説明

透過断層撮影−放出断層撮影複合装置

【課題】十分に小型の構造様式において測定のために主たる構成要素を1つの断面内に配置することを可能にする。
【解決手段】本発明は、検査対象、とりわけ患者の断層撮影による断層画像を作成するために、固定のステータとステータに支持されかつ作動時に回転するロータとを有する支持構造を備え、共通のロータに少なくとも1つの放射放出装置と少なくとも1つの放射検出装置とが固定されている透過断層撮影−放出断層撮影複合装置に関する。本発明によれば、少なくとも1つの放射放出装置および少なくとも1つの放射検出装置が、放射放出要素および放射検出要素(6,8,10)と、それぞれ少なくとも1つの付属の電源要素(7,9,11)とに分割され、ロータ(5)の装備において全ての一次要素(6,8,10)が1つの回転面(14)内に配置され、全ての電源要素(7,9,11)がその回転面の外に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象、とりわけ患者の断層撮影による断層画像を作成するために、固定のステータとステータに支持されかつ作動時に回転するロータとを有する支持構造を備え、共通のロータに少なくとも1つの放射放出装置と放射検出装置とが固定されている透過断層撮影−放出断層撮影複合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
類似の透過断層撮影−放出断層撮影複合装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の種々の変形が紹介され、一方ではX線管が対向配置されている検出器と共に回転枠に固定されているコンピュータ断層撮影装置が示され、他方では陽電子放出断層撮影(Positron Emission Tomography;PET)用検出器が付加的に単独に設置されたCアームを介して検査範囲内へ揺動可能になっている。他の変形は、核医学検出器と、対向配置されているX線検出器を備えたコンピュータ断層撮影(Computed Tomography;CT)用のX線源との混合装置を示している。しかしながら、この特許文献1は、透過断層撮影−放出断層撮影複合装置内に放射源および検出器を実際に配置するとガントリのロータ周囲の必要な占有場所により構造寸法が過大となる問題、あるいは他方ではガントリの実際の直径においては全ての検出器および放射源の配置が1つの断面内にあることができない問題を解決していない。
【特許文献1】米国特許第6670614号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、十分に小型の構造様式において測定のために主要構成要素を1つの断面内に配置することを可能にする透過断層撮影−放出断層撮影複合装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題は、本発明によれば、冒頭で述べた透過断層撮影−放出断層撮影複合装置において、少なくとも1つの放射放出装置および少なくとも1つの放射検出装置が、放射放出要素および放射検出要素と、それぞれ少なくとも1つの付属の電源要素とに分割され、ロータの装備において全ての一次要素が1つの回転面内に配置され、全ての電源要素がその回転面の外に配置されていることによって解決される。
なお、本発明の実施態様は次の通りである。
・少なくとも2つの放射放出要素がロータに配置されている(請求項2)。
・少なくとも2つの放射検出要素がロータに配置されている(請求項3)。
・少なくとも1つの放射放出要素はX線管である(請求項4)。少なくとも1つの電源要素は少なくとも1つのX線管用の電圧発生装置である(請求項5)。
・少なくとも1つの放射放出要素はレーザ光学系である(請求項6)。少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのレーザ光学系用の電源および/または制御電子装置である(請求項7)。
・少なくとも1つの放射検出要素はコンピュータ断層撮影(CT)用検出器である(請求項8)。
・少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのCT用検出器用の制御/電源電子装置である(請求項9)。
・少なくとも1つの放射検出要素は、陽電子放出断層撮影(PET)用検出器である(請求項10)。少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのPET用検出器のコインシデンス電子装置である(請求項11)。
・少なくとも1つの放射検出要素は、単光子放出断層撮影(SPECT)用検出器である(請求項12)。少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのSPECT用検出器の制御/電源電子装置である(請求項13)。
・少なくとも1つの放射検出要素は、放射線治療用の放射源である(請求項14)。放射線治療用の放射源の少なくとも1つの電源要素は、この放射源用の電源および/または制御電子装置である(請求項15)。
・ロータは周囲に規則的に分布させられた多数の同一の機械的な接続アダプタを有し、放射放出要素および放射検出要素とそれらの電源要素とはロータのモジュール装備が可能であるように対向接続部材を持つ(請求項16)。
【0005】
本発明者は、従来において一般的であるように放射放出装置および放射検出装置が完全に付属の電源要素と共にガントリのロータに1ユニットで集結されるのではなく、むしろ放射放出要素および放射検出要素がそれらの電源要素から分離されるならば、多数の放射放出装置および放射検出装置を断層撮影装置の1つの断面内に収納することが可能であることを認識した。これによって、分離された要素の少ない構造様式により、全ての放射放出要素および放射検出要素を1つの断面に配置することができる。これに対して、付属の電源要素は、ガントリのロータに、システム軸線方向において横に固定される。
【0006】
この構造様式によって、従来技術において知られているよりも遥かに小さい直径のガントリを形成することのできる透過断層撮影−放出断層撮影複合装置を使用することが可能になる。
【0007】
従って、以下において一次要素とばれる純粋な放射放出要素および放射検出要素は、この一次要素の作動に必要である電源要素から分離されている。これによってZ軸方向への配置の拡張が可能となるので、比較的多くの放射源および検出器を小さい周囲に取付けることができる。
【0008】
更に、本発明者は、この種の分割によって、本発明に従って装備された断層撮影装置をモジュール式に構成することが可能であることも認識した。これに加えて、ロータの周囲に一様に取付けられた多数のアダプタがあると好ましく、これらのアダプタにはそれぞれ個々の断層撮影要素を固定することができるので、透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の非常に可変の経済的な構成が可能となる。
【0009】
本発明のこの基本的な考えに従って、本発明者は、検査対象、とりわけ患者の断層撮影による断層画像を作成するために、固定のステータとステータに支持されかつ作動時に回転するロータとを有する支持構造を備え、共通のロータに少なくとも1つの放射放出装置と少なくとも1つの放射検出装置とが固定されているような公知の透過断層撮影−放出断層撮影複合装置を改善するために、少なくとも1つの放射放出装置および少なくとも1つの放射検出装置を、放射放出要素および放射検出要素と、それぞれ少なくとも1つの付属の電源要素とに分割し、ロータの装備において全ての一次要素を1つの回転面内に配置し、全ての電源要素をその回転面の外に配置することを提案する。
【0010】
複合形断層撮影装置における放射放出装置および放射検出装置を、一方では一次要素としての放射放出要素もしくは放射検出要素、すなわち能動要素に、他方では二次要素、すなわち受動要素に分割することによって、極めてコンパクトでかつ少ない周囲長を要する構造様式が可能となるので、このような複合形断層撮影装置が経済的に実現可能である。
【0011】
本発明による透過断層撮影−放出断層撮影複合装置においては、放射放出要素および放射検出要素に関して多様な変形が実現可能である。例えば、単光子放出断層撮影(Single Photon Emission Computed Tomography;SPECT)用検出器と関連させた2つのX線管・検出器組合せを備えたCT装置を、僅かな直径を有するロータ上に配置することができる。例えばPET用検出器装置に関連させたCT用検出器付きの1つのCT用X線管と、薬剤を活性化させるための付加的な複数のレーザ装置とを、CT走査およびPET測定が行なわれる同じ断面に配置することができる。
【0012】
種々の複合化例が従属請求項に示され、それぞれ、電源要素が一次要素から分離されて取付けられている。
【0013】
この場合に、例えば放射を放出する一次要素としてはX線管またはレーザ光学系が使用されるのに対して、それぞれの電源要素は、場合によっては冷却部を備えた電圧発生装置もしくは相応のレーザ光学系用の電源および/または制御電子装置である。
【0014】
放射検出要素としては、例えば1列または多列構成のCT用検出器、対向配置されるPET用検出器装置が使用可能であり、あるいはSPECT用検出器も使用可能である。放射を検出する一次要素用の電源要素としては、例えば、PET用検出器のコインシデンス電子装置、もしくはSPECT用検出器またはCT用検出器の電源電子装置がある。
【0015】
更に、診断用放射源のみならず、治療用放射源をガントリの同じロータ上に取付けてもよいことも本発明思想に属し、この場合にも放射源自体は放射を放出する一次要素と見なされ、治療用放射源の電源および/または制御電子装置は二次電源要素として断面の外に取付けられる。
【0016】
本発明思想の前述の拡張に従って、本発明者は、ロータが周囲に規則的に分布させられた多数の同一の機械的な接続アダプタを有し、放射放出要素および放射検出要素とそれらの電源要素とはロータのモジュール装備が可能であるように対向接続部材を持つことも提案する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明および本発明の有利な実施例を図面に基づいて更に詳しく説明する。
図1は透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の本発明による例のZ軸方向の縦断面図、
図2は1つのX線管、1つのPET用検出器および4つのレーザ装置を有する透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の横断面図、
図3は本発明によるガントリ装置を備えたCT−PET複合装置、
図4は治療用放射源を備えたCT−PET複合装置を示す。
【0018】
図においては次の参照符号を使用する。1:透過断層撮影−放出断層撮影複合装置、2:ハウジング、3:ステータ、4:軸受、5:ロータ、6:X線管、7:X線管用の高電圧発生装置および冷却部、8:CT用検出器、9:CT用検出器用の電子装置、10:PET用検出器、11:コインシデンス電子装置、12:制御/評価コンピュータ、13:制御/データ線、14:第1の回転面、15:第2の回転面、16:分離面、17:システム軸線、18:患者、19:レーザ光学系、20:レーザ用電子装置、21:X線ビーム、22:SPECT用検出器、23:SPECT用検出器の電子装置、24:治療用放射源、25:治療用放射源の制御電子装置、26:治療用放射源のコーンビーム。
【0019】
透過断層撮影−放出断層撮影複合装置1の本発明による構成の有利な例が図1に示されている。この透過断層撮影−放出断層撮影複合装置1はハウジング2を有し、ハウジング2内にはステータ3を備えたガントリがある。ステータ3に対してロータ5が軸受4を介して回転可能に支持されている。ロータ5には第1の断面14において一次要素である放射放出要素および放射検出要素が支持されているのに対して、その横の断面15において二次要素である電源要素がロータ5に固定されている。一次要素である放射放出要素としてここではX線管6が示され、X線管6はX線ビームを対向配置された検出器8へ向けて出射する。X線管6に対して横にずらされてX線管6用の電源要素7が配置されている。電源要素7は、ここでは模範的には高電圧電源もX線管6の冷却ユニットも含む。検出器要素8に対して横にずらされてCT用検出器用の電子装置9が横に配置されている回転面15において取付けられている。この占有場所を節約した分割によって、X線管6およびCT用検出器8も存在する同じ断面14に、一次要素であるPET用検出器要素10を有するPET用検出器装置が取付けられている。PET用検出器要素10の横において、それに付属するコインシデンス電子装置11がガントリのロータ5内に収納されている。
【0020】
公知のように、透過断層撮影−放出断層撮影複合装置1は制御/評価コンピュータ12によって作動される。制御/評価コンピュータ12は、制御/データ線13ならびに制御ユニットを介して個々の診断ユニットに出力し、かつ測定データを受信する。制御自体およびデータ評価は、コンピュータユニット12内に組み込まれているプログラムP1〜Pnを介して行なわれる。
【0021】
透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の他の変形が図2に示されている。図2は本発明による装置のシステム軸線17に対して垂直な横断面図を示す。この場合に、一次断面における一次要素としての個々の放射放出要素および放射検出要素は実線で示され、その下にある二次要素としての電源要素は破線で示されている。ガントリのロータ5には、ここでもX線放出一次要素6とこれに対向配置された検出器一次要素8とからなるCT検査用のX線管・検出器組合せがあり、電源ユニット7,9は破線で示されている。このCTユニットに対して90°ずらされて、それぞれ1つのPET用検出器一次要素10とこれに付属のコインシデンス電子装置11とからなるPETユニットがある。付加的に、90°間隔で4つのレーザ装置が、同様に一次断面内に配置され、これらのレーザ装置はそれぞれ1つのレーザ光学系19とこれに付属の電源電子装置20とからなる。
【0022】
図3は、2つのX線源6が対向する一次検出器要素8と共に一次断面に配置されCT走査に使用されるのに対して、付加的なSPECT用検出器22が一次断面に一緒に取付けられている第3の複合変形を示す。先に示した例におけるように、個々の一次要素の二次電源要素がZ方向ずらされてロータ5に配置されている。
【0023】
先に示した専ら診断用の複合形断層撮影装置と違って、図4では、本発明に従って構成された断層撮影装置において、付加的な治療用放射源24がガントリのロータ5に配置されている。全体として、本発明による断層撮影装置は、対向配置されたCT用検出器8を備えた一次X線放出要素6と、これに対してずらされて配置され2つの一次PET用検出器要素10および治療用放射源24の既述の一次要素を備えたPET用検出器装置とを含み、これらは全てひっくるめて同じ断面に配置されている。この場合にも、一次要素としての放射放出要素および放射検出要素に対してずらされて、これらに付属した電源要素がロータに固定されている。
【0024】
このような複合化によって、例えば患者18において腫瘍特有の陽電子放出マーカの投与によって腫瘍病巣を的確にマーキングし、PET用検出器によってこの腫瘍の正確な位置を求めることが可能である。同時にCT装置によって健全な周囲組織の位置および吸収係数が正確に求められ、腫瘍および周囲組織の位置の認識に基づいて、治療用放射源を走査直後に、健全な組織が最大限に大事にされ、専ら腫瘍組織が最大線量で照射されるように制御することができる。
【0025】
原則的にこの種の配置は、放射放出要素および放射検出要素が同じ断面内に配置されていない場合も可能であるにもかかわらず、この配置で特に最適な診断および治療が可能である。なぜならば患者の姿勢および向きに関するどんな不確実性も生じ得ないからである。
【0026】
前述の本発明の特徴事項は、その都度述べた複合化のみならず、本発明の枠を逸脱することなく他の組合せまたは単独にて使用可能であることは自明である。
【0027】
以上のとおり、本発明によって、検査対象、とりわけ患者の断層撮影による断層画像を作成するために、固定のステータとステータに支持されかつ作動時に回転するロータとを有する支持構造を備え、共通のロータに少なくとも1つの放射放出装置と少なくとも1つの放射検出装置とが固定されている透過断層撮影−放出断層撮影複合装置が提供される。本発明によれば、少なくとも1つの放射放出装置および少なくとも1つの放射検出装置が、放射放出要素および放射検出要素と、それぞれ少なくとも1つの付属の電源要素とに分割され、ロータの装備において全ての一次要素が1つの回転面内に配置され、全ての電源要素がその回転面の外に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の本発明による例のZ軸方向の縦断面図
【図2】1つのX線管、1つのPET用検出器および4つのレーザ装置を有する透過断層撮影−放出断層撮影複合装置の横断面図
【図3】本発明によるガントリ装置を備えたCT−PET複合装置の横断面図
【図4】本発明による治療用放射源を備えたCT−PET複合装置の横断面図
【符号の説明】
【0029】
1 透過断層撮影−放出断層撮影複合装置
2 ハウジング
3 ステータ
4 軸受
5 ロータ
6 X線管
7 X線管用の高電圧発生装置および冷却部
8 CT用検出器
9 CT用検出器用の電子装置
10 PET用検出器
11 コインシデンス電子装置
12 制御/評価コンピュータ
13 制御/データ線
14 第1の回転平面
15 第2の回転平面
16 分離平面
17 システム軸線
18 患者
19 レーザ光学系
20 レーザ用電子装置
21 X線ビーム
22 SPECT用検出器
23 SPECT用検出器の電子装置
24 治療用放射源
25 治療用放射源の制御電子装置
26 治療用放射源のコーンビーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査対象の断層撮影による断層画像を作成するために、固定のステータとステータに支持されかつ作動時に回転するロータとを有する支持構造を備え、共通のロータに少なくとも1つの放射放出装置と少なくとも1つの放射検出装置とが固定されている透過断層撮影−放出断層撮影複合装置において、少なくとも1つの放射放出装置および少なくとも1つの放射検出装置が、放射放出要素(6,19,24)および放射検出要素(8,10,22)と、それぞれ少なくとも1つの付属の電源要素(7,9,11,20,23,35)とに分割され、ロータ(5)の装備において全ての一次要素(6,8,10,19,22,24)が1つの回転面(14)内に配置され、全ての電源要素(7,9,11,20,23,35)がその回転面の外に配置されていることを特徴とする透過断層撮影−放出断層撮影複合装置。
【請求項2】
少なくとも2つの放射放出要素(6,19,24)がロータ(5)に配置されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】
少なくとも2つの放射検出要素(8,10,22)がロータ(5)に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
【請求項4】
少なくとも1つの放射放出要素はX線管(6)であることを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の装置。
【請求項5】
少なくとも1つの電源要素は少なくとも1つのX線管用の電圧発生装置(7)であることを特徴とする請求項4記載の装置。
【請求項6】
少なくとも1つの放射放出要素はレーザ光学系(19)であることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の装置。
【請求項7】
少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのレーザ光学系(19)用の電源および/または制御電子装置(20)であることを特徴とする請求項6記載の装置。
【請求項8】
少なくとも1つの放射検出要素はコンピュータ断層撮影(CT)用検出器(8)であることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載の装置。
【請求項9】
少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのCT用検出器(8)用の制御/電源電子装置(9)であることを特徴とする請求項8記載の装置。
【請求項10】
少なくとも1つの放射検出要素は、陽電子放出断層撮影(PET)用検出器(10)であることを特徴とする請求項1乃至9の1つに記載の装置。
【請求項11】
少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのPET用検出器(10)のコインシデンス電子装置(11)であることを特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項12】
少なくとも1つの放射検出要素は、単光子放出断層撮影(SPECT)用検出器(22)であることを特徴とする請求項1乃至11の1つに記載の装置。
【請求項13】
少なくとも1つの電源要素は、少なくとも1つのSPECT用検出器(22)の制御/電源電子装置であることを特徴とする請求項12記載の装置。
【請求項14】
少なくとも1つの放射検出要素は、放射線治療用の放射源(24)であることを特徴とする請求項1乃至13の1つに記載の装置。
【請求項15】
放射線治療用の放射源の少なくとも1つの電源要素は、この放射源(24)用の電源および/または制御電子装置であることを特徴とする請求項14記載の装置。
【請求項16】
ロータ(5)は周囲に規則的に分布させられた多数の同一の機械的な接続アダプタを有し、放射放出要素および放射検出要素とそれらの電源要素とはロータのモジュール装備が可能であるように対向接続部材を持つことを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−116309(P2006−116309A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−302620(P2005−302620)
【出願日】平成17年10月18日(2005.10.18)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】