説明

通信装置、通信システム、スケジュール登録方法、及びプログラム

【課題】ユーザにとって必要な情報を絞り込むことができ、ユーザがスケジュール登録するまでの手間を省くこと。
【解決手段】本発明の通信装置は、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スケジュールを自動登録することができる通信装置、通信システム、スケジュール登録方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているスケジュール管理システムでは、メールに日時及び内容情報が含まれているか否かを判定し、スケジュールファイルとなる候補リストを生成している。そして、スケジュールファイルとなる候補リストからユーザの承諾入力に応じてスケジュールファイルが生成される。スケジュールファイルとなる候補リストには、メール送信元、スケジュール登録したか否かを表すアイコン、当該内容情報を含むメールへのリンクを表すアイコンなどが含まれている。
【0003】
また、特許文献2に開示されているスケジュール管理システムでは、メールから、一般名詞、固有名詞、未知語、日付表現の語句のみをスケジュール情報として取得し、タイトル、時間、場所の各項目に分類している。そして、スケジュール情報で出現する回数及び出現する文書数を計算した結果が分類知識情報として保持される。この分類知識情報に基づいて、順位付けを行ってスケジュール候補リストが作成され、スケジュール管理システムとして登録される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−259144号公報
【特許文献2】特開2009−093503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1又は特許文献2に開示されているシステムでは、ユーザにとって必要な情報が絞り込まれず、ユーザが実際にスケジュールとして登録するまでの手順が多い、という課題がある。
【0006】
本発明の目的は、ユーザにとって必要な情報を絞り込むことができ、ユーザがスケジュール登録するまでの手間を省くことができる通信装置、通信システム、スケジュール登録方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件 とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、を備える通信装置を提供する。
【0008】
上記通信装置は、更に、前記スケジュール登録部に登録されたスケジュールを前記日時情報が示す日時に自動実行するスケジュール実行部を備える。
【0009】
上記通信装置では、前記判定部は、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示す前記アクション検索条件に合致し、ユーザの嗜好との関連を示す前記カテゴリ検索条件に合致しない場合、当該所定の単位のテキストデータ全体又は一部をキーワード検索条件と判定し、前記判定部は、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件と、ユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件又はキーワード検索条件とに合致するか否かを判定する。
【0010】
上記通信装置では、前記判定部は、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示す前記アクション検索条件に合致し、ユーザの嗜好との関連を示す前記カテゴリ検索条件に合致しない場合であって、さらに、所定回数以上出現する当該所定の単位のテキストデータ全体又は一部をキーワード検索条件と判定し、前記判定部は、前記所定回数以上出現する所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件と、ユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件又はキーワード検索条件とに合致するか否かを判定する。
【0011】
本発明は、所定の単位ごとにテキストデータを取得し 、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶し、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定し、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録する、スケジュール登録方法を提供する。
【0012】
本発明は、コンピュータに、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、を実行させるためのプログラムを提供する。
【0013】
本発明は、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報を送信要求に基づき送信するための送信部と、を備える第1の通信装置と、前記スケジュール又はToDo情報の送信を要求する前記送信要求を生成する送信要求生成部と、前記送信要求生成部で生成された送信要求を前記第1の通信装置へ送信し、前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報を前記第1の通信装置から受信する送受信部と、前記第1の通信装置から受信したスケジュールを日時情報が示す日時に自動実行するか又はToDo情報を自動実行するスケジュール実行部とを備える第2の通信装置と、を備える通信システムを提供する。
【0014】
本発明は、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部を、送信要求に基づき送信する送信部と、を備える第1の通信装置と、前記スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部の送信を要求する、前記送信要求を生成する送信要求生成部と、前記送信要求生成部で生成された送信要求を前記第1の通信装置へ送信し、前記スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部を前記第1の通信装置から受信する送受信部と、前記送受信部で受信した所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、前記第1の通信装置から受信したスケジュールを日時情報が示す日時に自動実行するか又はToDo情報を自動実行するスケジュール実行部とを備える第2の通信装置と、を備える通信システムを提供する。
【0015】
本発明は、 スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、自動アクション識別情報と紐付けられた自動アクション記述を記憶する自動アクション記述記憶部と、アクション検索条件要求に基づいてアクション検索条件を送信し、自動アクション取得要求に基づいて前記自動アクション記述記憶部に記憶された自動アクション記述を送信するための送信部と、を備える第1の通信装置と、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件及び受信したアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報から、抽出した自動アクションを自動アクション識別情報に変換して送信するための送信部と、受信した自動アクション記述に従う処理を実行するための自動アクション実行部と、を備える第2の通信装置と、を備える通信システムを提供する。
【0016】
本発明は、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、自動アクション識別情報と紐付けられた自動アクション記述を記憶する自動アクション記述記憶部と、アクション検索条件要求に基づき、アクション検索条件を送信するための送信部と、自動アクション実行要求に基づいて、前記自動アクション記述記憶部に記憶された自動アクション記述に従う処理を実行するための自動アクション実行部と、を備える第1の通信装置と、所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件及び受信したアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報から、抽出した自動アクションを自動アクション識別情報に変換して送信するための送信部と、を備える第2の通信装置と、を備える通信システムを提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る通信装置、通信システム、スケジュール登録方法、及びプログラムによれば、ユーザにとって必要な情報を絞り込むことができ、ユーザがスケジュール登録するまでの手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯電話機100の構成を示すブロック図
【図2】表示部113の一例(1)
【図3】表示部113の表示例(2)
【図4】(a)待ち受け画面の表示例、(b)アクション種別毎のスケジュール一覧の表示例、(c)個別スケジュールの表示例
【図5】表示部113の一例(3)
【図6】表示部113の一例(4)
【図7】表示部113の一例(5)
【図8】本発明の実施の形態2に係るサーバ装置200の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態2に係る携帯電話機300の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係るサーバ装置400の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態3に係る携帯電話機500の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態4に係るサーバ装置600の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態4に係る携帯電話機700の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態5に係るサーバ装置800の構成を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態5に係る携帯電話機900の構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0020】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る通信装置として、図1〜図7を参照して、携帯電話機100の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯電話機100の構成を示すブロック図である。図1に示す携帯電話機100は、情報取得部101と、検索条件抽出部103と、記憶部105と、判定部107と、スケジュール登録部109と、スケジュール実行部111と、表示部113と、表示制御部115と、操作部117と、カテゴリ検索条件追加部119とを備える。
【0021】
ここで、携帯電話機100が管理するスケジュールとは、アクション種別(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)を含むスケジュール情報、ToDo情報などを含む。
【0022】
アクション検索条件とは、アクション種別との関連性の有無を判定するための条件である。例えば、「録る」というアクション種別のアクション検索条件は、「放送曲名及び番組名のいずれかを含む」と言った検索条件である。また、「行く」というアクション種別のアクション検索条件は、「ホール名、イベント会場名、開催、参加という文字列のいずれかの文字列を含む」と言った検索条件である。また、「買う」というアクション種別のアクション検索条件は、「¥という記号に連続する数字、発売をいう文字、販売という文字のいずれかの文字又は数字を含む」と言った検索条件である。これらアクション種別及びアクション検索条件は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0023】
カテゴリ検索条件とは、携帯電話機100のユーザの嗜好との関連性の有無を判定するための条件である。アクション種別の対象となる人物(アーティスト名など)、場所、及び事象(例えば、番組名)である。これらカテゴリ検索条件は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0024】
アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報として、例えば、外部装置(例えば、サーバ装置)から情報取得部101を介して取得した(1)Push情報、例えばメール、ダイレクトメッセージ、インスタントメッセージに含まれるテキストデータ、(2)Pull情報、例えばHTML文書、PDF文書に含まれるテキストデータがある。さらには、ユーザが携帯電話機100で登録した、ユーザ自身の嗜好を示す情報であるテキストデータも含まれる。
【0025】
情報取得部101は、外部装置からPush情報、Pull情報を取得する。Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータが、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である。取得されたPush情報、Pull情報は、検索条件抽出部103へ出力される。
【0026】
検索条件抽出部103は、入力されたPush情報、Pull情報から、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報であるテキストデータを、所定の単位毎に区切った複数のテキストデータ(以下、「複数の単位テキストデータ」を称する)を抽出する。抽出された複数の「単位テキストデータ」は、記憶部105に出力される。なお、単位テキストデータの所定の単位とは、テキストデータを抽出したデータ種別に依存する。サイズとは無関係である。例えば、(1)アプリケーションレベルで認識できる「メッセージ1通」「HLMLファイル1つ」といった単位、(2)ALP、HTTP、SIP等の1つのレスポンス/メッセージのサイズといった単位であっても良い。
【0027】
記憶部105は、入力された複数の「単位テキストデータ」を保存する。記憶部105に保存されたテキストデータは、携帯電話機100の各部で参照される。
また、記憶部105は、アクション検索条件、及びカテゴリ検索条件を保存する。記憶部105に保存されたアクション検索条件、及びカテゴリ検索条件は、携帯電話機100の各部で参照される。
また、記憶部105は、後述する判定部107の判定結果により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件として自動的に保存する。例えば、「単位テキストデータ」内であるワードが所定回数以上現れた場合、そのワードをキーワード検索条件として自動的に保存する。このように、携帯電話機100に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0028】
判定部107は、予め登録されているアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に基づき、記憶部105に保存された入力された複数の「単位テキストデータ」を参照し、各「単位テキストデータ」が、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致する否かを判定する。アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」は、スケジュール登録部109に出力される。判定部107は、「単位テキストデータ」に日時情報が含まれる場合、その日時情報と関連付けて、スケジュール登録部109に出力する。
【0029】
また、判定部107は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件と判定し、自動的に記憶部105に保存する。「単位テキストデータ」の全部又は一部を自動的に保存する際、判定部107は、例えば「単位テキストデータ」内で所定回数以上出現しているテキストデータをキーワード検索条件と判定し、自動的に保存しても良い。
【0030】
なお、ユーザ操作により、キーワード検索条件として、記憶部105に保存しても良い。この場合、「単位テキストデータ」の全部又は一部を、例えば、ワードごとに区切って下線部で強調して表示部113に表示し、ユーザが操作部117を介して、強調されたワードをキーワード検索条件として選択するようにしても良い。
また、表示制御部115が、判定部107から、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しないという判定結果を受けたら、表示部113に、スケジュール/ToDo手動登録用のボタンの表示、または、スケジュール/ToDo手動登録用のキーを示す表示を行ない、スケジュール/ToDo手動登録に割り当てられたボタンまたはキーに対しユーザ操作が行なわれたら、表示部113に、スケジュール/ToDo手動登録用の画面を表示しても良い。この画面において、ワードごとに区切って下線部で強調して表示部113に表示し、ユーザが操作部117を介して、強調されたワードをキーワード検索条件として選択するようにしても良い。
【0031】
キーワード検索条件が記憶部105に保存された後、判定部107は、アクション検索条件に加えて、カテゴリ検索条件の代わりに、カテゴリ検索条件又はキーワード検索を検索条件とする。このように、携帯電話機100に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0032】
アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」は、ユーザの嗜好の変化により、カテゴリ検索条件の候補ともなり得る。そのため、判定部107は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、新たにカテゴリ検索条件として決定するために、カテゴリ検索条件追加部119へ出力する。
【0033】
カテゴリ検索条件追加部119は、ユーザ操作により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部から、新たにカテゴリ検索条件を決定する。新たにカテゴリ検索条件として決定された「単位テキストデータ」の全部又は一部は、記憶部105に保存される。
【0034】
スケジュール登録部109は、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別を、例えば、スケジュールを実行する日時で識別して登録する。つまり、スケジュール登録部109は、アクション種別を実行する日時と関連づけがある場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録し、スケジュールを実行する日時と関連づけがない場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そのため、携帯電話機100では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
登録されたスケジュール又はToDo情報は、スケジュール実行部111で参照される。
【0035】
スケジュール実行部111は、スケジュール登録部109に登録されたスケジュールを参照し、スケジュールを実行する日又はToDo情報の登録時になると、ユーザが操作しなくても、スケジュール登録部109に登録されたアクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を自動実行する。
なお、スケジュール実行部111は、スケジュールを実行する日又はToDo情報の登録時になると、ユーザの操作により、スケジュール登録部109に登録されたアクション種別(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報のうち、自動実行するアクション種別(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を選択しても良い。
【0036】
表示部113は、外部装置から取得したPush情報、Pull情報を、例えば、「単位テキストデータ」毎に表示する。また、表示部113には、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である、Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータをスケジュール登録部109に登録するための各種の動作をユーザに促すための表示が含まれる。
例えば、表示部113では、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件の候補となるテキストデータ、又はアクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件であるテキストデータを、下線部や斜体により強調して表示する。
さらに、表示部113では、スケジュール登録部109により自動登録されている場合には、「予定登録済み」と表示し、ユーザに表示部113に表示されたテキストデータがスケジュール登録されていることを示す。
【0037】
表示制御部115は、操作部117でのユーザの入力操作に基づき、表示部113を制御する。
例えば、表示制御部115は、表示部113に表示される単位テキストデータのうち、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件の候補となるテキストデータ、又はアクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件であるテキストデータを強調して表示するように、表示部113を制御する。
さらに、表示制御部115は、スケジュール登録部109により自動登録されている場合には、「予定登録済み」と表示部113に表示するよう制御する。
【0038】
操作部117は、携帯電話機100のユーザの入力操作を受け付ける。ユーザの入力操作により、表示制御部115は表示部113の表示を制御する。
【0039】
図2〜図7を参照して、表示部113の一例(1)〜(5)を説明する。以下、本実施の形態において、表示部113の一例を説明するため、記憶部105に予め保存されているアクション種別を「行く」であるとする。また、本実施の形態において、表示部113の一例を説明するため、カテゴリ検索条件として、テキストデータである「アーティストA」が記憶部105に予め保存されているものとする。また、表示部113の一例を説明するため、「行く」というアクション種別のアクション検索条件は、「ホール名、イベント会場名、開催、参加という文字列のいずれかの文字列を含む」とする。
【0040】
(アクション検索条件及びカテゴリ検索条件:両方合致)
図2は、表示部113の一例(1)である。図2では、表示部113に表示された単位テキストデータ(例えば、HTML文書の一部)がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致しているものとする。図2では、外部装置から情報取得部101を介して取得したHTML文書の一部が表示されている。この表示画面のテキストデータは、記憶部105に保存されている単位テキストの一つである。
【0041】
図2に示す表示例(1)では、下線部及び斜体により強調された「ホールS」が、アクション種別である「行く」のアクション検索条件と合致し、下線部及び斜体により強調された「アーティストA」が、アクション種別(例えば、「行く」)の対象となる人物であり、カテゴリ検索条件と合致する。
【0042】
したがって、判定部107は、表示部113に表示された単位テキストデータをスケジュール登録部109に出力する。このとき、判定部107は、表示部113に表示された単位テキストデータに含まれる日時情報(「開催日時」)として、「○○年□□月△△日」を単位テキストデータと関連付けて、スケジュール登録部109に出力する。
【0043】
さらに、スケジュール登録部109は、判定部107から出力された単位テキストデータから、アクション種別「行く」に関するスケジュールとして、「○○年□□月△△日、ホールS」を登録する。このとき、図2に示すように、表示部113には、「予定登録済み」と表示される。そのため、ユーザは、表示部113を見るだけで、表示されたテキストデータがスケジュール登録されているかどうかを判別することができる。なお、日時情報(「開催日時」)として、「○○年□□月△△日」が関連付けられていない場合、スケジュール登録部109は、アクション種別「行く」に関するToDo情報として、「ホールS」を登録する。
【0044】
図3に表示部113の表示例(2)を示す。図3に示す表示例(2)は、登録されたスケジュールを自動的に実行する際の表示部113の表示例である。図3に示すように、登録されたスケジュールを自動的に実行する際、例えば、スケジュールを中断するための処理をユーザに促す画面表示を行っても良い。ユーザの操作ミスなどによって、意図しないスケジュールが自動的に実行されるのを避けることができる。
【0045】
上述のように、スケジュール登録部109にアクション種別「行く」に関するスケジュールとして、「○○年□□月△△日、ホールS」が自動登録され、携帯電話機100では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。さらに、スケジュール登録部109に自動登録されたスケジュールを自動的に実行する際に、表示部113がスケジュールを中断するための処理をユーザに促す表示を行うことで、ユーザの操作ミスなどによって、意図しないスケジュールが自動的に実行されるのを避けることができる。
【0046】
なお、スケジュール登録部109で登録したスケジュールは、例えば、図4(a)、(b)、(c)に示すように、待ち受け画面から一覧表示及び個別表示することができる。図4(a)は待ち受け画面の表示例、図4(b)は、アクション種別毎のスケジュール一覧の表示例、図4(c)は、個別スケジュールの表示例を示す。
【0047】
図4(a)に示すように、ユーザが操作部117を介して、待ち受け画面でアクション種別「行く」を選択し、図4(b)アクション種別「行く」の予定一覧画面へ遷移する。そして、下線で強調された予定を選択すると、図4(c)に示すように、個別のスケジュールを詳細に表示することができる。そのため、携帯電話機100では、ユーザは容易にアクション種別毎のスケジュールを把握することができる。
【0048】
(アクション検索条件:合致/カテゴリ検索条件:合致せず)
図5は、表示部113の一例(3)である。図5では、表示部113に表示された単位テキストデータ(例えば、HTML文書の一部)がアクション検索条件に合致し、カテゴリ検索条件には合致していないものとする。図5では、図2と同様、外部装置から情報取得部101を介して取得したHTML文書の一部が表示されている。この表示画面のテキストデータは、記憶部105に保存されている単位テキストの一つである。
【0049】
図5に示す表示例(3)では、下線及び斜体により強調された「ホールP」が、アクション種別である「行く」のアクション検索条件と合致する。しかしながら、「アーティストB」及び「アーティストC」は、アクション種別(例えば、「行く」)の対象となる人物「アーティストA」とは異なるので、カテゴリ検索条件と合致しない。そのため、図5に示す表示例(3)では、例えば、「予定登録へ」という案内を表示することで、ユーザにスケジュールを登録するか否かを促す。そして、ユーザが操作部117を介し「予定登録へ」を選択すると、図4に示す表示画面は、図5に示すカテゴリ検索条件を登録する画面表示へ遷移する。
【0050】
図6は、表示部113の一例(4)である。図6は、カテゴリ検索条件を登録するための表示画面である。図6に示す表示画面では、カテゴリ検索条件と合致しなかった「アーティストB」及び「アーティストC」が下線により強調表示されている。そして、ユーザが操作部117を介し「アーティストB」及び「アーティストC」をカテゴリ検索条件として登録するか否かを選択することができる。ユーザが操作部117を介し「アーティストB」又は「アーティストC」をカテゴリ検索条件に選択した場合、カテゴリ検索条件追加部119は、新たにカテゴリ検索条件として、「アーティストB」又は「アーティストC」を記憶部105に出力する。そのため、携帯電話機100では、ユーザの嗜好との関連性の有無を判定するためのカテゴリ検索条件を容易に追加することができる。
【0051】
さらに、ユーザが操作部117を介し「アーティストB」又は「アーティストC」をカテゴリ検索条件として登録した場合、スケジュール登録部109は、アクション種別「行く」に関するスケジュールとして、「△△年○○月□□日、ホールP」を自動登録する。そのため、携帯電話機100では、ユーザが必要な情報を容易に絞り込むことで、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0052】
図7は、表示部113の一例(5)である。図7では、表示部113に表示された単位テキストデータ(例えば、HTML文書の一部)がアクション検索条件、及びカテゴリ検索条件に合致していないものとする。図7では、図2と同様、外部装置から情報取得部101を介して取得したHTML文書の一部が表示されている。この表示画面のテキストデータは、記憶部105に保存されている単位テキストの一つである。
【0053】
図7の表示例(5)では、記憶部105に予め保存されているアクション種別である「行く」、カテゴリ検索条件である「アーティストA」が表示されていない。そのため、「予定登録へ」など予定登録を促す案内は表示されない。
【0054】
以上、本実施の形態に係る携帯電話機100によれば、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録する。また、スケジュールを自動的に実行する日時と関連づけがない場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そのため、携帯電話機100では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0055】
なお、本実施の形態において、アクション種別は、携帯電話機100の記憶部105に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0056】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件は、携帯電話機100の記憶部105に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0057】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部が、キーワード検索条件として記憶部105に自動的に保存されるが、これに限らない。「単位テキストデータ」からキーワード検索条件となるテキストデータを、ユーザが表示画面上で選択しても良い。
【0058】
なお、本実施の形態において、スケジュールを自動的に実行する日時を示す日時情報は、「単位テキストデータ」に含まれる情報であっても良いし、ユーザが表示画面上で設定しても良い。
【0059】
実施の形態1に係る携帯電話機100では、スケジュールに関連する情報である、アクション種別、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件などを、すべて携帯電話機100内で判別する検索条件判別機能を有し、かつ、スケジュールを自動的に実行するスケジュール実行機能を有していたが、これに限らない。
【0060】
例えば、本発明の実施の形態に係る通信システムとして、(1)携帯電話機と接続可能なサーバ装置が、サーバ装置内で生成されたスケジュールを、携帯電話機からの要求により携帯電話機へ送信し、携帯電話機がサーバ装置から受信したスケジュールを自動的に実行する場合、(2)携帯電話機と接続可能なサーバ装置が、サーバ装置内で生成されたスケジュールに関連する情報(アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件など)を、携帯電話機からの要求により携帯電話機へ送信し、携帯電話機がサーバ装置から受信したスケジュールに関連する情報に基づき、スケジュールを登録し、自動的に実行する場合、が考えられる。
【0061】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る通信システムとして、(1)携帯電話機300と接続可能なサーバ装置200が、サーバ装置200内で生成されたスケジュールを、携帯電話機300からの要求により携帯電話機300へ送信し、携帯電話機300がサーバ装置200から受信したスケジュールを自動的に実行する場合について説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る通信システムを構成するサーバ装置200の構成を示すブロック図であり、図9は、本発明の実施の形態2に係る通信システムを構成する携帯電話機300の構成を示すブロック図である。
【0062】
ここで、本実施の形態において、スケジュールとは、実施の形態1と同様、アクション種別(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)を含むスケジュール情報、ToDo情報などを含む。
【0063】
アクション検索条件とは、アクション種別との関連性の有無を判定するための条件である。例えば、「録る」というアクション種別のアクション検索条件は、「放送曲名及び番組名のいずれかを含む」と言った検索条件である。また、「行く」というアクション種別のアクション検索条件は、「ホール名、イベント会場名、開催、参加という文字列のいずれかの文字列を含む」と言った検索条件である。また、「買う」というアクション種別のアクション検索条件は、「¥という記号に連続する数字、発売をいう文字、販売という文字のいずれかの文字又は数字を含む」と言った検索条件である。
【0064】
カテゴリ検索条件とは、携帯電話機300のユーザの嗜好との関連性の有無を判定するための条件である。アクション種別の対象となる人物(アーティスト名など)、場所、及び事象(例えば、番組名)である。
【0065】
アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報として、例えば、サーバ装置200で保持されている(1)Push情報、例えばメール、ダイレクトメッセージに含まれるテキストデータ、(2)Pull情報、例えばHTML文書、PDF文書に含まれるテキストデータがある。さらには、ユーザが携帯電話機300で登録してサーバ装置200で保持されている、ユーザ自身の嗜好を示す情報であるテキストデータも含まれる。
【0066】
図8に示すサーバ装置200は、情報保持部201と、検索条件抽出部203と、記憶部205と、判定部207と、スケジュール登録部209と、カテゴリ検索条件追加部219、送受信部223とを備える。
【0067】
送受信部223は、携帯電話機300の送受信部301と無線で接続され、携帯電話機300から送信されるスケジュール送信要求を受信し、当該スケジュール送信要求に基づきスケジュールを携帯電話機300に送信する。
【0068】
情報保持部201は、Push情報、Pull情報を保持する。Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータが、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である。Push情報、Pull情報は、検索条件抽出部203へ出力される。
【0069】
検索条件抽出部203は、入力されたPush情報、Pull情報から、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報であるテキストデータを、所定の単位毎に区切った複数のテキストデータ(以下、「複数の単位テキストデータ」を称する)を抽出する。抽出された複数の「単位テキストデータ」は、記憶部205に出力される。なお、単位テキストデータの所定の単位とは、テキストデータを抽出したデータ種別に依存する。サイズとは無関係である。例えば、(1)アプリケーションレベルで認識できる「メッセージ1通」「HLMLファイル1つ」といった単位、(2)ALP、HTTP、SIP等の1つのレスポンス/メッセージのサイズといった単位であっても良い。
【0070】
記憶部205は、入力された複数の「単位テキストデータ」を保存する。記憶部205に保存されたテキストデータは、サーバ装置200の各部で参照される。
【0071】
また、記憶部205は、アクション検索条件、及びカテゴリ検索条件を保存する。記憶部205に保存されたアクション検索条件、及びカテゴリ検索条件は、サーバ装置200の各部で参照される。
【0072】
また、記憶部205は、後述する判定部207の判定結果により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件として自動的に保存する。例えば、「単位テキストデータ」内であるワードが所定回数以上現れた場合、そのワードをキーワード検索条件として自動的に保存する。このように、サーバ装置200に、携帯電話機300のユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、携帯電話機300のユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0073】
判定部207は、予め登録されているアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に基づき、記憶部205に保存された入力された複数の「単位テキストデータ」を参照し、各「単位テキストデータ」が、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致する否かを判定する。アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」は、スケジュール登録部209に出力される。判定部207は、「単位テキストデータ」に日時情報が含まれる場合、その日時情報と関連付けて、スケジュール登録部209に出力する。
【0074】
また、判定部207は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件と判定し、自動的に記憶部205に保存する。「単位テキストデータ」の全部又は一部を自動的に保存する際、判定部207は、例えば「単位テキストデータ」内で所定回数以上出現しているテキストデータをキーワード検索条件と判定し、自動的に保存しても良い。
【0075】
キーワード検索条件が記憶部205に保存された後、判定部207は、アクション検索条件に加えて、カテゴリ検索条件の代わりに、カテゴリ検索条件又はキーワード検索を検索条件とする。このように、サーバ装置200に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0076】
アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」は、ユーザの嗜好の変化により、カテゴリ検索条件の候補ともなり得る。そのため、判定部207は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、新たにカテゴリ検索条件として決定するために、カテゴリ検索条件追加部219へ出力する。
【0077】
カテゴリ検索条件追加部219は、携帯電話機300からのユーザの無線操作により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部から新たにカテゴリ検索条件を決定する。新たにカテゴリ検索条件として決定された「単位テキストデータ」の全部又は一部は、記憶部205に保存される。
【0078】
スケジュール登録部209は、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別を、例えば、スケジュールを自動的に実行する日時で識別して登録する。つまり、スケジュール登録部209は、アクション種別を実行する日時と関連づけがある場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録し、スケジュールを実行する日時と関連づけがない場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そのため、サーバ装置200では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0079】
登録されたスケジュール又はToDo情報は、送受信部223へ出力される。そして、送受信部223は、携帯電話機300から送信されるスケジュール送信要求に基づき、スケジュールを携帯電話機300に送信する。
【0080】
図9を参照して、本実施の形態に係る携帯電話機300の構成について説明する。図9は、携帯電話機300の構成を示すブロック図である。図9に示す携帯電話機300は、送受信部301と、スケジュール送信要求生成部321と、スケジュール実行部311と、表示部313と、表示制御部315と、操作部317とを備える。
【0081】
送受信部301は、サーバ装置200へスケジュール送信要求を送信し、サーバ装置200からスケジュールを受信する。
サーバ装置200から受信したスケジュールはスケジュール実行部311へ出力される。
【0082】
スケジュール送信要求生成部321は、スケジュール送信要求を生成し、送受信部301へ出力する。スケジュール送信要求とは、スケジュール又はToDo情報を自装置に送信するようサーバ装置200へ要求する信号である。
【0083】
スケジュール実行部311は、入力されたスケジュールに基づき、スケジュールを自動的に実行する日又はToDo情報の登録時になると、ユーザが操作しなくても、スケジュール登録部109に登録されたアクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を自動的に実行する。なお、スケジュール実行部311は、ユーザの操作により、スケジュールを自動的に実行する日又はToDo情報の登録時になると、アクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を自動的に実行しても良い。
【0084】
表示部313は、スケジュール実行部311で自動的に実行するアクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を表示する。また、必要に応じて、スケジュール実行部311で自動的に実行するアクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を一覧表示する。
【0085】
表示制御部315は、操作部317でのユーザの入力操作に基づき、表示部313を制御する。例えば、表示制御部315は、表示部313に表示されるアクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を、ユーザの入力操作に基づき、一覧表示、個別表示する。
【0086】
操作部317は、携帯電話機300のユーザの入力操作を受け付ける。ユーザの入力操作により、表示制御部315は表示部313の表示を制御する。
【0087】
以上、本実施の形態に係る通信システムによれば、サーバ装置200がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録する。また、スケジュールを自動的に実行する日時と関連づけがない場合、サーバ装置200がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そして、携帯電話機300が、サーバ装置200で登録されたスケジュールを自動的に実行する。そのため、本実施の形態に係る通信システムによれば、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0088】
なお、本実施の形態において、アクション種別は、サーバ装置200の記憶部205に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0089】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件は、サーバ装置200の記憶部205に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0090】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部が、キーワード検索条件として記憶部205に自動的に保存されるが、これに限らない。「単位テキストデータ」からキーワード検索条件となるテキストデータを、ユーザが携帯電話機300からサーバ装置200へ送信しても良い。
【0091】
なお、本実施の形態において、スケジュールを自動的に実行する日時を示す日時情報は、「単位テキストデータ」に含まれる情報であっても良いし、ユーザが携帯電話機300で日時情報を設定してサーバ装置200へ送信しても良い。
【0092】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る通信システムとして、(2)携帯電話機500と接続可能なサーバ装置400が、サーバ装置400内で生成されたスケジュールに関連する情報(アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件など)を、携帯電話機500からの要求により携帯電話機500へ送信し、携帯電話機500がサーバ装置400から受信したスケジュールに関連する情報に基づき、スケジュールを登録、自動的に実行する場合について説明する。図10は、本発明の実施の形態3に係る通信システムを構成するサーバ装置400の構成を示すブロック図であり、図11は、本発明の実施の形態3に係る通信システムを構成する携帯電話機500の構成を示すブロック図である。
【0093】
図10に示すサーバ装置400は、情報保持部401と、検索条件抽出部403と、記憶部405と、判定部407と、カテゴリ検索条件追加部419と、送受信部423とを備える。
【0094】
情報保持部401は、Push情報、Pull情報を保持する。Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータが、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である。Push情報、Pull情報は、検索条件抽出部403へ出力される。
【0095】
検索条件抽出部403は、入力されたPush情報、Pull情報から、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報であるテキストデータを、所定の単位毎に区切った複数のテキストデータ(以下、「複数の単位テキストデータ」を称する)を抽出する。抽出された複数の「単位テキストデータ」は、記憶部405に出力される。なお、単位テキストデータの所定の単位とは、テキストデータを抽出したデータ種別に依存する。サイズとは無関係である。例えば、(1)アプリケーションレベルで認識できる「メッセージ1通」「HLMLファイル1つ」といった単位、(2)ALP、HTTP、SIP等の1つのレスポンス/メッセージのサイズといった単位であっても良い。
【0096】
記憶部405は、入力された複数の「単位テキストデータ」を保存する。記憶部405に保存されたテキストデータは、サーバ装置400の各部で参照される。
また、記憶部405は、アクション検索条件、及びカテゴリ検索条件を保存する。記憶部205に保存されたアクション検索条件、及びカテゴリ検索条件は、サーバ装置400の各部で参照される。
また、記憶部405は、後述する判定部407の判定結果により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件として自動的に保存する。例えば、「単位テキストデータ」内であるワードが所定回数以上現れた場合、そのワードをキーワード検索条件として自動的に保存する。このように、サーバ装置400に、携帯電話機300のユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、携帯電話機300のユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0097】
判定部407は、予め登録されているアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に基づき、記憶部405に保存された入力された複数の「単位テキストデータ」を参照し、各「単位テキストデータ」が、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致する否かを判定する。アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」は、記憶部405及び送受信部423へ出力される。判定部407は、「単位テキストデータ」に日時情報が含まれる場合、その日時情報と関連付けて、記憶部405及び送受信部423へ出力する。
【0098】
また、判定部407は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件と判定し、自動的に記憶部405に保存する。「単位テキストデータ」の全部又は一部を自動的に保存する際、判定部407は、例えば「単位テキストデータ」内で所定回数以上出現しているテキストデータをキーワード検索条件と判定し、自動的に保存しても良い。
【0099】
キーワード検索条件が記憶部405に保存された後、判定部407は、アクション検索条件に加えて、カテゴリ検索条件の代わりに、カテゴリ検索条件又はキーワード検索を検索条件とする。このように、サーバ装置400に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0100】
アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」は、ユーザの嗜好の変化により、カテゴリ検索条件の候補ともなり得る。そのため、判定部407は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、新たにカテゴリ検索条件として決定するために、カテゴリ検索条件追加部419へ出力する。
【0101】
カテゴリ検索条件追加部419は、ユーザの操作により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部から新たにカテゴリ検索条件を決定する。新たにカテゴリ検索条件として決定された「単位テキストデータ」の全部又は一部は、記憶部405に保存される。
【0102】
送受信部423は、携帯電話機500から受信したスケジュール関連情報要求に基づき、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」全体又は一部を携帯電話機500へ送信する。なお、「単位テキストデータ」に日時情報が含まれる場合、その日時情報と関連付けられた「単位テキストデータ」を携帯電話機500へ送信する。
【0103】
図11に示す携帯電話機500は、送受信部501と、記憶部505と、スケジュール登録部509と、スケジュール実行部511と、表示部513と、表示制御部515と、操作部517と、スケジュール関連情報要求生成部525とを備える。
【0104】
送受信部501は、サーバ装置400へスケジュール関連情報要求を送信し、サーバ装置400からアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」全体又は一部を受信する。ここで、スケジュール関連情報要求とは、スケジュールに関連する情報を要求する信号である。スケジュールに関連する情報(以下、スケジュール関連情報という)とは、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」全体又は一部である。
スケジュール関連情報は、記憶部505に出力される。
【0105】
スケジュール関連情報要求生成部525は、スケジュール関連情報要求を生成し、送受信部501へ出力する。
【0106】
スケジュール登録部509は、記憶部505に保存されたスケジュール関連情報、すなわち、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」全体又は一部から、アクション種別を取り出し、例えば、スケジュールを自動的に実行する日時で識別して登録する。つまり、スケジュール登録部509は、アクション種別を自動的に実行する日時と関連づけがある場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録し、スケジュールを自動的に実行する日時と関連づけがない場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そのため、携帯電話機500では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
登録されたスケジュール又はToDo情報は、スケジュール実行部511で参照される。
【0107】
スケジュール実行部511は、スケジュール登録部509に登録されたスケジュールを参照し、スケジュールを自動的に実行する日又はToDo情報の登録時になると、ユーザが操作しなくても、アクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を自動的に実行する。なお、スケジュール実行部511は、ユーザの操作により、スケジュールを自動的に実行する日又はToDo情報の登録時になると、スケジュール登録部509に登録されたアクション種別(例えば、(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を自動的に実行しても良い。
【0108】
表示部513は、スケジュール登録部509で登録されたスケジュールを一覧表示、又は個別表示する。
【0109】
表示制御部515は、操作部517でのユーザの入力操作に基づき、表示部513を制御する。
【0110】
操作部517は、携帯電話機500のユーザの入力操作を受け付ける。ユーザの入力操作により、表示制御部515は表示部513の表示を制御する。
【0111】
以上、本実施の形態に係る通信システムによれば、サーバ装置400がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」の全体又は一部を携帯電話機500へ送信する。携帯電話機500は、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」の全体又は一部に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録する。アクション種別にスケジュールを実行する日時と関連づけがない場合、携帯電話機500は、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そして、携帯電話機500が、登録されたスケジュールを自動的に実行する。そのため、本実施の形態に係る通信システムによれば、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0112】
なお、本実施の形態において、アクション種別は、サーバ装置400の記憶部405に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0113】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件は、サーバ装置400の記憶部405に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0114】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部が、キーワード検索条件として記憶部405に自動的に保存されるが、これに限らない。「単位テキストデータ」からキーワード検索条件となるテキストデータを、ユーザが携帯電話機500からサーバ装置400へ送信しても良い。
【0115】
なお、本実施の形態において、スケジュールを実行する日時を示す日時情報は、「単位テキストデータ」に含まれる情報であっても良いし、ユーザが携帯電話機500で日時情報を設定しても良い。
【0116】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る通信システムは、携帯電話機700と接続可能なサーバ装置600とで構成される。図12は、本発明の実施の形態4に係る通信システムを構成するサーバ装置600の構成を示すブロック図であり、図13は、本発明の実施の形態4に係る通信システムを構成する携帯電話機700の構成を示すブロック図である。
【0117】
アクション検索条件とは、アクション種別との関連性の有無を判定するための条件である。例えば、「録る」というアクション種別のアクション検索条件は、「放送曲名及び番組名のいずれかを含む」と言った検索条件である。また、「行く」というアクション種別のアクション検索条件は、「ホール名、イベント会場名、開催、参加という文字列のいずれかの文字列を含む」と言った検索条件である。また、「買う」というアクション種別のアクション検索条件は、「¥という記号に連続する数字、発売をいう文字、販売という文字のいずれかの文字又は数字を含む」と言った検索条件である。これらアクション種別及びアクション検索条件は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0118】
カテゴリ検索条件とは、携帯電話機700のユーザの嗜好との関連性の有無を判定するための条件である。アクション種別の対象となる人物(アーティスト名など)、場所、及び事象(例えば、番組名)である。これらカテゴリ検索条件は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0119】
アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報として、例えば、外部装置(例えば、サーバ装置)から取得した(1)Push情報、例えばメール、ダイレクトメッセージ、インスタントメッセージに含まれるテキストデータ、(2)Pull情報、例えばHTML文書、PDF文書に含まれるテキストデータがある。さらには、ユーザが携帯電話機700で登録した、ユーザ自身の嗜好を示す情報であるテキストデータも含まれる。
【0120】
(サーバ装置600)
図12に示すサーバ装置600は、アクション検索条件記憶部601と、自動アクション記述記憶部603と、送受信部605と、を備える。
【0121】
アクション検索条件記憶部601は、アクション種別と、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件を記憶する。アクション検索条件記憶部601に記憶されたアクション検索条件は、携帯電話機700からのアクション検索条件取得要求に基づいて、送受信部605を介して、携帯電話機700へ送信される。
【0122】
自動アクション記述記憶部603は、自動アクション識別情報と紐付けられた自動アクション記述を記憶する。自動アクション記述記憶部603に記憶された自動アクション記述は、携帯電話機700からの自動アクション取得要求に基づいて、送受信部605を介して、携帯電話機700へ送信される。
【0123】
ここで、自動アクション識別情報とは、自動アクションを起こす条件とそれに関連付けられた自動アクションの記述を紐付けた情報である。例えば、自動アクションを起こす条件がアクション種別の「録る」の場合、アクション種別である「録る」に関連付けられた自動アクション記述とは、「所定のサイトに接続し、番組検索用の自動生成したデータを送り、取得したデータを元に録画予約情報を生成して携帯電話機700へ送信する」ことである。
【0124】
送受信部605は、携帯電話機700からのアクション検索条件取得要求に基づいて、アクション検索条件を送信する。また、送受信部605は、携帯電話機700からの自動アクション取得要求に基づいて、自動アクション記述記憶部603に記憶された自動アクション記述を送信する。
また、送受信部605は、携帯電話機700から送信された自動アクション識別情報を受信し、自動アクション記述記憶部603へ出力する。
【0125】
(携帯電話機700)
図13に示す携帯電話機700は、送受信部701と、検索条件抽出部703と、記憶部705と、判定部707と、自動アクション実行部711と、表示部713と、表示制御部715と、操作部717と、カテゴリ検索条件追加部719と、情報取得要求生成部725と、自動アクション識別情報変換部731と、を備える。
【0126】
送受信部701は、外部装置からPush情報、Pull情報を取得する。また、送受信部701は、情報取得要求生成部725で生成したアクション検索条件取得要求に基づきサーバ装置600から提供されるアクション検索条件を受信する。
【0127】
ここで、Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータ及びサーバ装置600から提供されるアクション検索条件に含まれるテキストデータが、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である。取得されたPush情報、Pull情報及びサーバ装置600から提供されたアクション検索条件は、検索条件抽出部703へ出力される。
【0128】
また、送受信部701は、自動アクション識別情報変換部731から出力された自動アクション識別情報をサーバ装置600へ送信する。また、送受信部701は、情報取得要求生成部725で生成された自動アクション記述取得要求をサーバ装置600へ送信する。また、送受信部701は、情報取得要求生成部725で生成されたアクション検索条件取得要求をサーバ装置600へ送信する。
【0129】
検索条件抽出部703は、入力されたPush情報、Pull情報及びサーバ装置600から取得したアクション検索条件から、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報であるテキストデータを、所定の単位毎に区切った複数のテキストデータ(以下、「複数の単位テキストデータ」を称する)を抽出する。抽出された複数の「単位テキストデータ」は、記憶部705に出力される。なお、単位テキストデータの所定の単位とは、テキストデータを抽出したデータ種別に依存する。サイズとは無関係である。例えば、(1)アプリケーションレベルで認識できる「メッセージ1通」「HLMLファイル1つ」といった単位、(2)ALP、HTTP、SIP等の1つのレスポンス/メッセージのサイズといった単位であっても良い。
【0130】
記憶部705は、入力された複数の「単位テキストデータ」を保存する。記憶部705に保存されたテキストデータは、携帯電話機700の各部で参照される。
【0131】
また、記憶部705は、アクション検索条件、及びカテゴリ検索条件を保存する。記憶部705に保存されたアクション検索条件、及びカテゴリ検索条件は、携帯電話機700の各部で参照される。
【0132】
また、記憶部705は、後述する判定部707の判定結果により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件として自動的に保存する。例えば、「単位テキストデータ」内であるワードが所定回数以上現れた場合、そのワードをキーワード検索条件として自動的に保存する。このように、携帯電話機700に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0133】
判定部707は、予め登録されているアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に基づき、記憶部705に保存された入力された複数の「単位テキストデータ」を参照し、各「単位テキストデータ」が、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致する否かを判定する。アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」は、スケジュール登録部709に出力される。判定部707は、「単位テキストデータ」に日時情報が含まれる場合、その日時情報と関連付けて、スケジュール登録部709に出力する。
【0134】
また、判定部707は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件と判定し、自動的に記憶部705に保存する。「単位テキストデータ」の全部又は一部を自動的に保存する際、判定部707は、例えば「単位テキストデータ」内で所定回数以上出現しているテキストデータをキーワード検索条件と判定し、自動的に保存しても良い。
【0135】
なお、ユーザ操作により、キーワード検索条件として、記憶部705に保存しても良い。この場合、「単位テキストデータ」の全部又は一部を、例えば、ワードごとに区切って下線部で強調して表示部713に表示し、ユーザが操作部717を介して、強調されたワードをキーワード検索条件として選択するようにしても良い。
【0136】
また、表示制御部715が、判定部707から、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しないという判定結果を受けたら、表示部713に、スケジュール/ToDo手動登録用のボタンの表示、または、スケジュール/ToDo手動登録用のキーを示す表示を行ない、スケジュール/ToDo手動登録に割り当てられたボタンまたはキーに対しユーザ操作が行なわれたら、表示部713に、スケジュール/ToDo手動登録用の画面を表示しても良い。この画面において、ワードごとに区切って下線部で強調して表示部713に表示し、ユーザが操作部717を介して、強調されたワードをキーワード検索条件として選択するようにしても良い。
【0137】
キーワード検索条件が記憶部705に保存された後、判定部707は、アクション検索条件に加えて、カテゴリ検索条件の代わりに、カテゴリ検索条件又はキーワード検索を検索条件とする。このように、携帯電話機700に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0138】
アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」は、ユーザの嗜好の変化により、カテゴリ検索条件の候補ともなり得る。そのため、判定部707は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、新たにカテゴリ検索条件として決定するために、カテゴリ検索条件追加部719へ出力する。
【0139】
カテゴリ検索条件追加部719は、ユーザ操作により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部から、新たにカテゴリ検索条件を決定する。新たにカテゴリ検索条件として決定された「単位テキストデータ」の全部又は一部は、記憶部705に保存される。
【0140】
スケジュール登録部709は、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別を、例えば、スケジュールを実行する日時で識別して登録する。つまり、スケジュール登録部709は、アクション種別を実行する日時と関連づけがある場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録し、スケジュールを実行する日時と関連づけがない場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そのため、携帯電話機700では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。登録されたスケジュール又はToDo情報は、自動アクション識別情報変換部731へ出力される。
【0141】
自動アクション識別情報変換部731は、スケジュール登録部709で登録されたスケジュール又はToDo情報に含まれる、アクション種別(自動アクションを起こす条件)に関連付けられた自動アクション記述を抽出し、抽出した自動アクション記述を自動アクション識別情報に変換する。自動アクション識別情報変換部731で変換された自動アクション識別情報は、送受信部701を介して、サーバ装置600へ送信される。
【0142】
情報取得要求生成部725は、自動アクションをサーバ装置600から取得するための自動アクション記述取得要求を生成し、送受信部701へ出力する。自動アクション記述取得要求により、携帯電話機700において自動アクションを起こす条件をサーバ装置600へ通知することができる。つまり、自動アクション記述取得要求は、自動アクション識別情報によって自動アクションを起こす条件に関連付けられた自動アクションを、サーバ装置600から取得するためのトリガーとなる。
【0143】
さらには、携帯電話機700は、自動アクション記述取得要求に基づき、サーバ装置600から自動アクションを取得できるので、社会の変化に合わせて自動アクションを更新することができる。例えば、レコーダーなどの自動アクションの対象となる機器の仕様を製造元がアップデートした場合、そのアップデータに関するデータを自動的に更新することができる。また、携帯電話機700は、自動アクションの実行の際に個人情報が必要な場合は、個人情報をサーバ装置600に置かないで済む。
【0144】
また、情報取得要求生成部725は、アクション検索条件をサーバ装置600から取得するためのアクション検索条件取得要求を生成し、送受信部701へ出力する。つまり、携帯電話機700は、アクション検索条件取得要求に基づき、サーバ装置600からアクション検索条件を取得できるので、社会の変化に合わせてアクション検索条件を更新することができる。
【0145】
自動アクション実行部711は、自動アクション記述取得要求に基づき、サーバ装置600から送受信部701を介して受信した自動アクションを自動実行する。なお、自動アクション実行部711は、スケジュールを実行する日又はToDo情報の登録時になると、ユーザの操作により、スケジュール登録部109に登録されたアクション種別(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報のうち、自動実行するアクション種別(例えば、「録る」、「行く」、「買う」)又はToDo情報を選択しても良い。
【0146】
表示部713は、外部装置から取得したPush情報、Pull情報を、例えば、「単位テキストデータ」毎に表示する。また、表示部713には、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である、Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータをスケジュール登録部709に登録するための各種の動作をユーザに促すための表示が含まれる。
例えば、表示部713では、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件の候補となるテキストデータ、又はアクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件であるテキストデータを、下線部や斜体により強調して表示する。
さらに、表示部713では、スケジュール登録部709により自動登録されている場合には、「予定登録済み」と表示し、ユーザに表示部713に表示されたテキストデータがスケジュール登録されていることを示す。
【0147】
表示制御部715は、操作部717でのユーザの入力操作に基づき、表示部713を制御する。例えば、表示制御部715は、表示部713に表示される単位テキストデータのうち、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件の候補となるテキストデータ、又はアクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件であるテキストデータを強調して表示するように、表示部713を制御する。
さらに、表示制御部715は、スケジュール登録部709により自動登録されている場合には、「予定登録済み」と表示部713に表示するよう制御する。
【0148】
操作部717は、携帯電話機700のユーザの入力操作を受け付ける。ユーザの入力操作により、表示制御部715は表示部713の表示を制御する。
【0149】
以上、本実施の形態に係る通信システムによれば、携帯電話機700がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録する。
また、スケジュールを自動的に実行する日時と関連づけがない場合、携帯電話機700がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。
そして、携帯電話機700は、自動アクション記述取得要求をサーバ装置600へ送信することで、サーバ装置600から取得した自動アクションを自動的に実行する。そのため、本実施の形態に係る通信システムによれば、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0150】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件は、サーバ装置600のアクション検索条件記憶部601及び携帯電話機700の記憶部705に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0151】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部が、キーワード検索条件として記憶部705に自動的に保存されるが、これに限らない。「単位テキストデータ」からキーワード検索条件となるテキストデータを、サーバ装置600から携帯電話機700へ送信しても良い。
【0152】
なお、本実施の形態において、スケジュールを自動的に実行する日時を示す日時情報は、「単位テキストデータ」に含まれる情報であっても良いし、ユーザが携帯電話機700で日時情報を設定しても良い。
【0153】
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5に係る通信システムは、携帯電話機900と接続可能なサーバ装置800とで構成される。図14は、本発明の実施の形態5に係る通信システムを構成するサーバ装置800の構成を示すブロック図であり、図15は、本発明の実施の形態5に係る通信システムを構成する携帯電話機900の構成を示すブロック図である。
【0154】
アクション検索条件とは、アクション種別との関連性の有無を判定するための条件である。例えば、「録る」というアクション種別のアクション検索条件は、「放送曲名及び番組名のいずれかを含む」と言った検索条件である。また、「行く」というアクション種別のアクション検索条件は、「ホール名、イベント会場名、開催、参加という文字列のいずれかの文字列を含む」と言った検索条件である。また、「買う」というアクション種別のアクション検索条件は、「¥という記号に連続する数字、発売をいう文字、販売という文字のいずれかの文字又は数字を含む」と言った検索条件である。これらアクション種別及びアクション検索条件は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0155】
カテゴリ検索条件とは、携帯電話機900のユーザの嗜好との関連性の有無を判定するための条件である。アクション種別の対象となる人物(アーティスト名など)、場所、及び事象(例えば、番組名)である。これらカテゴリ検索条件は一例であり、これらに限定されるものではない。
【0156】
アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報として、例えば、外部装置(例えば、サーバ装置)から取得した(1)Push情報、例えばメール、ダイレクトメッセージ、インスタントメッセージに含まれるテキストデータ、(2)Pull情報、例えばHTML文書、PDF文書に含まれるテキストデータがある。さらには、ユーザが携帯電話機900で登録した、ユーザ自身の嗜好を示す情報であるテキストデータも含まれる。
【0157】
(サーバ装置800)
図14に示すサーバ装置800は、アクション検索条件記憶部801と、自動アクション記述記憶部803と、送受信部805と、自動アクション実行部807とを備える。
【0158】
アクション検索条件記憶部801は、アクション種別と、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件を記憶する。アクション検索条件記憶部801に記憶されたアクション検索条件は、携帯電話機900からのアクション検索条件取得要求に基づいて、送受信部805を介して、携帯電話機900へ送信される。
【0159】
自動アクション記述記憶部803は、自動アクション識別情報と紐付けられた自動アクション記述を記憶する。自動アクション記述記憶部803に記憶された自動アクション記述は、自動アクション実行部807で参照される。
【0160】
ここで、自動アクション識別情報とは、自動アクションを起こす条件とそれに関連付けられた自動アクションの記述を紐付けた情報である。例えば、自動アクションを起こす条件がアクション種別の「録る」の場合、アクション種別である「録る」に関連付けられた自動アクション記述とは、「所定のサイトに接続し、番組検索用の自動生成したデータを送り、取得したデータを元に録画予約情報を生成・実行する。」ことである。
【0161】
自動アクション実行部807は、送受信部805から入力された自動アクション識別情報に基づき、自動アクション記述記憶部803に記憶されている自動アクション記述を参照し、当該自動アクション記述の自動アクションを実行する。なお、自動アクション記述記憶部803に記憶されている自動アクション記述は、自動アクションを起こす条件(たとえば、アクション種別)と紐付けられているので、自動アクション識別情報により、どの自動アクションを実行するかは識別可能である。
【0162】
送受信部805は、携帯電話機900からのアクション検索条件取得要求に基づいて、アクション検索条件を送信する。また、送受信部805は、携帯電話機900からの自動アクション識別情報を受信し、自動アクション実行部807に出力する。
【0163】
本実施の形態では、サーバ装置800は、携帯電話機900から送信される自動アクション識別情報により、自動アクションを実行するので、社会の変化に合わせて自動アクションを更新することができる。例えば、レコーダーなどの自動アクションの対象となる機器の仕様を製造元がアップデートした場合、そのアップデータに関するデータをサーバ装置800が自動アクションとして実行することができる。
【0164】
(携帯電話機900)
図15に示す携帯電話機900は、送受信部901と、検索条件抽出部903と、
記憶部905と、判定部907と、スケジュール登録部909と、表示部913と、表示制御部915と、操作部917と、カテゴリ検索条件追加部919と、アクション検索条件取得要求生成部925と、自動アクション識別情報変換部931と、を備える。
【0165】
送受信部901は、外部装置からPush情報、Pull情報を取得する。また、送受信部901は、アクション検索条件取得要求生成部925で生成したアクション検索条件取得要求に基づきサーバ装置800から提供されるアクション検索条件を受信する。
【0166】
また、送受信部901は、自動アクション識別情報変換部931から出力された自動アクション識別情報をサーバ装置800へ送信する。送受信部901は、アクション検索条件取得要求生成部925で生成されたアクション検索条件取得要求をサーバ装置800へ送信する。
【0167】
ここで、Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータ及びサーバ装置800から提供されるアクション検索条件に含まれるテキストデータが、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である。取得されたPush情報、Pull情報及びサーバ装置800から提供されたアクション検索条件は、検索条件抽出部903へ出力される。
【0168】
検索条件抽出部903は、入力されたPush情報、Pull情報及びサーバ装置800から取得したアクション検索条件から、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報であるテキストデータを、所定の単位毎に区切った複数のテキストデータ(以下、「複数の単位テキストデータ」を称する)を抽出する。抽出された複数の「単位テキストデータ」は、記憶部905に出力される。なお、単位テキストデータの所定の単位とは、テキストデータを抽出したデータ種別に依存する。サイズとは無関係である。例えば、(1)アプリケーションレベルで認識できる「メッセージ1通」「HLMLファイル1つ」といった単位、(2)ALP、HTTP、SIP等の1つのレスポンス/メッセージのサイズといった単位であっても良い。
【0169】
記憶部905は、入力された複数の「単位テキストデータ」を保存する。記憶部905に保存されたテキストデータは、携帯電話機900の各部で参照される。また、記憶部905は、アクション検索条件、及びカテゴリ検索条件を保存する。記憶部905に保存されたアクション検索条件、及びカテゴリ検索条件は、携帯電話機900の各部で参照される。
【0170】
また、記憶部905は、後述する判定部907の判定結果により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件として自動的に保存する。例えば、「単位テキストデータ」内であるワードが所定回数以上現れた場合、そのワードをキーワード検索条件として自動的に保存する。このように、携帯電話機900に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0171】
判定部907は、予め登録されているアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に基づき、記憶部905に保存された入力された複数の「単位テキストデータ」を参照し、各「単位テキストデータ」が、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致する否かを判定する。アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」は、スケジュール登録部909に出力される。判定部907は、「単位テキストデータ」に日時情報が含まれる場合、その日時情報と関連付けて、スケジュール登録部909に出力する。
【0172】
また、判定部907は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、キーワード検索条件と判定し、自動的に記憶部905に保存する。「単位テキストデータ」の全部又は一部を自動的に保存する際、判定部907は、例えば「単位テキストデータ」内で所定回数以上出現しているテキストデータをキーワード検索条件と判定し、自動的に保存しても良い。
【0173】
なお、ユーザ操作により、キーワード検索条件として、記憶部905に保存しても良い。この場合、「単位テキストデータ」の全部又は一部を、例えば、ワードごとに区切って下線部で強調して表示部913に表示し、ユーザが操作部917を介して、強調されたワードをキーワード検索条件として選択するようにしても良い。
【0174】
また、表示制御部915が、判定部907から、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しないという判定結果を受けたら、表示部913に、スケジュール/ToDo手動登録用のボタンの表示、または、スケジュール/ToDo手動登録用のキーを示す表示を行ない、スケジュール/ToDo手動登録に割り当てられたボタンまたはキーに対しユーザ操作が行なわれたら、表示部913に、スケジュール/ToDo手動登録用の画面を表示しても良い。この画面において、ワードごとに区切って下線部で強調して表示部913に表示し、ユーザが操作部917を介して、強調されたワードをキーワード検索条件として選択するようにしても良い。
【0175】
キーワード検索条件が記憶部905に保存された後、判定部907は、アクション検索条件に加えて、カテゴリ検索条件の代わりに、カテゴリ検索条件又はキーワード検索を検索条件とする。このように、携帯電話機700に、ユーザの嗜好に合うテキストデータの候補を、検索条件として蓄積することができるため、ユーザにとって必要な情報を絞り込み易くなる。
【0176】
アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」は、ユーザの嗜好の変化により、カテゴリ検索条件の候補ともなり得る。そのため、判定部707は、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部を、新たにカテゴリ検索条件として決定するために、カテゴリ検索条件追加部919へ出力する。
【0177】
カテゴリ検索条件追加部919は、ユーザ操作により、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部から、新たにカテゴリ検索条件を決定する。新たにカテゴリ検索条件として決定された「単位テキストデータ」の全部又は一部は、記憶部905に保存される。
【0178】
スケジュール登録部909は、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別を、例えば、スケジュールを実行する日時で識別して登録する。つまり、スケジュール登録部909は、アクション種別を実行する日時と関連づけがある場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録し、スケジュールを実行する日時と関連づけがない場合、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。そのため、携帯電話機900では、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。登録されたスケジュール又はToDo情報は、自動アクション識別情報変換部931へ出力される。
【0179】
自動アクション識別情報変換部931は、スケジュール登録部909で登録されたスケジュール又はToDo情報に含まれる、アクション種別(自動アクションを起こす条件)に関連付けられた自動アクション記述を抽出し、抽出した自動アクション記述を自動アクション識別情報に変換する。自動アクション識別情報変換部931で変換された自動アクション識別情報は、送受信部901を介して、サーバ装置800へ送信される。
【0180】
アクション検索条件取得要求生成部925は、アクション検索条件をサーバ装置800から取得するためのアクション検索条件取得要求を生成し、送受信部901へ出力する。
【0181】
表示部913は、外部装置から取得したPush情報、Pull情報を、例えば、「単位テキストデータ」毎に表示する。また、表示部913には、アクション検索条件及びカテゴリ検索条件の検索の対象となる情報である、Push情報、Pull情報に含まれるテキストデータをスケジュール登録部909に登録するための各種の動作をユーザに促すための表示が含まれる。
例えば、表示部913では、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件の候補となるテキストデータ、又はアクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件であるテキストデータを、下線部や斜体により強調して表示する。
さらに、表示部913では、スケジュール登録部909により自動登録されている場合には、「予定登録済み」と表示し、ユーザに表示部913に表示されたテキストデータがスケジュール登録されていることを示す。
【0182】
表示制御部915は、操作部917でのユーザの入力操作に基づき、表示部913を制御する。例えば、表示制御部915は、表示部913に表示される単位テキストデータのうち、アクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件の候補となるテキストデータ、又はアクション検索条件、カテゴリ検索条件、キーワード検索条件であるテキストデータを強調して表示するように、表示部913を制御する。
さらに、表示制御部915は、スケジュール登録部909により自動登録されている場合には、「予定登録済み」と表示部913に表示するよう制御する。
【0183】
操作部917は、携帯電話機900のユーザの入力操作を受け付ける。ユーザの入力操作により、表示制御部915は表示部913の表示を制御する。
【0184】
本実施の形態では、携帯電話機900は、アクション検索条件取得要求に基づき、サーバ装置800からアクション検索条件を取得できるので、社会の変化に合わせてアクション検索条件を更新することができる。
【0185】
以上、本実施の形態に係る通信システムによれば、携帯電話機900がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をスケジュールとして登録する。
また、スケジュールを自動的に実行する日時と関連づけがない場合、携帯電話機900がアクション検索条件及びカテゴリ検索条件に合致した「単位テキストデータ」に含まれるアクション種別をToDo情報として登録する。
そして、携帯電話機900は、自動アクション識別情報を送信し、サーバ装置800が受信した自動アクション識別情報に基づき、自動アクションを自動的に実行する。そのため、本実施の形態に係る通信システムによれば、ユーザにとって必要な情報がより絞り込まれるため、ユーザが認証してから登録する手間が省ける。
【0186】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件は、サーバ装置800のアクション検索条件記憶部801及び携帯電話機900の記憶部905に保存されているが、これに限らない。外部装置からアクション検索条件を提供されても良い。
【0187】
なお、本実施の形態において、アクション検索条件に合致するがカテゴリ検索条件に合致しない「単位テキストデータ」の全部又は一部が、キーワード検索条件として記憶部705に自動的に保存されるが、これに限らない。「単位テキストデータ」からキーワード検索条件となるテキストデータを、サーバ装置800から携帯電話機900へ送信しても良い。
【0188】
なお、本実施の形態において、スケジュールを自動的に実行する日時を示す日時情報は、「単位テキストデータ」に含まれる情報であっても良いし、ユーザが携帯電話機900で日時情報を設定しても良い。
【0189】
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0190】
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
【0191】
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【産業上の利用可能性】
【0192】
本発明に係る通信装置、通信システム、スケジュール登録方法、及びプログラムは、ユーザにとって必要な情報を絞り込むことができ、ユーザがスケジュール登録するまでの手間を省くことができるといった効果を有し、携帯電話機等として有用である。
【符号の説明】
【0193】
100、300、500、700、900 携帯電話機
101 情報取得部
103、203、403、703、903 検索条件抽出部
105、205、405、505、705、905 記憶部
107、207、407、707 判定部
109、209、509、709 スケジュール登録部
111、311、511 スケジュール実行部
113、313、513、713 表示部
115、315、515、715、915 表示制御部
117、317、517、717、917 操作部
119、219、419、719、919 カテゴリ検索条件追加部
200、400、600、800 サーバ装置
223、301、423、501、605、701、901 送受信部
321 スケジュール送信要求生成部
401 情報保持部
525 スケジュール関連情報要求生成部
601、801 アクション検索条件記憶部
603、803 自動アクション記述記憶部
711、807 自動アクション実行部
725 情報取得要求生成部
731、931 自動アクション識別情報変換部
925 アクション検索条件取得要求生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の単位ごとに テキストデータを取得する取得部と、
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、
を備える通信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信装置は、更に
前記スケジュール登録部に登録されたスケジュールを前記日時情報が示す日時に自動実行するスケジュール実行部を備える、
通信装置
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の通信装置であって、
前記判定部は、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示す前記アクション検索条件に合致し、ユーザの嗜好との関連を示す前記カテゴリ検索条件に合致しない場合、当該所定の単位のテキストデータ全体又は一部をキーワード検索条件と判定し、
前記判定部は、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件と、ユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件又はキーワード検索条件とに合致するか否かを判定する、
通信装置。
【請求項4】
請求項3に記載の通信装置であって、
前記判定部は、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示す前記アクション検索条件に合致し、ユーザの嗜好との関連を示す前記カテゴリ検索条件に合致しない場合であって、さらに、所定回数以上出現する当該所定の単位のテキストデータ全体又は一部をキーワード検索条件と判定し、
前記判定部は、
前記所定回数以上出現する所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件と、ユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件又はキーワード検索条件とに合致するか否かを判定する、
通信装置。
【請求項5】
所定の単位ごとにテキストデータを取得し
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶し、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定し、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録する、
スケジュール登録方法。
【請求項6】
コンピュータに
所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、
を実行させるためのプログラム。
【請求項7】
所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、
前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報を送信要求に基づき送信するための送信部と、を備える第1の通信装置と、
前記スケジュール又はToDo情報の送信を要求する前記送信要求を生成する送信要求生成部と、
前記送信要求生成部で生成された送信要求を前記第1の通信装置へ送信し、前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報を前記第1の通信装置から受信する送受信部と、
前記第1の通信装置から受信したスケジュールを日時情報が示す日時に自動実行するか又はToDo情報を自動実行するスケジュール実行部とを備える第2の通信装置と、
を備える通信システム。
【請求項8】
所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、
前記スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部を、送信要求に基づき送信する送信部と、を備える第1の通信装置と、
前記スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部の送信を要求する、前記送信要求を生成する送信要求生成部と、
前記送信要求生成部で生成された送信要求を前記第1の通信装置へ送信し、前記スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部を前記第1の通信装置から受信する送受信部と、
前記送受信部で受信した所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、
前記第1の通信装置から受信したスケジュールを日時情報が示す日時に自動実行するか又はToDo情報を自動実行するスケジュール実行部とを備える第2の通信装置と、
を備える通信システム。
【請求項9】
スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、
自動アクション識別情報と紐付けられた自動アクション記述を記憶する自動アクション記述記憶部と、
アクション検索条件要求に基づいてアクション検索条件を送信し、自動アクション取得要求に基づいて前記自動アクション記述記憶部に記憶された自動アクション記述を送信するための送信部と、を備える第1の通信装置と、
所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、
スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件及び受信したアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、
前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報から、抽出した自動アクションを自動アクション識別情報に変換して送信するための送信部と、
受信した自動アクション記述に従う処理を実行するための自動アクション実行部と、を備える第2の通信装置と、
を備える通信システム。
【請求項10】
スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、
自動アクション識別情報と紐付けられた自動アクション記述を記憶する自動アクション記述記憶部と、
アクション検索条件要求に基づき、アクション検索条件を送信するための送信部と、
自動アクション実行要求に基づいて、前記自動アクション記述記憶部に記憶された自動アクション記述に従う処理を実行するための自動アクション実行部と、を備える第1の通信装置と、
所定の単位ごとにテキストデータを取得する取得部と、
前記所定の単位のテキストデータを記憶する記憶部と、
スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件及び受信したアクション検索条件を記憶するアクション検索条件記憶部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致するか否かを判定する判定部と、
前記所定の単位のテキストデータ全体又は一部が、スケジュールのアクション種別との関連を示すアクション検索条件とユーザの嗜好との関連を示すカテゴリ検索条件とに合致する場合、前記アクション種別を日時情報と関連付けてスケジュールとして登録するか、又は前記アクション種別を前記日時情報なしにToDo情報として登録するスケジュール登録部と、
前記スケジュール登録部に登録されたスケジュール又はToDo情報から、抽出した自動アクションを自動アクション識別情報に変換して送信するための送信部と、を備える第2の通信装置と、
を備える通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−257939(P2011−257939A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−131236(P2010−131236)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】