説明

迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する栄養組成物

本発明は、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む栄養組成物を提供し、前記栄養組成物の摂取により、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する方法が提供される。前記栄養組成物は、低炭水化物食事療法を実行中の個体、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体、及び/または天然成分を摂っている個体に好適である。本発明はまた、前記栄養組成物の製造方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ここにその全体を参照のために取り込むこととする、2004年4月30日に出願された「体重減少のための栄養組成物」と題される米国特許仮出願第60/567126号に関連し、その優先権の効果を主張する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物に関する。
【特許文献1】米国特許仮出願第60/567126号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を提供する。1つの実施態様においては、前記栄養組成物は、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。1つの実施態様においては、本発明は、低炭水化物食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を提供する。別の実施態様においては、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を提供する。更に別の実施態様においては、本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を提供するものであり、該栄養組成物は天然成分を供給する。
【0004】
本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を摂取することにより、個体において迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、1つの実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。1つの実施態様においては、本発明は、低炭水化物食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を摂取することにより、迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、1つの実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。1つの実施態様においては、本発明は、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を摂取することにより、迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、1つの実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。さらに別の実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。1つの実施態様においては、本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を摂取することにより、迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、天然成分を提供するものであって、1つの実施態様においてはガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。
【0005】
本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物の製造方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、1つの実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。1つの実施態様においては、本発明は、低炭水化物食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物の製造方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、1つの実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。別の実施態様においては、本発明は、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物の製造方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、1つの実施態様において、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。さらに別の実施態様においては、本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物の製造方法を提供するものであり、前記栄養組成物は、天然成分を供給するものであって、1つの実施態様においてはガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本明細書において、「有効量」とは、週単位の期間に亘り、1回分として一日に3回投与されて体重減少を誘発するために有効な量を意味する。前記栄養組成物の有効量としては、1回分につき該栄養組成物が好ましくは約0.1g乃至約10gである。さらに好ましくは、前記組成物の有効量は、1回分につき該栄養組成物を好ましくは約1g乃至約5g含む。もっとも好ましくは、前記組成物の有効量は、1回分につき該栄養組成物を好ましくは約2.0g乃至約2.6g含む。
【0007】
本明細書において、「本質的に純粋」とは、好ましくは約90%より高い純度の化合物を意味する。より好ましくは、「本質的に純粋」とは、約95%より高い純度の化合物を意味する。最も好ましくは、「本質的に純粋」とは、約98%より高い純度の化合物を意味する。
【0008】
本明細書において、「強化」とは、望ましからぬ不純物が除かれた、部分的に精製された抽出物または組成物を意味する。望ましからぬ不純物は、単一の化合物または多数の化合物であってよい。好ましくは、「強化」とは、少なくとも25%の望ましからぬ不純物が除去された組成物を意味する。更に好ましくは、「強化」とは、少なくとも50%の望ましからぬ不純物が除去された組成物を意味する。最も好ましくは、「強化」とは、少なくとも75%の望ましからぬ不純物が除去された組成物を意味する。
【0009】
本発明は、1つの実施態様によれば、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む栄養組成物を提供する。
【0010】
実施例1にさらに詳細に説明するが、1つの好ましい実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(Super Citrimax 60% HCA);グルコマンナン(Amorphophallus konjac);ギムネマシルベスタ葉抽出物25%ギムネマ酸;アルファリポ酸(「ALA」);クロム酸塩(10%元素クロム);緑茶−乾燥葉抽出物(45%EGCG);無水カフェイン;ガラナ抽出物(22%カフェイン);シヌリンPF;グリフォニアシンプリシフォリア95% 5-ヒドロキシトリプトファン;バナバ(1%コロソリン酸に標準化);及び/またはキサンタンガムを含む栄養組成物を提供する。本発明のこの実施態様は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する、新規な栄養組成物を提供しうる。
【0011】
実施例3にさらに詳細に説明するが、別の好ましい実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア−乾燥果実及び皮抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);無水カフェイン;ギムネマシルベスタ葉抽出物;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;ポリニコチン酸クロム;及び/または元素クロムを含む栄養組成物を提供する。本発明のこの実施態様は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する、新規な栄養組成物を提供しうる。
【0012】
実施例5にさらに詳細に説明するが、別の好ましい実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);カフェインを含まない緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);カフェインを含まない白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);カフェインを含まないウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及び/またはインドニンジン根抽出物を含む栄養組成物を提供する。本発明のこの実施態様は、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する、新規な栄養組成物を提供しうる。
【0013】
実施例7にさらに詳細に説明するが、別の好ましい実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);無水カフェイン;ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;桂皮抽出物(Cinnamomum cassia);バナバ葉粉末(Lagerstroemia speciosa)及び/またはグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物を含む栄養組成物を提供する。本発明のこの実施態様は、低炭水化物食事療法を実行中の個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する、新規な栄養組成物を提供しうる。
【0014】
実施例9にさらに詳細に説明するが、別の好ましい実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);ガラナ粉末(種由来);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及び/またはインドニンジン根抽出物を含む栄養組成物を提供する。本発明のこの実施態様は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する、新規な栄養組成物を提供しうる。該栄養組成物は天然成分を供給する。
【0015】
実施例11にさらに詳細に説明するが、別の好ましい実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア、ガラナ粉末(15% 天然カフェイン)、緑茶葉、白ヤナギ樹皮、カルニチンL-酒石酸塩、ピコリン酸クロム、乾式シリカ、及びミクロクリスタリンセルロースを含む栄養組成物を提供する。本発明のこの実施態様は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する、新規な栄養組成物を提供しうる。該栄養組成物は天然成分を供給する。
【0016】
これらの成分の幾つかについて以下に検討する。
(ガルシニアカンボジア)
本発明の様々な実施態様によれば、当該補助食品組成物はガルシニアカンボジア(ヒドロキシクエン酸及びそのカルシウム/カリウム塩)を含む。有利には、これらの成分は、例えば低容量でない、InterHealth N. I. 製のSuper Citrimax(登録商標)として提供される。
【0017】
Super Citrimax(登録商標)は、食品成分として使用される、完全に天然の、安全且つ有効な植物抽出物である。南アジアの果実ガルシニアカンボジアから抽出される、Super Citrimax(登録商標)は標準化された濃度で(-)ヒドロキシクエン酸(HCA)を含むが、これは、中枢神経系を刺激することなく食欲を抑制し、脂肪産生を阻害することが臨床的に示されている。より最近では、研究により、Super Citrimax(登録商標)の臨床強度用量が、体重の減少もしくは維持のための、いっそう強力な、完全に天然の食品補助剤となりうることを示している。
【0018】
ガルシニアカンボジアは、ヒドロキシクエン酸塩の天然源である。本発明はいかなる理論的説明によっても限定されるものではないが、ヒドロキシクエン酸塩は、酵素ATPクエン酸リアーゼをブロックすることにより炭水化物の脂肪への転換を防止すると考えられている。これはまた、満腹感を増進する。
【0019】
好ましくは、本発明の栄養補助食品は、ヒドロキシクエン酸塩の約1乃至約10000mgである1日量を提供するために十分なガルシニアカンボジアを含む。更に好ましくは、該栄養補助食品は、ヒドロキシクエン酸塩の約5乃至約8000mgである1日量を提供するために十分なガルシニアカンボジアを含む。最も好ましくは、該栄養補助食品は、ヒドロキシクエン酸塩が約10乃至約5000mgである1日量を提供するために十分なガルシニアカンボジアを含む。本発明の1つの実施態様によれば、前記栄養補助食品は1回分につき約1.555gのガルシニアカンボジア塩を含み、毎日3回摂取される、一日当たり約4.65gの摂取のためのものである。
【0020】
(ギムネマシルベスタ)
ギムネマシルベスタは、中央及び南インドの熱帯林に産生する木質つる性植物である。その葉は漢方薬調製に使用され、ギムネマシルベスタ葉抽出物はインスリン依存性糖尿病における血糖の制御に使用される。ギムネマシルベスタ葉抽出物は、好ましくは約25%のギムネマ酸を含む。
【0021】
好ましくは、本発明の栄養補助食品は、ギムネマシルベスタ葉抽出物の約1乃至約10000mgである1日量を提供する。更に好ましくは、該栄養補助食品は、ギムネマシルベスタ葉抽出物の約5乃至約8000mgである1日量を提供するために十分なガルシニアカンボジアを含む。最も好ましくは、該栄養補助食品は、ギムネマシルベスタ葉抽出物が約10乃至約5000mgである1日量を提供するために十分なガルシニアカンボジアを含む。本発明の1つの実施態様によれば、前記栄養補助食品は1回分につき約0.133gのギムネマシルベスタを含み、毎日3回摂取される、一日当たり約0.399gの摂取のためのものである。
【0022】
(緑茶葉抽出物)
好ましい実施態様においては、前記栄養組成物は、好ましくはカフェイン、カテキン−ポリフェノール類、別のメチル−キサンチン、及びこれらの混合物を含む、緑茶葉抽出物を含む。また別の実施態様においては、カフェインを含まない緑茶葉抽出物を使用してもよい。
【0023】
好ましくは、前記栄養組成物の1回分は、約25乃至約1000mgのカフェインを提供するために十分なお茶を、緑茶または強化緑茶抽出物として含む。更に好ましくは、前記栄養組成物の1回分は、約50乃至約250mgのカフェインを提供するために十分な緑茶または強化緑茶抽出物を含む。最も好ましくは、前記栄養組成物の1回分は、約200mgのカフェインを提供するために十分な緑茶または強化緑茶抽出物を含む。
【0024】
好ましくは、前記栄養組成物の1回分は、約1乃至約1000mgのカテキン-ポリフェノールを提供するために十分なお茶、緑茶、または強化緑茶抽出物を含む。更に好ましくは、1回分には、約75乃至約500mgのカテキン-ポリフェノールを提供するために十分な緑茶または強化緑茶抽出物が含まれる。最も好ましくは、1回分には、約90mgのカテキン-ポリフェノールを提供するために十分な緑茶または強化緑茶抽出物が含まれる。
【0025】
あるいは、カフェインを、本質的に純粋なカフェインとしてまたは別の成分中に元々存在する成分として供給してよい。カテキン-ポリフェノールはまた、本質的に純粋なカテキン-ポリフェノールとして、または強化カテキン-ポリフェノールとして供給してよい。本質的に純粋な、もしくは強化されたカテキン-ポリフェノールは、エピガロカテキン-ガレート、エピカテキン-ガレート、エピカテキン、及びエピガロカテキンからなる群より選択してよい。
【0026】
緑茶単独での発熱特性を補足するために、緑茶には本質的に純粋なカフェインが任意に添加される。
【0027】
緑茶単独での発熱特性を補足するために、緑茶には本質的に純粋なカテキン−ポリフェノールが任意に添加される。
【0028】
(食物繊維)
好ましい実施態様においては、前記栄養組成物は、満腹感増進成分として任意に作用する食物繊維を含む。好ましくは、前記食物繊維はグルコマンナンとガムとの混合物を含む。前記ガムは、好ましくはキサンタンガム、グアーガム、カラギーナン、及びローカストビーンガムからなる群より選択される。最も好ましくは、前記ガムはキサンタンガムである。あるいは、前記食物繊維は、グルコマンナンとガムブレンドとの混合物を含んで良い。好ましくは、ガムブレンドは、少なくとも1つの化合物をキサンタンガム、グアーガム、カラギーナン、及びローカストビーンガムからなる群より選択される。
【0029】
コンニャクもしくはコンニャクマンナンとしても既知のグルコマンナンは、植物コンニャク(proteinophallus rivieriとしても既知)の塊茎を粉砕することにより得られる、高度に粘性の水溶性食物繊維である。グルコマンナンは、グルコマンナン溶液の並はずれた高粘度によって他の水溶性繊維とは区別される。液体に混入するかまたは食物に混合して4-5gのグルコマンナンを食事に加えることにより、炭水化物吸収を遅延させ、食後のインスリン反応を最高で50%まで鈍らせることができる。制御された臨床研究により、グルコマンナンが満腹感を増進させ、体重減少を促進させうることが証明されている。
【0030】
キサンタンガムは、好気的条件下で細菌xanthomonas campestrisを培養することによる、炭水化物の工業的発酵によって製造される。これは低濃度で高粘度の溶液を呈し、温度変化にも粘度の変化はほとんど示さず、広いpH範囲に亘って安定である。キサンタンガムの一般的用途は、サラダドレッシング、ベーカリー製品、菓子製品、シロップ、トッピング、乾燥飲料ミックス、冷凍食品、及び乳製品である。キサンタンガムは、ローカストビーンガム及びグアーガムと相乗的であり、ゲル化もしくは粘度増進のためにしばしば共に使用される。
【0031】
好ましい実施態様においては、1回分それぞれが、グルコマンナンとキサンタンガムとの重量比約1:1乃至約5:1の混合物を含む。より好ましくは、1回分それぞれが、グルコマンナンとキサンタンガムとの重量比約4:1の混合物を含む。
【0032】
好ましい実施態様によれば、グルコマンナンは、前記栄養組成物中に、1回分当たり約0.01g乃至約5gの量で存在する。さらに好ましくは、グルコマンナンは、1回分当たり約0.1g乃至約3gの量で存在する。最も好ましくは、グルコマンナンは、前記栄養組成物中に、1回分当たり約0.50gの量で存在する。
【0033】
1つの実施態様においては、キサンタンガムは1回分当たり約0.01g乃至約5gの量で存在する。さらに好ましくは、キサンタンガムは、1回分当たり約0.1g乃至約3gの量で存在する。最も好ましくは、キサンタンガムは、前記栄養組成物中に、1回分当たり約0.125gの量で存在する。
【0034】
(ガラナ抽出物)
カフェインは、ガラナなどの天然源から供給してもよい。ガラナ(Paullina Cupana)は、赤道のすぐ南、ブラジルのアマゾン盆地に生育するつる性植物のナッツのような種であり、カフェインの天然源である。ガラナは、数世紀に亘って、この地域の先住民の人々により天然のエネルギー補給剤として使用されてきた。
【0035】
本発明の1つの実施態様においては、前記栄養組成物は、約1乃至約1000mgのガラナ抽出物を含む。更に好ましくは、ガラナ抽出物は1回分当たり約1乃至約500mgの量で存在する。最も好ましい実施態様においては、ガラナ抽出物は、1回分当たり約680mgの量で存在する。
【0036】
(桂皮抽出物)
桂皮抽出物は、身体によるグルコース処理のために、及びこれを促進するために血糖を低下させることが示されており、またそれ自体が体重減少に有効であることが示されている。
【0037】
好ましくは前記栄養組成物は約50乃至約1000mgの桂皮抽出物を含む。より好ましくは、前記桂皮抽出物は、1回分当たり約75乃至約500mgの量で存在する。最も好ましくは、前記桂皮抽出物は、1回分当たり約100mgの量で存在する。
【0038】
(バナバ葉(Lagestroemia speciosa))
バナバ葉は、身体によるグルコース処理のために、及びこれを促進するために血糖を低下させることが示されており、またそれ自体が体重減少に有効であることが示されている。
【0039】
好ましくは、前記栄養組成物は約50乃至約1000mgのバナバ葉またはバナバ葉抽出物を含む。更に好ましくは、前記バナバ葉またはバナバ葉抽出物は1回分当たり約75乃至約500mgの量で存在する。最も好ましくは、前記バナバ葉またはバナバ葉抽出物は1回分当たり約15mgの量で存在する。
【0040】
(グリフォニアシンプリシフォリア)
グリフォニアシンプリシフォリア種は、脳内で産生され、気分、睡眠、及び食欲に関与するホルモンであるセロトニンの活性を増大させることが証明されている、5-ヒドロキシトリプトファンの天然源である。
好ましくは、前記栄養組成物は、約50乃至約1000mgのグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物を含む。更に好ましくは、グリフォニアシンプリシフォリア種抽出物は、1回分当たり約75乃至約500mgの量で存在する。最も好ましくは、グリフォニアシンプリシフォリア種抽出物は、1回分当たり約10mgの量で存在する。
【0041】
(ウーロン茶乾燥葉抽出物)
従来、ウーロン茶は認識能力及び覚醒状態の改善のため、癌、齲歯、及び循環器疾患の予防のため、並びにアトピー性皮膚炎、肥満、糖尿病、アテローム性動脈硬化症、及び高脂血症の治療のため、並びに疾患への耐性を改善するために使用されている。
【0042】
典型的には、ウーロン茶の利用可能な部分は、葉芽、葉、及び茎である。ウーロン茶は、部分的に発酵しており、フラバノール類にはエピガロカテキンガレート(EGCG)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピカテキン(EC)、及びガロカテキンガレート(GCG)が含まれる。ウーロン茶は約23.2%のカテキン類を含む。ウーロン茶は、一杯当たり50-60mgのカフェインを含みうる。ウーロン茶中のカフェインは、中枢神経系(CNS)、心臓、筋肉、及びおそらくは血圧を制御している昇圧中心(pressor centers)を刺激する。考えられる機構には、アデノシン受容体遮断及びホスホジエステラーゼ阻害が含まれる。カフェイン含量もまた認識能力に対するウーロン茶の効果の原因であると考えられている。
【0043】
ウーロン茶は、抗酸化特性を有するようである。これは、低密度リポタンパク(LDL)コレステロールの酸化を抑制するようである。酸化LDLはアテローム性動脈硬化症の一因となりうる。ウーロン茶の構成成分であるカフェインは、血糖の増加及び減少を引き起こすと報告されている。II型糖尿病の人々においては、カフェインの一時的投与によって食後のグルコース代謝が損なわれる一方で、一時的なカフェインの節制により食後のグルコース濃度が21%まで低減される。
【0044】
本発明は、いかなる理論的説明に制限されるものでもないが、ウーロン茶中のカフェインは体重減少作用の一因であり、また別の成分が膵リパーゼ の活性を阻害し、このため脂肪が分解されて体重減少が引き起こされると考えられる。予備調査により、ウーロン茶が高脂肪の食生活において肥満防止効果を有することが示唆されている。予備臨床調査により、ウーロン茶が代謝率及び脂肪酸化を増進することが示唆されている。
【0045】
本明細書において、前記補助食品の1回分は、約0.00001乃至約1gのウーロン茶乾燥葉抽出物を含む。より好ましくは、前記補助食品の1回分には、約0.0001乃至約0.5gのウーロン茶乾燥葉抽出物が含まれる。最も好ましくは、前記補助食品の1回分には、約0.005gのウーロン茶乾燥葉抽出物が含まれる。
【0046】
(白茶乾燥葉抽出物)
白茶は、抗酸化成分を豊富に含み、白色の綿毛に覆われた若芽からなる。調査により、ウィルスの不活性化及び細菌の成長防止における白茶抽出物と緑茶抽出物との効果が比較されており、該研究は、細菌への対抗において白茶が緑茶よりも著しく有効であることを示している。白茶抽出物は、抗ウィルス及び抗真菌作用を有しており、将来的に疾患の予防を促進するための処置の開発に利用しうると考えられる。
【0047】
本明細書においては、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.00001乃至約1gの白茶乾燥葉抽出物を含む。更に好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.0001乃至約0.5gの白茶乾燥葉抽出物を含む。最も好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.005gの白茶乾燥葉抽出物を含む。
【0048】
(イワベンケイ)
イワベンケイは、Crassulaceae科に属し、主に欧州及びアジアの極寒の地域の高地で、乾燥した砂地に生育する。イワベンケイは、ロシア、スカンジナビア、及び他の国々の伝統的医薬中に使用されている。医学的試験及び薬理試験によって、無気力(疲労)のための、身体上の及び伝染性の疾患のための、精神科及び神経学的条件下での、及び健常な個人における疲労回復及び集中力、記憶、及び作業生産性の増大のための、刺激剤としてのその使用が説明されている。さらに、イワベンケイは、抗疲労剤として、及び刺激作用を与えることが認知されている。
【0049】
本明細書においては、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.00001乃至約1gのイワベンケイを含む。更に好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.0001乃至約0.5gのイワベンケイを含む。最も好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.001gのイワベンケイを含む。
【0050】
(インドニンジン)
インドニンジン、またはアシュワガンダは、インドの比較的乾燥した部分の原産である。これは、ウィザニンとソムニフェラとのアルカロイドを含む多年生草本であり、これは、神経疾患、腸内感染症、及びハンセン病の治療に用いられる。
本明細書においては、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.00001乃至約1gのインドニンジンを含む。更に好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.0001乃至約0.5gのインドニンジンを含む。最も好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.001gのインドニンジンを含む。
【0051】
(ポリニコチン酸クロム)
クロムは、グルコースの代謝に関与し、エネルギー生成に必要なものである。この鉱物はインスリンの産生を補助するため、これは血糖レベルの安定化を助け、且つ低血糖症及び糖尿病のいずれの人々にとっても有用となりうる。これはコレステロール、脂肪、及びタンパク質の合成のためにも重要である。
【0052】
ポリニコチン酸クロムは、元素クロムをナイアシン(ビタミンB-3)と結合させるため、他の如何なるタイプのクロムよりも効果的である。これは、身体中でより吸収性の高い、クロムの生物学的活性形態を提供する。
【0053】
本発明は、如何なる理論的説明に限定されるものでもないが、クロムは主として血糖の安定化に使用されると考えられる。体重減少におけるクロムの主な役割は、クロム欠乏症によって引き起こされるインスリン耐性を修正することである。研究により、クロムは、身体中におけるインスリンの作用の増強(増大)の一因である、ブドウ糖耐性因子もしくは「GTF」と呼称される生物学的活性複合体の中心にあることが判明している。インスリンは、細胞内でのグルコースの輸送及び身体中での適当な血糖及び血中脂質(コレステロール)レベルの維持に関与する重要なホルモンである。クロムは、インスリンが脂肪を代謝し、タンパク質を筋肉に変え、糖をエネルギーに変換することを補助する。
【0054】
本明細書中においては、前記栄養補助食品の1回分は、一食当たり約0.00001乃至約1gのポリニコチン酸クロムを含む。更に好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.0001乃至約0.5gのポリニコチン酸クロムを含む。最も好ましくは、前記補助食品の1回分は、一食当たり約0.00133gのポリニコチン酸クロムを含む。
【0055】
前記栄養補助食品の一食物の投与形態は、好ましくはカプレットとして提供される。しかしながら、食事療法用栄養補助食品の投与形態はまた、カプセル、液体飲料、粉末飲料ミックスとして、インスタントバーとして、または他のあらゆる形態で提供してもよい。
【0056】
本発明の栄養組成物は、ハーブ系の食事療法用栄養補助食品向けの通常の加工技術によって提供してよく、ここでは活性成分は適切に処理され、適切なカプレットに打錠される。例えば、本発明の栄養組成物は、加工され、セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、シリカ、及び他の適切な賦形剤と共にカプレットに打錠される。当業者であれば、前記補助食品組成物が多様な賦形剤を含んで良いことを理解するであろう。
【0057】
本発明は、個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を有効量で摂取することにより、個体において迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供する。こうした1つの実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(Super Citrimax 60% HCA);グルコマンナン(Amorphophallus konjac);ギムネマシルベスタ葉抽出物25%ギムネマ酸;アルファリポ酸(「ALA」);クロム酸塩(10%元素クロム);緑茶−乾燥葉抽出物(45%EGCG);無水カフェイン;ガラナ抽出物(22%カフェイン);シヌリンPF;グリフォニアシンプリシフォリア95% 5-ヒドロキシトリプトファン;バナバ(1%コロソリン酸に標準化);及び/またはキサンタンガムを含む新規な栄養組成物を有効量で摂取することによる、迅速な体重減少、カロリーの燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、且つ/または食欲の抑制を誘発する方法を提供する。こうした別の実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア−乾燥果実及び皮抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);無水カフェイン;ギムネマシルベスタ葉抽出物;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;ポリニコチン酸クロム;及び/または元素クロムを含む新規な栄養組成物を有効量で摂取することによる、迅速な体重減少、カロリーの燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、且つ/または食欲の抑制を誘発する方法を提供する。
【0058】
本発明は、低炭水化物食事療法を実行中の個体において、迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を有効量で摂取することにより、個体において迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供する。こうした1つの実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);無水カフェイン;ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;桂皮抽出物(Cinnamomum cassia);バナバ葉粉末(Lagerstroemia speciosa)及び/またはグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物を含む新規な栄養組成物を有効量で摂取することによる、迅速な体重減少、カロリーの燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、且つ/または食欲の抑制を誘発する方法を提供する。
【0059】
別の実施態様においては、本発明は、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体において、迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を有効量で摂取することにより、個体において迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法を提供する。こうした1つの実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);カフェインを含まない緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);カフェインを含まない白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);カフェインを含まないウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及び/またはインドニンジン根抽出物を含む新規な栄養組成物を有効量で摂取することによる、迅速な体重減少、カロリーの燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、且つ/または食欲の抑制を誘発する方法を提供する。
【0060】
さらに別の実施態様においては、本発明は、個体において、迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する新規な栄養組成物を有効量で摂取することにより、個体において迅速な体重減少を誘発し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制することを含む方法であって、前記栄養組成物が天然成分を供給する方法を提供する。こうした1つの実施態様においては、本発明は、ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);ガラナ粉末(種由来);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及び/またはインドニンジン根抽出物を含む新規な栄養組成物を有効量で摂取することによる、迅速な体重減少、カロリーの燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、且つ/または食欲の抑制を誘発する方法を提供する。
【0061】
前記栄養組成物は、迅速な体重減少の誘発、カロリー燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、及び/または食欲の抑制のためにあらゆる動物に任意に投与される。前記動物は、好ましくはヒトである。前記ヒトは、運動家であってもよく、非運動家であってもよい。
【0062】
迅速な体重減少の誘発、カロリー燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、及び/または食欲の抑制のための好ましい方法においては、前記栄養組成物は、一日あたり1乃至4回投与される。前記栄養組成物は、任意に食事の際に投与される。好ましくは、前記栄養組成物は、一日あたり3回投与される。より好ましくは、前記栄養組成物は、少なくとも約1週間の期間に亘って一日あたり3回投与される。本発明が前記栄養組成物の如何なる期間に亘る使用をも網羅することを企図する一方で、前記栄養組成物は、少なくとも約8週間の期間に亘って1日当たり3回投与されることが好ましい。しかし、8週間よりも長い期間もまた想定される。1つの実施態様においては、1回分はカプレット2つである。
【0063】
迅速な体重減少の誘発、カロリー燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、及び/または食欲の抑制のための好ましい方法においては、前記栄養組成物は、低カロリー食事療法を実行中の個人、例えば2000カロリー以下の食事を摂っている個人に投与される。迅速な体重減少の誘発、カロリー燃焼、熱発生の増大、エネルギー代謝の補助、及び/または食欲の抑制のための別の好ましい方法においては、前記栄養組成物は、少なくとも穏やかな運動摂生を実行中の個人に投与される。本明細書中に開示される本発明の様々な実施態様による栄養組成物の摂取によれば、食事制限もしくは運動の単独によるよりも3倍速く体重の減少を得られる。
【0064】
本発明はまた、栄養組成物の製造方法を提供する。1つのこうした実施態様によれば、栄養組成物の製造方法には、クロムキレートとミクロクリスタリンセルロースとを予備混合する工程;前記予備混合物に以下の成分:ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、グルコマンナン、クロムキレート、アルファリポ酸、緑茶抽出物(葉)、カフェイン、ガラナ抽出物(葉)、桂皮抽出物(樹皮)、キサンタンガム、バナバ(lagestroemia speciosa)(葉)、及びグリフォニアシンプリシフォリア(種)を添加する工程;更に予めふるっておいたステアリン酸マグネシウムとシリカとを添加する付加的工程;30分間に亘ってブレンドし混合する工程が含まれる。最後に、該方法には、均一性及び均質性を確認する工程、及びその後カプレットを打錠するために1回分に等分する工程が含まれる。
【0065】
別のこうした実施態様によれば、栄養組成物の製造方法には、クロムキレートとミクロクリスタリンセルロースとを予備混合する工程;前記予備混合物に以下の成分:ガルシニアカンボジア乾燥果実及び皮抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);無水カフェイン;ギムネマシルベスタ葉抽出物;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;ポリニコチン酸クロム;及び/または元素クロムを添加する工程;更に予めふるっておいたステアリン酸マグネシウムとシリカとを添加する付加的工程;30分間に亘ってブレンドし混合する工程が含まれる。最後に、該方法には、均一性及び均質性を確認する工程、及びその後カプレットを打錠するために1回分に等分する工程が含まれる。
【0066】
別のこうした実施態様によれば、栄養組成物の製造方法には、クロムキレートとミクロクリスタリンセルロースとを予備混合する工程;前記予備混合物に以下の成分:ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);カフェインを含まない緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);カフェインを含まない白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);カフェインを含まないウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及び/またはインドニンジン根抽出物を添加する工程;更に予めふるっておいたステアリン酸マグネシウムとシリカとを添加する付加的工程;30分間に亘ってブレンドし混合する工程が含まれる。最後に、該方法には、均一性及び均質性を確認する工程、及びその後カプレットを打錠するために1回分ずつに等分する工程が含まれる。
【0067】
別のこうした実施態様によれば、栄養組成物の製造方法には、クロムキレートとミクロクリスタリンセルロースとを予備混合する工程;前記予備混合物に以下の成分:ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);無水カフェイン;ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;桂皮抽出物(Cinnamomum cassia);バナバ葉粉末(Lagerstroemia speciosa)及び/またはグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物を添加する工程;更に予めふるっておいたステアリン酸マグネシウムとシリカとを添加する付加的工程;30分間に亘ってブレンドし混合する工程が含まれる。最後に、該方法には、均一性及び均質性を確認する工程、及びその後カプレットを打錠するために1回分ずつに等分する工程が含まれる。
【0068】
別のこうした実施態様によれば、栄養組成物の製造方法には、クロムキレートとミクロクリスタリンセルロースとを予備混合する工程;前記予備混合物に以下の成分:ガルシニアカンボジア(乾燥果実及び皮抽出物);ガラナ粉末(種由来);緑茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ギムネマシルベスタ葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド(標準緑茶抽出物、Camellia sinensis由来);白茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);ウーロン茶乾燥葉抽出物(Camellia sinensis);イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及び/またはインドニンジン根抽出物を添加する工程;更に予めふるっておいたステアリン酸マグネシウムとシリカとを添加する付加的工程;30分間に亘ってブレンドし混合する工程が含まれる。最後に、該方法には、均一性及び均質性を確認する工程、及びその後カプレットを打錠するために1回分ずつに等分する工程が含まれる。
【0069】
以下の実施例は、本発明の実施をその幾つかの実施態様について詳説するが、該実施例は本発明の範囲を制限すると解されるべきではない。別の実施態様は、本明細書及び実施例に鑑みて、当業者には明かであろう。
【実施例】
【0070】
(実施例1)
栄養補助食品の1回分には、カプレット形態で以下の成分が含まれる。
【0071】
【表1】

【0072】
(実施例2)
4つのカプレットからなる、実施例1の補助食品の一回分を、低炭水化物食事療法を実行中のヒトが、1週間の期間に亘って一日あたり3回摂取する。
【0073】
(実施例3)
栄養補助食品の1回分には、カプレット形態で以下の成分が含まれる。
【0074】
【表2】

【0075】
(実施例4)
一回分それぞれがカプレットを2つ含む、実施例3の補助食品の一回分を、ヒトが一日あたり3回摂取する。
【0076】
(実施例5)
栄養補助食品の1回分には、カプレット形態で以下の成分が含まれる。
【0077】
【表3】

【0078】
(実施例6)
一回分それぞれがカプレットを2つ含む、実施例5の補助食品の一回分を、ヒトが一日あたり3回摂取する。
【0079】
(実施例7)
栄養補助食品の1回分には、カプレット形態で以下の成分が含まれる。
【0080】
【表4】

【0081】
(実施例8)
一回分それぞれがカプレットを2つ含む、実施例7の補助食品の一回分を、ヒトが一日あたり3回摂取する。
【0082】
(実施例9)
栄養補助食品の1回分には、カプレット形態で以下の成分が含まれる。
【0083】
【表5】

【0084】
(実施例10)
一回分それぞれがカプレットを2つ含む、実施例9の補助食品の一回分を、ヒトが一日あたり3回摂取する。
【0085】
(実施例11)
栄養補助食品の1回分には、カプレット形態で以下の成分が含まれる。
【0086】
【表6】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する栄養組成物であって、
ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含み、カプレット、カプセル、液体飲料、粉末飲料ミックス、及びインスタントバーのいずれか1つの形態で提供される、栄養素生物。
【請求項2】
前記栄養組成物が、低炭水化物及び/または低カロリー食事療法に適当である、請求項1の栄養組成物。
【請求項3】
前記栄養素生物が、無水カフェイン;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;白茶乾燥葉抽出物;ウーロン茶乾燥葉抽出物;ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;桂皮抽出物;バナバ葉粉末;及びグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物の少なくとも1つをさらに含む、請求項2の栄養組成物。
【請求項4】
カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法に適当である、請求項1の栄養組成物。
【請求項5】
前記栄養組成物が、カフェインを含まない緑茶乾燥葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;カフェインを含まない白茶乾燥葉抽出物;カフェインを含まないウーロン茶乾燥葉抽出物;ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物の少なくとも1つをさらに含む、請求項4の栄養組成物。
【請求項6】
天然成分に限定される食事療法に適当である、請求項1の栄養組成物。
【請求項7】
前記栄養素生物が、ガラナ粉末;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;白茶乾燥葉抽出物;ウーロン茶乾燥葉抽出物;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及びインドニンジン根抽出物の少なくとも1つをさらに含む、請求項6の栄養組成物。
【請求項8】
個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する方法であって、ガルシニアカンボジア抽出物、ギムネマシルベスタ葉抽出物、及び緑茶葉抽出物を含む栄養組成物を摂取する工程を含み、ここで前記栄養組成物が、カプレット、カプセル、液体飲料、粉末飲料ミックス、及びインスタントバーのいずれか1つの形態で提供される、方法。
【請求項9】
前記栄養組成物が、低炭水化物食事療法を実行中の個体によって摂取される、請求項8の方法。
【請求項10】
摂取される前記栄養組成物が、無水カフェイン;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;白茶乾燥葉抽出物;ウーロン茶乾燥葉抽出物;ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;桂皮抽出物;バナバ葉粉末;及びグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物の少なくとも1つをさらに含む、請求項9の方法。
【請求項11】
前記栄養組成物が、カフェイン低減もしくはカフェイン除去食事療法を実行中の個体によって摂取される、請求項8の方法。
【請求項12】
摂取される前記栄養組成物が、カフェインを含まない緑茶乾燥葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;カフェインを含まない白茶乾燥葉抽出物;カフェインを含まないウーロン茶乾燥葉抽出物;ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物の少なくとも1つをさらに含む、請求項11の方法。
【請求項13】
前記栄養組成物が、天然成分に限定される食事療法を実行中の個体によって摂取される、請求項1の方法。
【請求項14】
摂取される前記栄養組成物が、ガラナ粉末;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;白茶乾燥葉抽出物;ウーロン茶乾燥葉抽出物;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及びインドニンジン根抽出物の少なくとも1つをさらに含む、請求項13の方法。
【請求項15】
個体において迅速な体重減少を促進し、カロリーを燃焼させ、熱発生を増大させ、エネルギー代謝を補助し、且つ/または食欲を抑制する栄養組成物の製造方法であって、前記栄養組成物が、カプレット、カプセル、液体飲料、粉末飲料ミックス、及びインスタントバーのいずれか1つの形態に製造され、ガルシニアカンボジア抽出物とギムネマシルベスタ葉抽出物と緑茶葉抽出物との混合物を造成する工程;前記混合物をブレンドする工程;及び前記混合物を一回分に等分する工程を含む、製造方法。
【請求項16】
前記混合物が、カプレット、液体飲料、粉末飲料ミックス、及びインスタントバー製品のいずれか1つの形態の一回分に等分される、請求項15の方法。
【請求項17】
前記混合物に、無水カフェイン;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;白茶乾燥葉抽出物;ウーロン茶乾燥葉抽出物;ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物;桂皮抽出物;バナバ葉粉末;及びグリフォニアシンプリシフォリア種抽出物の少なくとも1つを添加する工程をさらに含む、請求項15の方法。
【請求項18】
前記混合物に、カフェインを含まない緑茶乾燥葉抽出物;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;カフェインを含まない白茶乾燥葉抽出物;カフェインを含まないウーロン茶乾燥葉抽出物;ポリニコチン酸クロム;元素クロム;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;インドニンジン根抽出物の少なくとも1つを添加する工程をさらに含む、請求項15の方法。
【請求項19】
前記混合物に、ガラナ粉末;N-オリル-ホスファチジルエタノールアミン(NOPE)/EGCGブレンド;白茶乾燥葉抽出物;ウーロン茶乾燥葉抽出物;イワベンケイ根抽出物;強化大豆リン脂質;及びインドニンジン根抽出物の少なくとも1つを添加する工程をさらに含む、請求項15の方法。

【公表番号】特表2007−535576(P2007−535576A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511096(P2007−511096)
【出願日】平成17年4月29日(2005.4.29)
【国際出願番号】PCT/US2005/015325
【国際公開番号】WO2005/107779
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(506362749)ニュー・エイチ・シー・フォーミュレーションズ・リミテッド (1)
【Fターム(参考)】