説明

通信システム、通信方法、プログラム及び情報記憶媒体

【課題】近距離無線通信を用いることなく、同じ生活圏内にいる他のユーザの存在を実感できるようにすること。
【解決手段】複数のユーザ端末から位置を取得する位置座標受信部80と、注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するとともに、選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する近傍ユーザ配信部94と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信システム、通信方法、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゲーム端末同士で比較的近距離の無線通信を行ってゲームデータを直接交換するゲームシステムが知られている。同ゲームシステムによれば、ゲーム端末のユーザ同士がすれ違いざまにゲームデータを直接交換するという状況が偶発的に発生するので、見知らぬ他人同士が負担無くゲームデータの交換をできるようになる。また、同じ生活圏内にいる他のユーザの存在を実感することができるようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術とは異なり、近距離無線通信を用いることなく、同じ生活圏内にいる他のユーザの存在を実感することができるようになる通信システム、通信方法、プログラム及び情報記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得手段と、注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択手段と、選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供手段と、を含むことを特徴とする。
【0005】
また、本発明に係る通信方法は、複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得ステップと、注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択ステップと、選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供ステップと、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るプログラムは、複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得ステップと、注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択ステップと、選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0007】
さらに、本発明に係る情報記憶媒体は、複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得ステップと、注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択ステップと、選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した情報記憶媒体である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成図である。
【図2】ユーザ端末の外観を示す図である。
【図3】移動経路画像の一例を示す図である。
【図4】フレンド画像の一例を示す図である。
【図5】ランキング画像の一例を示す図である。
【図6】タイトルプロフィール画像の一例を示す図である。
【図7】レーダー画像の一例を示す図である。
【図8】ユーザ端末の機能ブロック図である。
【図9】他ユーザ情報提供部の構成を示す図である。
【図10】位置座標記憶部の内容を模式的に示す図である。
【図11】ゲーム実績データ記憶部の内容を模式的に示す図である。
【図12】ユーザ位置管理サーバの機能ブロック図である。
【図13】領域毎タイトルID記憶部の内容を模式的に示す図である。
【図14】領域毎ユーザID記憶部の内容を模式的に示す図である。
【図15】ユーザ情報記憶部の内容を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成図である。同図に示すように、この通信システムでは、インターネット等のコンピュータ通信ネットワーク10に、ユーザ位置管理サーバ12、情報サーバ14、及び複数のユーザ端末(情報処理装置)16が接続されている。ユーザ位置管理サーバ12及び情報サーバ14は、例えば公知のサーバコンピュータを中心に構成されている。また、ユーザ端末16はバッテリ駆動する可搬型のコンピュータゲームシステムであり、図2にその外観を示すように前面にタッチスクリーン16aを備えており、またGPS(Global Positioning System)を利用して当該ユーザ端末16の位置(緯度及び経度)を測定するための測位ユニット16b、携帯電話網を利用したデータ通信を行うための携帯電話通信ユニット16c、及び無線LANを利用したデータ通信を行うための無線LAN通信ユニット16dを内蔵している。ユーザ端末16は、携帯電話通信ユニット16c又は無線LAN通信ユニット16dを通信環境に応じて選択的に利用して、コンピュータ通信ネットワーク10に接続し、ユーザ位置管理サーバ12や情報サーバ14とデータ通信ができるようになっている。
【0011】
ユーザ端末16は、衛星信号を利用して自機の位置を繰り返し測定し、それらの測位結果を保持している。また、ユーザ端末16は、ゲームプログラムの実行実績を示すデータも保持しており、測位結果及びゲームの実行実績のデータは、ユーザ操作に応じて、或いは一定時間毎に自動的に、ユーザ位置管理サーバ12にアップロードされる。ユーザ位置管理サーバ12は、こうして多数のユーザ端末16からアップロードされる測位結果及び実行実績のデータを保持しており、各ユーザ端末16では、こうしてユーザ位置管理サーバ12に保持される情報、及び自機に保持される測位結果に基づいて、タッチスクリーン16aに、図3に示すような移動経路画像を表示するようになっている。なお、この移動経路画像は縦長形状であり、タッチスクリーン16aにはその一部に設定される表示範囲のみが表示される。そして、タッチスクリーン16aに対してユーザが所定の操作を行うことにより、表示範囲を移動させることができる。
【0012】
同図に示すように、移動経路画像の下部領域には、ユーザ端末16の移動経路を示す画像が表されている。上述のように、ユーザ端末16は、自機位置を繰り返し測定しており、それら測定された位置を保持している。移動経路画像の下部領域には、保持されている位置を示す住所文字列20が測定時刻22とともに測定順に表されている。すなわち、新しい測定結果ほど上に表されている。このとき、ユーザ端末16は、測位ユニット16bにより自機位置を繰り返して測定しつつも、新たに測定された位置が既に保持されている最新の位置から所定距離(例えば2km)以上離れているときだけ、当該新たに測定された位置を保持するようにしている。逆に、新たに測定された位置が既に保持されている最新の位置から所定距離未満しか離れていなければ、当該新たに測定された位置を保持しない。このため、移動経路画像には、所定距離未満しか離れていない位置を示す住所文字列20が上下に連なって表示されることがない。こうすることで、有意な移動のみを移動経路画像に表すことができ、理解しやすい移動経路画像とすることができる。また、無駄な表示を抑制して、タッチスクリーン16aを効率的に利用することができる。
【0013】
また、移動経路画像の下部領域において、各測定時刻22の周囲には小画像24が複数表示されている。この小画像24は、同じ位置をユーザ位置管理サーバ12にアップロードした他のユーザ端末16の数が多いほど、多く表示されるようになっている。こうして、各位置に、ユーザ端末16を所持した他のユーザが多くいたか、そうでないかを、一目で把握できるようにしている。各測定時刻22の周囲には、注目すべきゲームプログラムのタイトル26も表される。
【0014】
さらに、移動経路画像の下部領域には、ユーザ端末16が測位しユーザ位置管理サーバ12にアップロードした位置を、友人である他のユーザのユーザ端末16も測位しユーザ位置管理サーバ12にアップロードしていれば、「フレンドのAさんの足跡を見つけました!」など、友人が同じ位置に居たことを示すメッセージ28を表示する。
【0015】
移動経路画像の上部左側領域30には、ユーザ端末16が測位しユーザ位置管理サーバ12にアップロードした位置を、同様に測位ししてユーザ位置管理サーバ12にアップロードしたユーザの総数が表示される。また、上部右側領域32には、ユーザの友人である他のユーザに関する情報が表示される。
【0016】
図4は、図3の移動経路画像の上部右側領域32をユーザがタップしたときにタッチスクリーン16aに表示されるフレンド画像を示している。同図に示すように、フレンド画像の下部領域には、各友人のアバター画像36及び該友人に関する最新情報34が表されている。最新情報34は、例えば情報サーバ14から受信される。フレンド画像も縦長形状であり、タッチスクリーン16aにはその一部に設定される表示範囲のみが表示される。そして、タッチスクリーン16aに対してユーザが所定の操作を行うことにより、表示範囲を移動させることができる。
【0017】
図5は、図3の移動経路画像において、住所文字列20をユーザがタップしたときにタッチスクリーン16aに表示されるランキング画像を示している。同図に示すように、ランキング画像の上部領域には、ユーザがタップした住所文字列20及びその住所文字列20が示す位置の測定時刻22が表される。また、ランキング画像の下部領域には、住所文字列20が示す位置をユーザ位置管理サーバ12にアップロードしたユーザ端末16においてプレイされていたゲームプログラムのタイトルが表示されている。各タイトルは、当該タイトルのゲームプログラムをプレイしたユーザ端末16が多い順に表示されている。各タイトルの左側には、該タイトルのゲームプログラムがプレイされたユーザ端末16の数が表示されている。ランキング画像も縦長形状であり、タッチスクリーン16aにはその一部に設定される表示範囲のみが表示される。そして、タッチスクリーン16aに対してユーザが所定の操作を行うことにより、表示範囲を移動させることができる。
【0018】
図6は、図5のランキング画像においていずれかのゲームプログラムのタイトルがタップされたとき、又は図3の移動経路画像においていずれかのタイトル26がタップされたとき、タッチスクリーン16aに表示されるタイトルプロフィール画像を示している。タイトルプロフィール画像の上部領域には、ゲームプログラムのタイトル画像42が表されており、下部領域には、当該ゲームプログラムに関する他のユーザの評価やプレイ状況を示す情報欄44が設けられる。タイトル画像42や情報欄44の内容も、例えば情報サーバ14から受信される。タイトルプロフィール画像も縦長形状であり、タッチスクリーン16aにはその一部に設定される表示範囲のみが表示される。そして、タッチスクリーン16aに対してユーザが所定の操作を行うことにより、表示範囲を移動させることができる。
【0019】
図7は、図5のランキング画像において住所文字列20がタップされたときにタッチスクリーン16aに表示されるレーダー画像を示している。レーダー画像の中央には、自らを示すアバター画像50が表されており、その周囲にはプライバシー設定を「公開」とした他のユーザのアバター画像52が表されている。また、アバター画像50の周囲には、プライバシー設定を「非公開」とした他ユーザの存在を暗示する小画像54も表されている。ここで、アバター画像50,52は、実際に測位ユニット16bにより測定された位置に基づいてタッチスクリーン16aにおける表示位置が決定されている。すなわち、測位ユニット16bにより測定されユーザ位置管理サーバ12にアップロードされた位置に基づいて、自らの位置を基準とした、他の「公開」に係るユーザの相対的位置が算出され、算出される相対的位置に基づいて各アバター画像52のタッチスクリーン16aにおける表示位置が決定される。一方、小画像54のタッチスクリーン16aにおける表示位置は乱数に従って決定されている。
【0020】
以上説明した通信システムの構成について、さらに詳細に説明する。図8及び図9は、ユーザ端末16の機能ブロック図である。図8に示すように、ユーザ端末16は、機能的に測位部60、位置座標記憶部62、位置座標送信部64、アプリケーション実行部66、ゲーム実績記憶部68、他ユーザ情報提供部70及びアイテム通信部72を含んでいる。他ユーザ情報提供部70は、図9に示すように、移動経路画像生成部70a、フレンド画像生成部70b、ランキング画像生成部70c、レーダー画像生成部70d及びタイトルプロフィール画像生成部70eを含んでいる。これらの機能は、コンピュータゲームシステムであるユーザ端末16で、本発明の実施形態に係るプログラムが実行されることにより実現される。このプログラムは、コンピュータ通信ネットワーク10を介して他のコンピュータからダウンロードされてもよいし、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ可読情報記憶媒体に格納され、そこからユーザ端末16にインストールされてよい。この場合、ユーザ端末16には媒体からプログラムを読み取るための媒体読取装置が内蔵され、又は外付けされる。
【0021】
まず、測位部60は測位ユニット16bを中心として構成されており、定期的(例えば30分おき)に測位ユニット16bを起動して衛星信号(GPS信号)を受信し、そこから位置座標(緯度及び経度)を生成する。ユーザが明示的にタッチスクリーン16aを利用して測位を指示した場合にも、測位ユニット16bを起動して衛星信号を受信し、そこから位置座標を生成してよい。或いは、測位部60は、無線LAN通信ユニット16dにより通信可能な無線アクセスポイントの識別情報その他の必要な情報に基づき、ユーザ端末16の位置座標を取得してよい。例えば、コンピュータ通信ネットワーク10に接続された図示しないサーバにおいて無線アクセスポイントの識別情報と位置座標とを関連づけて記憶しておき、測位部60は該サーバに識別情報を送信することで、該識別情報に関連づけられた位置座標を取得する。測位部60からサーバに複数の無線アクセスポイントの識別情報及び各無線アクセスポイントからの電波の強度を送信し、サーバでは、電波強度による重み付けをして各無線アクセスポイントの位置座標を合成することにより、位置座標を算出し、測位部60に返信してもよい。同様に、携帯電話通信ユニット16cにより通信可能な携帯電話基地局の識別情報その他の必要な情報に基づき、ユーザ端末16の位置座標を取得してよい。なお、位置座標を測位部60が取得し、ユーザ位置管理サーバ12に送信する代わりに、無線アクセスポイントや携帯電話基地局の識別情報その他の必要な情報をユーザ位置管理サーバ12に送信し、該ユーザ位置管理サーバ12がそれらの情報に対応する位置座標を取得してもよい。
【0022】
位置座標記憶部62は、図10に示すように所定数(例えば10)の位置座標及び該位置座標の測定日時を関連づけて記憶するものである。測位部60は、位置座標を生成する度に、位置座標記憶部62に最後に格納された位置座標を読み出し、新たに生成した位置座標と読み出された位置座標との間の距離を算出する。そして、所定距離(例えば2km)以上であれば、新たに生成した位置座標を該位置座標の測定日時とともに位置座標記憶部62に記憶する。このとき、測定日時から所定日数(例えば7日間)を超えている位置座標及び測定日時の組は削除する。また、測定日時から所定日数を超えていない位置座標及び測定日時の組が前記所定数だけ位置座標記憶部62に既に記憶されていれば、最も古い位置座標及び測定日時の組を削除し、代わりに新たに生成した位置座標を測定日時とともに格納する。一方、新たに生成した位置座標と読み出された位置座標との間の距離が所定距離未満であれば、位置座標記憶部62に格納せず破棄する。
【0023】
アプリケーション実行部66は、ゲームプログラムなどのアプリケーションプログラムを実行する。アプリケーションプログラムは、コンピュータ通信ネットワーク10を介して他のコンピュータからダウンロードされてもよいし、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ可読情報記憶媒体に格納され、そこからユーザ端末16にインストールされてよい。
【0024】
ゲーム実績記憶部68は、図11に示すようにアプリケーション実行部66で最近実行された所定数(例えば5つ)のゲームプログラムのタイトルID、視聴レベル、総プレイ時間、最終プレイ日時を関連づけて記憶するものである。タイトルIDは、個々のゲームプログラムを識別する情報である。総プレイ時間は、これまで当該ゲームプログラムを遊んだ総時間である。視聴レベルは、ユーザが当該ゲームにどの程度熱中しているかを示す情報であり、総プレイ時間などから算出される。最終プレイ日時は、当該ゲームプログラムを最後にプレイした日時(起動日時又は終了日時)である。
【0025】
位置座標送信部64は、位置座標記憶部62に格納されている複数の位置座標及び測定日時の組、及びゲーム実績記憶部68に記憶されている所定数のゲームプログラムのタイトルID、視聴レベル、総プレイ時間の組を、携帯電話通信ユニット16c又は無線LAN通信ユニット16dを利用してユーザ位置管理サーバ12に送信する。この送信は、ユーザが明示的にタッチスクリーン16aを利用して送信を指示した場合に行ってよい。このとき、位置座標記憶部62に格納されている位置座標及び測定日時の複数組をタッチスクリーン16aに表示して、ユーザ位置管理サーバ12に送信してよいかどうか確認すれば好適である。さらに、送信したくない位置座標及び測定日時の組を削除し、残りの組だけユーザ位置管理サーバ12に送信できるようにしてもよい。また、こうした確認を省略する設定をユーザに行わせてもよい。この場合、定期的(例えば1日1回)に位置座標記憶部62に格納されている複数の位置座標及び測定日時の組を自動送信する。なお、他ユーザ情報提供部70及びアイテム通信部72については後述する。
【0026】
次に、図12は、ユーザ位置管理サーバ12の機能ブロック図である。同図に示すように、ユーザ位置管理サーバ12は、機能的に位置座標受信部80、領域毎タイトルID記憶部82、領域毎ユーザID記憶部84、ユーザ情報記憶部86、ランキング生成部88、領域毎ランキング記憶部90、ランキング配信部92、近傍ユーザ配信部94及びユーザ情報配信部96を含んでいる。これらの機能は、コンピュータであるユーザ位置管理サーバ12で、本発明の実施形態に係るプログラムが実行されることにより実現される。このプログラムは、コンピュータ通信ネットワーク10を介して他のコンピュータからダウンロードされてもよいし、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ可読情報記憶媒体に格納され、そこからユーザ位置管理サーバ12にインストールされてよい。
【0027】
位置座標受信部80は、ユーザ端末16の位置座標送信部64から送信される、複数の位置座標及び測定日時の組、及び所定数のゲーム実績データ(プログラムのタイトルID、視聴レベル及び総プレイ時間の組)を受信する。
【0028】
領域毎タイトルID記憶部82は、図13に示すように、領域ID、時間スロット、所定数(例えば20)のゲーム実績データを関連づけて記憶するものである。領域IDは、管理対象となる領域(例えば地球上の全領域)を多数のメッシュに分割した場合における各メッシュ状領域を特定(指定)する情報である。時間スロットは、所定時間(例えば6時間)の時間範囲を特定する情報である。ゲーム実績データは、タイトルID、視聴レベル、総プレイ時間を含んでいる。すなわち、領域毎タイトルID記憶部82は、領域ID及び時間スロットの組に関連づけて、所定数(例えば20)のゲーム実績データを記憶するものである。位置座標受信部80は、ユーザ端末16から複数の位置座標及び測定日時の組、及び所定数のゲーム実績データを受信すると、受信した各位置座標が含まれる領域の領域IDを導出する。また、受信した各位置座標の測定日時が含まれる時間スロットを導出する。そして、導出された領域ID及び時間スロットの組に関連づけて、ユーザ端末16から受信したゲーム実績データを領域毎タイトルID記憶部82に格納する。このとき、既に所定数のゲーム実績データが領域毎タイトルID記憶部82の該当箇所に記憶されていれば、最も古いゲーム実績データを削除し、代わりに今回受信したゲーム実績データを格納する。
【0029】
領域毎ユーザID記憶部84は、図14に示すように領域ID毎に、ユーザID、位置座標及び測定日時を関連づけて記憶するものである。位置座標受信部80は、ユーザ端末16から複数の位置座標及び測定日時の組、及び所定数のゲームプログラムのタイトルID、視聴レベル及び総プレイ時間の組を受信すると、受信した各位置座標が含まれる領域の領域IDを導出する。そして、導出される領域IDに関連づけて、ユーザ端末16を利用しているユーザのユーザID、受信した位置座標及び測定日時を格納する。また、測定日時から一定時間(例えば1週間)が経過している場合には、その位置座標及び測定日時を削除する。
【0030】
ユーザ情報記憶部86は、図15に示すようにユーザID、最新位置座標、測定日時、所定数(例えば20)のゲーム実績データを関連づけて記憶するものである。位置座標受信部80は、複数の位置座標及び測定日時の組、及び所定数のゲーム実績データを受信すると、最後に取得された位置座標及びその測定日時、受信された所定数のゲーム実績データを、ユーザ端末16を利用しているユーザのユーザIDに関連づけてユーザ情報記憶部86に格納する。
【0031】
ランキング生成部88は、領域毎タイトルID記憶部82の記憶内容に従って、ゲームタイトルのランキングを領域ID毎に生成するものである。例えば、領域ID毎に過去の一定期間(一月など)に含まれる時間スロットに関連づけて、領域毎タイトルID記憶部82に格納されているゲーム実績データの数をタイトルID毎に集計し、その上位10個をランキングとして生成する。このランキングのデータには、タイトルID毎のゲーム実績データ総数(プレイ延べ人数)が含まれる。或いは、領域ID毎に過去の一定期間(一月など)に含まれる時間スロットに関連づけて、領域毎タイトルID記憶部82に格納されているゲーム実績データの視聴レベルをタイトルID毎に平均し、その平均値の上位10個をランキングとして生成する。このランキングのデータにも、タイトルID毎のゲーム実績データ総数(プレイ延べ人数)が含まれる。生成されるランキングのデータは領域IDに関連づけて領域毎ランキング記憶部90に格納される。また、ランキング配信部92は、ユーザ端末16から位置座標を受信すると、該位置座標が含まれる領域の領域IDを導出するとともに、導出される領域IDに関連づけて領域毎ランキング記憶部90に格納されているランキングを読み出し、ユーザ端末16に返信するものである。
【0032】
近傍ユーザ配信部94は、ユーザ端末16から位置座標及び探索領域の大きさ指定を受信すると、受信される位置座標が含まれる領域を(例えば中心位置に)含むn×n(1×1、3×3、5×5、7×7、9×9、…、25×25等)個の領域群を探索領域とする。ここでnは、ユーザ端末16から受信される、探索領域の大きさ指定に応じて決定される。そして、決定された探索領域を構成する各領域の領域IDに関連づけて領域毎ユーザID記憶部84に記憶されているユーザID及び位置座標の組を読み出し、ユーザ端末16に返信する。
【0033】
ユーザ情報配信部96は、ユーザ端末16からユーザIDを受信すると、該ユーザIDに関連づけてユーザ情報記憶部86に記憶されている最新位置座標、測定日時、所定数のゲーム実績データを返信する。ユーザ端末16は、特定ユーザが遊んでいるゲームタイトルをタッチスクリーン16aに表示させたい場合に、ユーザ情報配信部96からそれらの情報を受信すればよい。
【0034】
ここで、ユーザ端末16における各種画面の表示処理について説明する。ユーザ端末16の他ユーザ情報提供部70は、上述のように、移動経路画像生成部70a、フレンド画像生成部70b、ランキング画像生成部70c、レーダー画像生成部70d及びタイトルプロフィール画像生成部70eを含んでいる。
【0035】
まず、移動経路画像生成部70aは、図3に示す移動経路画像を生成する。この画像を生成するにあたって、まず移動経路画像生成部70aは、位置座標記憶部62に記憶される各位置座標及び測定日時を読み出す。そして、各位置座標に対応する住所文字列20を取得する。住所文字列20は位置座標の範囲に関連づけてユーザ端末16で予め記憶しておいてもよいし、同様にして情報サーバ14で記憶しておいてもよい。後者の場合、情報サーバ14に位置座標を送信すると、その位置座標が含まれる範囲に関連づけられた住所文字列20を情報サーバ14が読み出し、それをユーザ端末16に返信する。こうして取得される住所文字列20を測定時刻22とともに移動経路画像に測定日時順に含める。すなわち、測定時刻22及び住所文字列20を横に並べて配置しつつ、各測定時刻22及び住所文字列20の組を測定日時が新しいものほど画面の上になるようにして配置する。
【0036】
次に、移動経路画像生成部70aは、位置座標記憶部62に記憶される各位置座標をユーザ位置管理サーバ12に送信して、ランキングを要求する。これに対してユーザ位置管理サーバ12のランキング配信部92は、受信した位置座標が含まれる領域の領域IDを導出するとともに、導出される領域IDに関連づけて領域毎ランキング記憶部90に格納されているランキングを読み出し、ユーザ端末16に返信する。移動経路画像生成部70aでは、既にユーザ位置管理サーバ12から同じ領域IDに関連づけられたランキングを受信していれば、両ランキングを比較する。そして、最も順位が上がったゲームタイトルや最もランキングの基礎となった数値(ゲーム実績データ総数や視聴レベルの平均値など)が上昇したタイトルを注目タイトルとして、そのタイトル名を移動経路画像に含める(符号26)。また、未だユーザ位置管理サーバ12から同じ領域IDに関連づけられたランキングを受信していなければ、例えば今回受信したランキングにおいて1位のゲームタイトルを注目タイトルとして、そのタイトル名を移動経路画像に含めればよい。
【0037】
また、移動経路画像生成部70aは、位置座標記憶部62に記憶される各位置座標、及び1×1個の領域を探索領域とする大きさ指定をユーザ位置管理サーバ12に送信して、近傍ユーザの探索を要求する。これに対して、ユーザ位置管理サーバ12の近傍ユーザ配信部94は、受信した位置座標が含まれる領域の領域IDを導出するとともに、この領域IDに関連づけて領域毎ユーザID記憶部84に記憶されている全てのユーザID及び位置座標の組を読み出し、ユーザ端末16に返信する。移動経路画像生成部70aは、各位置座標に対応するユーザIDの数を計数して、その数に応じた数の小画像24を同位置座標に係る測定日時の近傍に表示する。また、各位置座標に対応する数を足し合わせて、その数値を上部左側領域30に含める。
【0038】
また、ユーザ端末16は、当該ユーザ端末16のユーザの友人のユーザIDを記憶しており、それらユーザIDに関連づけられた情報を情報サーバ14から受信し、それらを上部右側領域32に含める。また、ユーザ位置管理サーバ12の近傍ユーザ配信部94から送信されるユーザIDの中に、当該ユーザ端末16で記憶している友人のユーザIDが含まれていれば、そのユーザIDに係る住所文字列20の下方にメッセージ28を含める。こうして、移動経路画像を生成すると、タッチスクリーン16aがこの画像を表示する。
【0039】
フレンド画像生成部70bは、図4に示すフレンド画像を生成する。フレンド画像を生成する際には、フレンド画像生成部70bは、ユーザ端末16に記憶されている友人のユーザIDを読み出し、それらユーザIDに関連づけられたアバター画像36及び最新情報34を情報サーバ14から受信する。最新情報34としては、例えば各ユーザがユーザ端末16その他のコンピュータから入力したメッセージ、ユーザ端末16その他のコンピュータで実行させたゲームプログラムが自動生成する、ゲームプログラムの実行状況(ゲームの進行度合・プレイの巧拙など)を示すメッセージである。そして、それらをフレンド画像の下部領域に含めることで、フレンド画像を完成させる。こうして生成されるフレンド画像はタッチスクリーン16aにより表示される。
【0040】
ランキング画像生成部70cは、図5に示すランキング画像を生成する。ランキング画像生成部70cは、ユーザに指定された位置座標をユーザ位置管理サーバ12に送信して、ランキング配信部92からランキングのデータを受信する。そして、こうして受信されるランキングのデータに基づいてランキング画像を生成する。生成されるランキング画像はタッチスクリーン16aにより表示される。ランキング画像生成部70cは、位置座標記憶部62に記憶される複数の位置座標(例えば全ての位置座標)に係るランキングのデータを受信するとともに、ランキングを生成する基礎となった各タイトルの数値(ゲーム実績データ総数や視聴レベルの平均値など)をタイトル毎に合計し、その合計値によりランキングを生成し、ランキング画像を生成・表示してもよい。こうすれば、ユーザが訪れた複数位置における総合的なランキングを表示できる。
【0041】
タイトルプロフィール画像生成部70eは、図6に示すタイトルプロフィール画像を生成する。タイトルプロフィール画像生成部70eは、タイトルIDを情報サーバ14に送信して、タイトル画像42及び情報欄44に記載すべき情報を受信する。そして、こうして受信される情報に基づいてタイトルプロフィール画像を生成する。生成されるタイトルプロフィール画像はタッチスクリーン16aにより表示される。
【0042】
レーダー画像生成部70dは、図7に示すレーダー画像を生成する。レーダー画像を生成する際には、レーダー画像生成部70dは、まず位置座標記憶部62に記憶される位置座標のうちユーザにより指定されたもの、及び1×1個の領域を探索領域とする大きさ指定をユーザ位置管理サーバ12に送信して、近傍ユーザの探索を要求する。そして、これに応じてユーザ位置管理サーバ12の近傍ユーザ配信部94から返信されるユーザID及び位置座標を受信する。受信されるユーザIDの数が10未満であれば、次に同じ位置座標を、2×2個の領域を探索領域とする大きさ指定とともにユーザ位置管理サーバに送信し、近傍ユーザの探索を再度要求する。そして、受信されるユーザID及び位置座標の数が10以上となるか、或いは探索領域がM×M個の領域(Mは所定数)となるまで、近傍ユーザの探索を繰り返し実行させる。こうして近傍ユーザ配信部94から受信するユーザID及び位置座標に基づき、レーダー画像を生成する。具体的には、予め記憶されている自らのアバター画像50をユーザ端末16から読み出し、これをタッチスクリーン16aの中央部分に配置する。また、ユーザにより指定された位置座標と、近傍ユーザ配信部94から受信される各位置座標との差を計算し、他ユーザを示す各アバター画像52の表示位置を決定する。すなわち、他のユーザ端末16の自分のユーザ端末16に対する相対的な位置に従って各アバター画像52を表示させる。さらに、移動経路画像を生成する際にランキング配信部92から受信しているプレイ延べ人数の総和(全体タイトルのプレイ延べ人数の和)を求めて、その数に応じた小画像54をレーダー画像中にランダムに配置する。こうして生成されるレーダー画像もタッチスクリーン16aにより表示される。
【0043】
アイテム通信部72は、ゲームプログラムで利用されるアイテムなどのデータを交換するものである。アプリケーション実行部66は、ゲームプログラムを実行する際にアイテムを発生させると、このアイテムの識別情報(アイテムID)をゲーム実績記憶部68に格納する。アイテム通信部72では、こうしてアイテムIDがゲーム実績記憶部68に格納されると、このアイテムIDを、位置座標記憶部62に記憶されている各位置座標とともにユーザ位置管理サーバ12に送信する。そして、ユーザ位置管理サーバ12では、アイテムID及びユーザIDの組を、各位置座標が含まれる領域の領域IDに関連づけて記憶する。以上のようにして、アイテムIDのアップロードが完了する。
【0044】
アイテム通信部72は、他のユーザがアップロードしたアイテムIDを受信する処理も行う。この場合、位置座標記憶部62に記憶されている各位置座標をユーザ位置管理サーバ12に送信する。ユーザ位置管理サーバ12では、受信した各位置座標が含まれる領域の領域IDに関連づけて記憶されたアイテムID及びユーザIDの組を返信する。アイテム通信部72は、こうして受信される全てのアイテムIDをゲーム実績記憶部68に記憶させて、それらアイテムIDにより識別されるアイテムがゲームプログラムの中で利用できるようにしてもよい。或いは、自らのユーザIDとアイテムIDとともに受信したユーザIDとに基づいて相性度を計算し、この相性度が一定値以上の場合にのみ、アイテムIDをゲーム実績記憶部68に記憶させて、そのアイテムIDにより識別されるアイテムがゲームプログラムの中で利用できるようにしてもよい。
【0045】
以上説明した通信システムによれば、近距離無線通信を用いずとも、同じ生活圏内にいる他のユーザの存在を実感することができるようになる。また、タッチスクリーン16aに地図を表示させなくても、測位ユニット16bにより測定された位置の軌跡をユーザに分かりやすく表示できる。
【0046】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、以上の説明では、領域毎ユーザID記憶部84には、各領域IDにより識別される領域内の位置座標を所定時間(例えば1週間)内に測位し、ユーザ位置管理サーバ12にアップロードしたユーザのユーザIDが蓄積されている。そして、ユーザ端末16が、位置座標をユーザ位置管理サーバ12に送信すると、近傍ユーザ配信部94が、この位置座標に対応する領域IDを特定するとともに、該領域IDに関連づけて領域毎ユーザID記憶部84に記憶されたユーザID及び位置座標の組を返信する。そして、ユーザ端末16では、この情報に基づいてレーダー画像を生成したり、移動経路画像におけるメッセージ28を表示したりする。つまり、上記例によると、所定時間(例えば1週間)以内に同じ領域内の位置を測位したユーザ端末16に関する情報がユーザ位置管理サーバ12から提供される。
【0047】
一方、変形例によると、近傍ユーザ配信部94は、特定された領域IDに関連づけて記憶されたユーザID及び位置座標に加えて、測定日時も返信する。すなわちユーザID、位置座標及び測定日時の組を返信する。ユーザ端末16では、各位置座標の測定日時を位置座標記憶部62から読み出し、測定日時の差が所定時間以内の組を選出し、その組に関する情報を表示する。例えば、その組のユーザIDにより識別されるユーザの情報(例えば最新情報34など)を情報サーバ14から受信して表示したり、レーダー画像においてその組のユーザIDに対応するアバター画像52を表示したりする。或いは、その組のユーザIDが、予め記憶されている友人のユーザIDであれば、メッセージ28を表示してもよい。このようにすれば、同じ領域内で所定時間以内の差で測位したユーザ端末16に関する情報をタッチスクリーン16aに表示させることができる。また、ユーザ端末16では、測定日時の差、及び位置座標の差を計算して、測定日時の差が所定時間以内であり、且つ位置座標間の距離が所定距離以内である組を選出して、その組に関する情報を表示してもよい。こうすれば、時間的にも場所的にも近接したであろうユーザ端末16に関する情報をタッチスクリーン16aに表示させることができる。
【0048】
また、他の変形例によると、ユーザ端末16が、位置座標をユーザ位置管理サーバ12に送信すると、近傍ユーザ配信部94が、この位置座標に対応する領域IDを特定するとともに、該領域IDに関連づけて領域毎ユーザID記憶部84に記憶されたユーザID及び位置座標の組を読み出す。そして、ユーザ端末16から送信された位置座標と読み出された位置座標との差が所定距離以内の組を選出する。そして、選出される組をユーザ端末16に返信する。ユーザ端末16では、この情報に基づいてレーダー画像を生成したり、移動経路画像におけるメッセージ28を表示したりする。こうすれば、所定距離以内で測位したユーザ端末16に関する情報のみをタッチスクリーン16aに表示させることができる。
【0049】
さらに他の変形例によると、ユーザ端末16は、位置座標とともにその測定日時をユーザ位置管理サーバ12に送信する。近傍ユーザ配信部94は、受信される位置座標に対応する領域IDを特定するとともに、該領域IDに関連づけて領域毎ユーザID記憶部84に記憶されたユーザID、位置座標及び測定日時の組を読み出す。そして、ユーザ端末16から送信された測定日時と読み出された測定日時との差が所定時間以内の組を選出する。そして、選出される組をユーザ端末16に返信する。或いは、測定日時の差が所定時間以内であり、且つ位置座標の差が所定距離以内である組を選出し、選出される組をユーザ端末16に返信する。ユーザ端末16では、返信される情報に基づいてレーダー画像を生成したり、移動経路画像におけるメッセージ28を表示したりする。こうしても、時間的且つ場所的に近接したであろうユーザ端末16に関する情報をタッチスクリーン16aに表示させることができる。
【0050】
さらに他の変形例によると、領域毎ユーザID記憶部84は、領域ID及び時間スロットの組毎に、その時間スロット内の日時にその領域IDで識別される領域内の位置を測位したユーザ端末16に係るユーザID、位置座標及び測定日時を記憶する。そして、ユーザ端末16は、位置座標とともにその測定日時をユーザ位置管理サーバ12に送信する。近傍ユーザ配信部94は、受信される位置座標に対応する領域IDを特定するとともに、受信される測定日時に対応する時間スロットを特定する。そして、特定された領域ID及び特定された時間スロットに関連づけて領域毎ユーザID記憶部84に記憶されたユーザID、位置座標及び測定日時の組を返信する。そして、ユーザ端末16では、これらの情報に基づいてレーダー画像を生成したり、移動経路画像におけるメッセージ28を表示したりする。このようにしても、時間的且つ場所的に近接したであろうユーザ端末16に関する情報をタッチスクリーン16aに表示させることができる。
【符号の説明】
【0051】
10 コンピュータ通信ネットワーク、12 ユーザ位置管理サーバ、14 情報サーバ、16 ユーザ端末、16a タッチスクリーン、16b 測位ユニット、16c 携帯電話通信ユニット、16d 無線LAN通信ユニット、28 メッセージ、50 アバター画像、52 アバター画像、60 測位部、62 位置座標記憶部、64 位置座標送信部、66 アプリケーション実行部、68 ゲーム実績記憶部、70 他ユーザ情報提供部、70a 移動経路画像生成部、70b フレンド画像生成部、70c ランキング画像生成部、70d レーダー画像生成部、70e タイトルプロフィール画像生成部、72 アイテム通信部、80 位置座標受信部、82 領域毎タイトルID記憶部、84 領域毎ユーザID記憶部、86 ユーザ情報記憶部、88 ランキング生成部、90 領域毎ランキング記憶部、92 ランキング配信部、94 近傍ユーザ配信部、96 ユーザ情報配信部。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得手段と、
注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択手段と、
選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供手段と、
を含むことを特徴とする通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記位置取得手段により位置が取得される場合に、該位置に対応する領域に関連づけて、該位置に係る前記ユーザ端末の識別情報を記憶手段に格納する格納手段をさらに含み、
前記ユーザ端末選択手段は、前記注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、該位置に対応する前記領域に関連づけて前記記憶手段に格納されている前記ユーザ端末の識別情報を取得する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の通信システムにおいて、
前記格納手段は、前記記憶手段に所定時間を超えて記憶されている前記ユーザ端末の識別情報を削除する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項4】
請求項2又は3のいずれかに記載の通信システムにおいて、
前記ユーザ端末選択手段は、前記注目ユーザ端末から取得される位置に対応する領域に隣接する領域に関連づけて前記記憶手段に格納されている前記ユーザ端末の識別情報を取得する手段を含む、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の通信システムにおいて、
前記選択される前記ユーザ端末から取得される位置を表示する位置表示手段をさらに含む、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の通信システムにおいて、
前記複数のユーザ端末を含み、
前記各ユーザ端末は、該ユーザ端末の位置を順次測定するとともに、測定される位置を位置記憶手段に順次格納する測位手段と、前記位置記憶手段に記憶される複数の測定結果をサーバに送信する送信手段と、を含む、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の通信システムにおいて、
前記情報提供手段は、選択される前記ユーザ端末から取得されるアプリケーションプログラム用のデータを前記注目ユーザ端末に提供する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項8】
複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得ステップと、
注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択ステップと、
選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
【請求項9】
複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得ステップと、
注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択ステップと、
選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
複数のユーザ端末から位置を取得する位置取得ステップと、
注目ユーザ端末から位置を取得する場合に、前記複数のユーザ端末のうち、該位置と前記複数のユーザ端末から取得される位置とに応じた一部を選択するユーザ端末選択ステップと、
選択される前記ユーザ端末に関する情報を前記注目ユーザ端末に提供する情報提供ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した情報記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−15924(P2012−15924A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−152531(P2010−152531)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
【Fターム(参考)】