説明

通信中継装置および通信中継装置を制御するためのプログラム

【課題】アクセスポイントとしての通信中継装置100による電力消費を抑制する。
【解決手段】通信中継装置100は、第1の通信機能(3G、GSM等)を用いて情報提供装置と通信するための第1通信部102と、第2の通信機能を用いてデータ受信端末と通信するための第2通信部103,第3通信部104と、情報提供装置から受信したデータを格納するためのバッファ101と、データの受信状況を監視する受信データ監視部105と、受信したデータを送信する通信端末を決定するための端末判別部106と、情報提供装置との通信が終了した後にデータ受信端末との通信を確立するための端末制御部107と、接続先選択部108と、通信終了監視部109とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の制御に関し、より特定的には、情報提供装置からデータ通信端末へのデータ送信の制御に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機、スマートフォンその他の端末装置(以下「データ受信端末」ともいう。)は、インターネットその他のネットワークに接続して、当該ネットワークに接続している情報提供装置からコンテンツ、電子メールその他のデータを受信することができる。また、データ受信端末は、付加的な通信機能として、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)をさらに有している場合もある。この場合、データ受信端末は、その付加的な通信機能を用いて、アクセスポイントとしてインターネットに接続している中継器(以下「通信中継装置」ともいう。)を介して、インターネット上のデータを受信することもできる。
【0003】
アクセスポイントを用いた通信に関し、たとえば、特開2004−180115号公報(特許文献1)は、「スリープ(SLEEP)モードにより消費電力を低減すると共に自分宛の着信があるとWAKE−UPさせて着信を確実に受信可能にする無線LANシステム」を開示している([要約]の[課題])。具体的には、「アクセスポイント30との間で無線LANにより相互接続される複数のPC等のホスト20に無線LANデバイス21を内蔵させ、予め決められた一定周期でアクセスポイント30からのビーコン信号32に同期して無線LANデバイス21の電源をONとして自分宛の着信33の有無を確認する。着信33があれば、ホスト20を起動させ、アプリケーションを立ち上げて着信可能にする」というものである([要約]の[解決手段])。
【0004】
また、特開2004−272478号公報(特許文献2)は、「パソコンなどによる一般の電子メールなどの利便性について、特に着信通知の面で一般電話並みに身近にすることができ、しかも汎用性のある技術」を開示している([要約]の[課題])。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−180115号公報
【特許文献2】特開2004−272478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
中継機能を使用する場合、データ受信端末のユーザは、求めるデータ(たとえば、定期配信されるコンテンツ、メールなど)が存在しているか否かについて、ネットワークの状況を確認する必要がある。また、ユーザが中継機能を使用できるように、通信中継装置の接続先のネットワーク設定や、第2の通信機能(Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、TransferJet、IrDA、Felica(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)など中継器と受信端末を接続する通信)を使用可能にするなど、操作する必要がある。また、ユーザは、データ受信端末(PC(Personal Computer)、電子書籍、HDD(Hard Disc Drive)レコーダ、NAS(Network Access Server)、プリンタ等)を起動させ、これらを中継器に接続する必要がある。さらに、データ受信終了後に、ユーザは、中継機能を終了させる必要があり、データ受信端末の動作を終了させる必要がある。
【0007】
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、データを受信するためのユーザ操作が削減される通信中継装置を提供することである。他の目的は、電力消費が抑制される通信中継装置を提供することである。
【0008】
他の目的は、データを受信するためのユーザ操作が削減されるように通信中継装置を制御するためのプログラムを提供することである。さらに他の目的は、電力消費が抑制されるように通信中継装置を制御するためのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施の形態に従う通信中継装置は、ネットワークに接続されている情報提供装置と通信するための第1の通信手段と、情報提供装置と通信可能なデータ受信端末と通信するための第2の通信手段と、データ受信端末の識別情報と、データ受信端末にアクセスするためのアクセス情報とを格納するための記憶手段と、通信中継装置の動作を制御するためのコントローラとを備える。コントローラは、識別情報に基づいて、データ受信端末が受信するべきデータの有無を情報提供装置に問い合わせる。コントローラは、データがある場合には、第1の通信手段を介して情報提供装置からデータを受信する。コントローラは、第1の通信手段を用いてデータを受信した後に、アクセス情報に基づいて、第2の通信手段を介して、データ受信端末との通信を確立する。コントローラは、第2の通信手段を介して、データをデータ受信端末に送信する。
【0010】
好ましくは、第2の通信手段は、複数のデータ受信端末のいずれかと通信可能である。コントローラは、情報提供装置から受信したデータと、各識別情報とに基づいて、受信したデータが送信されるべきデータ受信端末を決定する。コントローラは、決定されたデータ受信端末にアクセスするためのアクセス情報に基づいて、決定されたデータ受信端末との通信を確立する。
【0011】
好ましくは、情報提供装置からのデータの受信が完了すると、コントローラは、第1の通信手段の動作を終了させ、または、第1の通信手段を待機モードにする。
【0012】
好ましくは、データ受信端末に対するデータの送信が終了すると、コントローラは、第2の通信手段の動作を終了させ、または、第2の通信手段を待機モードにする。
【0013】
他の実施の形態に従うと、通信中継装置を制御するためのプログラムが提供される。通信中継装置は、ネットワークに接続されている情報提供装置と通信するための第1の通信器と、情報提供装置と通信可能なデータ受信端末と通信するための第2の通信器と、データ受信端末の識別情報と、データ受信端末にアクセスするためのアクセス情報とを格納するためのメモリと、通信中継装置の動作を制御するためのコントローラとを備える。当該プログラムは、通信中継装置のコントローラに、第1の通信器を介して、識別情報に基づいて、データ受信端末が受信するべきデータの有無を情報提供装置に問い合わせるステップと、データがある場合には、第1の通信器を介して情報提供装置からデータを受信するステップと、第1の通信器を用いてデータを受信した後に、アクセス情報に基づいて、第2の通信器を介して、データ受信端末との通信を確立するステップと、第2の通信器を介して、データをデータ受信端末に送信するステップとを実行させる。
【0014】
好ましくは、第2の通信器は、複数のデータ受信端末のいずれかと通信可能である。プログラムは、コントローラに、さらに、情報提供装置から受信したデータと、各識別情報とに基づいて、受信したデータが送信されるべきデータ受信端末を決定するステップと、決定されたデータ受信端末にアクセスするためのアクセス情報に基づいて、決定されたデータ受信端末との通信を確立するステップとを実行させる。
【0015】
好ましくは、プログラムは、コントローラに、情報提供装置からのデータの受信が完了すると、第1の通信器の動作を終了させるステップ、または、第1の通信器を待機モードにするステップを実行させる。
【0016】
好ましくは、プログラムは、コントローラに、データ受信端末に対するデータの送信が終了すると、第2の通信器の動作を終了させるステップ、または、第2の通信器を待機モードにするステップを実行させる。
【発明の効果】
【0017】
ある局面において、データを受信するためのユーザ操作が削減される。他の局面において、通信中継装置の電力消費が抑制される。
【0018】
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施の形態に係る通信中継装置100がネットワーク130に接続されている状態を表わす図である。
【図2】本実施の形態に係る通信中継装置100によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。
【図3】通信中継装置100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図4】フラッシュメモリ330におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
【図5】通信中継装置100が備えるCPU310が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0021】
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る通信中継装置100の使用態様について説明する。図1は、本実施の形態に係る通信中継装置100がネットワーク130に接続されている状態を表わす図である。
【0022】
通信中継装置100は、ネットワーク130を介して情報提供装置110と通信する。また、データ受信端末120は、ネットワーク130に接続することにより、情報提供装置110と通信することができる。本実施の形態において、通信中継装置100は、データ受信端末120が情報提供装置110に接続してデータを受信する代わりに、アクセスポイントとして、情報提供装置110からデータを受信し、その受信したデータをデータ受信端末120に送信する。
【0023】
ある局面において、通信中継装置100およびデータ受信端末120は、ネットワーク130に接続されている。ここで、通信中継装置100について予め規定された条件が成立すると、通信中継装置100は、情報提供装置110との間で通信を確立する。当該条件は、たとえば、データ受信端末120からデータの受信要求を受信したとき、情報提供装置110からデータを受信するべきタイミングとして予め設定されたタイミング、あるいは、情報提供装置110において新たなデータが登録されたことその他データの更新があった旨の通知を通信中継装置100が受信したときである。このような条件が成立すると、通信中継装置100は、情報提供装置110との間でデータ受信端末120のための通信を確立し、情報提供装置110からデータを受信する。通信中継装置100は、その受信したデータをデータ受信端末120に送信する。
【0024】
このようにすると、データ受信端末120は、情報提供装置110からデータを受信するために、情報提供装置110との間で通信を確立する必要がない。そして、通信中継装置100とデータ受信端末120とが、たとえばローカルエリアネットワークその他の無線通信によって接続される場合には、データ受信端末120がネットワーク130を介してデータを受信する場合に比べて、データ受信のタイミング、受信のコストその他を改善することができる。
【0025】
[機能構成]
図2を参照して、通信中継装置100の機能的構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る通信中継装置100によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。通信中継装置100は、第1通信部102と、第2通信部103と、第3通信部104と、受信データ監視部105と、端末判別部106と、端末制御部107と、接続先選択部108と、通信終了監視部109と、バッファ101とを備える。
【0026】
ある局面において、受信データ監視部105と、端末判別部106と、端末制御部107と、接続先選択部108と、通信終了監視部109とは、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)その他のプロセッサ、コントローラその他の制御装置によって実現される。
【0027】
ある局面において、第1通信部102は、ネットワーク130を介して、情報提供装置110と通信する。このとき、第2通信部103または第3通信部104は、データ受信端末120と通信する。
【0028】
受信データ監視部105は、定期的に、第1通信部102を介して、データ受信端末120がダウンロードすべきデータがあるか否かを監視する。このとき、受信データ監視部105は、データ受信端末120に加えてその他のデータ受信端末(たとえば、パーソナルコンピュータ、電子書籍、HDD(Hard Disc Drive)レコーダ、プリンタなど)を登録することができる。また、各データ受信端末は、それぞれ個別に、取り込むべきデータおよび/またはタイミングを設定することができる。取り込むべきデータの例は、たとえば、メール、各種ソフトウェアのバージョンアップ情報、Webページの更新情報とそのページデータ、定期購読している電子書籍データ、ローカルサイトまたはサーバ(インターネット経由だけではなく、ローカルエリアネットワークあるいはイントラネットワークを含む)にアップロードされている静止画、動画(たとえば、地上デジタル放送の録画データなど)も含む。
【0029】
また、第1通信部102のみで取り込むべきデータが情報提供装置110に存在しているか否かを監視できない場合には、受信データ監視部105は、第1通信部102と同様に、その他の通信部、たとえば第2通信部103または第3通信部104を用いて、当該データの存在を監視してもよい。この場合、たとえば、第1通信部102は、第1の通信機能として、3G、GSM(Global System for Mobile Communications)などの通信機能を有する。第2通信部103は、第2の通信機能として、第1の通信機能と異なる他の通信機能、たとえば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)その他の通信機能を有する。第3通信部104は、第3の通信機能として、たとえば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)その他の通信機能であって、第1および第2の通信機能と異なる通信機能を有する。第1通信部102、第2通信部103および第3通信部104は、いずれも、各通信機能を有して、通信圏内にあるアクセスポイントに接続することができる。なお、通信機能は、上述のものに限られず、その他の通信機能が用いられてもよい。
【0030】
受信データ監視部105が、アクセスしたネットワーク130を介して情報提供装置110に受信すべきデータがあると判断すると、端末判別部106は、そのデータの項目に関連付けられる端末識別情報に基づいて、そのデータを受信すべき端末を決定する。
【0031】
端末制御部107は、データを受信すべき端末として抽出されたデータ受信端末(たとえばデータ受信端末120)を起動させる。より詳しくは、端末制御部107は、第2通信部103が有する通信機能を用いて、データ受信端末120を起動させる。当該通信機能は、たとえばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、TransferJet、IrDA、Felica(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)など通信中継装置100とデータ受信端末120とを接続するための通信機能である。その他の通信方式が用いられても良い。
【0032】
データ受信端末120の起動のための方法は、たとえば、無線LAN(Local Area Network)を用いた「Wake on LAN」や、Bluetooth(登録商標)を用いたものその他類似の技術が用いられ得る。
【0033】
端末制御部107がデータ受信端末120を起動すると、通信中継装置100とデータ受信端末120とはネットワーク接続された状態となる。通信中継装置100とデータ受信端末120との通信が確立されると、データ受信端末120は、情報提供装置110に格納されているデータであってデータ受信端末120がダウンロードすべきデータを、通信中継装置100を介して受信することができる。
【0034】
この場合、受信データ監視部105が受信すべきと判断したデータに基づいて、接続先選択部108は、いずれのネットワークにアクセスするべきかを判断する。接続先選択部108は、第1通信部102以外の他の通信手段(すなわち、第2通信部103および第3通信部104のいずれか)を決定する。他の通信手段として決定された通信部は、それが有する通信機能(たとえば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標))を用いて、通信中継装置100の通信圏内にある別のアクセスポイントに接続し、情報提供装置110との通信を確立することができる。
【0035】
他の局面において、接続先選択部108は、たとえば第2通信部103を介して、データ受信端末120から接続すべきネットワークの情報(たとえば、情報提供装置110を特定するURL(Universal Resource Locator)など)を得て、その情報に基づいて接続先選択部108が、第1通信部102の接続先を選択するように、接続先を変更することもできる。
【0036】
通信中継装置100がネットワーク130に接続すると、第1通信部102は、データを受信し、受信したデータをバッファ101に格納する。通信終了監視部109は、バッファ101に格納されたデータに基づいて、情報提供装置110との通信が終了したか否かを監視する。たとえば、通信終了監視部109は、情報提供装置110から送られたデータの制御コードを参照して、データの終わりであるか否かを検出する。
【0037】
なお、図2では、3つの通信部が例示されていたが、通信部の数は、3に限られない。通信中継装置100は、少なくとも2つの通信部を有していれば良く、他の局面において、4つ以上の通信部を有していてもよい。
【0038】
[ハードウェア構成]
図3を参照して、本実施の形態に係る通信中継装置100の構成についてさらに説明する。図3は、通信中継装置100のハードウェア構成を表わすブロック図である。ある局面において、通信中継装置100は、アクセスポイントとして機能し、具体的には、たとえば、携帯電話機、スマートフォンとして実現される。
【0039】
通信中継装置100は、第1通信回路302と、第2通信回路304と、アンテナ306,308と、CPU(Central Processing Unit)310と、測位処理部312と、測位信号受信フロントエンド部314と、アンテナ316と、データ通信インターフェイス318と、入力インターフェイス320と、カメラ322と、フラッシュメモリ330と、RAM(Random Access Memory)332と、ROM(Read-Only Memory)334と、メモリカード駆動装置336と、音声信号処理回路340と、マイク342と、スピーカ344と、ディスプレイ350と、LED(Light Emitting Diode)352と、バイブレータ354とを備える。メモリカード駆動装置336には、メモリカード338が装着可能である。
【0040】
第1通信回路302は、第1の通信機能を実現するために、アンテナ308を介して、他の情報通信装置(たとえば、情報提供装置110など)と通信する。第1通信回路302は、フロントエンド処理を行ない、処理後の信号を、CPU310に送る。
【0041】
第2通信回路304は、第2の通信機能を実現するために、アンテナ306を介して、他の情報通信装置(たとえば、情報提供装置110、データ受信端末120など)と通信する。第2の通信機能は、たとえば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)である。第2通信回路304は、フロントエンド処理を行ない、処理後の信号を、CPU310に送る。
【0042】
CPU310は、通信中継装置100に対して与えられる命令に基づいて通信中継装置100の動作を制御するための処理を実行する。CPU310は、第1通信回路302から送られた信号に基づいて予め規定された処理を実行し、処理後の信号を音声信号処理回路340に送出する。音声信号処理回路340は、その信号に対して予め規定された信号処理を実行し、処理後の信号をスピーカ344に送出する。スピーカ344は、その信号に基づいて音声を出力する。
【0043】
マイク342は、通信中継装置100に対する発話を受け付けて、発話された音声に対応する信号を音声信号処理回路340に対して送出する。音声信号処理回路340は、その信号に基づいて通話のために予め規定された処理を実行し、処理後の信号をCPU310に対して送出する。CPU310は、その信号を送信用のデータに変換し、変換後のデータを第1通信回路302に対して送出する。第1通信回路302は、そのデータを用いて送信用の信号を生成し、アンテナ308に向けてその信号を送出する。
【0044】
入力インターフェイス320は、通信中継装置100に対する操作の入力を受け付ける。入力インターフェイス320は、たとえば、テンキー、QWERTY配列キー、タッチパネル、ソフトウェアキーその他の入力スイッチとして実現される。
【0045】
フラッシュメモリ330は、CPU310から送られるデータを格納する。また、CPU310は、フラッシュメモリ330に格納されているデータを読み出し、そのデータを用いて予め規定された処理を実行する。
【0046】
RAM332は、入力インターフェイス320に対して行なわれた操作に基づいてCPU310によって生成されるデータ、あるいは、通信中継装置100が外部から受信したデータを一時的に保持する。外部から受信したデータは、たとえば、情報提供装置110から受信したコンテンツデータ、データ受信端末120から受信したアクセスデータ等を含む。コンテンツデータは、定期的に配信されるWeb情報、電子メール等を含む。アクセスデータは、たとえば、データ受信端末120の代わりに情報提供装置110にアクセスするために必要なデータ(アクセスするサイト(たとえば情報提供装置110)のURL、データ受信端末120の識別データ、アクセスパスワードなど)を含む。
【0047】
ROM334は、通信中継装置100に予め定められた動作を実行させるためのプログラムあるいはデータを格納している。CPU310は、ROM334から当該プログラムまたはデータを読み出し、通信中継装置100の動作を制御する。
【0048】
メモリカード駆動装置336は、メモリカード338に格納されているデータを読み出し、CPU310に送出する。逆にメモリカード駆動装置336は、CPU310によって出力されるデータを、メモリカード338の空き領域に書き込む。
【0049】
音声信号処理回路340は、上述のような通話のための信号処理を実行する。なお、図3に示される例では、CPU310と音声信号処理回路340とが別個の構成として示されているが、他の局面において、CPU310と音声信号処理回路340とが一体として構成されていてもよい。
【0050】
ディスプレイ350は、CPU310から取得されるデータに基づいて、当該データによって規定される画像を表示する。たとえば、ディスプレイ350は、フラッシュメモリ330が格納している静止画、動画、音楽ファイルの属性(当該ファイルの名前、演奏者、演奏時間など)を表示する。ディスプレイ350は、液晶モニタ、有機EL(Electro Luminescence)モニタとして実現される。
【0051】
LED352は、CPU310からの信号に基づいて、予め定められた発光動作を実現する。なお、LED352の発行色として、情報提供装置110と通信している時に発光する色と、データ受信端末120にデータを送信している時に発光する色とが異なっても良い。これにより、通信中継装置100は、どのような通信が行なわれているかを通信中継装置100のユーザに通知できる。
【0052】
データ通信インターフェイス318は、データ通信用のケーブルの装着を受け付ける。データ通信インターフェイス318は、CPU310から出力される信号を当該ケーブルに対して送出する。あるいは、データ通信インターフェイス318は、当該ケーブルを介して受信されるデータを、CPU310に対して送出する。他の局面において、データ通信インターフェイス318は、第3の通信機能として用いられてもよい。
【0053】
バイブレータ354は、CPU310から出力される信号に基づいて、予め定められた周波数で発振動作を実行する。
【0054】
GPSアンテナ316は、GPS衛星から発信される信号を受信し、受信した信号を測位信号受信フロントエンド部314に送出する。測位信号受信フロントエンド部314は、少なくとも3つ(望ましくは4つ以上)のGPS衛星から受信した各信号に基づいてパターンマッチングを行ない、各信号に含まれるコードパターンと通信中継装置100が保持するコードパターンとが一致した場合に、その信号を測位処理部312に送出する。
【0055】
測位処理部312は、その信号を用いて、測位処理を実行し、当該信号を受信した通信中継装置100の位置を算出する。CPU310は、その算出結果をディスプレイ350に表示する。
【0056】
ある局面において、CPU310は、データ受信端末120の識別情報に基づいて、データ受信端末120が受信するべきデータの有無を情報提供装置110に問い合わせる。データがある場合には、CPU310は、第1通信回路302を介して情報提供装置110からデータを受信する。CPU310は、第1通信回路302を用いてデータを受信した後に、アクセス情報に基づいて、第2通信回路304を介して、データ受信端末120との通信を確立する。CPU310は、第2通信回路304を介して、受信したデータをデータ受信端末120に送信する。
【0057】
他の局面において、第2通信回路304は、データ受信端末120を含む複数の通信端末のいずれかと通信可能である。CPU310は、端末判別部106として、情報提供装置110から受信したデータと、各識別情報とに基づいて、複数の通信端末から、受信したデータが送信されるべきデータ受信端末120を決定する。CPU310は、決定されたデータ受信端末120にアクセスするためのアクセス情報に基づいて、データ受信端末120との通信を確立する。
【0058】
他の局面において、情報提供装置110からのデータの受信が完了すると、CPU310は、端末制御部107として、第1通信回路302の動作を終了させ、または、第1通信回路302を待機モードにする。
【0059】
さらに他の局面において、データ受信端末120に対するデータの送信が終了すると、CPU310は、端末制御部107として、第2通信回路304の動作を終了させ、または、第2通信回路304を待機モードにする。
【0060】
[データ構造]
図4を参照して、通信中継装置100のデータ構造について説明する。図4は、フラッシュメモリ330におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
【0061】
ある局面において、フラッシュメモリ330には、データ受信端末120に代わって情報提供装置110と通信してデータを受信するために用いられるデータが格納されている。これらのデータは、たとえば、管理番号と、優先度と、端末情報と、接続情報と、探索情報と、その他情報とを少なくとも含む。これらのデータは、データ受信端末が通信中継装置100に登録されるとき、あるいは、データ受信端末と通信中継装置100との間で初めて通信が行なわれた時に、データ受信端末120から通信中継装置100に送られる。
【0062】
管理番号は、当該1組のデータを識別する。管理番号は、たとえば、データ受信端末120が通信中継装置100に登録されるときに、CPU310によって割り当てられる。
【0063】
優先度は、複数のデータ受信端末が通信中継装置100に登録されている場合に、いずれのデータ受信端末120を優先して用いるかを特定する。優先度は、たとえば、管理番号に関連付けられる。優先度は、入力インターフェイス320を介して、通信中継装置100のユーザによって与えられる。
【0064】
端末情報は、端末名と、MAC(Media Access Control)アドレスと、端末種別とを含む。端末名は、データ受信端末120その他のデータ受信端末に与えられた名称またはIDである。端末種別は、データ受信端末120の種類(たとえば、携帯電話機、スマートフォン、ノートブック型パーソナルコンピュータ等)を表わす。
【0065】
接続情報は、通信方法と、設定と、認証情報とを含む。通信方法は、当該データ受信端末がネットワークまたは通信中継装置100と通信するための方法、情報提供装置110と通信するタイミング等を識別する。通信するための方法は、たとえば、情報提供装置110にアクセスするためのサイト、通信に用いられる方式(Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標))などを含む。
【0066】
設定は、当該通信方法を実現するために設定される情報(たとえば、パラメータの設定)を含む。認証情報は、データ受信端末が特定のサイトにアクセスするために割り当てられた情報である。当該情報は、たとえば、SSID(Service Set Identifier)、ユーザ識別情報、パスワードを含む。
【0067】
探索情報は、探索先と、IDと、パスワードと、探索タイミングとを含む。探索先は、データ受信端末がデータを取得するサイトを表わす。IDは、当該サイトにアクセスするために当該サイトによって与えられたユーザ識別情報を表わす。パスワードは、当該サイトにアクセスするために登録されたパスワードを表わす。探索タイミングは、探索先に新たなデータや更新されたデータの有無を問い合わせる。
【0068】
その他情報は、データ受信端末120が有しているその他のデータを含む。
[制御構造]
図5を参照して、本実施の形態に係る通信中継装置100の制御構造について説明する。図5は、通信中継装置100が備えるCPU310が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
【0069】
ステップS510にて、CPU310は、通信中継装置100によるアクセスの対象となるサイト、通信に用いるネットワーク、受信の対象となるデータ項目およびデータ受信の登録を受け付ける。すなわち、通信中継装置100は、データ受信端末120その他の端末であって、情報提供装置110との間でデータを通信する端末のためにアクセスするときに用いられる情報を受け付けて、フラッシュメモリ330に格納する(図4)。
【0070】
ステップS512にて、CPU310は、第1通信回路302を介して、サイトに受信すべきデータを問い合せる。具体的には、通信中継装置100は、情報提供装置110との間で通信を確立し、データ受信端末120の代わりに受信すべきデータのどのあるいはデータに更新があったか否かを、情報提供装置110に問い合せる。なお、問い合わせのタイミングは、たとえば、問い合わせのタイミングとして予め設定されている日時、情報提供装置110からデータ受信端末120宛に更新の通知を受信した時などである。これらのタイミングは、データ受信端末120が通信中継装置100に登録された時に、フラッシュメモリ330に格納される。情報提供装置110は、通信中継装置100に、問い合わせの結果を送信する。問い合わせの結果は、データ受信端末120の識別情報と、データの有無とを含む。
【0071】
ステップS514にて、CPU310は、問い合わせの結果に基づいて、そのようなデータがあったか否かを判断する。CPU310は、そのようなデータがあったと判断すると(ステップS514にてYES)、制御をステップS516に切り換える。そうでない場合には(ステップS514にてNO)、CPU310は、処理を終了する。
【0072】
ステップS516にて、CPU310は、データの先行取り込みが可能であるか否かを判断する。ここで、データの先行取り込みとは、データ受信端末120が情報提供装置110にアクセスしてデータをダウンロードする前に、通信中継装置100がデータ受信端末120に代わって情報提供装置110からデータをダウンロードすることをいう。この判断は、データ受信端末120に代わって通信中継装置100が情報提供装置110にアクセスすることが情報提供装置110に承認されているか否かに基づいて行なわれる。CPU310は、データの先行取り込みが可能であると判断すると(ステップS516にてYES)、制御をステップS522に切り換える。そうでない場合には(ステップS516にてNO)、CPU310は、制御をステップS518に切り換える。
【0073】
ステップS518にて、CPU310は、内部クロックのカウンタ値に基づいて、データの先行取り込みの場合に予め規定されたタイムアウトの時間が経過したか否かを判断する。CPU310は、そのようなタイムアウトが到来したと判断すると(ステップS518にてYES)、制御を終了する。そうでない場合には(ステップS518にてNO)、CPU310は、制御をステップS520に切り換える。
【0074】
ステップS520にて、CPU310は、予め定められた期間待機し、その後、制御をステップS516に戻す。
【0075】
ステップS522にて、CPU310は、ネットワーク130に接続してサイト(情報提供装置110)からバッファ(たとえばRAM332またはフラッシュメモリ330)へのデータの受信を開始する。
【0076】
ステップS524にて、CPU310は、データ受信端末120と通信するときに使用する形式を選択する。この選択は、フラッシュメモリ330に格納されている通信方法(図4)に基づいて行なわれる。
【0077】
ステップS526にて、CPU310は、サイト(情報提供装置110)からバッファ(RAM332)へのデータ転送が完了したか否かを判断する。この判断は、RAM332に格納されたデータが当該データの終了を含むか否かに基づいて行なわれる。CPU310は、そのデータ転送が完了したと判断すると(ステップS526にてYES)、制御をステップS530に切り換える。そうでない場合には(ステップS526にてNO)、CPU310は、制御をステップS528に切り換える。
【0078】
ステップS528にて、CPU310は、予め定められた時間処理を待機する。その後、CPU310は、制御をステップS526に戻す。
【0079】
ステップS530にて、CPU310は、ネットワーク130との接続を遮断して、第1通信回路302を休止または待機状態にする。これにより、第1通信回路302による電力の消費が抑制される。
【0080】
ステップS532にて、CPU310は、第2通信回路304を介してデータ受信端末120を起動する。具体的には、CPU310は、Wake on LANその他の手法を用いて、データ受信端末120を起動する。
【0081】
ステップS534にて、CPU310は、データ受信端末120と認証情報を通信することにより、通信中継装置100とデータ受信端末120との通信を確立する。
【0082】
ステップS536にて、CPU310は、バッファ(たとえばRAM332、またはフラッシュメモリ330)に格納されていたデータをデータ受信端末120に送信することを開始する。
【0083】
ステップS538にて、CPU310は、データ受信端末120へのデータの転送が完了したか否かを判断する。その判断は、たとえば、データ受信端末120から転送の対象となるデータの終わりを受信したことを示すACK(ACKnowledgement)を受信したか否かに基づいて行なわれる。CPU310は、データ受信端末120へのデータの転送が完了したと判断すると(ステップS538にてYES)、制御をステップS542に切り換える。そうでない場合には(ステップS538にてNO)、CPU310は、制御をステップS540に切り換える。
【0084】
ステップS540にて、CPU310は、予め定められた時間、判断処理を待機する。未転送のデータがあれば、その待機の間に、CPU310は、未転送のデータをデータ受信端末120に送信する。その後、CPU310は、制御をステップS538に戻す。
【0085】
ステップS542にて、CPU310は、第2通信装置を介してデータ受信端末120の動作を終了させる。
【0086】
ステップS544にて、CPU310は、第2通信回路304を休止または待機状態にする。通信中継装置100とデータ受信端末120との通信は、終了する。
【0087】
なお、データ受信端末の登録処理(ステップS510)が行なわれるタイミングは、ステップS512以降のデータを受信する処理が行なわれるタイミングとは別個のタイミングであってもよい。たとえば、データ受信端末を一度登録しておけば、改めて同一のデータ受信端末を登録する必要がない。
【0088】
また、他の局面において、ステップS516の判断処理においてNOの場合には、待機することなく終了してもよい。これにより、電力消費をさらに抑制できる。
【0089】
以上のようにして、本発明の実施の形態によると、通信中継装置100のような中継機能を利用した通信において、第1の通信機能(たとえば、3G、GSMなどの主通信機能)のネットワークにデータ受信端末120に取り込むデータがあるか否かを問い合わせる操作と、通信中継装置100の設定、データ受信端末120(たとえば、パーソナルコンピュータ、電子書籍、HDDレコーダ、NAS、プリンタ)の起動終了、および受信操作が不要になる。
【0090】
また、第1の通信機能(3G、GSMなどの主通信機能)と、第2の通信機能(Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、TransferJet、IrDA、Felica(登録商標)、USBなど通信中継装置100とデータ受信端末120との間の通信)とが同時に作動する時間が短くなるため、アクセスポイントとして機能する通信中継装置100の電力消費が抑制される。
【0091】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0092】
100 通信中継装置、101 バッファ、102 第1通信部、103 第2通信部、104 第3通信部、105 受信データ監視部、106 端末判別部、107 端末制御部、108 接続先選択部、109 通信終了監視部、110 情報提供装置、120 データ受信端末、130 ネットワーク、302 第1通信回路、304 第2通信回路、306,308,316 アンテナ、312 測位処理部、314 測位信号受信フロントエンド部、318 データ通信インターフェイス、320 入力インターフェイス、322 カメラ、330 フラッシュメモリ、332 RAM、334 ROM、336 メモリカード駆動装置、338 メモリカード、340 音声信号処理回路、342 マイク、344 スピーカ、350 ディスプレイ、354 バイブレータ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信中継装置であって、
ネットワークに接続されている情報提供装置と通信するための第1の通信手段と、
前記情報提供装置と通信可能なデータ受信端末と通信するための第2の通信手段と、
前記データ受信端末の識別情報と、前記データ受信端末にアクセスするためのアクセス情報とを格納するための記憶手段と、
前記通信中継装置の動作を制御するためのコントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記識別情報に基づいて、前記データ受信端末が受信するべきデータの有無を前記情報提供装置に問い合わせ、
前記データがある場合には、前記第1の通信手段を介して前記情報提供装置から前記データを受信し、
前記第1の通信手段を用いてデータを受信した後に、前記アクセス情報に基づいて、前記第2の通信手段を介して、前記データ受信端末との通信を確立し、
前記第2の通信手段を介して、前記データを前記データ受信端末に送信する、通信中継装置。
【請求項2】
前記第2の通信手段は、複数のデータ受信端末のいずれかと通信可能であり、
前記コントローラは、
前記情報提供装置から受信したデータと、各前記識別情報とに基づいて、前記受信したデータが送信されるべきデータ受信端末を決定し、
前記決定されたデータ受信端末にアクセスするための前記アクセス情報に基づいて、前記決定されたデータ受信端末との通信を確立する、請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項3】
前記情報提供装置からのデータの受信が完了すると、前記コントローラは、前記第1の通信手段の動作を終了させ、または、前記第1の通信手段を待機モードにする、請求項1または2に記載の通信中継装置。
【請求項4】
前記データ受信端末に対するデータの送信が終了すると、前記コントローラは、前記第2の通信手段の動作を終了させ、または、前記第2の通信手段を待機モードにする、請求項1〜3のいずれかに記載の通信中継装置。
【請求項5】
通信中継装置を制御するためのプログラムであって、前記通信中継装置は、ネットワークに接続されている情報提供装置と通信するための第1の通信器と、前記情報提供装置と通信可能なデータ受信端末と通信するための第2の通信器と、前記データ受信端末の識別情報と、前記データ受信端末にアクセスするためのアクセス情報とを格納するためのメモリと、前記通信中継装置の動作を制御するためのコントローラとを備えており、
前記プログラムは、前記通信中継装置のコントローラに、
前記第1の通信器を介して、前記識別情報に基づいて、前記データ受信端末が受信するべきデータの有無を前記情報提供装置に問い合わせるステップと、
前記データがある場合には、前記第1の通信器を介して前記情報提供装置から前記データを受信するステップと、
前記第1の通信器を用いてデータを受信した後に、前記アクセス情報に基づいて、前記第2の通信器を介して、前記データ受信端末との通信を確立するステップと、
前記第2の通信器を介して、前記データを前記データ受信端末に送信するステップとを実行させる、プログラム。
【請求項6】
前記第2の通信器は、複数のデータ受信端末のいずれかと通信可能であり、
前記プログラムは、前記コントローラに、さらに、
前記情報提供装置から受信したデータと、各前記識別情報とに基づいて、前記受信したデータが送信されるべきデータ受信端末を決定するステップと、
決定されたデータ受信端末にアクセスするための前記アクセス情報に基づいて、前記決定されたデータ受信端末との通信を確立するステップとを実行させる、請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記プログラムは、前記コントローラに、
前記情報提供装置からのデータの受信が完了すると、前記第1の通信器の動作を終了させるステップ、または、前記第1の通信器を待機モードにするステップを実行させる、請求項5または6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記プログラムは、前記コントローラに、
前記データ受信端末に対するデータの送信が終了すると、前記第2の通信器の動作を終了させるステップ、または、前記第2の通信器を待機モードにするステップを実行させる、請求項5〜7のいずれかに記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−62670(P2013−62670A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−199588(P2011−199588)
【出願日】平成23年9月13日(2011.9.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】