説明

速度により起動されるSUPLサービスを処理する方法及び関係する通信デバイス

【課題】速度により起動されるSUPLサービスを処理する方法及び関係する通信デバイスを提供することを目的とする。
【解決手段】サービスシステムにおいて通信デバイスのための速度により起動されるサービスを処理する方法が開示される。この方法は、通信デバイスのエージェントが位置要求を受信した後に、サービスシステムのロケーションプラットフォームから速度により起動されるサービスの少なくとも1つの第1の起動パラメータを取得し、通信デバイスの現在の速度が少なくとも1つの第1の起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を取得し、通信デバイスの計算された速度が起動条件を満たす場合、通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を通信デバイスのエージェントに報告することを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、サービスシステムで使用される方法及び関係する通信デバイスに関し、より具体的には、速度により起動されるSUPL(secure user plane location)サービスを処理する方法及び関係する通信デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
OMA(Open Mobile Alliance)は、ユーザのニーズに合致させるようにモバイルサービスのOMA仕様を策定するために設立された。更に、OMA仕様は、地理的領域(例えば、国)、オペレータ、サービスプロバイダ、ネットワーク、オペレーションシステム及びモバイルデバイスを通じて相互運用可能なモバイルサービスの提供を促進することを目的とする。詳細には、OMA仕様に準拠したモバイルサービスは、特定のオペレータ及びサービスプロバイダへの制約なしに、ユーザにより使用可能である。OMA仕様に準拠したモバイルサービスはまた、ベアラにとらわれない。すなわち、モバイルサービスを伝達するベアラは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM(登録商標) Evolution)又はGPRS(General Packet Radio Service)のような第2世代(2G)モバイルシステムでもよく、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、LTE(Long Term Evolution)又はLTE-A(LTE-Advanced)のような第3世代(3G)以上のモバイルシステムでもよい。更に、OMA仕様に準拠したモバイルサービスは、様々なモバイルデバイスで動作するWindows(登録商標)、Android又はLinux(登録商標)のような様々なオペレーティングシステムで実行可能である。従って、OMA仕様をサポートするモバイルデバイス又はモバイルサービスを提供する業界は、モバイルサービスの相互運用性により可能となる大きく成長する市場から利益を受けることができる。その他に、OMA仕様をサポートするモバイルデバイス又はモバイルサービスを使用するユーザもまた、モバイルサービスの相互運用性のため、より良い経験を有することができる。
【0003】
その他に、OMAは、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)ベアラでの支援及び位置決めデータの送信を介して実現されるロケーション(位置)に基づくサービスを可能にするために、SUPL(secure user plane location)を策定している。SUPLの機能及び動作は、SUPL仕様に規定されている。更に、SUPLの機能及び動作を実現するために、SUPLロケーションプラットフォーム(SLP:SUPL location platform)、SUPLエージェント及びSUPL可能端末(SET:SUPL enable terminal)のようなエンティティが規定されている。詳細には、SLPは、ロケーションサービス管理及び位置判定の役目をする。SETは、IPベアラを提供するSUPLネットワークと通信可能なデバイス(例えば、通信デバイス)の論理エンティティである。SUPLエージェントは、ロケーション情報を取得するためにネットワークリソースにアクセスするサービスアクセスポイントであり、SLP又はSETに導入されることが好ましい。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Secure User Plane Location Architecture Candidate Version 3.0 - 08 Mar 2011 Open Mobile Alliance OMA-AD-SUPL-V3_0-20110308-C
【非特許文献2】User Plane Location Protocol Draft Version 3.0 - 19 Apr 2011 Open Mobile Alliance OMA-TS-ULP-V3_0-20110419-D
【非特許文献3】Secure User Plane Location Requirements Candidate Version 3.0 - 21 Sep 2010 Open Mobile Alliance OMA-RD-SUPL-V3_0-20100921-C
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1つのSUPL仕様であるOMA SUPL v3.0 Requirement文献では、1つの要件が存在する。これは、SUPLが速度による起動をサポートすべきであることである。すなわち、いつSETの速度が所定のレベルに到達したかを検出可能な速度により起動されるSUPLサービスが存在すべきである。すなわち、速度により起動されるSUPLサービスは、速度イベントにより起動可能である。その他に、速度イベントが起動された場合、SUPLエージェントは通知されるべきである。従って、速度により起動されるSUPLサービスが動作する処理が規定されるべきであり、扱われる主題である。
【0006】
従って、本発明は、前述の問題を解決するために、速度により起動されるSUPL(secure user plane location)サービスを処理する方法及び関係する通信デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
サービスシステムにおいて通信デバイスのための速度により起動されるサービスを処理する方法が開示される。この方法は、通信デバイスのエージェントが位置要求を受信した後に、サービスシステムのロケーションプラットフォームから速度により起動されるサービスの少なくとも1つの第1の起動パラメータを取得し、通信デバイスの現在の速度が少なくとも1つの第1の起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を取得し、通信デバイスの計算された速度が起動条件を満たす場合、通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を通信デバイスのエージェントに報告することを有する。
【0008】
サービスシステムにおいて通信デバイスのための速度により起動されるサービスを処理する方法が開示される。この方法は、ロケーションプラットフォームにより送信された開始メッセージを受信した後に、サービスシステムのロケーションプラットフォームから速度により起動されるサービスの少なくとも1つの起動パラメータを取得し、通信デバイスの現在の速度が少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を取得し、通信デバイスの計算された速度が起動条件を満たす場合、通信デバイスの計算された速度及び計算された位置をロケーションプラットフォームのエージェントに報告することを有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一例によるサービスシステムの概略図
【図2】本発明の一例による通信デバイスの概略図
【図3】本発明の一例による処理のフローチャート
【図4】本発明の一例による処理のフローチャート
【図5】本発明の一例による処理のフローチャート
【図6】本発明の一例による処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の前記及び他の目的は、様々な図面に示す好ましい実施例の以下の詳細な説明を読んだ後に、当業者に明確になる。
【0011】
本発明の一例によるサービスシステム10の概略図である図1を参照する。サービスシステム10は、OMA(Open Mobile Alliance)により策定されたSUPL(secure user plane location)をサポートし、簡単には、H-SLP(Home SUPL location platform)と、複数のSUPL可能端末(SET:SUPL enabled terminal)とにより構成される。H-SLP及びSETは、SUPLサービスを実行するためにロケーション(位置)情報を交換してもよい。例えば、H-SLPは、支援ロケーション情報をSETに提供し、位置決めの精度を改善してもよい。更に、SUPLエージェントがSETに導入された場合、SETは、SUPLサービスを開始してもよい。同様に、SUPLエージェントがH-SLPに導入された場合、H-SLPも、SUPLサービスを開始してもよい。
【0012】
図1では、SET及びH-SLPは、サービスシステム10の構成を示すために単に利用されている。実際には、SETは、特定の位置に固定されたデスクトップ及び家庭用電子機器でもよい。或いは、SETは、モバイル電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック及びポータブルコンピュータシステムのようなモバイルデバイスでもよい。H-SLPは、SETにより生成された要求及び応答を処理するサーバでもよい。サービスシステムは、ベアラにとらわれない。すなわち、ロケーション情報を交換するために使用されるベアラは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM(登録商標) Evolution)又はGPRS(General Packet Radio Service)のような第2世代(2G)モバイルシステムでもよく、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、LTE(Long Term Evolution)又はLTE-Advancedのような第3世代(3G)以上のモバイルシステムでもよく、更に、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)のような有線通信システムでもよい。
【0013】
本発明の一例による通信デバイス20の概略図を示す図2を参照する。通信デバイス20は、図1に示すSET又はH-SLPでもよい。通信デバイス20は、マイクロプロセッサ又は特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)のような処理手段200と、記憶ユニット210と、通信インタフェースユニット220とを含んでもよい。記憶ユニット210は、処理手段200によりアクセスされるプログラムコード214を格納可能な如何なるデータ記憶デバイスでもよい。記憶ユニット210の例は、加入者識別モジュール(SIM:subscriber identity module)、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM/DVD-ROM、磁気テープ、ハードディスク及び光データ記憶デバイスを含むが、これらに限定されない。通信インタフェースユニット220は、トランシーバであることが好ましく、処理手段200の処理結果に従ってメッセージを送信/受信可能である。
【0014】
本発明の一例による処理30のフローチャートである図3を参照する。処理30は、SETにより開始される速度により起動されるSUPLサービスを処理するために、図1に示すSETで利用される。処理30は、プログラムコード214にコンパイルされてもよく、以下のステップを含む。
【0015】
ステップ300:開始
ステップ302:SETのSUPLエージェントが位置要求を受信した後に、サービスシステムのH-SLPから速度により起動されるSUPLサービスの少なくとも1つの起動パラメータを取得する
ステップ304:SETの現在の速度が少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、SETの計算された速度及び計算された位置を取得する
ステップ306:SETの計算された速度が起動条件を満たす場合、SETの計算された速度及び計算された位置をSETのSUPLエージェントに報告する
ステップ308:終了
処理30によれば、SETのSUPLエージェントは、位置要求を受信した後に(すなわち、速度により起動されるSUPLサービスがSETにより開始される)、まず、SETは、サービスシステムのH-SLPから速度により起動されるSUPLサービスの少なくとも1つの起動パラメータを取得する。次に、SETの現在の速度が少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、SETは、SETの計算された速度及び計算された位置を取得する(例えば、計算又は受信する)。従って、SETの計算された速度が起動条件を満たす場合、SETは、SETの計算された速度及び計算された位置をSETのSUPLエージェントに報告してもよい。換言すると、まず、SETは、位置要求を受信した後に、速度により起動されるサービスを実行するために必要な起動パラメータを取得する。次に、SETは、現在の速度が起動パラメータに従って判定された条件を満たすか否かを検査し、現在の速度が条件を満たす場合、計算された速度及び計算された位置を取得することを試みる。最後に、SETは、計算された速度が起動条件を満たすか否か(すなわち、速度イベントが起動されるべきか否か)を検査し、計算された速度が起動条件を満たす場合、計算された位置及び計算された速度をSETのSUPLエージェントに報告する。従って、処理30によれば、SUPLエージェント(従ってSET)が位置要求を受信した後に、速度イベントが起動される場合(すなわち、起動条件が満たされる場合)、計算された位置及び計算された速度は、SETのSUPLエージェントに報告されてもよい。
【0016】
処理30の要旨は、速度により起動されるSUPLサービスが、SETの現在の速度と速度により起動されるSUP`Lサービスの少なくとも1つの起動パラメータとに関係する速度イベントを使用することにより、SETにより起動可能であるとう点にあることに留意すべきである。処理30の実現方法には限定されない。例えば、本発明の一例による処理40のフローチャートである図4を参照する。処理40は、処理30の実現方法として見なされてもよい。処理40によれば、SET(すなわち、ターゲットSET)のSUPLエージェントがSETのアプリケーション(例えば、GPS(global positioning system)に関するアプリケーション)により生成されてもよい位置要求を受信した後に、SETは、SETとH-SLPとの間のデータ接続を確立する準備をする(ステップA)。次に、SETは、データ接続としてトランスポートレイヤセキュリティ(TLS:transport layer security)接続を確立し、SUPL TRIGGERED STARTメッセージをH-SLPに送信する(ステップB)。SUPL TRIGGERED STARTメッセージは、速度イベントに対する起動種別(triggerType)を構成するために使用され、SET機能(sETCapabilities)と、位置決め品質(QoP:quality of position)と、起動パラメータ(triggerParams)(ターゲット速度、開始時間、終了時間、報告数等)とを含んでもよい。SUPL TRIGGERED STARTメッセージを受信した後に、H-SLPは、SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージをSETに送信する(ステップC)。SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージは、H-SLP機能(sLPCapabilities)と、位置決め方法(posMethod)と、判定された起動パラメータ(triggerParams)(ターゲット速度、開始時間、終了時間及び報告数等)とを含んでもよい。SETにより送信される起動パラメータと比べて、判定された起動パラメータは、SETにより送信された起動パラメータに従ってH-SLPにより判定される。SET機能(sETCapabilities)及びH-SLP機能(sLPCapabilities)のようなSUPL TRIGGERED STARTメッセージに含まれる他の情報が考慮されてもよく、ここでは限定されない点に留意すべきである。
【0017】
SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを受信した後に、SETは、基準を使用することにより位置修正(すなわち、計算された位置)が必要になるか否かを判定するために、SETの現在の速度とターゲット速度とを比較する(ステップD)。すなわち、基準が満たされる場合、SETは、位置修正が必要であることを判定してもよい。例えば、基準は、現在の速度がターゲット速度より大きい(又は小さい)ことでもよく、現在の速度が所定の範囲内(又は範囲外)であることでもよく、ここでは限定されない。位置修正が必要であることをSETが判定すると、SETは、H-SLPとのSUPL POSメッセージ交換を開始するために、SET機能(sETCapabilities)とSUPL POSとを含むSUPL POS INITメッセージをH-SLPに送信する(ステップD)。SUPL POSメッセージ交換の間に、SET及びH-SLPは、SETからの衛星測定、H-SLPからの支援データ及び位置決め方法(例えば、UMTS、LTE及びLTE-AシステムでのLPP(LTE positioning protocol)又はCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)システムでのTIA-801(Telecommunications Industry Association (TIA) 801))のような位置情報を交換(又は交渉)してもよい(ステップE)。
【0018】
SUPL POSメッセージ交換が完了した後に、SET又はH-SLPは、前のステップで取得された位置情報に従ってSETの計算された速度及び計算された位置を導出(又は計算)してもよい。計算された速度及び計算された位置がH-SLPにより取得(例えば、計算)された場合(すなわち、SET支援モード(SET-Assisted Mode))、H-SLPは、計算された速度(velocity)及び計算された位置(position)を含むSUPL REPORTメッセージのSETへの送信を介して、計算された速度及び計算された位置をSETに送信する(ステップF)。
【0019】
計算された速度を取得した後に、SETは、計算された速度が起動条件を満たすか否か(すなわち、速度イベントが起動されるべきであるか否か)を判定する(ステップG)。起動条件が満たされた場合(すなわち、速度イベントが起動される場合)、SETは、計算された位置(すなわち、位置修正)及び計算された速度をSUPLエージェントに報告する(ステップH)。そうでない場合、SETは、ステップDに戻る。ステップDで使用される基準と同様に、起動条件は、計算された速度がターゲット速度より大きい(又は小さい)ことでもよく、計算された速度が所定の範囲内(又は範囲外)であることでもよく、ここでは限定されない。終了条件が満たされるまで、ステップD〜Hは繰り返される。すなわち、終了条件が満たされた場合、速度により起動されるSUPLサービスを終了する。例えば、終了条件は、SETが計算された位置及び計算された速度を報告するのを終了する終了時間(すなわち、ステップCで判定されたもの)でもよく、SETが計算された位置及び計算された速度を報告できる回数である報告数(すなわち、ステップCで判定されたもの)でもよい。詳細には、終了条件が満たされない場合には、起動条件が満たされない場合、SETは、ステップD〜Gを繰り返してもよく、起動条件が満たされた場合、SETは、ステップD〜Hを繰り返してもよい(ステップI)。終了条件が満たされた場合、SETは、報告が終了したことをH-SLPに通知するために、SUPL ENDメッセージをH-SLPに送信する(ステップJ)。
【0020】
従って、処理40によれば、SUPLエージェント(従って、SET)が位置要求を受信した後に、計算された位置及び計算された速度は、速度イベントが起動された場合(すなわち、起動条件が満たされた場合)に速度により起動されるSUPLサービスを実行するために、SUPLエージェントに報告されてもよい。
【0021】
他方、速度により起動されるSUPLサービスはまた、H-SLPにより開始されてもよい。本発明の一例による処理50のフローチャートである図5を参照する。処理50は、H-SLPにより開始される速度により起動されるSUPLサービスを処理するために、図1に示すSETで利用される。処理50は、プログラムコード214にコンパイルされてもよく、以下のステップを含む。
【0022】
ステップ500:開始
ステップ502:H-SLPにより送信された開始メッセージを受信した後に、サービスシステムのH-SLPから速度により起動されるSUPLサービスの少なくとも1つの起動パラメータを取得する
ステップ504:SETの現在の速度が少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、SETの計算された速度及び計算された位置を取得する
ステップ506:SETの計算された速度が起動条件を満たす場合、SETの計算された速度及び計算された位置をH-SLPのSUPLエージェントに報告する
ステップ508:終了
処理50によれば、SETがH-SLPにより送信された開始メッセージを受信した後に(すなわち、速度により起動されるSUPLサービスがH-SLPにより開始される)、まず、SETは、サービスシステムのH-SLPから速度により起動されるSUPLサービスの少なくとも1つの起動パラメータを取得する。次に、SETの現在の速度が少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、SETは、SETの計算された速度及び計算された位置を取得する(例えば、計算又は受信する)。従って、SETの計算された速度が起動条件を満たす場合、SETは、SETの計算された速度及び計算された位置をH-SLPのSUPLエージェントに報告してもよい。換言すると、まず、SETは、開始メッセージを受信した後に、速度により起動されるサービスを実行するために必要な起動パラメータを取得する。次に、SETは、現在の速度が起動パラメータに従って判定された条件を満たすか否かを検査し、現在の速度が条件を満たす場合、計算された速度及び計算された位置を取得することを試みる。最後に、SETは、計算された速度が起動条件を満たすか否か(すなわち、速度イベントが起動されるべきか否か)を検査し、計算された速度が起動条件を満たす場合、計算された位置及び計算された速度をH-SLPのSUPLエージェントに報告する。従って、処理50によれば、SETが開始メッセージを受信した後に、速度イベントが起動される場合(すなわち、起動条件が満たされる場合)、計算された位置及び計算された速度は、H-SLPのSUPLエージェントに報告されてもよい。
【0023】
処理50の要旨は、速度により起動されるSUPLサービスが、SETの現在の速度と速度により起動されるSUP`Lサービスの少なくとも1つの起動パラメータとに関係する速度イベントを使用することにより、H-SLPにより起動可能であるとう点にあることに留意すべきである。処理50の実現方法には限定されない。例えば、本発明の一例による処理60のフローチャートである図6を参照する。処理60は、処理50の実現方法として見なされてもよい。処理60によれば、H-SLPは、まず始めに、H-SLPのSUPLエージェントにより送信されたMLP(mobile location protocol)TLRR(trigger location reporting request)メッセージを受信する(ステップA’)。MLP TLLRメッセージは、ms-idと、client-idと、QoPと、起動パラメータ(triggerParams)(ターゲット速度、開始時間、終了時間及び報告数等)とを含んでもよい。詳細には、ms-idはSETの識別情報であり、client-idはSUPLエージェントの識別情報である。次に、H-SLPは、SUPL INITメッセージをSET(すなわち、ターゲットSET)に送信する(ステップB’)。SUPL INITメッセージは、速度イベントに対する起動種別(triggerType)を構成するために使用され、位置決め方法(posMethod)と、H-SLP機能(sLPCapabilities)と、QoPとを含んでもよい。SUPL INITメッセージを受信した後に、SETは、SETとH-SLPとの間にTLS接続を確立し(ステップC’)、SUPL TRIGGERED STARTメッセージをH-SLPに送信する(ステップD’)。SUPL TRIGGERED STARTメッセージは、SET機能(sETCapabilities)を含んでもよい。
【0024】
SUPL TRIGGERED STARTメッセージを受信した後に、H-SLPは、SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージをSETに送信する(ステップE’)。SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージは、判定された位置決め方法(posMethod)(例えば、SET機能に従って判定されたもの)と、判定された起動パラメータ(triggerParams)(ターゲット速度、開始時間、終了時間及び報告数等)とを含んでもよい。SUPLエージェントにより送信された起動パラメータと比べて、判定された起動パラメータは、SUPLエージェントにより送信された起動パラメータに従ってH-SLPにより判定される。SET機能(sETCapabilities)及びH-SLP機能(sLPCapabilities)のようなSUPL TRIGGERED STARTメッセージに含まれる他の情報が考慮されてもよく、ここでは限定されない点に留意すべきである。その他に、H-SLPは、SUPL TRIGGERED RESPONSE メッセージをSETに送信した後に、MLP TLRA(triggered location reporting answer)メッセージの送信を介してMLP TLRRメッセージが受け付けられたことをSUPLエージェントに通知する(ステップF’)。MLP TLRAメッセージは、MLP TLRRメッセージを識別する識別情報(req_id)を含んでもよい。
【0025】
SUPL TRIGGERED RESPONSEメッセージを受信した後に、SETは、基準を使用することにより位置修正(すなわち、計算された位置)が必要になるか否かを判定するために、SETの現在の速度とターゲット速度とを比較する(ステップG’)。すなわち、基準が満たされる場合、SETは、位置修正が必要であることを判定してもよい。例えば、基準は、現在の速度がターゲット速度より大きい(又は小さい)ことでもよく、現在の速度が所定の範囲外であることでもよく、ここでは限定されない。位置修正が必要であることをSETが判定すると、SETは、H-SLPとのSUPL POSメッセージ交換を開始するために、SET機能(sETCapabilities)とSUPL POSとを含むSUPL POS INITメッセージをH-SLPに送信する(ステップG’)。SUPL POSメッセージ交換の間に、SET及びH-SLPは、SETからの衛星測定、H-SLPからの支援データ及び位置決め方法(例えば、UMTS、LTE及びLTE-AシステムでのLPP(LTE positioning protocol)及びLPPe(LPP extension)又はCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)システムでのTIA-801のような位置情報を交換(又は交渉)してもよい(ステップH’)。SUPL POSメッセージ交換が完了した後に、SET又はH-SLPは、前のステップで取得された位置情報に従ってSETの計算された速度及び計算された位置を導出(又は計算)してもよい。計算された速度及び計算された位置がH-SLPにより取得(例えば、計算)された場合(すなわち、SET支援モード(SET-Assisted Mode))、H-SLPは、計算された速度(velocity)及び計算された位置(position)を含むSUPL REPORTメッセージのSETへの送信を介して、計算された速度及び計算された位置をSETに送信する(ステップI’)。或いは、SETは、ステップH’で取得された支援データに従って支援データを使用することにより、計算された速度及び計算された位置を取得(例えば、計算)する(すなわち、SETに基づくモード)。
【0026】
従って、SETは、計算された速度が起動条件を満たすか否か(すなわち、速度イベントが起動されるべきであるか否か)を判定する(ステップJ’)。起動条件が満たされた場合(すなわち、速度イベントが起動される場合)、SETは、計算された位置(position)及び計算された速度(velocity)を含むSUPL REPORTメッセージの送信を介して、計算された位置及び計算された速度をH-SLPに報告する(ステップK’)。そうでない場合、SETはステップG’に戻る。ステップG’で使用される基準と同様に、起動条件は、計算された速度がターゲット速度より大きい(又は小さい)ことでもよく、計算された速度が所定の範囲外であることでもよく、ここでは限定されない。SETにより送信されたSUPL REPORTメッセージを受信した後に、H-SLPは、MLP TLREP(triggered location report)メッセージをSUPLエージェントに送信する(ステップL’)。MLP TLREPメッセージは、MLP TLRRメッセージを識別する識別情報(req_id)と、計算された位置及び計算された速度(posresult)とを含んでもよい。終了条件が満たされるまで、ステップG’〜L’は繰り返される。すなわち、終了条件が満たされた場合、速度により起動されるSUPLサービスを終了する。例えば、終了条件は、SETが計算された位置及び計算された速度を報告するのを終了する終了時間(すなわち、ステップE’で判定されたもの)でもよく、SETが計算された位置及び計算された速度を報告できる回数である報告数(すなわち、ステップE’で判定されたもの)でもよい。詳細には、終了条件が満たされない場合には、起動条件が満たされない場合、SETは、ステップG’〜J’を繰り返してもよく、起動条件が満たされた場合、SETは、ステップG’〜L’を繰り返してもよい(ステップM’)。終了条件が満たされた後に、H-SLPは、報告が終了したことをSETに通知するために、SUPL ENDメッセージをSETに送信する(ステップN’)。
【0027】
従って、処理60によれば、SETが開始メッセージを受信した後に、計算された位置及び計算された速度は、速度イベントが起動された場合(すなわち、起動条件が満たされた場合)に速度により起動されるSUPLサービスを実行するために、H-SLP(従って、SUPLエージェント)に報告されてもよい。
【0028】
前述の(例えば、処理30、40、50及び60における)計算された速度は、SETの更新速度又はSETの現在の速度の速度修正でもよい点に留意すべきである。同様に、前述の(例えば、処理30、40、50及び60における)計算された位置は、SETの更新位置又はSETの現在の位置の位置修正でもよい。一般的に、位置フィールド及び速度フィールドは、それぞれ計算された速度及び計算された位置を送信するために、前述のメッセージで使用される。より具体的には、速度フィールドは、位置フィールドに含まれることが好ましい。従って、計算された位置が送信される場合、計算された速度も計算された位置と共に送信される。すなわち、SETが計算された位置を取得(例えば、受信)する場合、SETはまた、計算された速度も取得する。その他に、当業者は、システム要件及び設計の制約に従って前述のメッセージに含まれる情報(例えば、パラメータ)を容易に変更する。
【0029】
示唆されるステップを含む処理の前述のステップは、ハードウェア、ハードウェアデバイスとコンピュータ命令との組み合わせとして知られるファームウェア、又はハードウェアデバイス若しくは電子システムの読み取り専用ソフトウェアとして存在するデータでもよい手段により具現されてもよい。ハードウェアの例は、マイクロ回路、マイクロチップ又はシリコンチップとして知られるアナログ、デジタル及び混在回路を含んでもよい。電子システムの例は、SOC(system on chip)、SiP(system in package)、COM(computer on module)及び通信デバイス20を含んでもよい。
【0030】
まとめると、本発明は、速度により起動されるSUPLサービスを処理する方法を提供する。速度により起動されるSUPLサービスは、H-SLP又はSETにより開始されてもよい。本発明によれば、位置要求又は開始メッセージが生成された後に、SETは、速度により起動されるSUPLサービスを動作し始める。SETの現在の速度がH-SLPとSETとの間の交渉を介して取得された少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された起動条件を満たす場合、SETは、速度により起動されるSUPLサービスを完全に動作させる。従って、SETは、速度により起動されるSUPLサービスを定期的に動作させてもよい。
【0031】
本発明の教示を保持しつつ、この装置及び方法の複数の変更及び変形が行われてもよいことを、当業者は容易に認識する。従って、前述の開示は、特許請求の範囲の境界によってのみ制限されるように解釈されるべきである。
【0032】
この出願は、2011年4月28日に出願された“Detail Flow of velocity triggered SUPL service”という題の米国仮出願第61/480,343号の優先権を主張し、この全内容を援用する。
【符号の説明】
【0033】
200 処理手段
210 記憶ユニット
214 プログラムコード
220 通信インタフェースユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスシステムにおいて通信デバイスのための速度により起動されるサービスを処理する方法であって、
前記通信デバイスのエージェントが位置要求を受信した後に、前記サービスシステムのロケーションプラットフォームから前記速度により起動されるサービスの少なくとも1つの第1の起動パラメータを取得するステップと、
前記通信デバイスの現在の速度が前記少なくとも1つの第1の起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、前記通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を取得するステップと、
前記通信デバイスの前記計算された速度が起動条件を満たす場合、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を前記通信デバイスの前記エージェントに報告するステップと
を有する方法。
【請求項2】
前記通信デバイスの前記エージェントが前記位置要求を受信した後に、前記サービスシステムの前記ロケーションプラットフォームから前記速度により起動されるサービスの前記少なくとも1つの第1の起動パラメータを取得するステップは、
前記通信デバイスと前記ロケーションプラットフォームとの間に接続を確立するステップと、
前記接続を介して起動開始メッセージを前記ロケーションプラットフォームに送信するステップであり、前記起動開始メッセージは、速度イベントに対して構成された起動種別と前記速度により起動されるサービスの少なくとも1つの第2のパラメータとを有するステップと、
前記ロケーションプラットフォームにより送信された起動応答メッセージを受信するステップであり、前記起動応答メッセージは、前記少なくとも1つの第2の起動パラメータに従って前記ロケーションプラットフォームにより判定された前記少なくとも1つの第1の起動パラメータを有するステップと
を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの第1の起動パラメータに従って判定された前記基準を満たす場合、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を取得するステップは、
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの第1の起動パラメータに従って判定された前記基準を満たす場合、前記ロケーションプラットフォームと位置メッセージ交換を開始するために、位置開始メッセージを前記ロケーションプラットフォームに送信するステップと、
前記位置メッセージ交換の間に前記ロケーションプラットフォームと情報を交換し、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を取得するステップと
を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記通信デバイスは、前記位置メッセージ交換の間に取得された前記情報に従って、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を取得する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ロケーションプラットフォームは、前記位置メッセージ交換の間に取得された前記情報に従って前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を取得し、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を前記通信デバイスに送信する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記ロケーションプラットフォームは、前記通信デバイスへの報告メッセージの送信を介して、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を前記通信デバイスに送信する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの第1の起動パラメータに含まれるターゲット速度より大きい又は小さい場合、前記通信デバイスの前記現在の速度は、前記基準を満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの第1の起動パラメータに含まれる所定の範囲内又は範囲外である場合、前記通信デバイスの前記現在の速度は、前記基準を満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記速度により起動されるサービスの終了条件が満たされる場合、前記速度により起動されるサービスを終了するステップと、
終了メッセージを前記ロケーションプラットフォームに送信するステップと
を更に有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記サービスシステムは、OMA(open mobile alliance)により策定されたSUPL(secure user plane location)をサポートする、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記速度により起動されるサービスは、速度により起動されるSUPLサービスであり、前記エージェントは、SUPLエージェントであり、前記通信デバイスは、SET(SUPL enable terminal)であり、前記ロケーションプラットフォームは、H-SLP(home SUPL location platform)である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つの第1の起動パラメータは、ターゲット速度と、開始時間と、終了時間と、報告数とのうち少なくとも1つを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
サービスシステムにおいて通信デバイスのための速度により起動されるサービスを処理する方法であって、
ロケーションプラットフォームにより送信された開始メッセージを受信した後に、前記サービスシステムのロケーションプラットフォームから前記速度により起動されるサービスの少なくとも1つの起動パラメータを取得するステップと、
前記通信デバイスの現在の速度が前記少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された基準を満たす場合、前記通信デバイスの計算された速度及び計算された位置を取得するステップと、
前記通信デバイスの前記計算された速度が起動条件を満たす場合、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を前記ロケーションプラットフォームのエージェントに報告するステップと
を有する方法。
【請求項14】
前記ロケーションプラットフォームにより送信された前記開始メッセージを受信した後に、前記サービスシステムの前記ロケーションプラットフォームから前記速度により起動されるサービスの前記少なくとも1つの起動パラメータを取得するステップは、
前記ロケーションプラットフォームにより送信された前記開始メッセージを受信するステップであり、前記開始メッセージは、速度イベントに対して構成された起動種別を有するステップと、
前記通信デバイスと前記ロケーションプラットフォームとの間に接続を確立するステップと、
前記接続を介して起動開始メッセージを前記ロケーションプラットフォームに送信するステップと、
前記ロケーションプラットフォームにより送信された起動応答メッセージを受信するステップであり、前記起動応答メッセージは、前記少なくとも1つの起動パラメータを有するステップと
を有する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記エージェントにより送信され、前記少なくとも1つの起動パラメータを有する位置報告要求メッセージを受信した後に、前記ロケーションプラットフォームは、前記開始メッセージを前記通信デバイスに送信する、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記ロケーションプラットフォームは、前記少なくとも1つの起動パラメータを前記通信デバイスに送信した後に、前記位置報告要求メッセージが受け付けられたことを前記エージェントに通知する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ロケーションプラットフォームは、前記エージェントへの起動位置報告応答メッセージの送信を介して、前記位置報告要求メッセージが受け付けられたことを前記エージェントに通知する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された前記基準を満たす場合、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を取得するステップは、
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの起動パラメータに従って判定された前記基準を満たす場合、前記ロケーションプラットフォームと位置メッセージ交換を開始するために、位置開始メッセージを前記ロケーションプラットフォームに送信するステップと、
前記位置メッセージ交換の間に前記ロケーションプラットフォームと情報を交換し、前記通信デバイスの前記計算された速度及び前記計算された位置を取得するステップと
を有する、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記通信デバイスは、前記位置メッセージ交換の間に取得された前記情報に従って、前記計算された速度及び前記計算された位置を取得し、前記計算された速度及び前記計算された位置を前記ロケーションプラットフォームに送信する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ロケーションプラットフォームは、前記位置メッセージ交換の間に取得された前記情報に従って前記計算された速度及び前記計算された位置を取得し、前記計算された速度及び前記計算された位置を前記通信デバイスに送信する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記通信デバイスは、前記計算された速度及び前記計算された位置を前記ロケーションプラットフォームに送信し、前記ロケーションプラットフォームは、前記エージェントへの起動位置報告メッセージの送信を介して、前記計算された速度及び前記計算された位置を前記エージェントに送信する、請求項13に記載の方法。
【請求項22】
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの起動パラメータに含まれるターゲット速度より大きい又は小さい場合、前記通信デバイスの前記現在の速度は、前記基準を満たす、請求項13に記載の方法。
【請求項23】
前記通信デバイスの前記現在の速度が前記少なくとも1つの起動パラメータに含まれる所定の範囲内又は範囲外である場合、前記通信デバイスの前記現在の速度は、前記基準を満たす、請求項13に記載の方法。
【請求項24】
前記速度により起動されるサービスの終了条件が満たされる場合、前記通信デバイスは、前記速度により起動されるサービスを終了し、前記速度により起動されるサービスの前記終了条件が満たされる場合、前記ロケーションプラットフォームは、終了メッセージを前記通信デバイスに送信する、請求項13に記載の方法。
【請求項25】
前記サービスシステムは、OMA(open mobile alliance)により策定されたSUPL(secure user plane location)に準拠する、請求項13に記載の方法。
【請求項26】
前記速度により起動されるサービスは、速度により起動されるSUPLサービスであり、前記エージェントは、SUPLエージェントであり、前記通信デバイスは、SET(SUPL enable terminal)であり、前記ロケーションプラットフォームは、H-SLP(home SUPL location platform)である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つの起動パラメータは、ターゲット速度と、開始時間と、終了時間と、報告数とのうち少なくとも1つを有する、請求項13に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−21676(P2013−21676A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−101309(P2012−101309)
【出願日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
【出願人】(502160992)宏達國際電子股▲ふん▼有限公司 (97)
【Fターム(参考)】