説明

造血促進のためのBV8及び/又はEG−VEGFの使用

【課題】造血を亢進するためにBv8及びEG−VEGFポリペプチド及び核酸を使用する方法、Bv8及びEG−VEGF活性のモジュレーターをスクリーニングする方法Bv8及びEG−VEGFポリペプチドないしBv8及びEG−VEGFアンタゴニストを使用する治療方法を提供する。
【解決手段】骨髄細胞及びそのプロジェニーの増殖を誘導する方法であって、該細胞をBv8に接触させることを含んでなる方法。哺乳動物の異常造血関連疾患の治療方法であって、該哺乳動物にBv8アンタゴニスト、EG−VEGFアンタゴニスト、又はそれらの混合を投与することを含んでなる方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨髄細胞及びそのプロジェニーの増殖を誘導する方法であって、該細胞をBv8に接触させることを含んでなる方法。
【請求項2】
上記接触がEG−VEGFと組み合わせたBv8との接触である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記骨髄細胞が造血幹細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
上記骨髄細胞が骨髄祖先細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記骨髄細胞が骨髄前駆細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上記骨髄細胞が好中球である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
造血系祖先細胞及びそのプロジェニーの増殖を誘導する方法であって、該細胞をBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合に接触させることを含んでなる方法。
【請求項8】
上記プロジェニーが造血前駆細胞である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上記プロジェニーがリンパ球である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
上記プロジェニーがB細胞である、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
上記プロジェニーがT細胞である、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
哺乳動物の異常造血関連疾患の治療方法であって、該哺乳動物にBv8アンタゴニスト、EG−VEGFアンタゴニスト、又はそれらの混合を投与することを含んでなる方法。
【請求項13】
疾患が血液疾患である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
血液疾患が白血病、骨髄増殖性疾患、骨髄形成異常疾患、リンパ球増殖性疾患、又はリンパ球形成異常疾患である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
白血病が急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、又は急性リンパ芽球性白血病である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
哺乳動物の免疫不全性疾患の治療方法であって、該哺乳動物にBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合を投与することを含んでなる方法。
【請求項17】
免疫不全性疾患が一次免疫不全疾患である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
免疫不全性疾患がBリンパ球疾患である、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
免疫不全性疾患がTリンパ球疾患である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
免疫不全性疾患が二次免疫不全性疾患である、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
免疫不全性疾患が化学療法関連症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
免疫不全性疾患が、5フルオロウラシル、ビンクリスチン、シスプラチン、オキソプラチン、メトトレキサート、3'-アジド-3'-デオキシチミジン、パクリタキセル、ドキセタキセル、アントラサイクリン抗生物質、又はそれらの混合を用いた化学療法関連症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
免疫不全性疾患が感染性疾病関連症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
免疫不全性疾患がヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染関連のものである、請求項16に記載の方法。
【請求項25】
免疫不全性疾患が、白血病、骨髄増殖性疾患、又は骨髄形成不全性疾患関連症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項26】
免疫不全性疾患が、免疫抑制剤投与関連の症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項27】
免疫不全性疾患が、放射線照射関連の症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項28】
免疫抑制剤が二次的免疫抑制効果を有する治療剤である、請求項16に記載の方法。
【請求項29】
免疫不全性疾患が、5フルオロウラシル、ビンクリスチン、シスプラチン、オキソプラチン、メトトレキサート、3'-アジド-3'-デオキシチミジン、パクリタキセル、ドキセタキセル、アントラサイクリン抗生物質、又はそれらの混合の投与に関連した症状である、請求項16に記載の方法。
【請求項30】
Bリンパ球の増殖を誘導する方法であって、該リンパ球にBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合を接触させることを含んでなる方法。
【請求項31】
Tリンパ球の増殖を誘導する方法であって、該リンパ球にBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合を接触させることを含んでなる方法。
【請求項32】
Tリンパ球がCD4+Tリンパ球である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
哺乳動物の好中球減少症の治療方法であって、該哺乳動物にBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合を投与することを含んでなる方法。
【請求項34】
好中球減少症が感染性疾病関連症状である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
好中球減少症が細菌感染関連のものである、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
好中球減少症が免疫抑制剤投与関連の症状である、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
免疫抑制剤が免疫抑制効果を有する治療剤である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
好中球減少症が放射線照射関連症状である、請求項33に記載の方法。
【請求項39】
好中球減少症が化学療法関連症状である、請求項33に記載の方法。
【請求項40】
好中球減少症が、5フルオロウラシル、ビンクリスチン、シスプラチン、オキソプラチン、メトトレキサート、3'-アジド-3'-デオキシチミジン、パクリタキセル、ドキセタキセル、アントラサイクリン抗生物質、又はそれらの混合の投与に関連した症状である、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
哺乳動物のリンパ球減少症の治療方法であって、該哺乳動物にBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合を投与することを含んでなる方法。
【請求項42】
哺乳動物の自己免疫疾患の治療方法であって、該哺乳動物にBv8アンタゴニスト、EG−VEGFアンタゴニスト、又はそれらの混合を投与することを含んでなる方法。
【請求項43】
自己免疫疾患が炎症性腸疾患である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
自己免疫疾患がクローン病又は大腸炎である、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
自己免疫疾患が狼瘡、多発性硬化症、重症筋無力症、視覚神経炎、乾癬、関節リウマチ、グラーブス病、自己免疫性肝炎、I型糖尿病または無形成性貧血である、請求項42に記載の方法。
【請求項46】
容器;
Bv8アンタゴニスト、EG−VEGFアンタゴニスト、又はそれらの混合;
血液疾患を治療するためのBv8アンタゴニスト、EG−VEGFアンタゴニスト、又はそれらの混合の使用についての指示書
を含んでなる製造物品。
【請求項47】
容器、
Bv8、EG−VEGF、又はそれらの混合、と
好中球減少症を治療するためのBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合の使用についての指示書
を含んでなる製造物品。
【請求項48】
容器;
Bv8、EG−VEGF、又はそれらの混合;と
異常造血関連の症状を治療するためのBv8、EG−VEGF、又はそれらの混合の使用についての指示書
を含んでなる製造物品。
【請求項49】
前記Bv8が天然配列のBv8ポリペプチドである、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項50】
前記Bv8が天然ヒトBv8ポリペプチドである、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項51】
前記Bv8が配列番号:2に示すアミノ酸配列を含んでなる、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記Bv8が配列番号:4に示すアミノ酸配列を含んでなる、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項53】
前記Bv8が配列番号:6に示すアミノ酸配列を含んでなる、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項54】
前記Bv8がヘパリンに結合する、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項55】
前記Bv8がBv8イムノアドヘシンである、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項56】
前記Bv8がキメラBv8である、請求項1−11、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記EG−VEGFが天然配列EG−VEGFポリペプチドである、請求項2、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記EG−VEGFが天然ヒトEG−VEGFポリペプチドである、請求項2、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項59】
前記EG−VEGFが配列番号:8に示すアミノ酸配列を含んでなる、請求項2、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項60】
前記EG−VEGFが配列番号:10に示すアミノ酸配列を含んでなる、請求項2、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項61】
前記EG−VEGFがEG−VEGFイムノアドヘシンである、請求項2、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記EG−VEGFがキメラEG−VEGFである、請求項2、16−41、47又は48の何れか一項に記載の方法。
【請求項63】
前記哺乳動物がヒトである、請求項12、16、33、41又は42の何れか一項に記載の方法。
【請求項64】
アンタゴニストが抗体、小分子、可溶性レセプター、又はオリゴヌクレオチドである、請求項12−15及び42−46の何れか一項に記載の方法。
【請求項65】
抗体がポリクローナルである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
抗体がモノクローナルである、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
抗体がヒト化である、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
抗体がキメラである、請求項64に記載の方法。
【請求項69】
抗体がFab、Fab’、F(ab’)、又はFvフラグメントである、請求項64に記載の方法。
【請求項70】
可溶性レセプターがBv8/EG−VEGFレセプター-1である、請求項64に記載の方法。
【請求項71】
可溶性レセプターがBv8/EG−VEGFレセプター-2である、請求項64に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23A−C】
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【図23D−E】
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【図24】
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【公開番号】特開2011−4745(P2011−4745A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−153450(P2010−153450)
【出願日】平成22年7月5日(2010.7.5)
【分割の表示】特願2006−507127(P2006−507127)の分割
【原出願日】平成16年3月12日(2004.3.12)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】