説明

通信システム、制御装置、通信装置、通信制御方法およびプログラム

【課題】消費電力の低減を容易に図る。
【解決手段】RNC400−1,400−2が、UE100の発着信を規制する場合、UE100へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知し、UE100が、無線信号の受信処理を行い、RNC400−1,400−2から停止時間が通知された場合、その停止時間、受信処理を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信を行う通信システム、制御装置、通信装置、通信制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の携帯端末等の通信装置において、上位のネットワーク障害やリソース不足などによる発着信の規制が発生したとしても、通信装置は、間欠受信処理を常時繰り返し行っている。
【0003】
例えば、災害などが発生し、通信装置の充電を行うことが困難である状態では、消費電力の無駄は極力抑え、通信装置の使用可能時間を確保すべきである。
【0004】
しかしながら、上述したように、発着信規制により、発着信ができない場合であっても、間欠受信処理を行っているため、無駄な電力消費が行われてしまう。
【0005】
そこで、報知情報に含まれる間欠待受情報内容に基づいて、受信処理間隔を調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−112405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、調整した受信間隔は周期的なものとなってしまうため、ある特定の期間だけ、受信処理を停止させるということはできず、受信処理の実行/停止を自由に設定することが困難になってしまうという問題点がある。
【0008】
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信システム、制御装置、通信装置、通信制御方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の通信システムは、
無線通信を行う通信装置と、該通信装置を制御する制御装置とを具備する通信システムであって、
前記制御装置は、
前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する通知部を有し、
前記通信装置は、
前記無線信号の受信処理を行う受信部と、
前記制御装置から前記停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信部における受信処理を停止させる受信制御部とを有する。
【0010】
また、本発明の制御装置は、
無線通信を行う通信装置を制御する制御装置であって、
前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する通知部を有する。
【0011】
また、本発明の通信装置は、
無線通信を行う通信装置であって、
無線信号の受信処理を行う受信部と、
当該通信装置を制御する制御装置から前記受信処理を停止する停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信部における受信処理を停止させる受信制御部とを有する。
【0012】
また、本発明の通信制御方法は、
無線通信を行う通信装置と、該通信装置を制御する制御装置とを具備する通信システムにおける通信制御方法であって、
前記制御装置が、前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する処理と、
前記通信装置が、前記無線信号の受信処理を行う処理と、
前記通信装置が、前記制御装置から前記停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信処理を停止する処理とを行う。
【0013】
また、本発明のプログラムは、
無線通信を行う通信装置を制御する制御装置に実行させるためのプログラムであって、
前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する手順を実行させる。
【0014】
無線通信を行う通信装置に実行させるためのプログラムであって、
無線信号の受信処理を行う手順と、
当該通信装置を制御する制御装置から前記受信処理を停止する停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信処理を停止する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明においては、消費電力の低減を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示したUEの内部構成の一例を示す図である。
【図3】図1に示したRNCの内部構成の一例を示す図である。
【図4】図1に示した通信システムにおける通信制御方法のうち、RNCにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】発着信の規制がかかっていないセルへ報知する報知情報の一部の一例を示す図である。
【図6】発着信の規制をかけるセルへ報知する報知情報の一部の一例を示す図である。
【図7】図1に示した通信システムにおける通信制御方法のうち、UEにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】発着信規制を行わない場合の受信部の電源のON/OFFの時間的変化の一例を示す図である。
【図9】発着信規制を行う場合の受信部の電源のON/OFFの時間的変化の一例を示す図である。
【図10】発着信の規制がかかっていないセルへ報知する報知情報の一部の他の例を示す図である。
【図11】発着信の規制をかけるセルへ報知する報知情報の一部の他の例を示す図である。
【図12】発着信規制を行う場合の受信部の電源のON/OFFの時間的変化の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。
【0019】
本形態は図1に示すように、UE100と、BTS300−1,300−2と、RNC400−1,400−2と、コアネットワーク500とから構成されている。
【0020】
UE(User Equipment)100は、利用者が所持する、無線通信可能な通信装置である。また、UE100は、移動可能である。
【0021】
BTS(Base Transceiver Station)300−1,300−2は、通信エリア(領域)であるセル200−1,200−2をそれぞれカバーする無線基地局である。
【0022】
RNC(Radio Network Controller)400−1,400−2は、BTS300−1,300−2とそれぞれ接続され、BTS300−1,300−2をそれぞれ制御する制御装置である。また、RNC400−1,400−2は、BTS300−1,300−2それぞれを介して、セル200−1,200−2に存在するUEを制御する。また、RNC400−1,400−2は、上位ネットワークであるコアネットワーク500と接続されている。
【0023】
コアネットワーク500は、回線交換、パケット交換のリソース管理等、無線機能以外のネットワーク機能を提供する。
【0024】
なお、図1には、UEが1つ、BTS、RNCがそれぞれ2つずつで示しているが、この数は、これらに限定しない。
【0025】
図2は、図1に示したUE100の内部構成の一例を示す図である。
【0026】
図1に示したUE100には図2に示すように、受信部110と、受信制御部120とが設けられている。なお、図2には、図1に示したUE100が具備する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。
【0027】
受信部110は、BTS300−1,300−2から送信されてきた無線信号の受信処理を行う。受信部110は、UE100がセル200−1内に存在する場合は、BTS300−1から送信されてきた無線信号の受信処理を行う。また、受信部110は、UE100がセル200−2内に存在する場合は、BTS300−2から送信されてきた無線信号の受信処理を行う。なお、UE100が、セル200−1とセル200−2との境界付近に存在する場合は、BTS300−1から送信されてきた無線信号とBTS300−2から送信されてきた信号との双方の受信処理を行ったり、受信品質の良い方の受信処理を行ったりする。これについては、一般的な無線通信端末の受信部における受信処理と同じである。
【0028】
受信制御部120は、RNC400−1,400−2からBTS300−1,300−2を介して停止時間が通知された場合、通知された停止時間、受信部110における受信処理を停止させる。
【0029】
図3は、図1に示したRNC400−1の内部構成の一例を示す図である。なお、図1に示したRNC400−2の内部構成についても、図3に示すRNC400−1の内部構成と同じである。
【0030】
図1に示したRNC400−1には図3に示すように、通知部410と、時間算出部420とが設けられている。なお、図3には、図1に示したRNC400−1が具備する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。
【0031】
通知部410は、UE100の発着信を規制する場合、BTS300−1を介してUE100へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する。このとき、通知部410は、停止時間を報知情報に含めて、当該報知情報をUE100へ送信することで、停止時間を通知する。また、このとき、通知部410は、時間算出部420から通知された時間を停止時間として通知する。なお、この報知情報は、例えば、BCCH(Broadcasting Control Channel)の通信チャネルを用いて送信される。
【0032】
時間算出部420は、UE100が、発着信規制がかかっているセルから、発着信規制がかかってないセルへ移動する平均移動時間を算出する。また、時間算出部420は、算出した時間を通知部410へ通知する。
【0033】
以下に、図1に示した通信システムにおける通信制御方法について説明する。
【0034】
まずは、図1に示した通信システムにおける通信制御方法のうち、RNC400−1における処理について説明する。
【0035】
図4は、図1に示した通信システムにおける通信制御方法のうち、RNC400−1における処理を説明するためのフローチャートである。なお、RNC400−2における処理も、同様である。
【0036】
まず、RNC400−1内部またはコアネットワーク500からの通知にて、障害またはリソース不足が発生しているかどうかを通知部410が判別する(ステップS1)。この判別方法は、特に規定しない。例えば、RNC400−1内部で障害が発生したことを検知した場合や、コアネットワーク500からCPUの処理リソースが所定の閾値を超えたことの通知があった場合に、障害またはリソース不足が発生していると判別するものであっても良い。
【0037】
障害またはリソース不足が発生している場合、RNC400−1は、その配下のBTS300−1がカバーするセル200−1に存在するUE100へ発着信の規制をかける必要があると判別する。そして、時間算出部420は、UE100が現在存在するセル(例えば、図1に示したセル200−1)から、近隣で発着信の規制がかかっていないセル(例えば、図1に示したセル200−2)への平均移動時間を算出する(ステップS2)。これは、複数の通信端末(UE)について、移動時間を測定し、測定した結果から平均値を算出するものであっても良い。
【0038】
その後、通知部410は、時間算出部420が算出した時間を停止時間として、当該停止時間を発着信の規制をかけるための報知情報に含めて、BTS300−1を介してセル200−1内へ通知する(ステップS3)。
【0039】
図5は、発着信の規制がかかっていないセルへ報知する報知情報の一部の一例を示す図である。
【0040】
図5に示した「cellBarred」は、セル200−1,200−2への発着信の規制情報を通知する情報要素である。また、「cellBarredTimer」は、本発明にて追加する情報であり、ネットワーク側がUEへ間欠受信処理を停止する停止時間を指定するために使用するものである。
【0041】
図5に示すように、「cellBarred」が「not」に設定されている。これは、セルに対して発着信の規制を行わないことを示している。また、「cellBarredTimer」が「not」に設定されている。この部分は、発着信の規制がないため、情報要素としては無効として通知される(無視される)。
【0042】
図6は、発着信の規制をかけるセルへ報知する報知情報の一部の一例を示す図である。
【0043】
図6に示すように、「cellBarred」が「Barred」に設定されている。これは、セルに対して発着信の規制を行うことを示している。また、「cellBarredTimer」が「3m」に設定されている。これは、上述した停止時間が3分であることを示している。この3分は、時間算出部420が算出した停止時間であり、例えば、図1に示したUE100がセル200−1内から移動して、セル200−2へ入るまでの時間である。
【0044】
つまり、発着信の規制を行わないセル(例えば、図1に示したセル200−2)へ報知する報知情報には、発着信の規制を行わない旨が示され、発着信の規制を行うセル(例えば、図1に示したセル200−1)へ報知する報知情報には、発着信の規制を行う旨に加えて、間欠受信処理を停止する停止時間が示される。
【0045】
次に、図1に示した通信システムにおける通信制御方法のうち、UE100における処理について説明する。
【0046】
図7は、図1に示した通信システムにおける通信制御方法のうち、UE100における処理を説明するためのフローチャートである。
【0047】
まず、受信部110が報知情報を受信すると(ステップS11)、受信した報知情報を受信制御部120が解析し、発着信規制を行う旨を示すものであるかどうかを判別する(ステップS12)。
【0048】
報知情報が発着信規制を行う旨を示すものではない場合(「cellBarred:not」)、受信部110は、間欠受信処理を継続し、報知情報および着信通知を定期的に受信する。
【0049】
図8は、発着信規制を行わない場合の受信部110の電源のON/OFFの時間的変化の一例を示す図である。
【0050】
図8に示すように、受信部110の電源は、あらかじめ設定された周期(図8に示した例では、2秒)で、間欠受信処理のためにONとされる。この主体は、受信制御部120である。なお、この周期は、特に規定しない。
【0051】
一方、報知情報が発着信規制を行う旨を示すものである場合は(「cellBarred:Barred」)、受信制御部120は、報知情報に含まれる停止時間(cellBarredTimer)を確認し、確認した停止時間(例えば、図6に示したcellBarredTimerである場合、3分)、受信部110に間欠受信処理を停止させる(ステップS13)。間欠受信処理を停止するため、当該処理で消費する電力を低減することができる。なお、停止時間の間、ネットワークからの着信情報は取得できないこととなるが、ネットワーク側が規制状態にあり、発着信が実施できない状態にあるため、問題はない。
【0052】
図9は、発着信規制を行う場合の受信部110の電源のON/OFFの時間的変化の一例を示す図である。
【0053】
図9に示すように、受信部110の電源は、あらかじめ設定された周期でONとされるところ、3分間の停止時間が通知されると、3分間、電源がONとされることが停止され、間欠受信処理が停止される。この主体は、受信制御部120である。
【0054】
停止時間が経過すると、受信制御部120は、受信部110に、間欠受信処理を再開させる(ステップS14)。つまり、上述した周期で、受信部110の電源をONとする。
【0055】
以下に、図1に示した形態を用いて、状態遷移について説明する。
【0056】
UE100が、セル200−1内で発着信の規制がかけられ、間欠受信処理停止状態になる。そのため、UE100は、3分間、間欠受信処理を停止する。
【0057】
3分後、UE100がセル200−2内へ移動していると、次に受信する報知情報は、発着信を規制しない報知情報であるため、通常の間欠受信処理を復帰させると共に、発着信が可能となる。
【0058】
一方、UE100が、間欠受信処理を停止してから3分間を経過してもセル200−1内に存在している場合、次に受信する報知情報も、発着信を規制する報知情報であるため、再度、間欠受信処理停止状態になる。
【0059】
上述したように、発着信の規制がかかっているセル200−1内で、UE100が着信を監視する処理(間欠受信処理)を行っても、電流を無駄に消費するだけである。それを回避するために、ネットワーク側の規制状態に基づいて、発生する消費電流の無駄を削減し、UE100の使用可能時間を延長している。
【0060】
以上の説明では、報知情報に、間欠受信処理停止時間(cellBarredTimer)を新規に追加して、間欠受信処理を停止することで、消費電流の低減を行ったが、発着信規制状態をネットワーク側で検出した際に、間欠受信周期(DRX−CycleLength)を長周期へ変更することでも、同様の効果を得ることができる。
【0061】
図10は、発着信の規制がかかっていないセルへ報知する報知情報の一部の他の例を示す図である。
【0062】
図10に示した「cellBarred」は、図5に示したものと同じものである。また、「DRX−CycleLength」は、ネットワーク側がUEへ通知する間欠受信処理の周期である。
【0063】
図10に示すように、「cellBarred」が「not」に設定されている。これは、セルに対して発着信の規制を行わないことを示している。また、「DRX−CycleLength」が「2S」に設定されている。これは、間欠受信処理の周期が2秒であることを示している。
【0064】
図11は、発着信の規制をかけるセルへ報知する報知情報の一部の他の例を示す図である。
【0065】
図11に示すように、「cellBarred」が「Barred」に設定されている。これは、セルに対して発着信の規制を行うことを示している。また、「DRX−CycleLength」が「4S」に設定されている。これは、間欠受信処理の周期が4秒であることを示している。
【0066】
図12は、発着信規制を行う場合の受信部110の電源のON/OFFの時間的変化の他の例を示す図である。
【0067】
図12に示すように、受信部110の電源は、発着信規制を行わない場合に設定された2秒周期でONとされるところ、4秒の間欠受信処理の周期が通知されると、間欠受信処理の周期が4秒へ変更される。この主体は、受信制御部120である。
【0068】
なお、上述したRNC400−1が行う処理は、BTS300−1,300−2や、コアネットワーク500が行っても良い。
【0069】
このように、例えば、災害などが発生し、UE100の充電が著しく制限される場合など、電力の無駄を極力抑えたい場合に、UE100の使用可能時間を延長することができる。
【0070】
上述したUE100、RNC400−1それぞれに設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)をUE100、RNC400−1それぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをUE100、RNC400−1それぞれに読み込ませ、実行するものであっても良い。UE100、RNC400−1それぞれにて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、UE100、RNC400−1それぞれに内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、UE100、RNC400−1それぞれに設けられたCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0071】
100 UE
110 受信部
120 受信制御部
200−1,200−2 セル
300−1,300−2 BTS
400−1,400−2 RNC
410 通知部
420 時間算出部
500 コアネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信を行う通信装置と、該通信装置を制御する制御装置とを具備する通信システムにおいて、
前記制御装置は、
前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する通知部を有し、
前記通信装置は、
前記無線信号の受信処理を行う受信部と、
前記制御装置から前記停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信部における受信処理を停止させる受信制御部とを有する通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記通知部は、前記停止時間を報知情報に含めて前記通信装置へ送信することで、該停止時間を通知することを特徴とする通信システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
前記制御装置は、
前記通信装置が、発着信規制がかかっている領域から、発着信規制がかかってない領域へ移動する平均移動時間を算出する時間算出部を有し、
前記通知部は、前記時間算出部が算出した時間を前記停止時間として通知することを特徴とする通信システム。
【請求項4】
無線通信を行う通信装置を制御する制御装置であって、
前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する通知部を有する制御装置。
【請求項5】
無線通信を行う通信装置であって、
無線信号の受信処理を行う受信部と、
当該通信装置を制御する制御装置から前記受信処理を停止する停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信部における受信処理を停止させる受信制御部とを有する通信装置。
【請求項6】
無線通信を行う通信装置と、該通信装置を制御する制御装置とを具備する通信システムにおける通信制御方法であって、
前記制御装置が、前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する処理と、
前記通信装置が、前記無線信号の受信処理を行う処理と、
前記通信装置が、前記制御装置から前記停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信処理を停止する処理とを行う通信制御方法。
【請求項7】
無線通信を行う通信装置を制御する制御装置に、
前記通信装置の発着信を規制する場合、前記通信装置へ、無線信号の受信処理を停止する停止時間を通知する手順を実行させるためのプログラム。
【請求項8】
無線通信を行う通信装置に、
無線信号の受信処理を行う手順と、
当該通信装置を制御する制御装置から前記受信処理を停止する停止時間が通知された場合、前記停止時間、前記受信処理を停止する手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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