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通信システム、通信方法、プログラムおよび通信装置
説明

通信システム、通信方法、プログラムおよび通信装置

【課題】ユーザに対して適切な指導を可能とする。
【解決手段】通信システム1によれば、サーバ10は、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の病度に応じて、ユーザの質問回答を、指導者毎の複数の通信端末30の何れに送信するかを決定する。具体的には、例えば、サーバ10は、通信端末20のユーザが健常者であれば、通信端末20から保健師(健常者担当)の通信端末30へ、質問回答を送信させる決定を行う。また、例えば、サーバ10は、通信端末20のユーザが重度の病度の在宅療養者であれば、通信端末20から医師・看護師の通信端末30へ、質問回答を送信させる決定を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、通信方法、プログラムおよび通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
医療機関から遠方の例えば自宅にいるユーザの現状(例えば、健康状態や症状)を把握し、その現状に対する指導をユーザへ送信するシステムとして、例えば、特許文献1に記載の遠隔看護システムがある。
【0003】
この特許文献1に記載の遠隔看護システムは、現状把握に必要となる質問に対する回答をユーザに送信させ、その回答を、看護師の専用端末(通信端末)で受信する。そして、看護師は、受信した回答に応じて指導を作成し、その指導を、ユーザへ送信する。これにより、ユーザは、遠方に居ながら、例えば健康に関する指導を受けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−17994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の遠隔看護システムでは、ユーザの病度(病気の度合い)に関わらず、ユーザからの回答は、一律に、看護師の専用端末で受信される。つまり、看護師では指導が困難な重度の病度のユーザからの回答や、看護師でなくても指導が可能な軽度の病度のユーザ或いは病度がなしのユーザ(健常者)からの回答が、一律に、看護師の専用端末で受信される。
【0006】
よって、この遠隔看護システムを用いて、ユーザへの適切な指導を行うためには、看護師が、ユーザの病度に応じて、指導を行うことができる適切な指導者(例えば、医師や保健師)の通信端末へ、回答の転送を行う必要がある。この回答の転送が誤って行われた場合、即ち、誤った担当者へ回答が転送された場合、この遠隔看護システムでは、ユーザに対して誤った指導を行う恐れがあるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザに対して適切な指導を可能とする通信システム、通信方法、プログラムおよび通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る通信システムは、
ユーザの病度に対応する指導者毎に用意され、前記指導者が前記ユーザへの指導に使用する複数の指導者用通信端末と、前記指導者用通信端末と互いに通信を行う前記ユーザ用のユーザ用通信端末と、前記指導者用通信端末および前記ユーザ用通信端末と通信するサーバと、を備える通信システムであって、
前記ユーザ用通信端末は、
身体および生活に関する質問を表示する表示部を備え、
前記サーバは、
前記表示部に前記質問を表示させて、前記質問に対する回答を、前記ユーザ用通信端末を用いて作成させる作成部と、
前記ユーザ用通信端末を用いて前記ユーザの病度を設定させる病度設定部と、
前記病度設定部により設定された病度に応じて、前記作成部により前記ユーザ用通信端末を用いて作成された前記回答を、前記指導者用通信端末の何れに送信するかを決定する送信先決定部と、
を備えている。
【0009】
例えば、前記指導者には少なくとも保健師と医師とを含み、
前記送信先決定部は、例えば、
前記病度設定部により設定された病度が最も軽度或いはなしの場合は、前記作成部により作成された前記回答を保健師が使用する前記指導者用通信端末へ送信する決定を行い、
前記病度設定部により設定された病度が最も重度の場合は、前記作成部により作成された前記回答を医師が使用する前記指導者用通信端末へ送信する決定を行ってもよい。
【0010】
前記作成部は、例えば、
前記ユーザの身体および生活に関する全ての質問を記憶する質問記憶部と、
前記質問記憶部に記憶された全ての質問から前記ユーザに回答させる質問を、前記病度設定部により設定された病度に応じて決定する質問決定部と、
前記質問決定部により決定された質問を前記ユーザ用通信端末の表示部に表示させて、前記質問に対する前記ユーザの回答を作成させる回答作成部と、
を備えていてもよい。
【0011】
前記質問決定部は、例えば、
前記病度設定部により設定された病度が重くなる都度に、前記ユーザに回答させる質問数を増やすものでもよい。
【0012】
前記ユーザ用通信端末は、例えば、
前記質問決定部により決定された質問に対する前記ユーザの回答の入力を、複数の方式で受け付ける入力部を備え、
前記サーバは、例えば、
前記病度設定部により設定された病度に応じて、前記入力部によるユーザからの回答の受け付け方式を決定する回答方式決定部を備えていてもよい。
【0013】
前記回答方式決定部は、例えば、
前記病度設定部により設定された病度が所定の重さ以上となると、前記回答の受け付け方式が前記表示部の接触による方式となるものでもよい。
【0014】
前記ユーザ用通信端末は、例えば、
前記サーバの送信先決定部により前記回答の送信先として決定された前記指導者用通信端末と音声画像通信を確立する第1の音声画像通信部を備え、
前記指導者用通信端末は、例えば、
前記第1の音声画像通信部と音声画像通信を確立する第2の音声画像通信部を備えていてもよい。
【0015】
また、本発明の第2の観点に係る通信方法は、
ユーザ用通信端末から送信された健康に関する質問への回答を通信装置が取得する回答取得ステップと、
前記ユーザ用通信端末から送信されたユーザの病度を前記通信装置が取得する病度取得ステップと、
前記通信装置が、前記病度と複数の指導者用通信端末とを対応付けて記憶するテーブルを用いて、前記病度取得ステップで取得された前記病度に対応する前記指導者用通信端末を決定し、決定した前記指導者用通信端末に、前記回答取得ステップで取得された回答を送信する送信ステップと、
を備えている。
【0016】
また、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
ユーザ用通信端末から送信された健康に関する質問への回答を取得する回答取得機能と、
前記ユーザ用通信端末から送信されたユーザの病度を取得する病度取得機能と、
前記病度と複数の指導者用通信端末とを対応付けて記憶するテーブルを用いて、前記病度取得機能で取得された前記病度に対応する前記指導者用通信端末を決定し、決定した前記指導者用通信端末に、前記回答取得機能で取得された回答を送信する送信機能と、
を実現させる。
【0017】
また、本発明の第4の観点に係る通信装置は、
ユーザ用通信端末から送信された健康に関する質問への回答を取得する回答取得部と、
前記ユーザ用通信端末から送信されたユーザの病度を取得する病度取得部と、
前記病度と複数の指導者用通信端末とを対応付けて記憶するテーブルと、
前記テーブルを用いて、前記病度取得部で取得された前記病度に対応する前記指導者用通信端末を決定し、決定した前記指導者用通信端末に、前記回答取得部で取得された回答を送信する送信部と、
を備えている。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ユーザの病度に応じて、ユーザの回答を、指導者用通信端末の何れに送信するかを決定する。よって、ユーザの回答が、病度が重いため指導が困難である指導者や、より病度が重いユーザに対して指導を行うべき指導者へ、誤って送信されることを防止することができる。従って、ユーザに対して適切な指導を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態に係る通信システムの概要を示す図である。
【図2】図1に示す通信システムのブロック図である。
【図3】図2に示す通信システムの質問記憶部に記憶される全ての質問を示す図である。
【図4】図2に示す通信システムの回答方式テーブル記憶部に記憶されるテーブルを示す図である。
【図5】図2に示す通信システムの送信先テーブル記憶部に記憶されるテーブルを示す図である。
【図6】図2に示す通信システムの回答作成部により表示部に表示される回答画面を示す図である。
【図7】図2に示す通信システムの回答送信部から送信される質問回答を示す図である。
【図8】図2に示す通信システムの質問回答表示部により表示部で表示される回答画面を示す図である。
【図9】図2に示す通信システムの通信端末(ユーザおよび指導者)で実行される設定処理を示すフローチャートである。
【図10】図2に示す通信システムのサーバで実行される決定送信処理を示すフローチャートである。
【図11】図2に示す通信システムのユーザの通信端末で実行される質問処理および指導者の通信端末で実行される指導処理を示すフローチャートである。
【図12】図2に示す通信システムのサーバで実行される作成処理を示すフローチャートである。
【図13】図2に示す通信システムの通信端末(ユーザおよび指導者)で実行される音声画像通信処理を示すフローチャートである。
【図14】図2に示す通信システムのサーバで実行される情報送信処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態に係る通信システム1を、図面を参照して説明する。
【0021】
通信システム1は、図1に示すように、サーバ10と、通信端末20と、通信端末30と、を備え、公衆回線網40を利用したシステムである。
【0022】
具体的には、通信システム1は、指導を受けるユーザ(健常者或いは在宅療養者)が使用する通信端末20と、指導者(例えば、保健師、訪問看護師、医師・看護師)が使用する通信端末30との間で、公衆回線網40を介した通信を確立して、指導者からユーザへの例えば健康に関する指導を実現するシステムである。
【0023】
サーバ10は、通信システム1でメインとなる装置であり、通信端末20および通信端末30で使用する各種情報を決定したり、通信端末20および通信端末30から送信された情報を記憶する。サーバ10が記憶する情報としては、公衆回線網40を介して通信端末20から受信したユーザの質問回答や、公衆回線網40を介して通信端末30から受信したユーザへの指導内容がある。
【0024】
なお、詳細は後述するが、本実施形態において、質問回答とは、種々の質問に対してユーザ(健常者或いは在宅療養者)が行った回答に加え、その回答が誰のものであるか等の情報を回答に付加したものである。また、指導内容とは、ユーザへの指導コメントに加え、そのコメントを誰が作成したか等の情報を指導コメントに付加したものである。また、本実施形態において、病度は、病気の度合いを示すものであり、なし、軽度、中度、重度の4種類である。
【0025】
サーバ10に記憶された質問回答は、健常者(病度なし)の通信端末20から受信したものであれば、その健常者(病度なし)の通信端末20および健常者担当の保健師が使用する通信端末30(病度なしの設定)で閲覧することができる。また、在宅療養者(病度が軽度)の通信端末20から受信したものであれば、その在宅療養者(病度が軽度)の通信端末20および病度が軽度担当の保健師が使用する通信端末30(病度が軽度の設定)で閲覧することができる。また、在宅療養者(病度が中度)の通信端末20から受信したサーバ10内の質問回答は、その在宅療養者(病度が中度)の通信端末20および訪問看護師が使用する通信端末30(病度が中度の設定)で閲覧することができる。そして、在宅療養者(病度が重度)の通信端末20から受信したサーバ10内の質問回答は、その在宅療養者(病度が重度)の通信端末20および医師・看護師が使用する通信端末30(病度が重度の設定)で閲覧することができる。
【0026】
また、サーバ10に記憶された指導内容は、保健師の通信端末30(病度なしの設定)から送信されたものであればその通信端末30(病度なしの設定)で、保健師の通信端末30(病度が軽度の設定)から送信されたものであればその通信端末30(病度が軽度の設定)で、閲覧することができる。同様に、サーバ10に記憶された指導内容が、訪問看護師の通信端末30(病度が中度の設定)から送信されたものであればその通信端末30(病度が中度の設定)で、医師・看護師の通信端末30(病度が重度の設定)から受信したものであればその通信端末30(病度が重度)で、閲覧することができる。
【0027】
通信端末20は、前述の通り、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)が使用する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータや携帯端末装置(スマートフォン等)である。病度がなしである健常者が使用する通信端末20は、保健師(健常者担当)が使用する通信端末30(病度なしの設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。これにより、健常者は、保健師(健常者担当)から指導を受けることができる。病度が軽度の在宅療養者が使用する通信端末20は、保健師(病度が軽度担当)が使用する通信端末30(病度が軽度の設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。これにより、病度が軽度の在宅療養者は、保健師(軽度の病度担当)から指導を受けることができる。
【0028】
また、病度が中度の在宅療養者が使用する通信端末20は、訪問看護師が使用する通信端末30(病度が中度の設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。これにより、病度が中度の在宅療養者は、訪問看護師から指導を受けることができる。
【0029】
そして、病度が重度の在宅療養者が使用する通信端末20は、医師・看護師が使用する通信端末30(病度が重度の設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。これにより、病度が重度の在宅療養者は、医師・看護師から指導を受けることができる。
【0030】
なお、この通信システム1では、健康な時から健康障がいが発生した場合まで、幅広いユーザに対応できるよう、病度の設定を、なし〜重度の4段階でおこなえるよう、構成している。よって、一旦、在宅療養者となったが、その後、指導等を受けることによって健常者へと回復したユーザであっても、引き続き、通信システム1を利用し続けることができる。
【0031】
通信端末30は、前述の通り、指導者が使用する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータや携帯端末装置(スマートフォン等)である。保健師(健常者担当)が使用する通信端末30(病度なしの設定)は、健常者の通信端末20(病度なしの設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。保健師(軽度の病度担当)が使用する通信端末30(病度が軽度の設定)は、在宅療養者(病度が軽度)の通信端末20(病度が軽度の設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。また、訪問看護師が使用する通信端末30(病度が中度の設定)は、在宅療養者(病度が中度)の通信端末20(病度が中度の設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。そして、医師・看護師が使用する通信端末30(病度が重度の設定)は、在宅療養者(病度が重度)の通信端末20(病度が重度の設定)との間で公衆回線網40を介した通信を確立する。
【0032】
なお、各通信端末20,30は、サーバ10との間で公衆回線網40を介した通信も確立する。
【0033】
公衆回線網40は、例えばインターネット回線であり、サーバ10と、通信端末20と、通信端末30と、の通信を媒介すると共に、通信端末20から送信された質問回答や通信端末30から送信された指導内容を記憶する。
【0034】
サーバ10は、図2に示すように、ハードウェア構成として、制御部100と、質問回答記憶部113と、指導内容記憶部114と、インタフェイス部115と、バスライン116と、を備えている。
【0035】
制御部100は、バスライン116を介して受け取った各種情報を利用して各部113〜115の制御を行う。
【0036】
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、フラッシュメモリ102の他、図示しないROM(Read only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等を備えている。
【0037】
CPU101は、ROMに格納されたプログラムを実行する。
【0038】
フラッシュメモリ102は、質問記憶部102aと、回答方式テーブル記憶部102bと、送信先テーブル記憶部102cと、を備えている。
【0039】
質問記憶部102aは、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)に対して行う質問の全て(全質問)を記憶する。全質問は、図3に示すように、身体および生活に関する質問であり、小項目が53からなる質問(大項目は2つ、中項目は8つからなる質問)と、困っていることを記載する自由記載欄とから構成される。
【0040】
また、回答方式テーブル記憶部102bは、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の病度に合わせて、通信端末20の表示部210に表示された質問等への回答方式を決定するテーブルを記憶する。このテーブルは、図4に示すように、病度と回答方式とを対応付けたものである。具体的には、このテーブルにより、病度がなし又は軽度であれば、通信端末20の入力部211としてマウスを用いた回答方式となる。また、病度が中度又は重度であれば、通信端末20の入力部211としてタッチパネルを用いた回答方式となる。
【0041】
このように、サーバ10は、後述するユーザ用病度設定部103により設定させた病度が中度以上となると、タッチパネルを用いた回答方式としている。ここで、タッチパネルを用いた回答方式は、マウスを用いた回答方式と比較して、直感的な回答が可能となることから、一般的に、回答労力を低減することができる。よって、通信システム1は、病度に関わらず全ての在宅療養者がマウスを用いた回答方式である通信システムと比較して、病度が中度以上の在宅療養者の回答労力を低減することができる。これにより、通信システム1は、継続的な回答を、在宅療養者より得ることができる。
【0042】
また、送信先テーブル記憶部102cは、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の病度に合わせて、質問回答の送信先を決定するテーブルを記憶する。このテーブルは、図5に示すように、病度と送信宛先(具体的には、通信端末30に予め設定されているIPアドレス)とを対応付けたものである。制御部100は、このテーブルを用いることにより、健常者の通信端末20には、病度の設定がなしである通信端末20へ(保健師(健常者担当)の通信端末20へ)、質問回答を送信させ、在宅療養者(病度が軽度)の通信端末20には、病度の設定が軽度である通信端末20へ(保健師(病度が軽度を担当)の通信端末20へ)、質問回答を送信させる決定を行う。また、制御部100は、在宅療養者(病度が中度)の通信端末20には、病度の設定が中度である通信端末20へ(訪問看護師の通信端末20へ)、質問回答を送信させ、在宅療養者(病度が重度)の通信端末20には、病度の設定が重度である通信端末20へ(医師・看護師の通信端末へ)、質問回答を送信させる決定を行う。なお、通信端末20から通信端末30への質問回答の送信は、サーバ10を介して行われる。
【0043】
また、制御部100は、CPU101がROMに格納したプログラムを実行することにより、ユーザ用病度設定部103と、指導者用病度設定部104と、氏名設定部105と、質問決定部106と、回答方式決定部107と、送信先決定部108と、回答作成部109と、指導内容作成部110と、質問回答送信部111と、指導内容送信部112と、の機能を実現する。
【0044】
ユーザ用病度設定部103は、通信端末20へデータを送信することで、病度(なし、軽度、中度、重度)を設定する画面(設定画面)を、通信端末20の表示部210に表示させ、ユーザに病度の設定(入力)をさせる。病度が、通信端末20の入力部211を用いて入力されると、通信端末20は、入力された病度を、通信端末20の病度記憶部206に記憶する。
【0045】
指導者用病度設定部104は、通信端末30へデータを送信することで、何れの病度のユーザから質問回答を受信するかを設定する画面(設定画面)を、通信端末30の表示部310に表示し、指導者に病度の設定(入力)をさせる。病度が、通信端末30の入力部311を用いて入力されると、通信端末30は、入力された病度を、通信端末30の病度記憶部307に記憶する。これにより、通信端末30は、病度記憶部307に記憶された病度と一致する病度のユーザから質問回答を受信する一方、病度記憶部307に記憶された病度と一致しない病度のユーザからの質問内容は受信しない。
【0046】
なお、本実施形態では、指導者用病度設定部104を用いて、保健師(健常者担当)は病度なしを設定し、保健師(病度が軽度を担当)は軽度を設定し、訪問看護師は中度を設定し、医師・看護師は重度を設定する。
【0047】
氏名設定部105は、通信端末20へデータを送信することで、質問に対して回答を行うユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名の設定(入力)を受け付ける画面(受付画面)を、通信端末20の表示部210に表示し、ユーザに氏名の設定(入力)をさせる。氏名が、通信端末20の入力部211を用いて入力されると、通信端末20は、その氏名を、通信端末20の氏名記憶部207に記憶する。
【0048】
質問決定部106は、通信端末20から受信した病度(後述する病度記憶部206に記憶された病度)と、質問記憶部102aに記憶された全質問(図3参照)とを用いて、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)へ行う質問を決定する。質問は、図3で示した通り、中項目が8つある。質問決定部106は、通信端末20から受信した病度に応じて、中項目に『●』印が付いた箇所を、質問記憶部102aに記憶されている全質問から抽出(決定)し、その抽出した質問を、病度を送信した通信端末20の設定記憶部208に記憶させる。
【0049】
質問決定部106で行われる質問の抽出を具体的に示す。質問決定部106は、通信端末20から受信した病度がなし或いは軽度であれば、図3に示すように、気分・体調、顔色、睡眠、食事、排泄の5つの中項目を、ユーザに対して行う質問に決定する。また、質問決定部106は、通信端末20から受信した病度が中度であれば、図3に示すように、気分・体調、顔色、バイタルサイン、服薬、睡眠、食事、排泄の7つの中項目を、ユーザに対して行う質問に決定する。そして、質問決定部106は、通信端末20から受信した病度が重度であれば、図3に示すように、全ての中項目を、ユーザに対して行う質問に決定する。
【0050】
このように、質問決定部106は、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)に回答させる質問を、通信端末20から受信した病度(後述する病度記憶部206に記憶された病度)に応じて決定する。よって、通信システム1は、病度に関わらず全てのユーザに中項目の全ての質問を行うシステムと比較して、効率的な質問を実現することができ、ユーザの回答労力を低減させることができる。
【0051】
回答方式決定部107は、通信端末20から受信した病度(後述する病度記憶部206に記憶された病度)と、回答方式テーブル記憶部102aに記憶されたテーブル(図4参照)とを用いて、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の質問に対する回答方式を決定する。具体的には、回答方式決定部107は、回答テーブル記憶部102bに記憶されたテーブルの病度(図4参照)から、通信端末20から受信した病度と一致する病度を検索し、その検索された病度に対応付けられている回答方式を、ユーザの回答方式として決定する。これにより、通信端末20の入力部211として、マウスを用いるのか、タッチパネルを用いるのかが決定される。回答方式決定部107は、決定した回答方式を、病度を送信した通信端末20の設定記憶部208に記憶させる。
【0052】
送信先決定部108は、通信端末20から受信した病度(後述する病度記憶部206に記憶された病度)と、送信先テーブル記憶部102cとを用いて、通信端末20から送信される質問回答の送信先を決定する。具体的には、送信先決定部108は、送信先テーブル記憶部102cに記憶されたテーブルの病度(図5参照)から、通信端末20から受信した病度と一致する病度を検索し、その検索された病度に対応付けられている送信宛先の通信端末30を、通信端末20から送信される質問回答の送信先として決定する。送信先決定部107は、決定した送信宛先を、病度を送信した通信端末20の設定記憶部208に記憶させる。これにより、送信先決定部108は、ユーザ用病度設定部103により設定された病度に応じて、質問回答を、複数の通信端末30の何れに送信するかを決定することができる。
【0053】
回答作成部109は、質問決定部106で決定された質問(後述する設定記憶部208に記憶された質問)への回答画面を、通信端末20へデータを送信することで表示部210に表示させ、ユーザに質問に対する回答を行わせることで、通信端末30へ送信する回答を作成する。例えば、病度記憶部206に記憶された病度が重度である場合、設定記憶部208に記憶された質問には、中項目:症状が含まれる(図3参照)。よって、回答作成部109によって通信端末20(病度記憶部206に記憶された病度が重度の端末)の表示部210に表示される回答画面は、図6に示すように、症状に関するものとなる。
【0054】
図6に示すように、通信端末20の表示部210に表示された「症状」については、重度の在宅療養者が、タッチパネルを用いて、症状を感じる部分を選択し、選択部分の症状をラジオボタンで選択することで、通信端末20は、選択された箇所とその箇所の症状を、回答として、通信端末20のRAM(不図示)に記録する。また、通信端末20の表示部210に表示された「その他の症状」については、重度の在宅療養者が、タッチパネルを用いて、該当する症状のチェックボックスを選択することで、通信端末20は、選択された症状があることを回答として、通信端末20のRAM(不図示)に記録する。
【0055】
図2に示す指導内容作成部110は、ユーザからの質問回答を見た指導者が、ユーザへの指導コメントを作成する画面を、通信端末30へデータを送信することで表示部310に表示させ、指導者に、在宅療養者への指導コメントを作成させる。この指導コメントは、例えば、「血圧が高い。診察を勧めた方が良い。」や「心拍数の低下が診られる。次回、診察を強く勧める。」と言った、ユーザと音声画像通信を行う際に、指導者の表示部310に表示される、ユーザへ伝達すべきコメントである。
【0056】
質問回答送信部111は、通信端末20から送信され、質問回答記憶部113に記憶された質問回答を、送信要求に応じて、指導者の通信端末30へ、或いは、通信端末20へ、送信する。
【0057】
指導内容送信部112は、指導内容記憶部114に記憶された指導内容を、送信要求に応じて、指導者の通信端末30へ送信する。
【0058】
質問回答記憶部113は、通信端末20から指導者の通信端末30へ送信された全ての質問回答(図7参照)を記憶する。
【0059】
指導内容記憶部114は、指導者の通信端末30から送信された指導内容(指導コメントと、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名と、指導コメント作成者の氏名と、を対応付けた内容)を記憶する。
【0060】
インタフェイス部115は、公衆通信網40との間で情報の送受信を仲介する。
【0061】
バスライン116は、制御部100と、各部113〜115と、を相互に接続する。
【0062】
通信端末20は、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)が用いる端末であり、ハードウェア構成として、制御部200と、病度記憶部206と、氏名記憶部207と、設定記憶部208と、質問回答記憶部209と、表示部210と、入力部211と、インタフェイス部212と、バスライン213と、を備えている。
【0063】
制御部200は、バスライン213を介して受け取った各種情報を利用して各部206〜212の制御を行う。
【0064】
制御部200は、CPU201の他、図示しないROMおよびRAM等を備えている。
【0065】
CPU201は、ROM(不図示)に格納されたプログラムを実行する。
【0066】
また、制御部200は、CPU201がROMに格納したプログラムを実行することにより、設定画面制御部202と、回答送信部203と、音声画像通信部204と、回答要求部205と、の機能を実現する。
【0067】
設定画面制御部202は、ユーザ用病度設定部103、氏名設定部105および回答作成部109により送信されるデータを利用して、各設定画面を表示部210へ表示する。
【0068】
回答送信部203は、回答作成部109により送信されたデータを利用してユーザにより回答が作成されると、その回答に、その回答が誰のものであるか等の情報を付加して質問回答を作成する。そして、回答送信部203は、設定記憶部208に記憶された通信端末30を送信宛先として、インタフェイス部212およびサーバ10を介して送信する。具体的には、回答送信部203は、図7(a)〜(d)に示すように、質問内容の回答に、氏名記憶部207に記憶された氏名と、病度記憶部206に記憶された病度と、自己の通信端末20に予め設定されているIPアドレスと、送信宛先(通信端末30に予め設定されているIPアドレス)と、回答の作成日と、を対応付け、これを質問回答として、サーバ10へ送信する。
【0069】
例えば、回答を行ったユーザが「はなこ」であれば、回答送信部203は、図7(a)に示す質問回答を、サーバ10へ送信する。同様に、回答送信部203は、回答を行ったユーザが「たろう」であれば、図7(b)に示す質問回答を、回答を行ったユーザが「ゆう」であれば、図7(c)に示す質問回答を、回答を行ったユーザが「じろう」であれば、図7(d)に示す質問回答を、サーバ10へ送信する。
【0070】
音声画像通信部204は、設定記憶部208に記憶された送信宛先の通信端末30の音声画像通信部305)と、表示部210等を用いた音声画像による通信を確立する。なお、音声画像通信部204から通信端末30の音声画像通信部305へ通信開始要求を行う場合には、音声画像通信部204は、その通信開始要求に含めて、通信端末20のIPアドレスを、音声画像通信部305へ送信する。これにより、通信端末30の音声画像通信部305は、通信開始要求を行った通信端末20を特定することができる。
【0071】
回答要求部205は、音声画像通信部204による音声画像通信の際に、表示部210に表示させる質問回答の送信を要求する信号(質問回答送信要求)を、サーバ10へ送信する。具体的には、回答要求部205は、質問回答送信要求と共に、氏名記憶部207に記憶された氏名および通信端末20のIPアドレスを、インタフェイス212を介してサーバ10へ送信する。これにより、通信端末20は、以前作成した自己の質問回答をサーバ10から受信することができる。
【0072】
病度記憶部206は、フラッシュメモリで構成され、サーバ10のユーザ用病度設定部103により設定させた病度を記憶する。
【0073】
氏名記憶部207は、フラッシュメモリで構成され、サーバ10の氏名設定部105により設定させた氏名を記憶する。具体的には、氏名設定部105の処理により、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)が入力部211を用いて設定(入力)した氏名を記憶する。
【0074】
なお、入力部211を使用した氏名設定の方式は、回答の方式と同様、病度に応じて決定される。具体的には、CPU201は、設定記憶部208に記憶された回答方式を読み出し、その回答方式を、入力部211を使用した氏名設定の方式とする。これにより、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)は、病度に応じた適切な方式で、氏名を設定することができる。
【0075】
設定記憶部208は、フラッシュメモリで構成され、サーバ10の質問決定部106により決定された質問、回答方式決定部107により決定された回答方式、および送信先決定部108により決定された送信宛先を記憶する。
【0076】
質問回答記憶部209は、フラッシュメモリで構成され、サーバ10から受信した質問回答(以前作成した自己の質問回答)を記憶する。
【0077】
表示部210は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)で構成され、設定記憶部208に記憶された質問や質問回答記憶部209に記憶された質問回答等を表示する。
【0078】
入力部211は、質問に対する回答時や氏名の設定時等に使用する。本実施形態の入力部211は、図4に示すように、病度がなし或いは軽度の場合はマウスとなり、病度が中度および重度の場合はタッチパネルとなる。
【0079】
インタフェイス部212は、公衆通信網40との間で情報の送受信を仲介する。
【0080】
バスライン213は、制御部200と、各部206〜212と、を相互に接続する。
【0081】
通信端末30は、指導者が用いる端末であり、ハードウェア構成として、制御部300と、病度記憶部307と、質問回答記憶部308と、指導内容記憶部309と、表示部310と、入力部311と、インタフェイス部312と、バスライン313と、を備えている。
【0082】
制御部300は、バスライン313を介して受け取った各種情報を利用して各部307〜312の制御を行う。
【0083】
制御部300は、CPU301の他、図示しないROM、RAM等を備えている。CPU301は、ROMに格納されたプログラムを実行する。
【0084】
また、制御部300は、CPU301がROMに格納したプログラムを実行することにより、質問回答表示部302と、設定画面制御部303と、指導内容送信部304と、音声画像通信部305と、指導内容要求部306と、の機能を実現する。
【0085】
質問回答表示部302は、サーバ10から質問回答を受信し、表示部310に表示する。より詳細には、質問回答表示部302は、自己宛(自己の通信端末30宛)の質問回答が、サーバ10に存在することを示す通知を受信すると、質問回答の送信を命令する信号(質問回答送信命令)をサーバ10へ送信する。そして、質問回答表示部302は、サーバ10から質問回答を受信すると、その質問回答を、質問回答記憶部308に記憶する。その後、質問回答表示部302は、質問回答記憶部308に記憶された質問回答から、通信端末20,30のIPアドレス以外の情報(図7参照)を読み出し、表示部310に表示する。
【0086】
質問回答表示部302により表示部310で表示される回答は、まず、図8(a)で示すように、病度が同じであるユーザの氏名一覧と、7日間分の回答状況と、から構成される。なお、図8(a)で示すように、質問回答表示部302が受信した質問回答は、病度が中度である「はなこ」「たろう」「ゆう」の3者のものであったとして説明する。
【0087】
図8(a)で示す7日間分の質問回答状況は、「●」印が、質問回答が送信されたことを示している。質問回答状況を見た指導者は、通信端末30の入力部311を用いて、ユーザの氏名「はなこ」「たろう」「ゆう」の3者から、質問回答を見たい氏名を一つ選択する。
【0088】
すると、質問回答表示部302は、図8(b)に示すように、選択された氏名に対応する質問回答を、質問回答記憶部308から読み出して、表示部310に表示する。図8(b)は、指導者がユーザの氏名「ゆう」を選択した場合を示している。このように、図8(a)の画面で、ユーザの氏名が入力部311を用いて選択されると、質問回答表示部302は、その氏名に対応する質問回答を、表示部310に表示する。
【0089】
なお、質問回答表示部302は、図8(b)に示す「次へ」が、指導者により入力部311を用いて選択されると、未だ表示されていない質問回答を、質問回答記憶部308から読み出し、表示部310へ表示する。
【0090】
図2に示す設定画面制御部303は、指導者用病度設定部104および指導内容作成部110により送信されたデータを利用して、各設定画面を表示部310へ表示する。
【0091】
指導内容送信部304は、指導内容作成部110により送信されたデータを利用して指導者による指導コメントの作成が完了すると、その指導コメントに、在宅療養者の氏名と、在宅療養者の病度と、指導コメント作成者の氏名と、を対応付け、これを指導内容として、インタフェイス部313を介してサーバ10へ送信する。
【0092】
音声画像通信部305は、病度記憶部307に記憶された病度と一致するユーザの通信端末20の音声画像通信部204と、音声画像による通信を確立する。
【0093】
指導内容要求部306は、音声画像通信部305による音声画像通信の際に、表示部310に表示させる指導内容の送信を要求する信号(指導内容送信要求)を、サーバ10へ送信する。具体的には、指導内容要求部306は、指導者により、ユーザの氏名が入力部311を用いて行われると、その氏名と、通信端末30のIPアドレスとを、インタフェイス部312を介してサーバ10へ送信する。すると、サーバ10は、受信したユーザの氏名に対応して記憶されている指導内容を、受信した通信端末30のIPアドレスを用いて、通信端末30へ送信する。これにより、通信端末30は、サーバ10から、以前作成したユーザへの指導内容を受信することができる(本実施形態では、通信端末20では指導内容を受信することはできない)。なお、指導内容要求部306は、受信した指導内容を、指導内容記憶部309に記憶する。
【0094】
病度記憶部307は、フラッシュメモリで構成され、指導者用病度設定部104により設定させた病度、即ち、質問回答受信対象となる病度を記憶する。
【0095】
質問回答記憶部308は、ハードディスク装置で構成され、ユーザから送信された質問回答が、サーバ10およびインタフェイス部312を介して受信された場合、その質問回答(図7参照)を記憶する。
【0096】
指導内容記憶部309は、ハードディスク装置で構成され、サーバ10に記憶された指導内容がインタフェイス部312を介して受信された場合、その指導内容を記憶する。
【0097】
表示部310は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)で構成され、質問回答記憶部308に記憶された質問回答や指導内容記憶部309に記憶された指導内容を表示する。
【0098】
入力部311は、指導内容の作成等、具体的には、指導コメントの入力、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名の入力、ユーザの病度の入力、指導コメント作成者の入力等に使用する。入力部311は、例えば、キーボードである。
【0099】
インタフェイス部312は、公衆通信網40との間で情報の送受信を仲介する。
【0100】
バスライン313は、制御部300と、各部307〜312と、を相互に接続する。
【0101】
上述した通信端末20に対し、病度および氏名を設定する設定処理を、図9(a)を参照して説明する。通信端末20の設定処理は、入力部211を用いたユーザ(健常者或いは在宅療養者)の実行指示操作により実行開始される。
【0102】
なお、設定処理の実行開始の際、制御部200(CPU201)は、実行信号を、自機のIPアドレスと共にサーバ10へ送信する。これにより、サーバ10は、図10に示す決定送信処理を実行開始する。
【0103】
制御部200(設定画面制御部202)は、サーバ10のユーザ用病度設定部103により送信されるデータを利用して、病度(なし、軽度、中度、重度)を設定する画面を表示部210に表示し、入力部211を用いた病度の設定を受け付ける(ステップS1)。
【0104】
制御部200(設定画面制御部202)は、病度の設定が完了したことを示す操作がユーザにより行われていない場合には(ステップS2:No)、ステップS1へ戻る。一方、制御部200(設定画面制御部202)は、病度の設定が完了したことを示す操作がユーザにより行われた場合には(ステップS2:Yes)、設定された病度を、病度記憶部206に記憶する(ステップS3)。
【0105】
次に、制御部200(CPU201)は、病度記憶部206に記憶された病度をサーバ10へ送信し(ステップS4)、設定記憶部208に記憶させる情報(サーバ10の質問決定部106により決定された質問、回答方式決定部107により決定された回答方式、および送信先決定部108により決定された送信宛先)を受信したか否かを判定する(ステップS5)。
【0106】
制御部200(CPU201)は、設定記憶部208に記憶させる情報を受信していないと判定すると(ステップS5:No)、情報を受信するまで、ステップS5を繰り返す。一方、制御部200(CPU201)は、設定記憶部208に記憶させる情報を受信したと判定すると(ステップS5:Yes)、受信した情報を設定記憶部208に記憶する(ステップS6)。
【0107】
次に、制御部200(CPU201)は、設定記憶部208に記憶された回答方式を読み出し、その回答方式を、入力部211による氏名設定の方式とする(ステップS7)。
【0108】
その後、制御部200(設定画面制御部202)は、表示部210に表示する画面を氏名設定画面へ切り換えるため、サーバ10の氏名設定部105にデータを送信させる要求を行う信号(氏名設定要求信号)を、自機のIPアドレスと共に、サーバ10へ送信する(ステップS8)。
【0109】
制御部200(設定画面制御部202)は、送信された信号に応答してサーバ10の氏名設定部105により送信されるデータを利用して、氏名の設定画面を表示部210に表示し、入力部211を用いたユーザからの氏名の設定を受け付ける(ステップS9)。
【0110】
その後、制御部200(設定画面制御部202)は、氏名の設定が完了したことを示す操作がユーザにより行われていない場合には(ステップS10:No)、ステップS8へ戻る。一方、制御部200(設定画面制御部202)は、氏名の設定が完了したことを示す操作がユーザにより行われた場合には(ステップS10:Yes)、設定された氏名を、氏名記憶部207に記憶する(ステップS11)。その後、制御部200(設定画面制御部202)は、設定処理を終了する。
【0111】
上述の設定処理により、病度記憶部206には、ユーザの病度が記憶され、氏名記憶部207には、ユーザの氏名が記憶される。また、設定記憶部208には、ユーザの病状に応じた、質問内容、回答方式、および送信先が記憶される。
【0112】
次に、上述した通信端末30に、何れの病度のユーザから質問回答を受信するかの設定(病度の設定)を行う設定処理を、図9(b)を参照して説明する。通信端末30の設定処理は、入力部311を用いた指導者の実行指示操作により実行開始される。
【0113】
なお、設定処理の実行開始の際、制御部300(CPU301)は、実行信号を、自機のIPアドレスと共にサーバ10へ送信する。これにより、サーバ10は、図10に示す決定送信処理を実行開始する。
【0114】
制御部300(設定画面制御部303)は、サーバ10の指導者用病度設定部104により送信されるデータを利用して、病度(なし、軽度、中度、重度)を設定する画面を表示部310に表示し、入力部311を用いた病度の設定を受け付ける(ステップS21)。
【0115】
制御部300(設定画面制御部303)は、病度の設定が完了したことを示す操作が指導者により行われていない場合には(ステップS22:No)、ステップS21へ戻る。一方、制御部300(設定画面制御部303)は、病度の設定が完了したことを示す操作が指導者により行われた場合には(ステップS22:Yes)、設定された病度を、病度記憶部307に記憶する(ステップS23)。その後、制御部300(設定画面制御部303)は、設定処理を終了する。
【0116】
上述の設定処理により、病度記憶部307には、質問回答を受信する対象となるユーザの病度が記憶される。これにより、制御部300は、病度記憶部307に記憶された病度と一致する病度のユーザから質問回答を受信する一方で、病度記憶部307に記憶された病度と一致しない病度のユーザからの質問内容は受信しない。
【0117】
上述した通信端末20,30の設定処理に対応して実行されるサーバ10の決定送信処理を、図10を参照して説明する。サーバ10の決定送信処理は、通信端末20または30の何れかから実行信号を受信した場合に実行される。
【0118】
制御部100(CPU101)は、受信した実行信号が通信端末20からのものであるか否かを判定する(ステップS31)。具体的には、制御部100(CPU101)は、実行信号と共に受信したIPアドレスが、送信先テーブル記憶部102cに記憶された送信宛先、即ち、通信端末30に予め設定されているIPアドレスと一致するか否かを判定する(ステップS31)。
【0119】
制御部100(CPU101)は、受信したIPアドレスが送信先テーブル記憶部102cに記憶された送信宛先と一致せず、実行信号が通信端末20から送信されたと判定すると(ステップS31:Yes)、ステップS32へ移行する。ステップS32では、制御部100(ユーザ用病度設定部103)は、受信したIPアドレスを用いて、実行信号を送信した通信端末20へ、病度の設定画面を表示部210に表示させるデータを送信する(ステップS32)。その後、ステップS34へ移行する。
【0120】
一方、制御部100(CPU101)は、受信したIPアドレスが送信先テーブル記憶部102cに記憶された送信宛先と一致し、実行信号が通信端末30から送信されたと判定すると(ステップS31:No)、ステップS33へ移行する。ステップS33では、制御部100(指導者用病度設定部104)は、受信したIPアドレスを用いて、実行信号を送信した通信端末30へ、病度の設定画面を表示部310に表示させるデータを送信する(ステップS33)。その後、制御部100(CPU101)は、この決定送信処理を終了する。
【0121】
ステップS32の実行後、制御部100(CPU101)は、通信端末20から病度を受信したか否かを判定する(ステップS34)。制御部100(CPU101)は、病度を受信していないと判定すると(ステップS34:No)、病度を受信するまで、ステップS34を繰り返し実行する。
【0122】
一方、制御部100(CPU101)は、通信端末20から病度を受信したと判定すると(ステップS34:Yes)、ステップS35へ移行する。ステップS35では、制御部100(質問決定部106)は、受信した病度と、質問記憶部102aに記憶された全質問(図3参照)とを用いて、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)へ行う質問を決定し、決定した質問内容を、RAM(不図示)に一時的に記憶する(ステップS35)。
【0123】
具体的には、ステップS35では、制御部100(質問決定部106)は、通信端末20から受信した病度がなし或いは軽度であれば、図3に示すように、気分・体調、顔色、睡眠、食事、排泄の5つの中項目を、ユーザに対して行う質問に決定する。また、質問決定部106は、通信端末20から受信した病度が中度であれば、図3に示すように、気分・体調、顔色、バイタルサイン、服薬、睡眠、食事、排泄の7つの中項目を、ユーザに対して行う質問に決定する。そして、質問決定部106は、通信端末20から受信した病度が重度であれば、図3に示すように、全ての中項目を、ユーザに対して行う質問に決定する。
【0124】
次に、制御部100(回答方式決定部107)は、受信した病度と、回答方式テーブル記憶部102aに記憶されたテーブル(図4参照)とを用いて、ユーザの質問に対する回答方式を決定し、決定した回答方式を、RAM(不図示)に一時的に記憶する(ステップS36)。
【0125】
具体的には、ステップS36では、制御部100(回答方式決定部107)は、回答方式決定部107は、回答テーブル記憶部102bに記憶されたテーブルの病度(図4参照)から、通信端末20から受信した病度と一致する病度を検索し、その検索された病度に対応付けられている回答方式を、ユーザの回答方式として決定する。これにより、通信端末20の入力部211として、マウスを用いるのか、タッチパネルを用いるのかが決定される。
【0126】
次に、制御部100(送信先決定部108)は、受信した病度と一致する病度を、送信先テーブル記憶部102cに記憶されたテーブル(図5参照)の病度から検索し、その検索された病度に対応付けられている送信宛先に該当する通信端末20のIPアドレスを、質問回答の送信先として決定し、決定した通信端末20のIPアドレスを、RAM(不図示)に一時的に記憶する(ステップS37)。
【0127】
その後、制御部100(CPU101)は、RAMに一時的に記憶されている情報、即ち、質問決定部106により決定された質問内容、回答方式決定部107により決定された回答方式および送信先決定部108により決定された送信宛先(通信端末30のIPアドレス)を、受信したIPアドレスを用いて、実行信号を送信した通信端末20へ送信する(ステップS38)。
【0128】
その後、制御部100(CPU101)は、氏名設定要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS39)。制御部100(CPU101)は、氏名設定要求信号を受信していないと判定すると(ステップS39:No)、氏名設定要求信号を受信するまで、ステップS39を繰り返し実行する。
【0129】
一方、制御部100(CPU101)は、氏名設定要求信号を受信したと判定すると(ステップS39:Yes)、ステップS40へ移行する。
【0130】
ステップS40では、制御部100(氏名設定部105)は、氏名設定要求信号と共に受信したIPアドレスを用いて、氏名の設定画面を表示部210に表示させるデータを、氏名設定要求信号を送信した通信端末20へ送信する(ステップS40)。その後、制御部100(氏名設定部105)は、この決定送信処理を終了する。
【0131】
次に、通信端末20の質問処理を、図11(a)を参照して説明する。通信端末20の質問処理は、通信端末20で質問回答を作成させ、作成された質問回答を、通信端末30へ送信する処理である。通信端末20の質問処理は、入力部211を用いたユーザの実行指示操作により実行開始される。
【0132】
制御部200(CPU201)は、サーバ10により決定された質問、質問の回答方式、および質問回答の送信宛先(図10参照)を、設定記憶部208から読み出す(ステップS51)。
【0133】
制御部200(CPU201)は、設定記憶部208からの読み出しが完了したことを示す読出完了信号を、自機のIPアドレスと共に、サーバ10へ送信する(ステップS52)。この読出完了信号をサーバ10が受信すると、サーバ10(回答作成部109)は、質問回答を受け付ける画面(質問回答受付画面)を表示部210に表示させるデータを送信する。
【0134】
次に、制御部200(CPU201)は、ステップS51で読み出された質問と、サーバ10の回答作成部109から送信されたデータとを用いて、質問回答受付画面を表示部210に表示する(ステップS53)。
【0135】
そして、制御部200(CPU201)は、ステップS51で読み出した回答方式による回答を受け付ける(ステップS54)。
【0136】
制御部200(CPU201)は、ステップS51で読み出された全ての質問への回答が完了したことを示す操作がユーザにより行われていない場合には(ステップS55:No)、ステップS53へ戻る。
【0137】
一方、制御部200(CPU201)は、ステップS51で読み出された全ての質問への回答が完了したことを示す操作がユーザにより行われた場合には(ステップS55:Yes)、ステップS56を行う。ステップS56では、制御部200(回答送信部203)は、表示部210に表示された質問回答受付画面を用いてステップS54で作成された回答に、病度記憶部206に記憶された病度と、氏名記憶部207に記憶された氏名と、自己の通信端末10に予め設定されているIPアドレスと、設定記憶部208に記憶された送信宛先(通信端末20のIPアドレス)と、回答の作成日と、を対応付けた質問回答(図7参照)を、ステップS51で読み出した送信宛先へ、サーバ10を介して送信する(ステップS56)。その後、制御部200(CPU201)は、質問処理を終了する。
【0138】
上述の質問処理により、通信端末20は、サーバ10の回答作成部109から送信されたデータを利用した質問回答受付画面に従って、質問回答の作成を行うことができる。また、通信端末20は、病度に対応する指導者の通信端末20へ、質問回答を送信できる。また、通信端末20は、質問回答を、サーバ10に記憶させることができる。
【0139】
次に、通信端末30の指導処理を、図11(b)を参照して説明する。通信端末30の指導処理は、通信端末20から送信された質問回答を通信端末30で受信し、受信した質問回答を表示部310に表示すると共に、指導内容の作成を受け付け、作成された指導内容を、サーバ10へ送信する。通信端末30の指導処理は、入力部311を用いた指導者の実行指示操作により実行開始される。
【0140】
制御部300(CPU301)は、通信端末20からの質問回答が、サーバ10に存在するかを判定する(ステップS61)。具体的には、制御部300(CPU301)は、質問回答が記憶されていることを示す信号をサーバ10から受信したか否かを判定する(ステップS61)。
【0141】
制御部300(CPU301)は、サーバ10から上述の信号を受信していれば(ステップS61:Yes)、質問回答の送信を命令する信号(質問回答送信命令)をサーバ10へ送信する(ステップS62)。
【0142】
その後、制御部300(CPU301)は、サーバ10から質問回答を受信すると(ステップS63)、その質問回答を、質問回答記憶部308に記憶する(ステップS64)。
【0143】
次に、制御部300(質問回答表示部302)は、質問回答の作成者(ユーザ)の選択を要求する画面(図8(a)参照)を表示部310に表示し、質問回答を見たい人の氏名を選択させる(ステップS65)。
【0144】
具体的には、ステップS65では、制御部300(質問回答表示部302)は、図8(a)で示すように、病度が同じであるユーザの氏名一覧と、7日間分の回答状況と、から構成される画面を表示部310に表示する。なお、図8(a)で示すように、質問回答表示部302が受信した質問回答は、病度が中度である「はなこ」「たろう」「ゆう」の3者のものであったとして説明する。
【0145】
図8(a)で示す7日間分の質問回答状況は、「●」印が、質問回答が送信されたことを示している。制御部300(質問回答表示部302)は、ユーザの氏名「はなこ」「たろう」「ゆう」の3者から、質問回答を見たい人の氏名を、入力部311を用いて選択させるのである。
【0146】
制御部300(質問回答表示部302)は、氏名の選択が完了したことを示す操作が指導者により行われていない場合には(ステップS66:No)、ステップS65へ戻る。一方、制御部300(質問回答表示部302)は、氏名の選択が完了したことを示す操作が指導者により行われた場合には(ステップS66:Yes)、氏名の選択が完了したことを示す選択完了信号を、自機のIPアドレスと共に、サーバ10へ送信する(ステップS67)。この選択完了信号をサーバ10が受信すると、サーバ10(指導内容作成部110)は、指導コメントの作成を受け付ける画面(指導コメント作成受付画面)を表示部310に表示させるデータを送信する。
【0147】
制御部300(質問回答表示部302)は、選択された氏名に対応する質問回答を、質問回答記憶部308から読み出して、表示部310に表示する(ステップS68:図8(b)参照)。
【0148】
具体的には、ステップS68では、制御部300(質問回答表示部302)は、図8(b)に示すように、選択された氏名に対応する質問回答を、質問回答記憶部308から読み出して、表示部310に表示する。図8(b)は、指導者がユーザの氏名「ゆう」を選択した場合を示している。このように、図8(a)の画面で、ユーザの氏名が入力部311を用いて選択されると、質問回答表示部302は、その氏名に対応する質問回答を、表示部310に表示する。
【0149】
なお、制御部300(質問回答表示部302)は、図8(b)に示す「次へ」が、指導者により入力部311を用いて選択されると、未だ表示されていない質問回答を、質問回答記憶部308から読み出し、表示部310へ表示する。
【0150】
次に、制御部300(設定画面制御部303)は、サーバ10の指導内容作成部110から送信されたデータを用いて、指導コメント作成受付画面を表示部310に表示し、指導コメントの作成を受け付ける(ステップS69)。ステップS69で表示される画面(指導コメント作成受付画面)は、指導コメントの作成を受け付ける画面の他、ステップS65で選択されたユーザの氏名を表示する画面、病度記憶部307に記憶された病度(ユーザの病度)を表示する画面、指導コメント作成者の氏名を記入する画面を含んでいる。
【0151】
制御部300(指導内容送信部304)は、指導コメントの作成および指導コメント作成者の氏名記入が完了したことを示す操作が、指導者により行われていない場合には(ステップS70:No)、ステップS68へ戻る。一方、制御部300(指導内容送信部304)は、表示部310に表示された指導コメント作成受付画面を用いた指導コメントの作成および指導コメント作成者の氏名記入が完了したことを示す操作が指導者により行われた場合には(ステップS70:Yes)、その指導コメントおよび指導コメント作成者の氏名に、ステップS65で選択されたユーザの氏名と、病度記憶部307に記憶された病度(ユーザの病度)と、を対応付けた指導内容を、サーバ10へ送信する(ステップS71)。その後、制御部300(指導内容送信部304)は、指導処理を終了する。
【0152】
なお、ステップS61において制御部300(CPU301)は、ユーザの質問回答が記憶されていることを示す信号をサーバ10から受信していなければ(ステップS61:No)、指導者により指導処理を終了する操作が入力部311を用いて行われたか否かを判定する(ステップS72)。
【0153】
制御部300(CPU301)は、指導者により指導処理を終了する操作が、入力部311を用いて行われていない場合には(ステップS72:No)、ステップS61へ戻る。一方、制御部300(CPU301)は、指導者により指導処理を終了する操作が行われた場合には(ステップS72:Yes)、指導処理を終了する。
【0154】
上述の指導処理により、通信端末20は、通信端末10から送信された質問回答を見て、その質問回答に基づいた指導内容を、サーバ10の指導内容作成部110から送信されたデータを利用した画面に従って作成することができると共に、その指導内容をサーバ10に記憶させることができる。
【0155】
次に、サーバ10の作成処理を、図12を参照して説明する。この作成処理は、回答作成部109を用いて質問回答受付画面を表示させるデータを通信端末20へ送信する処理および指導内容作成部110を用いて指導コメント作成受付画面を表示させるデータを通信端末30へ送信する処理を実行する。これに加え、作成処理は、通信端末20から送信された質問回答を記憶する処理および通信端末30から送信された指導内容を記憶する処理を実行する。作成処理は、サーバ10の電源が投入されると、繰り返し実行される。
【0156】
この作成処理では、まず、制御部100(CPU101)は、通信端末20から送信される読出完了信号(質問、回答方式、通信宛先の設定記憶部208からの読み出しが完了したことを示す信号)を受信したか否かを判定する(ステップS81)。
【0157】
制御部100(CPU101)は、読出完了信号を受信したと判定すると(ステップS81:Yes)、ステップS82へ移行する。ステップS82では、制御部100(回答作成部109)は、読出完了信号と共に受信したIPアドレスを用いて、読出完了信号を送信した通信端末20へ、質問回答受付画面を通信端末20の表示部210に表示させるデータを送信する(ステップS82)。その後、ステップS83へ移行する。
【0158】
一方、制御部100(CPU101)は、読出完了信号を受信していないと判定すると(ステップS81:No)、ステップS83へ移行する。
【0159】
ステップS83では、制御部100(CPU101)は、通信端末30から送信される選択完了信号(質問回答を見たい人の氏名選択が完了したことを示す信号)を受信したか否かを判定する(ステップS83)。
【0160】
制御部100(CPU101)は、選択完了信号を受信したと判定すると(ステップS83:Yes)、ステップS84へ移行する。ステップS84では、制御部100(指導内容作成部110)は、選択完了信号と共に受信したIPアドレスを用いて、選択完了信号を送信した通信端末30へ、質問回答受付画面を通信端末20の表示部210に表示させるデータを送信する(ステップS84)。その後、ステップS85へ移行する。
【0161】
一方、制御部100(CPU101)は、選択完了信号を受信していないと判定すると(ステップS83:No)、ステップS85へ移行する。
【0162】
ステップS85では、制御部100(CPU101)は、通信端末20からの質問回答を受信したか否かを判定する(ステップS85)。制御部100(CPU101)は、質問回答を受信したと判定すると(ステップS85:Yes)、その質問回答を、質問回答記憶部113に記憶する(ステップS86)。次に、制御部100(CPU101)は、受信した質問回答に含まれる送信宛先(通信端末20のIPアドレス:図7参照)を用いて、送信宛先の通信端末20へ、受信した質問回答を送信する(ステップS87)。
【0163】
一方、制御部100(CPU101)は、質問回答を受信していないと判定すると(ステップS85:No)、ステップS86,S87をスキップする。
【0164】
次に、制御部100(CPU101)は、通信端末30からの指導内容を受信したか否かを判定する(ステップS88)。制御部100(CPU101)は、指導内容を受信したと判定すると(ステップS88:Yes)、その指導内容を、指導内容記憶部114に記憶する(ステップS89)。一方、制御部100(CPU101)は、指導内容を受信していないと判定すると(ステップS88:No)、ステップS89をスキップする。
【0165】
その後、制御部100(CPU101)は、サーバ10の電源がユーザによりオフされる等して、作成処理の終了を行う必要があるかを判定する(ステップS90)。制御部100(CPU101)は、作成処理の終了を行う必要がないと判定すると(ステップS90:No)、ステップS81へ戻る。一方、制御部100(CPU101)は、作成処理の終了を行う必要があると判定すると(ステップS90:Yes)、この作成処理を終了する。
【0166】
上述した作成処理により、サーバ10は、回答作成部109を用いて質問回答受付画面を表示させるデータを通信端末20へ送信することに加え、指導内容作成部110を用いて指導コメント作成受付画面を表示させるデータを通信端末30へ送信することができる。更に、サーバ10は、通信端末20から送信された質問回答を質問回答記憶部113に記憶することに加え、通信端末30から送信された指導内容を指導内容記憶部114に記憶することができる。
【0167】
次に、通信端末20の音声画像通信処理を、図13(a)を参照して説明する。通信端末20の音声画像通信処理は、通信端末20と通信端末30との間で、音声画像通信を確立する処理である。通信端末20の音声画像通信処理は、入力部211を用いたユーザ(健常者或いは在宅療養者)による通信開始操作があった場合に、或いは、設定記憶部208に記憶された送信宛先(通信端末30)からの通信要求を受信した場合に、実行開始される。
【0168】
制御部200(音声画像通信部204)は、入力部211を用いたユーザによる通信開始操作があったか否かを判定する(ステップS101)。制御部200(音声画像通信部204)は、入力部211を用いたユーザによる通信開始操作があった場合には(ステップS101:Yes)、通信時に表示部210に表示させる以前作成した自己の質問回答の送信要求を、氏名記憶部207に記憶された氏名(自己の氏名)および通信端末20のIPアドレスと共に、サーバ10へ送信する(ステップS102)。そして、制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答の受信が完了したか否かを判定する(ステップS103)。
【0169】
ここで、氏名記憶部207に記憶された氏名をサーバ10へ送信するのは、質問回答を特定するためであり、通信端末20のIPアドレスをサーバ10へ送信するのは、質問回答の送信先をサーバ10に特定させるためである。
【0170】
なお、ステップS102で、制御部200(音声画像通信部204)がサーバ10に要求する質問回答は、前回作成分のみであっても、以前作成したもの全てであってもよい。制御部200(音声画像通信部204)が、前回作成分のみを要求するか、以前作成した全てを要求するかは、ユーザによる入力部211の操作に応じて行う構成とすればよい。
【0171】
制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答の受信が完了した場合には(ステップS103:Yes)、受信した質問回答を質問回答記憶部209に記憶した後、ステップS104へ移行する。一方、制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答が受信されていなければ(ステップS103:No)、ステップS102へ戻る。
【0172】
ステップS103でYesと判定されると、制御部200(音声画像通信部204)は、音声画像通信の要求を、設定記憶部208に記憶された送信宛先(通信端末30)へ送信する(ステップS104)。その後、制御部200(音声画像通信部204)は、音声画像通信の要求を送信した通信端末30から、通信開始の了解信号を受信したか否かを判定する(ステップS105)。
【0173】
制御部200(音声画像通信部204)は、通信端末30から了解信号を受信すると(ステップS105:Yes)、ステップS106へ移行する。一方、制御部200(音声画像通信部204)は、通信端末30から了解信号を受信していなければ(ステップS105:No)、ステップS104へ戻る。
【0174】
ステップS105でYesと判定されると、制御部200(音声画像通信部204)は、音声画像通信を実行する(ステップS106)。具体的には、制御部200(音声画像通信部204)は、表示部210に指導者の姿を表示すると共に、スピーカ(不図示)から指導者の音声を出力する。また、カメラ(不図示)を用いて、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の姿を通信端末30へ送信すると共に、マイク(不図示)を用いて、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の声を通信端末30へ送信する。
【0175】
更に、制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答記憶部209に記憶した質問回答(サーバ10から受信した自己の質問回答)から通信端末20,30のIPアドレス以外の情報(図7参照)を読み出し、その情報を、表示部210に表示する(ステップS107)。
【0176】
その後、制御部200(音声画像通信部204)は、入力部211を用いたユーザによる通信終了操作があったか、或いは、通信端末30から通信切断信号を受信したかを判定する(ステップS108)。
【0177】
制御部200(音声画像通信部204)は、上述の何れもなかった場合には(ステップS108:No)、ステップS106へ戻り、上述のいずれかがあった場合には、音声画像通信処理を終了する。
【0178】
なお、制御部200(音声画像通信部204)は、ステップS101で、入力部211を用いたユーザによる通信開始操作がなかったと判定した場合には(ステップS101:No)、設定記憶部208に記憶された送信宛先(通信端末30)からの音声画像通信要求があったか否かを判定する(ステップS109)。
【0179】
制御部200(音声画像通信部204)は、設定記憶部208に記憶された送信宛先(通信端末30)からの音声画像通信要求がなかったと判定した場合には(ステップS109:No)、ステップS101へ戻る。一方、制御部200(音声画像通信部204)は、送信宛先の通信端末30からの音声画像通信要求があったと判定した場合には(ステップS109:Yes)、ステップS110へ移行する。
【0180】
ステップS110では、制御部200(音声画像通信部204)は、通信時に表示部210に表示させる以前作成した自己の質問回答の送信要求を、氏名記憶部207に記憶された氏名(自己の氏名)および通信端末20のIPアドレスと共に、サーバ10へ送信する(ステップS110)。そして、制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答の受信が完了したか否かを判定する(ステップS111)。
【0181】
ここで、氏名記憶部207に記憶された氏名をサーバ10へ送信するのは、質問回答を特定するためであり、通信端末20のIPアドレスをサーバ10へ送信するのは、質問回答の送信先をサーバ10に特定させるためである。
【0182】
ステップS111の実行後、制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答の受信が完了していなければ(ステップS111:No)、ステップS110へ戻る。一方、制御部200(音声画像通信部204)は、質問回答の受信が完了していれば(ステップS111:Yes)、音声画像通信要求を行った通信端末30へ、通信開始の了解信号を送信し(ステップS112)、ステップS116〜S118を実行する。
【0183】
上述の音声画像通信処理により、通信端末20は、以前作成した自己の質問回答を表示部210に表示すると共に、指導者の通信端末30と音声画像通信を行うことができる。
【0184】
次に、通信端末30の音声画像通信処理を、図13(b)を参照して説明する。通信端末30の音声画像通信処理は、通信端末30と通信端末20との間で、音声画像通信を確立する処理である。通信端末30の音声画像通信処理は、入力部311を用いた指導者による通信開始操作があった場合に、或いは、病度記憶部307に記憶された病度に対応するユーザ(健常者或いは在宅療養者)の通信端末20からの通信要求を受信した場合に、実行開始される。
【0185】
制御部300(音声画像通信部305)は、入力部311を用いた指導者による通信開始操作があったか否かを判定する(ステップS121)。制御部300(音声画像通信部305)は、入力部311を用いた指導者による通信開始操作があった場合には(ステップS121:Yes)、音声画像通信を行うユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名を、入力部311を用いて指導者に入力させ、その氏名および通信端末30のIPアドレスと共に、音声画像通信時に表示部310に表示させる以前作成した指導内容の送信要求を、サーバ10へ送信する(ステップS122)。そして、制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容の受信が完了したか否かを判定する(ステップS123)。
【0186】
ここで、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名をサーバ10へ送信するのは、指導内容を特定するためであり、通信端末30のIPアドレスをサーバ10へ送信するのは、指導内容の送信先をサーバ10に特定させるためである。
【0187】
なお、ステップS122で、制御部300(音声画像通信部305)がサーバ10に要求する指導内容は、前回作成分のみであっても、以前作成したもの全てであってもよい。制御部300(音声画像通信部305)が、前回作成分のみを要求するか、以前作成した全てを要求するかは、指導者による入力部311の操作に応じて行う構成とすればよい。
【0188】
制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容の受信が完了した場合には(ステップS123:Yes)、受信した指導内容を指導内容記憶部309に記憶した後、ステップS124へ移行する。一方、制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容の受信が完了していなければ(ステップS123:No)、ステップS122へ戻る。
【0189】
ステップS123でYesと判定されると、制御部300(音声画像通信部305)は、ステップS122で入力されたユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名と一致する氏名を、質問回答記憶部308に記憶された質問回答(図7参照)から検索する。そして、制御部300(音声画像通信部305)は、検索されたユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名に対応付けられている通信端末20のIPアドレスを、質問回答を用いて特定する(ステップS124)。
【0190】
その後、制御部300(音声画像通信部305)は、ステップS124で特定した通信端末20のIPアドレスを宛先として、音声画像通信の要求を送信する(ステップS125)。その後、制御部300(音声画像通信部305)は、音声画像通信の要求を送信した通信端末20から、通信開始の了解信号を受信したか否かを判定する(ステップS126)。
【0191】
制御部300(音声画像通信部305)は、通信端末20から了解信号を受信すると(ステップS126:Yes)、ステップS127へ移行する。一方、制御部300(音声画像通信部305)は、通信端末20から了解信号を受信していなければ(ステップS126:No)、ステップS125へ戻る。
【0192】
ステップS126でYesと判定されると、制御部300(音声画像通信部305)は、音声画像通信を実行する(ステップS127)。具体的には、制御部300(音声画像通信部305)は、表示部310に通信端末20のユーザの姿を表示すると共に、スピーカ(不図示)から通信端末20のユーザの音声を出力する。また、カメラ(不図示)を用いて、指導者の姿を通信端末20へ送信すると共に、マイク(不図示)を用いて、指導者の声を通信端末20へ送信する。
【0193】
更に、制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容記憶部309に記憶した指導内容(サーバ10から受信したユーザへの指導内容)を、表示部310に表示する(ステップS128)。
【0194】
その後、制御部300(音声画像通信部305)は、入力部311を用いた指導者による通信終了操作があったか、或いは、通信端末20から通信切断信号を受信したかを判定する(ステップS129)。
【0195】
制御部300(音声画像通信部305)は、上述の何れもなかった場合には(ステップS129:No)、ステップS127へ戻り、上述のいずれかがあった場合には、音声画像通信処理を終了する。
【0196】
なお、制御部300(音声画像通信部305)は、ステップS121で、入力部311を用いた指導者による通信開始操作がなかったと判定した場合には(ステップS121:No)、病度記憶部307に記憶された病度に対応するユーザの通信端末20から、通信開始要求があったか否かを判定する(ステップS130)。
【0197】
制御部300(音声画像通信部305)は、病度記憶部307に記憶された病度に対応するユーザの通信端末20から、通信開始要求がなかったと判定した場合には(ステップS130:No)、ステップS121へ戻る。一方、制御部300(音声画像通信部305)は、ユーザの通信端末20から、通信開始要求があったと判定した場合には(ステップS130:Yes)、ステップS131へ移行する。
【0198】
ステップS131では、制御部300(音声画像通信部305)は、通信開始要求に含まれる通信端末20のIPアドレスと一致するIPアドレスを、質問回答記憶部308に記憶された質問回答(図7参照)から検索する。そして、制御部300(音声画像通信部305)は、検索されたIPアドレスに対応付けられているユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名を特定する(ステップS131)。
【0199】
その後、制御部300(音声画像通信部305)は、ステップS131で特定したユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名および通信端末30のIPアドレスと共に、指導内容の送信要求を、サーバ10へ送信する(ステップS132)。
【0200】
なお、ステップS131で特定したユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名をサーバ10へ送信するのは、指導内容を特定するためであり、通信端末30のIPアドレスをサーバ10へ送信するのは、指導内容の送信先をサーバ10に特定させるためである。
【0201】
ステップS132の実行後、制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容の受信が完了したか否かを判定する(ステップS133)。
【0202】
制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容の受信が完了していなければ(ステップS133:No)、ステップS132へ戻る。一方、制御部300(音声画像通信部305)は、指導内容の受信が完了していれば(ステップS133:Yes)、音声画像通信要求を行った通信端末20へ、通信開始の了解信号を送信し(ステップS134)、ステップS127〜S129を実行する。
【0203】
上述の音声画像通信処理により、通信端末30は、音声画像通信の相手(健常者或いは自宅療養者)の指導内容を表示部310に表示すると共に、健常者或いは自宅療養者の通信端末20と音声画像通信を行うことができる。
【0204】
次に、サーバ10の情報送信処理を、図14を参照して説明する。この情報送信処理は、質問回答記憶部113に記憶した質問回答を要求に応じて通信端末20へ送信すると共に、指導内容記憶部114に記憶した指導内容を要求に応じて通信端末30へ送信する処理である。情報送信処理は、サーバ10の電源が投入されると、繰り返し実行される。
【0205】
まず、制御部100(質問回答送信部111)は、通信端末20からの質問回答送信要求、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の氏名および通信端末20のIPアドレスを受信したか否かを判定する(ステップS141)。制御部100(質問回答送信部111)は、質問回答送信要求等を受信したと判定すると(ステップS141:Yes)、質問回答送信要求と共に受信したユーザの氏名を用いて、その氏名が含まれる質問回答を検索する(ステップS142:図7参照)。
【0206】
そして、制御部100(質問回答送信部111)は、検索した質問回答を、質問回答送信要求と共に受信した通信端末20のIPアドレスを用いて、通信端末20へ送信する(ステップS143)。
【0207】
一方、制御部100(質問回答送信部111)は、質問回答送信要求等を受信していないと判定すると(ステップS141:No)、ステップS142,S143をスキップする。
【0208】
次に、制御部100(指導内容送信部112)は、通信端末30からの指導内容送信要求、指導者の氏名および通信端末30のIPアドレスを受信したか否かを判定する(ステップS144)。制御部100(指導内容送信部112)は、指導内容送信要求等を受信したと判定すると(ステップS144:Yes)、指導内容送信要求と共に受信した指導者の氏名を用いて、その氏名を含む質問回答を検索する(ステップS145)。
【0209】
そして、制御部100(指導内容送信部112)は、検索した指導内容を、指導内容送信要求と共に受信した通信端末30のIPアドレスを用いて、通信端末30へ送信する(ステップS146)。
【0210】
一方、制御部100(指導内容送信部112)は、指導内容送信要求等を受信していないと判定すると(ステップS144:No)、ステップS145,S146をスキップする。
【0211】
その後、制御部100(CPU101)は、電源オフの操作が行われたか否かを判定する(ステップS147)。制御部100(CPU101)は、電源オフの操作が行われていないと判定すると(ステップS147:No)、ステップS141へ戻る。一方、制御部100(CPU101)は、電源オフの操作が行われたと判定すると(ステップS147:Yes)、この情報送信処理を完了する。
【0212】
上述した通り、本発明の実施形態に係る通信システム1によれば、サーバ10は、ユーザ(健常者或いは在宅療養者)の病度に応じて、ユーザの質問回答を、指導者毎の複数の通信端末20の何れに送信するかを決定する。具体的には、サーバ10は、通信端末20のユーザが健常者であれば、通信端末20から保健師(健常者担当)の通信端末30へ、質問回答を送信させる決定を行う。また、サーバ10は、通信端末20のユーザが軽度の病度の在宅療養者であれば、通信端末20から保健師(健常者担当)の通信端末30へ、質問回答を送信させる決定を行う。加えて、サーバ10は、通信端末20のユーザが中度の病度の在宅療養者であれば、通信端末20から訪問看護師の通信端末30へ、質問回答を送信させる決定を行う。更に、サーバ10は、通信端末20のユーザが重度の病度の在宅療養者であれば、通信端末20から医師・看護師の通信端末30へ、質問回答を送信させる決定を行う。よって、ユーザの回答が、病度が重いため指導が困難である指導者や、より病度が重い療養者に対して指導を行うべき指導者へ、誤って送信されることを防止することができる。従って、ユーザに対して適切な指導を可能とすることができる。
【0213】
以上、本発明の実施形態を説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
【0214】
本実施形態では、病度が中度以上になれば、サーバ10の回答方式決定部107は、タッチパネルを用いた回答方式としたが、これに限られるものではない。回答方式決定部107は、例えば、病度が軽度の場合に、マウスを用いた回答方式に決定し、病度が中度の場合に、トラックボールやジョイスティックを用いた回答方式に決定し、病度が重度の場合に、タッチパネルを用いた回答方式に決定する構成としてもよい。この構成の場合には、回答方式テーブル記憶部102bに記憶されたテーブル(図4参照)の、中度に対応する回答方式を、「トラックボールまたはジョイスティックを用いた回答方式」へ変更すればよい。
【0215】
本実施形態では、ユーザ用病度設定部103および指導者用病度設定部104で設定する病度を、なし、軽度、中度、重度の4種類としたが、これに限られるものではない。即ち、例えば、ユーザ用病度設定部103および指導者用病度設定部104で設定する病度を、なし、軽度、軽中度、中度、中重度、重度の6種類としてもよい。この場合、例えば、病度がなしの健常者(通信端末20)から送信された質問回答を保健師(健常者担当)の通信端末30で受信し、軽度の在宅療養者(通信端末20)から送信された質問回答を保健師(軽度の在宅療養者担当)の通信端末30で受信し、軽中度、中度、中重度の在宅療養者(通信端末20)から送信された質問回答を訪問看護師の通信端末30で受信し、重度の在宅療養者(通信端末20)から送信された質問回答を医師・看護師の通信端末30で受信する構成とすればよい。
【0216】
なお、上記実施形態において、サーバ10、通信端末20および通信端末30の動作を制御するプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムを、コンピュータ等にインストールすることにより、図9〜図14のフローチャートに示す処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
【0217】
また、上述のプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
【0218】
また、上述の図9〜図14のフローチャートに示すサーバ10、通信端末20および通信端末30の処理を、各OS(Operating System)が分担して実現する場合、又は、OSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
【符号の説明】
【0219】
1 通信システム
10 サーバ
20,30 通信端末
100,200,300 制御部
206,307 病度記憶部
207 氏名記憶部
208 設定記憶部
113,209,308 質問回答記憶部
210,310 表示部
211,311 入力部
115,212,312 インタフェイス部
116,213,313 バスライン
114,309 指導内容記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの病度に対応する指導者毎に用意され、前記指導者が前記ユーザへの指導に使用する複数の指導者用通信端末と、前記指導者用通信端末と互いに通信を行う前記ユーザ用のユーザ用通信端末と、前記指導者用通信端末および前記ユーザ用通信端末と通信するサーバと、を備える通信システムであって、
前記ユーザ用通信端末は、
身体および生活に関する質問を表示する表示部を備え、
前記サーバは、
前記表示部に前記質問を表示させて、前記質問に対する回答を、前記ユーザ用通信端末を用いて作成させる作成部と、
前記ユーザ用通信端末を用いて前記ユーザの病度を設定させる病度設定部と、
前記病度設定部により設定された病度に応じて、前記作成部により前記ユーザ用通信端末を用いて作成された前記回答を、前記指導者用通信端末の何れに送信するかを決定する送信先決定部と、
を備えていることを特徴とする通信システム。
【請求項2】
前記指導者には少なくとも保健師と医師とを含み、
前記送信先決定部は、
前記病度設定部により設定された病度が最も軽度或いはなしの場合は、前記作成部により作成された前記回答を保健師が使用する前記指導者用通信端末へ送信する決定を行い、
前記病度設定部により設定された病度が最も重度の場合は、前記作成部により作成された前記回答を医師が使用する前記指導者用通信端末へ送信する決定を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記作成部は、
前記ユーザの身体および生活に関する全ての質問を記憶する質問記憶部と、
前記質問記憶部に記憶された全ての質問から前記ユーザに回答させる質問を、前記病度設定部により設定された病度に応じて決定する質問決定部と、
前記質問決定部により決定された質問を前記ユーザ用通信端末の表示部に表示させて、前記質問に対する前記ユーザの回答を作成させる回答作成部と、
を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記質問決定部は、
前記病度設定部により設定された病度が重くなる都度に、前記ユーザに回答させる質問数を増やすことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記ユーザ用通信端末は、
前記質問決定部により決定された質問に対する前記ユーザの回答の入力を、複数の方式で受け付ける入力部を備え、
前記サーバは、
前記病度設定部により設定された病度に応じて、前記入力部によるユーザからの回答の受け付け方式を決定する回答方式決定部を備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の通信システム。
【請求項6】
前記回答方式決定部は、
前記病度設定部により設定された病度が所定の重さ以上となると、前記回答の受け付け方式が前記表示部の接触による方式となることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記ユーザ用通信端末は、
前記サーバの送信先決定部により前記回答の送信先として決定された前記指導者用通信端末と音声画像通信を確立する第1の音声画像通信部を備え、
前記指導者用通信端末は、
前記第1の音声画像通信部と音声画像通信を確立する第2の音声画像通信部を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項8】
ユーザ用通信端末から送信された健康に関する質問への回答を通信装置が取得する回答取得ステップと、
前記ユーザ用通信端末から送信されたユーザの病度を前記通信装置が取得する病度取得ステップと、
前記通信装置が、前記病度と複数の指導者用通信端末とを対応付けて記憶するテーブルを用いて、前記病度取得ステップで取得された前記病度に対応する前記指導者用通信端末を決定し、決定した前記指導者用通信端末に、前記回答取得ステップで取得された回答を送信する送信ステップと、
を備えていることを特徴とする通信方法。
【請求項9】
コンピュータに、
ユーザ用通信端末から送信された健康に関する質問への回答を取得する回答取得機能と、
前記ユーザ用通信端末から送信されたユーザの病度を取得する病度取得機能と、
前記病度と複数の指導者用通信端末とを対応付けて記憶するテーブルを用いて、前記病度取得機能で取得された前記病度に対応する前記指導者用通信端末を決定し、決定した前記指導者用通信端末に、前記回答取得機能で取得された回答を送信する送信機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項10】
ユーザ用通信端末から送信された健康に関する質問への回答を取得する回答取得部と、
前記ユーザ用通信端末から送信されたユーザの病度を取得する病度取得部と、
前記病度と複数の指導者用通信端末とを対応付けて記憶するテーブルと、
前記テーブルを用いて、前記病度取得部で取得された前記病度に対応する前記指導者用通信端末を決定し、決定した前記指導者用通信端末に、前記回答取得部で取得された回答を送信する送信部と、
を備えていることを特徴とする通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−73509(P2013−73509A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213407(P2011−213407)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 公立大学法人札幌市立大学、E−KANGO Project2010 IT活用による遠隔看護システム(E−KANGO)の汎用性向上を目的とする調査研究 枝幸町保健福祉センターと在宅療養者世帯を対象としたIT活用による遠隔看護シミュレーション研究報告書、平成23年3月31日
【出願人】(509180566)公立大学法人札幌市立大学 (2)
【Fターム(参考)】