説明

農薬散布量分布判定方法

【課題】圃場内外の農薬散布量分布を正確に判定でき、さらに、測定結果が自然条件等に左右されない農薬散布量分布判定方法を提供することである。
【解決手段】農薬散布後の圃場内外における農薬散布量分布を判定する方法であって、非吸水性、かつ、平面状の測定板2を有する判定体1を圃場内外の測定箇所に複数設置し、分析装置を用いて測定板2表面に付着した農薬量を測定する農薬散布量分布判定方法を提供する。また、前記判定体1は、測定板2が角度調節部5により上向き(水平)に配置され、測定板2が剛性を有する部材で形成され、測定板2が高さ調節部6により設定高さを変更可能に支持されるように構成する。さらに、前記判定体1の脚部7は、所定重量を有し、位置固定手段を有するように構成する。また、個々にID情報を有するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農薬散布時の散布量分布を判定する技術に関する。より詳細には、圃場内外に設置した判定体の農薬付着面に付着した農薬質量を光分析技術で測定し、単位面積当たりの農薬質量を予測算出する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、食品衛生法の改正に伴い、農作物によっては厳密な残留農薬基準値が設けられたことを受けて、農作物の残留農薬に対する注目が集まっている。そこで、適切な農薬散布や、出荷時の残留農薬値の正確な測定等が求められている。
農薬散布時に、圃場内の特定の箇所に散布が集中し、散布量が多くなって、収穫時の残留農薬値が基準値より大きくなり出荷できなくなってしまう可能性や、農薬散布時に突風などの自然現象によって、散布対象圃場外に農薬が飛散する、いわゆるドリフトにより、収穫間際の農作物に農薬が付着してしまった場合には、残留農薬値が基準値を超えて出荷できなくなってしまう可能性があった。そこで、農薬散布時の散布量分布、ドリフト判定等の散布状況の確認は、かかる損失を回避するために重要な地位を占めている。
従来、農薬散布時、及び農薬散布後に、農薬量、農薬濃度等の散布状況の確認方法は、作業者による目視、若しくは感水紙による確認方法がとられていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−172104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、目視による確認方法では、正確な農薬付着状況が判定できなかった。その上、確認作業に手間がかかっていた。
また、前述の特許文献1に記載の感水紙を用いた確認方法では、農薬散布量、農薬濃度等の農薬付着データを数値化することが困難であった。さらに、農薬散布後において残留農薬基準値を超過しているか否かの判断基準は、作業者等の経験則に基づくものであり、確実性に欠けていた。
感水紙による確認方法では農薬だけでなく、水も農薬と判断され、農薬水溶液のいわゆる溶けむらに対応できなかったり、風等の自然条件を受けて設置角度、設置位置等が変わり、測定精度が落ちたりするという問題点もあった。
本発明では、係る問題を鑑みてなされたもので、圃場内外の農薬散布量分布を正確に判定でき、さらに、測定結果が自然条件等に左右されない農薬散布量分布判定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、農薬散布後の圃場内外における農薬散布量分布を判定する方法であって、非吸水性、かつ、平面状の農薬付着面を有する判定体を圃場内外の測定箇所に複数設置し、光分析技術を用いて前記判定体表面に付着した農薬量を測定するものである。
【0006】
請求項2においては、前記判定体は、農薬付着面が上向きに配置されるものである。
【0007】
請求項3においては、前記判定体は、農薬付着面が剛性を有する部材の表面に形成されるものである。
【0008】
請求項4においては、前記判定体は、農薬付着面の設定高さを変更可能に支持されるものである。
【0009】
請求項5においては、前記判定体は、個々にID情報を有するものである。
【0010】
請求項6においては、前記判定体は、所定重量を有するものである。
【0011】
請求項7においては、前記判定体は、位置固定手段を有するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0013】
請求項1の如く構成したので、目視確認では見落としがちな無色透明等の農薬についても検出可能である。また、圃場外にも判定体を設置することによって、周囲へのドリフト状況の確認が可能である。対象圃場内では、農薬が意図する量で付着しているか確認可能となり、光分析技術を用いることによって、測定後即座に単位面積あたりの農薬質量の予測結果がわかる。さらに、非吸水性の農薬付着面を有することによって、いわゆる農薬水溶液の溶けむらに影響を受けず、農薬付着量を精度よく測定でき、洗浄することで繰り返し使用できるので、経済性も良い。
【0014】
請求項2の如く構成したので、請求項1に係る効果に加え、上方から散布される農薬に対して流れ落ち難く、農薬付着が正確に測定可能となる。
【0015】
請求項3の如く構成したので、請求項1に係る効果に加え、設置したり回収したりするときに変形し難く、判定体の設置、取り扱い等が容易となる。
【0016】
請求項4の如く構成したので、請求項1に係る効果に加え、農薬付着面を作物と略同一の高さに設定できて、作物に付着する農薬と略同じ条件で検出することができる。
【0017】
請求項5の如く構成したので、請求項1に係る効果に加え、複数の判定体を集めて測定する時に間違うことがなく、判定体の配置箇所、散布された農薬データ等の散布情報を事後管理するときのデータの処理が容易にできるようになり、同時に散布時の気象条件等を併せて検討することで、次回以降の農薬散布の際にフィードバックできるようになる。
【0018】
請求項6の如く構成したので、請求項1に係る効果に加え、無人ヘリコプター等による散布時に受ける風の影響や、突風の影響を受けたときも判定体は飛ばされたり、位置が移動したりすることがなくなり、判定体の安定性が向上し正確に検知することができる。
【0019】
請求項7の如く構成したので、請求項1に係る効果に加え、地面の起伏等の土地条件によらず、判定体を所望箇所に確実に設置可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る判定体の斜視図、図2は農薬散布後の測定時の模式図であり、図3は農薬散布時の判定体の配置例に係る平面図である。
【0021】
<判定体>
まず、本発明の一実施例に係る判定体1の構成を、図1を用いて説明する。
【0022】
図1に示すように、判定体1は、農薬付着面を上面に有する測定板2と、該測定版2を着脱自在に固定し、支持する支持台3を備えている。該測定板2はポリプロピレン(PP)、若しくはアクリロニトリル・ブタジエンスチレン樹脂(ABS樹脂)等の非吸水性素材であって耐薬品性の高い合成樹脂製板または金属板または硝子または陶磁器等からなり、十分な剛性を有するものとする。但し、十分な剛性を有する紙や木材や金属板等の表面に耐薬品性の物質をコーティングしたり表面処理したりフィルムを貼設したりすることも可能である。また、測定板2は平面視において本実施例では四角形(正方形)としているが、その形状は限定するものではない。
前記支持台3は、天板部4、角度調節部5、高さ調節部6、脚部7、及び、第一軸21、第二軸22からなる。より詳細には、支持台3の最上部に正方形状の天板部4が配置され、該天板部4は前記測定板2と略同じ、或いは多少大きい程度の面積の上面を有するものとし、該上面には前記測定板2を脱着容易に固定する手段を備える。例えば、所定の高さを有するL字形状の突起部4a・4a・・を該測定板2の正方形頂点位置に備える。
そして、平面視において該天板部4の中心位置下部に角度調節部5が配置される。該角度調節部5からは第一軸21が下方に延設され、さらに下方に第二軸22が延設され、該第二軸22の上端には高さ調節部6が配置され、第二軸22の下端には脚部7が配置される。
なお、天板部4の突起部4a・4a・・の代わりに、クリップ等を用いて固定することも可能であり、測定板2の天板部4への固定手段は本実施例のみに限らない。
【0023】
<天板角度調節>
前記角度調節部5は、前記天板部4の中心位置下部に球形ジョイントを配置してボルト5aにより角度固定可能とされる。こうして、天板部4が上を向く(水平となる)ように調節して固定支持するものである。すなわち、測定板2の農薬付着面が上を向くように支持するものであって、圃場の傾斜等の土地条件に関わらず判定体1による測定の正確性を担保するものである。なお、角度調節部5は、前後方向及び左右方向の回動支点軸により支持して各支点軸を固定する構成であってもよく、所定範囲の角度調節が可能であれば、本実施例の構成に限定するものではない。そして、該角度調節部5の下部は、第一軸21の上端に固定される。
【0024】
<高さ調節>
前記第一軸21及び第二軸22は中空であり、該第一軸21が第二軸22に摺動自在に外嵌された構成とし、第二軸22上端に配置される前記高さ調節部6は、ボルト6a等によって締め付け固定する手段が構成されて、該第一軸21が第二軸22内を摺動調節(伸縮)して第一軸21を第二軸22に対して高さ調節部6によって締着固定することで、天板部4の高さを所望の高さに設定することができる。こうして、前記測定板2の設定高さを農作物と略同じにすることが可能となり、農作物の高さによらず判定体1による測定の正確性を担保するものである。なお、高さ調節部6は、所定範囲の高さ調節が可能であれば、本実施例の構成に限らず、適用可能である。
【0025】
<脚部>
前記脚部7は第二軸22下端部にボルト等によって固定されて、該第二軸22下端部より放射状に延びる複数の接地足8・8・・によって構成され、各接地足8の先端部には略円形状の固定部9を有し、該固定部9・9・・は、杭等によって地面と固定するための孔9a・9a・・を有する。なお、該接地足8の数は、判定体1の安定性を担保できればいくつでもよい(例えば、本実施例では3つとした)。また、接地足8の代わりに多角形または円盤状の板状体で接地部とすることも可能であり、所謂、スタンドとなり安定させることができる構成であればその構造は限定するものではない。
好ましくは、外的要因によって転倒したり、設置位置が変化したりするのを回避するために、杭等で地面に固定するのが良い。なお、脚部7は図1に示した実施例の形状に限らず、所定の重量を有し、地面に固定可能ならば適用可能である。
【0026】
さらに、判定体1には個々にID情報を付加する。即ち、前記測定板2の表面以外の位置に識別部材23を付設して、夫々が識別できるようにしている。該識別部材23は、ナンバーを付したり、バーコードを付したり、IDタグ等により構成する。本実施例ではIDタグを取り付けることによって、散布後の測定結果等の確認が容易にできるようになる。つまり、該IDタグに散布場所のデータを書き込んでおくことで、残留農薬測定時に、コンピュータ(制御手段)11に測定板2から前記IDタグのデータを読み込んで、そのIDデータの格納(記憶)場所に測定した残留農薬データも格納する。このように処理することで、農薬散布状況検出対象となる圃場の農薬質量、散布分布等の散布状況を容易に分析でき、結果を記憶し、表示等の出力ができる。よって、後述するように、農作物の出荷時に、コンピュータ11からその農作物の農薬情報を呼び出して開示することができ、消費者の信頼を得ることも可能である。さらに、万一、残留基準値を超過した場合は、原因の究明や、問題となるロットの特定等によって次回の散布にフィードバックできる。
【0027】
<まとめ>
このように構成したので、判定体1を測定箇所に設置するときは、まず、脚部7の固定部9を地面に固定し、次に、高さ調節部6によって、天板部4が農作物と略同じ高さになるように高さを調節する。さらに、角度調節部5によって、天板部4が上向き(水平)になるように調節し、最後に、散布場所のデータを書き込んだIDタグ付測定板2を天板部4に固定するようにすればよい。こうして、圃場内外を問わず、地面の状況によらないで、判定体1を所望の設置位置に測定に適した状態で固定することができる。また、農作物の種類によらず、農薬付着面を適切な高さ、及び、適切な向きで測定することが可能となり、散布農薬の正確な測定が可能となる。
【0028】
<光分析技術>
次に、図2を用いて本実施例に用いる光分析技術を用いた測定手段となる分析装置10及び、該分析装置10に接続されたコンピュータ11について説明する。
【0029】
本実施例で使用する分析装置10は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用いた測定機器であって、その測定方法は拡散反射法を適用するものである。この拡散反射法とは、光源から出た光が干渉計を通過して干渉光となり、その干渉光が被検体に照射され、検知部が被検体から反射する拡散反射光を検出し、検出された拡散反射スペクトルを定量的、或いは定性的に分析する方法である。
また、コンピュータ11には測定対象となる農薬の質量を予測算出する検量式を予め記憶させておく。該検量式は、予め試験等により求められるものであり、より詳細には、既知の質量の農薬を表面に付着させた測定板2に対して測定を行ない、検出される拡散反射スペクトルと、農薬の質量との関係式を導いたものである。このようにして求められた検量式をコンピュータ11に記憶させておき、前記分析装置10による測定時にこの検量式を用いて単位面積当たりの農薬質量を予測算出し、表示部11aに予測結果を表示するように構成しておく。
このようにして、分析装置10によって測定板2の農薬付着面の一又は複数箇所に付着する農薬の質量の測定を行なう。そして、前記検量式を用いて単位面積当たりの農薬質量を予測算出することができ、作業者は予測結果を知ることができる。また、この予測結果をコンピュータ11に記憶するとともに、該コンピュータ11に農薬散布時期、散布農薬量、農薬散布時の風向、風速等の記帳データを併せて記憶しておくことで、次回散布時のドリフト防止に役立てることもできる。
なお、本実施例では、拡散反射法を適用したが、所定の条件下でATR法等の測定方法も適用可能である。
【0030】
<判定方法(判定体の設置)>
図2、図3に示すように、前記判定体1を農薬散布対象となる圃場内外の適所に複数設置し、農薬散布後、前記分析装置10及び、コンピュータ11を搭載した車両で測定板2を回収してまわり、分析装置10を用いて夫々測定することにより、判定体1を設置した場所における単位面積当たりの農薬質量を予測算出でき、農薬散布状況を判定することができる。
また、農薬散布対象圃場だけでなく、散布非対象圃場にも設置することで、農薬散布時のドリフト状況を検知することも可能である。
具体的には、農薬散布対象圃場では圃場端から所定間隔ごとに判定体1を設置する。また、農薬散布対象圃場に近接する農薬散布非対象圃場または畦または農道などに、農薬散布対象圃場の端部から所定距離離れた位置に判定体1を設置する。この設置した判定体1・1・・・の設置位置はIDタグにデータとして書き込んでおく。
そして、農薬を散布し、測定板2を回収する。この測定板2に付着した農薬の量を前記方法にて測定し、農薬散布対象圃場に設置した測定板2からは単位面積当たりの農薬の量が適正であるかどうか判断できる。この結果から、散布量が不足していたり、多過ぎた場合などでは、散布装置の噴出量を調節したり、農薬自体の希釈量を変更したりすることができる。また、農薬散布非対象圃場に設置した測定板2からはドリフト量を検出することができ、この結果から、風速に対して風上側のどの位置まで散布可能であるか、どれだけ離れた位置までは許容範囲であるか等を判断することができる。
【0031】
以上のように、農薬散布後の圃場内外における農薬散布量分布を判定する方法であって、非吸水性、かつ、平面状の農薬付着面を有する判定体1を圃場内外の測定箇所に複数設置し、分析装置10を用いて測定板2表面に付着した農薬量を測定するので、目視確認では見落としがちな無色透明等の農薬についても検出可能である。また、圃場外にも判定体を設置することによって、周囲へのドリフト状況の確認が可能である。対象圃場内では、農薬が意図する量で付着しているか確認可能となり、光分析技術を用いることによって、測定後即座に単位面積あたりの農薬質量の予測結果がわかる。さらに、非吸水性の農薬付着面を有することによって、いわゆる農薬水溶液の溶けむらに影響を受けず、農薬付着量を精度よく測定でき、洗浄することで繰り返し使用できるので、経済性も良い。
また、前記判定体1は、農薬付着面が上向きに配置されるので、上方から散布される農薬に対して流れ落ち難く、農薬付着が正確に測定可能となる。
また、前記判定体1は、農薬付着面が剛性を有する状態で配置されるので、設置したり回収したりするときに変形し難く、判定体1の設置、取り扱い等が容易となる。
また、前記判定体1は、農薬付着面が設定地上高さに支持されるので、農薬付着面を作物と略同一の高さに設定できて、作物に付着する農薬と略同じ条件で検出することができる。
また、前記判定体1は、個々にID情報を有するので、複数の判定体1・1・・・を集めて測定する時に間違うことがなく、判定体1の配置箇所、散布された農薬データ等の散布情報を事後管理するときのデータの処理が容易にできるようになり、同時に散布時の気象条件等を併せて検討することで、次回以降の農薬散布の際にフィードバックできるようになる。
また、前記判定体1は、所定重量を有するので、無人ヘリコプター等による散布時に受ける風の影響や、突風の影響を受けたときも判定体は飛ばされたり、位置が移動したりすることがなくなり、判定体の安定性が向上し正確に検知することができる。
また、前記判定体1は、位置固定手段を有するので、地面の起伏等の土地条件によらず、判定体を所望箇所に確実に設置可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施例に係る判定体の斜視図。
【図2】農薬散布後の測定時の模式図。
【図3】農薬散布時の判定体の配置例に係る平面図。
【符号の説明】
【0033】
1 判定体
2 測定板
3 支持台
4 天板部
5 角度調節部
6 高さ調節部
7 脚部
8 接地足
9 固定部
10 分析装置
11 コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
農薬散布後の圃場内外における農薬散布量分布を判定する方法であって、
非吸水性、かつ、平面状の農薬付着面を有する判定体を圃場内外の測定箇所に複数設置し、
光分析技術を用いて前記判定体表面に付着した農薬量を測定する
ことを特徴とする農薬散布量分布判定方法。
【請求項2】
請求項1に記載の農薬散布量分布判定方法において、
前記判定体は、農薬付着面が上向きに配置されることを特徴とする農薬散布量分布判定方法。
【請求項3】
請求項1に記載の農薬散布量分布判定方法において、
前記判定体は、農薬付着面が剛性を有する部材の表面に形成されることを特徴とする農薬散布量分布判定方法。
【請求項4】
請求項1に記載の農薬散布量分布判定方法において、
前記判定体は、農薬付着面の設定高さを変更可能に支持されることを特徴とする農薬散布量分布判定方法。
【請求項5】
請求項1に記載の農薬散布量分布判定方法において、
前記判定体は、個々にID情報を有することを特徴とする農薬散布量分布判定方法。
【請求項6】
請求項1に記載の農薬散布量分布判定方法において、
前記判定体は、所定重量を有することを特徴とする農薬散布量分布判定方法。
【請求項7】
請求項1に記載の農薬散布量分布判定方法において、
前記判定体は、位置固定手段を有することを特徴とする農薬散布量分布判定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−64689(P2008−64689A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−244658(P2006−244658)
【出願日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】