説明

通信端末、情報表示方法およびプログラム

【課題】所望の情報を、手間をかけずに見ることができるための表示を行う。
【解決手段】入力部110が受け付けたサイト識別情報を記憶部120が記憶し、あらかじめ設定されたタイミングで、記憶部120に記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、通信部130が情報を取得し、通信部130が取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示部140が表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を取得して表示する通信端末、情報表示方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
日生活を送る上で、知りたい情報の中の1つに、気象情報が挙げられる。それは、気象情報は、生活に密着した情報であり、気象情報に応じて、行動パターンを変える必要があることが多いからである。
【0003】
例えば、天気が晴れならば、洗濯をする、また、天気が雨ならば、外出を避けるといった行動をすることが多い。
【0004】
また、気温が高い場合、半袖を着る、また、気温が低い場合は、コートを着るといった行動をすることが多い。
【0005】
また、昼間に雨が降る確率が高い場合、傘を持って出掛ける、また、夜に雨が降る確率が高い場合、早く帰宅するといった行動をとることが多い。
【0006】
また、紫外線の量が多い場合、帽子をかぶったり、日焼け止めを塗ったりするといった行動をとることが多い。
【0007】
また、飛び散る花粉の量が多い場合、外出を避けるといった行動をすることが多い。
【0008】
このように、気象情報は、日常の生活に無くてはならない情報となっている。
【0009】
一般的に、このような気象情報は、テレビや新聞等のメディアから取得することが多い。また、近年では、インターネットの普及に伴い、PC(Personal Computer)等の情報通信端末からネットワークを介して取得するという方法も多く用いられている。また、今や普及率が非常に高い携帯端末を用いれば、パケット定額制の料金プランの適用も手伝い、各キャリアが展開している通信サービス網にアクセスすることにより、このような気象情報を含め、様々な情報を容易に得ることが可能である。
【0010】
一方、携帯端末の待ち受け画面に表示されている情報は、日付や時刻、電波受信強度を示すアンテナバー、電池残容量を示す電池バー、電子メール受信有無アイコン等の限られた情報のみとなっている。
【0011】
また、折り畳み型携帯端末に所定のアプリケーションを待ち受けアプリケーションとして登録しておき、折り畳み型携帯端末を開いたときに、当該アプリケーションが指定するサイトから所定の情報を取得する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2005−039525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、上述したような気象情報の取得には、所定のサイトへアクセスするための操作を利用者が行わなければならなく、その手間がかかってしまうという問題点がある。
【0014】
また、特許文献1に記載された技術においては、アプリケーションで指定されたサイトへのアクセスしかできず、必ずしも所望の情報を得ることができないという問題点がある。
【0015】
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信端末、情報表示方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の通信端末は、
通信端末であって、
取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けたサイト識別情報を記憶する記憶部と、
あらかじめ設定されたタイミングで、前記記憶部に記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、前記情報を取得する通信部と、
前記通信部が取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する表示部とを有する。
【0017】
また、本発明の情報表示方法は、
情報を表示する情報表示方法であって、
取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報の入力を受け付ける処理と、
前記受け付けたサイト識別情報を記憶する処理と、
あらかじめ設定されたタイミングで、前記記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、前記情報を取得する処理と、
前記取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する処理とを行う。
【0018】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報の入力を受け付ける手順と、
前記受け付けたサイト識別情報を記憶する手順と、
あらかじめ設定されたタイミングで、前記記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、前記情報を取得する手順と、
前記取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明においては、所望の情報を、手間をかけずに見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の通信端末の実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。
【図3】本形態における情報表示方法に必要な情報の設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示した表示部に表示された設定開始のための画面の一例を示す図である。
【図5】図1に示した表示部に表示された取得情報設定画面の一例を示す図である。
【図6】図1に示した表示部に表示されたタイミング情報設定画面の一例を示す図である。
【図7】図1に示した表示部に表示されたタイミング情報設定画面の他の例を示す図である。
【図8】情報報知モードが設定されていない表示部に表示された画面の一例を示す図である。
【図9】モード設定を行うために表示部に表示された画面の一例を示す図である。
【図10】本形態における情報表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図11】図1に示した表示部に待ち受け画面の一部として表示された気象情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の通信端末の実施の一形態を示す図である。
【0023】
本形態における通信端末100には図1の示すように、入力部110と、記憶部120と、通信部130と、表示部140と、時計150と、これらを制御する制御部160とが設けられている。なお、図1には、通信端末100が具備する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。
【0024】
入力部110は、通信端末100の利用者が操作することで、外部からの情報の入力を受け付ける。例えば、入力部110は、一般的な通信端末に設けられているボタンキーやタッチパネルであっても良い。これにより、入力部110は、所定の文字(例えば、取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報等)や数値(タイミング情報等)等の入力を受け付け、通信端末100内に入力する。
【0025】
また、入力部110は、入力を受け付けた情報を制御部160へ出力する。
【0026】
記憶部120は、情報を記憶する。例えば、記憶部120は、入力部110が受け付けたサイト識別情報やタイミング情報、情報を配信するサイトから通信部130が取得した情報を記憶する。
【0027】
図2は、図1に示した記憶部120に記憶されている情報の一例を示す図である。
【0028】
図1に示した記憶部120には図2に示すように、気象情報と、更新タイミング情報と、アクセス先情報と、各種設定情報とが記憶されている。
【0029】
気象情報は、通信部130がサイトから取得した情報である。
【0030】
また、気象情報は、天気情報、気温情報、降水確率情報、湿度情報、紫外線量情報および花粉量情報から構成されている。
【0031】
天気情報は、天気を示す情報であり、例えば、「晴れ」、「曇り」、「雨」、「雪」等を示す。
【0032】
気温情報は、気温を示す。
【0033】
降水確率情報は、一般的に用いられる雨(例えば、1mm以上)が降る確率を示す。
【0034】
湿度情報は、湿度を示す。
【0035】
紫外線量情報は、紫外線の量を示す情報である。この示し方は特に規定しないが、「強い」、「弱い」といった、紫外線の強度を示すものであっても良い。
【0036】
花粉量情報は、飛散している花粉の量を示す情報である。この示し方は特に規定しないが、「多い」、「少ない」といったものであっても良い。
【0037】
なお、気象情報の各情報は、テキスト形式で記憶されているものであっても良いし、画像データとして記憶されているものであっても良い。
【0038】
更新タイミング情報は、気象情報を更新するタイミングを示す情報である。なお、更新タイミング情報は、入力部110を用いてあらかじめ登録されているものである。詳細については、後述する。
【0039】
アクセス先情報は、情報(本例では、気象情報)を取得するサイトを識別するためのサイト識別情報である。例えば、一般的に用いられる、情報を配信するサイトのURL(Uniform Resource Locator)であっても良い。なお、アクセス先情報は、入力部110を用いてあらかじめ登録されているものである。詳細については、後述する。
【0040】
各種設定情報は、制御部160により実行される各種制御プログラムや利用者が入力部110を用いて入力した設定等である。
【0041】
時計150は、通信端末100内部の時計用LSIであるRTC(Real Time Clock)で構成されている。時計150は、制御部160からの制御信号に基づいて現在の時刻・年月日等の時間データを出力したり、RTCのカウント値を用いて、ある一定時間を計測するタイマー機能として用いたりすることも可能である。これにより、指定時刻での制御動作や、指定時刻から任意の時間間隔経過しての制御動作などが、記憶部120内に記憶されている更新タイミング情報が示すタイミングで、通信部130から通信サービス網への自動アクセスなどの実行ができる。
【0042】
通信部130は、あらかじめ設定されたタイミングで、記憶部120に記憶されているアクセス先情報(サイト識別情報)が示すサイトに接続し、当該サイトから情報を取得(ダウンロード)する。このとき、通信部130は、記憶部120に記憶されているタイミング情報が示すタイミングで、情報を取得する。例えば、タイミング情報として時刻情報が記憶部120に記憶されている場合、時計150が示す時刻と、記憶部120に記憶されているタイミング情報が示すタイミングとが一致した際、情報を取得する。
【0043】
また、本例において通信部130が取得する情報は、天気情報と、気温情報と、降水確率情報と、湿度情報と、紫外線量情報と、花粉量情報との少なくとも1つである。
【0044】
また、通信部130は、あらかじめ設定されたタイミングで情報を取得しようとしたとき、他の通信を行っている場合、当該他の通信が終了した後、情報を取得する。
【0045】
なお、通信部130は、サイトへのアクセスに無線通信を用いる。また、通信部130は、サイトから受信した受信データを電力増幅・搬送波成分除去・ベースバンド信号へ復調し、制御部160へ出力する。
【0046】
表示部140は、情報を表示する。また、表示部140は、一般的な液晶等のディスプレイである。また、表示部140は、通信部130が取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する。この表示方法の詳細については、後述する。
【0047】
制御部160は、記憶部120に格納された制御プログラムの各命令を実行することにより各部の動作を制御し、表示部140における表示や、通信部130とサービス網との通信接続、各種データのダウンロード等の制御を実行する。
【0048】
以下に、本形態における情報表示方法について説明する。
【0049】
まずは、本形態における情報表示方法に必要な情報の設定処理について説明する。
【0050】
図3は、本形態における情報表示方法に必要な情報の設定処理を説明するためのフローチャートである。
【0051】
まず、入力部110にて、設定開始のための所定の操作が受け付けられたかどうかが制御部160によって判定される(ステップS1)。これは、表示部140に表示されているメニューキーが選択されることにより、設定開始の操作が受け付けられたと判定するものであっても良い。
【0052】
図4は、図1に示した表示部140に表示された設定開始のための画面の一例を示す図である。
【0053】
図4に示すように、表示部140には、「気象情報報知設定」と表示され、「ON」と「OFF」とのいずれか一方が、入力部110を用いて選択できるように表示される。ここで、「ON」が選択されると、設定開始のための所定の操作が受け付けられたと判定される。
【0054】
設定開始のための所定の操作が受け付けられたと判定されると、取得情報設定画面が表示部140に表示される(ステップS2)。
【0055】
図5は、図1に示した表示部140に表示された取得情報設定画面の一例を示す図である。
【0056】
図5に示すように、各気象情報のうち、ラジオボタンで選択した気象情報について、情報を取得するための接続先URL(サイト識別情報)が入力部110を用いて入力できるような画面が表示部140に表示される。
【0057】
例えば図5に示すように、「天気」、「気温」、「降水確率」および「湿度」のラジオボタンが選択され、サイト識別情報である接続先URLとして「http://www.abc.・・・」と入力された場合、「天気」、「気温」、「降水確率」および「湿度」の情報を、「http://www.abc.・・・」をURLとするサイトから取得する設定となる。また、「紫外線量」のラジオボタンが選択され、サイト識別情報である接続先URLとして「http://www.xyz.・・・」と入力された場合、「紫外線量」の情報を、「http://www.xyz.・・・」をURLとするサイトから取得する設定となる。なお、ここでは、2つのURLを入力可能とした画面を示したが、これは図面の大きさの便宜上、このように示したものであり、3つ以上であっても良いことは言うまでもない。
【0058】
ここで、情報を取得するために接続するURLの設定を行うのは、利用者の知りたい地域の情報(例えば、自分の住んでいる地域の情報や、旅行での滞在先の地域の情報等)や、複数ある気象情報サービス(例えば、気象庁配信サービスや特定の配信サービス等)から自分が選択するサービスを直接設定できるという利便性のためである。ここでは具体的な設定方法は規定しないが、ブックマーク等から選択する方法であっても良い。
【0059】
このように、各情報を取得するための接続先の入力が入力部110に受け付けられると(ステップS3)、その後、表示部140に表示されている「設定完了」キーが入力部110を用いて選択されたかどうかが、制御部160によって判定される(ステップS4)。
【0060】
表示部140に表示されている「設定完了」キーが入力部110を用いて選択されたと判定されると、タイミング情報設定画面が表示部140に表示される(ステップS5)。
【0061】
図6は、図1に示した表示部140に表示されたタイミング情報設定画面の一例を示す図である。
【0062】
図6に示すように、情報を更新するタイミング(情報を取得するタイミング)として、更新時間間隔が入力部110を用いて設定できる画面が表示部140に表示される。
【0063】
例えば図6に示すように、更新開始時刻である6時から3時間間隔で更新するように設定した場合、6時から3時間おきに、通信部130が上述したURLへ接続して、情報を取得する。サイト側での情報の更新頻度にもよるが、時間間隔を短く設定しておけば、それだけ、タイムリーな情報を取得することができる。
【0064】
図7は、図1に示した表示部140に表示されたタイミング情報設定画面の他の例を示す図である。
【0065】
図7に示すように、情報を更新するタイミング(情報を取得するタイミング)として、取得時刻が入力部110を用いて設定できる画面が表示部140に表示される。
【0066】
例えば図7に示すように、6時、12時および16時に情報を取得するように設定した場合、6時、12時および16時に、通信部130が上述したURLへ接続して、情報を取得する。この設定できる時刻の数については、ここでは特に規定しない。サイト側での情報の更新頻度にもよるが、多くの時刻を設定しておけば、それだけ、タイムリーな情報を取得することができる。
【0067】
このように、情報を更新するタイミングが入力部110に受け付けられると(ステップS6)、その後、表示部140に表示されている「設定完了」キーが入力部110を用いて選択されたかどうかが、制御部160によって判定される(ステップS7)。
【0068】
表示部140に表示されている「設定完了」キーが入力部110を用いて選択されたと判定されると、ステップS3およびステップS6にて受け付けられた設定が制御部160によって登録される(ステップS8)。具体的には、これらの設定が記憶部120に記憶される。
【0069】
次に、本形態における情報表示方法について説明する。ここで、情報を表示するためには、上述したような設定が行われた後、情報表示をするための「情報報知モード」に設定しておく必要がある。
【0070】
図8は、情報報知モードが設定されていない表示部140に表示された画面の一例を示す図である。
【0071】
図8に示すように、図1に示した表示部140には、日付や時刻等の一般的な情報のみが表示されている。
【0072】
ここで、入力部110を用いてメニューキー等が選択されると、モードの設定が可能となる。
【0073】
図9は、モード設定を行うために表示部140に表示された画面の一例を示す図である。
【0074】
図9に示すように、表示部140には、「気象情報報知モード」と表示され、「ON」と「OFF」とのいずれか一方が、入力部110を用いて選択できるように表示される。ここで、「ON」が選択されると、「気象情報報知モード」に設定される。
【0075】
図10は、本形態における情報表示方法を説明するためのフローチャートである。
【0076】
まず、時計150が示す現在時刻が、記憶部120に記憶されている更新時刻となったかどうかが制御部160によって判定される(ステップS11)。例えば、図6を用いて説明したように、更新時間間隔が記憶部120に記憶されている場合、時計150が示す現在時刻が、更新開始時刻である6時、または6時から3時間おきの時刻になったかどうかが制御部160によって判定される。また、図7を用いて説明したように、取得時刻が記憶部120に記憶されている場合、時計150が示す現在時刻が、当該取得時刻(更新時刻)になったかどうかが制御部160によって判定される。
【0077】
時計150が示す現在時刻が、記憶部120に記憶されている更新時刻となったと判定された場合、通信部130が他の通信を行っているかどうかが制御部160によって判定される(ステップS12)。この他の通信とは、電子メールの送受信のためのメールサーバへの接続や、情報閲覧のためのインターネットを介したサービス通信網への接続等である。
【0078】
通信部130が他の通信を行っていると判定された場合、当該他の通信の接続が切断されるまで、制御部160によって当該他の通信が監視される(ステップS13)。
【0079】
他の通信が切断されると、通信部130によって、記憶部120に記憶されているサイト識別情報(接続先URL)が指定する指定先への接続が行われる(ステップS14)。
【0080】
また、ステップS12にて、通信部130が他の通信を行っていないと判定された場合は、ステップS13の処理は行われずに、ステップS14の処理が行われる。
【0081】
通信部130によって、指定先への接続が行われると、当該指定先から情報が取得(ダウンロード)される(ステップS15)。例えば、図5を用いて説明した例を挙げると、「http://www.abc.・・・」に接続されて、「天気」、「気温」、「降水確率」および「湿度」の情報が取得される。また、「http://www.xyz.・・・」に接続されて、「紫外線量」の情報が取得される。
【0082】
すると、取得された情報が、記憶部120に記憶される(ステップS16)。このとき、これらの情報がテキストデータへ変換されて記憶されるものであっても良い。なお、記憶部120にこれらの情報がすでに記憶されている場合、情報の上書きを行うことにより、情報の更新が行われる。
【0083】
また、指定先との接続が切断される(ステップS17)。
【0084】
そして、記憶部120に記憶された情報が表示部140に表示される(ステップS18)。このとき、表示部140の表示が待ち受け画面である場合、これらの情報が待ち受け画面の一部として表示される。
【0085】
図11は、図1に示した表示部140に待ち受け画面の一部として表示された気象情報の一例を示す図である。
【0086】
図11に示すように、気象情報として、天気、気温、降水確率、湿度、紫外線量および花粉量が、待ち受け画面の一部として表示される。
【0087】
また、表示部140が他の機能による表示を行っている場合や、スタンバイ状態(液晶表示OFF、表示用バックライトOFF)である場合は、次回の待ち受け画面表示時に、これらの情報が待ち受け画面の一部として表示(または更新)される。
【0088】
その後、再度、更新時刻になると、ステップS11〜S18の処理が行われる。
【0089】
このように、生活する上で必要な情報を、利用者が通信端末100を操作することなく、取得し、表示することにより、通信端末100の利便性の向上を図ることができる。
【0090】
また、上述した例では、気象情報について説明したが、例えば、株価情報や本日の占い情報等、利用者の趣味に関する情報を取得するものであっても良い。このような趣味の情報であっても、同様に情報取得アクセス先(情報サービスサイトアドレス)と情報取得時間や時間間隔の指定を行っておけば、同様の制御で表示部140に自動更新表示させることが可能である。
【0091】
上述した通信端末100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を通信端末100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを通信端末100に読み込ませ、実行するものであっても良い。通信端末100にて読取可能な記録媒体とは、記憶部120、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、通信端末100に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、通信端末100に設けられた制御部160にて読み込まれ、制御部160の制御にしたがって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、制御部160は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0092】
100 通信端末
110 入力部
120 記憶部
130 通信部
140 表示部
150 時計
160 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信端末であって、
取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けたサイト識別情報を記憶する記憶部と、
あらかじめ設定されたタイミングで、前記記憶部に記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、前記情報を取得する通信部と、
前記通信部が取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する表示部とを有する通信端末。
【請求項2】
請求項1に記載の通信端末において、
前記入力部は、前記タイミングを示すタイミング情報の入力を受け付け、
前記記憶部は、前記入力部が受け付けたタイミング情報を記憶し、
前記通信部は、前記記憶部に記憶されているタイミング情報が示すタイミングで、前記情報を取得することを特徴とする通信端末。
【請求項3】
請求項2に記載の通信端末において、
時計を有し、
前記通信部は、前記時計が示す時刻と、前記記憶部に記憶されているタイミング情報が示すタイミングとが一致した際、前記情報を取得することを特徴とする通信端末。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末において、
前記通信部は、前記情報として、天気情報と、気温情報と、降水確率情報と、湿度情報と、紫外線量情報と、花粉量情報との少なくとも1つを取得することを特徴とする通信端末。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信端末において、
前記通信部は、前記タイミングにて他の通信を行っている場合、該他の通信が終了した後、前記情報を取得することを特徴とする通信端末。
【請求項6】
情報を表示する情報表示方法であって、
取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報の入力を受け付ける処理と、
前記受け付けたサイト識別情報を記憶する処理と、
あらかじめ設定されたタイミングで、前記記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、前記情報を取得する処理と、
前記取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する処理とを行う情報表示方法。
【請求項7】
コンピュータに、
取得する情報が格納されたサイトを識別するためのサイト識別情報の入力を受け付ける手順と、
前記受け付けたサイト識別情報を記憶する手順と、
あらかじめ設定されたタイミングで、前記記憶されているサイト識別情報が示すサイトから、前記情報を取得する手順と、
前記取得した情報を、待ち受け画面の一部として表示する手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−169994(P2012−169994A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−30956(P2011−30956)
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】