説明

連絡システム

【課題】携帯電話機等で相手と連絡が取れなくなっても、相手の最新の居場所を予測でき、相手を探す範囲を絞る。
【解決手段】管理サーバは、複数のIDリーダのうちの第1IDタグと通信したIDリーダ群からの第1IDとIDリーダ識別子とチェック時間とを時系列に受信し、それらを時系列にIDリーダチェック一覧テーブルに格納する。ユーザ端末は第1IDを含む検索要求を管理サーバに送信し、管理サーバはIDリーダチェック一覧テーブルに格納されたIDリーダ識別子の中から、検索要求に含まれる第1IDに対応するIDリーダ群のIDリーダ識別子とチェック時間とを読み出す。管理サーバはIDリーダ設置場所テーブルに格納されたIDリーダ設置場所名の中から、IDリーダ群のIDリーダ識別子に対応するIDリーダ設置場所名群を読み出し、第1IDとIDリーダ設置場所名群とチェック時間とを時系列で表す検索結果をユーザ端末に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等で相手と連絡が取れないときに適用される連絡システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現代のスキー場では、どこでも携帯電話機で連絡することができるようになっている。例えば、相手と分かれて滑っているときに、その相手と連絡を取る場合に、その相手の携帯電話機に連絡を入れる。しかし、相手が体を動かしている場合や、相手の周り環境(音楽、騒音、雑音)によっては、携帯電話機の着信音や振動にまったく気付かないことがある。
【0003】
そうなると、相手と連絡を取ることができるのは、相手が何かの拍子で携帯電話機をチェックするときか、スキー場内を探し回って相手を見つけるしかない。ただスキー場内を探し回るとはいっても、スキー場は広いため、探し出すのは容易ではない。
【0004】
ユーザの管理に関する文献を紹介する。
【0005】
特開2001−223798号公報には、会場内迷子・待ち合わせ等連絡支援方法が記載されている。会場内迷子・待ち合わせ等連絡支援方法は、会場エリア内に配置する公衆電話機及び各種ゲートからなる複数の端末を用いて、入場チケットの持つ情報を管理サーバで管理するに当たり、入場チケットは、管理サーバの電話番号が記憶されたオートダイヤルテレホンカードとして使用できる固有のIDを持たせたICカードであり、入場チケットの発券時に管理サーバに対してグループの登録をする。これにより、予め当該グループ内の仲間との関連付けを行って置き、入場チケットが公衆電話機及び各種ゲートにおいて使用されたときに、当該入場チケットの持つ情報と、当該入場チケットが用いられた当該公衆電話及び各種ゲートの持つ情報と、を管理サーバに送ることで、仲間の行動を把握するグループ内検索、迷子登録、迷子検索及び待ち合わせ場所の指定のいずれかの処理をする、ことを特徴としている。
【0006】
特開2006−163788号公報には、入場者管理方法が記載されている。入場者管理方法は、閉空間施設への入場者の管理を行うものである。この入場者管理方法は、閉空間施設の出入口及び閉空間施設を複数のエリアに区分した各エリアに配置されたICタグセンサを有する無線端末が、入場者が通過する毎に入場者が所持する入場券に内蔵されたICタグから登録ID、エリア、感知時刻の各情報によるユーザデータを読み取り、情報管理サーバ内に備えられた入場者管理データベースに、無線端末から送信されてきたユーザデータを格納して管理し、入場者管理データベースの内容を管理者用情報端末に表示して入場者の管理を行うことを特徴としている。
【0007】
特許第3553014号公報には、遊技場の遊技客登録管理装置が記載されている。遊技場の遊技客登録管理装置は、端末機と、読取手段と、グループ情報記憶手段と、遊技機用読取手段と、遊技客情報記憶手段と、呼出データ作成手段と、呼出データ表示手段と、メッセージ表示手段と、メッセージ出力手段とを備えたことを特徴としている。端末機は、遊技場内に設置され、遊技客が仲間の遊技客をグループ登録し、グループ登録した仲間の遊技客の所在を確認すると共に、グループ登録した仲間の遊技客に対してメッセージを送信するために使用する。読取手段は、この端末機に設けられ、携帯可能な記憶媒体に記憶された個人情報を読取る。グループ情報記憶手段は、端末機に対する遊技客のグループ登録操作に応じて当該端末機から出力される登録信号を入力したときは、読取手段からの個人情報に基づいて複数の遊技客をグループ化して記憶する。遊技機用読取手段は、遊技機に1対1で対応して設けられ記憶媒体に記憶された個人情報を読取る。遊技客情報記憶手段は、この遊技機用読取手段が読取った個人情報に基づいて遊技客と当該遊技客が遊技している遊技機とを対応して記憶する。呼出データ作成手段は、端末機に対する遊技客のグループ呼出操作に応じて当該端末機から出力される呼出信号を入力したときは、グループ情報記憶手段及び遊技客情報記憶手段の記憶情報に基づいてグループ登録された遊技客と当該遊技客が遊技している遊技機との対応関係を示す呼出データを作成する。呼出データ表示手段は、この呼出データ作成手段により作成された呼出データを表示する。メッセージ表示手段は、遊技機の近傍に1対1で対応して設けられている。メッセージ出力手段は、端末機に対する遊技客のメッセージ送信操作に応じて当該端末機から出力されるメッセージ要求信号を入力したときは、呼出データ表示手段に表示された呼出データが示す遊技客が遊技する遊技機に対応したメッセージ表示手段に所定のメッセージを出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2001−223798号公報
【特許文献2】特開2006−163788号公報
【特許文献3】特許第3553014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、携帯電話機等で相手と連絡が取れなくなっても、相手の最新の居場所を予測でき、相手を探す範囲を絞ることができる連絡システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の連絡システムは、第1IDタグと、複数のIDリーダと、管理サーバと、ユーザ端末とを具備している。第1IDタグは、第1ユーザが利用するために予め発行され、自己を識別する第1IDを保持する。複数のIDリーダは、それぞれ複数の設置場所に設置され、自己を識別するIDリーダ識別子を保持する。複数のIDリーダは、第1ユーザに携帯される第1IDタグと自己との距離が所定距離であるときに、第1IDタグから第1IDを読み取り、第1IDと、IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信する。管理サーバは、複数のIDリーダとネットワークを介して接続されている。ユーザ端末は、第1ユーザにより第1IDが予め通知された第2ユーザに利用され、管理サーバとインターネットを介して接続されている。
管理サーバは、IDリーダチェック一覧テーブルと、IDリーダ設置場所テーブルとを具備している。IDリーダ設置場所テーブルには、複数のIDリーダの各々のIDリーダ識別子と複数の設置場所の各々を表すIDリーダ設置場所名とが対応付けて格納されている。
まず、位置登録処理が実行される。管理サーバは、複数のIDリーダのうちの、第1IDタグと通信したIDリーダ群からの第1IDとIDリーダ識別子とチェック時間とを時系列に受信し、それらを時系列にIDリーダチェック一覧テーブルに格納する。
次に、位置確認処理が実行される。ユーザ端末は、第1IDを含む検索要求を管理サーバに送信する。管理サーバは、ユーザ端末からの検索要求を受信し、IDリーダチェック一覧テーブルに格納されたIDリーダ識別子の中から、検索要求に含まれる第1IDに対応するIDリーダ群のIDリーダ識別子とチェック時間とを読み出す。管理サーバは、IDリーダ設置場所テーブルに格納されたIDリーダ設置場所名の中から、IDリーダ群のIDリーダ識別子に対応するIDリーダ設置場所名群を読み出し、第1IDとIDリーダ設置場所名群とチェック時間とを時系列で表す検索結果をユーザ端末に送信する。
【0011】
本発明の連絡システムは、更に、複数のメッセージ表示部と、第2IDタグとを具備している。複数のメッセージ表示部は、それぞれ複数の設置場所に設置され、それぞれ複数のIDリーダに接続されている。第2IDタグは、第2ユーザが利用するために予め発行され、自己を識別する第2IDを保持する。管理サーバは、メッセージ一覧テーブルを更に具備している。
まず、メッセージ入力処理が実行される。ユーザ端末は、あて先IDとして第1IDと、送り主IDとして第2IDと、第1ユーザへのメッセージとして第1ユーザ宛メッセージとを含むメッセージ入力要求を管理サーバに送信する。管理サーバは、ユーザ端末からのメッセージ入力要求を受信し、メッセージ入力要求に含まれる第1IDと送り主IDと第1ユーザ宛メッセージと、そのときの時刻を表すメッセージ登録時間とをメッセージ一覧テーブルに格納する。
次に、位置登録処理とメッセージ通知処理とが実行される。第1ユーザに携帯される第1IDタグと、複数のIDリーダのうちの1つのIDリーダとの距離が所定距離であるときに、1つのIDリーダは、第1IDタグから第1IDを読み取り、IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信する。管理サーバは、上記1つのIDリーダからの第1IDとIDリーダ識別子とチェック時間とを受信し、それらをIDリーダチェック一覧テーブルに格納する。管理サーバは、メッセージ一覧テーブルに格納されたメッセージの中から、メッセージ登録時間が最新の時刻であり、且つ、第1IDに対応する第1ユーザ宛メッセージを選択し、第1ユーザ宛メッセージを上記1つのIDリーダに送信する。上記1つのIDリーダは、複数のメッセージ表示部のうちの、1つのIDリーダに接続されたメッセージ表示部に第1ユーザ宛メッセージを表示する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の連絡システムは、位置登録処理が実行されることにより、第1ユーザから居場所の連絡が時系列で行われるため、位置確認処理が実行されることにより、第2ユーザは、第1ユーザ(相手)が最近どの場所にいたかを確認することができる。これにより、携帯電話機等で相手と連絡が取れなくなっても、相手が移動した形跡から最新の居場所を予測でき、相手を探す範囲を絞ることができる。
【0013】
本発明の連絡システムは、メッセージ入力処理が実行されることにより、第2ユーザは、第1ユーザ(相手)にメッセージを送ることができるため、位置登録処理、メッセージ通知処理が実行されることにより、相手は、IDがチェックされるときにその場所から目に付きやすい位置でメッセージを確認することができる。したがって、携帯電話機等で相手と連絡が取れなくなっても、相手に対してメッセージを送ることにより、それで待ち合わせをしたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の実施形態による連絡システムの構成を示している。
【図2】図2は、複数のIDリーダ2−1〜2−6の各々の構成を示している。
【図3】図3は、ユーザ端末5の構成を示している。
【図4】図4は、管理サーバ4の構成を示している。
【図5】図5は、ユーザ一覧テーブル46を示している。
【図6】図6は、IDリーダチェック一覧テーブル47を示している。
【図7】図7は、メッセージ一覧テーブル48を示している。
【図8】図8は、IDリーダ設置場所テーブル49を示している。
【図9】図9は、IDリーダ2−1から管理サーバ4に送信されるID、IDリーダ識別子、チェック時間を示している。
【図10】図10は、ログイン画面61を示している。
【図11】図11は、検索入力画面62を示している。
【図12】図12は、検索結果画面63を示している。
【図13】図13は、メッセージ入力画面64を示している。
【図14】図14は、メッセージ表示部3−4に表示されるメッセージを示している。
【図15】図15は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、位置登録・メッセージ通知処理を示すフローチャートである。
【図16】図16は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、認証処理を示すフローチャートである。
【図17】図17は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、位置確認処理を示すフローチャートである。
【図18】図18は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、メッセージ入力処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態による連絡システムについて詳細に説明する。
【0016】
[構成]
図1は、本発明の実施形態による連絡システムの構成を示している。本発明の実施形態による連絡システムは、第1IDタグ1−1と、第2IDタグ1−2と、複数のIDリーダと、複数のメッセージ表示部と、管理サーバ4と、ユーザ端末5とを具備している。
【0017】
第1IDタグ1−1は、自己を識別する第1IDを保持している。この第1IDタグ1−1は、第1ユーザAが利用するために、管理サーバ4を管理する管理業者によって予め発行される。また、第1IDは、管理業者によって第1ユーザAに予め通知される。
【0018】
第2IDタグ1−2は、自己を識別する第2IDを保持している。この第2IDタグ1−2は、第2ユーザBが利用するために、管理業者によって予め発行される。また、第2IDは、管理業者によって第2ユーザBに予め通知される。
【0019】
第1IDタグ1−1、第2IDタグ1−2は、IDを保持するICチップ搭載のカードでも、IDとしてバーコードやQRコード等を用いてワッペンやバッジ等の形状でもよい。
【0020】
複数のIDリーダは6個存在するものとし、これらを複数のIDリーダ2−1〜2−6と称する。複数のIDリーダ2−1〜2−6は、それぞれ複数の設置場所8−1〜8−6に設置され、自己を識別するIDリーダ識別子を保持している。複数のIDリーダ2−1〜2−6は、例えば第1ユーザAに携帯される第1IDタグ1−1と自己との距離が所定距離であるときに、第1IDタグ1−1から第1IDを読み取り、IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信する。
【0021】
複数のメッセージ表示部は6個存在するものとし、これらを複数のメッセージ表示部3−1〜3−6と称する。複数のメッセージ表示部3−1〜3−6は、それぞれ複数の設置場所8−1〜8−6に設置され、それぞれ複数のIDリーダ2−1〜2−6に接続されている。
【0022】
複数のIDリーダ2−1〜2−6と複数のメッセージ表示部3−1〜3−6は、スキー場に設けられているものとする。この場合、第1IDタグ1−1、第2IDタグ1−2はリフト券として使われるものとする。
【0023】
管理サーバ4は、複数のIDリーダ2−1〜2−6とネットワーク6を介して接続されている。
【0024】
ユーザ端末5は、例えば第2ユーザBに利用され、管理サーバ4とインターネット7を介して接続されている。インターネット7ではWebページが使用される。
【0025】
第1ユーザA、第2ユーザBは、互いにIDを教えあっているものとする。即ち、第1ユーザAには、第2ユーザBにより第2IDが予め通知されているものとする。第2ユーザBには、第1ユーザAにより第1IDが予め通知されているものとする。
【0026】
図2は、複数のIDリーダ2−1〜2−6の各々の構成を示している。IDリーダ2−j(j=1、2、…、6)は、コンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)20と、記録媒体である記憶部21とを具備している。記憶部21には、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム22と上述のIDリーダ識別子とが記憶されている。CPU20は、起動時などに記憶部21からコンピュータプログラム22を読み取って実行する。
【0027】
図3は、ユーザ端末5の構成を示している。ユーザ端末5は、パーソナルコンピュータ又は携帯電話機等のモバイル端末であり、CPU50と、記録媒体である記憶部51と、入力部54と、表示部55とを具備している。記憶部51には、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム52が記憶されている。CPU50は、起動時などに記憶部51からコンピュータプログラム52を読み取って実行する。
【0028】
図4は、管理サーバ4の構成を示している。管理サーバ4は、コンピュータであり、CPU40と、記録媒体である記憶部41とを具備している。記憶部41には、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム42とデータベース45とが記憶されている。CPU40は、起動時などに記憶部41からコンピュータプログラム42を読み取って実行する。
【0029】
データベース45は、ユーザ一覧テーブル46、IDリーダチェック一覧テーブル47、メッセージ一覧テーブル48、IDリーダ設置場所テーブル49を含んでいる。
【0030】
図5は、ユーザ一覧テーブル46を示している。ユーザ一覧テーブル46には、複数のユーザA、B、…と、複数のID“0000000a1”、“0000000a2”、…と、複数のユーザにより予め決定された複数のパスワード“a1a1”、“pass”、…とが対応付けられて格納されている。ここで、ID“0000000a1”を第1IDと称し、ID“0000000a2”を第2IDと称する。
【0031】
図6は、IDリーダチェック一覧テーブル47を示している。IDリーダチェック一覧テーブル47には、後述のID、IDリーダ識別子、チェック時間が格納される。
【0032】
図7は、メッセージ一覧テーブル48を示している。メッセージ一覧テーブル48には、後述のあて先ID、送り主ID、メッセージ登録時間、メッセージが格納される。
【0033】
図8は、IDリーダ設置場所テーブル49を示している。IDリーダ設置場所テーブル49には、複数のIDリーダ2−1〜2−6の各々のIDリーダ識別子と複数の設置場所8−1〜8−6の各々を表すIDリーダ設置場所名とが対応付けられて格納されている。ここで、複数のIDリーダ2−1〜2−6のIDリーダ識別子をそれぞれIDリーダ識別子“aa01”〜“aa06”と称する。また、複数の設置場所8−1〜8−6は、それぞれ第1〜3リフトの乗り場、第1、2レストランの入口、休憩所の入口であるものとする。この場合、複数の設置場所8−1〜8−6のIDリーダ設置場所名をそれぞれIDリーダ設置場所名“1〜3番乗り場”、“第1、2レストラン”、“休憩所”と称する。
【0034】
[動作]
図15は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、位置登録・メッセージ通知処理を示すフローチャートである。
【0035】
まず、位置登録処理が実行される。
【0036】
例えば、第1ユーザAは、第1IDタグ1−1を携帯しながら、第1リフトに移動し、その後に第2リフトに移動したものとする。この場合、IDリーダ2−1のCPU20は、第1ユーザAに携帯される第1IDタグ1−1と自己との距離が所定距離であるときに、第1IDタグ1−1から第1ID“0000000a1”を読み取り(ステップS1)、図9に示されるように、第1ID“0000000a1”と、IDリーダ識別子“aa01”と、そのときの時刻を表すチェック時間“12:30”とを送信する(ステップS2)。IDリーダ2−2のCPU20は、第1ユーザAに携帯される第1IDタグ1−1と自己との距離が所定距離であるときに、第1IDタグ1−1から第1ID“0000000a1”を読み取り(ステップS1)、第1ID“0000000a1”と、IDリーダ識別子“aa02”と、そのときの時刻を表すチェック時間“12:45”とを送信する(ステップS2)。
【0037】
管理サーバ4のCPU40は、複数のIDリーダ2−1〜2−6のうちの、第1IDタグ1−1と通信したIDリーダ群2−1、2−2からの第1ID“0000000a1”とIDリーダ識別子“aa01”、“aa02”とチェック時間“12:30”、“12:45”とを時系列に受信し、それらを時系列にIDリーダチェック一覧テーブル47に格納する(ステップS3)。
【0038】
次に、メッセージ通知処理が実行される。
【0039】
CPU40は、メッセージ一覧テーブル48を参照して、第1ユーザA宛のメッセージがあるか否かを確認する(ステップS4)。第1ユーザA宛のメッセージがない場合、メッセージ通知処理が終了する(ステップS4−NO、S6−NO)。
【0040】
図16は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、認証処理を示すフローチャートである。
【0041】
ユーザ端末5のCPU50は、第2ユーザBの入力部54の操作により、管理サーバ4にログイン要求を管理サーバ4に送信する(ステップS11)。
【0042】
管理サーバ4のCPU40は、ログイン要求に応じて、図10に示されるように、ID入力欄とパスワード入力欄とを含むログイン画面61を表すデータを送信する(ステップS12)。
【0043】
ユーザ端末5のCPU50は、ログイン画面61を表示部55に表示する。CPU50は、第2ユーザBの入力部54の操作により、ログイン画面61のID入力欄、パスワード入力欄にそれぞれ第2ID“0000000a2”、第2ユーザBのパスワード“pass”を入力し、ID入力欄、パスワード入力欄にそれぞれ入力された第2ID“0000000a2”、第2ユーザBのパスワード“pass”を管理サーバ4に送信する(ステップS13)。
【0044】
管理サーバ4のCPU40は、ユーザ端末5からの第2ID“0000000a2”と第2ユーザBのパスワード“pass”とがユーザ一覧テーブル46に対応付けられて格納されていないとき(ステップS14−NO)、無視するか、エラーを表す旨をユーザ端末5に通知する。
【0045】
一方、管理サーバ4のCPU40は、ユーザ端末5からの第2ID“0000000a2”と第2ユーザBのパスワード“pass”とがユーザ一覧テーブル46に対応付けられて格納されているとき(ステップS14−YES)、ユーザ端末5と管理サーバ4との通信を許可する認証結果を送信する。即ち、認証結果としてユーザ端末5に対してログインを許可する(ステップS15)。
【0046】
図17は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、位置確認処理を示すフローチャートである。
【0047】
ユーザ端末5のCPU50は、管理サーバ4にログインしているとき、第2ユーザBの入力部54の操作により、検索入力画面要求を管理サーバ4に送信する(ステップS21)。
【0048】
管理サーバ4のCPU40は、検索入力画面要求に応じて、図11に示されるように、検索ID入力欄を含む検索入力画面62を表すデータを送信する(ステップS22)。
【0049】
ユーザ端末5のCPU50は、検索入力画面62を表示部55に表示する。CPU50は、第2ユーザBの入力部54の操作により、検索入力画面62の検索ID入力欄に第1ID“0000000a1”を入力し、検索ID入力欄に入力された第1ID“0000000a1”を含む検索要求を管理サーバ4に送信する(ステップS23)。
【0050】
管理サーバ4のCPU40は、ユーザ端末5からの検索要求を受信する。CPU40は、IDリーダチェック一覧テーブル47に格納されたIDリーダ識別子の中から、検索要求に含まれる第1ID“0000000a1”に対応するIDリーダ群2−1、2−2のIDリーダ識別子“aa01”、“aa02”とチェック時間“12:30”、“12:45”とを読み出す。CPU40は、IDリーダ設置場所テーブル49に格納されたIDリーダ設置場所名“1〜3番乗り場”、“第1、2レストラン”、“休憩所”の中から、IDリーダ群2−1、2−2のIDリーダ識別子“aa01”、“aa02”に対応するIDリーダ設置場所名群“1番乗り場”、“2番乗り場”を読み出す。図12に示されるように、CPU40は、第1ID“0000000a1”とIDリーダ設置場所名群“1番乗り場”、“2番乗り場”とチェック時間“12:30”、“12:45”とを時系列で表す検索結果として検索結果画面63を生成する。CPU40は、検索結果画面63を表すデータをユーザ端末5に送信する(ステップS24)。
【0051】
ユーザ端末5のCPU50は、検索結果画面63を表示部55に表示する(ステップS25)。
【0052】
図18は、本発明の実施形態による連絡システムの動作として、メッセージ入力処理を示すフローチャートである。
【0053】
ユーザ端末5のCPU50は、管理サーバ4にログインしているとき、第2ユーザBの入力部54の操作により、メッセージ入力画面要求を管理サーバ4に送信する(ステップS31)。
【0054】
管理サーバ4のCPU40は、メッセージ入力画面要求に応じて、図13に示されるように、あて先ID入力欄とメッセージ入力欄とを含むメッセージ入力画面64を表すデータを送信する(ステップS32)。
【0055】
ユーザ端末5のCPU50は、メッセージ入力画面64を表示部55に表示する。CPU50は、第2ユーザBの入力部54の操作により、メッセージ入力画面64のあて先ID入力欄、メッセージ入力欄にそれぞれあて先IDとして第1ID“0000000a1”、第1ユーザAへのメッセージとして第1ユーザ宛メッセージ“○○です。第1レストランに13時までにいきます。”を入力し、あて先ID入力欄、メッセージ入力欄にそれぞれ入力されたあて先ID“0000000a1”、第1ユーザ宛メッセージ“○○です。第1レストランに13時までにいきます。”と、送り主IDとして第2ID“0000000a2”とを含むメッセージ入力要求を管理サーバ4に送信する(ステップS33)。
【0056】
管理サーバ4のCPU40は、ユーザ端末5からのメッセージ入力要求を受信し、メッセージ入力要求に含まれる第1ID“0000000a1”と送り主ID“0000000a2”と第1ユーザ宛メッセージ“○○です。第1レストランに13時までにいきます。”と、そのときの時刻を表すメッセージ登録時間“12:40”とをメッセージ一覧テーブル48に格納する(ステップS34)。
【0057】
ここで、上述の位置登録・メッセージ通知処理が実行される場合について説明する。
【0058】
まず、位置登録処理が実行される。
【0059】
例えば、第1ユーザAは、第1IDタグ1−1を携帯しながら、第1、2リフトに移動した後に第3リフトに移動したものとする。この場合、IDリーダ2−3のCPU20は、第1ユーザAに携帯される第1IDタグ1−1と自己との距離が所定距離であるときに、第1IDタグ1−1から第1ID“0000000a1”を読み取り(ステップS1)、第1ID“0000000a1”と、IDリーダ識別子“aa03”と、そのときの時刻を表すチェック時間“13:00”とを送信する(ステップS2)。
【0060】
管理サーバ4のCPU40は、IDリーダ2−3からの第1ID“0000000a1”とIDリーダ識別子“aa03”とチェック時間“13:00”とを受信し、それらをIDリーダチェック一覧テーブル47に格納する(ステップS3)。
【0061】
次に、メッセージ通知処理が実行される。
【0062】
CPU40は、メッセージ一覧テーブル48を参照して、第1ユーザA宛のメッセージがあるか否かを確認する(ステップS4)。そこで、CPU40は、メッセージ一覧テーブル48に格納されたメッセージの中から、メッセージ登録時間“12:40”が最新の時刻であり、且つ、IDリーダ2−3からの第1ID“0000000a1”に対応する第1ユーザ宛メッセージ“○○です。第1レストランに13時までにいきます。”を選択する。即ち、第1ユーザA宛のメッセージがある(ステップS4−YES)。この場合、CPU40は、第1ユーザ宛メッセージ“○○です。第1レストランに13時までにいきます。”をIDリーダ2−3に送信する(ステップS5)。
【0063】
図14に示されるように、IDリーダ2−3のCPU20は、それに接続されたメッセージ表示部3−4に第1ユーザ宛メッセージ“○○です。第1レストランに13時までにいきます。”を表示する(ステップS6−YES、S7)。
【0064】
[効果]
以上の説明により、本発明の実施形態による連絡システムは、位置登録処理が実行されることにより、第1ユーザから居場所の連絡が時系列で行われるため、位置確認処理が実行されることにより、第2ユーザは、第1ユーザ(相手)が最近どの場所にいたかを確認することができる。これにより、携帯電話機等で相手と連絡が取れなくなっても、相手が移動した形跡から最新の居場所を予測でき、相手を探す範囲を絞ることができる。
【0065】
また、本発明の実施形態による連絡システムは、メッセージ入力処理が実行されることにより、第2ユーザは、第1ユーザ(相手)にメッセージを送ることができるため、位置登録処理、メッセージ通知処理が実行されることにより、相手は、IDがチェックされるときにその場所から目に付きやすい位置でメッセージを確認することができる。したがって、携帯電話機等で相手と連絡が取れなくなっても、相手に対してメッセージを送ることにより、それで待ち合わせをしたりすることができる。
【0066】
[対比]
特開2001−223798号公報に記載された技術(以下、従来技術と称する)では、携帯電話機を利用しないことを特徴としているが、本発明では、携帯電話機を利用することができる。従来技術では、公衆電話機に有料の携帯電話機やパーソナルコンピュータも含まれるが、本発明では、個人の携帯電話機やパーソナルコンピュータ等のインターネットを利用できる端末であれば、有料でなくとも対応できる。従来技術では、管理サーバに対して予めグループ登録を行うことを特徴としているが、その場で新しく仲間ができたときは、グループ登録していないので対応できない。一方、本発明では、相手のIDが分かればよいので、その場で新しく仲間ができたときは、互いにIDを教えあうことにより対応できる。
【符号の説明】
【0067】
1−1 第1IDタグ、
1−2 第2IDタグ、
2−1〜2−6 IDリーダ、
3−1〜3−6 メッセージ表示部、
4 管理サーバ、
5 ユーザ端末、
6 ネットワーク、
7 インターネット、
8−1〜8−6 設置場所、
20 CPU、
21 記憶部、
22 コンピュータプログラム、
40 CPU、
41 記憶部、
42 コンピュータプログラム、
45 データベース、
46 ユーザ一覧テーブル、
47 IDリーダチェック一覧テーブル、
48 メッセージ一覧テーブル、
49 IDリーダ設置場所テーブル、
50 CPU、
51 記憶部、
52 コンピュータプログラム、
54 入力部、
55 表示部、
61 ログイン画面、
62 検索入力画面、
63 検索結果画面、
64 メッセージ入力画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザが利用するために予め発行され、自己を識別する第1IDを保持する第1IDタグと、
それぞれ複数の設置場所に設置され、自己を識別するIDリーダ識別子を保持し、前記第1ユーザに携帯される前記第1IDタグと自己との距離が所定距離であるときに、前記第1IDタグから前記第1IDを読み取り、前記第1IDと、前記IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信する複数のIDリーダと、
前記複数のIDリーダとネットワークを介して接続された管理サーバと、
前記第1ユーザにより前記第1IDが予め通知された第2ユーザに利用され、前記管理サーバとインターネットを介して接続され、前記第1IDを含む検索要求を前記管理サーバに送信するユーザ端末と
を具備し、
前記管理サーバは、
IDリーダチェック一覧テーブルと、
前記複数のIDリーダの各々の前記IDリーダ識別子と前記複数の設置場所の各々を表すIDリーダ設置場所名とを対応付けるIDリーダ設置場所テーブルと
を具備し、
前記複数のIDリーダのうちの、前記第1IDタグと通信したIDリーダ群からの前記第1IDと前記IDリーダ識別子と前記チェック時間とを時系列に受信し、それらを時系列に前記IDリーダチェック一覧テーブルに格納し、
前記ユーザ端末からの前記検索要求を受信し、前記IDリーダチェック一覧テーブルに格納されたIDリーダ識別子の中から、前記検索要求に含まれる前記第1IDに対応する前記IDリーダ群の前記IDリーダ識別子と前記チェック時間とを読み出し、前記IDリーダ設置場所テーブルに格納されたIDリーダ設置場所名の中から、前記IDリーダ群の前記IDリーダ識別子に対応するIDリーダ設置場所名群を読み出し、前記第1IDと前記IDリーダ設置場所名群と前記チェック時間とを時系列で表す検索結果を前記ユーザ端末に送信する
連絡システム。
【請求項2】
それぞれ前記複数の設置場所に設置され、それぞれ前記複数のIDリーダに接続された複数のメッセージ表示部と、
前記第2ユーザが利用するために予め発行され、自己を識別する第2IDを保持する第2IDタグと
を更に具備し、
前記管理サーバは、
メッセージ一覧テーブル
を更に具備し、
前記ユーザ端末は、あて先IDとして前記第1IDと、送り主IDとして前記第2IDと、第1ユーザへのメッセージとして第1ユーザ宛メッセージとを含むメッセージ入力要求を前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記ユーザ端末からの前記メッセージ入力要求を受信し、前記メッセージ入力要求に含まれる前記第1IDと前記送り主IDと前記第1ユーザ宛メッセージと、そのときの時刻を表すメッセージ登録時間とを前記メッセージ一覧テーブルに格納し、
前記第1ユーザに携帯される前記第1IDタグと、前記複数のIDリーダのうちの1つのIDリーダとの距離が所定距離であるときに、前記1つのIDリーダは、前記第1IDタグから前記第1IDを読み取り、前記IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信し、
前記管理サーバは、
前記1つのIDリーダからの前記第1IDと前記IDリーダ識別子と前記チェック時間とを受信し、それらを前記IDリーダチェック一覧テーブルに格納し、
前記メッセージ一覧テーブルに格納されたメッセージの中から、前記メッセージ登録時間が最新の時刻であり、且つ、前記第1IDに対応する前記第1ユーザ宛メッセージを選択し、
前記第1ユーザ宛メッセージを前記1つのIDリーダに送信し、
前記1つのIDリーダは、前記複数のメッセージ表示部のうちの、前記1つのIDリーダに接続されたメッセージ表示部に前記第1ユーザ宛メッセージを表示する
請求項1に記載の連絡システム。
【請求項3】
前記管理サーバは、
複数のユーザと、複数のIDと、前記複数のユーザにより予め決定された複数のパスワードとを対応付けるユーザ一覧テーブル
を更に具備し、
前記ユーザ端末は、前記第2IDと、前記第2ユーザのパスワードとを前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記ユーザ端末からの前記第2IDと前記第2ユーザのパスワードとが前記ユーザ一覧テーブルに対応付けられて格納されているとき、前記ユーザ端末と前記管理サーバとの通信を許可する認証結果を送信する
請求項2に記載の連絡システム。
【請求項4】
前記ユーザ端末は、前記管理サーバにログイン要求を前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記ログイン要求に応じて、ID入力欄とパスワード入力欄とを含むログイン画面を表すデータを送信し、
前記ユーザ端末は、前記ログイン画面の前記ID入力欄、前記パスワード入力欄にそれぞれ前記第2ID、前記第2ユーザのパスワードを入力し、前記ID入力欄、前記パスワード入力欄にそれぞれ入力された前記第2ID、前記第2ユーザのパスワードを前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記ユーザ端末からの前記第2IDと前記第2ユーザのパスワードとが前記ユーザ一覧テーブルに対応付けられて格納されているとき、前記認証結果として前記ユーザ端末に対してログインを許可する
請求項3に記載の連絡システム。
【請求項5】
前記ユーザ端末は、前記管理サーバにログインしているとき、検索入力画面要求を前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記検索入力画面要求に応じて、検索ID入力欄を含む検索入力画面を表すデータを送信し、
前記ユーザ端末は、前記検索入力画面の前記検索ID入力欄に前記第1IDを入力し、前記検索ID入力欄に入力された前記第1IDを含む前記検索要求を前記管理サーバに送信する
請求項4に記載の連絡システム。
【請求項6】
前記ユーザ端末は、前記管理サーバにログインしているとき、メッセージ入力画面要求を前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記メッセージ入力画面要求に応じて、あて先ID入力欄とメッセージ入力欄とを含むメッセージ入力画面を表すデータを送信し、
前記ユーザ端末は、前記メッセージ入力画面の前記あて先ID入力欄、メッセージ入力欄にそれぞれ前記あて先IDとして前記第1ID、前記第1ユーザへのメッセージとして前記第1ユーザ宛メッセージを入力し、前記あて先ID入力欄、メッセージ入力欄にそれぞれ入力された前記あて先ID、前記第1ユーザ宛メッセージと、前記送り主IDとして前記第2IDとを含む前記メッセージ入力要求を前記管理サーバに送信する
請求項4又は5に記載の連絡システム。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の連絡システムに適用される管理サーバ。
【請求項8】
請求項1〜6のいずれかに記載の連絡システムに適用されるユーザ端末。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の連絡システムに適用されるIDリーダ。
【請求項10】
それぞれ複数の設置場所に設置され、自己を識別するIDリーダ識別子を保持する複数のIDリーダが、第1ユーザに携帯される第1IDタグと自己との距離が所定距離であるときに、前記第1IDタグから第1IDを読み取るステップと、前記第1IDタグは、前記第1ユーザが利用するために予め発行され、自己を識別する前記第1IDを保持し、
前記複数のIDリーダが、前記第1IDと、前記IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信するステップと、
前記複数のIDリーダとネットワークを介して接続された管理サーバが、前記複数のIDリーダのうちの、前記第1IDタグと通信したIDリーダ群からの前記第1IDと前記IDリーダ識別子と前記チェック時間とを時系列にIDリーダチェック一覧テーブルに格納するステップと、
前記第1ユーザにより前記第1IDが予め通知された第2ユーザに利用され、前記管理サーバとインターネットを介して接続されたユーザ端末が、前記第1IDを含む検索要求を前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記IDリーダチェック一覧テーブルを参照して、前記検索要求に含まれる前記第1IDに対応する前記IDリーダ群の前記IDリーダ識別子と前記チェック時間とを読み出すステップと、
前記管理サーバが、前記複数のIDリーダの各々の前記IDリーダ識別子と前記複数の設置場所の各々を表すIDリーダ設置場所名とを対応付けるIDリーダ設置場所テーブルを参照して、前記IDリーダ群の前記IDリーダ識別子に対応するIDリーダ設置場所名群を読み出すステップと、
前記管理サーバが、前記第1IDと前記IDリーダ設置場所名群と前記チェック時間とを時系列で表す検索結果を前記ユーザ端末に送信するステップと
を具備する連絡方法。
【請求項11】
前記ユーザ端末が、あて先IDとして前記第1IDと、送り主IDとして第2IDと、第1ユーザへのメッセージとして第1ユーザ宛メッセージとを含むメッセージ入力要求を前記管理サーバに送信するステップと、第2IDタグは、前記第2ユーザが利用するために予め発行され、自己を識別する前記第2IDを保持し、
前記管理サーバが、前記メッセージ入力要求に含まれる前記第1IDと前記送り主IDと前記第1ユーザ宛メッセージと、そのときの時刻を表すメッセージ登録時間とをメッセージ一覧テーブルに格納するステップと、
前記第1ユーザに携帯される前記第1IDタグと、前記複数のIDリーダのうちの1つのIDリーダとの距離が所定距離であるときに、前記1つのIDリーダが、前記第1IDタグから前記第1IDを読み取るステップと、
前記1つのIDリーダが、前記IDリーダ識別子と、そのときの時刻を表すチェック時間とを送信するステップと、
前記管理サーバが、前記1つのIDリーダからの前記第1IDと前記IDリーダ識別子と前記チェック時間とを前記IDリーダチェック一覧テーブルに格納するステップと、
前記管理サーバが、前記メッセージ一覧テーブルに格納されたメッセージの中から、前記メッセージ登録時間が最新の時刻であり、且つ、前記第1IDに対応する前記第1ユーザ宛メッセージを選択するステップと、
前記管理サーバが、前記第1ユーザ宛メッセージを前記1つのIDリーダに送信するステップと、複数のメッセージ表示部は、それぞれ前記複数の設置場所に設置され、それぞれ前記複数のIDリーダに接続され、
前記1つのIDリーダが、前記複数のメッセージ表示部のうちの、前記1つのIDリーダに接続されたメッセージ表示部に前記第1ユーザ宛メッセージを表示するステップと
を更に具備する請求項10に記載の連絡方法。
【請求項12】
前記ユーザ端末が、前記第2IDと、前記第2ユーザのパスワードとを前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、複数のユーザと、複数のIDと、前記複数のユーザにより予め決定された複数のパスワードとを対応付けるユーザ一覧テーブルを参照して、前記ユーザ端末からの前記第2IDと前記第2ユーザのパスワードとが前記ユーザ一覧テーブルに対応付けられて格納されているとき、前記ユーザ端末と前記管理サーバとの通信を許可する認証結果を送信するステップと
を更に具備する請求項11に記載の連絡方法。
【請求項13】
前記ユーザ端末が、前記管理サーバにログイン要求を前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記ログイン要求に応じて、ID入力欄とパスワード入力欄とを含むログイン画面を表すデータを送信するステップと、
前記ユーザ端末が、前記ログイン画面の前記ID入力欄、前記パスワード入力欄にそれぞれ前記第2ID、前記第2ユーザのパスワードを入力し、前記ID入力欄、前記パスワード入力欄にそれぞれ入力された前記第2ID、前記第2ユーザのパスワードを前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記ユーザ端末からの前記第2IDと前記第2ユーザのパスワードとが前記ユーザ一覧テーブルに対応付けられて格納されているとき、前記認証結果として前記ユーザ端末に対してログインを許可するステップと
を更に具備する請求項12に記載の連絡方法。
【請求項14】
前記ユーザ端末が、前記管理サーバにログインしているとき、検索入力画面要求を前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記検索入力画面要求に応じて、検索ID入力欄を含む検索入力画面を表すデータを送信するステップと、
前記ユーザ端末が、前記検索入力画面の前記検索ID入力欄に前記第1IDを入力するステップと、
前記ユーザ端末が、前記検索ID入力欄に入力された前記第1IDを含む前記検索要求を前記管理サーバに送信するステップと
を更に具備する請求項13に記載の連絡方法。
【請求項15】
前記ユーザ端末が、前記管理サーバにログインしているとき、メッセージ入力画面要求を前記管理サーバに送信するステップと、
前記管理サーバが、前記メッセージ入力画面要求に応じて、あて先ID入力欄とメッセージ入力欄とを含むメッセージ入力画面を表すデータを送信するステップと、
前記ユーザ端末が、前記メッセージ入力画面の前記あて先ID入力欄、メッセージ入力欄にそれぞれ前記あて先IDとして前記第1ID、前記第1ユーザへのメッセージとして前記第1ユーザ宛メッセージを入力するステップと、
前記ユーザ端末が、前記あて先ID入力欄、メッセージ入力欄にそれぞれ入力された前記あて先ID、前記第1ユーザ宛メッセージと、前記送り主IDとして前記第2IDとを含む前記メッセージ入力要求を前記管理サーバに送信するステップと
を更に具備する請求項13又は14に記載の連絡方法。
【請求項16】
請求項10〜15のいずれかに記載の連絡方法の前記管理サーバが実行する各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項17】
請求項10〜15のいずれかに記載の連絡方法の前記ユーザ端末が実行する各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項18】
請求項10又は11に記載の連絡方法の前記IDリーダが実行する各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2010−212816(P2010−212816A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−54263(P2009−54263)
【出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】