説明

車載装置

【課題】レーダ装置の保護と利用とを適切にバランスさせた車載装置を提供すること。
【解決手段】前照灯と該前照灯のケース内に配設されたレーダ装置とを含む車載装置に、レーダ装置の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段により検出されたレーダ装置の温度に応じて、該レーダ装置についてのレーダ制御車速を変更するレーダ制御車速変更手段と、を備える。レーダ制御車速変更手段は、前照灯がハイビームにセットされているときとロービームにセットされているときとでレーダ制御車速を異なる速度とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、前照灯と該前照灯のケース内に配設されたレーダ装置とを含む車載装置に係り、特に、レーダ装置の保護と利用とを適切にバランスさせた車載装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載され、主として自車両前方を照射する前照灯と、該前照灯のケース内に配設され、主として自車両周囲の物体(例えば先行車や障害物など)を検出するのに用いられるレーダ装置とを含む装置が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
特許文献1には、「車両のヘッドランプやフォグランプ等の前照灯、例えばヘッドランプのケース内に、そのヘッドランプ本体と共に、レーザレーダ装置を並設し」た車間距離測定レーダが開示されている(段落番号0004参照)。
【0004】
特許文献2には、「高周波あるいはレーザー光を利用し、自動車の車間距離等を制御する送受信装置を具備した前照灯ユニット」が開示されている(段落番号0001参照)。
【0005】
特許文献3には、「車両外部に向けてレーダ波を送信する送信部」及び「ターゲットによる反射波を・・・受信する受信部」「の各々が、車両のヘッドランプユニット又はフォグランプユニットと一体化されて構成されている・・・車載用レーダセンサシステム」が開示されている(請求項1及び7参照)
【特許文献1】特開平5−027037号公報
【特許文献2】特開2002−160579号公報
【特許文献3】特開2004―361279号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1〜3に記載された従来装置/システムのように、主として省スペース化を図ることを狙いとして前照灯のケース内にレーダ装置を設ける場合、特許文献2の段落番号0007にも記載されているように、ランプからの熱によりレーダ装置の出力特性が変化してしまう可能性がある。
【0007】
より具体的には、レーダ装置がランプからの伝熱や自己発熱によって高温になるほど、レーダ検知距離が短くなる。
【0008】
特許文献2には、レーダ装置をランプから発せられる熱から保護し、レーダ装置が高温にならないようにして、ランプ点灯中もレーダ装置を作動させることを狙いとして、「送受信装置と前照灯を構成するランプユニットの間に板状部材を設け、該板状部材の少なくとも一部分に、自然放熱あるいは強制放熱式の放熱構造」を設けることが記載されている(段落番号0009参照)。
【0009】
しかしながら、上記のような放熱構造を備えた板状部材を追加することは、重量及びコストの増加を招くとともに、前照灯ユニットの製造工程をより複雑なものにする。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、レーダ装置の保護と利用とを適切にバランスさせた車載装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、前照灯と該前照灯のケース内に配設されたレーダ装置とを含む車載装置であって、上記レーダ装置の温度を検出する温度検出手段と、上記温度検出手段により検出された上記レーダ装置の温度に応じて、該レーダ装置についてのレーダ制御車速を変更するレーダ制御車速変更手段とを有する、車載装置である。
【0012】
上記一態様において、レーダ制御車速とは、レーダ装置を自動的にオン/オフ切替する閾値車速であり、自車両の車速がレーダ制御車速よりも低くなったときにはレーダ装置は自動的にオフにされ、電波の送出が停止される。
【0013】
また、上記一態様において、上記レーダ装置の温度を検出する上記温度検出手段は、例えば、上記レーダ装置の構成要素のうちの任意の部分(例えば、電源系などの耐熱性が比較的低い部分や、自己発熱が比較的大きい部分、など)の温度を検出するように配設される。あるいは、上記前照灯ケース内側又は外側の任意の点若しくは領域など上記レーダ装置の温度に比例した温度変化を示すと考えられる点若しくは領域の温度を測定できるように配設され、その測定結果から上記レーダ装置の温度を推定するように構成されてもよい。
【0014】
また、上記一態様において、上記レーダ制御車速変更手段は、例えば、上記温度検出手段により検出された上記レーダ装置の温度が第一の所定値を超えているときには上記レーダ制御車速を第一の速度とし、該所定値以下のときには上記第一の速度と異なる第二の速度とするように構成される。この場合、車速風が前照灯に当たると温度を下げる効果を生じ得るという観点から、上記第一の速度は、例えば、上記第二の速度よりも高く設定される。
【0015】
上記一態様によれば、レーダ装置をできる限りOFFにせずに利用可能な状態に保つことと、レーダ装置を熱から保護することとの適切な両立を図ることができる。
【0016】
なお、上記一態様において、上記前照灯がハイビームにセットされているときと消費電力がより小さいロービームにセットされているときとで上記前照灯からの発熱量が異なるであろうという観点から、上記レーダ制御車速変更手段は、上記前照灯がハイビームにセットされているときとロービームにセットされているときとで上記レーダ制御車速を異なる速度とするように構成されることが好ましい。
【0017】
また、上記一態様において、上記レーダ制御車速変更手段は、上記前照灯がハイビームにセットされているときに上記温度検出手段により検出された上記レーダ装置の温度が第二の所定値を超えた場合、上記前照灯からの発熱量を低減させる観点から、上記前照灯をハイビームからロービームへ変更するように構成されてもよい。
【0018】
さらに、上記一態様において、上記温度検出手段は、上記前照灯がハイビームにセットされているときとロービームにセットされているときとで上記レーダ装置の温度を異なる周期で検出するように構成されてもよい。より具体的には、上記温度検出手段は、上記前照灯がハイビームにセットされているときにはロービームにセットされているときと比べて上記レーダ装置の温度の上昇速度が高いであろうという観点から、上記前照灯がハイビームにセットされているときにはロービームにセットされているときよりも上記レーダ装置の温度を検出する周期を短くするように構成されることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、レーダ装置の保護と利用とを適切にバランスさせた車載装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
【実施例】
【0021】
以下、図1〜3を参照して、本発明の一実施例に係る、前照灯と該前照灯のケース内に配設されたレーダ装置とを有する車載装置について説明する。本実施例では、前照灯の一例としてヘッドランプを例に挙げて説明する。ヘッドランプ以外には、例えば、フォグランプなどが前照灯の一種として考えられる。
【0022】
図1は、本実施例に係る車載装置100の機能ブロック図である。図1は、車載装置100の各機能をそれぞれブロックに分けて示したものであり、各機能を実現する構成要素の実際の配置を示しているものではない。
【0023】
まず、車載装置100は、主として自車両前方を照射するヘッドランプを閉じた空間であるケース内に備えたヘッドランプユニット101を有する。
【0024】
車載装置100は、更に、ヘッドランプユニット101のケース内に配設され、主として自車両周囲の物体(例えば先行車や障害物など)を検出するのに用いられるレーダ装置102を有する。レーダ装置102は、例えばミリ波レーダであるが、他の種類のレーダ装置であってもよい。
【0025】
車載装置100は、更に、レーダ装置102の少なくとも一部分の温度を直接的に又は間接的に測定する温度センサ103を有する。温度センサ103は、例えばサーミスタであるが、他の種類の温度センサであってもよい。
【0026】
温度センサ103は、例えば、レーダ装置102の構成要素のうち例えば電源系などの耐熱性が比較的低い部分又は自己発熱が比較的大きい部分の温度が測定されるように、レーダ装置102に対して配設される。しかしながら、温度センサ103の配設場所は、このような場所に限定されるものではなく、ヘッドランプユニット101のケース内側の任意の一点の温度や、ヘッドランプユニット101のケース外表面上の任意の一点の温度など、レーダ装置102の温度に比例した温度変化を示し、レーダ装置102の温度を推定するのに用いることができると考えられる点(又は領域)の温度を測定できるようにする限り、温度センサ103の配設場所は任意でよい。
【0027】
車載装置100は、更に、車載装置100の各構成要素を統括的に制御する制御部104を有する。制御部104は、例えば、ECU(Electronic Control Unit;電子制御装置)である。
【0028】
本実施例において、制御部104には、例えば車輪速センサなどにより測定された自車両の車速情報が伝達されるように構成されるものとする。
【0029】
次いで、このような構成を有する車載装置100によるレーダ制御車速変更処理の流れを図2のフローチャートを参照して説明する。ここで、レーダ制御車速とは、レーダ装置を自動的にオン/オフ切替する閾値車速であり、自車両の車速がレーダ制御車速よりも低くなったときにはレーダ装置は自動的にオフにされ、電波の送出が停止される。
【0030】
まず、制御部104は、レーダ装置102がONであるか否か、すなわち作動中であるか否かを判定する(S201)。
【0031】
レーダ装置102がON(作動中)であると判定された場合(S201の「YES」)、次いで、制御部104は、温度センサ103により検出されたレーダ装置102の温度が所定温度T1より高いか否かを判定する(S202)。ここで、温度T1は、レーダ装置102の耐熱上限温度である。
【0032】
レーダ装置102の温度が温度T1より高いと判定された場合(S202の「YES」)、制御部104は、レーダ装置102が熱により破壊されるのを防ぐために、直ちにレーダ装置102をOFFにして(レーダ装置102の作動を停止させて)、レーダ装置102を高温から保護する(S207)。あるいは、別の実施形態として、ペルシェ素子やその他の冷却素子をレーダ装置102内に配設し、レーダ装置102を冷却素子により冷却するようにしてもよい。
【0033】
他方、レーダ装置102の温度が温度T1以下であると判定された場合(S202の「NO」)、次いで、制御部104は、ヘッドランプユニット101が作動中であるか否か、すなわちヘッドランプが点灯しているか否かを判定する(S203)。
【0034】
ヘッドランプが点灯していないと判定された場合(S203の「NO」)、次いで、制御部104は、温度センサ103により検出されたレーダ装置102の温度が所定温度T2より高いか否かを判定する(S205)。ここで、温度T2は、温度T1より低い温度である。
【0035】
レーダ装置102の温度が、温度T2よりも高いと判定された場合(S205の「YES」)、制御部104は、レーダ制御車速を所定速度V1に設定する(S208)。
【0036】
他方、レーダ装置102の温度が温度T2以下であると判定された場合(S205の「NO」)、制御部104は、レーダ制御車速を所定速度V2に設定する(S209)。ここで、速度V2は、速度V1より低い速度である。
【0037】
S203に戻る。ヘッドランプユニット101のヘッドランプが点灯していると判定された場合(S203の「YES」)、次いで、制御部104は、ヘッドランプユニット101のヘッドランプがハイビーム(Hiビーム)に設定されているか否かを判定する(S204)。
【0038】
ヘッドランプがHiビームではなく、消費電力がより小さいロービーム(Loビーム)に設定されていると判定された場合(S204の「NO」)、制御部104は、レーダ制御車速をLoビーム点灯時用の所定速度V4に設定する(S212)。
【0039】
他方、ヘッドランプがHiビームに設定されていると判定された場合(S204の「YES」)、次いで、制御部104は、温度センサ103により検出されたレーダ装置102の温度が所定温度T3より高いか否かを判定する(S206)。ここで、温度T3は、温度T1より低い温度である。
【0040】
レーダ装置102の温度が、温度T3以下である、と判定された場合(S206の「NO」)、制御部104は、Loビーム点灯時よりも発熱量が大きいと考えられるHiビームが点灯中であるが、例えば十分な車速風がヘッドランプユニット101に当たるなどによってレーダ装置101の温度上昇が抑えられていると判断して、レーダ制御車速を所定速度V3に設定する(S211)。
【0041】
他方、レーダ装置102の温度が温度T3より高いと判定された場合(S206の「YES」)、制御部104は、Loビーム点灯時よりも発熱量が大きいと考えられるHiビームが点灯中であって、ヘッドランプユニット101のケース内が高温になっていると判断して、レーダ装置101を保護するため及び/又はレーダ装置101の温度を下げるための制御(以下、「Hiビーム時制御」と称す)を実行する(S210)。
【0042】
このように、制御部104は、温度センサ103により検出されたレーダ装置101の温度に応じてレーダ制御車速を異なる速度に設定するとともに、ヘッドランプが点灯しているか消灯しているか、点灯している場合、HiビームであるかLoビームであるか、をも考慮して、レーダ制御車速を設定する。より具体的には、例えば、温度に対応したレーダ制御車速を予めマップとして記憶保持しておき、当該マップを用いてレーダ制御車速を決定する。あるいは、別の実施形態として、ヘッドランプの点灯状態に応じたマップをそれぞれ用意しておいてもよい。
【0043】
次いで、図3のフローチャートを参照して、図2のフローチャートのS210におけるHiビーム時制御サブルーチンの流れを説明する。
【0044】
まず、制御部104は、レーダ装置101の温度を下げるために、ヘッドランプをHiビームからLoビームへ切り換えることが可能であるか否かを判定する(S301)。
【0045】
例えば、夜間に高速走行している場合など、Loビームへの切り換えが困難であると判定された場合(S301の「NO」)、制御部104は、HiビームをLoビームへ切り換えずに、レーダ制御車速を所定速度V6に設定する(S305)。ここで、夜間に高速走行しているか否かは、例えば、車速が所定速度以上で且つヘッドランプが点灯しているか否かを判定することによって、判断することができる。
【0046】
加えて、Hiビーム点灯時にはLoビーム点灯時に比べてレーダ装置101の温度上昇速度が高いであろうとの観点から、制御部104は、温度センサ103によるレーダ装置101の温度の検出周期を変更する(S306)。より具体的には、例えば、より少ないサンプリング数で平均値を算出したり、フィルタ定数や確定回数を変更したりすることによって、より短い間隔でレーダ装置101の温度を監視できるように温度センサ103の作動が制御される。
【0047】
他方、HiビームからLoビームへの切り換えが可能であると判定された場合(S301の「YES」)、制御部104は、ヘッドランプユニット101のヘッドランプを自動的にLoビームに切り換える(S302)。あるいは、別の実施形態として、音声案内や画面表示によりLoビームへ切換えるように運転者に対して報知してもよい。
【0048】
次いで、制御部104は、自車両運転者による手動操作によりLoビームに切り換えられたヘッドランプが再びHiビームへの戻されたか否かを判定する(S303)。
【0049】
運転者がHiビームに戻したと判定された場合(S303の「YES」)、制御部104は、Hiビームを維持したいという運転者意思を尊重する観点から、再びLoビームへ切り換えることは行わず、ヘッドランプをHiビームのまま維持した上で、レーダ制御車速をHiビーム点灯時用の所定速度V6に設定する(S305)。
【0050】
他方、Loビームへの切換後、運転者によるHiビームへの切り換えが所定時間内に検出されない場合(S303の「NO」)、制御部104は、自車両運転者がヘッドランプのLoビームへの切り換えを受け入れた(許容した)ものと判断して、レーダ制御車速を所定速度V5に設定する(S304)。
【0051】
このように、本実施例によれば、ペルシェ素子やその他の冷却素子をレーダ装置内に配設してレーダ装置を冷却してもよいが、これらの冷却手段を用いても十分な冷却効果が期待できなかった場合であっても、レーダ装置の温度に応じてレーダの制御車速を変更することでレーダ装置の利用可能範囲を広げることができる。
【0052】
また、本実施例によれば、ヘッドランプがHiビームであるかLoビームであるかに応じてもレーダ制御車速が変更されるため、レーダ装置をできる限りOFFにせずに利用を図りつつ、レーダ装置を熱による破壊から保護することができる。
【0053】
なお、上記一実施例においては、一例として、図2〜3に示したような条件に応じてレーダ制御車速がV1〜V6のいずれかの値を採るものとしたが、当業者には明らかなように、速度V1〜V6の各々の値は、レーダ装置102の温度特性・耐熱性や、ヘッドランプユニット101の形状・サイズなど、個々の車両の特性を考慮して決定される。特にミリ波レーダは温度に対する成立性が厳しいため、ミリ波レーダをランプユニット内に一体化する場合にミリ波レーダ装置の利用可能性範囲を広げる効果が期待できる。速度V1〜V6のうち任意の2つ以上の値が同じ値となることもあり得る。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、前照灯と該前照灯のケース内に配設されたレーダ装置とを含む車載装置に利用できる。搭載される車両の動力源種類、燃料種類、外観デザイン、重量、サイズ、走行性能等はいずれも不問である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施例に係る車載装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る車載装置によるレーダ制御車速変更処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートのS201のサブルーチンの流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
100 車載装置
101 ヘッドランプユニット
102 レーダ装置
103 温度センサ
104 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前照灯と該前照灯のケース内に配設されたレーダ装置とを含む車載装置であって、
前記レーダ装置の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記レーダ装置の温度に応じて、該レーダ装置についてのレーダ制御車速を変更するレーダ制御車速変更手段と、を有することを特徴とする車載装置。
【請求項2】
請求項1記載の車載装置であって、
前記レーダ制御車速変更手段は、前記温度検出手段により検出された前記レーダ装置の温度が第一の所定値を超えているときには前記レーダ制御車速を第一の速度とし、該所定値以下のときには前記第一の速度と異なる第二の速度とするように構成される、ことを特徴とする車載装置。
【請求項3】
請求項2記載の車載装置であって、
前記第一の速度は前記第二の速度よりも高い、ことを特徴とする車載装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項記載の車載装置であって、
前記レーダ制御車速変更手段は、前記前照灯がハイビームにセットされているときとロービームにセットされているときとで前記レーダ制御車速を異なる速度とするように構成される、ことを特徴とする車載装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項記載の車載装置であって、
前記レーダ制御車速変更手段は、前記前照灯がハイビームにセットされているときに前記温度検出手段により検出された前記レーダ装置の温度が第二の所定値を超えた場合、前記前照灯をハイビームからロービームへ変更するように構成される、ことを特徴とする車載装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項記載の車載装置であって、
前記温度検出手段は、前記前照灯がハイビームにセットされているときとロービームにセットされているときとで前記レーダ装置の温度を異なる周期で検出するように構成される、ことを特徴とする車載装置。
【請求項7】
請求項6記載の車載装置であって、
前記温度検出手段は、前記前照灯がハイビームにセットされているときにはロービームにセットされているときよりも前記レーダ装置の温度を検出する周期を短くするように構成される、ことを特徴とする車載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−41933(P2009−41933A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−204259(P2007−204259)
【出願日】平成19年8月6日(2007.8.6)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】