説明

通信端末及びコンテンツ更新方法

【課題】コンテンツの種類に応じて最適な時刻にコンテンツを更新することができる通信端末及び通信端末におけるコンテンツ更新方法を提供する。
【解決手段】本発明の通信端末100は、時刻を構成する情報のうち最大の時間単位を示す第1の時刻情報を含むコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部101と、最大の時間単位よりも小さい時間単位を示し、通信端末ごとに割り当てられる第2の時刻情報を含んだ端末情報を記憶する端末情報記憶部102と、第1の時刻情報と第2の時刻情報とから構成される時刻になったか否かを判定する時刻判定部103と、第1の時刻情報と第2の時刻情報とから構成される時刻になったと時刻判定部103が判定した場合にコンテンツの更新処理を行うコンテンツ更新部104と、を備えることにより、コンテンツの種類に応じた最適な時刻にコンテンツを配信することを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツを受信する通信端末及びコンテンツ更新方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの移動通信端末を利用したインターネット上の情報コンテンツなどへのアクセスが広く普及し、近年は、情報提供者がニュースや天気予報などの更新情報を移動通信端末へプッシュ型で配信するサービスが広く利用されている。
【0003】
この種の技術として、例えば特許文献1には、次のようなコンテンツ配信システムが記載されている。コンテンツ配信サーバは、所定の時間帯の範囲内で乱数に基づきダウンロード時刻情報を生成する。利用者端末は、コンテンツ配信サーバにより生成されたダウンロード時刻情報を獲得し、ダウンロード時刻情報に示される時刻に従ってコンテンツ配信サーバからコンテンツデータのダウンロードを実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−18506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術においては、コンテンツの種類に応じた最適な時刻にコンテンツを更新することができなかった。例えば、天気予報のコンテンツは、気象庁等により毎日定刻に発表される情報に基づいて更新が行われる。そこで、天気予報のコンテンツの端末における更新処理を、気象庁等が情報を発表する時刻の直後に行うこととすれば、気象庁等が発表した情報をすぐにコンテンツに反映させることができる。このように、コンテンツの種類に応じて最適な時刻にコンテンツを更新することが望ましい。
【0006】
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、コンテンツの種類に応じた最適な時刻にコンテンツを更新することができる通信端末及び通信端末におけるコンテンツ更新方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するために、本発明の通信端末は、時刻を構成する情報のうち所定の時間単位を示す第1の時刻情報を含むコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記所定の時間単位よりも小さい時間単位を示し、通信端末ごとに割り当てられる第2の時刻情報を含む端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったか否かを判定する時刻判定手段と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定手段が判定した場合にコンテンツの更新処理を行うコンテンツ更新手段と、を備える。
【0008】
同様に、上述の課題を解決するために、本発明に係る通信端末におけるコンテンツ更新方法は、時刻を構成する情報のうち所定の時間単位を示す第1の時刻情報を含むコンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップと、前記所定の時間単位よりも小さい時間単位を示し、通信端末ごとに割り当てられる第2の時刻情報を含む端末情報を記憶する端末情報記憶ステップと、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったか否かを判定する時刻判定ステップと、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定ステップにおいて判定した場合にコンテンツの更新処理を行うコンテンツ更新ステップと、を備える。
【0009】
この発明によれば、時刻を構成する情報のうち所定の時間単位を示す第1の時刻情報を含むコンテンツが記憶され、この第1の時刻情報を用いて、コンテンツの更新処理をする時刻になったことが判定される。したがって、コンテンツの種類に応じた最適な時間帯にコンテンツを更新することが可能となる。また、端末情報記憶手段によって記憶される第2の時刻情報は、通信端末ごとに割り当てられる。したがって、多くの端末の間で同じ時刻にコンテンツ更新処理が行われることがなく、ネットワークやコンテンツ配信サーバの負荷も軽減される。
【0010】
また、本発明の通信端末においては、前記通信端末が通信可能状態にあるか否かを判定する通信状態判定手段と、乱数を生成する乱数生成手段と、前記乱数生成手段によって生成された乱数に基づいて、所定の長さの時間の範囲内で待機時間を決定する待機時間決定手段と、をさらに備え、前記コンテンツ更新手段は、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定手段が判定した時に前記通信端末が通信不可能状態にあると前記通信状態判定手段が判定した場合には、前記通信端末が通信可能状態に復帰した後、前記待機時間決定手段によって決定された前記待機時間が経過した場合に、コンテンツの更新処理を行うことが好ましい。
【0011】
この発明によれば、乱数に基づいて、所定の長さの時間の範囲内で待機時間が決定され、通信端末が通信可能状態に復帰した後、待機時間が経過した場合に、コンテンツの更新処理が行われるため、多数の通信端末が一度にコンテンツの更新処理を行って、ネットワーク及びコンテンツ配信サーバに負荷をかけることを避けることができ、また、第1の時刻情報と第2の時刻情報とから構成される時刻を待つことなくコンテンツの更新処理を行うことができる。
【0012】
さらに、本発明の通信端末においては、通信規制判定手段をさらに備え、前記コンテンツ更新手段は、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定手段が判定した時に前記通信端末が通信規制を受けていると前記通信規制判定手段が判定した場合には、前記通信規制が解除された後、前記第2の時刻情報により示される時刻になった場合にコンテンツの更新処理を行うことが好ましい。
【0013】
この発明によれば、通信規制が解除された後、第2の時刻情報により示される時刻になった場合にコンテンツの更新処理を行うため、通信規制が解除された後の各通信端末でのコンテンツの更新処理が、第1の時刻情報によって示される時間単位の範囲内で分散した時刻に行われる。したがって、通信規制が解除された後に更新処理が集中することによるネットワーク及びコンテンツ配信サーバの負荷が軽減される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、コンテンツの種類に応じた最適な時刻にコンテンツを更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態に係る通信端末の機能構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る通信端末のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本実施形態に係る通信端末において、コンテンツを更新する時間帯を設定するための設定ファイルの一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係る通信端末によるコンテンツ更新処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明に係る通信端末及びコンテンツ更新方法の好適な実施形態について説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0017】
図1に、本実施形態に係る通信端末の機能構成を示す。本実施形態に係る通信端末100は、コンテンツ記憶部101(コンテンツ記憶手段)、端末情報記憶部102(端末情報記憶手段)、時刻判定部103(時刻判定手段)、コンテンツ更新部104(コンテンツ更新手段)、通信部105、表示部106、通信状態判定部107(通信状態判定手段)、乱数生成部108(乱数生成手段)、待機時間決定部109(待機時間決定手段)及び通信規制判定部110(通信規制判定手段)を含んで構成されている。
【0018】
図2に、通信端末100のハードウェア構成を示す。通信端末100は、物理的には、CPU151、RAM152、ROM153、入力装置154、出力装置155、通信モジュール156を含んで構成されている。図1に示す通信端末100の各機能は、図2に示すRAM152などのハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU151の制御のもとで通信モジュール156、入力装置154、出力装置155を動作させるとともに、RAM152やROM153におけるデータの読み出し及びRAM152における書き込みを行うことで実現される。以下、図1に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
【0019】
コンテンツ記憶部101は、コンテンツ配信サーバ200から配信されるコンテンツを記憶する。コンテンツは、通信端末100の画面に表示可能な情報である。コンテンツは、時刻を構成する情報のうち最大の時間単位を示す時間情報を、第1の時刻情報として含む。本実施形態においては、時間情報が示す時間帯の長さは1時間である。
【0020】
図3に、コンテンツ記憶部101に記憶されるファイルの具体例を示す。ファイルの中の「<face:update time=”1,6,12,18”>」という行は、1時台、6時台、12時台及び18時台という時間帯を示す。
【0021】
端末情報記憶部102は、通信端末に固有の端末情報を記憶する。端末情報は、第1の時刻情報によって示される時間単位よりも小さい時間単位である分を示す分情報を、第2の時刻情報として含む。分情報は、通信端末の工場出荷時に、通信端末ごとに順番に0分〜59分という値が割り当てられる。例えば、ある通信端末においては0分という指定がなされ、別の通信端末においては1分、また別の通信端末においては2分、というように、コンテンツの更新処理を行う分情報が通信端末ごとに割り当てられる。さらに、通信端末に割り当てられる値が59分まで達すると、再度、0分から順番に割り当てが行われる。結果的に、特定の時刻に偏ることなく、端末ごとに分情報が割り当てられる。なお、通信端末のユーザが分情報を変更することはできない。
【0022】
時刻判定部103は、現在時刻が、コンテンツ記憶部101に記憶される時間情報と、端末情報記憶部102に記憶される分情報とから構成される時刻になったか否かを判定する。例えば、コンテンツ記憶部101に「3時」という時間情報が記憶されており、端末情報記憶部102に「15分」という分情報が記憶されている場合を考える。この場合、時刻判定部103は、コンテンツ記憶部101に記憶された「3時」という情報と端末情報記憶部102に記憶された「15分」という情報とから構成される、3時15分という時刻になったか否かを判定する。
【0023】
コンテンツ更新部104は、コンテンツ記憶部101に記憶される時間情報と、端末情報記憶部102に記憶される分情報とから構成される時刻になったと時刻判定部103が判定した場合に、コンテンツの更新処理を行う。コンテンツの更新処理は、具体的には次のように行われる。まず、コンテンツ更新部104は、通信部105にコンテンツのデータのダウンロードを要求する。次に通信部105は、コンテンツ配信サーバ200からコンテンツのデータをダウンロードする。そして、コンテンツ更新部104は、通信部105によってダウンロードされたデータを用いてコンテンツ記憶部101のデータを書き換える。
【0024】
通信部105は、コンテンツ更新部104がコンテンツ更新処理を行うときに、コンテンツ配信サーバ200に対してコンテンツを更新するデータの送信を要求する。また、通信部105は、コンテンツ配信サーバ200から送信されたデータを受信し、コンテンツ記憶部101にデータを格納する。
【0025】
表示部106は、コンテンツ記憶部101に記憶されるコンテンツを表示する。したがって、コンテンツ更新部104がコンテンツ記憶部101のデータを更新すれば、表示部106に表示される内容も更新される。なお、更新されるコンテンツは常に表示されているものでもよいし、非表示状態としながら、ユーザの画面切り替え操作や読み出し操作等に応じてすぐに表示させることのできるアクティブ状態として保持されるものでもよい。
【0026】
通信状態判定部107は、通信端末100が、通信部105による通信が可能な状態にあるか否かを判定する。
【0027】
乱数生成部108は、乱数を生成する。待機時間決定部109は、乱数生成部108で生成された乱数に基づいて、第1の時刻情報によって示される時間単位よりも短い所定の長さの時間の範囲で待機時間をランダムに決定する。本実施形態では、待機時間決定部109は、10分以内の範囲で待機時間を決定する。
【0028】
通信規制判定部110は、通信端末100が通信部105による通信を行うことを規制されているか否かを判定する。
【0029】
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施形態の通信端末100の処理について説明する。図4に本実施形態における通信端末100の処理のフローを示す。図4に示される処理は、定期的に、例えば1分間隔で、繰り返し実行される。なお、図4に示される処理が行われるのに際しては、予め、時間帯を示す時間情報を含むコンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップと、分を示す分情報を含む端末情報を記憶する端末情報記憶ステップがすでに行われていることが前提となる。
【0030】
まず、時刻判定部103により、コンテンツ記憶部101に記憶される時間情報と端末情報記憶部102に記憶される分情報から構成される時刻になったかどうかが判定される(ステップS1:時刻判定ステップ)。そのような時刻になっていないと判定された場合は(ステップS1:NO)、そのままフローを終了する。一方、そのような時刻になっていると判定された場合は(ステップS1:YES)、コンテンツ更新部104により自動更新処理が行われる(ステップS2:コンテンツ更新ステップ)。
【0031】
続いて、コンテンツ更新部104により、自動更新処理が成功したか否かの判定が行われる(ステップS3:自動更新成否判定ステップ)。自動更新処理が成功したと判定された場合は(ステップS3:YES)、そのままフローが終了する。一方、自動更新処理が失敗したと判定された場合は(ステップS3:NO)、通信状態判定部107により、通信端末100が通信圏外にいるか、又はセルフモードになっているか否かの判定が行われる(ステップS4:通信状態判定ステップ)。すなわち、通信端末100が通信不可能状態であるか否かの判定が行われる。なお、セルフモードとは、通信端末が電波の発信及び受信をしないモードをいう。
【0032】
通信端末100が通信圏外にいるか、又はセルフモードになっていると判定された場合には(ステップS4:YES)、乱数生成部108により乱数生成処理が行われる(ステップS5)。この場合には、続いて、0〜10分の範囲で、乱数生成部108により生成された乱数をもとに、待機時間決定部109が待機時間を決定する(ステップS6)。そして、通信端末100が通信圏内に復帰した後、待機時間が経過したら、コンテンツ更新部104が更新処理を行う(ステップS7)。なお、待機時間が経過する前にコンテンツ記憶部101に記憶される時間情報と端末情報記憶部102に記憶される分情報から構成される時刻になった場合、コンテンツ更新部104は、時間情報と分情報により構成される時刻にコンテンツの更新処理を行い、待機時間経過後にはコンテンツの更新処理を行わないようにしてもよい。
【0033】
一方、通信端末100が通信圏外におらず、セルフモードにもなっていないと判定された場合には(ステップS4:NO)、通信規制判定部110により、ネットワーク規制がされているか否かが判定される(ステップS8:ネットワーク規制判定ステップ)。ネットワーク規制がされていると判定された場合には(ステップS9:YES)、ネットワーク規制が解除された後、端末情報と共に記憶される分情報に一致する一番早い時間に、コンテンツ更新部104によって更新処理がなされる(ステップS9)。一方、ネットワーク規制がされていないと判定された場合には(ステップS9:NO)、更新処理がなされることなくフローが終了する。
【0034】
以上説明したように、本実施形態に係る通信端末100は、コンテンツ記憶部101に記憶される時間情報と端末情報記憶部102に記憶される分情報とから構成される時刻になったか否かを時刻判定部103で判定し、そのような時刻になった場合にコンテンツの更新処理を行う。したがって、コンテンツの種類ごとに最適な時間帯にコンテンツの更新処理を行うことができる。また、端末情報記憶部102に記憶される分情報は、通信端末ごとに異なるように割り当てられるものである。したがって、多くの端末の間で分情報が偏ってしまうことを防止することができるため、同じ時刻に更新処理が集中してネットワークやサーバに負荷をかけることが避けられる。
【0035】
また、本実施形態に係る通信端末100は、乱数生成部108と、乱数生成部108によって生成された乱数に基づいて、0〜10分の範囲内で待機時間を決定する待機時間決定部109を備え、コンテンツ更新部104は、時刻情報と分情報から構成される時刻になったときに通信端末100が通信不可能状態にあると通信状態判定部107により判定された場合には、通信端末100が通信可能状態に復帰した後、待機時間が経過した場合に更新処理を行う。したがって、通信端末100が通信可能状態に復帰した後に、コンテンツ記憶部101に記憶される時間情報と端末情報記憶部102に記憶される分情報とにより構成される時刻を待つことなく更新処理を行うことが可能となる。
【0036】
また、本実施形態に係る通信端末100において、コンテンツ更新部104は、コンテンツ記憶部101に記憶される時刻情報と端末情報記憶部102に記憶される分情報とから構成される時刻になったと時刻判定部103が判定した時に通信端末100が通信規制を受けていると通信規制判定部110により判定された場合には、通信規制が解除された後、分情報により示される時刻になった場合にコンテンツの更新処理を行う。したがって、通信規制が解除された後、1時間という比較的長い時間にわたって、各端末による更新処理が分散される。このため、ネットワークやサーバにかかる負荷が軽減される。
【0037】
以上、本実施形態に係る通信端末100及び通信端末100を用いたコンテンツ更新方法について好適な実施形態を挙げて説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。
【0038】
例えば、上記の実施形態では、端末情報記憶部102に記憶される第2の時刻情報によって示される時間を分単位とした。しかし、第2の時刻情報として分に加えて秒も指定してもよいし、分に代えて秒のみを指定してもよい。
【0039】
また、例えば、コンテンツ記憶部101に記憶される第1の時刻情報によって示される時間を1時間よりも長い時間単位、または1時間よりも短い時間単位としてもよい。この場合には、端末情報記憶部102に記憶される第2の時刻情報によって示される時間は、第1の時刻情報によって示される時間単位の範囲で割り当てられる。また、第1の時刻情報によって示される時間を分単位、第2の時刻情報によって示される時間を秒単位としてもよい。
【0040】
また、上記の実施形態では、分情報は端末ごとに工場出荷時に割り当てられるものとした。しかし、工場出荷時には通信端末に分情報を割り当てずに、通信端末の初回起動時にランダムに分情報を生成する構成としてもよい。
【0041】
また、図4のフローチャートにおいて、ステップS3で自動更新処理が成功したか否かの判定が行われ、自動更新処理が成功しなかったと判定された場合にステップS4で通信圏外にいるか、又はセルフモードになっているか否かの判定が行われ、通信圏外にもおらずセルフモードでもないと判定された場合にステップS8でネットワーク規制がされているか否かの判定が行われる。しかし、ステップS4の判定を省略し、ステップS3で自動更新処理が成功しなかったと判定された場合に、ステップ8のネットワーク規制がされているか否かの判定が行われることとしてもよい。
【符号の説明】
【0042】
100…通信端末、101…コンテンツ記憶部(コンテンツ記憶手段)、102…端末情報記憶部(端末情報記憶手段)、103…時刻判定部(時刻判定手段)、104…コンテンツ更新部(コンテンツ更新手段)、105…通信部、106…表示部、107…通信状態判定部(通信状態判定手段)、108…乱数生成部(乱数生成手段)、109…待機時間決定部(待機時間決定手段)、110…通信規制判定部(通信規制判定手段)、200…コンテンツ配信サーバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
時刻を構成する情報のうち所定の時間単位を示す第1の時刻情報を含むコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記所定の時間単位よりも小さい時間単位を示し、通信端末ごとに割り当てられる第2の時刻情報を含む端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、
前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったか否かを判定する時刻判定手段と、
前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定手段が判定した場合にコンテンツの更新処理を行うコンテンツ更新手段と、
を備える通信端末。
【請求項2】
前記通信端末が通信可能状態にあるか否かを判定する通信状態判定手段と、
乱数を生成する乱数生成手段と、
前記乱数生成手段によって生成された乱数に基づいて、所定の長さの時間の範囲内で待機時間を決定する待機時間決定手段と、
をさらに備え、
前記コンテンツ更新手段は、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定手段が判定した時に前記通信端末が通信不可能状態にあると前記通信状態判定手段が判定した場合には、前記通信端末が通信可能状態に復帰した後、前記待機時間決定手段によって決定された前記待機時間が経過した場合に、コンテンツの更新処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
【請求項3】
通信規制判定手段をさらに備え、
前記コンテンツ更新手段は、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定手段が判定した時に前記通信端末が通信規制を受けていると前記通信規制判定手段が判定した場合には、前記通信規制が解除された後、前記第2の時刻情報により示される時刻になった場合にコンテンツの更新処理を行う請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項4】
通信端末におけるコンテンツ更新方法であって、
時刻を構成する情報のうち所定の時間単位を示す第1の時刻情報を含むコンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップと、
前記所定の時間単位よりも小さい時間単位を示し、通信端末ごとに割り当てられる第2の時刻情報を含む端末情報を記憶する端末情報記憶ステップと、
前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったか否かを判定する時刻判定ステップと、
前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とから構成される時刻になったと前記時刻判定ステップにおいて判定した場合にコンテンツの更新処理を行うコンテンツ更新ステップと、
を備えるコンテンツ更新方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−3657(P2013−3657A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−131248(P2011−131248)
【出願日】平成23年6月13日(2011.6.13)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】