説明

連結形態可変の連結机

【課題】平面から見た天板の結合態様である長方形の態様を、長方形以外の異形態様にすることが容易にできる構造を備えた多人数用の連結机を提供する。
【解決手段】一人用机の長方形の天板1と、天板1の左右側のいずれか一方側に結合された側面視略倒立L状をなす腕21と柱22を備えた中間支持体2または脚体5と、中間支持体2又は天板1に取付けられて支持される幕板状の垂下部材3とを連結机要素とする。連結机要素の2個を、側面視対称な関係で対向した天板1、1の間に隙間Gを形成して配置し、対向した中間支持体2、2同士を連結材41、42を介し結合して成る連結机要素の組と、連結机要素の左右側の他方側に結合される脚体5とを具備し、天板1の長手方向において隣接する天板1、1同士の端部を結合し、連結机の組同士の連結体を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数人が同時に着席して使用できる大きさに形成した大形天板を備えた連結机に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数人が同時に使用できる大きさ,平面形態を備えた机(以下、多人数用机、或は、連結机ともいう)は、特許文献1〜3などを始めとして多数の提案があり、実製品も市場に提供されていて公知である。
【0003】
従来の多人数用机は、主として天板製造上の制約に拠り、通常サイズの一人用机の天板と同等の大きさ,平面形態を有する天板の複数枚を結合した形態して構成したものが殆んどである。具体的には長方形天板を長手方向で対向して連結した連結天板(これを両面連結という)の複数個を、当該連結天板の長手方向で連結した態様のものである。
【0004】
複数の両面連結天板を結合して広大な結合天板を形成した場合、天板の結合強度、特に垂直荷重に対する強度を確保する必要があるため、結合した天板全体の長さ方向に貫通した作用をする梁構造を、結合した両面連結天板の長さ方向下面の中央部に配線用ダクト等の機能を兼ねた部材によって形成したタイプの連結机が知られている。
【0005】
上記結合形態による両面連結の天板と、その結合した両面連結天板の下面中央を貫通した配線ダクト機能を有する梁状構造体による連結机の基本構造体は、連結した両面連結天板の左右両側端部に、当該連結天板と貫通した梁状構造体に結合されるパネル状脚体や門型の柱状脚体が設けられると共に、前記梁状構造体の中間部分に、垂直荷重を支える中間脚体が設けられた基本的形態を備えている。
【0006】
しかし乍ら、上記の基本的形態を具備した多人数用の連結机は、広大に結合された両面連結天板が平面視矩形状すなわち大きな長方形状を呈しているため、実際にレイアウトしてみると、天板のこの平面形状によって使い勝手や配置スペースの点から見ると改善すべき課題のあることが判った。
【0007】
すなわち、多人数用机を使用する人員数が、結合した両面連結天板の枚数より少ない場合には、結合した天板スペースが無駄に余ることになり、また、この結合した両面連結天板を有する机の配置場所が、スペース上の問題や平面から見た部屋の凹凸形状や変形があったり、或は、この机を配置したい場所に柱が存在したりすると、結合した両面連結天板の一部が邪魔になる場合があることが判った。
【0008】
因みに、公知の多人数用の連結机では、上記問題に対応できるようには形成されておらず、せいぜい結合した天板全体の長さ方向での天板の結合枚数を減じて対処する、換言すれば、両面連結天板の連結机全体の長さを加減するしか方法がなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−159799号公報
【特許文献2】特開2009−148496号公報
【特許文献3】特開2009−261821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで本発明では、上記のように多人数用に広大に形成された結合された両面連結天板を備えた連結机の現状での問題点に鑑み、平面から見た天板の結合態様である長方形の態様を、長方形以外の異形態様にすることが容易にできる構造を備えた多人数用の連結机を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決することを目的としてなされた天板の結合形態を可変にした本発明連結机の構成は、一人用机の長方形の天板と、該天板の左右側のいずれか一方側に結合された側面視略倒立L状をなす腕と柱を備えた中間支持体と、該支持体又は前記天板に取付けられて支持される幕板状の垂下部材とを備えた連結机要素と、該連結机要素の2個を、側面視対称な関係で対向した天板の間に隙間を形成して配置し、対向した前記中間支持体同士、並びに、垂下部材同士を連結材を介し結合して成る連結机要素の組と、前記連結机要素の左右側の他方側に結合される当該要素用の脚体とを具備した連結机の基本的構成において、
前記連結机要素の組同士を、その天板の長手方向において隣接する天板同士の端部を結合すると共に当該端部を前記中間支持体の上に固定することにより当該連結机の組同士の連結体を形成し、当該連結体の左右側の少なくとも一方側の外側に、前記連結机の要素を配置して隣接する天板同士の端部を結合しつつ前記中間支持体の上に固定し、このようにして連結した連結机要素の組の連結体と連結机要素における天板の左右側の最外側に、連結机要素用の脚体を結合したことを特徴とするものである。
【0012】
本発明は、上記の天板結合形態を可変にした連結机を、以下のように構成することもできる。
すなわち、本発明連結形態可変の連結机の他の構成は、一人用机の長方形の天板と、該天板の左右側のいずれか一方側に結合された側面視略倒立L状をなす腕と柱を備えた中間支持体と、該中間支持体又は前記天板に取付けられて支持される幕板状の垂下部材とを備えた連結机要素と、該連結机要素の2個を、側面視対称な関係で突合せ態様で配置し、対向した前記中間支持体同士、並びに、垂下部材同士を連結材を介し結合して成る連結机要素の組と、前記連結机要素の左右側の他方側に結合される当該要素用の脚体を具備しており、
前記連結机要素の組の左右側の少なくとも一方側の外側に、前記連結机の要素を配置して隣接する天板同士の端部を結合しつつ前記中間支持体の上に固定し、このようにして連結した連結机要素の組と連結机要素における天板の左右側の最外側に、前記連結机要素用の脚体を結合したことを特徴とする。
【0013】
本発明では、上記の連結机の基本的構成において、一つの連結机要素の組又は天板の長さ方向において連結した連結机要素の組の左右両側に連結机要素を配置し、隣接する天板同士を結合しつつ中間支持体の上に固定し、このようにして連結された連結机要素の左右の最外側に、当該要素用の脚体を結合する態様とすることもある。
【発明の効果】
【0014】
本発明では、一人用机の長方形の天板と、該天板の左右側のいずれか一方側に結合された側面視略倒立L状をなす腕と柱を備えた中間支持体と、該中間支持体又は前記天板に取付けられて支持される幕板状の垂下部材とを備えた連結机要素と、この連結机要素用の脚体とを本発明連結机の基本的構成要素としたから、前記連結机要素を向い合せた突合せ形態で結合(連結)することにより連結机要素の組を形成できると共に、この組の左右方向に連結机要素を任意の個数結合すると、複数個の連結机の要素によって天板の任意の連結態様を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明連結机の一例の斜視図。
【図2】図1の連結机を分解した状態の要部の斜視図。
【図3】本発明における連結机要素用の脚体と垂下部材の結合部の一例の斜視図。
【図4】本発明連結机に用いる中間支持体の一例の斜視図。
【図5】本発明連結机に用いる垂下部材の一例の中間省略した斜視図。
【図6】本発明連結机における連結机要素用の脚体の一例の斜視図。
【図7】本発明連結机の連結パターンを例示した平面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、添付図面に基づいて本発明連結机の実施の形態例について説明する。
図1〜図3において、1は、一般的な一人用机の天板と同等大きさの平面長方形の天板であって、図1の本発明連結机の実施例では、5枚の天板1が用いられている。本発明連結机において、用いられる天板1の枚数は、上記実施例の数に限られるものではなく、3枚以上であればよい。2は、前記の5枚の天板1において、天板同士の長さ方向両端部における突合せ結合部に配設された倒立略L字状をなす腕21と柱22とを具備した中間支持体である。図4は、2個の中間支持体2,2を連結材4と41により結合した状態で示した斜視図である。
【0017】
3は、前記各天板1において、各天板1の前端側の下面に配置される上下幅が比較的狭い幕板状の垂下部材で、この垂下部材3は上下端の縁が断面L状やコ状をなすように折曲げられた上,下の縁部3a,3bを有すると共に、垂直面に3cに、断面L字状レール部材などを取付けてなる係止部3dが設けられている。係止部3dは、後述する断面略U状や略L状の配線用トレーを係止するための構成である。3eは垂下部材の左右両端に折り曲げ形成した取付壁で、後述するパネル状の脚体5,6の内面と、前記中間支持体の柱22の側面(脚対5,6に対向した面)に設けた取付ピン(図示せず)に係止されるだるま孔3を有する。図5は中間省略で示した垂下部材の斜視図であり、対向配置される天板1,1の下方で2つの垂下部材3,3は係止部3d側を対向して配置される。
【0018】
上記垂下部材3は、図1〜図3に示す実施例では、各天板1の前端部近傍の下面において、上記の中間支持体2の柱22と後述する脚体5又は6に、当該垂下部材3の両端部取付壁3eにおいて支持され、垂下姿勢で配置される。なお、垂下部材3の支持(又は取付)形態は、図示しないが、取付用ブラケットなどを介して各天板1の前端部近傍の下面に垂下姿勢で支持する(取付ける)形態を選択することもできる。
【0019】
この実施例においては、上記の1枚の天板1と、この天板1の右側(又は左側)に結合される中間支持体2と、前記天板1の前端部下面に配置された垂下部材3と、前記中間支持体2の反対側において天板1を支持して当該天板1と垂下部材3に結合される脚体5(又は6)によって、脚体5又は6が取付けられた本発明の連結机要素を形成する。
【0020】
また、本発明では、この連結机要素の2つを、2枚の天板1,1の長手方向辺を対向させて対向辺間に隙間Gを形成した状態で配置し、このように配置した2個の連結机要素において夫々に天板1,1の一方の側端(図1では右側)を支持している腕21,21と柱22,22を有する対向した中間支持体2,2同士を、その柱22,22において複数本の連結材4,41により結合すると共に、天板1,1の他方の側端を脚体5と脚体6の天板受け5aと6aにビス止めなどにより結合し、かつ、両脚体5,6を突合せ部において連結材42,43により結合すること、並びに、各垂下部材3の左右側端面を、前記脚体5,6と中間支持体2の柱22にビス止めやピン係止などにより結合することにより、連結机要素の組を形成している。因みに、この連結机要素の組における天板の配置は公知の両面連結に当たる。
【0021】
上記連結机要素において、対面する垂下部材3,3は、その底部を連結材4又は同等機能を持つ部材によって結合することもある。また、対向した天板1,1の隙間Gが形成される部位には、図示しないが、当該天板1の下面に前記隙間Gを塞ぐため、開閉自在又は着脱自在にして蓋体(図示せず)を配設するための蓋体受座(図示せず)が設けられている。蓋体受座は、置きタイプの蓋体を位置決めするための突起を設けたタイプと、蓋体を開閉自在に支持するためのヒンジを備えたタイプのいずれかを選択する。
【0022】
上記のように、連結机要素とこの要素の2つを対面させた連結机要素の組における2枚の天板1,1は、パネル状の脚体5又は6のその上端に設けた天板受け5a又は6aと、中間支持体2の腕21の上面に形成した天板受け部21aに載置され、図示しない天板止めビスなどにより、脚体5又は6と中間支持体2の腕21に結合されて取付けられる。なお、腕21の上面に形成した天板受け21aは、2枚の天板1,1の突合せ当接部位を支持することができる幅と2枚の天板1,1の端部に対応した複列のビス穴21bを有して形成されている。
【0023】
垂下部材3は、その左右側面部を起立させて形成した帯状の取付壁3e(左側端の取付片は図3に表われない)において、脚体5又は6の立壁面と、中間支持体2における柱22の立壁面に、図に表れない取付ピンなどによって取付けられることにより、当該脚体5又は6と中間支持体2に結合される。
【0024】
上記のようにして構成部材が連結,結合される本発明連結机は、図1に示した連結形態は一例であって、図8の平面図に例示するような連結パターンを選択することができる。
すなわち、(イ)1つの連結机要素の組又は2つ以上連結した連結机要素の組の左側に少なくとも1つの連結机要素を連結したパターン(図1の例とは対称的な連結パターン、図8(イ)参照)、(ロ)1つの連結机要素の組又は2つ以上連結した連結机要素の組の左右両側に少なくとも1つの連結机要素を連結したパターン(図8(ロ)参照)、(ハ)少なくとも1つの連結机要素の左右両側に少なくとも1つの連結机要素の組を連結したパターン(図8(ハ)参照)が基本的な連結パターンである。本発明では、図8に例示した連結パターンにおいて、その左右両側又は一方の側に、連結机要素又は連結机要素の組をさらに連結する連結パターンをとることができ、そのように連結することは任意である。もちろん、連結机要素だけの連結パターンや連結机要素の組だけの連結パターンの連結机も形成することができる。
【0025】
図7に例示するような連結パターンを採る本発明連結机において、連結机要素が一つ単独で結合されている部位では、垂下部材3は1枚しかないため、対向した2枚の天板1,1による隙間Gの下方に垂下部材3,3が対向して存在する連結机要素の組のように、対向する2枚の垂下部材3による配線用ダクトは形成されない。そこで本発明では、連結机要素単独の垂下部材3の前面側にダクト形成用幕板部材31を設置することにより、この幕板部材31と垂下部材3により配線用のダクトを形成するようにした(図1参照)。これにより、天板1の前端と幕板部材31の上端の間に隙間G’が形成されるので、垂下部材3の前面の係止部3dに配線用トレーを係止することができる。
【0026】
また、図1に例示したように、中間支持体2と脚体5が対面している部分では、中間支持体2における柱22と脚体5との対向面の間に、連結材42を架設固定し、中間支持体2と脚体5を結合している。この場合の連結部材42は、2つの中間支持体2同士の柱22同士を結合する連結材4よりも短い、例えば、略1/2程度の長さのものである。本発明では、中間支持体2,2同士を結合している連結材4を用いて脚体5(6)を中間支持体2の柱2に結合することができる構成もある。
すなわち、2つの中間支持体2同士を結合している場合において、この結合状態から1つの中間支持体2を外し、残った中間支持体2に結合している連結体4に、パネル状の脚体5(6)の側端部を結合するのである。
中間支持体2と脚体5(6)の上記の結合態様を採ることにより、両面連結の連結机要素の組のみで構成されていた連結机において、その中から1つの連結机要素を外したとき、外される連結机要素と一緒に外される中間支持体2に代えて脚体5(6)を、連結机の外側端になる天板を支えるために対向する側に残った中間支持体2と連結材4を介して結合させ組込むことができる。なお、中間支持体2に後からパネル状の脚体5(6)を結合する場合においては、先に述べたように、連結材4の略1/2長の連結材42を用いた結合態様もある。
【0027】
本発明は、以上に述べたように、一人用机の長方形の天板と、該天板の左右側のいずれか一方側に結合される側面視略倒立L状をなす腕と柱を備えた中間支持体と、該支持体又は前記天板に取付けられて支持される幕板状の垂下部材とを備えた構成を連結机要素とし、また、該連結机要素の2個を、側面視対称な関係で対向した天板の間に隙間を形成して配置して、対向した前記中間支持体同士、並びに、垂下部材同士を連結材を介し結合して成る連結机要素の組としたので、天板が1枚の前記連結机要素と天板が両面連結で2枚の連結机要素の組を組み合わせることによる連結机を形成することができる。
【0028】
また、連結机要素と連結机要素の組の組合せたものとの組合せにおける前記天板の中間支持体が設けられない側に結合する連結机要素用の脚体とによって本発明連結机の基本的構成としたから、前記連結机要素の組と連結机の要素とを適宜組合せて連結することにより天板の平面パターンが単なる四角形状ではない図8に例示したような異形パターンを任意かつ容易に採ることができ、従って、連結机を設置する場所の平面形状や柱等の障害物を避けた連結パターンの連結机や連結机を使用する人員数に合わせた天板数の連結机に容易に形成することができる。
【0029】
すなわち、本発明によれば上記のように連結する天板の数とその連結パターンを任意に選択することができるので、使用人数に合せた天板の連結態様の連結机だけではなく、設置場所の異形の平面形状や、柱等の机の配置に邪魔になるものがある場合などにおいても、その異形平面に沿った連結態様や柱等を回避した連結態様を容易に採ることができる。
【0030】
本発明は以上の通りであるから、同形状の複数の天板を連結して形成されるタイプの連結机における異形に連結された連結天板を備えた机としてきわめて有用である。
特に本発明連結机は、連結する天板を向い合せ(突合せ)結合した連結天板要素の組をその天板の長さ方向において複数組連結した連結机として使用しているとき、その連結机の中から1本の天板を抜いた(1個の連結机要素を除去した)形の連結形態を容易に形成できるので、設置場所の変形や使用人員の減少などに対応した連結形態を容易に実現できて使用上至って便利である。
【符号の説明】
【0031】
1 天板
2 中間支持体
21 腕
22 柱
3 垂下部材
31 幕板部材
4,41,42,43 連結材
5,6 脚体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一人用机の長方形の天板と、該天板の左右側のいずれか一方側に結合される側面視略倒立L状をなす腕と柱を備えた中間支持体と、該支持体又は前記天板に取付けられて支持される幕板状の垂下部材とを備えた連結机要素と、該連結机要素の2個を、側面視対称な関係で対向した天板の間に隙間を形成して配置し、対向した前記中間支持体同士、並びに、垂下部材同士を連結材を介し結合して成る連結机要素の組と、前記連結机要素又は連結机要素の組における前記天板の左右側の他方側に結合される当該要素用の脚体を具備した連結机の基本的構成において、
前記連結机要素の組同士を、その天板の長手方向において隣接する天板同士の端部を結合すると共に当該端部を前記中間支持体の上に固定することにより当該連結机の組同士の連結体を形成し、当該連結体の左右側の少なくとも一方側の外側に、前記連結机の要素を配置して隣接する天板同士の端部を結合しつつ前記中間支持体の上に固定し、このようにして連結した連結机要素の組の連結体と連結机要素における天板の左右側の最外側に、連結机要素用の脚体を結合したことを特徴とする連結形態可変の連結机。
【請求項2】
請求項1の連結机の基本的構成において、連結机要素の組の左右側の少なくとも一方側の外側に、前記連結机要素を配置して隣接する天板同士の端部を結合しつつ前記中間支持体の上に固定し、このようにして連結した連結机要素の組と連結机要素における天板の左右側の最外側に、前記連結机要素用の脚体を結合した連結形態可変の連結机。
【請求項3】
請求項1の連結机の基本的構成において、一つの連結机要素の組又は天板の長さ方向において連結した連結机要素の組の左右両側に連結机要素を配置し、隣接する天板同士を結合しつつ中間支持体の上に固定し、このようにして連結された連結机要素の左右の最外側に、当該要素用の脚体を結合した連結形態可変の連結机。
【請求項4】
複数の連結机要素の組同士を、天板の長手方向において隣接する天板同士の端部を中間支持体に支持させて結合し連結机要素の組の連結体を形成すると共に、該連結体の左右方向の最外側位置する天板外側端を連結机要素用の脚体に結合した連結机において、最外側又は中間の連結机要素の一つを中間支持体と脚体を備えた状態でこの連結体から取外すと共に、取外した中間支持体に代えて、取外した前記連結机要素に隣接して残った連結机要素の天板の側端部を支持するための脚体を、取外した前記中間支持体と結合されていた中間支持体に結合するようにしたことを特徴とする連結机。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−111134(P2013−111134A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258289(P2011−258289)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
【出願人】(390005452)伊藤喜オールスチール株式会社 (35)
【Fターム(参考)】