説明

通信装置

【課題】許可された通信先と画像データを送受信するために要した料金のみを、出力することができる通信装置を提供すること。
【解決手段】
ユーザがファクシミリ番号を仕事用として、登録することを、MFP100に入力した場合は、MFP100は承認者のメール送受信装置へ、承認要求情報を含むEmailを送信する。そして、承認者のメール送受信装置から、受信した承認結果メールの本文が、承認を示す場合は、ファクシミリ番号を仕事用として登録する。一方、受信した承認結果メールの本文が非承認を示す場合は、ファクシミリ番号を私用として登録する。そのため、承認者が承認したファクシミリ番号だけを、仕事用として登録できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続された外部装置と画像データ送受信する通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電話帳に記憶されているファクシミリ番号のうち、課金情報が関連付けられているファクシミリ番号を送信元とするファクシミリデータを受信すると、そのファクシミリデータの出力結果と、課金情報を対応付けて記憶するファクシミリ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−165866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているように、ユーザが1台のファクシミリ装置を、仕事用と私用との両方に用いることがある。仕事で受信したファクシミリデータを印刷するために要した消耗品の料金、及び、仕事でファクシミリデータを送信するために要した通信料金は、ユーザの勤務先へ要求されるべきである。一方、ユーザの勤務先は、勤務先が承認していない送信元からのファクシミリデータの印刷に要した消耗品の料金及び、及び、勤務先が承認していない送信先にファクシミリデータを送信するために要した通信料金は、支給する必要はない。
【0005】
しかし、通信装置のユーザが、ファクシミリデータの送信元、及び、送信先を含む通信先を、仕事用として登録してよいか、私用として登録してよいか、判断に迷うことが想定される。
【0006】
このような点も含め、本発明は、許可された通信先と画像データを送受信するために要した料金のみを、出力することができる通信装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の通信装置は、通信回線を介して画情報を送受信する通信部と、前記通信部より受信した画情報を印刷する印刷部と、前記通信部による画情報の送受信に用いる通信情報と宛名とを含む宛先情報を記憶する第1記憶部と、前記宛先情報を記憶する第2記憶部と、前記通信部により受信した画情報を印刷するために要する金額である印刷金額を所定の方法に基づき算出する第1算出手段と、前記第1算出手段により算出した印刷金額を記憶する第1金額記憶部と、前記通信部により画情報を受信すると、送信元の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部に記憶されている場合は、前記画情報の印刷金額を前記第1金額記憶部に記憶させる一方、送信元の通信情報を含む宛先情報が前記第2記憶部に記憶されている場合は、前記画情報の印刷金額を前記第1金額記憶部に記憶させない、第1記憶制御手段と、前記第1金額記憶部に記憶した印刷金額を出力する出力手段と、前記通信部が受信した画情報であって、送信元の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部と前記第2記憶部のいずれにも記憶されていない前記画情報とその画情報の送信元の通信情報とを少なくとも含む承認要求を出力する要求出力手段と、前記承認要求に対する承認が入力されると、前記承認要求に含まれる通信情報を含む宛先情報を第1記憶部に記憶させる一方、非承認が入力されると、前記宛先情報を前記第2記憶部に入力させる第2記憶制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の通信装置は、通信部が受信した画情報であって、送信元の通信情報を含む宛先情報が第1記憶部と第2記憶部のいずれにも記憶されていない画情報とその画情報の送信元の通信情報とを少なくとも含む承認要求を出力し、出力した承認要求に対して承認が入力された場合のみ、宛先情報を第1記憶させる。そのため、承認者によって、承認された宛先情報に含まれる通信情報から受信した画情報の印刷金額のみを出力することができる。
【0009】
請求項2記載の通信装置は、通信部が送信した画情報であって、送信先の通信情報を含む宛先情報が第1記憶部と第2記憶部のいずれにも記憶されていない画情報とその画情報の送信先の通信情報とを少なくとも含む承認要求を出力し、出力した承認要求に対して承認が入力された場合のみ、宛先情報を第1記憶させる。そのため、承認者によって、承認された宛先情報に含まれる通信情報へ送信した画情報の送信金額のみを出力することができる。
【0010】
請求項3記載の通信装置は、第1受付手段により出力する指示を受け付けた承認要求を出力する。そのため、通信装置のユーザが仕事で送受信した画情報以外の画情報を含む承認要求は出力されない。
【0011】
請求項4記載の通信装置は、宛名受け付け手段により受け付けた宛名を含む承認要求を出力する。そのため、承認者が承認または非承認を決める際の利便性がよくなる。
【0012】
請求項5記載の通信装置は、承認が入力された承認要求に含まれる通信情報を含む未定情報を、前記第3記憶部から削除する。そのため、第3記憶部に、不要な情報が記憶され続けることを防止することができる。
【0013】
請求項6記載の通信装置は、第2受け付け手段が指示を受け付けた通信情報を含む宛先情報を、前記第2記憶部に記憶させる。そのため、通信装置のユーザは、通信情報を含む宛先情報を、承認者の承認を得るという煩雑な作業を行うことなく、第2記憶部に記憶させることができる。
【0014】
請求項7記載の通信装置は、第2受け付け手段が指示を受け付けた通信情報と宛名受付手段が受け付けた宛名を含む宛先情報を、第2記憶部に記憶させる。そのため、ユーザは、通信情報の入力を行うことなく、通信情報と宛名情報を含む宛先情報を通信装置の第2記憶部に記憶させることができる。
【0015】
請求項8記載の通信装置は、第2受付手段が第2記憶部に記憶させる指示を受け付けた1つの未定情報が含む通信情報を含む未定情報を、第3記憶部から削除する。そのため、第3記憶部に、不要な情報が記憶され続けることを防止することができる。
【0016】
請求項9記載の通信装置は、前記承認要求を、前記メール送受信部により出力し、承認要求に対する承認及び前記承認要求に対する非承認は、前記メール送受信部より入力される。そのためユーザは電子メールの送受信により、承認を得ることができる。

【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施形態であるMFP100の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、未定番号テーブル104cの一例を示す。(b)は、課金テーブル104eを示す。
【図3】MFP100が実行する、ファクシミリ受信処理を示すフローチャートである。
【図4(a)】MFP100が実行する、振り分け処理を示すフローチャートである。
【図4(b)(c)】(b)は、MFP100がS202で表示する振り分け画面の一例である。(c)は、MFP100が、S210で送信する承認要求メールの一例である。
【図5(a)】MFP100が実行する、承認結果反映処理を示すフローチャートである。
【図5(b)】承認結果反映処理が実行された後の、未定番号テーブル104c及び課金テーブル104eの一例である。
【図6】(a)はMFP100が実行する、課金レポート出力処理を示すフローチャートである。(b)は、課金レポート出力処理で出力される課金レポートの一例である。
【図7】(a)MFP100が実行する、振り分け処理の一例である。(b)は、振り分け処理のS500でMFP100が表示する承認要求画面の一例である。
【図8】本発明の画像処理装置の変形例であるMFP100の電気的構成を示すブロック図である。
【図9】(a)は、未定番号テーブル104fの一例を示す。(b)は、課金テーブル104hを示す。
【図10】MFP100が実行する、ファクシミリ送信処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<MFP100の構成>
以下、本発明の一実施形態に係る通信装置について、添付図面を参照して説明する。図1に示す多機能装置(Multi Function Peripheral以下、MFPと称する)100は、印刷、スキャン、コピー及びファクシミリの送受信を実行可能である。
【0019】
MFP100は、CPU101、ROM102、RAM103,フラッシュメモリ104、表示部105、操作部106、タッチパネル107、ネットワークI/F108、NCU109、モデム110、印刷部111及び読取部112を有する。これらのハードウェアはバスライン113を介して互いに接続されている。
【0020】
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムに従って演算を実行し、バスライン113を介して、各ハードウェアへ指示を行う。ROM102は、制御プログラム102a及び各種固定値を記憶する。RAM103はCPU101の処理に必要な情報を一時的に記憶する揮発性のメモリである。詳細は後述するが、RAM103は、MFP100が受信したファクシミリデータを印刷する際に要したインクに対応する金額を記憶する課金メモリ103aを有する。また、カウンタ値Iを記憶する領域である、カウンタメモリ103bを有する。また、ファクシミリ番号に対して受け付けた宛名を記憶する宛名メモリ103cを有する。フラッシュメモリ104は、不揮発性のメモリである。フラッシュメモリ104は、私用番号メモリ104a、仕事用番号メモリ104b、未定番号テーブル104c、受信データメモリ104d、課金テーブル104eを有する。
【0021】
私用番号メモリ104aは、MFP100のユーザが、私的にファクシミリの送受信を行う相手先のファクシミリ番号及び宛名を記憶する。仕事用番号メモリ104bは、MFP100のユーザが、仕事でファクシミリの送受信を行う相手先のファクシミリ番号及び宛名を記憶する。未定番号テーブル104cは、MFP100が私用番号メモリ104a及び仕事用番号メモリ104bのいずれにも記憶されていないファクシミリ番号を送信元とするファクシミリデータを受信した場合、そのファクシミリデータに関する情報を記憶する。未定番号テーブル104cの詳細は、図2を用いて後述する。
【0022】
受信データメモリ104dは、MFP100が受信したファクシミリデータ、送信元のファクシミリ番号、及び、ファクシミリデータの受信日時を記憶する。
【0023】
表示部105は、LCD(Liquid Crystal Monitor)により構成され、バスライン113から入力された電気信号に従って、表示面に画面を表示する。
【0024】
操作部106は、1つ以上のハードキーにより構成され、ユーザにより押下されると、対応する電気信号がCPU101に入力される。
【0025】
タッチパネル107は表示部105の表示面に重ねて設けられる。本実施形態では、タッチパネル107は静電容量式である。ユーザにタッチされると、タッチされた領域に対応する電気信号がCPU101に入力される。
【0026】
ネットワークI/F108は、図示しないインターネットを介して他の装置と通信を行うための装置であり、周知のネットワークハードウェアがその一例である。
【0027】
NCU109は、電話回線の制御を行う装置である。モデム110は、ファクシミリ送信時には送信信号を変調し、ファクシミリ受信時には受信した変調信号を復調する。
【0028】
印刷部111は、入力された画像データを記録用紙に印刷する。本実施形態では、印刷部111は周知のインクジェット方式である。読取部112は、原稿を読み取り、その読み取った原稿の画像データを、CPU10に入力する装置である。
【0029】
(未定番号テーブル104c)
図2(a)に示す未定番号テーブル104cは、日時、送信元番号、受信データ格納先ポインタ、及び、金額から構成される未定番号情報を、ファクシミリデータ毎に記憶する。先述したように、MFP100が私用番号メモリ104a及び仕事用番号メモリ104bのいずれにも記憶されていないファクシミリ番号を送信元とするファクシミリデータを受信すると、未定番号テーブル104cへ未定番号情報を構成する各項目に対する値が記憶される。
【0030】
管理番号は、未定番号テーブル104cが記憶する未定番号情報のそれぞれを区別するために割り当てられる番号である。本実施形態では、未定番号テーブル104cに記憶された順に番号が割り当てられる。未定番号テーブル104cから未定番号情報が削除されると、残りの未定番号情報に対して管理番号は再付与される。
【0031】
日時は、MFP100がファクシミリデータを受信した日を示す。送信元番号は、ファクシミリデータの送信元番号を示す。受信データ格納先ポインタは、受信データメモリ104dに記憶されたファクシミリデータへのポインタを示す。金額は、ファクシミリデータを印刷するために要したインクに対応する金額を示す。
【0032】
(課金テーブル104e)
図2(b)に示す課金テーブル104eは、日時、宛名、受信データ格納先及び金額から構成される課金情報を、ファクシミリデータ毎に記憶する。ただし、課金情報は、仕事用番号メモリ104bに記憶されたファクシミリ番号を送信元とするファクシミリデータについてのみ、記憶される。日時は、ファクシミリデータを受信した日時を示す。宛名は、ファクシミリデータの送信元のファクシミリ番号と対応づけて仕事用番号メモリ104bに記憶されている名称を示す。受信データ格納先ポインタは、受信データメモリ104dに記憶されているファクシミリデータへのポインタを示す。金額は、ファクシミリデータを印刷するために要したインクに対応する金額を示す。
【0033】
<MFP100の動作>
(ファクシミリ受信処理)
以下、図3を用いて、CPU101が制御プログラム102aに従って実行するファクシミリ受信処理を説明する。この処理は、MFP100がファクシミリデータを受信すると開始する。
【0034】
CPU101は、受信したファクシミリデータを印刷部111に入力し、印刷をさせる(S100)。CPU101は、S102へ進みファクシミリデータを受信データメモリ104dに記憶させる(S102)。そして、S104へ進み、S100で行った印刷で用いたインク量に対応する金額を算出する。金額の算出方法は、例えば特開2002−36582号公報などに開示されており周知であるので、詳細は省略する。そして算出した金額を課金メモリ103aに記憶させる。(S104)。そして、S106へ進む。
【0035】
S106では、CPU101は、受信したファクシミリデータが、私用であるか否かを判断する(S106)。具体的には、CPU101は、受信したファクシミリデータの送信元のファクシミリ番号が、私用番号メモリ104aに記憶されているか否かにより判断する。CPU101は、受信したファクシミリデータが私用であると判断すると(S106・Yes)、ファクシミリ受信処理を終了する。一方、ファクシミリデータが私用ではないと判断すると(S106・No)、S108へ進む。
【0036】
S108では、CPU101は、受信したファクシミリデータが、仕事用であるか否かを判断する(S108)。具体的には、具体的には、CPU101は、受信したファクシミリデータの送信元のファクシミリ番号が、仕事用番号メモリ104bに記憶されているか否かにより判断する。CPU101は、受信したファクシミリデータが仕事用であると判断すると(S108・Yes)、S112へ進む。一方、ファクシミリデータが仕事用ではないと判断すると(S108・No)、S110へ進む。
【0037】
S110では、CPU101は、未定番号テーブル104cに、受信したファクシミリデータの未定番号情報を記憶させる。そして、ファクシミリ受信処理を終了する。
【0038】
S112では、課金テーブル104eに、受信したファクシミリデータの課金情報を記憶させる(S112)。そして、ファクシミリ受信処理を終了する。
【0039】
(振り分け処理)
図4(a)を用いて、CPU101が制御プログラム102aに従って実行する振り分け処理を説明する。この処理は、未定番号テーブル104cに記憶された未定番号情報に含まれるファクシミリ番号を、私用番号メモリ104aと仕事用番号メモリ104bとのいずれに記憶させるかを、ユーザから受け付ける処理である。
【0040】
S200では、CPU101はカウンタメモリ103bに記憶されたカウンタ値Iを1にする(S200)。そして、S202へ進む。S202ではCPU101は、図2(a)に示す未定番号テーブル104cから、管理番号がIの未定番号情報を読み出す。そして、読み出した未定番号情報を用いて、振り分け画面の画面データを作成する。そして、作成した画面データを表示部105に入力し、振り分け画面を表示させる(S202)。そして、S204へ進む。
【0041】
振り分け画面の一例を、図4(b)に示す。振り分け画面において、アイコン200には、未定番号情報に含まれる送信元番号が表示される。アイコン201には、未定番号情報に含まれる受信データ格納先ポインタが示す領域に記憶されている、ファクシミリデータのサムネイル画像が表示される。また、“次のデータを表示する”と表示されたアイコン204がユーザによりタッチされると、次に若い番号が管理番号として割り当てられた未定番号情報を用いて作成された振り分け画面が表示される。また、“仕事用”と表示されたアイコン202がユーザによりタッチされると、振り分け画面に表示されているファクシミリ番号を仕事用メモリに登録する承認の要求を、承認者に送信する処理が実行される。“私用”と表示されたアイコン203がユーザによりタッチされると、振り分け画面に表示されているファクシミリ番号を私用メモリに登録する処理が実行される。“終了”と表示されたアイコン205がユーザによりタッチされると、図4(a)に示す振り分け処理は終了される。
【0042】
図4(a)に戻り、説明する。S204では、振り分け画面において、“仕事用”と表示されたアイコン202、“私用”と表示されたアイコン203、“次のデータを表示する”と表示されたアイコン204及び“終了”と表示されたアイコン205のうち、いずれが選択されたかを判断する。具体的には、アイコン202、203、204、及び205のいずれかが表示されている領域に対応する電気信号がタッチパネル107から入力されると、CPU101は、入力された電気信号に対応する領域に表示されていたアイコンが選択されたと判断する。CPU101が“仕事用”と表示されたアイコン202が選択されたと判断すると(S204・仕事用)、S206へ進む。“私用”と表示されたアイコン203が選択されたと判断すると(S204・私用)、S212へ進む。"終了“と表示されたアイコン205が選択されたと判断すると(S204・終了)、図4に示す振り分け処理を終了する。” 次のデータを表示する“と表示されたアイコン205が選択されたと判断すると(S204・次のデータ)、S220へ進む。
【0043】
S206では、CPU101は、S202で表示させたファクシミリ番号に対する宛名を受け付ける(S206)。具体的には、図示しない宛名受付画面を表示部105に表示させる。宛名受付画面は、ファクシミリ番号と宛名の入力を促すガイダンス情報との表示を含む。そして、操作部106またはタッチパネル107により、入力された文字列を宛名メモリ103cに記憶させる。そして、S208へ進む。
【0044】
S208では、CPU101は承認要求メールを作成する(S208)。承認要求メールは、宛名メモリ103cに記憶された宛名、及びファクシミリデータの送信元番号を件名に含む。さらに、未定番号情報に含まれる受信データ格納先ポインタが示すファクシミリデータを添付ファイルとして含む。承認要求メールの一例を、図4(c)に示す。そして、S210へ進む。
【0045】
S210では、CPU101は、ネットワークI/F108を制御して、S208で作成した承認要求メールを、Email送信させる。送信先のメールアドレスは、S210の処理に先立ち、操作部106またはタッチパネル107より、受け付け、フラッシュメモリ104に記憶されている。そのためCPU101は、フラッシュメモリ104からEmailアドレスが読み出し、Emailの宛先に設定することができる。そして、S202へ進む。
【0046】
S212では、CPU101は、S202で表示させたファクシミリ番号に対する宛名を受け付ける(S212)。詳細はS206と同様であるので省略する。そして、S212へ進む。
【0047】
S214では、CPU101は宛名メモリ103cに記憶された宛名と、未定番号情報に含まれる送信元番号と、を私用番号メモリ104aに記憶させる。そして、S216へ進む。
【0048】
S216ではCPU101は、管理番号がIである未定番号情報を未定番号テーブル104cから削除する(S216)。このとき、管理番号がIの未定番号情報に含まれるファクシミリ番号を含む未定番号情報が、複数存在する場合が考えられる。例えば、Iが1であるとき、図2(a)に示す未定番号テーブル104cに記憶されている、管理番号が1の未定番号情報が含む送信元番号は○○-△△-××である。そして、送信元番号が○○-△△-××である未定番号情報は、管理番号が1である未定番号情報と、管理番号が3の未定番号情報と、の2つである。このような場合は、管理番号がIである未定番号情報に加え、管理番号がIの未定番号情報に含まれるファクシミリ番号を含む未定番号情報(上述した例では管理番号が3の未定番号情報)も、未定番号テーブル104cから削除する。そして、S218へ進む。S218では、CPU101は、未定番号テーブル104cに記憶されている未定番号情報に割り当てられている管理番号の再付与を行う(S218)。そして、S202へ進む。
【0049】
S220では、CPU101はカウンタメモリ103bに記憶されているカウンタ値Iに1を加算する。そして、S202へ進む。
【0050】
(承認結果反映処理)
図5(a)を用いて、承認結果メール処理を説明する。この処理は、図4(a)に示す振り分け処理のS210において、送信した承認要求メールに対する返信メールを受信したとCPU101が判断すると開始する。承認要求に対する返信メールは、件名にファクシミリ番号を含む。そのため、承認要求メールに対する返信であるメールと、承認要求メールに対する返信ではないメールを区別することができる。
【0051】
S300では、CPU101は承認結果メールに対応する未定番号情報を特定する。具体的は、メールの件名に含まれるファクシミリ番号を含む未定番号情報を、未定番号テーブル104cから抽出し、その、管理番号をRAM103に記憶させる。なお、図4(b)に示した承認結果メールに含まれるファクシミリ番号である“○○-△△-××”を含む未定番号情報が、図2(a)に示すように、複数存在する場合は、“○○-△△-××”をファクシミリ番号として含む未定番号情報の管理番号をすべてRAM103に記憶させる。
【0052】
S302ではCPU101は、承認結果メールの本文が「OK」と、「NG」のいずれを含むかにより、承認結果が承認であるか、非承認であるかを判断する(S302)。承認であると判断すると(S302・承認)、S304へ進む。一方、非承認であると判断すると(S302・非承認)、S312へ進む。
【0053】
S304では、CPU101は承認結果メールの件名に含まれるファクシミリ番号と宛名とを、仕事用番号メモリ104bに記憶させる(S304)。そして、S306へ進む。
【0054】
S306では、CPU101は課金テーブル104eの更新を行う。即ち、S300でRAM103に記憶させた管理番号の未定番号情報を、未定番号テーブル104cから読み出す。さらに、受信した承認結果メールの件名から宛名を読み出す。そして、読み出した未定番号情報に含まれる日時、受信データ格納先ポインタ及び金額と、承認結果メールから読み出した宛名とから構成される課金情報を、課金テーブル104eに記憶させる。もし、S300でRAM103に記憶させた管理番号が複数ある場合は、RAM103に記憶された管理番号に対応する未定番号情報のそれぞれについて、S306の処理を実行する。そして、S308へ進む。
【0055】
S308では、CPU101はS300でRAM103に記憶させた管理番号に対応する未定番号情報を、すべて未定番号テーブル104cから削除する(S308)。そして、S310へ進む。
【0056】
S310では、CPU101は、未定番号テーブル104cに記憶されている未定番号情報のそれぞれに対して管理番号の再付与を行う(S310)。そして、承認結果反映処理を終了する。
【0057】
S312ではCPU101は、承認結果メールに含まれるファクシミリ番号と宛名とを、私用番号メモリ104aに記憶させる(S312)。そして、S308へ進む。
【0058】
承認結果反映処理の理解を容易にするために、承認結果反映処理後の未定番号テーブル104c、課金テーブル104eを、図5(b)を用いて説明する。図5(b)は、図2(a)に示す未定番号テーブル104c及び図2(b)に示す課金テーブル104eが、承認結果メールの受信により図5(a)に示す承認結果反映処理が実行されることで書き換えられた状態を示す。このとき受信した承認結果メールは、図4(c)で送信した承認要求メールに対する承認結果メールであり、承認を示すものであったとする。
【0059】
S306の処理が実行されたことにより、図5(b)に示す課金テーブル104eには、“△△センター”を宛名として含む課金情報が2つ記憶されている。また、S308に示す処理により、図5(b)に示す未定番号テーブル104cからは、ファクシミリ番号が“○○-△△-××”である未定番号情報が削除されている。さらに、図5(b)に示す未定番号テーブル104cに記憶される未定番号情報に対して、新たな管理番号が付与されている。
【0060】
(課金レポート出力処理)
図6を用いて、課金レポート出力処理を説明する。この処理は、CPU101が、操作部106又はタッチパネル107より、課金レポート出力処理を受け付けたと判断すると開始する。
【0061】
S400では、CPU101は、操作部106又はタッチパネル107より、課金レポートを出力する対象期間を受け付ける(S400)。そして、S400で受け付けた対象期間の間の課金レポートをの印刷を、印刷部111に指示し、印刷を実行する(S402)。2011年1月14日以降の期間における課金レポートの一例を、図6(b)に示す。
【0062】
以上、説明したように、本実施形態に示すMFP100は、受信したファクシミリデータが仕事用か私用かを判断し、仕事用の場合のみ、ファクシミリデータの印刷に用いたインクに対応する金額を記憶する。そして、記憶した金額の累積を、印刷することができる。そのため、ユーザは1台のMFP100を、仕事用と私用の両方に用いることができる。
【0063】
また、MFP100は仕事用としても私用としても登録されていないファクシミリ番号を送信元とするファクシミリデータを受信した場合は、ユーザに送信元のファクシミリ番号を仕事用として登録するか、私用として登録するかを選択させることができる。
【0064】
さらに、ユーザがファクシミリ番号を仕事用として、登録することを、MFP100に入力した場合は、MFP100は承認者のメール送受信装置へ、承認要求情報を含むEmailを送信する。そして、承認者のメール送受信装置から、受信した承認結果メールの本文が、承認を示す場合は、ファクシミリ番号を仕事用として登録する。一方、受信した承認結果メールの本文が非承認を示す場合は、ファクシミリ番号を私用として登録する。そのため、承認者が承認したファクシミリ番号だけを、仕事用として登録できる。すなわち、ユーザは、承認者から許可された通信元から受信した通信データを印刷するために要した消耗品の料金及びその累積のみを、出力することができる。
【0065】
さらに、ユーザがファクシミリ番号を私用として、登録することを、MFP100に入力した場合は、MFP100は承認要求情報を含むEmailを送信しない。そして、そのファクシミリ番号を、私用として登録する。そのため、通信装置のユーザが私用でファクシミリを受信した場合、ファクシミリデータや、ファクシミリ番号を、承認者に知られることを防ぐことができる。
【0066】
<変形例>
(振り分け処理の変形例)
上記実施形態では、仕事用として選択された(図4(a)のS204)ファクシミリ番号の承認要求を、メールで出力していた(S208、S210)。そして、図5(a)に示す、承認結果反映処理は、図4(a)のS210で送信したメールへの返信が含む情報により、承認か非承認かを判断していた。上記実施形態の振り分け処理(図4(a))及び承認結果反映処理(図5(a))に代えて、図7(a)に示す振り分け処理を実行する構成としてもよい。以下、図7(a)を用いて、変形例における振り分け処理を説明する。
【0067】
図4(a)と同一のステップについては、同じ番号を付し、説明を省略する。
【0068】
S500において、CPU11は、承認要求画面を表示する(S500)。図7(b)に承認要求画面を示す。承認要求画面は、S206で受け付けた宛名、ファクシミリデータの送信元番号、及び未定番号情報に含まれる受信データ格納先ポインタが示すファクシミリデータのサムネイル画像を含む。
【0069】
CPU11は、承認を示すアイコンに対応する電気信号がタッチパネル107から入力されたと判断すると(S502・承認)、S504へ進む。一方、CPU11は、非承認を示すアイコンに対応する電気信号がタッチパネル107から入力されたと判断すると(S502・非承認)、S212へ進む。
【0070】
S504では、CPU11はファクシミリ番号とS206で受け付けた宛名とを対応付けて仕事用番号メモリ104bへ記憶させる。そして、S506へ進む。
【0071】
S506では、CPU101は課金テーブル104eの更新を行う。即ち、管理番号がIの未定番号情報を、未定番号テーブル104cから読み出す。そして、読み出した未定番号情報に含まれる日時、受信データ格納先ポインタ及び金額と、S206で受け付けた宛名とから構成される課金情報を、課金テーブル104eに記憶させる。そして、S216へ進む。
【0072】
(ファクシミリ送信に要した通信料金に課金する変形例)
上記実施形態では、受信したファクシミリデータを印刷する際に要した消耗品に基づき課金を行っていた。しかし、ファクシミリデータを送信する際の通信料金に基づき課金を行う構成としてもよい。以下、図8、9、10を用いて、ファクシミリ送信に要した通信料金に課金する場合の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同一の点については、同じ番号を付し、説明を省略する。
【0073】
図8は、ファクシミリ送信に要した通信料金に課金する変形例におけるブロック図である。上記実施形態と異なる点は、RAM104に、未定番号テーブル104c、受信データメモリ104d、課金テーブル104eに代えて、未定番号テーブル104f、送信データメモリ104g、課金テーブル104hが設けられている点である。
【0074】
図9を用いて、未定番号テーブル104f、課金テーブル104hについて、説明する。図9(a)に示す、未定番号テーブル104fは、未定番号情報として、送信元番号に代えて、送信先番号を含む点で異なる。図9(b)に示す課金テーブル104hは、課金情報として、受信データ格納先ポインタに代えて、送信データ格納先ポインタを含む点で異なる。
【0075】
図10を用いて、ファクシミリ送信処理について説明する。S600では、CPU101は、読取部に載置された原稿を読み取らせる(S600)。そして、S602へ進み、CPU101は、読み取ったファクシミリデータを、送信データメモリ104gに記憶させる(S602)。そして、S604へ進む。CPU101は、図示しない宛先受付画面を表示させ、タッチパネル107または操作部106から、送信先のファクシミリ番号を受け付ける(S604)。そして、S606へ進む。
【0076】
S606ではCPU101はS604で受け付けたファクシミリ番号へ、ファクシミリデータを送信する(S606)。そして、S608へ進む。S608では、CPU101は、ファクシミリデータの送信に要した通信料金を算出する。ファクシミリデータの送信に要した通信料金を算出方法は、例えば特開2002−27219号公報に記載されているように、公知であるので、詳細な説明は省略する。そして、S610へ進む。
【0077】
S610では、CPU101は、送信したファクシミリデータが、私用であるか否かを判断する(S610)。CPU101は、送信したファクシミリデータが私用であると判断すると(S610・Yes)、ファクシミリ送信処理を終了する。一方、ファクシミリデータが私用ではないと判断すると(S610・No)、S612へ進む。
【0078】
S612では、CPU101は、受信したファクシミリデータが、仕事用であるか否かを判断する(S612)。CPU101は、送信したファクシミリデータが仕事用であると判断すると(S612・Yes)、S614へ進む。一方、ファクシミリデータが仕事用ではないと判断すると(S612・No)、S616へ進む。
【0079】
S614では、CPU101は、未定番号テーブル104fに、受信したファクシミリデータの未定番号情報を記憶させる。そして、ファクシミリ送信処理を終了する。
【0080】
S616では、課金テーブル104hに、受信したファクシミリデータの課金情報を記憶させる(S616)。そして、ファクシミリ送信処理を終了する。
【0081】
(その他の変形例)
未定番号テーブル104cが記憶する未定番号情報には、受信データ格納先ポインタ含まれていた。しかし、これに代えて、受信データそのものを記憶させる構成としてもよい。ただし、その場合は、受信データメモリ104dは必要ない。
【0082】
印刷部111は、レーザー方式など、インクジェット方式以外のものでもよい。
【0083】
未定番号情報及び課金情報は、ファクシミリデータを印刷する際に要したインクに加えて、記録媒体に対応する金額を含めてもよい。また、ファクシミリデータを印刷する際に要したインクの量及び、記録媒体の量を未定番号情報及び課金情報に含む構成としてもよい。その場合、図6(a)に示す課金レポート出力処理では、インクの量や、記録媒体の量を、所定の規則に従い換算し得られた金額を、課金レポートに含めて出力する。また、インクの量に限らず、トナーの量でもよい。
【0084】
本発明を、受信したEmailの印刷に適用してもよい。その場合、ファクシミリ番号に代えて、Emailアドレスが用いられる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線を介して画情報を送受信する通信部と、
前記通信部より受信した画情報を印刷する印刷部と、
前記通信部による画情報の送受信に用いる通信情報と宛名とを含む宛先情報を記憶する第1記憶部と、
前記宛先情報を記憶する第2記憶部と、
前記通信部により受信した画情報を印刷するために要する金額である印刷金額を所定の方法に基づき算出する第1算出手段と、
前記第1算出手段により算出した印刷金額を記憶する第1金額記憶部と、
前記通信部により画情報を受信すると、送信元の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部に記憶されている場合は、前記画情報の印刷金額を前記第1金額記憶部に記憶させる一方、送信元の通信情報を含む宛先情報が前記第2記憶部に記憶されている場合は、前記画情報の印刷金額を前記第1金額記憶部に記憶させない、第1記憶制御手段と、
前記第1金額記憶部に記憶した印刷金額を出力する出力手段と、
前記通信部が受信した画情報であって、送信元の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部と前記第2記憶部のいずれにも記憶されていない前記画情報とその画情報の送信元の通信情報とを少なくとも含む承認要求を出力する要求出力手段と、
前記承認要求に対する承認が入力されると、前記承認要求に含まれる通信情報を含む宛先情報を第1記憶部に記憶させる一方、非承認が入力されると、前記宛先情報を前記第2記憶部に入力させる第2記憶制御手段と、を備えたことを特徴とする、通信装置。
【請求項2】
通信回線を介して画情報を送受信する通信部と、
前記通信部による画情報の送受信に用いる通信情報と宛名とを含む宛先情報を記憶する第1記憶部と、
前記宛先情報を記憶する第2記憶部と、
前記通信部により画情報を送信するために要する金額である送信金額を所定の方法に基づき算出する第2算出手段と、
前記第2算出手段により算出した送信金額を記憶する第2金額記憶部と、
前記通信部により画情報を送信すると、送信先の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部に記憶されている場合は、前記画情報の送信金額を前記第2金額記憶部に記憶させる一方、送信先の通信情報を含む宛先情報が前記第2記憶部に記憶されている場合は、前記画情報の送信金額を前記第2金額記憶部に記憶させない、第1記憶制御手段と、
前記第2金額記憶部に記憶した送信金額を出力する出力手段と、
前記通信部が送信した画情報であって、送信先の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部と前記第2記憶部のいずれにも記憶されていない前記画情報とその画情報の送信先の通信情報とを少なくとも含む承認要求を出力する要求出力手段と、
前記承認要求に対する承認が入力されると、前記承認要求に含まれる通信情報を含む宛先情報を第1記憶部に記憶させる一方、非承認が入力されると、前記宛先情報を前記第2記憶部に入力させる第2記憶制御手段と、を備えたことを特徴とする、通信装置。
【請求項3】
操作部と、
第3記憶部と、
少なくとも、前記通信部により受信または送信した画情報であって、送信元または送信先の通信情報を含む宛先情報が前記第1記憶部と前記第2記憶部のいずれにも記憶されていない前記画情報と、その画情報の送信元または送信先の通信情報とを含む未定情報を、第3記憶部に記憶させる第3記憶制御手段と、
前記第3記憶部に記憶された未定情報うち1つの未定情報が含む通信情報を含む承認要求を出力する指示を操作部より受け付ける第1受付手段と、を備え
前記要求出力手段は、前記第1受付手段により出力する指示を受け付けた承認要求を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
【請求項4】
前記第3記憶部に記憶された未定情報が含む通信情報に対する宛名を示す情報を操作部より受け付ける宛名受け付け手段を備え、
前記要求出力手段は前記第3記憶部に記憶された未定情報のうち1つの未定情報が含む画情報とその画情報の送信元または送信先の通信情報に加え、宛名受け付け手段により受け付けた宛名を含む承認要求を出力することを特徴とする、請求項3記載の通信装置。
【請求項5】
前記承認要求に対する承認が入力されると、前記承認要求に含まれる通信情報を含む未定情報を、前記第3記憶部から削除する第1削除手段を備えたことを特徴とする、請求項3又は4記載の通信装置。
【請求項6】
前記第3記憶部に記憶された未定情報のうち1つの未定情報が含む通信情報を、前記第2記憶部に記憶させる指示を操作部より受け付ける第2受付手段と、
少なくとも前記第2受け付け手段が指示を受け付けた通信情報を含む宛先情報を、前記第2記憶部に記憶させる第4記憶制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3〜5いずれか記載の通信装置。
【請求項7】
前記第3記憶部に記憶された未定情報が含む通信情報に対する宛名を示す情報を操作部より受け付ける宛名受付手段を備え、
前記第4記憶制御手段は、前記第2受け付け手段が指示を受け付けた通信情報と前記宛名受付手段が受け付けた宛名を含む宛先情報を、前記第2記憶部に記憶させることを特徴とする、請求項6記載の通信装置。
【請求項8】
前記第2受付手段が前記第2記憶部に記憶させる指示を受け付けた1つの未定情報が含む通信情報を含む未定情報を、前記第3記憶部から削除する第2記憶部を備えたことを特徴とする、請求項6又は7記載の通信装置。
【請求項9】
電子メールを送受信するメール送受信部を備え、
前記要求出力手段は、前記承認要求を、前記メール送受信部により出力し、
前記承認要求に対する承認及び前記承認要求に対する非承認は、前記メール送受信部より入力されることを特徴とする、特徴とする、請求項1〜8記載の通信装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4(a)】
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【図4(b)(c)】
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【図5(a)】
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【図5(b)】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−74470(P2013−74470A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212055(P2011−212055)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】