車載装置と携帯情報端末との間で利用される無線によるコンテンツ転送システム

【課題】 適切な転送モードを選択可能なコンテンツ転送システムを提供する。
【解決手段】 車載装置200と携帯情報端末100との間で利用される無線によるコンテンツ転送システムシステム300は、携帯情報端末100が有するコンテンツデータのファイル形式及び/又はビットレートを読み取るコンテンツデータ読取部340と、コンテンツデータ読取部340の読み取り結果に応じて複数の転送モード(例えば、Bluetooth(登録商標)転送モード及びWifi転送モード)のうちの何れかを選択する転送モード選択部350と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置と携帯情報端末との間で利用される無線によるコンテンツ転送システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1の図1は、車載装置と携帯情報端末が連携するシステムとして、車載装置及び携帯電話端末装置A,B,Cを開示している。また、特許文献1の段落[0013]の記載によれば、車載装置と携帯電話端末装置A,B,Cが例えばBluetooth(登録商標)で連携し、代替的に、車載装置と携帯電話端末装置A,B,CがWifi(wireless fidelity)で連携してもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−199718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の携帯電話端末装置A,B,C等の携帯情報端末は、様々なアプリケーションを有することが可能であり、アプリケーションの種類によっては、無線による画像等のコンテンツ転送においてBluetooth(登録商標)よりもWifiの方が好ましい。しかしながら、日本国内においてテザリングが規制される携帯情報端末は、携帯電話網に接続しながらWifiを利用することができない。言い換えれば、どのようなアプリケーションに対しても、1つの転送モードが固定されていた。
【0005】
本発明の1つの目的は、適切な転送モードを選択可能なコンテンツ転送システムを提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び好ましい実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
【0007】
本発明に従う第1の態様は、車載装置と携帯情報端末との間で利用される無線によるコンテンツ転送システムであって、
前記携帯情報端末が有するコンテンツデータのファイル形式及び/又はビットレートを読み取るコンテンツデータ読取部と、
前記コンテンツデータ読取部の読み取り結果に応じて複数の転送モードのうちの何れかを選択する転送モード選択部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ転送システムに関係する。
【0008】
転送モード選択部は、複数の転送モードのうちの何れかを選択可能であるので、コンテンツデータ読取部の読み取り結果に応じて適切な転送モードを選択することができる。
【0009】
第1の態様において、前記コンテンツデータの前記ファイル形式が静止画ファイル形式と判別され、且つ/又は前記コンテンツデータの前記ビットレートが所定のビットレート未満である場合、前記転送モード選択部は、前記複数の転送モードのうちの周波数ポッピングを利用する転送モードを選択してもよい。
【0010】
転送モード選択部は、Bluetooth(登録商標)等の周波数ポッピングを利用する転送モードを選択するので、静止画ファイル形式のコンテンツデータ及び/又は低ビットレートのコンテンツデータを転送速度が劣化したチャネルを排除して、安定したチャネルで転送することができる。
【0011】
第1の態様において、前記コンテンツデータの前記ファイル形式が動画ファイル形式と判別され、且つ/又は前記コンテンツデータの前記ビットレートが所定のビットレート以上である場合、前記転送モード選択部は、前記複数の転送モードのうちのLAN接続を利用する転送モードを選択してもよい。
【0012】
転送モード選択部は、Wifi等のLAN(Local Area Network)接続を利用する転送モードを選択するので、動画ファイル形式のコンテンツデータ及び/又は高ビットレートのコンテンツデータを速く転送することができる。
【0013】
第1の態様において、コンテンツ転送システムは、
前記転送モード選択部によって選択される転送モードで前記コンテンツデータを前記携帯情報端末から前記車載装置に送信する前に、前記コンテンツデータを蓄積及び/又は圧縮するデータ処理部を
さらに備えてもよい。
【0014】
コンテンツデータをデータ処理部で処理することで、効率的にコンテンツデータを転送することができる。
【0015】
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1(A)及び図1(B)は、それぞれ、適切な転送モードを選択している本発明に従うコンテンツ転送システムの概略構成例を示す。
【図2】本発明に従うコンテンツ転送システムの概略機能ブロック図の1例を示す。
【図3】図3(A)及び図3(B)は、それぞれ、静止画ファイル形式のコンテンツデータ及び動画ファイル形式のコンテンツデータの表示例を示す。
【図4】例えば図1の携帯情報端末のハードウェア構成例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に説明する好ましい実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
【0018】
図1は、本発明に従うコンテンツ転送システムの概略構成例を示し、図1(A)は、適切な転送モードとして例えばBluetooth(登録商標)を利用する転送モードを示し、図1(B)は、適切な転送モードとして例えばWifiを利用する転送モードを示す。図1の例において、コンテンツ転送システム300は、携帯情報端末100及び車載装置200を備え、コンテンツ転送システム300において、車載装置200と携帯情報端末100が連携している。コンテンツ転送システム300は、連携システムと呼ぶこともでき、以下、単にシステム300と呼ぶ。具体的には、例えば携帯情報端末100が制御部又はマスターとして機能し、車載装置200が外部モニタ又はスレーブとして機能し、車載装置200の表示部210は、携帯情報端末100が有するアプリケーションの実行によって制御される。図1の例において、車載装置200の表示部210に表示される画像は、例えば、携帯情報端末100の表示部110に表示される画像を表し、表示部210の大きさ又は画素数が表示部110の大きさ又は画素数よりも大きい場合、携帯情報端末100の表示部110に表示される画像は、表示部210側で拡大される。
【0019】
図1の例において、携帯情報端末100は、車載装置200と連携可能な携帯電話端末(例えば、いわゆるスマートフォン)であり、携帯情報端末100又は携帯電話端末は、基地局50を介して携帯電話網(及びインターネット)に接続することができる。例えばモニタ装置、オーディオ装置、ナビゲーション装置等の車載装置200は、図示せぬ自動車等の車両に搭載され、表示部210を有している。車載装置200と携帯情報端末100が連携することで、車載装置200の表示部210は、携帯情報端末100の外部モニタとして機能する。
【0020】
図1(A)で示すように、車載装置200と携帯情報端末100が例えば周波数ポッピングを利用するBluetooth(登録商標)等で連携する場合、携帯情報端末100又は携帯電話端末は、携帯電話網との接続を継続することができる。一方、図1(B)で示すように、車載装置200と携帯情報端末100が例えばLAN接続を利用するWifi等で連携する場合、いわゆるテザリング規制によって、携帯情報端末100又は携帯電話端末は、携帯電話網との接続を継続することができない。
【0021】
図2は、本発明に従うシステム300の概略機能ブロック図の1例を示す。図2の例において、システム300は、画像データ読取部340及び転送モード選択部350を備え、データ処理部(第1のデータ処理部)360をさらに備えることができる。加えて、システム300は、転送部370及びデータ処理部(第2のデータ処理部)380をさらに備えることができる。なお、システム300は、図示されない構成を備えて他の様々な機能を実現してもよい。
【0022】
図1の携帯情報端末100が例えば携帯電話網を介してインターネットに接続し、例えばインターネット上の動画ファイル形式又は静止画ファイル形式のコンテンツデータをダウンロード又はストリーミング再生することができる。
【0023】
図2の画像データ読取部340又はコンテンツデータ読取部は、例えば携帯情報端末100がダウンロード又はストリーミング再生を介して有するコンテンツデータのファイル形式(例えば拡張子)を読み取り、コンテンツデータの種類を判別する。
【0024】
画像データ読取部340又はコンテンツデータ読取部は、追加的に又は代替的に、例えば携帯情報端末100がダウンロード又はストリーミング再生を介して有するコンテンツデータのビットレートを読み取り、コンテンツデータの種類を判別してもよい。即ち、画像データ読取部340又はコンテンツデータ読取部は、コンテンツデータのファイル形式だけを読み取ってコンテンツデータの種類を判別してもよく、コンテンツデータのビットレートだけを読み取ってコンテンツデータの種類を判別してもよく、又はコンテンツデータのファイル形式及びビットレートを読み取ってコンテンツデータの種類を判別してもよい。
【0025】
さらに、画像データ読取部340又はコンテンツデータ読取部は、例えば携帯情報端末100がダウンロード又はストリーミング再生を介して有するコンテンツデータのファイル形式が動画形式である場合に限って、動画形式のコンテンツデータのビットレートを読み取り、コンテンツデータの種類を判別してもよい。
【0026】
図2の転送モード選択部350は、画像データ読取部340又はコンテンツデータ読取部の読み取り結果に応じて、複数の転送モードのうちの何れかを選択する。コンテンツデータのファイル形式が静止画ファイル形式である場合、転送モード選択部350は、複数の転送モード(例えばBluetooth(登録商標)転送モード及びWifi転送モード)のうちの周波数ポッピングを利用するBluetooth(登録商標)転送モードを選択する。転送モード選択部350は、周波数ポッピングを利用する転送モードを選択するので、静止画ファイル形式のコンテンツデータを転送速度が劣化したチャネルを排除して、安定したチャネルで転送することができる。一方、コンテンツデータのファイル形式が動画ファイル形式である場合、転送モード選択部350は、複数の転送モード(例えばBluetooth(登録商標)転送モード及びWifi転送モード)のうちのLAN接続を利用するWifi転送モードを選択する。転送モード選択部350は、LAN接続を利用する転送モードを選択するので、動画ファイル形式のコンテンツデータを速く転送することができる。
【0027】
なお、コンテンツデータのファイル形式とは関係なくコンテンツデータのビットレートが所定のビットレート未満である場合、又はコンテンツデータのファイル形式が動画ファイル形式であり、且つ動画ファイル形式のコンテンツデータのビットレートが所定のビットレート未満である場合等、転送モード選択部350は、例えばBluetooth(登録商標)転送モード及びWifi転送モードのうちの周波数ポッピングを利用するBluetooth(登録商標)転送モードを選択してもよい。一方、コンテンツデータのファイル形式とは関係なくコンテンツデータのビットレートが所定のビットレート以上である場合、又はコンテンツデータのファイル形式が動画ファイル形式であり、且つ動画ファイル形式のコンテンツデータのビットレートが所定のビットレート以上である場合等、転送モード選択部350は、例えばBluetooth(登録商標)転送モード及びWifi転送モードのうちのLAN接続を利用するWifi転送モードを選択してもよい。
【0028】
図2の転送部370は、データ処理部360を介さないで画像データ又はコンテンツデータを携帯情報端末100から車載装置200に送信してもよいが、好ましくは、画像データ又はコンテンツデータが送信される前に、データ処理部360で、画像データ又はコンテンツデータが蓄積及び/又は圧縮される。Bluetooth(登録商標)転送モード及びWifi転送モードの何れの転送モードでも、実際の転送速度は、電波の影響によって変動する。従って、画像データ又はコンテンツデータを一定の速度で送信し続けるのではなく、画像データ又はコンテンツデータを一時的に蓄積し、実際の転送速度を考慮しながら画像データ又はコンテンツデータを送信することが好ましい。また、画像データ又はコンテンツデータをそのまま送信するのではなく、画像データ又はコンテンツデータを圧縮し、圧縮された画像データ又はコンテンツデータを送信することが好ましい。画像データ又はコンテンツデータをデータ処理部360で処理することで、効率的に画像データ又はコンテンツデータを転送することができる。
【0029】
画像データ又はコンテンツデータがデータ処理部360で圧縮されている場合、図2のデータ処理部(第2のデータ処理部)380は、画像データ又はコンテンツデータが送信された後に、圧縮された画像データ又はコンテンツデータを解凍することができる。
【0030】
図3(A)は、静止画ファイル形式のコンテンツデータの表示例を示し、図3(B)は、動画データファイル形式のコンテンツの表示例を示す。図3(A)の例において、車載装置200と携帯情報端末100が連携している時に、携帯情報端末100が保有する例えば地図情報を提示する地図アプリケーションが実行され、表示部110及び表示部210が制御されている。携帯情報端末100の表示部110には地図アプリケーションでダウンロードされた静止画ファイル形式のコンテンツデータが表示される画面が、示されている。
【0031】
地図アプリケーションは、表示部110の画面を構成する静止画ファイル形式のコンテンツデータを映像信号として例えばBluetooth(登録商標)のSPP(Serial Port Profile)で車載装置200に送信し、表示部210を外部モニタとして機能させる。表示部110の画面は、拡大されて、表示部210の画面を形成し、表示部210にも、地図アプリケーションでダウンロードされた静止画ファイル形式のコンテンツデータが表示される画面が、示されている。なお、地図アプリケーション及び/又は他のアプリケーション(コンテンツ再生アプリケーション)が所定のビットレート未満のビットレートを有するコンテンツデータを再生する場合、そのコンテンツデータを映像信号として例えばBluetooth(登録商標)のSPPで車載装置200に送信してもよい。
【0032】
表示部110及び/又は表示部210の少なくとも1つが例えばタッチパネル式であり、地図アプリケーションは、助手が静止画ファイル形式のコンテンツデータ又は地図を例えば手で選択可能にさせて、図3(A)で示すような地図を拡大又は縮小させ、或いは移動させることができる。なお、地図アプリケーションは、例えばBluetooth(登録商標)のHID(Human Interface Device )でタッチパネル式の表示部210(入力部)への操作を受信して、UMI(User Machine Interface) controlを実現することができる。
【0033】
また、地図アプリケーションは、表示部110の画面に付随する音声信号を例えばBluetooth(登録商標)のA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)で車載装置200又は車載装置200に接続されるスピーカに送信又は出力することができる。
【0034】
なお、運転手が例えば携帯情報端末100の図示せぬ電話アプリケーションを起動させると、電話アプリケーションは、例えばBluetooth(登録商標)のHFP(Hands-Free Profile)で運転手の音声信号を車載装置200又は車載装置200に接続されるマイクから受信又入力し、例えばBluetooth(登録商標)のHFPで相手の音声信号を車載装置200又は車載装置200に接続されるスピーカに送信又は出力することができる。なお、携帯情報端末100は、車載装置200と例えばUSB接続すると、車載装置200又は車載装置200に接続されるバッテリから電力の供給を受けることができる。
【0035】
ところで、例えば動画アプリケーションでコンテンツデータを再生する場合、動画ファイル形式のコンテンツデータをBluetooth(登録商標)等の遅い転送速度で転送することは困難である。そこで、例えば動画アプリケーションは、表示部110の画像を構成する映像信号を例えばWifiで車載装置200に送信し、表示部210を外部モニタとして機能させる。なお、動画アプリケーション及び/又は他のアプリケーション(コンテンツ再生アプリケーション)が所定のビットレート以上のビットレートを有するコンテンツデータを再生する場合、そのコンテンツデータを映像信号として例えばWifiで車載装置200に送信してもよい。
【0036】
また、動画アプリケーション等のコンテンツ再生アプリケーションが携帯電話網(及びインターネット)を介して動画ファイル形式のコンテンツデータ(及び/又は所定のビットレート以上のビットレートを有するコンテンツデータ)にアクセスしている場合、動画ファイル形式のコンテンツデータ等のこのようなコンテンツデータをダウンロードした後に、そのコンテンツデータを再生可能な状態にする(図3(B)参照)。言い換えれば、動画アプリケーション等のコンテンツ再生アプリケーションは、動画ファイル形式のコンテンツデータ(及び/又は所定のビットレート以上のビットレートを有するコンテンツデータ)のダウンロードが完了するまで、そのコンテンツデータの再生を延期又は中断する。動画ファイル形式のコンテンツデータ(及び/又は所定のビットレート以上のビットレートを有するコンテンツデータ)のダウンロードが行われている間だけ、例えばタッチパネル式の表示部110及び表示部210(入力部)への操作を無効にし、例えば再生スタートボタンを手で選択しても、動画ファイル形式のコンテンツデータ(及び/又は所定のビットレート以上のビットレートを有するコンテンツデータ)の再生を開始又は再開しない。動画ファイル形式のコンテンツデータ(及び/又は所定のビットレート以上のビットレートを有するコンテンツデータ)のダウンロードが完了して再生する時、動画アプリケーション等のコンテンツ再生アプリケーションは、表示部110の画面を構成する映像信号を例えばBluetooth(登録商標)のSPPからWifiに切り替えて車載装置200に速く送信し、表示部210を外部モニタとして機能させる。
【0037】
このようなダウンロードの完了後の再生時のBluetooth(登録商標)からWifiへの切り替えは、車載装置200と携帯情報端末100が例えばLAN接続を利用するWifi等で連携する場合、いわゆるテザリング規制によって、携帯情報端末100又は携帯電話端末が携帯電話網との接続を継続することができない時に有効である。言い換えれば、例えば特許文献1の段落[0013]で示されるように、一般には、車載装置と携帯電話端末が連携する時の転送モードは、Bluetooth(登録商標)、Wifi等の何れか1つに固定されていた。
【0038】
図4は、例えば図1の携帯情報端末100のハードウェア構成例を示す。図1の車載装置200も、同様のハードウェア構成例を備えることができる。携帯情報端末100は、例えばHDD、フラシュメモリ等の記憶部を有し、記憶部又は携帯情報端末100には、OSアプリケーション及びOSアプリケーション上で実行可能なコンテンツ再生アプリケーションを記憶することができる。コンテンツ再生アプリケーションは、静止画ファイル形式のコンテンツデータ及び動画ファイル形式のコンテンツデータの両者を再生可能な少なくとも1つのマルチコンテンツ再生アプリケーションでもよく、複数のコンテンツ再生アプリケーションでもよい。コンテンツ再生アプリケーションの範囲には、例えば地図アプリケーション、写真アプリケーション等の静止画ファイル形式のコンテンツデータを再生可能なアプリケーションだけでなく、動画アプリケーション、音楽アプリケーション、テレビアプリケーション等の動画ファイル形式のコンテンツデータを再生可能なアプリケーションも含まれる。このようなコンテンツ再生アプリケーションが例えばCPU等の処理部又は携帯情報端末100によって実行されることで、携帯情報端末100の処理部又はコンピュータを図2の画像データ読取部340、転送モード選択部350、データ処理部360及び転送部370として機能させることができる。
【0039】
図4の例において、携帯情報端末100は、入力部及び表示部を有し、入力部及び表示部は、例えばタッチパネル式のディスプレイパネルモジュールで構築することができる。携帯情報端末100は、通信部を有し、通信部は、例えば3G通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール、Wifi通信モジュールで構築することができる。携帯情報端末100は、インターフェースを有し、インターフェースは、例えばUSBインターフェースモジュールで構築することができる。
【0040】
車載装置200は、例えばHDD、フラシュメモリ等の記憶部を有し、記憶部又は車載装置200には、例えばOSアプリケーション及びOSアプリケーション上で実行可能な少なくとも1つのアプリケーションを記憶することができる。少なくとも1つのアプリケーションは、例えば、携帯情報端末100との連携を認識する連携認識アプリケーションであり、連携認識アプリケーションは、例えば動画プリケーション等のコンテンツ再生アプリケーションが実行されている場合に携帯情報端末100からの映像信号を受信し、携帯情報端末100との連携を実行する。
【0041】
車載装置200は、入力部及び表示部を有し、入力部及び表示部は、例えばタッチパネル式のディスプレイパネルモジュールで構築することができる。車載装置200は、通信部を有し、通信部は、例えばBluetooth(登録商標)通信モジュール、Wifi通信モジュールで構築することができる。車載装置200は、インターフェースを有し、インターフェースは、例えばUSBインターフェースモジュール、スピーカインターフェースモジュール、マイクインターフェースモジュールで構築することができる。なお、車載装置200は、CAN(controller area network)等の車載ネットワークに接続することができる。
【0042】
なお、例えば動画アプリケーション等のコンテンツ再生アプリケーションが実行されることで、携帯情報端末100の処理部又はコンピュータを図2の画像データ読取部340、転送モード選択部350、データ処理部360及び転送部370として機能させることができるが、連携認識アプリケーションが実行されることで、車載装置200の処理部又はコンピュータを画像データ読取部340の一部、転送モード選択部350の一部、データ処理部360の一部及び転送部370の一部として機能させてもよい。車載装置200の連携認識アプリケーションと同様な連携認識アプリケーションが携帯情報端末100で実行されてもよい。車載装置200の連携認識アプリケーションが実行されることで、車載装置200の処理部又はコンピュータを図2のデータ処理部380として機能させることができるが、動画アプリケーション等のコンテンツ再生アプリケーションが実行されることで、携帯情報端末100の処理部又はコンピュータをデータ処理部380の一部として機能させてもよい。
【0043】
ところで、車載装置200と携帯情報端末100が図示せぬ中継装置を介して連携してもよく、車載装置200と中継装置が例えば有線形式で連携し、その中継装置と携帯情報端末100が例えば無線形式で連携してもよい。
【0044】
加えて、携帯情報端末100の表示部110に表示される画像が車載装置200の表示部210側で表示される時に、車載装置200のOSアプリケーション及び/又はOSアプリケーション上で実行可能なアプリケーションがVNC(Virtual Network Computing)のクライアント側として機能し、携帯情報端末100のOSアプリケーション及び/又はOSアプリケーション上で実行可能なアプリケーションがVNCのサーバ側として機能してもよい。
【0045】
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
【符号の説明】
【0046】
50・・・基地局、100・・・携帯情報端末、110・・・表示部、200・・・車載装置、210・・・表示部、300・・・コンテンツ転送システム(連携システム)、340・・・画像データ読取部、350・・・転送モード選択部、360・・・データ処理部、370・・・転送部、380・・・データ処理部、400・・・パーキングブレーキセンサ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載装置と携帯情報端末との間で利用される無線によるコンテンツ転送システムであって、
前記携帯情報端末が有するコンテンツデータのファイル形式及び/又はビットレートを読み取るコンテンツデータ読取部と、
前記コンテンツデータ読取部の読み取り結果に応じて複数の転送モードのうちの何れかを選択する転送モード選択部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ転送システム。
【請求項2】
前記コンテンツデータの前記ファイル形式が静止画ファイル形式と判別され、且つ/又は前記コンテンツデータの前記ビットレートが所定のビットレート未満である場合、前記転送モード選択部は、前記複数の転送モードのうちの周波数ポッピングを利用する転送モードを選択することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
【請求項3】
前記コンテンツデータの前記ファイル形式が動画ファイル形式と判別され、且つ/又は前記コンテンツデータの前記ビットレートが所定のビットレート以上である場合、前記転送モード選択部は、前記複数の転送モードのうちのLAN接続を利用する転送モードを選択する請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
【請求項4】
前記転送モード選択部によって選択される転送モードで前記コンテンツデータを前記携帯情報端末から前記車載装置に送信する前に、前記コンテンツデータを蓄積及び/又は圧縮するデータ処理部を
さらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のコンテンツ転送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−115771(P2013−115771A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−262877(P2011−262877)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(390005430)株式会社ホンダアクセス (205)
【Fターム(参考)】