説明

通信制御装置,画像形成装置,プログラム,および記録媒体

【課題】 新しい通信規約による通信を可能にする。
【解決手段】 MFP10のCPU101は、ブルートゥース・I/F111(NVRAM105に記憶されている通信規約であるプロファイルに基づいて外部機器と通信を行うもの)による通信に利用可能な新たなプロファイルを対応するコンフィグとセットでNVRAM105に追加する。また、ブルートゥース・I/Fによる外部機器との通信の結果に基づいてブルートゥース・I/Fによるブルートゥースを判別し、そのブルートゥース用のプロファイルに対応するコンフィグを用いて操作画面を切り替える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、通信制御装置、それを備えたプリンタ,デジタル複写機,デジタル複合機,ファクシミリ装置等の画像形成装置、上記印刷制御装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実現させるためのプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような画像形成装置とPC(パーソナルコンピュータ)又はサーバ等の情報処理装置との間で通信を行うための手段には、有線や無線を含めて多様に存在する。USB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)ケーブル等を介した有線方式、ブルートゥース(Bluetooth)等の無線方式などが、これにあたる。このうち、ブルートゥースを用いて無線で通信を行うのに、BPP(Basic Print Profile)やHCRP(Hardcopy Cable Replacement Profile)を用いたプロトコルで通信を行う技術は、既に知られている。
【0003】
よって、情報処理装置がブルートゥースを用いて印刷データを画像形成装置へ転送することも考えられる。この場合、印刷データは情報処理装置内部で形成され、ブルートゥースを用いて画像形成装置へ転送されることになる。
一方、特許文献1には、ブルートゥースで相互接続性を重視する目的で、利用可能なプロトコルの種類を予め記憶しておき、別種類のプロトコルでのサービス要求を受けた場合に、対応するプロトコル情報に変換してサービス要求に応えるという技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のブルートゥースによってデータを転送する方式では、例えば情報処理装置から画像形成装置へのデータ転送のみに限定され、その他のブルートゥースによる通信手段を持つ機器との通信はできない。ところが、ブルートゥース搭載の機器は、情報処理装置や画像形成装置だけに限らず、ヘッドセットやマウス,キーボード,ゲームのコントローラなど多岐にわたっており、画像形成装置にアクセスしようとしても新しい通信規約による通信が行えないため、画像形成装置にアクセスすることができないという問題があった。
【0005】
そこで、特許文献1に開示された技術を利用することが考えられるが、新しいプロトコル(通信規約)で通信ができないという欠点を解消することはできない。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、新しい通信規約による通信を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記の目的を達成するため、以下に示す印刷制御装置、その印刷制御装置を備えた画像形成装置、上記印刷制御装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム,およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0007】
この発明による印刷制御装置は、記憶手段に記憶されている通信規約に基づいて外部機器と通信を行う通信手段を有する通信制御装置であって、上記通信手段による通信に利用可能な新たな通信規約を上記記憶手段に追加する通信規約追加手段と、上記通信手段による通信に利用可能な通信規約が上記記憶手段に複数記憶されている場合、上記通信手段による通信時に、該通信に利用する通信規約を上記複数の通信規約の中から選択する通信規約選択手段とを設けたものである。
【0008】
なお、上記通信規約追加手段によって上記通信手段による通信に利用可能な新たな通信規約を追加するために、該通信手段とは異なる通信代替手段を設け、上記通信規約追加手段を、上記新たな通信規約を提供可能な他の外部機器と上記通信代替手段を用いて通信を行い、該新たな通信規約を受信して上記記憶手段に追加する手段とすればよい。
また、上記通信手段による通信の内容を解析する解析手段を設け、上記通信規約選択手段が、上記解析手段による解析結果に基づいて上記通信手段による通信に利用する通信規約を選択するとよい。この場合、ユーザへ提供する操作画面を表示する表示装置に接続可能とし、上記解析手段による解析結果に基づいて上記操作画面を切り替える操作画面切替手段を設けてもよい。
【0009】
さらに、上記通信手段による通信方式をブルートゥースとし、上記通信手段による通信に利用可能な通信規約を対応するブルートゥース用のプロファイルとすることができる。この場合、ユーザへ提供する操作画面を表示する表示装置に接続可能とし、上記解析手段による解析結果に基づいて上記操作画面を切り替える操作画面切替手段を設け、上記通信規約追加手段を、上記通信手段による通信に利用可能な新たなブルートゥース用のプロファイルを対応するコンフィグとセットで上記記憶手段に追加する手段とし、上記操作画面切替手段が、上記解析手段による解析結果に基づいて上記通信手段によるブルートゥースを判別し、該ブルートゥース用のプロファイルに対応するコンフィグを用いて上記操作画面を切り替えるとよい。
【0010】
この発明による画像形成装置は、上述した通信制御装置を備えたものである。
あるいは、上述した通信制御装置(但し操作画面切替手段を設けたもの)と、該通信制御装置に接続可能であり、ユーザへ提供する操作画面を表示する表示装置とを備え、上記通信制御装置に、上記操作画面として印刷条件の設定を行うための印刷設定画面を上記表示装置に表示させる画面表示制御手段と、該画面表示制御手段によって上記表示装置に表示された上記印刷設定画面に対するユーザ操作によって印刷条件の設定を行う印刷条件設定手段とを設けた画像形成装置を提供してもよい。
【0011】
この画像形成装置の場合、前記画面表示制御手段が、上記通信手段による通信の結果に基づいて印刷イメージを確認するための印刷プレビュー画面も上記表示装置に表示させるとよい。
また、上記画面表示制御手段が、上記印刷条件設定手段による設定内容を上記印刷プレビュー画面に反映させることが望ましい。
さらに、上記通信手段による通信の結果および上記印刷条件設定手段による設定内容に基づいて印刷用の画像データを生成する画像生成手段を設けるとよい。
【0012】
この発明によるプログラムは、通信制御装置を制御するコンピュータに、上述した印刷制御装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラムである。
この発明による記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、印刷制御装置が、通信手段(記憶手段に記憶されている通信規約に基づいて外部機器と通信を行うもの)による通信に利用可能な新たな通信規約を記憶手段に追加できるため、それによって通信手段による通信に利用可能な通信規約が記憶手段に複数記憶された場合、通信手段による通信の際には、その通信に利用する通信規約を上記複数の通信規約の中から選択することにより、新しい通信規約による通信も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明による通信制御装置としての機能を有するMFPのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のMFP10の主要なソフトウェア構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示したコントローラ11のブルートゥース用の新たなプロファイルを追加した場合のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
【図4】図2,図3のプロファイル解析部202の構成例を示すブロック図である。
【図5】図1のCPU101によるブルートゥース信号を受信した際の基本的な処理の一例を示すフロー図である。
【0015】
【図6】図5のステップS4のデータ処理の一部である外部機器から受信したデータに対する基本的な処理の一例を示すフロー図である。
【図7】図1の操作部107上に表示される印刷設定画面および印刷プレビュー画面の構成例を示すレイアウト図である。
【図8】図1の操作部107に表示される印刷設定画面に対するユーザ操作による印刷条件の設定内容を印刷データに対して反映させて印刷用の画像データを生成する処理の概念図である。
【図9】図1のCPU101による新たなブルートゥース用のプロファイルを追加する処理の一例を示すフロー図である。
【図10】この発明による通信制御装置としての機能を有するPCおよびMFPのソフトウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔MFPのハードウェア構成〕
まず、この発明による通信制御装置としての機能を有する画像形成装置であるMFP(デジタル複合機)のハードウェア構成について、図1を参照して説明する。なお、MFPの代わりに、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置を用いてもよい。
【0017】
図1は、そのMFPのハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,スキャナとしての機能(サービス)、つまりコピー機能,文書蓄積(ドキュメントボックス)機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図1に示すように、コントローラ11,FCU(ファクシミリコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像情報送受信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
【0018】
コントローラ11は、MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、外部機器、例えばファクシミリ装置又はモデム機能(ファクシミリ通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
【0019】
エンジン14は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像情報(画像データ)あるいは外部機器から受信した印刷情報を可視画像として用紙(他の印刷媒体でもよい)上に印刷するプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで印刷がなされた用紙に対してソート,スタック,ステープル等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。なお、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から受信した印刷情報が印刷用の画像情報ではなく、文字コードや描画情報であれば、それらはコントローラ11によって印刷用の画像情報に変換される。
【0020】
コントローラ11は、通信制御装置としての機能を果すものであり、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびブルートゥース(Bluetooth)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
【0021】
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインタフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,ブルートゥース・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
【0022】
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、CPU101が実行するプログラム(ソフトウェア)や固定データを記憶している固定メモリである。なお、このROM104に、後述する各種機能を実現するためのアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」又は「アプリ」と略称する)やミドルウェアを記憶しておくこともできる。
【0023】
NVRAM105は、後述するブルートゥース用のプロファイル(通信規約)とコンフィグとをセットで(対応付けて)記憶したり、後述する印刷条件の設定内容を記憶するなど、各種のデータを記憶可能な不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)であり、OS(オペレーティングシステム)を含むプログラムなど、各種のデータを記憶保存できる。なお、このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータやNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
【0024】
ここで、CPU101は、MFP10の電源投入時に、ROM104内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD106内のOSを読み出し、それをSDRAM103にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD106内の他のプログラムを含む各種データも必要に応じてSDRAM103にロードして展開する。そして、SDRAM103内のプログラムを必要に応じて実行し、操作部107,USB・I/F109,およびIEEE1394・I/F110,およびブルートゥース・I/F111を含む装置の制御を行うことにより、この発明に関わる機能である通信規約追加手段,通信規約選択手段,解析手段,操作画面切替手段,画面表示制御手段,および画像生成手段としての機能を実現することができる。
【0025】
操作部107は、MFP10により提供される画像処理機能の選択に基づくエンジン14や外部機器に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRT等の表示器(表示装置)を有する操作手段である。この実施形態では、その表示器上にユーザへ提供する操作画面(印刷条件の設定を行うための印刷設定画面や印刷イメージを確認するための印刷プレビュー画面)を表示し、その画面上の各部を操作キーによって選択的に指定することにより、対応する動作を指示することができる。あるいは、表示器の表面にタッチパネルを備え、そのタッチパネル上にユーザへ提供する操作画面を表示し、その操作画面上の各部(各キー)を選択的にタッチ(押下)することにより、対応する動作を指示することもできる。
【0026】
モデム108は、変復調手段であり、外部機器へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部機器から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリやICカードの記録内容を読み取るICカードリーダ、それらを備えた周辺機器(外部機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)であり、通信代替手段に相当する。
【0027】
ブルートゥース・I/F111は、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)やデジタルカメラ,携帯電話等の外部機器と無線通信を行うための無線通信I/Fであり、通信手段に相当する。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設したり、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110を他の直接インタフェースに変更することもできる。また、ブルートゥース・I/F111以外の他の無線通信I/Fをコントローラ11に増設したり、ブルートゥース・I/F111を他の無線通信I/Fに変更することもできる。つまり、無線で通信する方式であれば、ブルートゥースに限らない。更に、LAN等のネットワークに接続して通信を行うためのネットワークI/Fをコントローラ11に設けることもできる。
【0028】
〔MFPのソフトウェア構成〕
次に、図1のMFP10の主要なソフトウェア(機能)構成について、図2を参照して説明する。なお、便宜上、ソフトウェアを構成する各プログラムが処理を行うものとする。
図2は、図1のMFP10の主要なソフトウェア構成例を示すブロック図である。
【0029】
MFP10のコントローラ11のソフトウェアは、少なくともブルートゥース・ポート201,ブルートゥース・プロファイル解析部(以下単に「プロファイル解析部」という)202,複数のプロファイル203a,203b,203c(ProfileA,B,C),複数のコンフィグ204a,204b,204c(ConfigA,B,C),ユーザI/F205,ユーザデータ206,および描画エンジン207からなる。これらのプログラムやデータは、前述したようにNVRAM105(HDD106でもよい)に保存されている。
【0030】
ブルートゥース・ポート201は、外部機器とブルートゥースで通信(接続)を行うプログラムである。
プロファイル解析部202は、ブルートゥース・ポート201で受信したブルートゥースの信号を解析して、そのブルートゥースに利用されるプロファイル(Profile)を判別するプログラムである。
各プロファイル203a,203b,203cは、それぞれ対応するブルートゥースによる通信を正常に行うために必要なブルートゥース用のプロファイル(通信規約)のデータである。
【0031】
各コンフィグ204a,204b,204cは、それぞれ対応するプロファイル203a,203b,203cを利用したブルートゥースによる通信結果のデータをどのように処理するか、その設定内容を保持するデータである。
ユーザI/F205は、ユーザが使用する操作部107とのやりとりを行うプログラムである。
ユーザデータ206は、ユーザI/F205によって操作部107とやりとりできるデータ、つまり操作部107上に表示する操作画面のデータや、その操作画面に対するユーザ操作による設定内容のデータである。
【0032】
描画エンジン207は、ブルートゥース・ポート201による通信の結果(印刷データ)および印刷条件の設定内容に基づいて、印刷用の画像データを生成する(ビットマップデータを展開する)プログラムである。
なお、NVRAM105には、プロファイル解析部202による処理の結果に基づいて更に別の処理を行うプログラムも保存されているが、図示の都合上、そのプログラムの図示は省略する。
【0033】
〔プロファイル追加によるソフトウェア構成〕
次に、図2に示したコントローラ11のブルートゥース用の新たなプロファイルを追加した場合のソフトウェア構成について、図3を参照して説明する。
図3は、図2に示したコントローラ11のブルートゥース用の新たなプロファイルを追加した場合のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
【0034】
MFP10のコントローラ11では、図1のNVRAM105に保持されているソフトウェアのうちの図2の各プロファイル203a,203b,203cにブルートゥース用の新たなプロファイル203dを追加する場合、図3に示すように、そのプロファイル203d(ProfileD)が対応するコンフィグ204d(ConfigD)とセットでNVRAM105に追加される。
【0035】
〔プロファイル解析部の構成〕
次に、図2のプロファイル解析部202の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、そのプロファイル解析部202の構成例を示すブロック図である。
このプロファイル解析部202は、信号解析部202a,プロファイル選択部202b,およびデータ取得部202cからなる。
【0036】
信号解析部202aは、ブルートゥース・ポート201で受信したブルートゥースの信号(ブルートゥース・ポート201にインプットされたデータ)を解析して、そのブルートゥースに利用されるプロファイル、つまりそのブルートゥースによって通信可能なプロファイル203nを判別し、その判別したプロファイル203nが存在するか否かをチェックする。
【0037】
プロファイル選択部202bは、信号解析部202aによるチェックの結果、判別されたプロファイル203nがNVRAM105に記憶されていると判定した場合に、そのプロファイル203n(例えば図3の各プロファイル203a,203b,203c,203dのいずれか)を選択する。
データ取得部202cは、プロファイル選択部202bによって選択されたプロファイル203nに基づいてブルートゥース信号の送信元の外部機器と通信を行い、その外部機器からデータを取得する。
【0038】
〔ブルートゥース信号受信時の基本的な処理〕
次に、図1のCPU101によるブルートゥース信号を受信した際の基本的な処理について、図5を参照して説明する。
図5は、そのブルートゥース信号を受信した際の基本的な処理の一例を示すフローチャートである。
【0039】
CPU101は、外部機器(外部のブルートゥース機器)からブルートゥースの信号を受信した時に図5の処理ルーチンをスタートし、まずステップS1でその受信したブルートゥースの信号(通信の内容)を解析して、ステップS2の処理へ進む。
ステップS2では、受信したブルートゥースの信号の解析により、適応プロファイルを取得する。つまり、現在のブルートゥースに利用されるプロファイル(適応プロファイル)を判別して、そのプロファイルの有無をチェックし、そのプロファイルがNVRAM105に記憶されていると判定した場合に、そのプロファイルを選択して取得する。
【0040】
次に、ステップS3の処理へ進み、受信したブルートゥース信号の送信元の外部機器との間で通信を行い、その外部機器から受信したデータ(通信信号)を解読する。
その後、ステップS4の処理へ進み、先に取得したプロファイルに対応するコンフィグを取得し、そのコンフィグに基づいて解読したデータを処理する。
なお、ブルートゥース信号と適応プロファイル,コンフィグを容易に対応付けるために、それらのデータをそれぞれ識別するための情報(識別情報)を対応付けた管理テーブルを作成して図2又は図3のプロファイル解析部202に設け、その管理テーブルを参照するだけで、利用するプロファイルおよびコンフィグを決定できるようにする方法がある。
アップデート時には、追加で通信機能の拡張が容易にできるような構造にするのが望ましい。
【0041】
〔ブルートゥース通信で受信したデータを加工する基本処理〕
次に、図5のステップS4のデータ処理の一部である外部機器から受信したデータに対する基本的な処理について、図6を参照して説明する。
図6は、その外部機器から受信したデータに対する基本的な処理の一例を示すフローチャートである。
【0042】
CPU101は、図5のステップS3でブルートゥース信号の送信元の外部機器から受信したデータを解読した結果、そのデータがユーザへ提供する操作画面(印刷条件の設定やその設定内容を反映させた印刷イメージの確認を行うための操作画面)の表示が必要な印刷データ(例えばスキャナ装置からのデータ)の場合に、図6の処理ルーチンをスタートし、まずステップS11の処理へ進み、図5のステップS2で取得したプロファイルに対応するコンフィグを取得する。
【0043】
次に、ステップS12の処理へ進み、取得したコンフィグに基づいてユーザへ提供する操作画面である印刷設定画面および印刷イメージを確認するための印刷プレビュー画面を操作部107(実際には表示器)上に表示する。なお、印刷設定画面は各コンフィグ毎に異なり、取得したコンフィグによって印刷設定画面の表示を切り替えることになる。
印刷設定画面を操作部107上に表示した場合、その印刷設定画面に対するユーザ操作によって印刷条件の設定が行われるため、ステップS13では、その設定内容を印刷プレビュー画面に反映させる。
【0044】
その後、ステップS14の処理へ進み、印刷プレビュー画面によって印刷イメージがユーザによって確認され、ユーザ操作によって印刷要求がなされた場合に、ブルートゥース信号の送信元の外部機器から受信した印刷データ(その外部機器との通信の結果)および印刷条件の設定内容に基づいて、印刷用の画像データを生成する。この生成した画像データは、図1のエンジン14(プロッタ)へ送信することにより、用紙への印刷が行われる。
なお、ユーザへ提供する操作画面は、印刷設定画面に限らない。例えば、外部機器から受信したデータを編集して他の外部機器へ送信するために、その編集のための操作画面をユーザへ提供する操作画面として表示することもできる。
【0045】
〔印刷設定画面および印刷プレビュー画面〕
次に、図1の操作部107上に表示される印刷設定画面および印刷プレビュー画面について、図7を参照して説明する。
図7は、その印刷設定画面および印刷プレビュー画面の構成例を示すレイアウト図である。
【0046】
CPU101は、上述したように、ブルートゥース信号の送信元の外部機器から受信したデータがユーザへ提供する操作画面が必要な印刷データの場合に、取得したコンフィグに基づいて図7に示すような印刷設定画面301および印刷プレビュー画面302を操作部107上に表示する。この画面表示例は、プロファイルとしてOPP(Object Push Profile)を利用している場合の例である。
【0047】
ブルートゥースによって送られてきた印刷データがOPP形式であった場合、OPPに対応する操作画面として、図7に示したような印刷設定画面301および印刷プレビュー画面302が操作部107上に表示される。
ユーザは、操作部107上に表示された印刷設定画面301および印刷プレビュー画面302を元に印刷条件を決定できる。
【0048】
そして、印刷設定画面301に対する操作によって印刷条件の設定を行うことにより、印刷プレビュー画面302上の印刷イメージを所望の形に編集する。
なお、プロファイルによって印刷条件の設定内容や表示すべき印刷条件の内容が異なるはずであるので、印刷設定画面301および印刷プレビュー画面302も異なったものとして対応できるようにコンフィグを用いて、動的に変更できるような仕組みとなる。
【0049】
〔印刷用の画像データを生成する処理〕
次に、図1の操作部107に表示される印刷設定画面に対するユーザ操作による印刷条件の設定内容を印刷データに対して反映させて印刷用の画像データを生成する処理について、図8を参照して説明する。
図8は、その印刷用の画像データを生成する処理の概念図である。
【0050】
ブルートゥースによって取得した印刷データをそのまま描画エンジン207に渡しても、どのような条件で印刷用の画像データを生成(RIP)すればよいのかがわからない。
そこで、印刷データを受信するブルートゥース・ポート201と描画エンジン207との間に位置するユーザI/F205により、どのように印刷をしてほしいか、その印刷条件を設定するための印刷設定画面を操作部107上に表示させると、ユーザによる印刷条件の設定操作により、その印刷条件の設定内容が描画エンジン207に入力され、描画エンジン207によって印刷条件の設定内容が反映された印刷用の画像データが生成されるため、ユーザが望む形での印刷を行うことが可能になる。
【0051】
〔新たなプロファイルを追加する時の基本的な処理〕
次に、図1のCPU101による新たなブルートゥース用のプロファイルを追加する処理について、図9を参照して説明する。
図9は、その新たなブルートゥース用のプロファイルを追加する処理の一例を示すフローチャートである。
【0052】
CPU101は、ブルートゥースの新しいプロファイルを追加する場合、そのプロファイルのデータおよびそれに対応するコンフィグを認識する必要がある。
そこで、プロファイルのアップデートの指示を受けると、図9の処理ルーチンをスタートし、まずステップ21の処理へ進み、ブルートゥースの新たなプロファイルを取得してNVRAM105に追加保存する。
【0053】
次に、ステップ22へ進み、図2のプロファイル解析部202内のプロファイル情報を更新する。つまり、追加した新たなプロファイルの識別情報をプロファイル解析部202に追加する。
その後、ステップ23へ進み、追加した新たなプロファイルに対応するコンフィグを取得して、そのプロファイルに対応付けてNVRAM105に追加保存する。
【0054】
なお、操作部107上のユーザ操作等によるプロファイルのアップデート指示により、追加すべき新たなプロファイルおよびコンフィグを、図1のUSB・I/F109,IEEE1394・I/F110,又は図示しないネットワークI/F等の代替通信手段によって通信可能な不揮発性メモリ,ICカード,又は外部機器等から読み込む(取得する)ことができる。
【0055】
また、プロファイル解析部202にブルートゥース信号と適応プロファイル,コンフィグのデータを対応付けるための管理テーブルを設けている場合には、プロファイル情報のみを更新するのではなく、管理テーブルを更新する(新たなプロファイルを適合プロファイルとしてその識別情報と対応するブルートゥース信号,コンフィグの識別情報とをセットで追加する)とよい。
【0056】
このように、MFPが、ブルートゥース・I/F(NVRAMに記憶されている通信規約であるプロファイルに基づいて外部機器と通信を行うもの)による通信に利用可能な新たなプロファイルをNVRAMに追加できるため、それによってブルートゥース・I/Fによる通信に利用可能なプロファイルがNVRAMに複数記憶された場合、ブルートゥース・I/Fによる通信の際には、その通信に利用するプロファイルを上記複数のプロファイルの中から選択することにより、新しいプロファイルによる通信も可能になる。よって、様々なブルートゥース機器と通信をして印刷を行うことができる。
【0057】
また、ブルートゥース・I/Fによる通信に利用可能な新たなプロファイルをコンフィグとセットでNVRAMに追加することにより、ブルートゥース・I/Fによる外部機器との通信の結果に基づいてブルートゥース・I/Fによるブルートゥースを判別し、そのブルートゥース用のプロファイルに対応するコンフィグを用いて操作画面を切り替えることにより、ユーザはブルートゥース・I/Fによる通信に適合する操作画面を利用して、印刷条件の設定作業等を行うことができる。
【0058】
以上、この発明をMFPに適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、プリンタ,デジタル複写機,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置(又はその通信制御装置)には勿論、PC等の情報処理装置(又はその通信制御装置)にも適用可能である。
ここで、画像形成装置に充分な記憶容量の不揮発性メモリ又はHDD等の記憶手段が搭載されていない場合、ブルートゥースの新しいプロファイルを拡張できなくなる可能性があるため、この発明をPC等の情報処理装置に適用するのが望ましい。
【0059】
その場合、例えば図10に示すように、記憶手段の記憶容量が豊富であるPC500に図2に示したブルートゥース・ポート201,プロファイル解析部202,複数のプロファイル203a,203b,203c(ProfileA,B,C),複数のコンフィグ204a,204b,204c(ConfigA,B,C),ユーザI/F205,およびユーザデータ206を備え、PC500側で生成した印刷データ(文字コード等のコマンドデータ)を描画エンジン207を備えた画像形成装置600へ送信する。
【0060】
なお、描画エンジン207もPC500に備え、そのPC500側で生成した印刷データから更に印刷用の画像データを生成して、それを描画エンジン207を備えていない画像形成装置600へ送信するようにしてもよい。
あるいは、プロファイル解析部202および複数のプロファイル203a,203b,203cをPC500に、コンフィグ204a,204b,204c,ユーザI/F205,ユーザデータ206,および描画エンジン207を画像形成装置600にそれぞれ備えることもできる。
【0061】
PC500側では、前述したMFP10と同様にプロファイル(通信規約)を取得して記憶手段に追加することができる。
画像形成システムを構成するPC等の情報処理装置と画像形成装置自体は、印刷を行うことができるのであれば、接続形態は問わない。
【0062】
〔この発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、機器(通信制御装置又はその機能を持つ画像形成装置又は情報処理装置)を制御するCPU(コンピュータ)に、この発明に関わる機能である通信規約追加手段,通信規約選択手段,解析手段,操作画面切替手段,画面表示制御手段,および画像生成手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをCPUに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
【0063】
このようなプログラムは、はじめから機器に備えるROM、あるいは不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)、あるいはHDD(ハードディスク装置)などの記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを機器にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそれらの記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0064】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、新しい通信規約による通信も可能になる。この発明を利用すれば、種々の通信規約による通信を実現できる通信制御装置および画像形成装置を提供することができる。
【符号の説明】
【0065】
10:MFP 11:コントローラ 12:FCU 13:エンジンI/F
14:エンジン 101:CPU 102:ASIC 103:SDRAM
104:ROM 105:NVRAM 106:HDD 107:操作部
108:モデム 109:USB・I/F 110:IEEE1394・I/F
111:ブルートゥース・I/F 201:ブルートゥース・ポート
202:プロファイル解析部 203a,203b,203c:プロファイル
204a,204b,204c:コンフィグ 205:ユーザI/F
206:ユーザデータ 207:描画エンジン 301:印刷設定画面
302:印刷プレビュー画面 500:PC 600:画像形成装置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0066】
【特許文献1】特許第3946650号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶手段に記憶されている通信規約に基づいて外部機器と通信を行う通信手段を有する通信制御装置であって、
前記通信手段による通信に利用可能な新たな通信規約を前記記憶手段に追加する通信規約追加手段と、
前記通信手段による通信に利用可能な通信規約が前記記憶手段に複数記憶されている場合、前記通信手段による通信時に、該通信に利用する通信規約を前記複数の通信規約の中から選択する通信規約選択手段とを設けたことを特徴とする通信制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信制御装置において、
前記通信規約追加手段によって前記通信手段による通信に利用可能な新たな通信規約を追加するために、該通信手段とは異なる通信代替手段を設け、
前記通信規約追加手段は、前記新たな通信規約を提供可能な他の外部機器と前記通信代替手段を用いて通信を行い、該新たな通信規約を受信して前記記憶手段に追加する手段であることを特徴とする通信制御装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の通信制御装置において、
前記通信手段による通信の内容を解析する解析手段を設け、
前記通信規約選択手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて前記通信手段による通信に利用する通信規約を選択することを特徴とする通信制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の通信制御装置において、
ユーザへ提供する操作画面を表示する表示装置に接続可能であり、
前記解析手段による解析結果に基づいて前記操作画面を切り替える操作画面切替手段を設けたことを特徴とする通信制御装置。
【請求項5】
請求項3に記載の通信制御装置において、
前記通信手段による通信方式は、ブルートゥースであり、
前記通信手段による通信に利用可能な通信規約は、対応するブルートゥース用のプロファイルであることを特徴とする通信制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載の通信制御装置において、
ユーザへ提供する操作画面を表示する表示装置に接続可能であり、
前記解析手段による解析結果に基づいて前記操作画面を切り替える操作画面切替手段を設け、
前記通信規約追加手段は、前記通信手段による通信に利用可能な新たなブルートゥース用のプロファイルを対応するコンフィグとセットで前記記憶手段に追加する手段であり、
前記操作画面切替手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて前記通信手段によるブルートゥースを判別し、該ブルートゥース用のプロファイルに対応するコンフィグを用いて前記操作画面を切り替えることを特徴とする通信制御装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信制御装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項4又は6に記載の通信制御装置と、該通信制御装置に接続可能であり、ユーザへ提供する操作画面を表示する表示装置とを備え、
前記通信制御装置に、前記操作画面として印刷条件の設定を行うための印刷設定画面を前記表示装置に表示させる画面表示制御手段と、該画面表示制御手段によって前記表示装置に表示された前記印刷設定画面に対するユーザ操作によって印刷条件の設定を行う印刷条件設定手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
前記画面表示制御手段は、前記通信手段による通信の結果に基づいて印刷イメージを確認するための印刷プレビュー画面も前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記画面表示制御手段は、前記印刷条件設定手段による設定内容を前記印刷プレビュー画面に反映させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
請求項8乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記通信手段による通信の結果および前記印刷条件設定手段による設定内容に基づいて印刷用の画像データを生成する画像生成手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項12】
通信制御装置を制御するコンピュータに、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の印刷制御装置を構成する各手段としての機能を実現させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−205057(P2010−205057A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−50932(P2009−50932)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】