説明

連結装置およびこれを使用した雨水浸透坑掘削装置

【課題】市街地において浸透性を有する地盤に浸透管が到達可能な雨水浸透坑掘削装置を提供し、離れた位置で操作できる穴掘建柱車にオーガスクリュ及び円管体を着脱し得る連結装置並びに連結装置によって穴掘建柱車を利用した雨水浸透坑掘削装置を提供する。
【解決手段】連結装置は、回転駆動体2によって回転駆動される駆動軸とオーガスクリュOSとの中間に介在され、着脱可能に支持する駆動連結部材と、回転駆動体2の周辺に装着されるホルダ部4,5と、ホルダ部4,5に支持され、かつ側面部に排土孔を有する排土用スペーサ6と、排土用スペーサ6に連結部材8を介して連結され、かつ円管体CPの一端を着脱可能に支持する円管体アダプタ7とを備える。穴掘建柱車のブーム12に設けられた回転駆動体2に円管体CP及びオーガスクリュOSが連結装置を介して装着され、該雨水浸透坑掘削装置により雨水浸透坑の掘削が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水浸透管を敷設するための雨水浸透坑の掘削において、穴掘建柱車を利用する連結装置および当該連結装置を使用する雨水浸透坑掘削装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の雨水浸透構造体は、街渠ます(集水ます)の底部に貫設した孔から、その直下に透水管を埋設し、この透水管に採石を充填したものであった(特許文献1)。しかし、この種の技術は、街渠ます(集水ます)の直下の土壌が浸透性ある場合には妥当であるが、浸透性を有する土壌までに距離がある場合には、雨水が十分に浸透しないという問題点を有していた。
【0003】
また、地表から順次、帯水層、不透水層、非帯水層が蓄積された地盤における地表水の地下排水構造体には、上記三層の地盤にプレボーリング工法または中堀工法等によって、非帯水層に到達する坑を構成し、この坑に普通コンクリート(帯水層および不透水層の範囲)およびポーラスコンクリート(非帯水層の位置)により、落水管を構築するものがあった(特許文献2)。しかし、この技術は、海岸砂丘地帯などの地下水位が高い地盤において、雨水や雪解け水等により地下水位がさらに上昇した地表水を地下の非帯水層へ排水するための構造体であるため、工事そのものが大規模となり、街渠ます等の市街地における排水構造体としては実施できないものであった。
【0004】
さらに、従来から存在している穴掘建柱車は、車の後部にクレーン機構が搭載され、ブームの先端にオーガスクリュが吊設されているものであった。この穴掘建柱車は、電柱等の柱体を立設するための基礎用の穴を掘削するためのものであって、比較的浅い穴を設けるものであった。また、柱体の基礎用の穴のみを形成するものであり、掘削と同時に円管体を圧入する構造にはなっていなかった(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−138197号公報(8−9頁、図1・図5−12)
【特許文献2】特開2001−329602号公報(3頁、図1・図2)
【特許文献3】実開平2−144091号の全文(4頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年いわゆるゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨により、下水管の処理能力を超える量の降雨があった場合には、路面に雨水が溜まり、これが河川に流入するときには河川の氾濫を招き、また、標高の低い地域に流入するときには床上浸水などの被害を生じさせることとなっていた。そこで、街渠ますに流入する雨水を効果的に地中に浸透させることができる構造体が切望されているところであるが、市街地において小規模な工事によって浸透性を有する地盤に到達する浸透管の設置することが困難な状況であった。
【0007】
特に、住宅が密集した地域においては、住宅用のブロック塀等が障害となり、掘削装置そのものを設置することが困難な場合もあり、少し離れた位置において操作できる雨水浸透坑の掘削装置が切望されていた。
【0008】
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、市街地において浸透性を有する地盤に浸透管を到達させることのできる雨水浸透坑掘削装置を提供するとともに、離れた位置で操作できる穴掘建柱車にオーガスクリュおよび円管体を着脱し得る連結装置並びにこの連結装置によって穴掘建柱車を利用した雨水浸透坑掘削装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、連結装置にかかる本発明は、穴掘建柱車のブーム先端に設けられた回転駆動体に、オーガスクリュおよびこれを包囲する円管体を装着するための連結装置であって、上記回転駆動体によって回転駆動される駆動軸とオーガスクリュとの中間に介在され、該駆動軸とオーガスクリュとを着脱可能に支持する駆動連結部材と、上記回転駆動体の周辺に装着されるホルダ部と、このホルダ部に支持され、かつ側面部に排土孔を有する排土用スペーサと、この排土用スペーサに連結され、かつ上記円管体の一端を着脱可能に支持する円管体アダプタとを備えたことを特徴とする連結装置を要旨とする。
【0010】
上記構成によれば、オーガスクリュは、穴掘建柱車の駆動軸に連結されるとともに、円管体は穴掘建柱車の駆動軸周辺に連結されることとなる。そして、これらオーガスクリュおよび円管体は、本発明の連結装置を介して穴掘建柱車のブーム先端に装着されることから、ブームの傾倒および建柱車のウインチ等の操作によってブーム先端が昇降するとき、これらオーガスクリュおよび円管体は、同時に昇降可能となる。また、回転駆動体から駆動力の伝達を受けたオーガスクリュは、円管体の内部において回転駆動されることとなるから、ブーム先端の下降により両者が同時に地中に圧入され、オーガスクリュが掘削した土砂を円管体の上方へ搬送しつつ地中下向きに坑を掘削することができる。
【0011】
上記発明において、前記ホルダ部は、断面弧状に構成された二つのホルダ本体によって略円筒状を形成しつつ前記回転駆動体を挟持するホルダ部とすることができる。
【0012】
上記構成によれば、回転駆動体の外周は円形を構成しているので、二つのホルダ本体により略円筒状を形成することで、回転駆動体の外周面全体を保持しつつ挟持させることができる。
【0013】
このとき、ホルダ部は、前記ホルダ本体から適宜間隔を有して設けられた平面部を備えたホルダ部であり、前記排土用スペーサは、上記平面部に当接するフランジを有する排土用スペーサであり、上記平面部と上記フランジとを連結することにより上記排土用スペーサをホルダ部に支持させることもできる。
【0014】
また、上記発明において、平面部は、前記排土用スペーサから離れる方向に立設された複数の位置決め部材を備え、前記ホルダ部のホルダ本体を前記回転駆動体に当接したとき、上記位置決め部材の先端が該回転駆動体の一部に当接するように構成した平面部とすることもできる。
【0015】
上記構成によれば、ホルダ部の平面部上に複数の位置決め部材を配置することで、回転駆動体に固定された上記ホルダ部の上下方向の位置を確定させることができるので、オーガスクリュにより掘削作業を行っている際のホルダ部の位置ずれを軽減することができる。
【0016】
また、上記各発明において、排土用スペーサおよび円管体アダプタは、同径のフランジをそれぞれ備え、上記両フランジの平面部を当接させた状態で該両フランジを挟持する連結部材によって連結される排土用スペーサおよび円管体アダプタとすることができる。
【0017】
上記構成によれば、上記ホルダ部、排土用スペーサおよび円管体アダプタは、一体的に連結されているので、円管体を円管体アダプタに装着した後に、オーガスクリュが掘削した土砂は、円管体の内部を通過して上方へ搬送されて、排土スペーサの排土孔から外部に排出させることができる。
【0018】
さらに、上記発明において、連結部材は、二つの弧状基材によって略円環状を形成し、かつ、該弧状基材の弧状内面には前記排土用スペーサおよび円管体アダプタの両フランジが同時に嵌合する溝部を有してなり、上記弧状基材の一端は相互に回動可能に軸支されるとともに、他端は対向する状態で係止される連結部材とすることができる。
【0019】
上記構成によれば、連結部材により排土用スペーサと円管体アダプタを同時に連結させることができるとともに、容易に脱着させることもできる。
【0020】
他方、雨水浸透坑掘削装置にかかる本発明は、雨水浸透管を挿通できる程度の内径を有する円管体と、この円管体の内部で回転駆動されるオーガスクリュとを同時に圧入して、上記雨水浸透管を埋設するための雨水浸透坑を設ける雨水浸透坑掘削装置であって、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の連結装置によって、穴掘建柱車のブーム先端に設けられた回転駆動体に上記円管体およびオーガスクリュが装着されたことを特徴とする雨水浸透坑掘削装置を要旨とする。
【0021】
上記構成によれば、オーガスクリュの回転駆動力は穴掘建柱車の動力を利用することができ、掘削の進行によって、オーガスクリュおよび円管体を下降させるためには、穴掘建柱車のブームの可動領域を使用することができる。
【発明の効果】
【0022】
雨水浸透坑掘削装置にかかる本発明によれば、穴掘建柱車を利用することにより、雨水浸透坑を設けるべき位置から離れた場所からブームを操作することができることから、雨水浸透管を埋設すべき街渠ますの周辺に住宅用のブロック塀等の障壁が存在している場合であっても、雨水浸透坑を掘削することができ、小規模な工事により十分な深さの雨水浸透坑を設けることができる。
【0023】
特に、穴掘建柱車に設置されたブーム先端の下降によってオーガスクリュおよび円管体を圧入する構成となるから、駆動力としても小型の油圧発生装置によることができ、工事場所周辺の使用スペースを小規模なものとすることができる。
【0024】
他方、連結装置にかかる本発明によれば、穴掘建柱車のブームの先端に、雨水浸透坑の掘削に必要なオーガスクリュおよび円管体を着脱可能となる。また、ブームが昇降できる範囲の掘削を終了したのち、連結装置を取り外し、既に圧入されたオーガスクリュおよび円管体に連続する新たなオーガスクリュおよび円管体を連結することにより、継続して深い坑の掘削が可能となる。
【0025】
さらに、当該雨水浸透坑掘削装置は、各部材について容易に組立作業および分解作業をすることができるので、施工現場までの運搬が容易であり、準備時間の短縮も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】雨水浸透掘削装置の実施形態を示す全体図である。
【図2】連結装置の実施形態を示す全体図である。
【図3】回転駆動体、ホルダ部、排土用スペーサの関係を示す説明図である。
【図4】排土用スペーサ、連結部材、円管体アダプタの関係を示す説明図である。
【図5】連結部材の詳細を示す説明図である。
【図6】ホルダ部の平面部と排土用スペーサのフランジの連結関係を示す説明図である。
【図7】回転駆動体、ホルダ部、排土用スペーサの連結状態を示す説明図である。
【図8】雨水浸透管埋設装置の使用態様を示す説明図である。
【図9】雨水浸透管埋設装置の使用態様を示す説明図である。
【図10】雨水浸透管埋設装置の使用態様を示す説明図である。
【図11】雨水浸透管埋設装置の使用態様を示す説明図である。
【図12】雨水浸透管埋設装置の使用態様を示す説明図である。
【図13】雨水浸透管埋設装置の使用態様を示す説明図である。
【図14】雨水浸透孔掘削後の処理方法を示す説明図である。
【図15】雨水浸透孔掘削後の処理方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、雨水浸透坑掘削装置の実施形態についてその概略を説明する。本実施形態の雨水浸透坑掘削装置1は、図1に示すように、穴掘建柱車10のブーム12先端に設けられた回転駆動体2に、オーガスクリュOSおよび円管体CPを装着するための連結装置13が取り付けられて、雨水浸透坑を掘削する構成となっている。
【0028】
穴掘建柱車10には、図1に示すように、旋回装置11を介して搭載されたブーム12の先端に回転駆動体2が揺動可能に軸支され、この回転駆動体2に連結装置13が装着されている。このブーム12は、油圧シリンダ14により起伏動作し、ブーム12内に内蔵された油圧シリンダおよびワイヤーロープ(図示せず)により伸縮動作が可能となっている。
【0029】
回転駆動体2は、いわゆる油圧モータを使用した駆動体であり、図示せぬ油圧装置により回転駆動力を発生させることができるものである。回転駆動体2には、オーガスクリュOSを連結して回転駆動力をオーガスクリュOSに伝達するための駆動軸21が設けられている(図3参照)。
【0030】
オーガスクリュOSは、中心に回転軸と、その周辺の螺旋状のスクリュ部とを備えており、回転軸が回転するとスクリュ部の螺旋状に従って搬送できるようになっている。つまり、円管体CPの内部においてオーガスクリュOSが回転することによって、円管体CPの先端から取り込まれる土砂は、オーガスクリュOSのスクリュ部によって搬送されるのである。そして、この搬送方向がオーガスクリュOSの後方である場合には、円管体CPの先端から取り込まれた土砂を、円管体CPの後端に搬送することができることとなる。
【0031】
ここで、連結装置13の詳細を説明する。連結装置13は、図2に示すように、回転駆動体2によって回転駆動される駆動軸21とオーガスクリュOSとの中間に介在され、上記駆動軸21とオーガスクリュOSとを着脱可能に支持する駆動連結部材3と、上記回転駆動体2の周辺に装着されるホルダ部4,5と、このホルダ部4,5に支持され、かつ側面部に排土孔61,62を有する排土用スペーサ3と、この排土用スペーサ3に連結され、かつ上記円管体CPの一端を着脱可能に支持する円管体アダプタ7によって構成されている。
【0032】
駆動連結部材3は、前記駆動軸21に固定されたうえ、オーガスクリュOSが装置できるものであり、両者に介在されるものである。詳細には、駆動軸21と駆動連結部材3との連結は、駆動連結部材3の有底孔32に駆動軸21を挿入して、ネジ結合またはスプライン結合によって連結させることができる。ネジ結合の場合には、駆動軸21に雄ネジを刻設し、有底孔32の内面には雌ネジを刻設することにより、両者の螺合によって連結できる。他方、スプライン結合による場合には、駆動軸21を雄側とし、有底孔32の内面を雌側として、軸部に駆動軸21を挿入するように結合する。このとき、駆動軸21が挿入された部分には連結ピンを挿通し、軸方向に抜けないように当該連結状態を維持させている。また、駆動連結部材3とオーガスクリュOSとの連結は、駆動連結部材3の支持軸31にオーガスクリュOSの軸部を挿入して、ネジ結合またはスプライン結合によって連結させることができる。ネジ結合の場合には、支持軸31に雄ネジを刻設し、オーガスクリュOSの軸部には雌ネジを刻設することにより、両者の螺合によって連結できる。他方、スプライン結合による場合には、支持軸31を雄側とし、オーガスクリュOSの軸部を雌側として、軸部に支持軸31を挿入するように結合する。このとき、支持軸31が挿入された部分には連結ピンを挿通し、軸方向に抜けないように当該連結状態を維持させている。
【0033】
ホルダ部4,5は、回転駆動体2に装着されるものであり、図3に示すように、二つに分割されており、それぞれに断面弧状に形成されたホルダ本体41,51と、このホルダ本体41,51の側面から垂下されて取り付けられた断面L字状の脚部43,44,53,54と、前記駆動軸21の軸線に垂直に配置され、かつ、上記脚部43,44,53,54の端面に固着された平板状の平面部42,52から構成されている。ホルダ本体41,51は、断面円弧状となっており、両者を一体化することによって、全体として円筒状を形成する。この円筒状の内側表面は、回転駆動体2に当接できるものである。
【0034】
ここで、さらにホルダ部4,5の詳細を説明すると、ホルダ本体41,51の外側表面には、それぞれ二つの脚部43,44,53,54の一端周辺が固着され、他方端の縁部がL字状の端面を構成し、平面部42,52に固着されている。ホルダ本体41,51における弧状部両端には、外向きに突出する突出片45,46,55,56が突設されており、これらの突出片45,46,55,56の平面部の中心には、貫通孔451,461,551,561がそれぞれ穿設されている。従って、ホルダ本体41,51の弧状部分の内側表面を回転駆動体2の表面に当接するとき、上記突出片45,46,55,56が対向するように配置され、それぞれの貫通孔451,461,551,561を貫通するボルトおよびナット等で連結することにより、両ホルダ本体41,51を一体化させつつ、回転駆動体2に装着できるものである。
【0035】
排土用スペーサ6は、図3に示すように、略円筒状に形成されており、側面部には、開口した排土孔61,62が設けられている。この排土用スペーサ6の周縁には、中心軸に対して垂直方向に突出した鍔状のフランジ63,64が設けられている。一方のフランジ63は、ホルダ部4,5の平面部42,52と連結され、他方のフランジ64は、後述の円管体アダプタ7のフランジ71と共に、連結部材8を介して連結されるものである。
【0036】
円管体アダプタ7は、図4に示すように、略円筒状に形成されており、一方の周縁には、中心軸に対して垂直方向に突出した鍔状のフランジ71が設けられている。このフランジ71の平面部は、排土用スペーサ6のフランジ64の平面部と重ね合わすことができるようになっており、上記フランジ71および64を、後述する連結部材8で同時に連結させることができる。また、他方の周縁の一部には、円管体CPとの連結用雌ネジが設けられ、これを円管体CPの他端の雄ネジに螺合するのである。
【0037】
なお、本実施形態では、円管体CPの一端には雄ネジを、他端には雌ネジを刻設しており、同種の円管体CPを継ぎ足すことができるようになったものを使用することを前提としている。そのため、円管体CPと円管体アダプタ7との連結は、上記のように螺合により連結可能になっている。これにより、円管体CPとの着脱が可能となり、円管体CPの継ぎ足しの際に圧入済みの円管体CPから円管体アダプタ7を離脱させ、継ぎ足した円管体CPに装着することが容易になる。
【0038】
連結部材8は、図4に示すように、二つの弧状基材81,82で構成される。両端を対向させることにより略円環状を形成させるものであり、この二つの弧状基材81,82は、対向する一端が回動自在に軸支され、他端が対向する部分には、係止部材89とこれが係入できる被係止部材87とが設けられている。
【0039】
そこで、図5に示すように、軸支部80と係止機構を詳述する。一方の弧状基材81の先端には、外向きに適宜間隔を有して突出する突出部83,84と、これによって支持される係止部材89とが設けられて、弧状基材81の長手方向に対して一定間隔で水平となるように取り付けられており、上記突出部83,84の平面上には、貫通孔831,841が穿通されている。また、弧状基材81における他方の先端には、外向きに突出した略L字形の突出部85,86が、弧状基材81の長手方向に対して一定間隔で水平となるように取り付けられおり、上記突出部85,86の平面上には、貫通孔851,861が穿通されている。
【0040】
また、対向する弧状基材82の一方の先端には、外向きに突出したU字溝を有する被係止部材87が、弧状基材82の長手方向に対して垂直となるように取り付けられている。弧状基材82の他方の先端には、外向きに突出した略L字形の突出部88が、弧状基材82に対して水平となるように取り付けられている。このとき、突出部88の平面上には、貫通孔881が穿通されている(図5参照)。
【0041】
そして、突出部85および86の中間に突出部88を挿入し、貫通孔851,881,861の中心軸を互いに同軸となるように配置して、支持軸852を上記貫通孔851,881,861に連続して挿通させる。このようにすることで、弧状基材81および82の一端を相互に回動可能に軸支させることができる。
【0042】
また、突出部83および84の中間には、棒状の係止部材89が軸支される構成となっている。この係止部材89の末端には、貫通孔891が穿通されており、先端にはナット等の締着部材892が螺着されている。このとき、貫通孔831,891,841の中心軸を互いに同軸となるように配置して、支持軸832を上記貫通孔831,891,841に連続して挿通させる。このようにすることで、係止部材89を突出部83,84に軸支させることができ、上記支持軸832を中心として、係止部材89を回動可能とすることができるのである。この回動により、他方の弧状基材82の被係止部材87(図4)に係止でき、かつ、締着部材892の締着により強固な係止が可能となる。
【0043】
また、弧状基材81,82における弧状内面には、溝部811,821が設けられており、これらの溝部811,821には、排土用スペーサ6のフランジ64と円管体アダプタ7のフランジ71が同時に嵌合できるようになっている。
【0044】
上記ホルダ部4および5は、断面弧状のホルダ本体41および51が略円筒状を形成するように組み合わせて、回転駆動体2を挟持するように固定される。すなわち、突出片45,46の平面部と、突出片55,56の平面部を対向させつつ当接させて、貫通孔451と貫通孔561、貫通孔461と貫通孔551の軸線を同軸に合わせて、上記貫通孔にボルト等の締着部材を挿入して、突出片同士を締着させることで、回転駆動体2の外周を包囲しつつ、ホルダ部4および5を固定させることができる(図3参照)。
【0045】
また、図6に示すように、上記ホルダ部4,5には、平板状の平面部42,52が形成されており、これらの平面部42,52上には、貫通したネジ孔が設けられている。このうち、平面部42上には、貫通したネジ孔421,422,423およびネジ孔424ないし428が設けられ、平面部52上には、貫通したネジ孔521,522,523およびネジ孔524ないし528が設けられている。
【0046】
そして、平面部42おける貫通したネジ孔421,422,423および平面部52における貫通したネジ孔521,522,523は、フランジ63における貫通孔631ないし636とボルト等の締着部材65により締着されて、平面部42および52は、フランジ63と連結されるのである。
【0047】
また、図6に示すように、平面部42おける貫通したネジ孔424ないし428および平面部52における貫通したネジ孔524ないし528には、排土用スペーサ6から離れる方向に立設された位置決め部材9が螺入されている。この位置決め部材9の先端部91は、回転駆動体2の一部に当接されており、上記位置決め部材9には、ナット92が螺入される。このナット92を平面部42,52の平面上に当接した状態で押圧させることで、ホルダ部4,5の固定位置が決定され、回転駆動体2の外周に固定させることができるのである(図7参照)。
【0048】
さらに、排土用スペーサ6のフランジ64と円管体アダプタ7のフランジ71は、連結部材8を介して連結される。ここで、フランジ64の直径は、フランジ71の直径と同径に構成されており、上記フランジ64とフランジ71の平面部を当接させつつ、フランジ64とフランジ71の突出部を、弧状基材81と弧状基材82の内面に形成された溝部811,821に嵌合させる。このとき、弧状基材81と弧状基材82は、支持軸852を中心として相互に回動可能であるため、弧状基材81の突出部83,84と弧状基材82の被係止部材87を近接させる方向に回動させると、フランジ64およびフランジ71の周縁は、溝部811,821と当接すると共に、突出部83,84と被係止部材87の距離は最短となる。この状態で、支持軸832に軸支された係止部材89を、U字溝を有する被係止部材87側に回動させて、被係止部材87と係止させることで、排土用スペーサ6と円管体アダプタ7を連結させることができる(図4参照)。
【0049】
そして、上述のように、回転駆動体2の外周には、ホルダ部4,5が固定され、当該ホルダ部4,5の下部には、排土用スペーサ6が連結される。また、当該排土用スペーサ6は、連結部材8を介して円管体アダプタ7と連結される。円管体アダプタ7の内面の一端には、連結用雌ネジが刻設されているので、円管体CPの一端に刻設されている雄ネジと螺合させることで、円管体アダプタ7と円管体CPを連結させることができる。円管体CPは、長手方向を上下にして配置され、円管体CPの内部にオーガスクリュOSを挿入するとともに、その後端(上端)は、駆動連結部材3の支持軸31に連結される。駆動連結部材3は、オーガスクリュOSの後端に接続され、円管体CPの後端(上端)は、円管体アダプタ7に連結されて、各部材の設置が完了する(図8参照)。
【0050】
次に、雨水浸透坑掘削装置の使用態様について説明する。本実施形態の雨水浸透坑掘削装置は、前述のような構成であるから、当該雨水浸透坑掘削装置を所定位置に設置して掘削作業が行われる。また、上記の円管体CPおよびオーガスクリュOSを使用して雨水浸透坑を掘削した後、円管体CPを利用して雨水浸透管が埋設されるのである。
【0051】
そこで、まず、雨水浸透管を埋設すべき位置に合致するように、穴掘建柱車10を所定の位置に移動し、ブーム12を伸長させつつ、油圧シリンダ14により起立させる。起立させたブーム12の先端には、回転駆動体2が揺動可能に軸支されており、この回転駆動体2の駆動軸21には駆動連結部材3が、その周囲にはホルダ部4および5が取り付けられている。このホルダ部4および5に連続して、排土用スペーサ6、円管体アダプタ7が連結されている(図2参照)。そして、上記駆動連結部材3には、オーガスクリュOSが、円管体アダプタ7には円管体CPが装着されるのである。
【0052】
上記のように設置が完了した後、図9に示すように、回転駆動体2を始動させ、ブーム12の先端を下降させる。このブーム12の先端の下降により、オーガスクリュOSが地盤の土砂を掘削し、その際に発生する土砂は、オーガスクリュOSによって円管体CPの内部を上方に搬送させることができる。なお、円管体CPの後端(上端)が接続される円管体アダプタ7には、排土のための排土孔61,62が設けられている排土用スペーサ6が連結されていることから、搬送された土砂を円管体CPの外部に排出させることができるようになっている。
【0053】
圧入を開始する状態では、円管体CPおよびオーガスクリュOSの先端(下端)は、街渠ますLMの底部に到達している状態であるから、当初圧入すべき円管体CPおよびオーガスクリュOSの圧入範囲は、それらの全体の一部となるため、上記説明における1本分の圧入とは、街渠ますLMの深さを除く範囲という意味となる。また、街渠ますLMの底面を破砕するために、オーガスクリュOSの先端には削孔カッタHCを先端に備える構成としている(図8参照)。この削孔カッタHCにより硬質地盤における圧入も可能となる。
【0054】
上記工程に続いて、図10に示すように、さらに深い位置まで円管体CPおよびオーガスクリュOSを圧入するためには、既に圧入した円管体CPおよびオーガスクリュOSに新しい同種の円管体CPおよびオーガスクリュOSを継ぎ足し、さらに圧入を繰り返すのである。ここで、新しい円管体CPを継ぎ足すためには、円管体CPの後端(上端)と円管体アダプタ7との連結を解除する必要がある。また、オーガスクリュOSを継ぎ足すためには、オーガスクリュOSの後端(上端)と支持軸31との連結を解除する必要がある。
【0055】
そこで、円管体CPとの連結を解除するのであるが、円管体CPと円管体アダプタ7とは螺合していることから、離脱方法は螺合状態を解除すればよいのである。また、支持軸31とオーガスクリュOSとの連結がスプライン結合であれば、連結ピンを引き抜き、支持軸31を上昇させれば連結状態を解除することができる。
【0056】
このように、円管体アダプタ7を円管体CPから取り外し、支持軸31をオーガスクリュOSから取り外した後に、圧入済みの円管体CPおよびオーガスクリュOSの後端(上端)に新しい円管体CPおよびオーガスクリュOSを連結するのである。そこで、ブーム12の先端を上昇させることによって、次に連結する円管体CPおよびオーガスクリュOSを継ぎ足すことができるスペースを設けることができるのである。
【0057】
すなわち、ブーム12の昇降は、油圧シリンダ14によって行われるが、このブーム12の昇降は、円管体CPおよびオーガスクリュOSの各一本分の長さ寸法よりも大きくなっており、ブーム12を下限位置まで下降させた状態で、先発の円管体CPおよびオーガスクリュOSから離脱させ、上限位置まで上昇させれば、次に連結する円管体CPおよびオーガスクリュOSを継ぎ足すことができるスペースが確保されるものである。
【0058】
このようにしてブーム12を上限位置まで上昇させた後、次に連結する円管体CPおよびオーガスクリュOSを継ぎ足すのであるが、このときの連結は、円管体CPについては、ネジの螺合により行うことができ、オーガスクリュOSについては、軸部を支持軸31に挿入し連結ピンを挿通することにより行うことができる。そして、新しい円管体CPおよびオーガスクリュOSを連結した後に、最後端(最上端)に再び円管体アダプタ7および支持軸31を連結することにより、圧入を継続することが可能となる。
【0059】
引き続き、図11に示すように、回転駆動体2を作動させ、ブーム12を下降させることにより、新しい円管体CPおよびオーガスクリュOSを圧入することができる。そして、さらに円管体CPおよびオーガスクリュOSを継ぎ足す場合には上記を繰り返すことで、所望の深さに到達する雨水浸透坑を掘削し、同時に、当該浸透坑に円管体CPが埋設された状態となるのである(図12)。なお、図12は、円管体CP1本分に相当する圧入長L1に到達した状態を所望の深さとしている。
【0060】
所望の深さまで円管体CPおよびオーガスクリュOSを圧入した時点で、上記円管体CPおよびオーガスクリュOSの圧入を停止し、オーガスクリュOSを撤去し、円管体CPを残した状態とするのである(図13)。オーガスクリュOSの撤去には、連結部材8の固定を解除した後、ブーム12を上昇させて鉛直上向きに引き抜くことによって、円管体アダプタ7が螺着された円管体CPをそのままの状態に維持しつつ、オーガスクリュOSのみを引き抜くのである。その後、円管体アダプタ7を円管体CPから取り外して、地中には円管体CPのみとするのである。なお、円管体CPの内部は中空となっている(掘削土砂も排土されている)ことから、この中空内部に雨水浸透管WPを挿入することにより、所定深さまでの範囲に雨水浸透管WPを設置することができる(図14(a))。
【0061】
このとき、挿入する雨水浸透管WPは、少なくとも先端付近の周辺部には排水用の貫通孔が穿設された有孔管を使用する。通常の円管体でも浸透管として機能するが、敷設領域の先端付近の地盤が浸透性地盤であれば、有孔管を使用することにより、周辺地盤への浸透効率を向上できるからである。
【0062】
上記工程に続いて、雨水浸透管WPの内部に内部フィルタIFを充填するのである(図14(b))。この内部フィルタIFの充填範囲は、広域であるほどフィルタ効果が向上するため、ほぼ全体に充填するのである。なお、フィルタとしては、雨水中の有害重金属類、油分、COD成分などを吸着除去できる吸着材が用いられる。例えば、長繊維不織布などを使用することができる。また、上記吸着材は、無機または有機の粒状物または繊維状物で構成され、これを円筒状の網体の中において一体化することによって、全体として柱状の内部フィルタIFとなっている。上記円筒状の網体は、雨水浸透管WPの内部において密着できるような構成が好ましく、材質はプラスチック製またはステンレス製のように、耐腐食性を有するものが好ましい。また、吸着材と円筒状網体との一体化のためには、有害重金属類吸着材、油分吸着材およびCOD成分吸着材などの個々の吸着性能を有する吸着材を同時に封入させることによることができる。このとき、これら個々の吸着材を層状にして封入することもできるが、全体を混合させたうえで封入することもできる。
【0063】
さらに、円管体CPを引き抜いて撤去するとともに、その周辺に外部フィルタOFを充填する(図15(a))。円管体CPを引き抜いた状態では、雨水浸透管WPと地盤との間には、当該円管体CPの肉厚と同程度の間隙が生じていることから、この間隙に外部フィルタOFを挿入するのである。ここで、外部フィルタOFは、図示のように円筒状とすることによって挿入が容易であるが、このような形状に限定されるものではない。
【0064】
以上のようにして、街渠ますLMから地中深く雨水浸透管WPを埋設するとともに、その内側に内部フィルタIFと、外側に外部フィルタOFを充填させることができるのである(図15(b))。なお、外部フィルタOFは、円管体CPを撤去した際に、雨水浸透管WPと地盤とに間隙を有する場合に使用するものであり、例えば、軟弱地盤において、円管体CPを撤去すると間隙が維持されない場合には使用しないものである。
【0065】
本発明の実施形態は上記のとおりであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様をとることができる。例えば、本実施形態では、減速機を有しない一体化した回転駆動体2を使用したが、モータ部と出力部との間に歯車を噛合して減速機を形成する回転駆動体を使用することもできる。また、モータ部の駆動源として、原則的に油圧モータを使用することとしているが、これを電動モータとすることも可能である。
【0066】
また、上記使用形態の説明において、雨水浸透管WPの内側には内部フィルタIFを、外側には外部フィルタOFを配置することを説明したが、この内部フィルタに代えて(内部フィルタとして)砂利を使用してもよく、また、外部フィルタに代えて(外部フィルタとして)乾砂を使用してもよい。これらの選択は、地中における水の浸透状態等を考慮してなされるものである。
【符号の説明】
【0067】
1 雨水浸透坑掘削装置
2 回転駆動体
3 駆動連結部材
4,5 ホルダ部
6 排土用スペーサ
7 円管体アダプタ
8 連結部材
9 位置決め部材
10 穴掘建柱車
11 旋回装置
12 ブーム
13 連結装置
14 油圧シリンダ
21 駆動軸
31 支持軸
32 有底孔
41,51 ホルダ本体
42,52 平面部
43,44,53,54 脚部
45,46,55,56 突出片
61,62 排土孔
63,64 フランジ
65 締着部材
71 フランジ
80 軸支部
81,82 弧状基材
83,84 突出部
85,86 突出部
87 被係止部材
88 突出部
89 係止部材
91 先端部
92 ナット
421,422,423 ネジ孔
424,425,426,427,428 ネジ孔
451,461,551,561 貫通孔
521,522,523 ネジ孔
524,525,526,527,528 ネジ孔
631,632,633,634,635,636 貫通孔
811,821 溝部
832,852 支持軸
831,841,851,861,881 貫通孔
891 貫通孔
892 締着部材
HC 削孔カッタ
LM 街渠ます
CP 円管体
OS オーガスクリュ
WP 浸透管
IF 内部フィルタ
OF 外部フィルタ
L1 圧入長

【特許請求の範囲】
【請求項1】
穴掘建柱車のブーム先端に設けられた回転駆動体に、オーガスクリュおよびこれを包囲する円管体を装着するための連結装置であって、上記回転駆動体によって回転駆動される駆動軸とオーガスクリュとの中間に介在され、該駆動軸とオーガスクリュとを着脱可能に支持する駆動連結部材と、上記回転駆動体の周辺に装着されるホルダ部と、このホルダ部に支持され、かつ側面部に排土孔を有する排土用スペーサと、この排土用スペーサに連結され、かつ上記円管体の一端を着脱可能に支持する円管体アダプタとを備えたことを特徴とする連結装置。
【請求項2】
前記ホルダ部は、断面弧状に構成された二つのホルダ本体によって略円筒状を形成しつつ前記回転駆動体を挟持するホルダ部である請求項1記載の連結装置。
【請求項3】
前記ホルダ部は、前記ホルダ本体から適宜間隔を有して設けられた平面部を備えたホルダ部であり、前記排土用スペーサは、上記平面部に当接するフランジを有する排土用スペーサであり、上記平面部と上記フランジとを連結することにより上記排土用スペーサがホルダ部に支持されている請求項2記載の連結装置。
【請求項4】
前記平面部は、前記排土用スペーサから離れる方向に立設された複数の位置決め部材を備え、前記ホルダ部のホルダ本体を前記回転駆動体に当接したとき、上記位置決め部材の先端が該回転駆動体の一部に当接するように構成した平面部である請求項3記載の連結装置。
【請求項5】
前記排土用スペーサおよび円管体アダプタは、同径のフランジをそれぞれ備え、上記両フランジの平面部を当接させた状態で該両フランジを挟持する連結部材によって連結される排土用スペーサおよび円管体アダプタである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の連結装置。
【請求項6】
前記連結部材は、二つの弧状基材によって略円環状を形成し、かつ、該弧状基材の弧状内面には前記排土用スペーサおよび円管体アダプタの両フランジが同時に嵌合する溝部を有してなり、上記弧状基材の一端は相互に回動可能に軸支されるとともに、他端は対向する状態で係止される連結部材である請求項5記載の連結装置。
【請求項7】
雨水浸透管を挿通できる程度の内径を有する円管体と、この円管体の内部で回転駆動されるオーガスクリュとを同時に圧入して、上記雨水浸透管を埋設するための雨水浸透坑を設ける雨水浸透坑掘削装置であって、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の連結装置によって、穴掘建柱車のブーム先端に設けられた回転駆動体に上記円管体およびオーガスクリュが装着されたことを特徴とする雨水浸透坑掘削装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−112189(P2012−112189A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−262821(P2010−262821)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【特許番号】特許第4693940号(P4693940)
【特許公報発行日】平成23年6月1日(2011.6.1)
【出願人】(504231243)株式会社ホウショウEG (11)
【出願人】(509199100)有限会社モグラ研究所 (7)
【出願人】(509199111)スピーダーレンタル株式会社 (7)
【出願人】(509198907)株式会社ノアテック (9)
【出願人】(509199122)有限会社向陽 (6)
【Fターム(参考)】