説明

通信端末装置、制御方法及びコンピュータプログラム

【課題】現状よりも容易にAP情報の管理を実現すること。
【解決手段】アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部を備えた通信端末装置が、アクセスポイント毎に、アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶し、ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する位置情報を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、場所に応じて異なるアクセスポイントに接続する通信端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、無線LAN通信(Wireless Local Area Network:WLAN)の普及により、様々な場所にアクセスポイント(AP)が設けられている。そのため、ユーザは通信端末装置(携帯電話、スマートフォン、モバイルノートパソコン等)を用いてアクセスポイントに接続することによって、様々な場所でインターネットを利用することができる。
【0003】
ユーザが一度でも接続したことがあるアクセスポイントに関しては、今後そのアクセスポイントへの接続が容易になるように、アクセスポイントの情報(以下、「AP情報」という。)が通信端末装置に記録される。そのため、様々な場所でアクセスポイントに接続を行っているユーザの通信端末装置には、AP情報が次々と蓄積される。あまりに多くのAP情報が蓄積されてしまうと、ユーザが接続を希望するアクセスポイントに関するAP情報を探すことが困難となってしまう。
【0004】
このような問題に関し、ユーザは不要なAP情報を削除することによって解決することができる。例えば、ユーザは通信端末装置を操作し、そのディスプレイにAP情報管理画面を表示させることによって、AP情報の管理(新規登録、編集、削除など)を行う事ができる。ユーザは、次々と蓄積されるAP情報のうち不要なものを、AP情報管理画面で操作を行うことによって削除することが可能である。図6は、関連するAP情報管理画面の具体例を示す図である。図6には、八つのAP情報のIDが表示されている。図6の場合、ユーザは削除しようとするAP情報のIDを選択して削除の指示を入力することによって任意のAP情報を削除する。
【0005】
なお、アクセスポイントに接続する通信端末装置を含むシステムの一例が特許文献1に記載されている。このシステムでは、携帯端末(通信端末装置)の現在位置情報を、ステルス設定がなされたアクセスポンイント(ステルスアクセスポイント)のSSIDと対応付けて記憶する。通信端末装置は、記憶している情報に基づいてステルスアクセスポイントの検索を行う。このような検索処理によって、ステルスアクセスポイントを効率良く検索できるようになり、検索時間の短縮及び処理負荷の低減を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−67184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ユーザは、AP情報を削除する際には、自身にとって本当に不要なAP情報であるのか否か判断する必要がある。例えば、今後も利用する予定があるアクセスポイントのAP情報は、削除せずに保存しておきたいと考えることが一般的である。その理由は以下の通りである。AP情報の多くは、ユーザがアクセスポイントへの接続時に入力したIDやパスワード等の情報を含んでいる。そのため、AP情報が保存されていない場合には、アクセスポイントに接続する際にIDやパスワード等の入力を行う必要が生じ、ユーザにとって手間が増えてしまう。
【0008】
現状、ユーザがAP情報の要否を判断する際に提供される情報は、SSID(Service Set Identifier)等のなど限られた情報のみである。しかも、SSIDに関してはアクセスポイントの設置者が自由に設定可能な値であるため、他のAP情報と重複する可能性が有る。そのため、ユーザが各AP情報の要否を容易に判断することができず、AP情報の管理が困難となっている。
【0009】
上記事情に鑑み、本発明は、現状よりも容易にAP情報を管理することが可能となる技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部と、アクセスポイント毎に、前記アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、前記アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶する情報保持部と、ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する前記位置情報を表示する表示部と、を備える通信端末装置である。
【0011】
本発明の一態様は、アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部を備えた通信端末装置が、アクセスポイント毎に、前記アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、前記アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶するステップと、ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する前記位置情報を表示するステップと、を有する制御方法である。
【0012】
本発明の一態様は、アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部を備えた通信端末装置に対し、アクセスポイント毎に、前記アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、前記アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶するステップと、ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する前記位置情報を表示するステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、容易にAP情報の要否を判断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】通信端末装置の部構成を示す概略ブロック図である。
【図2】情報保持部が記憶するデータの概略を示す図である。
【図3】AP管理画面の具体例を示す図である。
【図4】位置表示部によって表示される地図の具体例を示す図である。
【図5】通信端末装置の動作の流れの例を示すフローチャートである。
【図6】関連するAP情報管理画面の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態である通信端末装置について説明する。通信端末装置10は、例えば携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯用ゲーム機、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯可能な情報処理装置である。
【0016】
図1は、通信端末装置10の部構成を示す概略ブロック図である。通信端末装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、通信プログラムを実行する。通信端末装置10は、通信プログラムの実行により、WLAN制御部100、位置取得部110、表示部120、入力部130を備える装置として機能する。なお、通信端末装置10の各部の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。通信プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。通信プログラムは、電気通信回線を介して伝送されても良い。
【0017】
WLAN制御部100は、アクセスポイントとの間でWLAN通信を行う。WLAN制御部100は、スキャン部101、任意AP追加部102、AP情報保持制御部103、無線接続部104を備える。
【0018】
スキャン部101は、所定のプロトコルに従ってアクセスポイントと通信し、接続可能なアクセスポイントのAP情報を取得する。スキャン部101は、取得したAP情報をAP情報保持制御部103に渡す。任意AP追加部102は、ユーザが入力部130を操作することによって入力されたAP情報を取得する。任意AP追加部102は、入力部130から取得したAP情報をAP情報保持制御部103に渡す。
【0019】
AP情報保持制御部103は、スキャン部101又は任意AP追加部102によって取得されたAP情報を保持する。具体的には以下の通りである。AP情報保持制御部103は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成された情報保持部105を備える。AP情報保持制御部103は、スキャン部101又は任意AP追加部102からAP情報を取得すると、そのAP情報に関連づけて取得された位置情報とAP情報とを情報保持部105に記録する。
【0020】
無線接続部104は、AP情報保持制御部103に保持されているAP情報にしたがってアクセスポイントに接続し無線通信を行う。
位置取得部110は、通信端末装置10の現在位置の位置情報を取得する。位置取得部110は、例えば衛星測位システムや携帯電話網の基地局との通信などによって現在位置の位置情報を取得する。衛星測位システムの具体例として、GPS(Global Positioning System)やGalileo等がある。位置取得部110は、取得した位置情報をAP情報保持制御部103に出力する。
【0021】
表示部120は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部120は、AP情報管理画面や地図などを表示する。表示部120は、画像表示装置を通信端末装置10に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、表示部120は、AP情報管理画面や地図などを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
【0022】
表示部120は、位置表示部121及び管理画面表示部122を備える。位置表示部121は、入力部130を介してユーザから位置表示指示が入力された場合に、地図を表示することによって各アクセスポイントの位置を示す。例えば、位置表示部121は、地図上にアクセスポイントの図形を表示することによって、各アクセスポイントの位置を示す。管理画面表示部122は、入力部130を介してユーザからAP管理画面の表示指示が入力された場合に、AP管理画面を表示する。
【0023】
入力部130は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部130は、ユーザの指示を通信端末装置10に入力する際にユーザによって操作される。入力部130は、入力装置を通信端末装置10に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、入力部130は、入力装置においてユーザの入力に応じ生成された入力信号を通信端末装置10に入力する。
【0024】
図2は、情報保持部105が記憶するデータの概略を示す図である。情報保持部105は、例えば、AP情報毎にSSID、Security、Key、Lat、Lon、Timeの各項目の値を保持する。SSIDは、アクセスポイントに設定されているSSIDの値を示す。Securityは、アクセスポイントとの間の無線通信で用いられる暗号化方式を示す。Keyは、アクセスポイントとの間の暗号化無線通信で用いられる鍵情報の値を示す。SSID、Security、Keyの各値は、スキャン部101又は任意AP追加部102によって取得されるAP情報である。
【0025】
情報保持部105は、AP情報毎に位置情報及び日時を保持する。位置情報は、例えば緯度及び経度によって表されても良い。以下、位置情報及び日時について説明する。
Latは、Lon、Timeは、それぞれ緯度、経度、時間を表す。Latは、例えばアクセスポイントとの間で無線通信が確立された際に位置取得部110によって取得された位置情報の緯度を示す。Lonは、例えばアクセスポイントとの間で無線通信が確立された際に位置取得部110によって取得された位置情報の経度を示す。Lat及びLonは、例えば「±dd:mm,ss:sss」のようにDMS表記によって座標を表現する。この場合、Latにおける「+」は北緯、「−」は南緯を示し、Lonにおける「+」は東経、「−」は西経を表す。
【0026】
Timeは、例えばアクセスポイントとの間で無線通信が確立された際の日時を示す。Timeは、例えば「yyyy:mm:dd−hh:mm:ss(年(西暦):月:日−時:分:秒)」のように表現される。
なお、位置情報の表現方法及び日時の表現方法は、それぞれ必要な情報を表現可能であれば上述した方法に限定される必要は無い。また、各AP情報の表し方や、AP情報と位置情報と日時との対応付けなどについても、適宜変更されても良い。
【0027】
図3は、AP管理画面の具体例を示す図である。AP管理画面には、情報保持部105に保持されている各AP情報の一覧が表示される。AP情報の一覧では、例えばシリアル番号(“01”,“02”等)とSSIDとが表示される。ユーザが入力部130を操作して一つのAP情報を選択しサブメニューの表示指示を入力すると、管理画面表示部122はサブメニューの項目を表示する。サブメニューの項目として、例えば接続、切断、削除、接続場所などがある。接続が選択されると、無線接続部104は、選択されているAP情報によって示されるアクセスポイントへの接続を開始する。切断が選択されると、無線接続部104は、選択されているAP情報によって示されるアクセスポイントとの無線接続を切断する。削除が選択されると、AP情報保持制御部103は、選択されているAP情報を情報保持部105から削除する。接続場所が選択されると、位置表示部121は、選択されているAP情報に対応する位置情報を情報保持部105から読み出し、位置情報を表示する。例えば、位置表示部121は、最初は位置情報(例えば緯度及び経度)を文字列によって表示する。その後、地図表示の指示が入力されると、地図上にその位置を表示する。
【0028】
図4は、位置表示部121によって表示される地図の具体例を示す図である。位置表示部121は、ネットワークを介して無線接続部104によって取得される地図情報に基づき、選択されているAP情報の位置情報が示す地点の周囲の地図を表示する。そして、その地図上に、AP情報の位置情報が示す地点を、画像や文字などを用いて表示する。図4の場合、“2010/07/14 14:53”という文字列を含む吹き出しの画像の吹き出し元が、AP情報の位置情報が示す地点を表している。また、吹き出しに含まれる上記文字列は、AP情報と対応付けて記録されている時刻を示している。
【0029】
図5は、通信端末装置10の動作の流れの例を示すフローチャートである。ユーザが入力部130を操作してAP管理画面の表示指示を入力すると、管理画面表示部122は情報保持部105からAP情報を読み出し、AP管理画面としてAP情報の一覧を表示する(S001)。ユーザは、入力部130を操作することによって任意のAP情報を選択する(S002)。ユーザが入力部130を操作してサブメニューの表示指示を入力すると、管理画面表示部122はサブメニューの項目を表示する。ユーザが入力部130を操作してサブメニューの項目を選択すると、通信端末装置10は選択された項目に応じて処理を行う。
【0030】
サブメニューの項目のうち、接続場所の項目が選択されると(S004−YES)、位置表示部121は、情報保持部105を参照し、選択されているAP情報に対する接続履歴の有無を確認する(S011)。接続履歴とは、位置情報を表す情報である。接続履歴が無い場合、すなわちLat及びLonの項目に相当する値が存在しない場合(S011−なし)、位置表示部121はエラー表示する(S012)。一方、接続履歴が有る場合、すなわちLat及びLonの項目に相当する値が存在する場合、位置表示部121は位置情報をテキストで表示する(S013)。
【0031】
この状態でも、ユーザは入力部130を操作することによって、選択されているAP情報についてサブメニューに応じた処理を実行できる(S014)。また、地図表示の指示が入力されると(S015−YES)、位置表示部121は、無線接続部104を介して地図サーバから地図情報を取得する(S016)。そして、位置表示部121は、取得した地図上に位置情報を表した画面を表示する(S021)。
【0032】
従来は、各AP情報についていつ、どこで接続したアクセスポイントの情報であるかについてユーザが認識することは困難であった。一方、本発明の通信端末装置10によれば、ユーザは過去に接続したことがあるアクセスポイントの位置を目視で容易に確認することが可能となる。したがって、AP情報の管理が容易となる。例えば、ユーザは不要なAP情報を情報保持部105から削除しようとした場合に、その位置情報に基づいて各AP情報の要否を容易に判断することが可能となる。
【0033】
また、本発明の通信端末装置10では、過去において無線通信が確立されたアクセスポイントについて位置情報を保存する。そのため、位置情報がない場合には、過去に接続したことが無いアクセスポイントであると判断することができる。したがって、そのAP情報を保存しておくか否かの判断が容易となる。
【0034】
また、現在の位置の近隣に存在するアクセスポイントの探索が容易となる。すなわち、ユーザの現在位置と位置情報との比較によって、現在位置に近接し且つ利用可能なアクセスポイント(過去に接続したことがあるアクセスポイント)を、容易に検索することが可能となる。したがって、ユーザは、例えば地図の表示を閲覧しながら所望のアクセスポイントの近くに移動し、無線接続を確立させて無線通信を行うことが可能となる。
【0035】
また現在位置ではなく、特定位置(例えば外出予定の位置)と位置情報とを比較することによって、特定位置において利用することが可能なアクセスポイントを容易に探索することも可能となる。
【0036】
<変形例>
通信端末装置10の各部部のうち一部は通信端末装置10から着脱可能に構成されても良い。例えば、WLAN部100は、通信端末装置10に対して着脱可能に構成されても良い。例えば、WLAN部100の無線接続部104は、通信端末装置10に対して着脱可能に構成されても良い。また、位置取得部110は、通信端末装置10に対して着脱可能に構成されても良い。
【0037】
位置表示部121は、位置取得部110によって取得された現在の通信端末装置10の位置をさらに地図上に表示しても良い。このように表示されることによって、ユーザの現在の位置と各アクセスポイントとの位置関係をユーザが容易に知得することが可能となる。
【0038】
図5のフローチャートにおいて、S014、S015のステップを省略するためにS013の代わりにS016及びS021を実行しても良い。
AP情報保持制御部103が保持する位置情報は、通信端末装置10の位置取得部110において取得した情報ではなく、アクセスポイントから通知された位置情報であっても良い。この場合、アクセスポイントは、予め自装置の位置情報を取得しており、AP情報とともに位置情報も発信する。この場合、スキャン部101は、アクセスポイントからAP情報と位置情報とを受信し、AP情報保持制御部103に渡す。AP情報保持制御部103は、スキャン部101によって取得されたAP情報と位置情報とを対応付けて情報保持部105に記録する。このように構成された場合、ユーザは初めて訪れる場所であっても容易に利用可能なアクセスポイントを発見できる。また、情報保持部105に記録される位置情報がアクセスポイントから通知される位置情報であるため、より精度の高い位置情報を保持しておくことが可能となる。また、このように構成された場合、通信端末装置10は位置取得部110を備えないように構成されても良い。
【0039】
AP情報と位置情報とを対応付けたデータが、情報保持部105に予め記録されていても良い。例えば通信端末装置10の販売時に既にAP情報と位置情報とを対応付けたデータを情報保持部105に記録しておくことにより、通信端末装置10の販売者が提供しているアクセスポイントの情報をユーザに容易に通知することが可能となる。
【0040】
AP情報と位置情報とを対応付けたデータを、所定のサーバからネットワークを介して通信端末装置10に通知しても良い。この場合、AP情報保持制御部103は、受信したデータに基づいて、一つ又は複数のAP情報と位置情報との組合せを情報保持部105に記録する。ネットワークではなく記録媒体を介して上記データが通知されても良い。このように構成されることにより、ユーザに対してアクセスポイントの情報を容易に提供することが可能となる。
【0041】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0042】
10…通信端末装置, 100…WLAN制御部, 101…スキャン部, 102…任意AP追加部, 103…AP情報保持制御部, 104…無線接続部, 105…情報保持部, 110…位置取得部, 120…表示部, 121…位置表示部, 122…管理画面表示部, 130…入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部と、
アクセスポイント毎に、前記アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、前記アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶する情報保持部と、
ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する前記位置情報を表示する表示部と、
を備える通信端末装置。
【請求項2】
前記表示部は、地図の情報に基づいて、地図上に前記アクセスポイントに関する前記位置情報を表示する、請求項1に記載の通信端末装置。
【請求項3】
自装置の現在の位置情報を取得する位置取得部をさらに備え、
前記情報保持部は、前記アクセスポイントに対して前記無線接続部が無線通信を確立した際に前記位置取得部によって取得された前記位置情報を、前記AP情報と対応付けて記憶する、請求項1又は2に記載の通信端末装置。
【請求項4】
前記情報保持部は、前記アクセスポイントから前記AP情報とともに通知された位置情報を、前記AP情報と対応付けて記憶する、請求項1又は2に記載の通信端末装置。
【請求項5】
アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部を備えた通信端末装置が、
アクセスポイント毎に、前記アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、前記アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶するステップと、
ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する前記位置情報を表示するステップと、
を有する制御方法。
【請求項6】
アクセスポイントと無線通信を行う無線接続部を備えた通信端末装置に対し、
アクセスポイント毎に、前記アクセスポイントに接続するために必要となるAP情報と、前記アクセスポイントの付近の位置を表す位置情報を対応付けて記憶するステップと、
ユーザによって選択されたアクセスポイントに関する前記位置情報を表示するステップと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−98708(P2013−98708A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238988(P2011−238988)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(000232254)日本電気通信システム株式会社 (586)
【Fターム(参考)】