説明

追従型印字装置

【課題】鋼などの板材の曲がり、うねり又は歪みなどに印字ヘッドが追従することができる追従型印字装置を提供する。
【解決手段】本発明の追従型印字装置は、印字ヘッド10に対して板材5をその長さ方向に相対的に移動させることにより、板材5の側面に文字や記号を印字する。この印字装置は、板材5をクランプするクランプ機構7と、クランプ機構7と共に上下動する印字ヘッド10と、を備える。クランプ機構7は、板材の上面に当接できる上面当接部11aを有する上アーム11、及び板材5の下面に当接できる下面当接部12aを有する下アーム12で板材5をクランプすると共に、板材5をクランプした状態で長さ方向に相対的に移動する板材5の上下方向の変位に伴って上下動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印字ヘッドに対して板材をその長さ方向に相対的に移動させることにより、板材の側面に文字や記号を印字する追従型印字装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば製鉄所で圧延された鋼板は、塗装ラインで防錆・塗装処理された後、次工程までストックヤードに山積みで保管される。鋼板を積み重ねると、下に積まれている鋼板の鋼種などが識別できなくなる。このため、鋼板の側面には文字や記号からなる識別マークが印字される。
【0003】
従来の印字装置では、印字ヘッドを固定し、鋼板の搬送中に印字していた。図9に示されるように、鋼板1は搬送ローラ2に載せられ、その長さ方向に搬送される。印字ヘッドは、鋼板1の側面を狙う位置に固定・設置される。鋼板1を長さ方向に搬送しながらタイミングを合わせて印字ヘッド3からペイントを噴射することで、鋼板1の側面に識別マークが印字される。この種の鋼板1の側面への印字装置は、例えば特許文献1にも開示されている。
【特許文献1】特開昭50−108339号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鋼板が平らで曲がりがなく、かつ鋼板と印字装置との距離を一定に保つことができれば、図10(a)に示されるように、鋼板に正確に識別マークを印字することができる。しかし、鋼板は圧延されるという性質上、曲がり、うねり又は歪みを有する。鋼板に曲がり、うねり又は歪みがある場合、図10(b)に示されるように、鋼板の側面に印字される文字が半分欠けたりするという現象が起こりうる。
【0005】
また、鋼板が斜めに(鋼板の搬送方向に対して鋼板の端面が傾いた状態で)搬送される場合もある。この場合、鋼板の移動に伴って、印字ヘッドと鋼板の側面との距離が変化する。こうなると、印字された識別マークがぼやける。
【0006】
そこで本発明は、鋼板などの板材の曲がり、うねり又は歪みに印字ヘッドが追従することができ、また板材が斜めに搬送されても、板材の側面と印字ヘッドとの距離を一定に保つことができる追従型印字装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、印字ヘッドに対して板材をその長さ方向に相対的に移動させることにより、板材の側面に文字や記号を印字する追従型印字装置であって、板材の上面に当接できる上面当按部を有する上アーム、及び板材の下面に当接できる下面当接部を有する下アームで板材をクランプすると共に、板材をクランプした状態で長さ方向に相対的に移動する板材の上下方向の変位に伴って上下動するクランプ機構と、前記クランプ機構と共に上下動する印字ヘッドと、を備える追従型印字装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の追従型印字装置において、前記追従型印字装置は、板材の側面に当接できる側面当接部を有し、長さ方向に相対的に移動する板材が幅方向に変位したとき、板材の側面に前記側面当接部を押し当てた状態を保つことができる横行機構を備え、前記印字ヘッドは、板材の側面との距離を一定に保つことができるように前記横行機構に設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の追従型印字装置において、前記クランプ機構は、前記上アーム及び前記下アームを開閉可能に連結するクランプ用シリンダと、前記上アーム及び前記下アームが上下方向にスライドするのを案内する案内部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の追従型印字装置において、前記横行機構は、前記側面当接部を板材の側面に押し当てる横行用シリンダを備え、長さ方向に相対的に移動する板材が幅方向に変位したとき、前記横行用シリンダのロッドが長くなったり、縮まったりすることで、板材の側面に前記側面当接部を押し当てた状態を保つことができることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の追従型印字装置において、前記上面当接部及び前記下面当接部は、板材が長さ方向に相対的に移動するときに板材の表面を転がり運動するベアリングであることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、印字ヘッドに対して板材をその長さ方向に相対的に移動させることにより、板材の側面に文字や記号を印字する追従型印字装置であって、板材の側面に当接できる側面当接部を有し、長さ方向に相対的に移動する板材が幅方向に変位したとき、板材の側面に前記側面当接部を押し当てた状態を保つことができる横行機構と、板材の側面との距離を一定に保つことができるように前記横行機構に設けられる印字ヘッドと、を備える追従型印字装置である。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項2または6に記載の追従型印字装置において、前記側面当接部は、板材が長さ方向に相対的に移動するときに板材の表面を転がり運動するローラであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、板材が曲がっていても、クランプ機構が板材をクランンプした状態で上下動するので、板材の曲がりに追従することができる。また、板材を上面側及び下面側の両方からクランプするので、片側のみから当接部を当接させる場合に比べて、板材の厚みの変動や板材の上下方向への変位に確実に追従することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、板材が斜めに移動しても、印字ヘッドと板材の側面との距離を一定に保つことができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、上アーム及び下アームで板材をクランプできると共に、クランプした上アーム及び下アームが上下動できる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、板材の側面に側面当接部を押し当てた状態を保つことができる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、クランプ機構に対して板材が長さ方向に移動するとき、板材の表面に痕が付くのを防止することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、板材が斜めに移動しても、印字ヘッドと板材の側面と
の距離を一定に保つことができる。
【0020】
請求項7に記載の発明によれば、横行機構に対して板材が長さ方向に移動するとき、板材の側面に症が付くのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下添付図面に基づいて、本発明の一実施形態における追従型印字装置を詳細に説明する。図1は、板材である鋼板の搬送方向の上流側からみた追従型印字装置の正面図を示し、図2は、鋼板側からみた追従型印字装置の側面図(図1のII矢視図) を示す。
【0022】
図1に示されるように、搬送ローラ4によって搬送される鋼板5の側方には、追従型印
字装置6が配置される。追従型印字装置6は、搬送される鋼板5を上下方向からクランプするクランプ機構7と、鋼板5の側面に印字ヘッド10を押し付ける横行機構8と、を備える。
【0023】
これらクランプ機構7及び横行機構8は、フレーム9上に設置される。クランプ機構7は、鋼板5の上面側に配置される上アーム11と、鋼板5の下面側に配置される下アーム12と、を備える。図2に示されるように、フレーム9には、上下方向に伸びる軌道レール13が固定される。上アーム11及び下アーム12は、案内部である軌道レール13を含む直動ガイド15に上下方向にスライド可能に取り付けられる。横行機構8は、クランプ機構7の下アーム12に取り付けられる。フレーム9には、クランプ機構7、横行機構8及び印字ヘッド10を制御する制御盤14が取り付けられる。
【0024】
図3は、クランプ機構7及び横行機構8の詳細図を示す。図中(a)は下アーム12及
び横行機構8の平面図を示し、(b)はクランプ機構7及び横行機構8の正面図を示し、(c)はクランプ機構7及び横行機構8の側面図を示す。
【0025】
上アーム11及び下アーム12は、軌道レール13から鋼板5に向かって鈎の手状に張り出す。上アーム11及び下アーム12は、鋼板5を中心線とした対称の形状に形成される。上アーム11の先端には、上面当接部として鋼板5の上面に当接できるベアリング11aが設けられる。下アーム12の先端には、下面当接部として鋼板5の下面に当接できるベアリング12aが設けられる。これらのベアリング11a, 12aは、クランプした鋼板5が長さ方向に搬送したときに、鋼板5の移動に伴って転がり運動する。ベアリング11a, 12aはウレタンなどの硬度のある樹脂でモールドされるのが望ましい。鉄のベアリングだと鋼板5に痕がつくおそれがあり、軟らかい樹脂だと、クランプしたときに安定性が悪くなるからである。
【0026】
軌道レール13には、上下に二つの移動ブロック17, 18がスライド可能に組み付け
られる。上側の移動ブロック17に上アーム11が、下側の移動ブロック18に下アーム12が取り付けられる。上アーム11及び下アーム12は、クランプ用シリンダ19によって開閉可能に連結される。クランプ用シリンダ19の本体部19aが下アーム12に取り付けられ、ロッド19bが上アーム11に取り付けられる。クランプ用シリンダ19を作動させると、上アーム11と下アーム12とが接近したり、離間したりする。軌道レール13には、ストッパ20が固定される。ストッパ20は、下側の移動ブロック18に当接して、クランプ機構7の自重を支持する。
【0027】
下アーム12には、横行機構8が取り付けられる。横行機構8は、水平方向に細長く伸びるベース21と、ベース21上に一端部が揺動可能に連結される横行用シリンダ22を備える。印字ヘッド10は、横行用シリンダ22のロッド22aに連結される。横行用シリンダ22のロッド22aが伸びたり、縮んだりすることによって、印字ヘッド10が鋼板5の側面に接近したり、離間したりする。印字ヘッド10の鋼板5に向かう直線運動は、ベース21上の直動ガイド23によって案内される。印字ヘッド10の左右の両側には、鋼板5の側面に当接できる側面当按部である一対のローラ24が設けられる。一対のローラ24は、鋼板5に当接した状態で鋼板5の側面を転がり運動する。ローラ24の材質は、上記ベアリング11a, 11bと同様にウレタンなどの硬度のある樹脂が望ましい。
【0028】
印字ヘッド10は、鋼板5に触れずにノズルからペイントを噴射することで印字を行うインクジェットプリンタである。相対的に移動する鋼板5に対して、タイミングを合わせてノズルからペイントを噴射することで、鋼板5の側面に文字や記号を印字することができる。
【0029】
クランプ機構7及び横行機構8の動作を説明する。図3は、鋼板5が搬送される前の待機状態を示す。待機状態では、クランプ用シリンダ19は伸びていて、横行用シリンダ22は縮んでいる。このため、上アーム11及び下アーム12は上下に離間していて、ベアリング11a, 12aは鋼板5に接触していない。印字ヘッド10は鋼板5の側面から離間していて、ローラ24は鋼板5に接触していない。
【0030】
鋼板5がクランプ機構7を通過した時点で、図4に示されるように、クランプ用シリンダ19を縮めて、上アーム11を下降させる。クランプ用シリンダ19を縮めると、上アーム11と下アーム12との間の距離が縮まる。上アーム11及び下アーム12の自重はストッパ20に支持されているので、下アーム12の位置は変化せずに、上アーム11のみが下降する。上アーム11の下降によって、上アーム11に取り付けられたベアリング11aが鋼板5の上面に接触する。
【0031】
さらにクランプ用シリンダ19を縮めると、図5に示されるように、今度は下アーム12が上昇し始める。上アーム11のベアリング11aが鋼板5の上面に当接しているので、上アーム11の位置は変化しない。下アーム12の上昇によって、下アーム12に取り付けられたベアリング12aが鋼板5の下面に接触する。これにより、クランプ動作が完了する。クランプ動作が完了した後も、クランプ用シリンダ19はクランプする力を発生し続ける。鋼板5をクランプした状態で、クランプ機構7はフリーになっていて、軌道レール13に対して上下方向にスライドできる。
【0032】
次に、図6に示されるように、横行用シリンダ22を伸ばし、印字ヘッド10を鋼板5の側面に向かって前進させる。これにより、ローラ24が鋼板5の側面に接触する。ローラ24が鋼板5の側面に接触した後も、横行用シリンダ22はローラ24に圧力を与え続ける。ローラ24が鋼板5の側面を押す力は、鋼板5の搬送に影響を与えない程度の小さい力である。このため、鋼板5の端面が印字ヘッド10側によってきたら、横行用シリンダ22のロッド22aが縮まる。鋼板5の側面が印字ヘッド10から離間したら、ストロークに余裕があるだけ、横行用シリンダ22のロッド22aが伸び、ローラ24が鋼板5の側面との接触状態を保つ。すなわち、横行用シリンダ22のロッド22aが長くなったり、縮まったりすることで、ローラ24を鋼板5の側面に押し当てた状態が保たれる。
【0033】
図7に示されるように、もし、鋼板5が曲がっていたり、うねっていたりすると、鋼板5の移動に伴って鋼板5のクランプされる部分が上下方向に変位する。クランプ機構7は、鋼板5の上下方向の変位に伴って上下動するので、鋼板5の曲がりやうねりに追従することができる。印字ヘッド10はクランプ機構7の下アーム12に取り付けられているので、クランプ機構7と共に上下動する。したがって、鋼板5の下面側を基準とし、下面から一定位置に識別マークを印字することができる。
【0034】
ここで、上下方向から鋼板5をクランプすることで、上下方向のいずれか一方のみからベアリングを当接する場合に比べて、鋼板5の厚みの変動にも追従し易くなる。例えば、鋼板5がテーパ状に厚くなっても、クランプ用シリンダ19がベアリング11a, 12aに圧力を与えたまま伸びるので、鋼板5の厚みの変動に追従することができる。また、上下方向から鋼板5をクランプすることで、鋼板5の上下方向の変位に確実に追従すること
ができる。
【0035】
図8に示されるように、もし、鋼板5が斜めに搬送されると、鋼板5の側面の印字位置が幅方向に変位する。鋼板5を真っすぐに搬送するのは至難の業である。この図8には、鋼板5が斜めに搬送されている状態が極端に示されているが、実際の傾きはもう少し緩やかである。鋼板5の側面が幅方向に変位しても、横行機構8がローラ24を鋼板5の側面に押し付けるので、印字ヘッド10から鋼板5の側面までの距離を一定に保つことができる。したがって、印字がぼやけることがない。
【0036】
上記のように、ラインを流れる鋼板5には様々な状態がある。印字ヘッド10を鋼板5の動きに追従させることで、安定した印字が可能になる。また、コンパクトであるため、設置スペースの制限が少なく、他方面への展開も期待できる。例えば、鋼板5の側面だけでなく、プラスチック、木材など非鉄金属で板状の材料の側面印字にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態の追従型印字装置の正面図
【図2】図1のII矢視図
【図3】クランプ機構及び横行機構の詳細図(図中(a)は下アーム及び横行機構の平面図を示し、(b)はクランプ機構及び横行機構の正面図を示し、(c)はクランプ機構及び横行機構の側面図を示す)
【図4】クランプ機構の動作図(図中(a)はクランプ機構及び横行機構の正面図を示し、(b)はクランプ機構及び横行機構の側面図を示す)
【図5】クランプ機構の動作図(図中(a)はクランプ機構及び横行機構の正面図を示し、(b)はクランプ機構及び横行機構の側面図を示す)
【図6】横行機構の動作図(図中(a)は横行機構の平面図を示し、(b)は横行機構の正面図を示す)
【図7】クランプ機構の上下方向への追従を示す図
【図8】横行機構の追従を示す図
【図9】従来の印字装置を示す斜視図
【図10】鋼板の側面に印字された識別マークを示す正面図(図中(a)は正常に印字された状態を示し、(b)は印字が欠けた状態を示す)
【符号の説明】
【0038】
4…搬送ローラ
5…鋼板(板材)
6…追従型印字装置
7…クランプ機構
8…横行機構
10…印字ヘッド
11…上アーム
12…下アーム
11a…ベアリング(上面当接部)
12a…ベアリング(下面当接部)
15…直動ガイド(案内部)
19…クランプ用シリンダ
20…ストッパ
22…横行用シリンダ
24… ローラ(側面当接部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印字ヘッドに対して板材をその長さ方向に相対的に移動させることにより、板材の側面に文字や記号を印字する追従型印字装置であって、
板材の上面に当接できる上面当接部を有する上アーム、及び板材の下面に当接できる下面当接部を有する下アームで板材をクランプすると共に、板材をクランプした状態で長さ方向に相対的に移動する板材の上下方向の変位に伴って上下動するクランプ機構と、
前記クランプ機構と共に上下動する印字ヘッドと、を備える追従型印字装置。
【請求項2】
前記追従型印字装置は、
板材の側面に当接できる側面当接部を有し、長さ方向に相対的に移動する板材が幅方向に変位したとき、板材の側面に前記側面当接部を押し当てた状態を保つことができる横行機構を備え、
前記印字ヘッドは、板材の側面との距離を一定に保つことができるように前記横行機構に設けられることを特徴とする請求項1に記載の追従型印字装置。
【請求項3】
前記クランプ機構は、
前記上アーム及び前記下アームを開閉可能に連結するクランプ用シリンダと、
前記上アーム及び前記下アームが上下方向にスライドするのを案内する案内部と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の追従型印字装置。
【請求項4】
前記横行機構は、前記側面当接部を板材の側面に押し当てる横行用シリンダを備え、
長さ方向に相対的に移動する板材が幅方向に変位したとき、前記横行用シリンダのロッドが長くなったり、縮まったりすることで、板材の側面に前記側面当接部を押し当てた状態を保つことができることを特徴とする請求項2に記載の追従型印字装置。
【請求項5】
前記上面当接部及び前記下面当接部は、板材が長さ方向に相対的に移動するときに板材の表面を転がり運動するベアリングであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の追従型印字装置。
【請求項6】
印字ヘッドに対して板材をその長さ方向に相対的に移動させることにより、板材の側面に文字や記号を印字する追従型印字装置であって、
板材の側面に当接できる側面当接部を有し、長さ方向に相対的に移動する板材が幅方向に変位したとき、板材の側面に前記側面当接部を押し当てた状態を保つことができる横行機構と、
板材の側面との距離を一定に保つことができるように前記横行機構に設けられる印字ヘッドと、を備える追従型印字装置。
【請求項7】
前記側面当接部は、板材が長さ方向に相対的に移動するときに板材の表面を転がり運動するローラであることを特徴とする請求項2または6に記載の追従型印字装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2009−184205(P2009−184205A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−25730(P2008−25730)
【出願日】平成20年2月5日(2008.2.5)
【出願人】(000200334)JFEメカニカル株式会社 (48)
【Fターム(参考)】