説明

造影剤およびその中間体を合成するための方法および装置

本発明は、一般に、造影剤およびその前駆体を合成するための方法およびシステムに関する。この方法は、向上した収率を示し得ると共に、放射性同位体(例えば、18F)を含む造影剤を包含する造影剤の大規模な合成を許容し得る。本発明の種々の実施形態は、センサー、診断ツール等として有用であり得る。いくつかの場合においては、心筋灌流を含む灌流を評価するための方法が提供されている。本発明の合成方法はまた、放射性同位体を含む造影剤を調製および精製するための自動合成ユニットに組み込まれている。いくつかの実施形態において、本発明は、注入、点滴またはいずれかの他の公知の方法によって、造影剤1を含む組成物を被験者に投与するステップ、および、関心事象が位置している被験者の領域を造影するステップを含む被験者における造影方法が含まれる、造影剤1を含む新規な方法およびシステムを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、造影成分で任意により置換されているアルキルまたは造影成分で任意により置換されているヘテロアルキルであり;および
nは、1、2、3、4または5である)
を含む造影剤を合成する方法であって:
式:
【化2】

(式中:
nは、1、2、3、4または5であり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
は、同一であることも異なっていることも可能であると共に、各々が任意により置換されているアルキル、ヘテロアルキルまたはカルボニル−含有基であり、
はヒドロキシルまたはハライドであり;および
は、各々が任意により置換されている、アルキル、ヘテロアルキルまたはカルボニル−含有基であり、
ここで、Rがヒドロキシルである場合、RおよびRの少なくとも一方が脱離基を含んでおり;または、Rがハライドである場合、RまたはRの少なくとも一方がヒドロキシルを含んでいる)を含む前駆体化合物をエーテル化して、式:
【化3】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、ヒドロキシルで任意により置換されているアルキル、または、ヒドロキシルで任意により置換されているヘテロアルキルであり;ここで、少なくとも1つのRはヒドロキシルを含んでおり;および
nは、1、2、3、4または5である)を含む化合物を生成するステップ;
式:
【化4】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、ヒドロキシルで任意により置換されているアルキル、または、ヒドロキシルで任意により置換されているヘテロアルキルであり;ここで、少なくとも1つのRはヒドロキシルを含んでおり;および
nは、1、2、3、4または5である)を含む化合物をスルホネート含有種と反応させて、式:
【化5】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、スルホネート含有基で任意により置換されているアルキル、または、スルホネート含有基で任意により置換されているヘテロアルキルであり;ここで、少なくとも1つのRはスルホネート含有基を含んでおり;および
nは、1、2、3、4または5である)を含むスルホネート含有化合物を生成するステップ;
前記スルホネート含有化合物の前記スルホネート含有基を造影成分で置換して、式:
【化6】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、造影成分で任意により置換されているアルキルまたは造影成分で任意により置換されているヘテロアルキルであり;および
nは、1、2、3、4または5であり;ただし、少なくとも1種のフッ素種が前記化合物中に存在している)を含む化合物を得るステップ
を含む方法。
【請求項2】
式:
【化7】

(式中:
はアルキルであり;
は水素またはハロゲンであり;および
は、スルホネート含有基で置換されているアルキル、スルホネート含有基で置換されているアルコキシまたはスルホネート含有基で置換されているアルコキシアルキルである)を含む化合物を18F−標識化する方法であって:
前記化合物を、アンモニウム塩または重炭酸塩の存在下に、18F種と反応させて、前記18F種を含む生成物を形成するステップを含む方法。
【請求項3】
前記スルホネート含有基が、メシレート、トシレート、トリフレートまたは1,2−環式サルフェートである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
が、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、s−ブチルまたはt−ブチルである、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記生成物が、式:
【化8】

を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
式(III):
【化9】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、脱離基で任意により置換されているアルキルまたは脱離基で任意により置換されているヘテロアルキルであり;および
nは、1、2、3、4または5であり;
ただし、少なくとも1つのRが脱離基で置換されている)
を含む化合物を求核剤と反応させるステップを含み、前記求核剤が前記少なくとも1個の脱離基を置き換えて前記前駆体が生成される、前駆体を造影剤に合成する方法。
【請求項7】
前記化合物を前記求核剤と反応させるステップが塩基の存在下で行われる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記塩基が金属または金属塩である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記化合物を前記求核剤と反応させるステップが触媒の存在下で行われる、請求項6または7に記載の方法。
【請求項10】
前記触媒がヨウ化テトラアルキルアンモニウムである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
Wが−O(CH)−であり;
がt−ブチルであり;
が塩化物であり;および
が、脱離基で置換されているアルキルである、
請求項6に記載の方法。
【請求項12】
式(III)を含む前記化合物が前記構造:
【化10】

を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記前駆体が前記構造:
【化11】

を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
がt−ブチルであり;ならびに、RがClである、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
式(IV):
【化12】

(式中:
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
各Rは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、ヒドロキシルで任意により置換されているアルキルまたはヒドロキシルで任意により置換されているヘテロアルキルであり;および
nは、1、2、3、4または5であり;
ただし、少なくとも1つのRはヒドロキシルで置換されている)
を含む化合物を脱離基を含む反応体と反応させて、式(III)を含む化合物を生成するステップであって、前記少なくとも1つのヒドロキシルは前記脱離基で置換されるステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項16】
式(IV)を含む前記化合物を反応させるステップがハロゲン化剤の存在下で行われる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ハロゲン化剤が臭素化剤である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記臭素化剤が、三臭化リン、二臭化ピリジニウム、または、四臭化炭素とトリフェニルホスフィンとの組み合わせである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
Wが−O(CH)−であり;
がt−ブチルであり;
が塩化物であり;および
が、ヒドロキシルで置換されているアルキルである、
請求項15に記載の方法。
【請求項20】
式(IV)を含む前記化合物が前記構造:
【化13】

を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記生成物が前記構造:
【化14】

を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
がt−ブチルであり、RがClである、請求項20または21に記載の方法。
【請求項23】
式(IV)を含む前記化合物が、式(IVa)および(IVb):
【化15】

(式中:
mは、1、2、3、4または5以上であり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
はヒドロキシルまたはハライドであり;ならびに
およびRは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、各々が任意により置換されているアルキル、ヘテロアルキルまたはカルボニル−含有基であり、
ここで、Rがヒドロキシルである場合、RおよびRの少なくとも一方が脱離基もしくは脱離基によって置換可能である基を含み、または、Rがハライドである場合、RおよびRの少なくとも一方がヒドロキシルを含んでいる)
を含む前駆体化合物のエーテル化により形成される、請求項15に記載の方法。
【請求項24】
式(IV)を含む前記化合物が、式:
【化16】

(式中:
mは1以上であり;
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
はヒドロキシルまたはハライドであり;ならびに
およびRは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、アルキル、ヘテロアルキルまたはカルボニル−含有基であり、これらのいずれかが置換されていてもよく、
ここで、Rがヒドロキシルである場合、RおよびRの少なくとも一方が脱離基もしくは脱離基によって置換可能である基を含み、または、Rがハライドである場合、RおよびRの少なくとも一方がヒドロキシルを含んでいる)
を含む前記化合物のエーテル化により形成される、請求項15に記載の方法。
【請求項25】
式(IV)を含む前記化合物が、式(IVa)および(IVd):
【化17】

(式中:
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
はヒドロキシルまたはハライドであり;および
およびRは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、各々が任意により置換されているアルキル、ヘテロアルキルまたはカルボニル−含有基であり、
ここで、Rがヒドロキシルである場合、RおよびRの少なくとも一方が脱離基を含み、または、Rがハライドである場合、RおよびRの少なくとも一方がヒドロキシルを含んでいる)
を含む前駆体化合物のエーテル化により形成される、請求項15に記載の方法。
【請求項26】
式(IV)を含む前記化合物が、式:
【化18】

(式中:
は、任意により置換されているアルキルであり;
は水素またはハライドであり;
はヒドロキシルまたはハライドであり;および
およびRは、同一であることも異なっていることも可能であると共に、アルキル、ヘテロアルキルまたはカルボニル−含有基であり、これらのいずれかが置換されていてもよく、
ここで、Rがヒドロキシルである場合、RおよびRの少なくとも一方が脱離基を含み、または、Rがハライドである場合、RおよびRの少なくとも一方がヒドロキシルを含んでいる)
を含む化合物のエーテル化により形成される、請求項15に記載の方法。
【請求項27】
エーテル化が、前記前駆体化合物を塩基の存在下に反応させるステップを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記塩基が炭酸イオンを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
がハライドであり;ならびに
およびRが、各々、置換されているアルキルである、
請求項25〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
式(IV)を含む前記化合物が、式:
【化19】

を含む前駆体化合物のエーテル化により、式:
【化20】

(式中、Rは、任意により置換されているアルキルであり;および
は水素またはハライドである)
を含む生成物が形成されることにより合成される、請求項15に記載の方法。
【請求項31】
式(IV)を含む前記化合物が、式:
【化21】

を含む化合物のエーテル化により、式:
【化22】

を含む生成物が形成されることにより合成される、請求項15に記載の方法。
【請求項32】
がヒドロキシルであり;
がカルボニル−含有基であり;および
が置換されているアルキルである、
請求項24または25に記載の方法。
【請求項33】
がヒドロキシルであり;
がエステルであり;および
が、脱離基で置換されているアルキルである、
請求項24または25に記載の方法。
【請求項34】
式(IV)を含む前記化合物が、式:
【化23】

を含む前記化合物のエーテル化により、前記式:
【化24】

を含む生成物が形成されることにより合成される、請求項15に記載の方法。
【請求項35】
前記生成物を還元剤に露出させて、前記エステル基をアルコールに転換させる前記操作をさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
造影剤前駆体をフッ化物種およびアンモニウム塩と、前記フッ化物種が前記脱離基を置換して前記フッ化物種を含む造影剤が生成される条件下で接触させるステップを含み、アンモニウム塩対造影剤前駆体の前記モル比が約1.5:1未満である造影剤を合成する方法。
【請求項37】
アンモニウム塩対造影剤前駆体の前記モル比が、約1:1以下または約0.75:1以下または約0.5:1以下または約0.25:1以下または約0.05:1以下である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
アンモニウム塩対造影剤前駆体の前記モル比が約0.5:1〜約1:1である、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記アンモニウム塩が、重炭酸アンモニウム塩、水酸化アンモニウム塩、酢酸アンモニウム塩、乳酸アンモニウム塩、トリフルオロ酢酸アンモニウム塩、メタンスルホン酸アンモニウム塩、p−トルエンスルホン酸アンモニウム塩、硝酸アンモニウム塩、ヨウ化アンモニウム塩または重硫酸アンモニウム塩である、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記アンモニウム塩がテトラアルキルアンモニウム塩である、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
造影剤前駆体をフッ化物種および重炭酸塩と、前記フッ化物種が前記脱離基を置換して前記フッ化物種を含む造影剤が生成される条件下で接触させるステップを含み、
重炭酸塩対造影剤前駆体の前記モル比が約1:5:1未満である造影剤を合成する方法。
【請求項42】
重炭酸塩対造影剤前駆体の前記モル比が、約1:1以下または約0.75:1以下または約0.5:1以下または約0.25:1以下または約0.05:1以下である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
重炭酸塩対造影剤前駆体の前記モル比が約0.5:1〜約1:1である、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記重炭酸塩が金属重炭酸塩である、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記重炭酸塩が、重炭酸ナトリウム、重炭酸カルシウム、重炭酸カリウムまたは重炭酸マグネシウムである、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記重炭酸塩が重炭酸アンモニウムである、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記重炭酸塩がテトラアルキル重炭酸アンモニウムである、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
前記アンモニウム塩または前記重炭酸塩が、前記式:
NHCO
(式中、Rはアルキルである)
を含んでいる、請求項36または41に記載の方法。
【請求項49】
前記アンモニウム塩または前記重炭酸塩がEtNHCOである、請求項36または41に記載の方法。
【請求項50】
前記造影剤前駆体が、クリプタンドにさらに露出される、請求項41に記載の方法。
【請求項51】
前記接触させるステップが炭酸塩の不在下で行われる、請求項41に記載の方法。
【請求項52】
前記接触させるステップがクリプタンドの不在下で行われる、請求項41に記載の方法。
【請求項53】
造影剤前駆体をフッ化物種と、前記フッ化物種が前記脱離基を置換して前記フッ化物種を含む造影剤が生成される条件下で接触させるステップを含み、
前記接触させるステップが7未満のpHまたは6未満のpHまたは5未満のpHで行われる造影剤を合成する方法。
【請求項54】
前記接触させるステップが5〜6のpHで行われる、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記脱離基がスルホネート含有基である、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記脱離基が、メシレート、トシレート、トリフレートまたは1,2,−環式サルフェート基である、請求項53に記載の方法。
【請求項57】
前記フッ化物種が18Fイオンである、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
前記造影剤前駆体が、式(I):
【化25】

(式中:
Jは、N(R28)、S、O、C(=O)、C(=O)O、NHCHCHO、結合およびC(=O)N(R27)からなる群から選択され;
存在する場合、Kは、水素、脱離基で任意により置換されているアルコキシアルキル、脱離基で任意により置換されているアルキルオキシ、脱離基で任意により置換されているアリール、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキル、脱離基で任意により置換されているヘテロアリールおよび脱離基からなる群から選択され;
存在する場合、Lは、水素、脱離基で任意により置換されているアルコキシアルキル、脱離基で任意により置換されているアルキルオキシ、脱離基で任意により置換されているアリール、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキル、脱離基で任意により置換されているヘテロアリールおよび脱離基からなる群から選択され;
Mは、水素、脱離基で任意により置換されているアルコキシアルキル、脱離基で任意により置換されているアルキルオキシ、脱離基で任意により置換されているアリール、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキル、脱離基で任意により置換されているヘテロアリールおよび脱離基からなる群から選択され;または
LおよびMは、これらが結合している前記原子と一緒になって、3員、4員、5員または6員炭素環を形成していてもよく;
Qはハロまたはハロアルキルであり;
nは、0、1、2または3であり;
21、R22、R27およびR28は、水素、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキルおよび脱離基から独立して選択され;
23、R24、R25およびR26は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルオキシ、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキルおよび脱離基から独立して選択され;
29は、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキルであり;
Yは、結合、炭素および酸素からなる群から選択され;ただし、Yが結合である場合、KおよびLは不在であり、Mは、脱離基で任意により置換されているアリールおよび脱離基で任意により置換されているヘテロアリールからなる群から選択され;ならびに、ただし、Yが酸素である場合、KおよびLは不在であり、Mは、水素、脱離基で任意により置換されているアルコキシアルキル、脱離基で任意により置換されているアリール、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキルおよび脱離基で任意により置換されているヘテロアリールから選択され;
ただし、少なくとも1個の脱離基が式(I)中に存在している)
を含んでいる、請求項53に記載の方法。
【請求項59】
前記造影剤が、式(II):
【化26】

(式中:
Jは、N(R28)、S、O、C(=O)、C(=O)O、NHCHCHO、結合およびC(=O)N(R27)からなる群から選択され;
存在する場合、Kは、水素、造影成分で任意により置換されているアルコキシアルキル、造影成分で任意により置換されているアルキルオキシ、造影成分で任意により置換されているアリール、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキル、造影成分で任意により置換されているヘテロアリール、および、造影成分からなる群から選択され;
存在する場合、Lは、水素、造影成分で任意により置換されているアルコキシアルキル、造影成分で任意により置換されているアルキルオキシ、造影成分で任意により置換されているアリール、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキル、造影成分で任意により置換されているヘテロアリール、および、造影成分からなる群から選択され;
Mは、水素、造影成分で任意により置換されているアルコキシアルキル、造影成分で任意により置換されているアルキルオキシ、造影成分で任意により置換されているアリール、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキル、造影成分で任意により置換されているヘテロアリール、および、造影成分からなる群から選択され;または
LおよびMは、これらが結合している前記原子と一緒になって、3員、4員、5員または6員炭素環を形成していてもよく;
Qはハロまたはハロアルキルであり;
nは、0、1、2または3であり;
21、R22、R27およびR28は、水素、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキル、および、造影成分から独立して選択され;
23、R24、R25およびR26は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルオキシ、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキル、および、造影成分から独立して選択され;
29は、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキルであり;および
Yは、結合、炭素および酸素からなる群から選択され;ただし、Yが結合である場合、KおよびLは不在であり、Mは、造影成分で任意により置換されているアリールおよび造影成分で任意により置換されているヘテロアリールからなる群から選択され;ならびに、ただし、Yが酸素である場合、KおよびLは不在であり、Mは、水素、造影成分で任意により置換されているアルコキシアルキル、造影成分で任意により置換されているアリール、造影成分で任意により置換されているC〜Cアルキル、および、造影成分で任意により置換されているヘテロアリールから選択され;
ただし、少なくとも1種の造影成分が式(II)中に存在している)
を含んでいる、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
JがOである、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
29が、各々が任意により脱離基で置換されている、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチルまたはt−ブチルである、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
Qがクロロである、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
21、R22、R23、R24、R25、R26およびR27の各々が水素である、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
Yが炭素であり、KおよびLが水素であり、ならびに、Mが、脱離基で任意により置換されているアルコキシアルキル、脱離基で任意により置換されているアルキルオキシ、脱離基で任意により置換されているアリール、脱離基で任意により置換されているC〜Cアルキル、脱離基で任意により置換されているヘテロアリール、および、脱離基からなる群から選択される、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
前記造影剤前駆体が、前記式:
【化27】

(式中、Lは脱離基である)
を含んでいる、請求項58に記載の方法。
【請求項66】
前記造影剤が、前記式:
【化28】

(式中、Imは造影成分である)
を含んでいる、請求項59に記載の方法。
【請求項67】
JがOであり、ならびに、R21およびR22が各々Hである、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
JがOであり、ならびに、R21およびR22が各々Hである、請求項66に記載の方法。
【請求項69】
前記造影剤前駆体が、前記式:
【化29】

を含んでいる、請求項66に記載の方法。
【請求項70】
前記造影剤が、前記式:
【化30】

を含んでいる、請求項66に記載の方法。
【請求項71】
少なくとも1つの精製技術を用いて前記造影剤を精製するステップをさらに含む、請求項66に記載の方法。
【請求項72】
前記造影剤を安定化剤と組み合わせるステップをさらに含む、請求項66に記載の方法。
【請求項73】
前記安定化剤がアスコルビン酸またはその塩である、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記式:
【化31】

を含む造影剤を生産する方法であって、
(a)前記構造:
【化32】

を含むトシレート前駆体をアンモニウム塩を伴う無水フッ化物種と接触させるステップ;
(b)(a)の前記混合物を加熱するステップ;
(c)前記加熱された混合物を冷却するステップ;
(d)HOを前記冷却された混合物に添加するステップ;
(e)HO/MeCN溶離液を用いるHPLCを用いて(d)の水和混合物から前記混合物を精製するステップ;および
(f)前記溶離液をアスコルビン酸またはその塩の溶液で希釈するステップ
を含む方法。
【請求項75】
ステップ(b)が、前記混合物を50℃〜250℃の温度に加熱するステップを含む、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
加熱するステップ(b)が、前記混合物を、5分間未満、10分間未満、20分間未満または30分間未満加熱するステップを含む、請求項74または75に記載の方法。
【請求項77】
(g)(f)の前記希釈溶離液をC18樹脂と接触させるステップ;
(h)前記接触させたC18樹脂をアスコルビン酸またはその塩の溶液で洗浄するステップ;
(i)
【化33】

を前記C18樹脂から無水エタノールで溶離するステップ;および
(j)(i)の前記溶離液をアスコルビン酸またはその塩の溶液で希釈するステップ
をさらに含む、請求項74〜76のいずれか一項に記載の方法。
【請求項78】
(k)前記希釈された(j)の溶離液を滅菌ろ過するステップ、および
(l)任意により、
【化34】

の存在を(k)の前記無菌濾液のサンプルにおいて判定するステップ
をさらに含む、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
請求項74に記載の方法により形成された造影剤。
【請求項80】
炭酸塩または重炭酸塩の存在下に、(i)ハライドまたはスルホネート含有基で置換されているアルコキシアルキル基を含む前記フッ素化化合物の前駆体を、(ii)フッ化物種および弱く配位結合されたカチオンを含む塩と反応させるステップを含む素化化合物を合成する方法。
【請求項81】
前記アルコキシアルキル基がスルホネート含有基で置換されている、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記弱く配位結合されたカチオンがテトラアルキルアンモニウムカチオンである、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
前記フッ化物が18F同位体で富化されている、請求項80に記載の方法。
【請求項84】
前記式:
【化35】

(式中、Rは−(低級アルキル)−スルホネートであり、RはC〜C10アルキルであり、および、RはHまたはハロゲンである)を含む化合物を18F−標識化する方法であって、前記化合物を18Fと、テトラアルキル重炭酸アンモニウムまたはテトラアルキル炭酸アンモニウムの存在下に反応させるステップを含む方法。
【請求項85】
Rが−(CH)O(CH−スルホネート含有基(式中、nは1〜5の整数である)である、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記スルホネート含有基が、メシレート、トシレート、トリフレートまたは1,2−環式サルフェートである、請求項84に記載の方法。
【請求項87】
がハロゲンである、請求項84〜86のいずれか一項に記載の方法。
【請求項88】
が、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである、請求項84〜87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項89】
式(V):
【化36】

(式中:
Wは、任意により置換されているアルキルまたはヘテロアルキルであり;
は、任意により置換されているアルキルであり;および
は水素またはハライドである)
を含む化合物を求核剤またはラジカル種と反応させて、式(VI):
【化37】

を含む化合物を生成するステップ
を含む前駆体を造影剤に合成する方法。
【請求項90】
前記求核剤が水素化物イオンである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記水和物が水素化ジイソブチルアンモニウムから生成される、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記ラジカル種がH・である、請求項89に記載の方法。
【請求項93】
式(V)を含む前記化合物(Wは−O(CH)−である)が、式(Va)および(Vb):
【化38】

を含む前駆体化合物のエーテル化により、式:
【化39】

(式中、Rは、任意により置換されているアルキルであり;および
は水素またはハライドである)
の生成物を形成することにより合成される、請求項89に記載の方法。
【請求項94】
がt−ブチルであり、および、RがClである、請求項93または94に記載の方法。
【請求項95】
エーテル化が、前記前駆体化合物を塩基の存在下に反応させるステップを含む、請求項93または94に記載の方法。
【請求項96】
前記塩基が炭酸イオンを含む、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記塩基が水酸化イオンを含む、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
前記塩基が水酸化ナトリウムまたはテトラメチル水酸化アンモニウムである、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記エーテル化反応が、水酸化ナトリウムおよびベンジルトリエチル塩化アンモニウムへの露出を含む、請求項93または94に記載の方法。
【請求項100】
式(Vb)を含む前記化合物が、式:
【化40】

を含む前記化合物を還元剤に露出させることにより生成される、請求項93に記載の方法。
【請求項101】
前記還元剤が水素化アルミニウムリチウムまたは水素化ホウ素リチウムである、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
式:
【化41】

を含む前記化合物が4−ホルミル安息香酸メチルをエチレングリコールと酸の存在下で反応させるステップにより生成される、請求項100に記載の方法。
【請求項103】
式:
【化42】

を含む化合物をスルホネート含有種と反応させて造影剤のスルホネート含有前駆体を含む生成物を形成するステップを含む造影剤のスルホネート含有前駆体を形成する方法。
【請求項104】
前記スルホネート含有基が、メシレート、トシレートまたはトリフレートである、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記造影剤のスルホネート含有前駆体が、式:
【化43】

を含む、請求項103に記載の方法。
【請求項106】
前記スルホネート含有前駆体を造影成分と反応させて造影剤を形成するステップをさらに含む、請求項103、104または105に記載の方法。
【請求項107】
前記造影成分が放射性同位体である、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記造影成分が、11C、13N、18F、123I、125I、99mTc、95Tc、111In、62Cu、64Cu、67Gaまたは68Gaである、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
前記造影剤が、式:
【化44】

を含む、請求項106に記載の方法。
【請求項110】
式:
【化45】

を含む前駆体化合物をエーテル化反応を介して反応させて、前記式:
【化46】

を含む第1の化合物を形成するステップ;
前記第1の化合物を還元剤に露出させてベンジル型アルコールを含む第2の化合物を形成するステップ;
前記第2の化合物を三臭化リンで処理して臭化ベンジルを含む第3の化合物を形成するステップ;
前記第3の化合物をエチレングリコールと反応させて、前記式:
【化47】

を含む第4の化合物を生成するステップ;および、
前記第4の化合物をスルホネート含有種と反応させて造影剤のスルホネート含有前駆体を含む生成物を形成するステップ
を含む造影剤を合成する方法。
【請求項111】
前記造影剤のスルホネート含有前駆体を造影成分と反応させて前記造影剤を形成するステップをさらに含む、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
式:
【化48】

を含む化合物。
【請求項113】
前記式:
【化49】

を含む造影剤を、約1mCi〜約4mCiの量の第1の投与量で被験者に投与するステップ;
前記被験者の少なくとも一部分の少なくとも1つの第1の画像を取得するステップ;
前記被験者に負荷を与えるステップ;
負荷下にある前記被験者に、前記第1の投与量の前記造影剤の少なくとも約1.5倍と、前記第1の投与量の前記造影剤よりも多量の第2の投与量の前記造影剤を投与するステップ;および
前記被験者の前記一部分の少なくとも1つの第2の画像を取得するステップ
を含む被験者の造影方法。
【請求項114】
前記造影剤の前記第2の投与量が、前記少なくとも1つの第1の画像を取得後、約48時間未満、約24時間、約18時間、約12時間、約6時間、約5時間、約4時間、約3時間、約2時間、約1時間、約30分間または約15分間以内に投与される、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記造影剤の前記第2の投与量が前記造影剤の前記第1の投与量よりも少なくとも約2.0倍多い、請求項113に記載の方法。
【請求項116】
前記第1の画像が約1〜約20分間の撮像期間の間に取得される、請求項113に記載の方法。
【請求項117】
前記第2の画像が約1〜約20分間の撮像期間の間に取得される、請求項113に記載の方法。
【請求項118】
前記被験者の前記一部分が心血管系の少なくとも一部分である、請求項113に記載の方法。
【請求項119】
前記心血管系の前記一部分が心臓の少なくとも一部分である、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
前記取得するステップが陽電子放出断層撮影を利用する、請求項113に記載の方法。
【請求項121】
前記被験者における心血管系疾患または状態の在不在を判定するステップをさらに含む、請求項113に記載の方法。
【請求項122】
前記心血管系疾患が、冠動脈疾患または心筋虚血である、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記造影剤が、水、約5%未満のエタノールおよび約50mg/mL未満のアスコルビン酸ナトリウムを含む配合物として投与される、請求項113に記載の方法。
【請求項124】
前記造影剤を含む前記配合物が静脈内大量注入を介して投与される、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
前記負荷が前記被験者の運動により誘導される、請求項113に記載の方法。
【請求項126】
前記造影剤の前記第2の投与量が前記運動中に投与される、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記被験者の一部分の少なくとも1つの第1の画像を取得するステップと前記被験者に前記造影剤の第2の投与量を投与するステップとの間の前記待ち時間が約60分間である、請求項125に記載の方法。
【請求項128】
前記造影剤の前記第2の投与量が、前記造影剤の前記第1の投与量よりも少なくとも約2.5、または少なくとも約3.0倍多い量で投与される、請求項113に記載の方法。
【請求項129】
前記造影剤の前記第2の投与量が、前記造影剤の前記第1の投与量よりも、約2.5〜約5.0または約2.5〜約4.0または約3.0〜約4.0または約3.0〜約5.0倍多い量で投与される、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記造影剤の前記第2の投与量が、約8.6mCi〜約9.0mCiまたは約9.0〜約9.5mCiまたは約8.6mCi〜約9.5mCiである、請求項125に記載の方法。
【請求項131】
前記負荷が薬理学的負荷である、請求項113に記載の方法。
【請求項132】
前記薬理学的負荷が薬理学的負荷剤を前記被験者に投与することにより誘導される、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記薬理学的負荷剤が血管拡張剤である、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記血管拡張剤がアデノシン、リガデノソンおよびアパデネソンである、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記造影剤の前記第2の投与量が前記薬理学的負荷剤が投与された後に前記被験者に投与される、請求項131に記載の方法。
【請求項136】
前記造影剤の前記第2の投与量が、前記被験者が前記薬理学的負荷剤による血管拡張が最大の時に投与される、請求項131に記載の方法。
【請求項137】
前記造影剤の前記第1の投与量が約2.0mCi〜約3.5mCiである、請求項113に記載の方法。
【請求項138】
前記造影剤の前記第1の投与量が、約2.4mCi〜約2.9mCiまたは約2.5mCi〜約3.0mCiまたは約2.5mCi〜約3.5mCiである、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
前記造影剤の前記第2の投与量が、約5.7mCi〜約6.2mCiまたは約6.0mCi〜約6.5mCiおよび約5.7mCi〜約6.5mCiである、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記第1および第2の投与量の前記造影剤の合計が約14mCi以下である、請求項113に記載の方法。
【請求項141】
前記式:
【化50】

を含む前記造影剤を含む組成物を含むシリンジであって、
前記造影剤の20%未満、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%または0.5%を吸着するシリンジ。
【請求項142】
前記シリンジが、前記造影剤の20%未満、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%または0.5%を吸着するプランジャーを備えている、請求項141に記載のシリンジ。
【請求項143】
前記シリンジが先端がゴムではないプランジャーを備えている、請求項141に記載のシリンジ。
【請求項144】
前記シリンジが、アスコルビン酸ナトリウム、エタノールおよび水をさらに含んでいる、請求項141に記載のシリンジ。
【請求項145】
前記造影剤が、4%未満のエタノールおよび50mg/mL未満のアスコルビン酸ナトリウムを水中に含む溶液中にある、請求項142に記載のシリンジ。
【請求項146】
前記シリンジ中の前記造影剤が約1.5〜約14mCiである、請求項141に記載のシリンジ。
【請求項147】
前記シリンジが、ゴムおよびケイ素潤滑剤を含んでいない、請求項141に記載のシリンジ。
【請求項148】
前記シリンジが非反応性シリンジである、請求項141に記載のシリンジ。
【請求項149】
前記シリンジが、約1%〜約20%または約5%〜約15%または約1%〜約15%または2%〜約10%または約5%〜約20%を吸着する、請求項142に記載のシリンジ。
【請求項150】
被験者に負荷を与えるステップ;
約1mCi〜約4mCiの量で、前記式:
【化51】

を含む造影剤の第1の投与量を前記被験者に投与するステップ;
前記被験者の一部分の少なくとも1つの第1の画像を取得するステップ;
前記造影剤の前記第1の投与量を超える量で前記被験者に第2の投与量の前記造影剤を投与するステップ;および
前記被験者の前記一部分の少なくとも1つの第2の画像を取得するステップ
を含む被験者において造影する方法。
【請求項151】
前記第2の投与量の前記量が前記第1の投与量の前記量の約1.5倍超である、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
被験者に負荷を与えるステップ;
約20mCi未満の量で、前記式:
【化52】

を含む造影剤の投与量を前記被験者に投与するステップ;および
前記被験者の一部分の少なくとも1つの第1の画像を取得するステップ
を含む被験者において造影する方法。
【請求項153】
前記投与量の前記量が約14mCi未満である、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
前記投与量の前記量が約1mCi〜約4mCiである、請求項152に記載の方法。
【請求項155】
前記式:
【化53】

を含む造影剤の前記調製用カセットであって:(i)前記式:
【化54】

を含む造影剤前駆体を含む容器、および、(ii)18Fの供給源を添加するための流路を備えるカセット。
【請求項156】
請求項155に記載の前記カセットを備える自動反応システム。
【請求項157】
18O]HO採収システム、ガス入口、造影剤前駆体の溶液を有する貯蔵タンク、バイアル、アニオン交換カートリッジ、C−18カートリッジ、シリンジ、溶剤貯蔵タンク、反応容器、HPLCシステム、回収容器、アスコルビン酸またはその塩の溶液用貯蔵タンクおよび排出出口からなる群から選択される前記構成要素の1つ以上に接続されている直線配置された複数の止め栓マニホールドを備える、造影剤を合成する装置。
【請求項158】
チューブをさらに含む、請求項157に記載の装置。
【請求項159】
造影剤合成モジュールをさらに備え、前記装置が、前記装置に液体流通可能に接続されている、請求項158に記載の装置。
【請求項160】
前記装置が、請求項74に記載の方法を実施することが可能である、請求項159に記載の装置。
【請求項161】
前記装置が、前記式:
【化55】

を含む造影剤を調製することが可能である、請求項157に記載の装置。
【請求項162】
図8に示されているとおりに配置されている前記構成要素を備えている、請求項157に記載の装置。
【請求項163】
(1)ガス入口;(2)[18O]HO採収システム;(3)アニオン交換カートリッジ;(4)MeCN貯蔵タンク;(5)シリンジ;(6)造影剤前駆体の溶液を有する貯蔵タンク;(7)反応容器;(8)HPLCシステム;(9)アスコルビン酸またはその塩の溶液を有する貯蔵タンク;(10)回収容器;(11)エタノール貯蔵タンク;(12)最終生成物を含むバイアル;(13)Sep−packカートリッジ;(14)アスコルビン酸またはその塩の溶液を有する貯蔵タンク;(15)反応容器;ならびに、(16)排出出口の前記順番で配置されている構成要素を備えている、請求項157に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−518913(P2013−518913A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552155(P2012−552155)
【出願日】平成23年2月8日(2011.2.8)
【国際出願番号】PCT/US2011/024109
【国際公開番号】WO2011/097649
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(508240937)ランセウス メディカル イメージング, インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】