説明

農業用粒剤

【課題】本発明の目的は、20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分を含有する粒剤において、施用後から農薬活性成分の効果を発現することができる農業用粒剤を提供することにある。
【解決手段】本発明の農業用粒剤は、20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分を含有する農業用粒剤であり、当該農薬活性成分が粒剤の外層部に被覆されていることを特徴とする。これにより施用後から長期にわたって速やかに当該農薬活性成分を溶出することができ、また当該農薬活性成分の顕著な効果を発現することができる。しかも薬害の発生リスクが少ない農業用粒剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分を含有する農業用粒剤に関するものであり、さらに詳細には、農薬活性成分の効果発現時期の促進が可能で、薬害の発生のおそれの少ない農業用粒剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、農薬活性成分の効果の最速・最大化を目的として、農薬活性剤成分の速溶化が求められている。一般に、水稲用として用いられる農薬活性成分は散布時の省力化と安全性の面から、粒剤の剤型で使用されることが多い。粒剤として一般的な態様は、農薬活性成分とクレーなどの担体等を混合し、これに通常水を加えて混練して押し出し造粒した後、乾燥して製造される押出型粒剤である。このような粒剤の態様では、粒剤全体に均一に農薬活性成分が分散されているため、粒の内部に存在する水溶解度の低い農薬活性成分の溶出が十分でないために、当該農薬活性成分に期待される効果が十分に発揮しないことがあった。
中でも、フルベンジアミドは、稲作における主要病虫害に対して極めて高い効果を有する一方、水溶解度が極めて低いために通常の方法で粒剤化すると、前記のような課題があった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
非特許文献1 農薬ハンドブック 2011年版(日本植物防疫協会)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分を含有する粒剤において、施用後から農薬活性成分の効果を発現することができる農業用粒剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は、農薬活性成分の効果発現時期の促進が可能で、薬害の発生のおそれの少ない農業用粒剤を開発すべく鋭意検討した結果、20℃における水溶解度10ppm以下の農薬活性成分を含有する農業用粒剤であっても、施用後から長期にわたって農薬活性成分の顕著な効果を発現することができる農業用粒剤を開発するに至った。
【0006】
即ち、本発明は、
[1]20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分を含有する農業用粒剤であって、当該農薬活性成分が粒剤の外層部に被覆されていることを特徴とする農業用粒剤、
[2]農薬活性成分が、フルベンジアミドである[1]に記載の農業用粒剤、
[3]フルベンジアミドの含有量が、粒剤全体に対して0.1〜3重量%である[1]〜[2]に記載の農業用粒剤、
[4]内核粒を混合しながら、フルベンジアミド及びバインダーとを投入し、粒剤の外層部に被覆することを特徴とする農業用粒剤の製造方法、
[5][1]〜[3]に記載の農業用粒剤の有効量を、作物又は周辺土壌に処理することを特徴とする当該農業用粒剤の使用方法、
に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の農業用粒剤は、20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分であって、速やかな効果の発現を実現するものである。
【0008】
本発明において、農薬活性成分としては、除草剤、植物成長調節剤、殺虫剤、殺菌剤などの活性成分を使用することができ、本発明では、このうち、20℃における水溶解度が10ppm以下である農薬活性成分が対象となる。本発明の農業用粒剤に用いられる農薬活性成分としては、殺虫活性成分、殺菌活性成分、除草活性成分、及び植物成長活性成分等を例示することができる。
【0009】
殺虫化合物としては、例えばフルベンジアミド、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、ピリダリル、エトフェンプロックス、フィプロニル、カルボスルファン、シクロプロトリン、ブプロフェジン、ベンスルタップ、プロポキスル、シペルメトリン、ビフェントリン、アクリナトリン、エトフェンプロックス、テフルトリン、テフルベンズロン、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、フルフェノクルソン、クロルフルアズロン、テブフェノジド、クロマフェノジド、ベンゾエピン、クロルフェナピル、ジアフェンチウロン、インドキサカルブ、メタフルミゾン、ジノテフラン等が挙げられ、特に、フルベンジアミド、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロールが好ましい。
【0010】
殺菌化合物としては、例えばジクロメジン、チフルザミド、カルプロパミド、プロシミドン、フサライド、ジクロシメット、トリフロキシストロビルリン、ファモキサドン、ペンシクロン、ジチアノン、シアゾファミド、チアジニル等が挙げられる。
【0011】
除草化合物としては、例えばベンゾフェナップ、ベンゾビシクロン、クミルロン、メフェナセット、フェントラザミド、ブロモブチド、クロメプロップ、エスプロカルブ、ピリブチカルブ、シハロホップブチル、カフェンストロール、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ピリミノバックメチル、オキサジクロメホン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、フルミオキサジン、クロメプロップ、キザロホップエチル、フェンメディファム、ピリブチカルブ、ベンゾフェナップ、プロジアミン、ペンディメタリン、ビフェノックス、ペントキサゾン、オキサジクロメホン、ベンゾビシクロン等が挙げられる。
【0012】
昆虫成長制御化合物としては、例えばジフルベンズロン、テフルベンズロン、ルフェヌロン、フルフェノクスロン、クロルフルアズロン、ノバルロン、テブフェノジド、クロマフェノジド、メトキシフェノジド、ブプロフェジン、シロマジン及びピリプロキシフェン等が挙げられる。
【0013】
植物生長調節化合物としては、例えばエテホン、インドール酪酸、エチクロゼート、1−ナフチルアセトアミド、4−CPA、ベンジルアミノプリン、ホルクロルフェニュロン、ジベレリン、ウニコナゾールP、クロルメコート、パクロブトラゾール、フルルプリミドール、トリネキサパックエチル及びダミノジット等が挙げられる。
【0014】
さらに、例えば、「農薬ハンドブック2011年版」(財団法人 日本植物防疫協会)、「The
Pesticide Manual 14th
Edition」(British Crop Protection
Council)などの文献に記載されている、20℃における水に対する溶解度が10ppm以下である農薬も本発明の農薬活性成分として使用することができる。これらの農薬活性成分はそれぞれ単独でまたは2種以上組み合わせて使用することもできる。
【0015】
本発明の農薬活性成分として好ましく用いられるフルベンジアミドは、チョウ目害虫の防除に卓効を有する化合物である。本発明の粒剤におけるフルベンジアミドの配合量は、粒剤全体に対して0.1〜3重量%が好ましく、さらに好ましくは、0.2〜2重量%である。
【0016】
本発明において、農薬活性成分としてその他の農薬活性成分を用いる場合には、上記の配合量に準じ、農薬活性成分の薬効を考慮して適宜配合量を調整することができる。
【0017】
本発明の粒剤の内核粒は、固体担体、及び必要に応じて配合されるその他の成分より構成される。固体担体としては、ベントナイト、クレー、カオリン、セリサイト、タルク、酸性白土、軽石、ゼオライト、バーミキュライト、パーライト、炭酸カルシウム、珪砂等を例示できる。
【0018】
また、その他の成分としては、ワックス等の徐放性向上剤、アルキル硫酸エステル塩類、アリールスルホン酸塩類、ポリオキシエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、ジアルキルスルホサクシネート類、ポリカルボン酸類等の界面活性剤、澱粉、アルギン酸、グリセリン、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブテン、ポリビニルアルコール、アラビアガム、流動パラフィン、エチルセルロース、ポリビニルアセテート等の結合剤、染料、顔料等の着色剤等を例示できる。
【0019】
本発明の粒剤の外層部には、20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分、及び必要に応じて配合されるその他の成分から構成される。その他の成分としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、エポキシ化油脂類等の農薬活性成分安定剤、ベントナイト、ケイソウ土、ホワイトカーボン等の固体担体及び内核粒成分として例示した固体担体、徐放性向上剤、界面活性剤、結合剤、その他の農薬活性成分等を例示できる。
【0020】
本発明の粒剤の製造に際しては、1)固体担体、必要に応じてその他成分を、押出造粒機、攪拌造粒機、転動造粒機あるいは流動層造粒機等の通常の混合造粒機を用いて製造した粒を内核粒とする。当該内核粒をコンクリートミキサー、ナウタミキサー等の通常の混合機を用いて混合しながら、農薬活性成分、必要に応じて固体担体やその他成分を、適宜バインダーを用いて被覆させる方法や、2)珪砂や炭酸カルシウム等の非吸油性担体を内核粒とし、当該内核粒の表面に農薬活性成分、必要に応じて固体担体やその他成分を、適宜バインダーを用いて被覆させる方法等により製造する。該内核粒の形状としては、直径0.1〜30mmの球状物、直径0.1〜5mm、長さ1〜30mm、アスペクト比(長さ/直径)1〜10の円筒状物等を例示できる。
【0021】
本発明の粒剤の製造に際して使用できるバインダーとしては、リグニンスルホン酸塩、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、澱粉、デキストリン、ポリアクリル酸塩等があげられ、ポリビニルアルコールが好ましい。
【0022】
本発明の農業用粒剤は、農薬施用におけるあらゆる場面に適用可能であるが、特に種子の発芽・発根又は幼苗の生育段階で施用する場面、いわゆる播種育苗期に於いて有効である。例えば水稲箱育苗に於ける育苗培土混和時、播種時覆土前又は覆土後、催芽期から移植直前時までの期間の施用がこれにあたり、さらに近年移植同時施用も開発されており、この分野への適用も可能である。また、野菜等のセルトレイ育苗に於いても同様育苗培土混和時から移植時まで適用され得るが、特に好ましくは播種時及び催芽期施用や、移植時における植穴処理等が挙げられる。
尚、播種育苗期での栽培は、通常育苗培土が用いられるが、育苗マットやシート等培土以外の栽培に於いても適用可能である。
【0023】
施用の方法としては、通常の農業用粒剤と同様な方法によって施用することができ、例えば、手での直接散粒、人力式散粒機、電動式散粒機、背負形動力式散粒機、走行形動力散粒機、トラクター搭載型散粒機、田植機搭載型散粒機、側条施用用施薬機、無人ヘリコプター等航空散粒機による方法等を挙げることができる。
例えば水稲育苗箱施薬においては、農業用粒剤を所定量の計り取れる計量カップですくい取り、育苗箱に振りかける方法、専用の育苗箱散布容器に入れて育苗箱に散粒する方法、農業用粒剤の包装容器に施された排出口や穴等から直接育苗箱に散粒する方法、動力式散粒機を用いて広範囲に配置した数多くの育苗箱に散粒する方法、播種作業時に専用の装置にて育苗箱に散粒する方法、育苗土壌と混和する方法等が例示される。
【0024】
上記のような散布を適正に行うためには、本発明の農業用粒剤の物理性は種々の項目に対してそれぞれ一定範囲内にあることが好ましい。例えば見掛け比重は農薬公定検査法において0.3〜2.0が好ましく、より好ましくは0.5〜1.5である。粒の硬度は全農ボールミル法において20以下が好ましく、より好ましくは10以下である。粒度は目開き1700μmのふるいを通過して、目開き300μmのふるいを通過しない粒が粒状組成物全体の90重量%以上であることが好ましい。また、粒が円柱状である場合は、断面円の直径は0.3〜2.0mmが好ましく、より好ましくは0.5〜1.5mmである。円柱の高さに当たる粒長は、断面円直径に対して0.5〜6倍であることが好ましいが、播種作業時の専用装置を用いて散布する場合、例えば苗箱施用薬剤散布装置(美善製、型式KS−25:ローラー式散粒機)や苗箱施薬ホッパー(スズテック製、型式SDP−33S、SDP−103S:ローラー式散粒機)、ポット育苗用箱施薬装置(みのる産業株式会社製、形式MPA−21:ローラー式散粒機)にて散布する場合は、断面円直径に対して2.5倍以上の粒長を有する粒が粒状組成物全体の50重量%以下であることが好ましく、より好ましくは10〜40重量%である。
【0025】
尚、本発明の農業用粒剤を施用する際の施用量は、水田や畑地の場合、10アールあたり、0.1〜20kg、好ましくは0.2kg〜5kgであり、水稲育苗箱の場合、育苗箱(通常、0.16m2)一枚あたり10〜200g、好ましくは10g〜100gである。又、例えばセルトレイに施用する際はセルトレイ(128穴)あたり30g程度の施用量で良い。
【実施例】
【0026】
以下に、実施例、比較例及び試験例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下、単に部と表記するときは重量部を、%と表記するときは重量%を示す。
【0027】
実施例1
パラフィン(商品名「パラフィンワックス150」、日本精鑞株式会社製)5部、ホワイトカーボン(商品名「カープレックス#80−D」、エボニックデグサ社製)3部を加え、さらに炭酸カルシウム(商品名「炭カルNS−#100」、日東製粉株式会社製)を前記成分と合わせて98.13部となるように加えて混合し、少量の水を加えた後、パン型造粒機で粒状に形成し、40℃で2時間乾燥して、内核粒(A)を得た。
【0028】
得られた内核粒(A)をナウタミキサで混合させながら、フルベンジアミド原体1部(有効成分量)、ポリビニルアルコール0.02部、リグニンスルホン酸塩0.25部及び水2部を添加し、さらにホワイトカーボン(商品名「カープレックス#80−D」、エボニックデグサ社製)0.6部を添加した後、40℃にて乾燥して実施例1の農業用粒剤を得た。
【0029】
実施例2
軽石(商品名「カガライト2号」、ネオライト興産株式会社製)98.13部をナウタミキサで混合させながら、フルベンジアミド原体1部(有効成分量)、ポリビニルアルコール0.02部、リグニンスルホン酸塩0.25部及び水2部を添加し、さらにホワイトカーボン(商品名商品名「カープレックス#80−D」、エボニックデグサ社製)0.6部を添加した後、40℃にて乾燥して実施例2の農業用粒剤を得た。
【0030】
実施例3
チアジニル原体6部(有効成分量)、ホワイトカーボン(カープレックス#1120)3.5部、ベントナイト(Cベント)3部、ポリビニルアルコール(PVA224)2部、炭酸カルシウム1.5部を加え、さらにクレー(NOクレー)を全体で100部となるように加えて混合し、水23.3部を添加して混練した後、バスケットリューザーで直径1mm、アスペクト比約3の円筒状内核粒を得、これを60℃で2時間乾燥して、内核粒(B)を得た。
【0031】
得られた内核粒(B)をコンクリートミキサーで転動させながら、フルベンジアミド原体1部(有効成分量)、ポリビニルアルコール0.02部、リグニンスルホン酸塩0.25部及び水2部を添加し、さらにホワイトカーボン(商品名「カープレックス#80−D」、エボニックデグサ社製)0.6部を添加した後、40℃にて乾燥して実施例3の農業用粒剤を得た。
【0032】
比較例1
フルベンジアミド1部(有効成分量)パラフィン(商品名「パラフィンワックス150」、日本精鑞株式会社製)5部、ホワイトカーボン(商品名「カープレックス#80−D」、エボニックデグサ社製)3.6部、ポリビニルアルコール0.02部、リグニンスルホン酸塩0.25部を加え、さらに炭酸カルシウム(商品名「炭カルNS−#100」、日東製粉株式会社製)を前記成分と合わせて100部となるように加えて混合し、少量の水を加えた後、パン型造粒機で粒状に形成し、40℃で2時間乾燥して比較例1の粒剤を得た。
【0033】
比較例2
フルベンジアミド1部(有効成分量)、チアジニル原体6部(有効成分量)、ホワイトカーボン(カープレックス#1120)3.5部、ベントナイト(Cベント)3部、ポリビニルアルコール(PVA224)2部、炭酸カルシウム1.5部を加え、さらにクレー(NOクレー)を全体で100部となるように加えて混合し、水23.3部を添加して混練した後、バスケットリューザーで直径1mm、アスペクト比約3の円筒状内核粒を得、これを60℃で2時間乾燥して比較例2の粒剤を得た。
【0034】
試験例1(溶出試験)
実施例1〜3及び比較例1〜2の各粒剤80mgを、800mlの活性炭処理水を入れたビーカーに投入した。所定時間毎にビーカーの中央部から試験液を採取し、高速液体クロマトグラフィーにより、有効成分の含有量を測定し、溶出率を算出した。結果を第1表に示す。
【表1】

【0035】
第1表の結果から明らかなように、本発明に従う実施例1の粒剤においては、比較例1と比較してフルベンジアミドが速やかに溶出することがわかる。実施例2及び3においても同様の傾向が認められた。
【0036】
本発明は上記実施例の組み合わせに限定されるものではなく、その他の農薬活性成分の組み合わせにも適用することができるものである。
【0037】
本発明によれば、農薬活性成分を施用直後から効果を発現することができる農業用粒剤とすることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
20℃における水溶解度が10ppm以下の農薬活性成分を含有する農業用粒剤であって、当該農薬活性成分が粒剤の外層部に被覆されていることを特徴とする農業用粒剤。
【請求項2】
農薬活性成分が、フルベンジアミドである請求項1に記載の農業用粒剤。
【請求項3】
フルベンジアミドの含有量が、粒剤全体に対して0.1〜3重量%である請求項1〜2に記載の農業用粒剤。
【請求項4】
内核粒を混合しながら、フルベンジアミド及びバインダーとを投入し、粒剤の外層部に被覆することを特徴とする農業用粒剤の製造方法。
【請求項5】
請求項1〜3に記載の農業用粒剤の有効量を、作物又は周辺土壌に処理することを特徴とする当該農業用粒剤の使用方法。

【公開番号】特開2013−35761(P2013−35761A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−171493(P2011−171493)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【出願人】(000232623)日本農薬株式会社 (97)
【Fターム(参考)】