説明

通信装置、通信方法、サービス提供装置、サービス提供方法、連携装置、連携方法、プログラム、送受信システム、及び送受信方法

【課題】簡単な設定で、安全にサービスを利用できるようにする。
【解決手段】操作部は、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置からのサービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力し、通信部は、サービス提供装置と連携してサービスを提供可能な連携装置から、連携装置を識別するための装置識別情報を取得し、操作部により入力されたユーザ識別情報、及び取得部により取得された装置識別情報を、サービス提供装置に送信し、ユーザ識別情報及び装置識別情報を送信したことに対応して、サービスの提供時における連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、サービス提供装置から受信し、受信された認可情報を、連携装置に通知する。本開示は、例えば、ネットワーク上で利用可能なサービスの提供を受ける通信装置等に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、通信方法、サービス提供装置、サービス提供方法、連携装置、連携方法、プログラム、送受信システム、及び送受信方法に関し、特に、例えば、通信装置を用いた簡単な設定で、連携装置と連携してサービス提供装置から提供されるサービスを安全に利用できるようにした通信装置、通信方法、サービス提供装置、サービス提供方法、連携装置、連携方法、プログラム、送受信システム、及び送受信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、自宅内に存在する電化製品を相互に接続して、ホームネットワークを形成することが行われている(例えば、特許文献1又は2参照)。
【0003】
また、ホームネットワーク上の電化製品を、インタネット上のサービス提供装置(サーバ)と連携する連携装置として用いるようにすれば、所定のサービス(例えば、自宅内に存在するレコーダに記録済みの番組をウェブ上で閲覧可能とするサービス等)を実現できる。
【0004】
このサービスは、例えば、ホームネットワーク上の電化製品としての連携装置が、インタネット上のサービス提供装置のAPI(application program interface)を実行することにより実現される。
【0005】
なお、APIの実行には、サービス提供装置による認可が必要とされる。サービス提供装置から認可を得るための方式としては、パスワード方式や、アクセストークン方式が存在する。
【0006】
パスワード方式は、サービス提供装置において、連携装置から通知されるユーザID及びパスワードと、サービス提供装置に登録(保持)済みのユーザID及びパスワードとが一致する場合に、連携装置によるAPIの実行が認可される方式である。
【0007】
アクセストークン方式は、サービス提供装置が、サービスの実現に必要な範囲内でAPIの実行を認可したことを示すアクセストークンを、連携装置に配布することにより、連携装置によるAPIの実行が認可される方式である。
【0008】
なお、アクセストークンを配布する手法としては、例えば、連携装置においてユーザID及びパスワードを管理する必要のあるxAuth手法、又はインタネットを介してサービス提供装置にシリアル番号を入力する必要のあるシリアル番号入力手法等が存在する。
【0009】
その他、例えば、OAuth手法も存在するが、これは、サービス提供装置間で用いられる手法であるため、連携装置とサービス提供装置との間では用いられない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2004−173148号公報
【特許文献2】特開2006−178976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述のパスワード方式では、例えば、ネットワークを介してサービス提供装置と通信可能な通信装置を用いて、サービス提供装置に登録済みのパスワードを変更した場合、APIを実行する複数の連携装置それぞれが管理するパスワードも変更しなければならず、サービスを利用する際の設定が非常に面倒なものとなる。
【0012】
このため、ユーザが、複数の連携装置それぞれにより管理されるパスワードを変更するという手間を惜しんで、サービス提供装置に登録済みのパスワードを変更しないことが生じ得るため、セキュリティ上の問題が生じることとなる。
【0013】
また、パスワード方式では、連携装置内で管理されているユーザID及びパスワードを安全に管理しなければならない。すなわち、複数の連携装置のいずれかから、ユーザID及びパスワードが盗まれると、サービスを不正に利用されてしまうため、そのような事態を防止するための措置を講じなければならず、連携装置による実装の負担が大きなものとなってしまう。
【0014】
さらに、上述のアクセストークン方式において、xAuth手法によりアクセストークンを配布する場合、複数の連携装置毎に、ユーザID及びパスワードを安全に管理する必要があるため、上述のパスワード方式と同様の問題が発生する。
【0015】
また、上述のアクセストークン方式において、シリアル番号入力手法によりアクセストークンを配布する場合、複数の連携装置毎に、サービス提供装置にアクセスしてシリアル番号を入力する必要があり、非常に面倒であった。
【0016】
さらに、シリアル番号が第三者に知られると、第三者がシリアル番号を入力することにより、アクセストークンを取得することができてしまい、セキュリティ上の問題が生じてしまう。
【0017】
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、通信装置を用いた簡単な設定で、連携装置と連携してサービス提供装置から提供されるサービスを安全に利用できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本開示の第1の側面の通信装置は、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部と、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得部と、前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する送信部と、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する受信部と、受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知部とを含む通信装置である。
【0019】
前記通知部には、受信された前記認可情報を、固定の前記装置識別情報により識別される前記連携装置に通知させることができる。
【0020】
前記取得部には、前記連携装置から、前記連携装置により生成される連携側生成情報とともに前記装置識別情報を取得させ、前記送信部には、前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、並びに前記取得部により取得された前記装置識別情報及び前記連携側生成情報を、前記サービス提供装置に送信させることができる。
【0021】
複数のサービスのうち、ユーザにより指定されたサービスを表す指定サービス情報を、前記連携装置に供給する供給部をさらに設けることができ、前記取得部には、前記指定サービス指定情報を供給したことに対応して、前記サービス提供装置と連携して、前記ユーザにより指定されたサービスを提供可能な前記連携装置からの前記装置識別情報を取得させることができる。
【0022】
本開示の一側面の通信方法は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置の通信方法であって、前記通信装置による、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得ステップと、前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得ステップにより取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する送信ステップと、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する受信ステップと、受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知ステップとを含む通信方法である。
【0023】
本開示の第1の側面のプログラムは、コンピュータを、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得部と、前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信させる送信制御部と、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信させる受信制御部と、受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知させる通知制御部として機能させるためのプログラムである。
【0024】
本開示の第1の側面によれば、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報が取得され、前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報が、前記サービス提供装置に送信され、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報が、前記サービス提供装置から受信され、受信された前記認可情報が、前記連携装置に通知される。
【0025】
本開示の第2の側面のサービス提供装置は、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置であって、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する受信部と、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信する送信部と、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する取得部と、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する供給部とを含むサービス提供装置である。
【0026】
前記連携装置は、ランダムな文字列を表す連携側生成情報を生成するものであり、前記取得部には、前記連携装置から、第1の前記連携側生成情報及び第1の前記装置識別情報を取得させ、前記受信部には、前記連携装置により第2の前記連携側生成情報も供給される前記通信装置から、前記第2の連携側生成情報とともに第2の前記装置識別情報を受信させ、前記記憶制御部には、取得された前記第1の連携側生成情報及び前記第1の装置識別情報と、受信された前記第2の連携側生成情報及び前記第2の装置識別情報が一致したことに対応して、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させることができる。
【0027】
ランダムな文字列を表すサービス側生成情報を生成する生成部と、第1の前記サービス側生成情報を、前記連携装置に送信する他の送信部とをさらに設けることができ、前記取得部には、前記他の送信部から第2の前記サービス側生成情報を受信した前記連携装置から、第2の前記サービス側生成情報とともに第1の前記認可情報を取得させ、前記供給部には、前記第1のサービス側生成情報、及び前記通信装置に送信した第2の前記認可情報と、前記第2のサービス側生成情報及び前記第2の認可情報が一致したことに対応して、前記連携用情報を、前記連携装置に供給させることができる。
【0028】
前記連携装置から、前記装置識別情報、及び前記通信装置のユーザにより指定されたサービスを表す指定サービス情報を受信する他の受信部と、前記連携装置から受信した前記装置識別情報に基づいて、前記連携装置が、前記指定サービス指定情報が表すサービスの提供時に連携可能であるか否かを判定する判定部とをさらに設けることができ、前記供給部には、前記判定部による判定結果を前記連携装置に供給させることができる。
【0029】
本開示の第2の側面のサービス提供方法は、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置のサービス提供方法であって、前記サービス提供装置による、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する受信ステップと、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御ステップと、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信する送信ステップと、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する取得ステップと、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する供給ステップとを含むサービス提供方法である。
【0030】
本開示の第2の側面のプログラムは、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置のコンピュータを、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信させる受信制御部と、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信させる送信制御部と、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得させる取得制御部と、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給させる供給制御部として機能させるためのプログラムである。
【0031】
本開示の第2の側面によれば、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報が受信され、前記装置識別情報が、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶され、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報が、前記通信装置に送信され、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報が、前記連携装置から取得され、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報が、前記連携装置に供給される。
【0032】
本開示の第3の側面の連携装置は、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置であって、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給する供給部と、前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信する送信部と、前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する受信部とを含む連携装置である。
【0033】
前記受信部には、前記サービス提供装置により生成されるサービス側生成情報も、前記サービス提供装置から受信させ、前記送信部には、受信された前記サービス側生成情報とともに、前記通信装置から通知された前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信させることができる。
【0034】
前記送信部には、前記通信装置からの指定サービス情報が表すサービスを提供するサービス提供装置に、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報を送信させ、前記受信部には、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報を受信した前記サービス提供装置から、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報に基づき得られる、前記連携装置と連携可能であるか否かの判定結果を受信させ、前記供給部には、前記連携装置と連携可能であることを示す判定結果が受信されたことに対応して、前記通信装置に、前記装置識別情報を供給させることができる。
【0035】
本開示の第3の側面の連携方法は、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置の連携方法であって、前記連携装置による、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給する供給ステップと、前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信する送信ステップと、前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する受信ステップとを含む連携方法である。
【0036】
本開示の第3の側面のプログラムは、ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置のコンピュータを、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給させる供給制御部と、前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信させる送信制御部と、前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信させる受信制御部として機能させるためのプログラムである。
【0037】
本開示の第3の側面によれば、前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報が供給され、前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報が、前記サービス提供装置に送信され、前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報が、前記サービス提供装置から受信される。
【0038】
本開示の第4の側面の送受信システムは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置、ネットワークを介して前記ユーザにサービスを提供するサービス提供装置、及び前記サービス提供装置と連携可能な連携装置により構成される送受信システムであって、前記通信装置は、前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部と、前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する第1の取得部と、前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する第1の送信部と、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する第1の受信部と、受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知部とを含み、前記サービス提供装置は、前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する第2の受信部と、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報を、前記通信装置に送信する第2の送信部と、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する第2の取得部と、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する第1の供給部とを含み、前記連携装置は、前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する第2の供給部と、前記通信装置から通知される前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する第3の送信部と、前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する第3の受信部とを含む送受信システムである。
【0039】
本開示の第4の側面の送受信方法は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置、ネットワークを介して前記ユーザにサービスを提供するサービス提供装置、及び前記サービス提供装置と連携可能な連携装置により構成される送受信システムの送受信方法であって、前記通信装置による、前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する第1の取得ステップと、前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得ステップにより取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する第1の送信ステップと、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する第1の受信ステップと、受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知ステップとを含み、前記サービス提供装置による、前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する第2の受信ステップと、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御ステップと、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報を、前記通信装置に送信する第2の送信ステップと、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する第2の取得ステップと、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する第1の供給ステップとを含み、前記連携装置による、前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する第2の供給ステップと、前記通信装置から通知される前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する第3の送信ステップと、前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する第3の受信ステップとを含む送受信方法である。
【0040】
本開示の第4の側面によれば、前記通信装置により、前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報が取得され、前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得ステップにより取得された前記装置識別情報が、前記サービス提供装置に送信され、前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報が、前記サービス提供装置から受信され、受信された前記認可情報が、前記連携装置に通知される。また、前記サービス提供装置により、前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報が受信され、前記装置識別情報が、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶され、前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報が、前記通信装置に送信され、前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報が、前記連携装置から取得され、取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報が、前記連携装置に供給される。さらに、前記連携装置により、前記通信装置に、前記装置識別情報が供給され、前記通信装置から通知される前記認可情報が、前記サービス提供装置に送信され、前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報が、前記サービス提供装置から受信される。
【発明の効果】
【0041】
本開示によれば、簡単な設定で、安全にサービスを利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施の形態である送受信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の送受信システムが行う処理の概要を説明するための図である。
【図3】ログイン画面の一例を示す図である。
【図4】機器登録画面の一例を示す図である。
【図5】新規ユーザ登録画面の一例を示す図である。
【図6】携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図7】携帯電話機が行う登録代行処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】体重計の構成例を示すブロック図である。
【図9】体重計が行うアクセストークン取得処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】サービス提供サーバの構成例を示すブロック図である。
【図11】サービス提供サーバが行うアクセストークン発行処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】図1の送受信システムが行う他の処理の概要を説明するための図である。
【図13】コンピュータの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下、本開示における実施の形態(以下、本実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.本実施の形態(携帯電話機21が体重計22に代理して、サービス提供サーバ25に体重計22を登録する場合の一例)
2.変形例
【0044】
<1.本実施の形態>
[送受信システム1の構成例]
図1は、本実施の形態である送受信システム1の構成例を示している。
【0045】
この送受信システム1は、携帯電話機21、体重計22、ルータ23、インタネット等に代表されるネットワーク24、及びサービス提供サーバ25から構成される。
【0046】
携帯電話機21は、体重計22に代理して、体重計22を、サービス提供サーバ25に登録する登録代行処理を行う。これにより、サービス提供サーバ25は、体重計22と連携して、例えば、携帯電話機21のユーザに対して、体重計22の製造企業等により予め決められたサービス等を提供できるようになる。
【0047】
すなわち、携帯電話機21は、例えば、サービス提供サーバ25にアクセスして、体重計22で計測された体重等をグラフ化したものを閲覧できるようになる。これにより、携帯電話機21のユーザは、体重計22で計測された体重等をグラフ化したものを、ネットワーク24上で閲覧可能なサービスを受けることができる。
【0048】
なお、携帯電話機21の詳細は、図6及び図7を参照して後述する。
【0049】
体重計22は、携帯電話機21により、体重計22がサービス提供サーバ25に登録されたことに対応して、サービス提供サーバ25にアクセスするためのアクセストークンを、携帯電話機21を介して取得するアクセストークン取得処理を行う。なお、体重計22の詳細は、図8及び図9を参照して後述する。
【0050】
ルータ23は、携帯電話機21、体重計22、及びネットワーク24との間でやりとりされるデータを中継する。また、携帯電話機21乃至ルータ23は、ユーザの自宅内に存在しており、ルータ23は、携帯電話機21及び体重計22を相互に接続するようにして、ホームネットワークを形成している。
【0051】
なお、携帯電話機21は、ユーザにより携帯可能であり、ユーザの自宅内に持ち込まれたときに、ルータ23と接続されて、ホームネットワークの一部を形成する。
【0052】
ネットワーク24は、例えば、ルータ23とサービス提供サーバ25との間でやりとりされるデータを中継する。
【0053】
サービス提供サーバ25は、携帯電話機21による登録代行処理により、体重計22が登録されたことに対応して、アクセストークンを発行して体重計22に供給するアクセストークン発行処理を行う。なお、サービス提供サーバ25の詳細は、図10及び図11を参照して後述する。
【0054】
[送受信システム1の処理の概要]
図2は、送受信システム1が行う処理の概要を示している。
【0055】
ステップS1において、体重計22は、体重計22に設けられた登録ボタン81(後述する図8)が押下されたことに対応して、ランダムな文字列(以下、client nonceという)を生成して保持する。そして、体重計22は、生成したclient nonce、及び体重計22を一意に識別するための装置識別情報(以下、uuidという)を、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0056】
これに対して、サービス提供サーバ25は、体重計22からのclient nonce及びuuidを取得(受信)したことに対応して、ランダムな文字列(以下、server nonceという)を、ネットワーク24及びルータ23を介して、体重計22に供給(送信)する。なお、server nonceは、例えばサービス提供サーバ25により生成される。
【0057】
また、uuid,client nonce,server nonceは、HTTPS(hypertext transfer protocol over secure socket layer)により通信を暗号化するか、共通鍵暗号化方式や公開鍵暗号化方式等を用いて安全に通信されることが望ましい。
【0058】
体重計22は、サービス提供サーバ25から供給されてくるserver nonceを受信して保持する。
【0059】
また、サービス提供サーバ25は、体重計22から取得したclient nonce及びuuid、並びに生成したsever nonceを保持する。
【0060】
ステップS2において、携帯電話機21は、ルータ23を介して、体重計22にアクセスしたことに対応して、体重計22からルータ23を介して、uuid及びclient nonceが付加されている第1のリダイレクト指示信号を取得(受信)する。
【0061】
ここで、第1のリダイレクト指示信号とは、第1のリダイレクト指示信号に付加されているuuid及びclient nonceを、サービス提供サーバ25にリダイレクト(送信)することを指示する信号をいう。
【0062】
なお、携帯電話機21は、ルータ23を介して体重計22と通信する他、Wi-Fi Directによる無線通信等を用いて、体重計22と直接に通信することができる。
【0063】
ステップS3において、携帯電話機21は、体重計22からの第1のリダイレクト指示信号を取得したことに対応して、サービス提供サーバ25にログインを要求するログイン要求信号を、uuid及びclient nonceとともに、サービス提供サーバ25に送信する。
【0064】
これに対して、サービス提供サーバ25は、携帯電話機21からのログイン要求信号に基づいて、図3に示されるようなログイン画面41(を表す情報)を、携帯電話機21に送信する。
【0065】
携帯電話機21は、サービス提供サーバ25からのログイン画面41を表示させる。そして、携帯電話機21のユーザが、ログイン画面41にユーザID及びパスワードを入力して、ログインボタン41aを押下したことに応じて、携帯電話機21は、入力されたユーザID及びパスワードを、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0066】
サービス提供サーバ25は、携帯電話機21からのユーザID及びパスワードに基づいて、携帯電話機21によるログインを許可した場合、ステップS1の処理で体重計22から取得済みのuuid及びclient nonceと、携帯電話機21からのuuid及びclient nonceとが一致するか否かを判定する。
【0067】
サービス提供サーバ25は、一致しないと判定した場合、その旨を、ネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信し、処理を終了させる。
【0068】
また、サービス提供サーバ25は、一致すると判定した場合、図4に示されるような機器登録画面42(を表す情報)を、携帯電話機21に送信する。なお、機器登録画面42において、「ようこそ○○さん」の○○には、ユーザIDに基づき特定されるユーザの氏名等が表示される。また、機器登録画面42において、uuidに対応する体重計22が登録対象とされる。
【0069】
これに対して、携帯電話機21は、サービス提供サーバ25からの機器登録画面42を表示する。そして、携帯電話機21のユーザが、機器登録画面42の「はい」ボタン42aを押下したことに応じて、その旨を、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0070】
サービス提供サーバ25は、携帯電話機21から、「はい」ボタン42aが押下された旨を受信したことに応じて、サービス提供サーバ25と連携してサービスを提供する連携装置として、体重計22を登録する。
【0071】
すなわち、例えば、サービス提供サーバ25は、ユーザIDにより識別されるユーザに提供するサービスを実現する際に、サービス提供サーバ25と連携してサービスを提供する連携装置の装置識別情報として、体重計22のuuidを、ユーザIDに対応付けて保持する。
【0072】
これにより、体重計22は、サービス提供サーバ25と連携してサービスを提供する連携装置として認可され、ユーザは、携帯電話機21を用いて、体重計22と連携してサービス提供サーバ25から提供されるサービスを受けることができるようになる。
【0073】
その後、サービス提供サーバ25は、サービス提供サーバ25によるサービスの提供時における体重計22の連携が認可されたことを示す認可コードを生成し、uuid及び認可コードを付加した第2のリダイレクト指示信号を、携帯電話機21に送信する。
【0074】
ここで、第2のリダイレクト指示信号とは、第2のリダイレクト指示信号に付加されているuuidにより識別される体重計22に、第2のリダイレクト指示信号に付加されている認可コードをリダイレクト(送信)することを指示する信号をいう。
【0075】
なお、例えば、携帯電話機21のユーザが、機器登録画面42の「いいえ」ボタン42bを押下した場合、その旨を、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。この場合、サービス提供サーバ25は、携帯電話機21から、「いいえ」ボタン42bが押下された旨を受信したことに応じて、ユーザIDとuuidとを対応付けずに処理を終了させる。
【0076】
ステップS4において、携帯電話機21は、サービス提供サーバ25からの第2のリダイレクト指示信号を受信したことに対応して、第2のリダイレクト指示信号に付加されているuuidに基づいて、UPnP(Universal Plug and Play)又はmDNS(multicast DNS)等のプロトコルを用いて、体重計22を検索する。例えば、UPnPでは、M-SEARCHを利用することができる。
【0077】
なお、上述のように、携帯電話機21乃至ルータ23において、ホームネットワークが形成されている。
【0078】
ホームネットワークを形成する携帯電話機21乃至ルータ23には、ホームネットワーク内において、それぞれを識別するためのプライベートIP(internet protocol)アドレスが、図示せぬDHCP(dynamic host configuration protocol)サーバにより割り当てられている。その他、例えば、AutoIPにより、プライベートIPアドレスを割り当てるようにすることができる。
【0079】
したがって、携帯電話機21は、体重計22に付加されたプライベートIPアドレスに基づいて、体重計22を検索できる。
【0080】
しかしながら、例えば、新たな電化製品を、ホームネットワークとして含めるようにした場合等に、携帯電話機21乃至ルータ23には、DHCPサーバにより、異なる新たなプライベートIPアドレスが割り当てられることが生じ得る。
【0081】
また、DHCPサーバでは、携帯電話機21乃至ルータ23に割り当てられたIPアドレスが変化することを防止するために、FQDN(fully qualified domain name)を割り当てることもできない。
【0082】
このため、携帯電話機21は、体重計22のプライベートIPアドレスに基づいて、体重計22を見つけることができないことが生じ得る。
【0083】
そこで、携帯電話機21では、DHCPサーバにより変化しない固定のuuidに基づいて、体重計22を検索するようにしている。
【0084】
携帯電話機21は、サービス提供サーバ25からの第2のリダイレクト指示信号に付加されている認可コードを、検索により見つけた体重計22に通知する。
【0085】
体重計22は、携帯電話機21から通知された認可コードを取得したことに対応して、取得した認可コードと、ステップS1の処理でサービス提供サーバ25から受信して保持済みのserver nonceとを、サービス提供サーバ25に送信する。
【0086】
サービス提供サーバ25は、体重計22からのserver nonce及び認可コードが、保持済みのserver nonce及び認可コードと一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、アクセストークンを生成(発行)して、ネットワーク24及びルータ23を介して、体重計22に供給する。
【0087】
なお、アクセストークンとは、サービス提供サーバ25と連携する際に、体重計22がサービス提供サーバ25のAPIを実行するために必要な情報をいう。
【0088】
体重計22は、サービス提供サーバ25から供給されたアクセストークンに基づいて、サービス提供サーバ25のAPIを実行できるようになる。
【0089】
以上が、携帯電話機21、体重計22、及びサービス提供サーバ25により行われる処理の概要である。
【0090】
なお、携帯電話機21が、サービス提供サーバ25にログインするためのユーザID及びパスワードを、サービス提供サーバ25に登録していない場合でも、ステップS3の処理で、サービス提供サーバ25にアクセスした際に、ユーザID及びパスワードを登録することができる。
【0091】
すなわち、例えば、サービス提供サーバ25は、図5に示されるような新規ユーザ登録画面43を生成し、ネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信する。
【0092】
これに対して、携帯電話機21は、サービス提供サーバ25から受信した新規ユーザ登録画面43を表示させる。ユーザは、新規ユーザ登録画面43に、サービス提供サーバ25に登録すべきユーザ登録情報(例えば、ユーザID、パスワード、名前等)を入力して、登録ボタン43aを押下する。
【0093】
これにより、携帯電話機21から、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25には、ユーザ登録情報が送信される。サービス提供サーバ25は、携帯電話機21から受信したユーザ登録情報を保持する。
【0094】
その後、携帯電話機21は、改めて、ステップS3で説明したようにして、サービス提供サーバ25にログインすることができる。
【0095】
このように構成した場合、ステップS3において、ユーザ登録情報を、サービス提供サーバ25に登録した上で、ログインすることができるようになるので、ユーザの手間を大幅に省いて、簡単に体重計22を登録させることが可能となる。
【0096】
[携帯電話機21の構成例]
図6は、携帯電話機21の構成例を示している。
【0097】
この携帯電話機21は、操作部61、制御部62、通信部63、表示部64、及び記憶部65から構成される。
【0098】
操作部61は、例えば、操作ボタン等により構成されており、ユーザID及びパスワード等を入力する際等に、ユーザにより操作される。操作部61は、ユーザ操作に応じて、対応する操作信号を、制御部62に供給する。
【0099】
制御部62は、例えば、通信部63、表示部64、及び記憶部65を制御する。
【0100】
通信部63は、体重計22からルータ23を介して供給されるデータを取得し、制御部62に供給する。また、通信部63は、サービス提供サーバ25からネットワーク24及びルータ23を介して送信されるデータを受信し、制御部62に供給する。
【0101】
さらに、通信部63は、制御部62からのデータを、ルータ23を介して体重計22に供給する。また、通信部63は、制御部62からのデータを、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0102】
表示部64は、制御部62からの画像を表示させる。
【0103】
記憶部65は、携帯電話機21のユーザを識別するためのユーザIDを記憶(保持)している。また、記憶部65は、制御部62からのデータを記憶する。さらに、記憶部65には、制御部62により実行されるプログラム等が予め記憶されている。
【0104】
[携帯電話機21の動作説明]
次に、図7のフローチャートを参照して、携帯電話機21が行う登録代行処理について説明する。
【0105】
この登録代行処理は、例えば、ユーザが、操作部61を用いて、体重計22にアクセスするためのアクセス操作を行ったときに開始される。このとき、操作部61は、アクセス操作に対応する操作信号を、制御部62に供給する。
【0106】
ステップS21において、制御部62は、操作部61からの操作信号に応じて、通信部63を制御し、ルータ23を介して体重計22にアクセスする。そして、制御部62は、体重計22にアクセスしたことに対応して、体重計22からルータ23及び通信部63を介して、uuid及びclient nonceが付加された第1のリダイレクト指示信号を取得する。
【0107】
ステップS22において、制御部62は、取得した第1のリダイレクト指示信号から、uuid及びclient nonceを抽出し、抽出したuuid及びclient nonceを付加したログイン要求信号を生成して、通信部63に供給する。そして、制御部62は、通信部63を制御し、ログイン要求信号を、ルータ23及びネットワーク24を介してサービス提供サーバ25に送信する。
【0108】
これに対して、サービス提供サーバ25は、通信部63から受信したログイン要求信号に基づいて、ログイン画面41を、ネットワーク24及びルータ23を介して、通信部63に送信する。
【0109】
また、サービス提供サーバ25は、ログイン要求信号とともに受信したuuid及びclient nonceと、体重計22から既に取得済みのuuid及びclient nonceとが一致するか否かを判定する。サービス提供サーバ25は、一致すると判定した場合、体重計22を登録対象として認識する。
【0110】
ステップS23において、制御部62は、通信部63を制御して、サービス提供サーバ25からのログイン画面41を受信し、表示部64に供給して表示させる。
【0111】
ステップS24において、制御部62は、操作部61からの操作信号に応じて、ログイン画面41上のログインボタン41aが押下されたか否かを判定し、ログインボタン41aが押下されたと判定するまで、ステップS24の処理を繰り返す。
【0112】
ステップS24において、制御部62は、操作部61からの操作信号に応じて、ログイン画面41上のログインボタン41aが押下されたと判定した場合、処理をステップS25に進める。
【0113】
ステップS25では、制御部62は、ログイン画面41において入力されたユーザID及びパスワードを、通信部63に供給する。そして、制御部62は、通信部63を制御して、ユーザID及びパスワードを、通信部63からルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0114】
これに対して、サービス提供サーバ25は、携帯電話機21から受信したユーザID及びパスワードが、登録済みのユーザID及びパスワードと一致するか否かに基づいて、携帯電話機21によるログインを許可するか否かを判定する。そして、サービス提供サーバ25は、ログインを許可しない旨の判定結果を得た場合、ログインを許可しない旨を表すログイン拒否情報を生成し、ネットワーク24及びルータ23を介して、通信部63に送信する。
【0115】
また、サービス提供サーバ25は、ログインを許可する旨の判定結果を得た場合、体重計22を登録するか否かを選択させるための機器登録画面42を生成し、ネットワーク24及びルータ23を介して、通信部63に送信する。
【0116】
なお、サービス提供サーバ25において、抽出したuuid及びclient nonceと、体重計22から既に取得済みのuuid及びclient nonceとが一致しないと判定した場合、機器登録画面42は生成されない。
【0117】
ステップS26では、制御部62は、通信部63を制御して、サービス提供サーバ25からログイン拒否情報を受信した場合、ログインできなかったものと判定して、処理をステップS23に戻し、それ以降、同様の処理が行われる。
【0118】
また、ステップS26では、制御部62は、通信部63を制御して、サービス提供サーバ25から機器登録画面42を受信した場合、ログインできたものと判定して、処理をステップS27に進める。
【0119】
ステップS27では、制御部62は、受信した機器登録画面42を、表示部64に供給して表示させる。
【0120】
ステップS28では、制御部62は、操作部61からの操作信号に基づいて、表示部62に表示されている機器登録画面42上の「はい」ボタン42aが押下されたか、それとも「いいえ」ボタン42bが押下されたかを判定する。なお、ステップS28では、制御部62は、「はい」ボタン42a又は「いいえ」ボタン42bの一方が押下されたと判定されるまで、ステップS28の処理を繰り返して行う。
【0121】
ステップS28において、制御部62は、操作部61からの操作信号に基づいて、「いいえ」ボタン42bが押下されたと判定した場合、登録代行処理を終了する。
【0122】
また、ステップS28において、制御部62は、操作部61からの操作信号に基づいて、「はい」ボタン42aが押下されたと判定した場合、体重計22を登録する旨を示す登録要求情報を生成し、通信部63に供給する。そして、制御部62は、通信部63を制御して、生成した登録要求情報を、通信部63からルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信して、処理をステップS29に進める。
【0123】
これに対して、サービス提供サーバ25は、通信部63から受信した登録要求情報に基づいて、体重計22のuuidを、ユーザIDと対応付けて保持することで、体重計22を、サービス提供サーバ25との連携に用いる連携装置として認可する。そして、サービス提供サーバ25は、サービスの提供時における体重計22の連携を認可したことを表す認可コード、及びuuidが付加された第2のリダイレクト指示信号を生成し、ネットワーク24及びルータ23を介して、通信部63に送信する。
【0124】
ステップS29では、制御部62は、通信部63を制御して、サービス提供サーバ25からの第2のリダイレクト指示信号を受信する。
【0125】
ステップS30では、制御部62は、通信部63を制御して、受信した第2のリダイレクト指示信号に付加されているuuidに基づいて、体重計22を検索する。そして、制御部62は、その検索により認識した体重計22との通信を確立する。
【0126】
ステップS31では、制御部62は、通信部63を制御して、受信した第2のリダイレクト指示信号に付加されている認可コードを、体重計22に通知する。以上で、登録代行処理は終了される。
【0127】
以上説明したように、登録代行処理によれば、携帯電話機21が、体重計22に代理して、サービス提供サーバ25にログインするようにして、体重計22から取得したuuid及びclient nonceを送信するようにした。
【0128】
このため、例えば、サービス提供サーバ25にログインする際に、ユーザID及びパスワードを入力するための操作部や、ユーザID及びパスワードを表示するための表示部を有さない体重計22(又は操作部や表示部の乏しい電化製品等)についても、連携装置としてサービス提供サーバ25に登録することが可能となる。
【0129】
また、登録代行処理によれば、ユーザは、携帯電話機21において、ユーザID及びパスワードを入力するという簡単な入力操作で、体重計22を登録できるようになる。
【0130】
さらに、携帯電話機21では、たとえば、携帯電話機21のブラウザでセッションが保持されているため、すでにサービス提供サーバ25にログイン済みである場合には、ユーザID及びパスワードの入力操作も行う事無く、体重計22を登録できる。
【0131】
したがって、ユーザは、携帯電話機21を用いた簡単な設定で、体重計22等と連携したサービス提供サーバ25からのサービスを利用することが可能となる。
【0132】
また、登録代行処理によれば、携帯電話機21に対して、ユーザID及びパスワードが入力され、サービス提供サーバ25に送信されるため、体重計22において、ユーザID及びパスワードを管理する必要がない。
【0133】
このため、体重計22の製造時に、体重計22に対するクラッキングを防止するための措置を省くことができるので、体重計22による実装の負担を軽減できる。
【0134】
また、体重計22から、ユーザID及びパスワードが盗まれる心配がないので、携帯電話機21は、より安全に、サービス提供サーバ25からのサービスを利用することが可能となる。
【0135】
さらに、体重計22において、ユーザID及びパスワードを管理する必要がないため、体重計22においてパスワードが管理されている場合のように、サービス提供サーバ25に登録済みのパスワードを変更する際に、体重計22に管理されているパスワードも変更する手間を省くことができる。
【0136】
このため、ユーザは、例えば、体重計22においてパスワードが管理されている場合と比較して、サービス提供サーバ25に登録済みのパスワードを、より容易に変更できるようになるため、大幅なセキュリティの向上を図ることができる。
【0137】
[体重計22の構成例]
図8は、体重計22の構成例を示している。
【0138】
この体重計22は、登録ボタン81、制御部82、通信部83、表示部84、及び記憶部85から構成される。
【0139】
登録ボタン81は、体重計22をサービス提供サーバ25に登録する際に操作されるボタンであり、例えば、ユーザにより押下されたことに対応して、ユーザの押下に対応する操作信号を制御部82に供給する。
【0140】
制御部82は、例えば、通信部83、表示部84、及び記憶部85を制御する。また、例えば、制御部82は、ユーザが体重計22に乗ったことに対応して、ユーザの体重を計測し、その計測結果を、表示部84に供給して表示させる。
【0141】
通信部83は、携帯電話機21からルータ23を介して供給されるデータを取得し、制御部82に供給する。また、通信部83は、サービス提供サーバ25からネットワーク24及びルータ23を介して送信されるデータを受信し、制御部82に供給する。
【0142】
さらに、通信部83は、制御部82からのデータを、ルータ23を介して携帯電話機21に供給する。また、通信部83は、制御部82からのデータを、ルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0143】
表示部84は、例えば、制御部82からの制御にしたがって、ユーザの体重を計測した計測結果を表示させる。
【0144】
記憶部85は、例えば、体重計22のuuidを予め保持(記憶)する。また、記憶部85は、制御部82からのデータを記憶する。さらに、記憶部85には、制御部82により実行されるプログラム等が予め記憶されている。
【0145】
[体重計22の動作説明]
次に、図9のフローチャートを参照して、体重計22が行うアクセストークン取得処理について説明する。
【0146】
このアクセストークン取得処理は、例えば、ユーザが、体重計22の登録ボタン81を押下したときに開始される。このとき、登録ボタン81は、ユーザの押下操作に対応する操作信号を、制御部82に供給する。
【0147】
ステップS51において、制御部82は、登録ボタン81からの操作信号に応じて、client nonceを生成する。また、ステップS52において、制御部82は、記憶部85に予め保持されているuuidを読み出す。
【0148】
ステップS53において、制御部82は、生成したclient nonceと、読み出したuuidを、通信部83に供給する。そして、制御部82は、通信部83を制御して、client nonce及びuuidを、通信部83からルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0149】
これに対して、サービス提供サーバ25は、体重計22からのuuid及びclient nonceを取得(受信)したことに対応して、server nonceを、ネットワーク24及びルータ23を介して、通信部83に供給(送信)する。なお、server nonceは、サービス提供サーバ25により生成されるランダムな文字列を表す。
【0150】
ステップS54では、制御部82は、通信部83を制御して、サービス提供サーバ25からのserver nonceを受信し、処理をステップS55に進める。
【0151】
ステップS55では、制御部82は、通信部83を制御して、通信部83に携帯電話機21からのアクセスが行われたか否かを判定し、携帯電話機21からのアクセスが行われたと判定されるまで、ステップS55の処理を繰り返す。
【0152】
そして、制御部82は、通信部83を制御して、通信部83に携帯電話機21からのアクセスが行われたと判定した場合、処理をステップS56に進める。
【0153】
ステップS56では、制御部82は、ステップS51で生成したclient nonce、及びステップS52で読み出したuuidが付加された第1のリダイレクト指示信号を生成し、通信部83に供給する。そして、制御部82は、通信部83を制御して、生成した第1のリダイレクト指示信号を、ルータ23を介して携帯電話機21に供給する。
【0154】
これに対して、携帯電話機21は、体重計22の通信部83からの第1のリダイレクト指示信号を取得したことに対応して、サービス提供サーバ25にログインして、第1のリダイレクト指示信号に付加されているuuid及びclient nonceを送信する。
【0155】
サービス提供サーバ25は、携帯電話機21からのuuid及びclient nonceに基づいて、体重計22を登録した場合、認可コード及びuuidを、ネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信する。
【0156】
携帯電話機21は、サービス提供サーバ25からのuuidにより識別される体重計22に対して、同じくサービス提供サーバ25からの認可コードを通知する。
【0157】
ステップS57では、制御部82は、通信部83を制御して、携帯電話機21からルータ23を介して通信部83に、認可コードが通知されたか否かを判定し、認可コードが通知されたと判定するまで、ステップS57の処理を繰り返して行う。
【0158】
そして、ステップS57において、制御部82は、通信部83を制御して、携帯電話機21からルータ23を介して通信部83に、認可コードが通知されたと判定した場合、処理をステップS58に進める。
【0159】
ステップS58では、制御部82は、携帯電話機21によりルータ23を介して通知された認可コードと、ステップS54で受信したclient nonceを、通信部83に供給する。そして、制御部82は、通信部83を制御して、認可コード及びclient nonceを、通信部83からルータ23及びネットワーク24を介して、サービス提供サーバ25に送信する。
【0160】
なお、サービス提供サーバ25は、ステップS53の処理で送信されてきたclient nonce、及び携帯電話機21に送信済みの認可コードをいずれも保持している。
【0161】
サービス提供サーバ25は、体重計22の通信部83から取得(受信)した認可コード及びclient nonceが、保持済みの認可コード及びclient nonceと一致するか否かを判定し、いずれも一致すると判定した場合、アクセストークンを生成し、ネットワーク24及びルータ23を介して、通信部83に供給する。
【0162】
ステップS59では、制御部82は、通信部83を制御して、サービス提供サーバ25からのアクセストークンを受信する。以上で、アクセストークン取得処理は終了される。
【0163】
以上説明したように、アクセストークン取得処理によれば、携帯電話機21に対して、uuid及びclient nonceを供給するようにして、ログイン画面41を表示するための表示部64や、ユーザID及びパスワードを入力するための操作部61を有する携帯電話機21に体重計22を登録してもらうようにした。
【0164】
このため、体重計22において、ログイン画面41を表示するための表示部や、ユーザID及びパスワードを入力するための操作部がない場合であっても、体重計22をサービス提供サーバ25に登録することが可能となる。
【0165】
また、体重計22では、ユーザID及びパスワードを管理する必要がないため、体重計22からユーザIDやパスワードが盗まれるおそれがないため、サービスを安全に利用することが可能となる。
【0166】
[サービス提供サーバ25の構成例]
次に、図10は、サービス提供サーバ25の構成例を示している。
【0167】
このサービス提供サーバ25は、通信部101、制御部102、及び記憶部103から構成される。
【0168】
通信部101は、携帯電話機21から、ルータ23及びネットワーク24を介して送信されてくるデータを受信し、制御部102に供給する。また、通信部101は、制御部102からのデータを、ネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信する。
【0169】
さらに、通信部101は、体重計22から、ルータ23及びネットワーク24を介して送信されてくるデータを取得し、制御部102に供給する。また、通信部101は、制御部102からのデータを、ネットワーク24及びルータ23を介して、体重計22に供給する。
【0170】
制御部102は、例えば、通信部101及び記憶部103を制御する。
【0171】
記憶部103は、制御部102からのデータを記憶(保持)する。また、記憶部103には、制御部102により実行されるプログラム等が予め記憶されている。
【0172】
[サービス提供サーバ25の動作説明]
次に、図11のフローチャートを参照して、サービス提供サーバ25が行うアクセストークン発行処理について説明する。
【0173】
このアクセストークン発行処理は、例えば、体重計22からルータ及びネットワーク24を介して、uuid及びclient nonceが送信されたときに開始される。
【0174】
ステップS71において、制御部102は、通信部101を制御して、体重計22から送信されてくるuuid及びclient nonceを取得し、記憶部103に供給して記憶(保持)させる。
【0175】
ステップS72において、制御部102は、server nonceを生成し、通信部101に供給する。なお、制御部102は、ステップS72ではなく、例えば、ステップS71の前にserver nonceを生成するようにしてもよい。
【0176】
ステップS73において、制御部102は、通信部101を制御して、生成したserver nonceを、通信部101からネットワーク24及びルータ23を介して、体重計22に供給する。これにより、体重計22は、サービス提供サーバ25の通信部101からのserver nonceを保持する。
【0177】
ステップS74では、制御部102は、通信部101を制御して、携帯電話機21からのログイン要求信号をuuid及びclient nonceとともに受信したか否かを判定し、ログイン要求信号を受信したと判定するまで、ステップS74の処理を繰り返して行う。
【0178】
ステップS74において、制御部102は、通信部101を制御して、携帯電話機21からのログイン要求信号をuuid及びclient nonceとともに受信したと判定した場合、処理をステップS75に進める。
【0179】
ステップS75では、制御部102は、図3に示されるようなログイン画面41を生成し、通信部101に供給する。そして、制御部102は、通信部101を制御して、生成したログイン画面41を、通信部101からネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信する。
【0180】
これにより、携帯電話機21は、サービス提供サーバ25の通信部101からのログイン画面41を表示することとなる。
【0181】
そして、携帯電話機21は、ログイン画面41に対して入力されたユーザID及びパスワードを、ルータ23及びネットワーク24を介して、通信部101に送信する。
【0182】
これに対応して、ステップS76では、制御部102は、通信部101を制御して、携帯電話機21からのユーザID及びパスワードを受信して、処理をステップS77に進める。
【0183】
ステップS77では、制御部102は、記憶部103に予め保持されているユーザID毎のパスワードの中から、受信したユーザIDに対応するパスワードを読み出し、読み出したパスワードと、同じく受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。
【0184】
そして、ステップS77では、制御部102は、読み出したパスワードと、受信したパスワードとが一致しないと判定した場合、処理をステップS75に戻し、それ以降同様の処理が行われる。
【0185】
なお、ステップS77では、制御部102は、例えば、受信したユーザIDが、記憶部103に保持されていない場合、図5に示したような新規ユーザ登録画面43を生成し、ネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信することとなる。そして、携帯電話機21により、サービス提供サーバ25に対して、ユーザID及びパスワード等が登録された後、処理をステップS75に戻し、それ以降同様の処理が行われる。
【0186】
また、ステップS77では、制御部102は、読み出したパスワードと、受信したパスワードとが一致すると判定した場合、処理をステップS78に進める。
【0187】
ステップS78では、制御部102は、ステップS74の処理で、携帯電話機21からログイン要求信号とともに受信済みのuuid及びclient nonceと、ステップS71の処理で体重計22から取得済みのuuid及びclient nonceとが一致するか否かを判定する。
【0188】
そして、制御部102は、一致すると判定した場合に、図4に示したような機器登録画面42を生成し、通信部101に供給する。制御部102は、通信部101を制御して、生成した機器登録画面42を、通信部101からネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信する。
【0189】
これに対して、携帯電話機21では、サービス提供サーバ25の通信部101から受信した機器登録画面42を、携帯電話機21の表示部64に表示させる。
【0190】
機器登録画面42において、「はい」ボタン42aが押下されたことに対応して、携帯電話機21が、登録要求情報を生成して、ルータ23及びネットワーク24を介して、通信部101に送信する。
【0191】
ステップS79では、制御部102は、通信部101を制御して、携帯電話機21から登録要求情報を受信したか否かに基づいて、体重計22を登録するか否かを判定する。すなわち、例えば、制御部102は、所定の時間内に、携帯電話機21から登録要求情報を受信しなかった場合、体重計22を登録しないと判定して、アクセストークン発行処理は終了される。
【0192】
また、ステップS79では、制御部102は、所定の時間内に、携帯電話機21から登録要求情報を受信した場合、体重計22を登録すると判定して、処理をステップS80に進める。
【0193】
ステップS80では、制御部102は、ユーザIDに、体重計22のuuidを対応付けて、記憶部103に記憶させる。これにより、体重計22は、サービスの提供時における、サービス提供サーバ25との連携が認可されたものとなる。
【0194】
ステップS81では、制御部102は、記憶部103の保持済みのuuidを読み出す。また、制御部102は、認可コードを生成し、生成した認可コードと、読み出したuuidとが付加された第2のリダイレクト指示信号を生成して、通信部101に供給する。
【0195】
そして、制御部102は、通信部101を制御して、生成した第2のリダイレクト指示信号を、通信部101からネットワーク24及びルータ23を介して、携帯電話機21に送信する。
【0196】
これに対して、携帯電話機21は、通信部101からの第2のリダイレクト指示信号に基づいて、第2のリダイレクト指示信号に付加されている認可コードを、同じく第2のリダイレクト指示信号に付加されているuuidにより識別される体重計22に通知する。
【0197】
ここで、体重計22は、ステップS73の処理でサービス提供サーバ25から送信されてきたserver nonceを受信して保持しているものとする。
【0198】
体重計22は、携帯電話機21から通知される認可コードを取得する。そして、体重計22は、保持済みのserver nonceと、取得した認可コードとを、ルータ23及びネットワーク24を介して、通信部101に送信する。
【0199】
ステップS82では、制御部102は、通信部101を制御して、体重計22から送信されてくるserver nonce及び認可コードを取得(受信)したか否かを判定し、取得したと判定するまで、ステップS82の処理を繰り返して行う。
【0200】
ステップS82では、制御部102は、通信部101を制御して、体重計22からのserver nonce及び認可コードを取得したと判定した場合、処理をステップS83に進める。
【0201】
ステップS83では、制御部102は、体重計22から受信したserver nonce及び認可コードが正当なものであるか否かを判定する。
【0202】
すなわち、例えば、制御部102は、記憶部103に保持済みの認可コード及びserver nonceと、体重計22から受信した認可コード及びserver nonceとが一致するか否かを判定する。そして、制御部102は、一致しないと判定した場合、体重計22から受信したserver nonce及び認可コードが正当なものではないとして、アクセストークン発行処理は終了される。
【0203】
また、ステップS83では、制御部102は、記憶部103に保持済みの認可コード及びserver nonceと、体重計22から受信した認可コード及びserver nonceとが一致すると判定した場合、体重計22から受信したserver nonce及び認可コードが正当なものであるとして、処理をステップS84に進める。
【0204】
ステップS84では、制御部102は、体重計22用のAPIを実行するための必要最小限のアクセストークンを発行(生成)し、通信部101に供給する。そして、ステップS85では、制御部102は、通信部101を制御して、生成したアクセストークンを、通信部101からネットワーク24及びルータ23を介して体重計22に供給(送信)する。以上で、アクセストークン発行処理は終了される。
【0205】
以上説明したように、アクセストークン発行処理では、必要最小限のAPIを実行可能なアクセストークン(例えば、体重計22には、体重計22用のAPIにのみアクセス可能なアクセストークン)を発行するようにした。このため、仮に、アクセストークンが流出して不正に利用されたとしても、被害を最小限に抑えることが可能となる。
【0206】
また、ユーザが、アクセストークンの流出を把握した場合、流出したアクセストークンを無効にすることで、流出したアクセストークンによる被害を防止できる。
【0207】
そして、サービス提供サーバ25において、無効にしたアクセストークンに代えて、新たなアクセストークンを発行して配布することにより、安全に、ユーザに提供するサービスを実現することが可能となる。
【0208】
また、アクセストークン発行処理によれば、ステップS78において、制御部102は、ステップS74の処理で受信済みのuuid及びclient nonceと、ステップS71の処理で取得済みのuuid及びclient nonceとが一致すると判定した場合に、機器登録画面42を生成して、通信部101から携帯電話機21に送信するようにした。
【0209】
このため、例えば、携帯電話機21以外の通信装置が、体重計22のuuidを不正に取得した場合でも、体重計22からclient nonceが供給されない通信装置が、サービス提供サーバ25から機器登録画面42を受信することはできない。
【0210】
よって、携帯電話機21以外の通信装置により、不正に体重計22が登録される事態を防止することが可能となる。
【0211】
さらに、アクセストークン発行処理によれば、ステップS73において、制御部102は、通信部101を制御して、生成したserver nonceを体重計22に供給するようにして、体重計22にserver nonceを保持させるようにした。
【0212】
また、ステップS83において、制御部102は、記憶部103に保持済みの認可コード及びserver nonceと、体重計22から受信した認可コード及びserver nonceとが一致すると判定した場合、ステップS84において、アクセストークンを発行して体重計22に送信するようにした。
【0213】
このため、例えば、体重計22以外の連携装置が、体重計22の認可コードを不正に取得した場合でも、サービス提供サーバ25からserver nonceが供給されない連携装置により、アクセストークンが不正に取得される事態を防止できる。
【0214】
<2.変形例>
本実施の形態では、体重計22は、サービス提供サーバ25と連携して、体重計22の製造企業等により予め決められたサービスを提供するようにした。
【0215】
しかしながら、体重計22は、予め決められたサービスの他、ユーザ自らが用意したサービスや、体重計22の製造企業とは異なる企業により提供されるサービス等の任意のサービスを、サービス提供サーバ25と連携して提供することができる。
【0216】
次に、図12は、体重計22が、サービス提供サーバ25と連携して、任意のサービスを提供する場合における送受信システム1の概要について説明する。
【0217】
なお、図12は、図2と同様に構成される部分については、以下、それらの説明を省略する。
【0218】
すなわち、図12は、図2のステップS1及びステップS2に代えて、新たにステップS101が設けられている他は、図2と同様に構成される。
【0219】
ステップS101では、携帯電話機21は、ユーザの指定操作に応じて、複数のサービスのうち、ユーザが所望のサービスを指定したことに対応して、指定されたサービスを表す指定サービス情報を、ルータ23を介して、体重計22に供給する。
【0220】
体重計22は、携帯電話機21からの指定サービス情報を取得したことに対応して、取得した指定サービス情報が表すサービスを提供するサービス提供サーバ25に、体重計22のuuidと指定サービス指定情報を、ルータ23及びネットワーク24を介して送信する。
【0221】
これに対して、サービス提供サーバ25は、体重計22から受信したuuidに基づいて、同じく受信した指定サービス指定情報が表すサービスの提供時における体重計22の連携は可能であるか否かを判定する。そして、サービス提供サーバ25は、その判定結果を、ネットワーク24及びルータ23を介して体重計22に供給する。
【0222】
体重計22は、ユーザにより指定されたサービスの提供時における体重計22の連携は可能であることを示す判定結果を受信したことに対応して、アクセストークン取得処理を開始する。
【0223】
すなわち、本実施の形態では、体重計22の登録ボタン81が押下されたことをトリガとして、体重計22が、アクセストークン取得処理を実行するようにした。これに対して、図12を参照して説明した場合では、体重計22が、サービス提供サーバ25から、ユーザにより指定されたサービスの提供時における体重計22の連携は可能であることを示す判定結果を受信したことをトリガとして、アクセストークン取得処理を実行することとなる。
【0224】
図12を参照して説明した場合では、ユーザが指定した任意のサービスを利用できるようになるので、ユーザが享受するサービスの幅を広くすることができる。
【0225】
このため、ユーザは、携帯電話機21を用いて、利用価格の安いサービスを提供するサービス提供サーバ、信用の置けるサービス提供サーバ、通信速度の速いサービス提供サーバ等を利用できるようになる。
【0226】
本実施の形態では、携帯電話機21が、体重計22に代理して、体重計22をサービス提供サーバ25に登録するようにしたが、登録対象は、体重計22に限定されず、ホームネットワークを形成するものであれば、どのような電化製品でもよい。すなわち、例えば、登録対象としては、温度計、湿度計、エアコンディショナ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ルームランナー、マッサージチェア、テレビジョン受像機、及びレコーダ等を採用できる。
【0227】
また、本実施の形態では、体重計22のみを登録するようにした。しかしながら、例えば、複数の電化製品によりホームネットワークが形成されている場合には、複数の電化製品を、サービス提供サーバ25により提供される同一のサービスに登録するようにすることができる。
【0228】
また、本実施の形態では、携帯電話機21が、体重計22を代理して登録するようにしたが、体重計22を代理して登録する装置は、携帯電話機21に限定されず、ユーザID及びパスワード等を入力可能なものであれば、どのようなものでもよい。
【0229】
すなわち、例えば、リモートコントローラにより、ユーザID及びパスワードを入力可能なテレビジョン受像機等を、携帯電話機21に代えて用いることができる。
【0230】
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部と、
前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得部と、
前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する送信部と、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する受信部と、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知部と
を含む通信装置。
(2)
前記通知部は、受信された前記認可情報を、固定の前記装置識別情報により識別される前記連携装置に通知する
前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記取得部は、前記連携装置から、前記連携装置により生成される連携側生成情報とともに前記装置識別情報を取得し、
前記送信部は、前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、並びに前記取得部により取得された前記装置識別情報及び前記連携側生成情報を、前記サービス提供装置に送信する
前記(1)又は(2)に記載の通信装置。
(4)
複数のサービスのうち、ユーザにより指定されたサービスを表す指定サービス情報を、前記連携装置に供給する供給部をさらに含み、
前記取得部は、前記指定サービス指定情報を供給したことに対応して、前記サービス提供装置と連携して、前記ユーザにより指定されたサービスを提供可能な前記連携装置からの前記装置識別情報を取得する
前記(1)乃至(3)に記載の通信装置。
(5)
ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置の通信方法において、
前記通信装置による、
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得ステップと、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得ステップにより取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する送信ステップと、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する受信ステップと、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知ステップと
を含む通信方法。
(6)
コンピュータを、
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得部と、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信させる送信制御部と、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信させる受信制御部と、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知させる通知制御部と
して機能させるためのプログラム。
(7)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置において、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する受信部と、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信する送信部と、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する取得部と、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する供給部と
を含むサービス提供装置。
(8)
前記連携装置は、ランダムな文字列を表す連携側生成情報を生成するものであり、
前記取得部は、前記連携装置から、第1の前記連携側生成情報及び第1の前記装置識別情報を取得し、
前記受信部は、前記連携装置により第2の前記連携側生成情報も供給される前記通信装置から、前記第2の連携側生成情報とともに第2の前記装置識別情報を受信し、
前記記憶制御部は、取得された前記第1の連携側生成情報及び前記第1の装置識別情報と、受信された前記第2の連携側生成情報及び前記第2の装置識別情報が一致したことに対応して、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる
前記(7)に記載のサービス提供装置。
(9)
ランダムな文字列を表すサービス側生成情報を生成する生成部と、
第1の前記サービス側生成情報を、前記連携装置に送信する他の送信部と
をさらに含み、
前記取得部は、前記他の送信部から第2の前記サービス側生成情報を受信した前記連携装置から、第2の前記サービス側生成情報とともに第1の前記認可情報を取得し、
前記供給部は、前記第1のサービス側生成情報、及び前記通信装置に送信した第2の前記認可情報と、前記第2のサービス側生成情報及び前記第2の認可情報が一致したことに対応して、前記連携用情報を、前記連携装置に供給する
前記(7)又は(8)に記載のサービス提供装置。
(10)
前記連携装置から、前記装置識別情報、及び前記通信装置のユーザにより指定されたサービスを表す指定サービス情報を受信する他の受信部と、
前記連携装置から受信した前記装置識別情報に基づいて、前記連携装置が、前記指定サービス指定情報が表すサービスの提供時に連携可能であるか否かを判定する判定部と
をさらに含み、
前記供給部は、前記判定部による判定結果を前記連携装置に供給する
前記(7)乃至(9)に記載のサービス提供装置。
(11)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置のサービス提供方法において、
前記サービス提供装置による、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する受信ステップと、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御ステップと、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信する送信ステップと、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する取得ステップと、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する供給ステップと
を含むサービス提供方法。
(12)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置のコンピュータを、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信させる受信制御部と、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信させる送信制御部と、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得させる取得制御部と、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給させる供給制御部と
して機能させるためのプログラム。
(13)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置において、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給する供給部と、
前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信する送信部と、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する受信部と
を含む連携装置。
(14)
前記受信部は、前記サービス提供装置により生成されるサービス側生成情報も、前記サービス提供装置から受信し、
前記送信部は、受信された前記サービス側生成情報とともに、前記通信装置から通知された前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する
前記(13)に記載の連携装置。
(15)
前記送信部は、前記通信装置からの指定サービス情報が表すサービスを提供するサービス提供装置に、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報を送信し、
前記受信部は、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報を受信した前記サービス提供装置から、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報に基づき得られる、前記連携装置と連携可能であるか否かの判定結果を受信し、
前記供給部は、前記連携装置と連携可能であることを示す判定結果が受信されたことに対応して、前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する
前記(13)又は(14)に記載の連携装置。
(16)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置の連携方法において、
前記連携装置による、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給する供給ステップと、
前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信する送信ステップと、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する受信ステップと
を含む連携方法。
(17)
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置のコンピュータを、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給させる供給制御部と、
前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信させる送信制御部と、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信させる受信制御部と
して機能させるためのプログラム。
(18)
ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置、ネットワークを介して前記ユーザにサービスを提供するサービス提供装置、及び前記サービス提供装置と連携可能な連携装置により構成される送受信システムにおいて、
前記通信装置は、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部と、
前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する第1の取得部と、
前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する第1の送信部と、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する第1の受信部と、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知部と
を含み、
前記サービス提供装置は、
前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する第2の受信部と、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報を、前記通信装置に送信する第2の送信部と、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する第2の取得部と、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する第1の供給部と
を含み、
前記連携装置は、
前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する第2の供給部と、
前記通信装置から通知される前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する第3の送信部と、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する第3の受信部と
を含む
送受信システム。
(19)
ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置、ネットワークを介して前記ユーザにサービスを提供するサービス提供装置、及び前記サービス提供装置と連携可能な連携装置により構成される送受信システムの送受信方法において、
前記通信装置による、
前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する第1の取得ステップと、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得ステップにより取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する第1の送信ステップと、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する第1の受信ステップと、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知ステップと
を含み、
前記サービス提供装置による、
前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する第2の受信ステップと、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御ステップと、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報を、前記通信装置に送信する第2の送信ステップと、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する第2の取得ステップと、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する第1の供給ステップと
を含み、
前記連携装置による、
前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する第2の供給ステップと、
前記通信装置から通知される前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する第3の送信ステップと、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する第3の受信ステップと
を含む
送受信方法。
【0231】
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、又は、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
【0232】
[コンピュータの構成例]
図13は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
【0233】
CPU(Central Processing Unit)121は、ROM(Read Only Memory)122、又は記憶部128に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)123には、CPU121が実行するプログラムやデータ等が適宜記憶される。これらのCPU121、ROM122、及びRAM123は、バス124により相互に接続されている。
【0234】
CPU121にはまた、バス124を介して入出力インタフェース125が接続されている。入出力インタフェース125には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部126、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部127が接続されている。CPU121は、入力部126から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU121は、処理の結果を出力部127に出力する。
【0235】
入出力インタフェース125に接続されている記憶部128は、例えばハードディスクからなり、CPU121が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部129は、インタネットやローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して外部の装置と通信する。
【0236】
また、通信部129を介してプログラムを取得し、記憶部128に記憶してもよい。
【0237】
入出力インタフェース125に接続されているドライブ130は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア131が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータ等を取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部128に転送され、記憶される。
【0238】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録(記憶)する記録媒体は、図13に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア131、又は、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM122や、記憶部128を構成するハードディスク等により構成される。記録媒体へのプログラムの記録は、必要に応じてルータ、モデム等のインタフェースである通信部129を介して、ローカルエリアネットワーク、インタネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の通信媒体を利用して行われる。
【0239】
なお、本明細書において、上述した一連の処理を記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0240】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0241】
なお、本開示は、上述した本実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0242】
1 送受信システム, 21 携帯電話機, 22 体重計, 23 ルータ, 24 ネットワーク, 25 サービス提供サーバ, 61 操作部, 62 制御部, 63 通信部, 64 表示部, 65 記憶部, 81 登録ボタン, 82 制御部, 83 通信部, 84 表示部, 85 記憶部, 101 通信部, 102 制御部, 103 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部と、
前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得部と、
前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する送信部と、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する受信部と、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知部と
を含む通信装置。
【請求項2】
前記通知部は、受信された前記認可情報を、固定の前記装置識別情報により識別される前記連携装置に通知する
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記連携装置から、前記連携装置により生成される連携側生成情報とともに前記装置識別情報を取得し、
前記送信部は、前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、並びに前記取得部により取得された前記装置識別情報及び前記連携側生成情報を、前記サービス提供装置に送信する
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
複数のサービスのうち、ユーザにより指定されたサービスを表す指定サービス情報を、前記連携装置に供給する供給部をさらに含み、
前記取得部は、前記指定サービス指定情報を供給したことに対応して、前記サービス提供装置と連携して、前記ユーザにより指定されたサービスを提供可能な前記連携装置からの前記装置識別情報を取得する
請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置の通信方法において、
前記通信装置による、
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得ステップと、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得ステップにより取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する送信ステップと、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する受信ステップと、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知ステップと
を含む通信方法。
【請求項6】
コンピュータを、
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する取得部と、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信させる送信制御部と、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信させる受信制御部と、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知させる通知制御部と
して機能させるためのプログラム。
【請求項7】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置において、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する受信部と、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信する送信部と、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する取得部と、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する供給部と
を含むサービス提供装置。
【請求項8】
前記連携装置は、ランダムな文字列を表す連携側生成情報を生成するものであり、
前記取得部は、前記連携装置から、第1の前記連携側生成情報及び第1の前記装置識別情報を取得し、
前記受信部は、前記連携装置により第2の前記連携側生成情報も供給される前記通信装置から、前記第2の連携側生成情報とともに第2の前記装置識別情報を受信し、
前記記憶制御部は、取得された前記第1の連携側生成情報及び前記第1の装置識別情報と、受信された前記第2の連携側生成情報及び前記第2の装置識別情報が一致したことに対応して、前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる
請求項7に記載のサービス提供装置。
【請求項9】
ランダムな文字列を表すサービス側生成情報を生成する生成部と、
第1の前記サービス側生成情報を、前記連携装置に送信する他の送信部と
をさらに含み、
前記取得部は、前記他の送信部から第2の前記サービス側生成情報を受信した前記連携装置から、第2の前記サービス側生成情報とともに第1の前記認可情報を取得し、
前記供給部は、前記第1のサービス側生成情報、及び前記通信装置に送信した第2の前記認可情報と、前記第2のサービス側生成情報及び前記第2の認可情報が一致したことに対応して、前記連携用情報を、前記連携装置に供給する
請求項7に記載のサービス提供装置。
【請求項10】
前記連携装置から、前記装置識別情報、及び前記通信装置のユーザにより指定されたサービスを表す指定サービス情報を受信する他の受信部と、
前記連携装置から受信した前記装置識別情報に基づいて、前記連携装置が、前記指定サービス指定情報が表すサービスの提供時に連携可能であるか否かを判定する判定部と
をさらに含み、
前記供給部は、前記判定部による判定結果を前記連携装置に供給する
請求項7に記載のサービス提供装置。
【請求項11】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置のサービス提供方法において、
前記サービス提供装置による、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する受信ステップと、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御ステップと、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信する送信ステップと、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する取得ステップと、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する供給ステップと
を含むサービス提供方法。
【請求項12】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置のコンピュータを、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力され、前記サービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置を識別するための装置識別情報が供給される通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信させる受信制御部と、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記通信装置に送信させる送信制御部と、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得させる取得制御部と、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給させる供給制御部と
して機能させるためのプログラム。
【請求項13】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置において、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給する供給部と、
前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信する送信部と、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する受信部と
を含む連携装置。
【請求項14】
前記受信部は、前記サービス提供装置により生成されるサービス側生成情報も、前記サービス提供装置から受信し、
前記送信部は、受信された前記サービス側生成情報とともに、前記通信装置から通知された前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する
請求項13に記載の連携装置。
【請求項15】
前記送信部は、前記通信装置からの指定サービス情報が表すサービスを提供するサービス提供装置に、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報を送信し、
前記受信部は、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報を受信した前記サービス提供装置から、前記指定サービス情報及び前記装置識別情報に基づき得られる、前記連携装置と連携可能であるか否かの判定結果を受信し、
前記供給部は、前記連携装置と連携可能であることを示す判定結果が受信されたことに対応して、前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する
請求項13に記載の連携装置。
【請求項16】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置の連携方法において、
前記連携装置による、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給する供給ステップと、
前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信する送信ステップと、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する受信ステップと
を含む連携方法。
【請求項17】
ネットワークを介してサービスを提供するサービス提供装置と連携して前記サービスを提供可能な連携装置のコンピュータを、
前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報が入力される通信装置に、前記連携装置自身を識別するための装置識別情報を供給させる供給制御部と、
前記通信装置から通知される、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置に送信させる送信制御部と、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記サービス提供装置と連携する際に用いる連携用情報を、前記サービス提供装置から受信させる受信制御部と
して機能させるためのプログラム。
【請求項18】
ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置、ネットワークを介して前記ユーザにサービスを提供するサービス提供装置、及び前記サービス提供装置と連携可能な連携装置により構成される送受信システムにおいて、
前記通信装置は、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部と、
前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する第1の取得部と、
前記入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得部により取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する第1の送信部と、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する第1の受信部と、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知部と
を含み、
前記サービス提供装置は、
前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する第2の受信部と、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御部と、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報を、前記通信装置に送信する第2の送信部と、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する第2の取得部と、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する第1の供給部と
を含み、
前記連携装置は、
前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する第2の供給部と、
前記通信装置から通知される前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する第3の送信部と、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する第3の受信部と
を含む
送受信システム。
【請求項19】
ユーザを識別するためのユーザ識別情報を通信する通信装置、ネットワークを介して前記ユーザにサービスを提供するサービス提供装置、及び前記サービス提供装置と連携可能な連携装置により構成される送受信システムの送受信方法において、
前記通信装置による、
前記連携装置から、前記連携装置を識別するための装置識別情報を取得する第1の取得ステップと、
前記サービス提供装置からの前記サービスを受けるユーザを識別するためのユーザ識別情報を入力する入力部により入力された前記ユーザ識別情報、及び前記第1の取得ステップにより取得された前記装置識別情報を、前記サービス提供装置に送信する第1の送信ステップと、
前記ユーザ識別情報及び前記装置識別情報を送信したことに対応して、前記サービスの提供時における前記連携装置の連携が認可されたことを示す認可情報を、前記サービス提供装置から受信する第1の受信ステップと、
受信された前記認可情報を、前記連携装置に通知する通知ステップと
を含み、
前記サービス提供装置による、
前記通信装置から、前記装置識別情報及び前記ユーザ識別情報を受信する第2の受信ステップと、
前記装置識別情報を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶させる記憶制御ステップと、
前記装置識別情報が前記ユーザ識別情報に対応付けられて記憶されたことに対応して、前記認可情報を、前記通信装置に送信する第2の送信ステップと、
前記通信装置により受信され前記連携装置に通知された前記認可情報を、前記連携装置から取得する第2の取得ステップと、
取得された前記認可情報に応じて、前記サービスの提供時に前記連携装置により用いられる連携用情報を、前記連携装置に供給する第1の供給ステップと
を含み、
前記連携装置による、
前記通信装置に、前記装置識別情報を供給する第2の供給ステップと、
前記通信装置から通知される前記認可情報を、前記サービス提供装置に送信する第3の送信ステップと、
前記認可情報を送信したことに対応して、前記連携用情報を、前記サービス提供装置から受信する第3の受信ステップと
を含む
送受信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−15992(P2013−15992A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−147931(P2011−147931)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】