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透析膜を利用した土質材料塩水浸透具
説明

透析膜を利用した土質材料塩水浸透具

【課題】自然地盤からサンプリングされた構造の土壌試料ならびに構造の再構成を受けた土壌で、土壌の間隙内には土壌水や有機物などの他に微細なイオンやコロイドなどが含まれている。土質試験で使用されるポーラスストーンをフィルター材としての使用では適用を可能とする。
【解決手段】透析膜は水分子や塩化化合物イオンを透過させることが可能である。また濃度が異なる溶液の隔壁として使用すると浸透圧が発生し浸透圧によって物質移動が起きる。この透析膜によって土中水のイオンやコロイドなどの溶存物質の移動・分離を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は土構造を持つ粘土・シルト・砂などの土壌水中に塩水や塩化物イオン・コロイドなどの浸透を透析膜を使用して可能にする。
【背景技術】
【0002】
従来の土壌への水の透水にはフィルター材としてポーラスストーンが使用されて来た(例えば非特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】なし
【非特許文献1】「土質試験の方法と解説」、社団法人地盤工学会、2000年、p.334−338
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
土壌水中に溶存している塩化物イオンやコロイドなどの微細な溶存物質の中で特定の大きさをもつイオン・コロイドのみを土中水から排水させたり透過させる。本発明を利用すると土の構造を維持しながら可能になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
自然地盤中の堆積構造を乱すことがないように2枚の円形プレート、一つの円形リングで挟み込み、土試料の形状の安定ならびに土構造の不変性を確保している。
【発明の効果】
【0006】
今回発明した透析膜を利用した土質材料塩水浸透具は、土試料が試験液の浸透を受けた時に土試料の全体積が変化しないため、土構造は不変である。土壌水へ溶存イオン物質の浸透を受けても土の構造の変化は生じない。よって自然地盤が土壌汚染によって土中水の溶存物質の存在状態を変えた場合の室内試験が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
【実施例】
【0008】
図1のように耐塩腐食材質SUS306で製作された円形プレート2枚とリングプレート1枚を組み立てる。組み立てる際に土構造が乱れていない円柱形状の土試料を挟み込む。
【0009】
土試料の上端面・下端面と2枚の円形プレートに削孔された部分の間には透析膜を挟みこみ2枚の円形プレートと1枚のリングプレートを連結・固定するためボルトで固く締め付ける。
【0010】
透析膜はリングプレート面と円形プレート面の間で挟まれているが土試料からの土壌水漏れ防止のため、Oリングを設けた。
【0011】
図1のように土試料のセット、円形プレート、リングプレート間の締め付けが整った後、図2のように透析膜を利用した土質材料塩水浸透具を容器タンクに入れた試験液の中へ水没させる。
【0012】
試験液は円形プレートに設けた有孔を通りさらに透析膜を浸透して土壌水と接触し、試験液と土壌水の間で連続性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態を示す透析膜を利用した土質材料塩水浸透具の断面図
【図2】試験液へ水没させた土質材料塩水浸透具の断面図
【符号の説明】
【0014】
1 透析膜
2 Oリング
3 ボルト
4 土試料
5 円形プレート
6 リングプレート
7 容器タンク
8 試験液

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2枚の円形プレートの間に厚さ2センチ程度、内径6センチ程度のリングを挟んだ構造を持つ。2枚の円形プレートと1枚のリングで覆われた空間には円柱状に成形された土が納められている。ただし、円柱形状の土試料の高さはリング高さに一致する。円柱形状の土試料の上面・下面と円形プレートとの間には透析膜が納めされている。

【図1】
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【図2】
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