説明

通信端末、通信システム、プログラム及び通信方法

【課題】他のユーザによってどの番組が視聴されているかということを知らせるとともに、それらの他のユーザによって視聴されていない番組であっても簡易な操作で視聴し得るようにすること。
【解決手段】移動通信端末の制御部は、自端末が受信可能な放送波が表す番組のチャンネル番号に割り当てられた選択領域を表示部に表示させる。そして、この制御部は、この選択領域に、この領域が割り当てられているチャンネル番号で放送されている番組の番組名と、これらの番組が視聴されている他の移動通信端末を利用するユーザの顔画像と、そのユーザの名前と、そのユーザがこの番組の放送時間の間にSNSサイトに投稿したメッセージとを表示させる。この制御部は、自端末の他の移動通信端末で視聴されていない番組のチャンネル番号であっても、選択領域を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴対象となる番組をユーザが選択することを支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが複数の番組の中から視聴対象となる番組を選択する際、他のユーザがどの番組を視聴しているかをそのユーザに知らせて、その選択の参考にさせる技術がある。特許文献1には、あるユーザとは他のユーザにより視聴されている放送コンテンツ(つまり番組)の解像度を落とした映像をその他のユーザの名前と対応付けて表示して、前述のあるユーザがその映像を選択すると、選択された映像に対応する放送コンテンツが表示される技術について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−161510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に係る技術では、放送コンテンツ、つまり番組の切り替え先が他のユーザにより視聴されている番組に限られるため、ユーザが希望する番組がその中にない場合、その番組を視聴するための操作に手間がかかってしまう。
そこで、本発明は、他のユーザによってどの番組が視聴されているかということを知らせるとともに、それらの他のユーザによって視聴されていない番組であっても簡易な操作で視聴し得るようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を達成するために、本発明は、自通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する特定手段と、メッセージを送信する機能を有する各々の通信端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記各々のユーザが視聴している番組の放送波に割り当てられたチャンネル識別情報と、前記各々の通信端末から送信される前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶装置から、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを取得する取得手段と、表示面を有する表示手段と、前記表示面において、ユーザに選択させるための選択領域を、前記特定手段により特定されたチャンネル識別情報のそれぞれに割り当てて表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報を識別する識別画像を当該選択領域に表示させるとともに、前記取得手段が取得したチャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得したユーザ識別情報によって識別されるユーザに固有の画像と、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得した前記メッセージとを当該選択領域に表示させる第1表示制御手段と、ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該選択領域が割り当てられたチャンネル識別情報の放送波で放送されている番組を、前記表示手段又は自通信端末とは別の表示装置に表示させるための処理を行う第2表示制御手段とを備えることを特徴とする通信端末を提供する。
【0006】
また、前記第1表示制御手段は、前記取得手段により取得されたチャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報の数又は前記メッセージの数に応じて異なる表示態様で、当該チャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を前記表示面に表示させるようにしてもよい。
【0007】
さらに、前記放送波を受信するアンテナを有し、前記特定手段は、前記アンテナが閾値以上の受信強度で受信した放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定するようにしてもよい。
【0008】
また、前記取得手段により取得されたチャンネル識別情報が割り当てられた放送波で放送される番組に関連する情報をネットワーク経由で取得する情報取得手段を備え、前記第2表示制御手段は、前記取得手段により取得されたチャンネル識別情報が、前記特定手段により特定されたチャンネル識別情報と一致しない場合に、前記情報取得手段により取得された情報を前記番組に代えて前記表示手段又は前記表示装置に表示させるための処理を行うようにしてもよい。
【0009】
さらに、自通信端末の位置を計測する測位手段と、自通信端末以外の前記通信端末の位置を表す位置情報を取得する位置取得手段とを備え、前記第1表示制御手段は、前記測位手段により計測された位置と前記位置取得手段により取得された位置情報が表す位置との距離の大きさに応じて異なる表示態様で、前記選択領域、前記ユーザに固有の画像又は前記メッセージを表示させるようにしてもよい。
【0010】
また、前記第2表示制御手段は、前記ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該操作の操作方法に応じて異なる表示態様で、前記選択領域、前記ユーザに固有の画像又は前記メッセージを表示させるようにしてもよい。
【0011】
また、本発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信端末と、前記ユーザ識別情報と、前記チャンネル識別情報と、前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを前記通信端末に送信する送信手段とを備える記憶装置とを具備し、前記通信端末の取得手段は、前記きおく装置の送信手段から送信されてくる前記チャンネル識別情報、前記ユーザ識別情報及び前記メッセージを取得することを特徴とする通信システムを提供する。
【0012】
また、本発明は、表示面を有する表示手段を備えた通信端末であるコンピュータを、自通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する特定手段と、メッセージを送信する機能を有する各々の通信端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記各々のユーザが視聴している番組の放送波に割り当てられたチャンネル識別情報と、前記各々の通信端末から送信される前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶装置から、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを取得する取得手段と、前記表示面において、ユーザに選択させるための選択領域を、前記特定手段により特定されたチャンネル識別情報のそれぞれに割り当てて表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報を識別する識別画像を当該選択領域に表示させるとともに、前記取得手段が取得したチャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得したユーザ識別情報によって識別されるユーザに固有の画像と、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得した前記メッセージとを当該選択領域に表示させる第1表示制御手段と、ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該選択領域が割り当てられたチャンネル識別情報の放送波で放送されている番組を、前記表示手段又は自通信端末とは別の表示装置に表示させるための処理を行う第2表示制御手段として機能させるためのプログラムを提供する。
【0013】
また、本発明は、通信端末において実行される通信方法であって、前記通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する特定ステップと、メッセージを送信する機能を有する各々の通信端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記各々のユーザが視聴している番組の放送波に割り当てられたチャンネル識別情報と、前記各々の通信端末から送信される前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶装置から、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを取得する取得ステップと、表示手段の表示面において、ユーザに選択させるための選択領域を、前記特定ステップにおいて特定されたチャンネル識別情報のそれぞれに割り当てて表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報を識別する識別画像を当該選択領域に表示させるとともに、前記取得ステップにおいて取得されたチャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得ステップにおいて取得されたユーザ識別情報によって識別されるユーザに固有の画像と、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得ステップにおいて取得された前記メッセージとを当該選択領域に表示させる第1表示制御ステップと、ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該選択領域が割り当てられたチャンネル識別情報の放送波で放送されている番組を、前記表示手段又は前記通信端末とは別の表示装置に表示させるための処理を行う第2表示制御ステップとを備えることを特徴とする通信方法を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、他のユーザによってどの番組が視聴されているかということを知らせるとともに、それらの他のユーザによって視聴されていない番組であっても簡易な操作で視聴し得るようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施形態に係る視聴管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】視聴管理サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】番組情報サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。
【図4】SNSサーバ装置のハードウェア構成を示す図である。
【図5】移動通信端末のハードウェア構成を示す図である。
【図6】初回表示処理の手順を示すシーケンスチャートである。
【図7】移動通信端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図8】番組関連情報を記憶する処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【図9】移動通信端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図10】選択領域を表示させる処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【図11】移動通信端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】ユーザのプロファイルがより詳細となるように段階的に表示される例を示す図である。
【図13】表示させる顔画像を切り替える例を示す図である。
【図14】番組情報がより詳細となるように段階的に表示される例を示す図である。
【図15】移動通信端末の制御部がプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。
【図16】変形例において移動通信端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図17】変形例において移動通信端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図18】変形例において移動通信端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図19】変形例において移動通信端末に表示される各ユーザの位置が示された地図の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る視聴管理システム1の全体構成を示すブロック図である。視聴管理システム1は、複数の移動通信端末10と、視聴管理サーバ装置20と、番組情報サーバ装置30と、SNS(Social Network Service)サーバ装置40と、複数の放送局50と、ネットワーク60とを備える。複数の放送局50は、放送事業者によって運営される設備であり、テレビジョン放送(テレビ放送)の仕組みによって例えばニュース、ドラマ及びスポーツ中継等の番組を放送する。各放送局50は、これらの番組の音声や映像のほか、番組名などのメタ情報を意味する文字列を表す放送波(すなわち番組を表す放送波)を送信する。各放送局50が送信する放送波は、周波数がそれぞれ予め定められており、それぞれにチャンネル番号が割り当てられている。図1では、複数の放送局50のうちの放送局50R、50S、50T及び50Uが示されており、チャンネル番号「1」、「2」、「3」及び「4」が割り当てられた放送波をそれぞれ送信している。
【0017】
複数の移動通信端末10は、いずれも、携帯電話機又はスマートフォン等のような通信端末である。各移動通信端末10は、テレビ放送の放送波を受信して、この放送波が表す番組を表示する。つまり、各移動通信端末10は、これらの番組をユーザに視聴させる機能を有している。また、移動通信端末10は、ネットワーク60を介して視聴管理サーバ装置20及びSNSサーバ装置40と通信し、これらのサーバ装置とデータをやり取りする。ネットワーク60は、例えば携帯電話網や無線LAN(Local Area Network)などの移動通信網やインターネットなどの固定通信網を含む通信網である。図1を含む以下の図では、複数の移動通信端末10のうちの2台(移動通信端末10A及び10B)を中心にして説明する。これらの移動通信端末10A及び10Bは、ユーザA及びBによってそれぞれ利用されている。
【0018】
番組情報サーバ装置30は、上記テレビ放送の番組の内容を表す番組情報を蓄積している。この番組情報には、例えば、番組名、番組の概要及び出演者の名前等が含まれている。番組情報サーバ装置30は、或るチャンネル番号の番組の番組情報を視聴管理サーバ装置20から要求されると、蓄積している番組情報のうちのそのチャンネル番号で現在放送されている番組の番組情報を、ネットワーク60を介して視聴管理サーバ装置20に送信する。番組情報サーバ装置30は、番組情報を提供する事業を行っている事業者によって管理及び運用されている。番組情報サーバ装置30には、番組情報として、各放送局50から提供されるものと、この事業者が作成したものとが蓄積されている。
【0019】
SNSサーバ装置40は、移動通信端末10のユーザに対していわゆるソーシャルネットワーキングサービスを提供するものであり、お互いに知人として登録したユーザ間で情報を共有させるための機能を有している。SNSサーバ装置40は、このサービスを提供するためのWEBサイトであるSNSサイトを構成するデータを保持しており、ユーザが移動通信端末10を用いてこのSNSサイトにアクセスすることにより、上記機能を利用して情報が共有できるようにしている。ここで共有される情報とは、各ユーザの顔を表す画像(顔画像という)、年齢、勤務先及び趣味等のプロファイルや、各ユーザがSNSサイトに投稿してくるメッセージなどである。このメッセージは、1又は複数の文からなる文章のことであり、ユーザにより作成される。各移動通信端末10は、このメッセージをSNSサーバ装置40に送信する機能を有している。ユーザは、各移動通信端末10を操作してメッセージを作成し、作成したメッセージをSNSサーバ装置40に送信させることで、SNSサイトにメッセージを投稿するようになっている。SNSサーバ装置40は、上記のソーシャルネットワーキングサービスの事業を行っている事業者によって管理及び運用されている。上述したユーザA及びBは、このソーシャルネットワーキングサービスを利用しており、互いに知人として登録されているものとする。
【0020】
視聴管理サーバ装置20は、ネットワーク60を介して番組情報サーバ装置30及びSNSサーバ装置40と通信し、上記番組情報と上記メッセージとをそれぞれ記憶する記憶装置である。視聴管理サーバ装置20は、記憶する番組情報及びメッセージを、各移動通信端末10からの要求に応じてこれらの移動通信端末10に送信する。
【0021】
図2は、視聴管理サーバ装置20のハードウェア構成を示す図である。視聴管理サーバ装置20は、制御部210と、通信部220と、記憶部230とを備えたコンピュータとして構成されている。制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶装置とを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部230に記憶されたプログラムを実行することによって、視聴管理サーバ装置20の各部の動作を制御する。通信部220は、ネットワーク60に接続された接続手段であり、移動通信端末10、番組情報サーバ装置30及びSNSサーバ装置40とデータを送受信する。記憶部230は、例えばハードディスク等の記憶手段であり、制御部210が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。また、記憶部230は、上述した番組情報、プロファイル及びメッセージを記憶する。また、記憶部230は、上記ユーザを識別するユーザ識別情報であるユーザID(identification)を、そのユーザが利用する移動通信端末10の識別子と対応付けて記憶している。
【0022】
図3及び図4は、それぞれ番組情報サーバ装置30及びSNSサーバ装置40のハードウェア構成を示す図である。番組情報サーバ装置30は、制御部310、通信部320及び記憶部330を備える。SNSサーバ装置40は、制御部410、通信部420及び記憶部430を備える。これらの各部は、ハードウェアとしては、視聴管理サーバ装置20の各部と共通するものである。一方、各々の記憶部330及び430に記憶されているデータやプログラムは、記憶部230に記憶されているものと異なっている。記憶部330は、上述した番組情報を、その番組情報が内容を表す番組のチャンネル番号と、その番組が放送される時刻と対応付けて記憶している。記憶部430は、上述したプロファイルとメッセージとを、各ユーザのユーザIDに対応付けて記憶している。このユーザIDは、視聴管理サーバ装置20の記憶部230に記憶されているユーザIDと同じものであり、言い換えれば、視聴管理サーバ装置20が、SNSサーバ装置40で用いられているユーザIDと同じものを用いてユーザを識別するようにしている。また、記憶部430は、各ユーザのユーザIDと、そのユーザが知人として登録している他のユーザのユーザIDとを対応付けて記憶している。
【0023】
図5は、移動通信端末10のハードウェア構成を示す図である。移動通信端末10は、制御部110と、通信部120と、記憶部130と、音声入出力部140と、チューナ部150と、アンテナ151と、操作部160と、表示部170とを備えたコンピュータとして構成されている。制御部110は、CPU等の演算装置と、ROM及びRAMなどの記憶装置とを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部130に記憶されたプログラムを実行することによって、移動通信端末10の各部の動作を制御する。通信部120は、ネットワーク60の基地局との間で無線信号を遣り取りするアンテナや通信回路を備えており、ネットワーク60を介して視聴管理サーバ装置20及びSNSサーバ装置40と通信を行う。記憶部130は、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の記憶手段であり、制御部110が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。また、記憶部130は、日本国内の各放送局50が送信する放送波の周波数とそれらの放送波に割り当てられたチャンネル番号とを対応付けたテーブルと、この移動通信端末10を利用するユーザのユーザIDとを記憶している。
【0024】
音声入出力部140は、スピーカ、マイクロフォン及び音声処理回路などを備えており、通話に係る音声の入出力を行う。チューナ部150は、放送波を受信するアンテナ151に接続するチューナを有し、各放送局50から送信される放送波を受信し復調する。チューナ部150は、制御部110の指示の下、受信した複数の放送波のうちのある放送波から音声データ、映像データ及び文字データを復調し、これらのデータを記憶部130に出力する。操作部160は、複数のキー及びタッチセンサなどの操作子を備え、ユーザの操作に応じた操作信号を制御部110に供給する。制御部110は、この操作信号に応じた処理を行う。表示部170は、液晶パネル及び液晶駆動回路を有する表示手段であり、制御部110からの指示に応じて液晶パネルの表示面に画像を表示する。
【0025】
制御部110は、上記各部を制御することにより、ユーザが選択したチャンネル番号の番組を表示させる。具体的には、まず、ユーザが操作部160を操作してチャンネル番号を選択すると、選択したチャンネル番号を表す操作信号が制御部110に供給される。制御部110は、記憶部130に記憶されている上述したテーブルを参照し、供給された操作信号が表すチャンネル番号に対応付けられている周波数を特定する。次に、制御部110は、チューナ部150を制御して、特定した周波数の放送波から音声データ、映像データ及び文字データを復調させる。そして、制御部110は、復調させた音声データが表す音声を音声入出力部140から出力させるとともに、復調させた映像データが表す映像と文字データが表す文字列とを表示部170に表示させる。このようにして、ユーザが選択したチャンネル番号の番組が表示される。
【0026】
移動通信端末10においては、上記のとおりユーザがチャンネル番号を選択するに当たり、どのチャンネル番号を選択するかを判断する際の判断材料がユーザに提供される。以下、図6から図14までを参照して、このときの移動通信端末10の動作について説明する。以下の図では、移動通信端末10A及び10Bの各部を、各々の符号の末尾にA、Bを付して表す(例えば移動通信端末10Aの制御部は制御部110Aと表す。)。
【0027】
図6は、移動通信端末10の表示部170に最初に番組が表示されるまでの処理(以下「初回表示処理」という。)の手順を示すシーケンスチャートである。この手順の一例として、まず、移動通信端末10Bにおけるこの処理について説明する。この処理は、ユーザにより移動通信端末10Bの操作部160Bが操作され、テレビ放送の番組の視聴開始が指示される(ステップS101)ことにより開始される。テレビ放送では、各放送局50は、放送法で規定された放送対象地域において受信できるように放送波を送信している。つまり、或る放送対象地域においては、受信できる放送波を送信している放送局50が決まっている。このため、ユーザが移動通信端末10を持って今と異なる放送対象地域に移動すると、その移動通信端末10において表示可能な番組のチャンネル番号の組み合わせが移動前と変化することになる。そこで、移動通信端末10Bの制御部110Bは、上記の操作により操作部160Bから操作信号が供給されると、アンテナ151Bにより閾値以上の受信強度で受信した放送波を、受信可能な放送波として、その放送波に割り当てられたチャンネル番号の特定(チャンネルサーチ)を行う(ステップS102)。具体的には、制御部110Bは、チューナ部150Bに対して、上記テーブルに含まれている各周波数の放送波を順番に受信するように指示する。そして、制御部110Bは、指示した周波数の放送波をアンテナ151Bが上記閾値以上の受信強度で受信した場合、この周波数に対応するチャンネル番号を記憶部130Bに記憶させておく。この受信レベルの閾値は、チューナ部150Bがその放送波から音声データ、映像データ及び文字データを視聴可能な程度に復調する値として、予め定められている値である。このようにして、制御部110Bは、アンテナ151Bにより受信される放送波に割り当てられたチャンネル番号を特定する。一方、各放送局50は、放送法で規定された放送対象地域において受信できるように放送波を送信している。つまり、制御部110Bは、移動通信端末10Bの位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル番号を特定していることになる。
【0028】
この例では、チューナ部150Bは、放送局50R、50T及び50Uからそれぞれ送信された放送波から音声データ、映像データ及び文字データを復調したとする(ステップS103、S104、S105)。その結果、制御部110Bは、視聴可能な番組のチャンネル番号として、これらの放送波に割り当てられたチャンネル番号「1」、「2」、「3」を特定する。また、図示は省略しているが、制御部110Bは、これらの他に、チャンネル番号「5」、「6」、「8」を視聴可能な番組のチャンネル番号として特定したものとする。制御部110Bは、特定したこれらのチャンネル番号が割り当てられている選択領域を表示部170Bの表示面上に表示させる(ステップS109)。ここにおいて、選択領域とは、各チャンネル番号のそれぞれに割り当てられた領域であり、ユーザに選択させるためのものである。この選択領域が操作部160Bの操作により選択されることで、この選択領域に対応付けられているチャンネル番号の番組を表示させる動作を制御部110Bが行うようになっている。つまり、選択領域は、操作されると表示される番組を切り替える処理が行われる操作子として機能する。なお、この例では6つの選択領域が表示されているが、選択領域が表示されていなければ、視聴可能な番組がないということになるので、ユーザが移動通信端末10Bで番組を視聴するためには、制御部110Bにより特定されたチャンネル番号が割り当てられている選択領域が少なくとも1つ表示されていることが必要である。
【0029】
移動通信端末10Bの制御部110Bは、各選択領域に、その選択領域が割り当てられているチャンネル番号を識別する識別画像と、そのチャンネル番号の放送波から復調した番組名とを表示させる。そして、制御部110Bは、特定した放送波に割り当てられたチャンネル番号のうちの最も小さい数の識別子が割り当てられているチャンネル番号(この例では「1」)の番組を表示部170Bに表示させる(ステップS110)。なお、このとき表示される番組のチャンネル番号は、例えば前回最後に表示されていたチャンネル番号であってもよく、特定した放送波に割り当てられたチャンネル番号のうちのいずれかであればよい。
【0030】
図7は、図6のステップS101からS110までの処理が実行された結果、移動通信端末10Bの表示部170Bに表示される画面の一例を示す図である。表示部170Bの表示面は長方形であり、移動通信端末10Bの制御部110Bは、表示させる各画像が表示面に収まりきらないときには、画面をスクロールさせてそれらの画像を表示させるようにする。制御部110Bは、表示部170Bの表示面において番組を表示させてユーザに視聴させる領域である番組領域710Bに、チャンネル番号「1」の番組を表示させている。また、制御部110Bは、番組領域710Bの下に、上述したSNSサイトに投稿するメッセージを書き込む領域である書き込み領域721B、及び選択されると書き込まれたメッセージの送信を要求する画像である送信要求ボタン722Bとを表示させている。また、制御部110Bは、番組領域710Bの上に、番組の視聴を終了させるための視聴終了ボタン730Bを表示させている。操作部160Bが操作されて視聴終了ボタン730Bが選択されると、制御部110Bは、番組領域710Bへの番組の表示を終了させることになる。
【0031】
また、移動通信端末10Bの制御部110Bは、書き込み領域721Bの下に、上述した選択領域を表示させる領域であるボタン領域800Bを表示させている。この例では、制御部110Bは、このボタン領域800Bに、ステップS122で特定した「1」、「2」、「4」、「5」、「6」、「8」の6つのチャンネル番号にそれぞれ割り当てられた選択領域810B、820B、830B、840B、850B、860Bを表示させている。具体的には、制御部110Bは、これらの選択領域の形状、大きさ及び位置を、ボタン領域800Bに収まるようにそれぞれ定めて表示させている。この例では、制御部110Bは、これら6つの選択領域を、大きさが共通する長方形の領域として、横が2列、縦が3列となるように表示させている。このように、制御部110Bは、ステップS122で特定したチャンネル番号の数に応じて各選択領域の大きさ、形状及び配置を定める。つまり、制御部110Bは、ステップS122で特定したチャンネル番号に応じて選択領域を定めている。
【0032】
制御部110Bは、これらの選択領域に、特定したチャンネル番号を表す画像(例えばチャンネル番号「1」であれば「1ch」という文字列。)と、そのチャンネル番号で放送されている番組の番組名を表す画像とを表示させている。この例では、制御部110Bは、上記の各選択領域に、「ニュース番組α」、「海外情報番組β」、「バラエティ番組χ」、「科学情報番組δ」、「ドラマ番組ε」、「スポーツ番組Φ」というように、番組名を意味する文字列をそれぞれ表示させている。以上のように、表示部170Bには、この時点では、テレビ放送の放送波が表す情報のみが表示されている。
【0033】
図6に戻って説明する。移動通信端末10Aの制御部110Aは、操作部160Aが操作され、テレビ放送の番組の視聴開始が指示されることで(ステップS121)、上述した移動通信端末10Bの制御部110Bと同様に、初回表示処理を行う。すなわち、制御部110Aは、まず、チャンネルサーチを行い(ステップS122)、チューナ部150AがステップS123、S124、S125において放送局50R、50S、50Uから送信された放送波を受信することで、チャンネル番号「1」、「2」、「4」を特定し、図示は省略しているが、他にもチャンネル番号「5」、「6」、「8」を特定するものとする。そして、制御部110Aは、表示部170Aのボタン領域800Aに、各チャンネル番号に割り当てられた選択領域を表示させ(ステップS129)、表示部170Aの番組領域710Aに、チャンネル番号「1」の番組を表示させる(ステップS130)。
【0034】
続いて、視聴管理サーバ装置20が移動通信端末10で視聴されている番組に関する情報を記憶する処理について説明する。ここでいう番組に関する情報(以下「番組関連情報」という。)とは、その番組のチャンネル番号と、その番組の番組情報と、その番組が表示されている移動通信端末10から送信されたメッセージとの3つである。以下では、移動通信端末10Bで番組が視聴されている場合を説明する。
【0035】
図8は、視聴管理サーバ装置20の制御部210が番組関連情報を記憶する処理の一例を示すシーケンスチャートである。この処理は、図6に示した初回表示処理が完了したところから始まるものとする。移動通信端末10Bの制御部110Bは、初回表示処理において最初の番組を表示させると(ステップS110)、表示させた番組のチャンネル番号(この例では「1」)を、自端末の識別子に対応付けられているユーザIDとともに視聴管理サーバ装置20に送信する(ステップS201)。
【0036】
視聴管理サーバ装置20の制御部210は、ステップS201において送信されてくるチャンネル番号とユーザIDとを受信すると、そのユーザIDに対応付けられている移動通信端末10の状態を表すフラグを「視聴中」に変更する(ステップS210)。このフラグは、その移動通信端末10で何らかの番組が視聴されているか否かを表すものであり、前者を表す「視聴中」と後者を表す「非視聴」の2つの状態のいずれかをとる。制御部210は、これらの文字列のいずれかを、記憶部230の特定の領域にユーザIDと対応付けて記憶させる。これにより、制御部210は、そのユーザIDに対応する移動通信端末10が、この領域に記憶されている文字列が表す状態となっていると判断する。
【0037】
ユーザBは、最初に表示された番組が自分の見たい番組でない場合や、他に見たい番組があるかどうかを探したい場合に、操作部160Bを操作することで、各チャンネル番号に割り当てられた選択領域のいずれか1つを選択する(ステップS202)。ここで、そのときに表示されている番組のチャンネル番号(この場合「1」)以外のチャンネル番号が割り当てられた選択領域が選択されると、移動通信端末10Bの制御部110Bは、ステップS201と同様の処理を行って、選択された選択領域が割り当てられているチャンネル番号の放送波であって、放送局50UからステップS203において送信されてくる放送波が表す番組を表示部170Bに表示させる(ステップS204)。
また、ユーザBは、番組を視聴しながら、他のユーザと共有したいと思ったことを、操作部160Bを用いてSNSサイトへ書き込む操作を行う(ステップS206)。具体的には、書き込み領域721Bにメッセージが書き込まれ、送信要求ボタン722が選択されると、移動通信端末10Bの制御部110Bは、書き込まれたメッセージをユーザIDとともにSNSサーバ装置40に送信する(ステップS207)。
【0038】
一方、視聴管理サーバ装置20の制御部210は、上記フラグが「視聴中」である間、番組情報を記憶する処理(以下「番組情報記憶処理」という。)と、ソーシャルネットワーキングサービスに関する情報(ユーザのプロファイル及びユーザから投稿されたメッセージ)を記憶する処理(以下「SNS情報記憶処理」という。)とを、それぞれ予め定められた時間の間隔で実行している。図8では、ステップS205においてチャンネル番号が送信されてきた後に番組情報記憶処理が実行される場合を示している。まず、制御部210は、移動通信端末10Bから送信されてきたチャンネル番号を番組情報サーバ装置30に送信し、このチャンネル番号で現在放送されている番組の番組情報を要求する(ステップS211)。番組情報サーバ装置30の記憶部330には、前述したように、各チャンネル番号の番組の番組情報が、それらの番組が放送される時刻の情報と対応付けて記憶されている。番組情報サーバ装置30の制御部310は、上記要求がされると、要求されたチャンネル番号で現在放送されている番組の番組情報を、視聴管理サーバ装置20に送信する(ステップS212)。そして、視聴管理サーバ装置20の制御部210は、番組情報サーバ装置30から送信されてきた番組情報を、ステップS211で送信したチャンネル番号と対応付けて記憶部230に記憶させる(ステップS213)。
【0039】
次に、SNS情報記憶処理について説明する。図8では、ステップS207においてメッセージが送信された時刻以降であり、かつ、その時刻に放送されている番組がまだ放送されている時刻にSNS情報記憶処理が実行される場合を示している。まず、視聴管理サーバ装置20の制御部210は、SNSサーバ装置40に対して、ステップS202において送信されてきたユーザIDに対応付けられているメッセージのうち、次の条件を満たすメッセージを要求する(ステップS214)。その条件とは、そのメッセージが、移動通信端末10Bから最新のチャンネル番号が視聴管理サーバ装置20に送信されてきた時刻以降で、かつ、そのチャンネル番号で現在放送されている番組の放送時刻のどこかでSNSサーバ装置40に送信されたということである。この条件によって、要するに、移動通信端末10Bにおいて現在表示されている番組を視聴可能な時刻にこの端末からSNSサイトに投稿されたメッセージが特定される。この場合、SNSサーバ装置40の制御部410は、ステップS207において送信されてきたメッセージを上記条件を満たすものとして視聴管理サーバ装置20に送信する(ステップS215)。視聴管理サーバ装置20の制御部210は、ステップS215において送信されてきたこのメッセージを、上記ユーザIDに対応付けて記憶部230に記憶させる(ステップS216)。なお、SNSサーバ装置40の制御部410は、ステップS214において要求されたメッセージが存在しない場合、ステップS215においてその旨を視聴管理サーバ装置20に通知する。この場合、記憶するメッセージが存在しないので、制御部210は、ステップS216の処理を行わない。
【0040】
視聴管理サーバ装置20の制御部210は、上述した番組情報記憶処理(ステップS211及びS213)と、SNS情報記憶処理(ステップS214及びS216)とを、上記フラグが「視聴中」である間、予め定められた間隔で実行する。例えば、この間隔がそれぞれ5分と定められている場合、制御部210は、5分が経過するたびに、記憶部230に記憶されているこのフラグを参照し、参照したこのフラグが「視聴中」である場合に、これらの処理を実行する。
【0041】
続いて、番組を視聴するユーザにより操作部160Bが操作されて、視聴を終了する操作が行われたとする(ステップS221)。具体的には、操作部160Bがユーザにより操作されて、視聴終了ボタン730Bが選択され、移動通信端末10Bの制御部110Bが、この操作によって供給される操作信号に基づき、視聴が終了した旨を視聴管理サーバ装置20に通知する(ステップS222)。視聴管理サーバ装置20の制御部210は、この通知がされると、上記フラグを「非視聴」に変更する(ステップS223)。制御部210は、この変更をした後は、上述した間隔でフラグを参照するという処理を行わなくなり、それに伴い、番組情報記憶処理及びSNS情報記憶処理も行わなくなる。
このようにして、視聴管理サーバ装置20の記憶部230には、移動通信端末10Bにおいて視聴されている番組のチャンネル番号と、その番組の番組情報と、その番組の視聴が始まった後にそのユーザから投稿されたメッセージとが、移動通信端末10Bを利用するユーザBのユーザIDに対応付けられて記憶される。
【0042】
図9は、図8で説明した処理によって移動通信端末10Bの表示部170Bに表示される画面の一例を示す図である。制御部110Bは、ステップS202において切り替え先として選択された選択領域830Bの縁を、他の選択領域よりも太く表示させている。これにより、ユーザは現在選択されているチャンネル番号に割り当てられた選択領域が分かるようになっている。また、制御部110Bは、番組領域710Aに、チャンネル番号「4」の番組を表示させている。制御部110Bは、表示している番組に重ねて、チャンネル番号を表す「4ch」と、「視聴中」という文字列と、番組名を表す「バラエティ番組χ」という文字列とを表示させている。また、制御部110Bは、書き込み領域721Bに、ステップS206において書き込まれたメッセージである「これ再放送?」という文字列を表示させている。
【0043】
図10は、視聴管理サーバ装置20が記憶する情報を、移動通信端末10Aの表示部170Aに表示させる処理の例を示すシーケンスチャートである。移動通信端末10Aの制御部110Aは、この処理を、図6で示したステップS129の選択領域を表示させる処理に続けて実行する。図10の例では、図8で示したステップS216までの処理が終わっており、かつ、同じく図8で示したステップS223の処理が終わっていないときに、制御部110Aがこの処理を実行する場合を示している。言い換えれば、図10では、ユーザBがチャンネル番号「4」の番組を視聴中にメッセージを投稿し、かつ、その番組をまだ視聴している状態のときに、この処理が実行される場合が示されている。
【0044】
まず、制御部110Aは、視聴管理サーバ装置20に対して、自装置のユーザのユーザIDを送信して、上記のソーシャルネットワーキングサービスにおいてユーザAの知人として登録されているユーザの番組関連情報を要求する(ステップS301)。視聴管理サーバ装置20の制御部210は、送信されたユーザIDをSNSサーバ装置40に送信して、ユーザAの知人として登録されているユーザのユーザID及びプロファイルを要求する(ステップS302)。SNSサーバ装置40の制御部410は、送信されてきたユーザIDに対応付けて記憶されている他のユーザIDと、それらの他のユーザIDにより識別されるユーザのプロファイルとを、それぞれ対応付けて視聴管理サーバ装置20に送信する(ステップS303)。
【0045】
視聴管理サーバ装置20の制御部210は、送信されてきたこれらのユーザIDにより識別されるユーザのうち、上述したフラグが「視聴中」となっているユーザのユーザID、プロファイル及び番組関連情報を、移動通信端末10Aに送信する(ステップS304)。こうして送信されてくる番組関連情報は、フラグが「視聴中」となっているユーザに対応するものであるため、必ずチャンネル番号が含まれたものとなっている。つまり、移動通信端末10Aの制御部110Aは、ステップS301からS304の処理が行われることで、番組関連情報に含まれているチャンネル番号と、そのチャンネル番号に対応付けられているユーザID及びメッセージとを、取得することになる。また、このとき、制御部210は、これらのチャンネル番号、ユーザID及びメッセージを送信する送信手段として機能する。続いて、制御部110Aは、チャンネル番号に割り当てられた各選択領域に、そのチャンネル番号に対応付けて取得したユーザIDによって識別されるユーザに固有の画像と、そのチャンネル番号に対応付けて取得したメッセージとを表示させる(ステップS305)。
【0046】
図11は、ステップS305において表示される画面の一例を示す図である。移動通信端末10Aの制御部110Aは、上記ユーザに固有の画像としてそのユーザの顔画像及び名前を表示させるとともに、そのユーザのメッセージを表示させている。例えば、制御部110Aは、チャンネル番号「4」に割り当てられた選択領域830Aに、このチャンネル番号の番組を視聴中のユーザBの顔の画像と、その名前を使った「Bさんが視聴中」という文字列と、ユーザBが投稿したメッセージである「これ再放送?」という文字列とを表示させている。また、制御部110Aは、選択領域820Aには、この領域が割り当てられたチャンネル番号「2」の番組を視聴中のユーザが3人いたため、「Fさん他2名が視聴中」という文字列と、そのうちの1人(この例では「Fさん」にあたるユーザ)の顔画像を表示させている。また、制御部110Aは、選択領域810Aには、この領域が割り当てられたチャンネル番号「1」の番組を視聴中のユーザがいなかったため、「視聴者がいません。」という文字列を表示させている。
【0047】
図10に戻って説明する。ステップS305の処理の後、移動通信端末10Aの操作部160AがユーザAによって操作されて、現在表示されている番組以外の番組のチャンネル番号に割り当てられた選択領域が選択されたとする。(ステップS306)。この操作に応じて、制御部110Aは、各部を制御して、選択された選択領域が割り当てられているチャンネル番号の放送波で放送されている番組を、番組領域710Aに表示させるための処理を行う(ステップS307)。この処理が行われた結果、番組領域710Aにその番組が表示される。制御部110Aが以上のとおり処理を行うことで、ユーザAは、テレビ放送により提供される情報の他に、番組情報サーバ装置30やSNSサーバ装置40により提供されている情報を参考にしてチャンネル番号を選択することができる。
【0048】
移動通信端末10Aの制御部110Aは、選択領域に表示させている画像及び文字列を、操作部160Aの操作により選択できるように表示させている。そして、制御部110Aは、これらの画像又は文字列が選択されると、その選択領域に表示させる情報を変更する。その例を、図12から図14を参照して説明する。
図12は、ユーザのプロファイルがより詳細となるように段階的に表示される例を示す図である。図12では、図11の選択領域820Aに表示されている「Fさん」にあたるユーザ(ユーザFとする)の顔画像が操作部160Aの操作により選択された場合に表示される画像の例を示している。ユーザFのプロファイルは、図10のステップS304で視聴管理サーバ装置20から送信されてきて、制御部110Aによって記憶部130に記憶されている。上記の選択がされると、制御部110Aは、記憶部130から、ユーザFのプロファイルに含まれているユーザFの年齢、性別、勤務先、住所及び携帯電話機の番号を読み出して、図12(a)に示すように選択領域820Aに表示させる。また、制御部110Aは、この選択領域820Aに、選択領域を拡大して表示させるためのボタン821Aを表示させる。操作部160Aの操作によりこのボタン821Aが選択されると、制御部110Aは、まず、図12(b)に示すように選択領域820Aのよりも横幅が広い選択領域822Aを表示させる。そして、制御部110Aは、図12(a)で表示させたものの他に、ユーザFのプロファイルに含まれているユーザFの(出身)大学、(出身)高校、趣味、(好きな)スポーツ、(好きな)音楽、メールアドレスを記憶部130から読み出して表示させる。制御部110Aは、このボタンを図11に示す選択領域810Aに表示させる。また、制御部110Aは、選択領域を縮小させるためのボタン823Aを表示させ、このボタン823Aが選択されると、図12(a)の表示に戻す。このように、制御部110Aは、プロファイルに含まれている情報を、より詳細となるように段階的に表示させる。
【0049】
図13は、複数のユーザが番組を視聴している場合に、表示させるプロファイルを切り替える例を示す図である。図13(a)は、図11の選択領域820Aを示しており、このボタンでは、チャンネル番号「2」の番組を視聴しているユーザが「Fさん」と「他2名」いることが示されている。この例では、「他2名」とはユーザG(「Gさん」)とユーザH(「Hさん」)のことであり、ユーザF、G、Hのプロファイル及びこの番組に対して投稿したメッセージが、図10のステップS304で視聴管理サーバ装置20から送信されて、移動通信端末10Aの制御部110Aによって記憶部130に記憶されているものとする。この「他2名」という文字列が操作部160Aの操作により選択されると、制御部110Aは、記憶部130から、ユーザGのプロファイルに含まれているユーザGの名前の文字列(「Gさん」)及び顔画像と、ユーザGがこの番組に対して投稿したメッセージである「ここ前に行った!」という文字列とを読み出し、図13(b)に示すように、それぞれをユーザFのものに代えて選択領域820Aに表示させる。さらに、制御部110Aは、図13(b)で表示される「Gさん他2名」という文字列が操作部160Aの操作により選択されると、記憶部130から、ユーザHのプロファイルに含まれているユーザHの名前の文字列(「Hさん」)及び顔画像と、ユーザHがこの番組に対して投稿したメッセージである「海外行きたい。。」という文字列とを読み出し、図13(c)に示すように、それぞれをユーザGのものに代えて選択領域820Aに表示させる。このように、制御部110Aは、複数のユーザのプロファイルを、切り替えて表示させる。
【0050】
図14は、番組情報がより詳細となるように段階的に表示される例を示す図である。図14では、図11の選択領域820Aに表示されている「海外情報番組β」という番組名を表す文字列が操作部160Aの操作により選択された場合に表示される画像の例を示している。この番組の番組情報は、図10のステップS304で視聴管理サーバ装置20から送信されてきて、制御部110Aによって記憶部130に記憶されている。上記の選択がされると、制御部110Aは、記憶部130から、この番組の番組情報に含まれている番組の概要を表す文章及び出演者の氏名を読み出して、図14(a)に示すように選択領域820Aに表示させる。また、制御部110Aは、図12で示したのと同様に、拡大用のボタンを選択させることで選択領域を拡大して表示し、番組の内容をより詳細に表す文章を記憶部130から読み出して、図14(b)に示すように表示させる。このように、制御部110Aは、番組情報に含まれている内容を、より詳細となるように段階的に表示させる。
【0051】
図15は、移動通信端末10の制御部110がプログラムを実行することで実現する機能を示すブロック図である。制御部110は、特定部111、取得部112、第1表示制御部113及び第2表示制御部114として機能する。特定部111は、図6のステップS102、122に示したチャンネルサーチの処理を実行し、自通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル番号を特定する特定手段である。特定部111は、特定したチャンネル番号を識別する識別子を第1表示制御部113に供給する。取得部112は、図10に示したステップS301の処理を実行し、それによって視聴管理サーバ装置20の制御部210の処理(ステップS302、S304)と、SNSサーバ装置40の制御部410の処理(ステップS303)とが実行されることで、視聴管理サーバ装置20から、チャンネル番号の識別子と、そのチャンネル番号に対応付けられているユーザID及びメッセージとを取得する取得手段である。取得部112は、取得した識別子、ユーザID及びメッセージを第1表示制御部113に供給する。
【0052】
第1表示制御部113は、表示部170を制御して選択領域を表示させる第1表示制御手段である。第1表示制御部113は、表示部170の表示面において、特定部111から供給された識別子のチャンネル番号のそれぞれに割り当てられた選択領域に、そのチャンネル番号を識別する識別画像(図7の「1ch」、「2ch」など)を表示させる。また、第1表示制御部113は、それとともに、取得部から供給された識別子のチャンネル番号に割り当てられた選択領域に、そのチャンネル番号に対応付けて取得部112により取得されたユーザIDによって識別されるユーザに固有の画像と、このチャンネル番号に対応付けて取得部112により取得されたメッセージとを表示させる。第2表示制御部114は、表示部170を制御して番組を表示させる第2表示制御手段である。第2表示制御部114は、ユーザの操作によりいずれかの選択領域が選択されると、その選択領域が割り当てられているチャンネル番号の放送波で放送されている番組を、表示部170に表示させるための処理を行い、その番組を表示部170に表示させる。
【0053】
本実施形態においては、移動通信端末10の制御部110が上記のとおり選択領域に様々な情報を表示させることにより、ユーザは、それらの情報を参考にして番組を選択することができる。また、制御部110が表示させる情報には、他のユーザの視聴状況(例えば視聴している番組のチャンネル番号やそのユーザが投稿したメッセージなど)が含まれているため、ユーザは、それらの他のユーザとのコミュニケーションの材料になりやすい番組を選択することができる。一方で、制御部110は、他のユーザが視聴しているか否かに関わらず、移動通信端末10のチューナ部150が受信可能な全てのチャンネル番号の番組を表示させるための操作子として機能する選択領域を表示させる。これにより、ユーザは、他のユーザによってどの番組が視聴されているかということを知らされるとともに、他のユーザが視聴してないチャンネル番号の番組であっても、同様の操作、すなわち選択領域を選択するという簡易な操作をすることで、表示させることができる。
【0054】
また、上述したとおり、制御部110が各ユーザのプロファイル及び番組の番組情報をより詳細となるように段階的に表示させることで、ユーザは、全体の内容(視聴可能な番組及びそのチャンネル番号等)を確認しつつ、個々の詳しい内容(各ユーザのプロファイル及び番組の内容等)を少ない操作で見ることができる。これにより、ユーザは、このように段階的に表示させない場合に比べて、知りたい情報に早くたどり着くことができる。また、同じ番組を視聴しているユーザが複数いる場合でも、移動通信端末10では、それら全てのユーザのプロファイル及びメッセージを表示させることができるため、ユーザは、それら全てのユーザの視聴状況及びプロファイルを参考にして番組を選択することができる。
【0055】
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
【0056】
(変形例1)
移動通信端末10の制御部110の第1表示制御部113は、選択領域が割り当てられているチャンネル番号の番組(つまり選択領域に対応する番組)の他のユーザによる視聴状況、又はその番組を視聴しているユーザからのメッセージの投稿状況に応じて異なる表示態様で、その選択領域を表示させてもよい。この場合、第1表示制御部113は、図10のステップS304で取得したチャンネル番号に対応付けられているユーザIDの数又はメッセージの数に基づいて、選択領域のサイズ、レイアウト、色又は装飾等の態様を変化させて表示させる。具体的には、制御部110は、上記ユーザIDの数又はメッセージの数が多いほど、その番組を放送しているチャンネル番号の選択領域のサイズを大きくし、表示部170の縦方向における上側の位置にレイアウトし、他の選択領域との色相の違いを大きくし、又は装飾を増やす等の変更を行う。
【0057】
図16は、本変形例において表示部170に表示される画面の一例を示す図である。制御部110の第1表示制御部113は、図11に示す選択領域810A、820A、830A、840Aを、各々の領域に対応する番組を視聴しているユーザの数が多いほど、サイズを大きくし、かつ、上側の位置にレイアウトするようにして表示させている。例えば、第1表示制御部113は、チャンネル番号「2」の番組を視聴するユーザが3人で最も多いので、このチャンネル番号に割り当てられた選択領域820A2を縦方向の一番上側にレイアウトし、横方向の長さが画面一杯となるように表示させている。第1表示制御部113は、この選択領域820A2に、3人のユーザのそれぞれの名前、画像及びメッセージを表示させている。また、第1表示制御部113は、チャンネル番号「1」の番組を視聴するユーザは0人で最も少なく、チャンネル番号「4」、「5」の番組を視聴するユーザがそれぞれ1人ずつなので、選択領域820A2の下に、これらのチャンネル番号に割り当てられた選択領域810A2、830A2、840A2を、横方向の長さの比が1:2:2となるように表示させている。以上のように制御部110の第1表示制御部113が選択領域を表示させることで、ユーザは、どのチャンネル番号の番組が多くのユーザにより視聴されているのかを判断しやすくなる。また、制御部110の第1表示制御部113が、ユーザの人数に代えてメッセージの投稿数に基づいて選択領域を上記のように表示させると、ユーザは、どのチャンネル番号の番組に対してより多くのメッセージが投稿されているのかを判断しやすくなる。
【0058】
(変形例2)
移動通信端末10の制御部110の第1表示制御部113は、他の移動通信端末10において表示されている番組であれば、自端末にて表示させることができない、つまり他の移動通信端末10と自端末とが遠く離れているために、自端末のアンテナ151により放送波が受信できない番組の選択領域を表示させてもよい。また、この選択領域が選択された場合は、制御部110の第2表示制御部114は、ネットワーク60経由でWEBサイトや動画などを取得して番組領域710に表示させるようにしてもよい。例えば、制御部110は、図15に破線で示した情報取得部115を有し、この情報取得部115は、図10に示したステップS301からS304までの処理により取得したチャンネル番号が、図6に示したステップS102、S122のチャンネルサーチの処理により特定したチャンネル番号と一致しない場合に、そのチャンネル番号が割り当てられている放送波で放送される番組に関連する情報をネットワーク60経由で取得する。情報取得部115は、取得した情報を第2表示制御部114に供給する。そして、第2表示制御部114は、上記のとおり放送波が受信できない番組に代えて情報取得部115により取得された情報を表示部170に表示させるための処理を行い、その情報を表示部170に表示させる。
【0059】
図17は、本変形例において表示部170に表示される画面の一例を示す図である。図17では、制御部110の第1表示制御部113は、ボタン領域800を2つの区画801、802に分けて、それぞれ「関東エリア」、「東海エリア」という文字列を表示させている。この例では、移動通信端末10が所在する地点は、関東エリアに含まれているものとする。第1表示制御部113は、区画801に、受信可能な放送波のチャンネル番号に割り当てられた選択領域を表示させている。また、第1表示制御部113は、区画802に、東海エリアに所在している他のユーザが視聴している番組のチャンネル番号「4」、「31」に割り当てられた選択領域を表示している。このうちのチャンネル番号「4」の番組は、関東エリアでも視聴可能であり、チャンネル番号「31」の番組は、関東エリアでは視聴できない番組である。制御部110の第2表示制御部114は、移動通信端末10において表示することができる番組のチャンネル番号に割り当てられた選択領域が選択された場合は、その番組を番組領域710に表示させる。この例では、移動通信端末10は、チャンネル番号「31」以外のチャンネル番号の番組を表示することができる。
【0060】
一方、移動通信端末10において表示することができないチャンネル番号(この場合「31」)に割り当てられた選択領域が選択された場合は、制御部110の情報取得部115がそのチャンネル番号の番組に関連する情報を提供しているWEBサイトからネットワーク60経由でその情報を取得して、この取得された情報を制御部110の第2表示制御部114が表示部170に表示させる。図17では、第2表示制御部114は、チャンネル番号「31」で放送されている「科学情報番組η」のホームページで提供されている情報を表示部170に表示させている。このとき情報取得部115が取得して第2表示制御部114が表示させる情報は、その番組に関連するものであればなんでもよく、例えば、検索サイトでこの番組のタイトルを検索して最初に表示されるWEBサイトであってもよいし、他のユーザがキャプチャしたその番組の画像や、その番組に関連する情報として他のユーザがメッセージに貼り付けたリンクなどであってもよい。これらの画像やリンクの場合、視聴管理サーバ装置20の制御部210は、番組関連情報として、図8に示したステップS201、S205で移動通信端末10からチャンネル番号情報とともに送信されてくる番組の画像や、ステップS207で送信されるメッセージに貼り付けられているリンクを記憶部230に記憶させる。情報取得部115は、番組関連情報に含まれるこれらの画像又はリンクを取得し、これらを制御部110の第1表示制御部113及び第2表示制御部114に供給する。第1表示制御部113は、情報取得部115から供給されたこれらの画像又はリンクを選択領域に表示させ、ユーザの操作によりこれらの画像又はリンクが選択されると、第2表示制御部114が、その画像又はリンク先で提供されている情報を表示部170に表示させる。本変形例によれば、ユーザは、他のユーザが視聴している番組であれば、移動通信端末10が表示できない番組であっても、他のユーザがその番組を視聴していることと、その番組に関連する情報とを知ることができる。
【0061】
(変形例3)
移動通信端末10の制御部110の第1表示制御部113は、他のユーザのユーザID及びそのユーザが投稿したメッセージとともに、そのユーザの位置を表す位置情報を取得し、自端末の位置とその位置情報が表す位置との距離の大きさに応じた表示態様で、前述したユーザに固有の画像(例えばユーザの顔画像)を表示させてもよい。例えば、第1表示制御部113は、その距離が小さいほど、つまり、近くにいるユーザほど、顔画像を大きくして表示させるといった具合である。この場合、移動通信端末10は、図5において破線で示した測位部180と、図15において破線で示した位置取得部116とを備える。測位部180は、GPS(Global Positioning System)の技術を用いて移動通信端末10の位置を計測する測位手段であり、計測した位置を表す位置情報を制御部110に供給する。また、位置取得部116は、自通信端末以外の移動通信端末10の位置を表す位置情報を取得する位置取得手段であり、取得した位置情報を制御部110の第1表示制御部113に供給する。以下では、移動通信端末10Aと他の移動通信端末10を例にとって説明する。他の移動通信端末10の制御部110は、図8に示すステップS201やS205において、チャンネル番号とともに、各々の測位部180から供給された位置情報を送信する。視聴管理サーバ装置20の制御部210は、図10に示すステップS304において、上述したフラグが「視聴中」となっているユーザのユーザID、プロファイル及び番組関連情報に加えて、そのユーザの移動通信端末10の位置情報を送信する。移動通信端末10Aの制御部110Aの位置取得部116Aは、ステップS304において送信されてくる他の移動通信端末10の位置情報を取得する。制御部110Aの第1表示制御部113Aは、図10に示すステップS305において、選択領域に顔画像を表示するユーザの移動通信端末10の位置情報が表す位置と、測位部180Aから供給される位置情報が表す自端末の位置とを比較して、自端末からの距離が小さい(つまり近くにいる)ユーザほど、大きな顔画像を表示させる。
【0062】
図18は、本変形例において表示部170に表示される画面の一例を示す図である。この図では、移動通信端末10Aの制御部110Aの第1表示制御部113Aが、図11に示した選択領域830A、840A、850A、860Aを、上述した位置の関係に応じて顔画像の大きさを変えて表示させたものが示されている。この例では、第1表示制御部113Aは、「Dさん」を最も大きく表示させ、「Bさん」、「Cさん」、「Eさん」の順で小さくなるように各顔画像を表示させている。第1表示制御部113Aは、「Dさん」の顔画像が元の番組名の文字列を表示させていた位置に重なるため、この文字列をこの顔画像と重ならない位置にずらして表示させている。これにより、移動通信端末10Aを利用しているユーザAは、他のユーザのうち誰が近くにいて誰が遠くにいるのかを知ることができる。なお、第1表示制御部113Aは、顔画像に限らず、番組名又はメッセージ等の選択領域に表示させる画像、若しくは選択領域そのものを、上記距離に応じて異なる態様で表示させてもよい。また、第1表示制御部113Aは、これらを表示させる大きさを変化させるだけでなく、色、形状、配置又は装飾等、様々な態様を変化させてから表示させてもよい。また、第1表示制御部113Aは、この顔画像とともに、互いの距離を表す数字やメモリを表示させることで、ユーザAに、各ユーザと自身との距離を知らせるようにしてもよい。
【0063】
また、移動通信端末10Aの制御部110Aの第1表示制御部113Aは、ユーザA及び他のユーザが所在する位置を地図上で表示させてもよい。
図19は、各ユーザの位置が表示された地図を示す図である。この場合、移動通信端末10Aの記憶部130Aは、地図情報を記憶しておく。続いて、第1表示制御部113Aは、例えば、図18に示す画面でいずれかのユーザの顔画像が選択された場合に、この地図情報を参照して、測位部180から供給された位置情報により表される位置を中心とした地図をボタン領域800Aに表示させる。そして、第1表示制御部113Aは、表示させた地図において、他のユーザのユーザIDに対応付けられている位置情報が表す位置に、各ユーザの顔画像を表示させる。これにより、ユーザAは、他のユーザが所在する位置の自身からの距離及び方向を知ることができる。
【0064】
(変形例4)
移動通信端末10の制御部110は、移動通信端末10の操作部160へのユーザの操作により選択領域が選択された場合に、その操作の方法によって、その選択領域の表示モードを変えてもよい。例えば、制御部110は、操作部160が長押しでない操作がなされたなら、第2表示制御部114によりその選択領域に対応する番組を番組領域710に表示させるだけにする(リモコン表示モード)。一方、制御部110は、操作部160に対して長押しがなされたなら、選択された選択領域に対応する番組を第2表示制御部114により番組領域710に表示させるほか、第1表示制御部113によって、選択された選択領域を拡大したものを複数の選択領域に代えて表示させ、その拡大した選択領域に、表示されている番組を視聴しているユーザのユーザID及びそのユーザから投稿されたメッセージのみを表示させる(特定チャンネル番号表示モード)。ここにおいて、長押しとは、予め定められた時間よりも長く操作部160が操作され続けることをいう。例えば、操作子がキーであれば、その時間よりも長くキーが押され続けることであり、操作子がタッチセンサであれば、その時間よりも長くタッチセンサに指が触れられ続けることである。或いは、制御部110は、さらに別の操作がなされたなら、その番組を視聴しているユーザの位置を地図上に示した画像(例えば図19に示す画像)を第1表示制御部113により表示させる(マップ表示モード)。このように、制御部110は、ユーザの操作によりいずれかの選択領域が選択されると、その操作の操作方法に応じて異なる表示態様で、選択領域、ユーザに固有の画像(顔画像やユーザの位置を地図上に示した画像など)又はそのユーザのメッセージを表示させる。これにより、ユーザは、このような表示モードの切替をしない場合に比べて、より少ない操作で、自身が表示させたい情報(より詳しい情報又は必要なものに絞り込んだ情報等)を表示させることができる。
【0065】
(変形例5)
移動通信端末10の制御部110の第2表示制御部114は、上述した実施形態では、自通信端末に備えられた表示部170に番組を表示させたが、自通信端末とは別の表示装置であるテレビ受像機に表示させてもよい。この場合、移動通信端末10は、IrDA(Infrared Data Association)などの通信規格に準拠した通信手段で信号を送信するためのインターフェースを有する図5において破線で示した信号送信部190を備える。第2表示制御部114は、信号送信部190を制御して、ユーザにより選択された選択領域に割り当てられたチャンネル番号の番組(つまり選択されたチャンネル番号の番組)を表示することを要求する信号を送信させる。テレビ受像機は、この信号を受信すると、要求されたとおりチャンネル番号の番組を表示する。本変形例によれば、移動通信端末10の制御部110は、移動通信端末10とは物理的に離れている表示装置であるテレビ受像機に対して選択されたチャンネル番号の番組を表示させることができる。なお、この場合、移動通信端末は、上述した実施形態のように音声入出力部140を備えていなくともよい。移動通信端末は、上述した実施形態のような携帯電話機等ではなく、テレビ受像器用のリモコンとして用いられる通信端末であればどのようなものであってもよい。
【0066】
(変形例6)
移動通信端末10の制御部110は、ステップS304で視聴管理サーバ装置20から送信されてきたユーザIDにより識別される他のユーザが利用する移動通信端末10に対して、現在表示させている番組のチャンネル番号を、自端末の識別子に対応付けられているユーザIDとともにこのユーザIDに対応付けて送信するようにしてもよい。この場合、例えば、視聴管理サーバ装置20の制御部210は、図10に示すステップS304において、他の情報とともに、他のユーザのユーザIDに対応付けて、それらのユーザが利用する移動通信端末10へデータを送信する際の宛先となる情報(例えばIPアドレス)を送信する。移動通信端末10の制御部110は、操作部160の操作によりチャンネル番号が選択されると、そのチャンネル番号を、送信されてきた宛先となる情報を用いて、上記の各ユーザの移動通信端末10へ送信する。なお、制御部110は、チャンネル番号を他の移動通信端末10へ直接送信する代わりに、この送信の実行を視聴管理サーバ装置20に要求してもよい。また、制御部110は、チャンネル番号の他に、SNSサイトへ投稿するメッセージを他の移動通信端末10へ送信してもよい。本変形例によれば、移動通信端末10の制御部110がこれらの情報を他の移動通信端末10へ送信しない場合に比べて、他の移動通信端末10において選択領域に表示されている情報をより早いタイミングで更新させることができ、ユーザは、他のユーザに自分の視聴状況をより早いタイミングで伝えることができる。
【0067】
(変形例7)
上述した実施形態では、番組情報及びメッセージは、視聴管理サーバ装置20によって一度記憶されてから移動通信端末10に送信されたが、番組情報サーバ装置30及びSNSサーバ装置40から直接移動通信端末10に送信されてもよい。この場合、番組情報サーバ装置30の制御部310は、図8のステップS212において、番組情報を移動通信端末10Bに送信し、SNSサーバ装置40の制御部410は、図8のステップS215において、メッセージを移動通信端末10Bに送信する。これにより、移動通信端末10の制御部110は、番組情報及びメッセージが上記のように直接移動通信端末10に送信されない場合に比べてより早いタイミングで、これらの情報を選択領域に表示させることができる。
また、上述した実施形態では、視聴管理サーバ装置20、番組情報サーバ装置30及びSNSサーバ装置40は、それぞれ異なる筐体を有し、ネットワークで相互に接続された別々の装置であったが、3台又は2台の装置を同一の筐体に納めた1台の装置としてもよい。言い換えれば、これらのサーバ装置によりそれぞれ提供されている機能を1台のサーバ装置がまとめて提供するようにしてもよい。これにより、図8に示すステップS211又はS214の通信に要する時間が装置内での信号の伝達に要する時間に変わるため、移動通信端末10の制御部110は、各サーバ装置が別々の装置である場合に比べてより早いタイミングで、これらの情報を選択領域に表示させることができる。
【0068】
(変形例8)
視聴管理サーバ装置20の制御部210は、ステップS211、S214の処理を、様々な間隔で実行してもよい。制御部210は、この間隔が短いほど、番組情報サーバ装置30及びSNSサーバ装置40からより新しい番組情報及びメッセージをそれぞれ送信させることができるようになる。その結果、移動通信端末10の制御部110は、より新しいこれらの情報を、視聴管理サーバ装置20に送信させて選択領域に表示させることができるようになる。
また、制御部210は、ステップS211の処理を、現在放送されている番組が終了して次の番組が開始される時刻になったときに行ってもよい。また、制御部210は、現在放送されている番組の番組情報だけでなく、その後に放送される予め定められた時間分の番組の番組情報もともに送信させてもよい。これにより、制御部210がステップS211の処理を行う回数が減り、制御部210及びネットワーク60の負荷を減らすことができる。
【0069】
(変形例9)
上述した実施形態では、SNSサーバ装置40には、あるユーザの知人として他のユーザが登録されていたが、これに限らず、例えば、同郷、同窓又は趣味が共通するなど、様々な関係の他のユーザが登録されていてもよいし、これにより、複数のグループができていてもよい。このように複数のグループができている場合、移動通信端末10の記憶部130が、例えばグループ名やグループIDなど、SNSサーバ装置40においてこのグループを識別可能な情報(以下「グループ識別情報」という。)を予め記憶しおき、移動通信端末10の制御部110が、このグループ識別情報を表示させることで操作部160の操作により選択できるようにしておく。そして、操作部160の操作によりグループが選択されると、移動通信端末10の制御部110は、図10に示すステップS301において、自装置に対応付けられているユーザIDとともに、選択されたグループのグループ識別情報を視聴管理サーバ装置20に送信する。視聴管理サーバ装置20の制御部210は、ステップS302においてこのグループ識別情報をユーザIDとともにSNSサーバ装置40に送信し、SNSサーバ装置40の制御部410は、ステップS303においてこのグループ識別情報により識別されるグループに属するユーザのユーザIDとプロファイルとを送信する。これにより、ユーザは、よく視聴されている番組の傾向を、自身が属するグループ毎に知ることができる。
【0070】
(変形例10)
移動通信端末10の制御部110の特定部111は、上述した実施形態では、チューナ部150により受信可能な周波数の放送波を特定することにより、受信可能なチャンネル番号を特定したが、これに限らず他の方法で特定してもよい。例えば、特定部111は、図5に示した測位部180から供給される位置情報が表す位置を放送対象地域として含むチャンネル番号を特定してもよい。上述したとおり、各放送局50は放送対象地域において受信できるように放送波を送信しているため、移動通信端末10が所在する地点を含む放送対象地域が特定されれば、チューナ部150によって受信されるべきチャンネル番号が特定されることになる。この場合、移動通信端末10の記憶部130には、各チャンネル番号とその放送対象地域とを対応付けて記憶させておき、特定部111は、上記位置情報が表す位置を含んでいる放送対象地域に対応付けて記憶されているチャンネル番号を、上記受信可能なチャンネル番号として特定する。周囲の地形等の関係で、放送対象地域に所在していても放送波が受信しにくかったり受信できなかったりすることがあるが、本変形例によれば、測位部180により位置が計測されていれば、放送波の受信状態に関わらずチャンネル番号を特定することができる。
【0071】
(変形例11)
チューナ部150は、上述した実施形態では、放送波を無線通信により受信したが、例えばケーブルテレビ局などの放送局から有線通信で送信される放送波を受信してもよい。これらの放送局は、上述した各放送局50が放送する番組を、それらの放送局50に対して定められた放送対象地域に所在している通信端末に対して送信している。この場合、チューナ部150は、有線放送局と接続するためのケーブルを差し込むポートなどのインターフェースを有する。そして、このケーブルを介して放送波を受信する際、例えば、移動通信端末10の制御部110が、上記測位部180が計測した位置をこのケーブルを介して有線放送局に通知し、通知された位置を放送対象地域に含む放送局50の放送波を有線放送局が送信する。これにより、チューナ部150は、周囲の地形等の影響を受けずに放送波を受信することができる。
【0072】
(変形例12)
測位部180は、上述した変形例では、GPSの技術を用いて移動通信端末10の位置を計測したが、これに限らず、他の技術を用いて位置を計測してもよい。例えば、測位部180が行う測位の方式は、ネットワーク60に含まれる移動通信網の基地局の位置情報に基づいて位置を計測する、いわゆる基地局測位方式であってもよい。
【0073】
(変形例13)
視聴管理システム1においては、上述した実施形態では、各放送波に割り当てられたチャンネルを識別する情報(チャンネル識別情報という。)として、チャンネル番号が用いられたが、これに限らず、例えば、各放送波を送信する放送局50の社名、略称又は通称等が用いられてもよい。
【0074】
(変形例14)
本発明は、移動通信端末10のような通信端末、視聴管理サーバ装置20のような記憶装置又はこれらを含む視聴管理システム1のような通信システムとしても把握されるものである。また、これらのみならず、これらを実現するための方法や、コンピュータに図15に示した機能を実現させるためのプログラムとしても把握されるものである。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
【符号の説明】
【0075】
1…視聴管理システム、10…移動通信端末、20…視聴管理サーバ装置、30…番組情報サーバ装置、40…SNSサーバ装置、50…放送局、110、210、310、410…制御部、120、220、320、420…通信部、130、230、330、430…記憶部、140…音声入出力部、150…チューナ部、160…操作部、170…表示部、180…測位部、190…信号送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する特定手段と、
メッセージを送信する機能を有する各々の通信端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記各々のユーザが視聴している番組の放送波に割り当てられたチャンネル識別情報と、前記各々の通信端末から送信される前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶装置から、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを取得する取得手段と、
表示面を有する表示手段と、
前記表示面において、ユーザに選択させるための選択領域を、前記特定手段により特定されたチャンネル識別情報のそれぞれに割り当てて表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報を識別する識別画像を当該選択領域に表示させるとともに、前記取得手段が取得したチャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得したユーザ識別情報によって識別されるユーザに固有の画像と、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得した前記メッセージとを当該選択領域に表示させる第1表示制御手段と、
ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該選択領域が割り当てられたチャンネル識別情報の放送波で放送されている番組を、前記表示手段又は自通信端末とは別の表示装置に表示させるための処理を行う第2表示制御手段と
を備えることを特徴とする通信端末。
【請求項2】
前記第1表示制御手段は、前記取得手段により取得されたチャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報の数又は前記メッセージの数に応じて異なる表示態様で、当該チャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を前記表示面に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
【請求項3】
前記放送波を受信するアンテナを有し、
前記特定手段は、前記アンテナが閾値以上の受信強度で受信した放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項4】
前記取得手段により取得されたチャンネル識別情報が割り当てられた放送波で放送される番組に関連する情報をネットワーク経由で取得する情報取得手段を備え、
前記第2表示制御手段は、前記取得手段により取得されたチャンネル識別情報が、前記特定手段により特定されたチャンネル識別情報と一致しない場合に、前記情報取得手段により取得された情報を前記番組に代えて前記表示手段又は前記表示装置に表示させるための処理を行う
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信端末。
【請求項5】
自通信端末の位置を計測する測位手段と、
自通信端末以外の前記通信端末の位置を表す位置情報を取得する位置取得手段とを備え、
前記第1表示制御手段は、前記測位手段により計測された位置と前記位置取得手段により取得された位置情報が表す位置との距離の大きさに応じて異なる表示態様で、前記選択領域、前記ユーザに固有の画像又は前記メッセージを表示させる
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の通信端末。
【請求項6】
前記第2表示制御手段は、前記ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該操作の操作方法に応じて異なる表示態様で、前記選択領域、前記ユーザに固有の画像又は前記メッセージを表示させる
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信端末。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信端末と、
前記ユーザ識別情報と、前記チャンネル識別情報と、前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを前記通信端末に送信する送信手段とを備える記憶装置と
を具備し、
前記通信端末の取得手段は、前記きおく装置の送信手段から送信されてくる前記チャンネル識別情報、前記ユーザ識別情報及び前記メッセージを取得することを特徴とする通信システム。
【請求項8】
表示面を有する表示手段を備えた通信端末であるコンピュータを、
自通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する特定手段と、
メッセージを送信する機能を有する各々の通信端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記各々のユーザが視聴している番組の放送波に割り当てられたチャンネル識別情報と、前記各々の通信端末から送信される前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶装置から、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを取得する取得手段と、
前記表示面において、ユーザに選択させるための選択領域を、前記特定手段により特定されたチャンネル識別情報のそれぞれに割り当てて表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報を識別する識別画像を当該選択領域に表示させるとともに、前記取得手段が取得したチャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得したユーザ識別情報によって識別されるユーザに固有の画像と、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得手段が取得した前記メッセージとを当該選択領域に表示させる第1表示制御手段と、
ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該選択領域が割り当てられたチャンネル識別情報の放送波で放送されている番組を、前記表示手段又は自通信端末とは別の表示装置に表示させるための処理を行う第2表示制御手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
通信端末において実行される通信方法であって、
前記通信端末の位置を放送対象地域として含む放送波に割り当てられたチャンネル識別情報を特定する特定ステップと、
メッセージを送信する機能を有する各々の通信端末のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記各々のユーザが視聴している番組の放送波に割り当てられたチャンネル識別情報と、前記各々の通信端末から送信される前記メッセージとを対応付けて記憶する記憶装置から、前記チャンネル識別情報と、当該チャンネル識別情報に対応付けられている前記ユーザ識別情報及び前記メッセージとを取得する取得ステップと、
表示手段の表示面において、ユーザに選択させるための選択領域を、前記特定ステップにおいて特定されたチャンネル識別情報のそれぞれに割り当てて表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報を識別する識別画像を当該選択領域に表示させるとともに、前記取得ステップにおいて取得されたチャンネル識別情報に割り当てられた前記選択領域を表示させ、かつ、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得ステップにおいて取得されたユーザ識別情報によって識別されるユーザに固有の画像と、当該チャンネル識別情報に対応付けて前記取得ステップにおいて取得された前記メッセージとを当該選択領域に表示させる第1表示制御ステップと、
ユーザの操作によりいずれかの前記選択領域が選択されると、当該選択領域が割り当てられたチャンネル識別情報の放送波で放送されている番組を、前記表示手段又は前記通信端末とは別の表示装置に表示させるための処理を行う第2表示制御ステップと
を備えることを特徴とする通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−55554(P2013−55554A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193144(P2011−193144)
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】