まれるメニュー画面を表示手段に表示し、表示した前記メニュー画面上に配列されたメニュー項目の選択を促す車載用電子機器において、
前記メニュー項目には、少なくとも、対応付けられた下位の階層のメニュー画面を前記表示手段に表示するための階層項目と、前記車載用電子機器における機能を実行するための機能項目と、があり、
前記車載用電子機器は、更に、車両が停車中か否かを判定する停車判定手段と、
前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面を表示できなくする階層制限手段と、を備えることを特徴とする車載用電子機器。
【請求項2】
前記階層制限手段は、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が配列されていないメニュー画面に対応付けられた階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面を表示できなくすることを特徴とする請求項1に記載の車載用電子機器。
【請求項3】
階層化された複数のメニュー画面に含まれるメニュー画面を表示手段に表示し、表示した前記メニュー画面上に配列されたメニュー項目の選択を促す車載用電子機器において、
前記メニュー項目には、少なくとも、対応付けられた下位の階層のメニュー画面を前記表示手段に表示するための階層項目と、前記車載用電子機器における機能を実行するための機能項目と、があり、
前記車載用電子機器は、更に、車両が停車中か否かを判定する停車判定手段と、
前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面に配列された前記機能項目が選択されたとみなすことを特徴とする車載用電子機器。
【請求項4】
前記階層制限手段は、前記停車判定手段により停車中でないと判定された状態で、前記階層項目が配列されていないメニュー画面に対応付けられた階層項目が選択された場合、該階層項目に対応付けられたメニュー画面に配列された前記機能項目が選択されたとみなすことを特徴とする請求項3に記載の車載用電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−174815(P2011−174815A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−39106(P2010−39106)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】