説明

遊技場用システム

【課題】遊技者が複数の記録媒体を所持する場合であっても、遊技者の利便性を損なわないようにする。
【解決手段】遊技者が認証媒体として会員カードと携帯電話とを選択的に利用する場合に会員カードを優先して受付状態とする。各台再プレイ機4にて会員カードの受付状態の解除を忘れて別の各台再プレイ機4にて携帯電話を受付けた場合には、その携帯電話の受付が拒絶され、新たに携帯電話の受付状態を解除することなく会員カードの受付状態の解除に赴くことができ、各台再プレイ機4にて携帯電話を受付状態としたまま、別の各台再プレイ機4にて会員カードを受付けた場合には、携帯電話の受付状態が解除され、そのまま会員カードを受付状態としてサービスを利用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1人の遊技者が所持する複数の記録媒体を受付けて、各種の会員サービスを提供する遊技場用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
遊技場では所謂会員カード(以下、カードと称する)にて認証を行って所謂貯玉や再プレイ等の会員サービス(以下、サービスと称する)を提供しているが、近年では携帯電話の普及が進んでいること、カードを忘れて来店した遊技者やカードを持ち歩くことを嫌う遊技者がいること等を考慮して、携帯電話に会員ID(以下、IDと称する)を対応付け、カードと携帯電話という複数の記録媒体(認証媒体)の何れによってもサービス端末(以下、端末と称する)における受付(会員認証)を可能とし、サービスを提供するようにしている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−89381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、遊技者の利便性を考慮すると、サービスを受ける際の受付として、カードにて受付する場合には、カードを端末に挿入し、サービス利用中はIDが読取り可能な(カード挿入)状態を継続させる一方、携帯電話にて受付する場合には、例えばフェリカ等の機能を利用して一時的にIDを読取可能な状態として認証すれば、その後は例えば終了釦を押下する等の終了条件が成立するまでIDが読取り不能であってもサービスを利用可能とすることが望ましい。
【0005】
さて、上述したように遊技者が複数の記録媒体を所持する場合等、複数のIDを選択的に認証する場合であっても、サービスの1つである貯玉数のデータ更新や遊技者の居場所の管理等を考慮すると、1つのIDに対して同時期に異なる端末にて重複してサービスを提供することは望ましくない。この場合、記録媒体の受付順にて有効か否かを判定すれば良いとも考えられるが、先優先とした場合には、携帯電話にて受付けた後に終了条件の成立を忘れて次の端末にて受付しようとすると、終了条件を成立させるために前の端末へと戻る必要があるし、後優先とした場合には、カードにて受付けた後にカードを端末に挿入したまま次の端末にて受付しようとすると、後の受付を取消して排出されるカードを取りに前の端末へと戻る必要が生ずるといったように、今一歩、遊技者の利便性を高めることが難しい。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、1人の遊技者が複数の記録媒体を所持する場合であっても、遊技者の利便性を損なうことなく、好適に会員サービスを利用可能とする遊技場用システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載した発明は、遊技場の会員である遊技者を特定するための識別情報として、遊技場の会員となった場合に配布される第1記録媒体により特定可能である第1識別情報を管理する会員管理手段と、前記第1識別情報を特定可能に前記第1記録媒体を受付けることで前記第1識別情報を受付状態とし、その特定可能な状態、又はその特定可能な状態へと復帰可能な状態である保持状態に前記第1記録媒体を保持する一方、その保持状態を解除することである第1終了条件が成立するまで前記第1識別情報の受付状態を継続する複数の第1受付手段と、前記第1受付手段に対応して設けられ、前記第1識別情報に対応付けられた第2識別情報を特定することで前記第2識別情報を受付状態とし、前記第1終了条件とは異なる第2終了条件が成立するまで前記第2識別情報の受付状態を継続する第2受付手段と、前記第1受付手段、及び前記第2受付手段に対応して設けられ、前記第1識別情報、及び前記第2識別情報のうち何れかが受付状態である場合に、会員である遊技者に対して会員サービスを提供するためのサービス提供処理を行うサービス提供手段と、前記第1受付手段により前記第1識別情報が特定された場合に、当該第1識別情報に対応付けられた前記第2識別情報が受付状態であるか否かを判定する第1判定処理を行う第1判定手段と、前記第1判定処理により前記第2識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、前記第2終了条件が成立したとして当該第2識別情報の受付状態を終了させる一方、当該第1識別情報の受付を許容する第1受付関連処理を行う第1受付関連処理手段と、前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定された場合に、当該第2識別情報に対応付けられた前記第1識別情報が受付状態であるか否かを判定する第2判定処理を行う第2判定手段と、前記第2判定処理により前記第1識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、当該第2識別情報の受付を許容しない第2受付関連処理を行う第2受付関連処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載した発明は、前記会員管理手段は、会員である遊技者が遊技により獲得した遊技価値であり、遊技場へと預入れた貯蓄遊技価値を前記第1識別情報に対応付けて管理し、前記第2判定手段は、前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定された場合に、当該第2受付手段にて前記第2識別情報が受付状態とされているか否かを判定し、受付状態とされている場合には、その受付状態にある第2識別情報と、当該特定された前記第2識別情報とが一致しているか否かを判定する第3判定処理を行う一方、当該特定された第2識別情報が、当該第2受付手段とは異なる前記第2受付手段にて受付状態とされているか否かを判定する第4判定処理を行い、前記会員サービスは、前記貯蓄遊技価値を対価として徴収する対価徴収サービスを少なくとも含み、前記サービス提供手段は、前記対価徴収サービスを提供するためのサービス提供処理を行う場合に、前記第1識別情報が受付状態であれば、新たな前記第1判定処理を条件とすることなく当該サービス提供処理を行う一方、前記第2識別情報が受付状態であれば、前記第3判定処理により一致しているとの判定結果を得ることを条件として当該サービス提供処理を、その第2識別情報に対応する前記第1識別情報に対応した前記貯蓄遊技価値を対価として徴収することにより行い、前記第2受付関連処理手段は、前記第4判定処理により前記異なる第2受付手段にて受付状態とされているとの判定結果を得た場合に、当該受付状態としている前記第2受付手段における前記第2終了条件が成立したとして当該第2識別情報の受付状態を終了させる一方、前記第2識別情報を読取った前記第2受付手段における前記第2識別情報の受付を許容する第3受付関連処理を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載した発明は、前記第2判定手段は、前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定された場合に、当該第2受付手段にて前記第2識別情報が受付状態とされているか否かを判定する一方、受付状態とされている場合には、その受付状態にある第2識別情報と、当該特定された前記第2識別情報とが一致しているか否かを判定する第3判定処理を行い、前記第2受付関連処理手段は、前記第3判定処理により一致していないとの判定結果を得た場合に、当該受付状態としている前記第2受付手段における前記第2終了条件が成立したとして当該第2識別情報の受付状態を終了させる一方、当該特定された第2識別情報の受付を許容する第4受付関連処理を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載した発明は、前記第2受付関連処理手段は、前記第2判定処理により前記第1識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、当該受付状態としている前記第1受付手段に対応した前記サービス提供処理、及び当該受付状態としている前記第1受付手段による前記保持状態の解除のうち、少なくとも一方を抑制する抑制処理を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載した発明は、前記第2判定手段は、前記第2判定処理により前記第1識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、その第1識別情報を受付状態としている前記第1受付手段が、当該第2受付手段に対応しているか否かを判定する第5判定処理を行い、前記第2受付関連処理手段は、前記抑制処理を行っている状態で、前記第5判定処理により前記第2受付手段に対応しているとの判定結果を得た場合には当該抑制処理を解除することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載した発明は、前記サービス提供手段は、対応する前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定されることにより前記抑制処理が行われた場合に、当該抑制処理に対応する前記サービス提供手段、及び前記第1受付手段の少なくとも一方の所在を特定可能な情報を表示する表示画面を表示し、前記第2受付関連処理手段は、前記抑制処理を行った場合に、前記サービス提供手段により表示される表示画面を操作することを条件として当該抑制処理を解除することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載した発明によれば、遊技者が複数の識別情報(ID)を選択的に利用する場合であっても1つの識別情報だけを有効にすることができると共に、所謂会員カードのような受付中に保持状態を前提とする第1記録媒体の第1識別情報を優先して受付状態とし、第1記録媒体の保持状態の解除を忘れて他の第2受付手段にて第2識別情報を受付けた場合には、その第2識別情報の受付が拒絶されるので、第2識別情報の受付に伴う会員サービス等の他の遊技者による利用や複数の遊技機を1人の遊技者が遊技しているとの認識を防止するため、新たに第2識別情報の受付状態を解除することなく保持状態とした第1記録媒体の受付状態の解除に赴くことができる一方、第2識別情報を受付状態としたまま他の第1受付手段にて第1識別情報を受付けた場合には、第2識別情報の受付状態が解除されるので、そのまま第1識別情報を受付状態としてサービスを利用することができ、遊技者の利便性を高めることができる。
【0014】
請求項2に記載した発明によれば、第2識別情報は受付中に保持状態を前提としない記録媒体、又は遊技者の生体認証等により特定される識別情報が対象となるが、この場合、受付中に記録媒体の保持状態を前提としないので、サービス利用終了時に別途終了操作を行わずに他のサービス提供手段に対応する受付を許容することが望ましく、第3受付関連処理によりそのような利便性を高めることができる。しかしながら、終了操作を行わずにサービス提供手段を離れれば、対価徴収サービスを利用する場合に利用者不在のまま、他の遊技者によりサービスが利用され、貯蓄遊技価値が徴収されてしまう虞がある。しかしながら、受付中においても第3判定処理の判定結果に基づいてサービスの利用が許容されるので、第2識別情報が提示できない遊技者による利用を排除することができ、総じて遊技者の利便性を高めることができる。
【0015】
請求項3に記載した発明によれば、第2識別情報の受付中に終了操作を行わずに、その遊技者がサービス提供手段を離れると、次の遊技者は、前の遊技者の第2識別情報が受付中であるため、自身の第2識別情報を受付けるためには終了操作を行う必要が生ずるが、第4受付関連処理により終了操作を伴うことなく、自身の第2識別情報の受付が許容されるので、遊技者の利便性を高めることができる。
【0016】
請求項4に記載した発明によれば、第2識別情報の受付が拒絶された場合、遊技者が保持状態である第1記録媒体の解除に赴くことになるが、この場合、遊技者が赴くまでに第1記録媒体を利用した会員サービスの提供や第1記録媒体の保持状態が解除され、盗難等の被害に遭う虞がある。しかしながら、抑制処理によりそのような被害を無くしたり低減させたりすることができる。
【0017】
請求項5に記載した発明によれば、請求項4に記載した発明のような抑制処理により第1記録媒体の所有者である遊技者も第1記録媒体の保持状態の解除が難しくなり、遊技者の利便性を低減する虞があるが、第5判定処理の判定結果に基づいて抑制状態を解除するため、受付が拒絶された第2識別情報を、そのまま抑制状態の解除に利用することができ、遊技者の利便性を損なう虞が無い。
【0018】
請求項6に記載した発明によれば、請求項4に記載した発明のような抑制処理に第1記録媒体の所有者である遊技者も第1記録媒体の保持状態の解除が難しくなるが、例えば直ぐ近くにサービス提供手段等があり、特に抑制状態を必要としない場合もある。即ち、第2識別情報の受付拒絶時に表示するサービス提供手段等の所在を表示する表示画面を操作することにより抑制状態を解除することで、所在を確認した結果、特に抑制する必要がなければそのまま解除操作を行うことで、直ぐに第1記録媒体を解除することができるようになり、遊技者の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体構成図
【図2】各台再プレイ機の正面図
【図3】設定情報を示す図
【図4】各台再プレイ機の記憶領域を示す図
【図5】管理装置の記憶領域を示す図
【図6】各台再プレイ機の処理を示すフローチャート
【図7】管理装置の処理を示すフローチャート
【図8】受付拒絶画面を示す図
【図9】利用停止画面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場用システム1は、遊技機2、貸出機3、各台再プレイ機4(サービス提供手段、第2判定手段、第2受付関連処理手段に相当)、中継装置5、管理装置6(会員管理手段、第1判定手段、第1受付関連処理手段、第2判定手段、第2受付関連処理手段に相当)等を備えて構成されている。これら各装置2〜6は、LAN7を介して互いに信号を送受信可能に接続されている。又、LAN7には島端計数機8及びPOS端末9も接続されている。尚、図1では省略したが、実際には数百台の遊技機2が管理装置6の管理対象となっている。又、本実施形態では遊技機2としてパチンコ遊技機を想定しており、遊技媒体(遊技価値に相当)としてパチンコ玉を想定している。
【0021】
遊技機2は、発射装置を構成する操作ハンドル10を有すると共に、盤面11に、普図入賞口12、第1始動口13、第2始動口14、表示部15、大入賞口16等を有する。遊技機2は、操作ハンドル10が操作されたことにより盤面11に発射された玉が第1始動口13又は第2始動口14に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、その抽選結果を表示部15において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりを発生させる。大当たりが発生すると、例えば15ラウンド(15R)分だけ大入賞口16を開放する。入賞により払出された玉は上部受皿17にて受けられ、この上部受皿17が満杯状態となって溢れた玉は下部受皿18で受けられる。1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間のうち何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
【0022】
遊技機2側からは次のような遊技信号が出力される。
「アウト信号」:使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用玉数(アウト)を特定可能な信号である。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機2から出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機2から出力される払出玉数(セーフ)を特定可能な信号である。遊技機2での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
【0023】
「スタート信号」:遊技機2から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号である。第1始動口13又は第2始動口14への入賞により変動(作動)する表示部15における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、第1始動口13又は第2始動口14への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
「大当たり信号」:遊技機2から出力される大当たりを特定可能な信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号なので、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
【0024】
「特別状態信号」:遊技機2から出力される特別状態を特定可能な信号である。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、第1始動口13又は第2始動口14への入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。又、大当たり信号や、特別状態信号等の状態信号を受信していない期間を通常状態として特定する。
「売上信号」:貸出機3から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号である。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定する。
【0025】
貸出機3は、CPUからなる制御部、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部等を備えた所謂CRサンドとして構成されており、以下の機能を備えている。固有のIDが記録された所謂会員カード又はビジターカードをカード挿入口19にて受付可能であり、カードを受付けた状態で貨幣が貨幣投入口20に投入されると、そのIDに対応付けてその価値(有価価値)を記録する。ビジターカードを所定枚数(5枚程度)だけストック可能であり、会員カード又はビジターカードを受付けていない状態で貨幣投入口20に貨幣が投入されると、ストックしているビジターカードに貨幣の有価価値を記録して、そのビジターカードを受付状態とする。有価価値が特定可能な状態で遊技機2に設けられた図示しない貸出釦が押下されると、その有価価値に基づき貸玉を遊技機2の払出口から払出して売上信号を送信する。カードを受付けた状態で返却釦21が押下されると、受付中のカードを排出する。
【0026】
図2は、各台再プレイ機4の正面図を示している。各台再プレイ機4は、CPUからなる制御部、CF、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部等を備えている。各台再プレイ機4は、装置本体22に、状態表示LED23、タッチパネル式の情報表示部24、玉払出ノズル25、携帯電話受付部26(第2受付手段に相当)、払出釦27、リモコン受光部28、発行釦29、カード挿入口30(第1受付手段に相当)等を備えて構成されている。
【0027】
各台再プレイ機4は、会員カード31(第1記録媒体に相当)をカード挿入口30にて受付可能(挿入可能)である一方、フェリカ(FeliCa(登録商標))機能を有する携帯電話32を携帯電話受付部26にて受付可能(非接触通信可能)である。又、会員カード31及び携帯電話32は各台再プレイ機4だけでなく、後述する島端計数機8やPOS端末9でも受付可能である。島端計数機8では計数した出玉を会員カード31及び携帯電話32に貯玉することが可能であり、POS端末9では島端計数機8での計数玉数を特定可能なレシートを読込むことで出玉を会員カード31及び携帯電話32に貯玉することが可能である。又、POS端末9では貯玉を対価として景品交換することも可能である。
【0028】
尚、本実施形態では、説明簡略化のため貸出機3にて受付可能な会員カードと、各台再プレイ機4にて受付可能な会員カード31とを区分けしているが、共通化して一方にて受付けた場合に他方へと信号送信等を行い双方にて受付状態としても良い。勿論、携帯電話受付部26についても同様である。即ち、サービス提供手段となる各台再プレイ機4と、第1受付手段と、第2受付手段とは対応して設けられていれば別体としても良い。又、複数の各台再プレイ機4に1対1で対応するべく第1受付手段が複数備えられている等、1の遊技機2に対して複数の第1受付手段が備えられる必要はない。
【0029】
各台再プレイ機4は、図3に示す設定情報を設定している。設定情報の各項目の意味は次の通りである。
「再プレイ1単位」:再プレイする場合に払出釦27の1回の操作で払出す再プレイ玉数の上限値である。
「手数料玉」:再プレイ1単位の再プレイ玉を払出した場合に徴収する手数料玉数である。
「払出設定値」:携帯電話32の利用時に1回の認証処理にて利用可能とする再プレイ玉の上限値である。
【0030】
各台再プレイ機4は、再プレイ処理を行う場合、再プレイ玉に加えて対応する手数料玉を消費貯玉として特定し、その消費貯玉を貯玉から減算して対価を徴収する。例えば「125玉」を再プレイ玉として払出すと、手数料玉は「40玉」となり、消費貯玉は「165玉」となる。再プレイを利用したい場合には認証処理を行うが、この認証処理に応じて貯玉の全てを消費貯玉とした場合の再プレイ玉数である全消費玉を貯玉×再プレイ1単位÷(再プレイ1単位+手数料玉)の演算式にて特定する。
【0031】
各台再プレイ機4は、会員カード31を受付けた場合には、全消費玉を払出許容値とし、払出許容値を上限として再プレイ玉を払出す(払戻す、返却する)再プレイ処理を行い、再プレイ処理毎に払出した再プレイ玉を払出許容値から減算し、その再プレイ玉から上述した通り消費貯玉を特定して貯玉を減算する。一方、各台再プレイ機4は、携帯電話32を受付けた場合には、全消費玉が払出設定値以上であれば払出設定値を払出許容値とする一方、全消費玉が払出設定値未満であれば全消費玉を払出許容値とする。尚、再プレイ処理は何れの場合も同様に行うが払出許容値が「0」となった場合には再度認証処理を実行する。
【0032】
又、各台再プレイ機4は、図4に示す記憶領域を備えており、管理装置6は、図5に示す記憶領域を備えている。各台再プレイ機4の記憶領域及び管理装置6の記憶領域における各項目の意味は次の通りである。
【0033】
「受付ID」:受付中の会員カード31のID(会員カードID)、又は携帯電話32のID(携帯電話ID)である。
「会員ID」:会員カード31のID(第1識別情報に相当)である。尚、会員カード31のIDとは別に会員IDを設けて、その会員IDと会員カード31のIDとを対応付けても良いが、本実施形態では会員カード31のIDを会員IDとしている。
【0034】
「対応ID」:予め遊技者の操作等により会員IDに対応付けられた携帯電話32のID(フェリカID)(第2識別情報に相当)。尚、会員IDに対応付けられた携帯電話32が無ければ「−」を記憶する。
「受付中媒体」:現在受付中の記録媒体である。受付情報の受付IDが会員ID及び対応IDのうち何れに対応するかにより特定可能であり、受付IDが会員IDに対応すれば会員カード31であることを記憶する一方、受付IDが対応IDに対応すれば携帯電話32であることを記憶する。
【0035】
「貯玉」:遊技者が獲得した出玉のうち遊技場へと預入れた玉数(貯蓄遊技媒体に相当)である。
「払出許容値」:現在許容している再プレイ玉数である。
「使用端末」:現在会員サービス中の端末IDであり、各台再プレイ機4の場合であれば対応する遊技機2の遊技機ID(台番)である。
「暗証番号」:認証処理時に照合する番号である。認証情報の暗証番号がこの暗証番号と一致すれば正規の暗証番号として特定する。
【0036】
図5において、会員IDが「12345」の会員及び「12346」の会員については、対応IDが記憶されているので、携帯電話32を会員IDに対応付けている。一方、会員IDが「12347」の会員については、対応IDが記憶されていないので、携帯電話32を会員IDに対応付けていない。又、会員IDが「12345」である会員については、現在「125」番台の遊技機2に対応する各台再プレイ機4にて会員カード31を受付けているので、発行釦29を押下して(第1終了条件に相当)サービス終了処理を実行しないと、携帯電話32での受付処理が拒絶される。一方、会員IDが「12346」である会員については、現在「136」番台の遊技機2に対応する各台再プレイ機4にて携帯電話32を受付けているので、サービス終了処理を実行しなくとも他の端末での受付処理が許容される。尚、会員IDと携帯電話32の対応付けは例えば各台再プレイ機4やPOS端末9のように会員カード31と携帯電話32とを同時期に受付可能な端末や管理装置6等で、同時期に両者を受付け、特定の釦を押下する等の対応付操作を行うことで対応付ければ良い。勿論、双方又は一方のIDを操作入力することで受付けて対応付けても良い。
【0037】
中継装置5は、2台の遊技機2、2台の貸出機3、2台の各台再プレイ機4に接続されていると共に、LAN7を介して管理装置6に接続されている。中継装置5は、CPUからなる制御部、CF、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部等を備えており、遊技機2側からの信号を中継する。
【0038】
管理装置6は、CPUからなる制御部、HDD(ハードディスク装置)、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部、モニタやプリンタからなる出力部、ユーザの操作入力を受付けるキーボード等の入力部等を備え、遊技機2側から送信される各種の信号を受信して各種の遊技情報を管理することで、各種の会員サービスを利用可能とする。
【0039】
島端計数機8は、所謂遊技機島に設けられ、遊技者が遊技により獲得した玉(持玉)を受入する受入口、タッチパネル式の表示部、計数した持玉(計数玉)を特定可能なレシートの発行操作を受付する発行釦、レシートを発行するレシート発行部等を備え、その遊技機島又は近隣の遊技機島に設置される複数の遊技機2を対象として、その遊技機2を遊技した遊技者の持玉を計数する。
【0040】
次に、上記した構成の作用について、図6乃至図9を参照して説明する。図6は、各台再プレイ機4が本発明に関連して行う処理(各台再プレイ機処理)をフローチャートにより示しており、図7は、管理装置6が本発明に関連して行う処理(管理装置処理)をフローチャートにより示している。
【0041】
(1)各台再プレイ機4が行う処理
各台再プレイ機4は、処理を開始すると、会員カード31及び携帯電話32のうち何れかの記録媒体を受付けたか否かを判定する(A1)。各台再プレイ機4は、会員カード31をカード挿入口30にて受付けた、又は携帯電話32を携帯電話受付部26にて受付けたと判定し、会員カード31及び携帯電話32のうち何れかの記録媒体を受付けたと判定すると(A1:YES)、記録媒体受付処理を行う(A2)。各台再プレイ機4は、記録媒体受付処理では、受付けた記録媒体のIDを特定可能な受付信号を管理装置6へ送信し、管理装置6から受付許容信号及び受付拒絶信号のうち何れを受信したかを判定し、受付を許容するか否かを判定する(A3)。
【0042】
各台再プレイ機4は、管理装置6が詳しくは後述する処理を行うことで送信した受付許容信号を管理装置6から受信し、記録媒体の受付を許容すると判定すると(A3:YES)、受付けた記録媒体が会員カード31及び携帯電話32のうち何れであるかを判定する(A4)。各台再プレイ機4は、受付けた記録媒体が会員カード31であると判定すると、受付許容処理を行う(A5)。各台再プレイ機4は、受付許容処理では、図4に示した記憶領域の受付IDに当該受付けた会員カード31のIDを記憶すると共に受付中媒体が会員カード31であることを記憶して受付ID及び受付中媒体を更新し、会員サービスを開始する。
【0043】
一方、各台再プレイ機4は、管理装置6が詳しくは後述する処理を行うことで送信した受付拒絶信号を管理装置6から受信し、記録媒体の受付を拒絶すると判定すると(A3:NO)、受付拒絶処理を行う(A6)。各台再プレイ機4は、受付拒絶処理では、管理装置6から受付拒絶信号を受信することに応じて図8に示すように受付拒絶画面を表示する。受付拒絶画面では受付を拒絶する理由を表示するが、図8では会員カード31を別の各台再プレイ機4にて受付中であるときに携帯電話32を受付けた場合を示しており、その会員カード31を受付中の別の各台再プレイ機4の端末ID(所在に相当)を特定可能な受付拒絶信号を受信した場合を示している。即ち、遊技者は、図8に示した表示画面により、携帯電話32を対応付けた会員カード31の受付を解除し忘れたことを認識することができ、その会員カード31の受付を解除し忘れた遊技機2の台番を認識することができる。この場合、後述するように、管理装置6は、会員カード31を受付中の別の各台再プレイ機4(使用端末)へサービス停止信号を送信し、その各台再プレイ機4を後述する会員サービスの停止状態(抑制状態に相当)とする。又、例えば図8に示した受付拒絶画面にて表示された台番が近隣の遊技機2である場合等に、遊技者がそのままサービスの停止状態を解除したければ、図8にて表示された解除釦を選択する(サービス提供手段により表示される表示画面を操作するに相当)と、各台再プレイ機4はサービスの停止状態となった各台再プレイ機4へと停止解除信号を送信する。尚、例えば正規ではない会員カード31を受付けた場合には受付拒絶画面にてその旨を表示し、会員カード31をカード挿入口30から排出して返却する。
【0044】
さて、各台再プレイ機4は、受付けた記録媒体が携帯電話32であると判定すると、会員カード31及び携帯電話32のうち何れかを受付中であるか否かを判定する(A7、A8)。各台再プレイ機4は、会員カード31及び携帯電話32の何れも受付中でない、即ち、会員カード31及び携帯電話32の何れも受付けていない状態で携帯電話32を受付けたと判定すると(A7:NO、A8:NO)、この場合も、受付許容処理を行う。各台再プレイ機4は、この場合の受付許容処理では、図4に示した記憶領域の受付IDに当該受付けた携帯電話32の対応IDを記憶すると共に受付中媒体が携帯電話32であることを記憶して受付ID及び受付中媒体を更新し、会員サービスを開始する。
【0045】
一方、各台再プレイ機4は、会員カード31を受付中である、即ち、会員カード31を受付けている状態で携帯電話32を受付けたと判定すると(A7:YES)、停止解除処理を行う(A10)。各台再プレイ機4は、停止解除処理では、会員サービスの停止状態を解除する。尚、会員カード31を受付けた状態で携帯電話32の受付が許容されるのは、後述するように会員カード31を受付けている各台再プレイ機4にて携帯電話32を受付けた場合、即ち、図8の受付拒絶画面により会員カード31の解除し忘れを認識した遊技者が会員カード31を受付状態としている各台再プレイ機4へと戻って携帯電話32を受付けた場合である。
【0046】
又、各台再プレイ機4は、携帯電話32を受付中である、即ち、携帯電話32を受付けている状態で携帯電話32を受付けたと判定すると(A8:YES)、その受付けた携帯電話32のIDが前回受付けたIDであり受付状態にあるIDと同一であるか否か、即ち、受付状態にある携帯電話32を所持する遊技者が携帯電話32の受付を再度行ったか否かを判定する(A11)(第3判定処理を行う)。
【0047】
ここで、各台再プレイ機4は、その受付けた携帯電話32のIDが前回に受付けたIDと同一である、即ち、受付状態にある携帯電話32を所持する遊技者が携帯電話32の受付を再度行ったと判定すると(A11:YES)、図4に示した記憶領域を参照し、払出許容値が「0」であるか否かを判定し(A12)、払出許容値が「0」であると判定すると(A12:YES)、認証受付処理を行う(A14)。各台再プレイ機4は、認証受付処理では、再プレイ等の貯玉利用時に暗証番号を遊技者に問合わせて本人確認を行う。即ち、各台再プレイ機4は、暗証番号入力画面を表示して遊技者からの暗証番号の入力を受付け、その受付けた暗証番号を特定可能な認証信号を管理装置6へ送信する。そして、各台再プレイ機4は、管理装置6から認証許容信号及び認証拒絶信号のうち何れを受信したかを判定し、認証を許容するか否かを判定する(A15)。
【0048】
各台再プレイ機4は、管理装置6から貯玉及び払出許容値を特定可能な認証許容信号を受信したと判定し、認証を許容すると判定すると(A15:YES)、認証許容処理を行う(A16)。各台再プレイ機4は、認証許容処理では、図4に示した記憶領域の貯玉及び払出許容値を更新して再プレイを可能とし、再プレイ処理を行う(A13)。各台再プレイ機4は、再プレイ処理では、再プレイ玉を払出し、その処理に応じて払戻した再プレイ玉数を特定可能な再プレイ信号を管理装置6へ送信し、図4に示した記憶領域を更新する。
【0049】
一方、各台再プレイ機4は、管理装置6から認証拒絶信号を受信したと判定し、認証を拒絶すると判定すると(A15:NO)、認証拒絶処理を行う(A17)。各台再プレイ機4は、認証拒絶処理では、認証を拒絶する旨を特定可能な表示を行う。又、各台再プレイ機4は、払出許容値が「0」でないと判定した場合は(A12:NO)、そのまま再プレイ処理を行う(A13)。即ち、携帯電話32の受付中に再プレイ処理を行う場合、1度の認証を行えば払出許容値が「0」となるまで新たな暗証番号の入力等を行うことなく再プレイによる払出が可能となるが、払出毎に携帯電話32を受付ける必要があることになる(第2識別情報が受付状態であれば、第3判定処理により一致しているとの判定結果を得ることを条件としてに相当)。
【0050】
又、各台再プレイ機4は、受付けた携帯電話32のIDが前回のIDと同一でない、即ち、前回の受付けた携帯電話32を所持する遊技者が受付状態を解除することなく台移動しており、今回の受付けた携帯電話32を所持する遊技者とは異なる遊技者であると判定すると(A11:NO)、前回受付けた携帯電話32を所持する遊技者に対するサービス終了処理を行い(A18)、今回受付けた携帯電話32を所持する遊技者に対する付許容処理を行う(A9)(第4受付関連処理を行う)。各台再プレイ機4は、サービス終了処理では、受付状態の解除を行い、図4に示した記憶領域を初期化する。
【0051】
又、各台再プレイ機4は、会員サービスを停止中であるか否かを判定し(A19)、会員サービスを停止中でないと判定すると(A19:NO)、払出釦27が押下されたか否かを判定し(A20)、発行釦29が押下されたか否かを判定し(A21)、管理装置6からサービス停止信号を受信したか否かを判定し(A22)、管理装置6からサービス終了信号を受信したか否かを判定する(A23)。
【0052】
各台再プレイ機4は、払出釦27が押下されたと判定すると(A20:YES)、会員カード31を受付中であるか否かを判定し(A24)、会員カード31を受付中であると判定すると(A24:YES)、上記したステップA12に戻り、ステップA12以降の処理を繰返して行う。即ち、会員カード31の受付状態であれば、認証後において払出釦27を押下するのみで再プレイによる払出が可能となる(第1識別情報が受付状態であれば、新たな第1判定処理を条件とすることなくサービス提供処理を行うに相当)が、携帯電話32が受付状態である等、会員カード31の受付状態でなければ、払出釦27を押下しても再プレイによる払出を受けることはできない。
【0053】
又、各台再プレイ機4は、発行釦29が押下されたと判定すると(A21:YES)、遊技終了信号を管理装置6へ送信し(A25)、サービス終了処理を行う(A26)。各台再プレイ機4は、この場合も上述した処理を行うが、会員カード31を受付けていれば、会員カード31をカード挿入口30から排出して返却する。
【0054】
各台再プレイ機4は、管理装置6からサービス停止信号を受信したと判定すると(A22:YES)、サービス停止処理を行う(A27)。各台再プレイ機4は、サービス停止処理では、再プレイや会員カード31の返却等の会員サービスに関わる処理を一時停止し、その旨を示す図9に示すような利用停止画面を表示する。又、各台再プレイ機4は、管理装置6からサービス終了信号を受信したと判定すると(A23:YES)、この場合も、サービス終了処理を行う(A26)。
【0055】
一方、各台再プレイ機4は、サービス停止中であると判定すると(A19:YES)、他の各台再プレイ機4から停止解除信号を受信したか否かを判定し(A28)、他の各台再プレイ機4から停止解除信号を受信したと判定すると(A28:YES)、上述した停止解除処理を行う(A29)。
【0056】
(2)管理装置6が行う処理
管理装置6は、処理を開始すると、各台再プレイ機4から上述した記録媒体受付処理による受付信号、認証信号、再プレイ信号、遊技終了信号のうち何れかを受信したか否かを判定する(B1〜B4)。管理装置6は、各台再プレイ機4から受付信号を受信したと判定すると(B1:YES)、その受信した受付信号により特定される記録媒体のIDに基づいて、各台再プレイ機4にて受付けた記録媒体が会員カード31及び携帯電話32の何れであるかを判定する(B5)。
【0057】
管理装置6は、受付けた記録媒体が会員カード31であると判定すると、その受付けた会員カード31が正規の会員カードであるか否かを図5に示した記憶領域を参照して判定し(B6)、その受付けた会員カード31が正規の会員カードであると判定すると(B6:YES)、更にその会員IDの使用端末として受付信号の送信元端末IDが記憶されているか否かを判定し、使用端末が受付信号の送信元端末であるか否かを判定する(B7)。
【0058】
管理装置6は、使用端末が受付信号の送信元端末でない、即ち、記録媒体を別の各台再プレイ機4にて受付中であるか、又は記録媒体を受付中でないと判定すると(B7:NO)、受付中媒体が携帯電話32であるか否かを判定する(B8)(第1判定処理を行う)。管理装置6は、受付中媒体が携帯電話32でない、即ち、携帯電話32及び会員カード31の何れも受付けていない状態で会員カード31を受付けたと判定すると(B8:NO)、図5に示した記憶領域の受付中媒体に会員カード31を記憶すると共に使用端末に会員カード31を受付けた各台再プレイ機4に対応する遊技機2の遊技機IDを記憶して受付中媒体及び使用端末を更新し(B10)、受付許容信号を各台再プレイ機4へ送信する(B11)。
【0059】
一方、管理装置6は、受付中媒体が携帯電話32である、即ち、携帯電話32を別の各台再プレイ機4にて受付けている状態で会員カード31を受付けたと判定すると(B8:YES)、受付けた送信元とは異なる携帯電話32を受付けている各台再プレイ機4へサービス終了信号を送信し(B9)、図5に示した記憶領域の受付中媒体に会員カードを記憶すると共に使用端末に会員カード31を受付けた送信元端末となる各台再プレイ機4に対応する遊技機2の遊技機IDを記憶して受付中媒体及び使用端末を更新し(B10)、受付許容信号を送信元端末となる各台再プレイ機4へ送信する(B11)(第1受付関連処理を行う)。
【0060】
又、管理装置6は、使用端末が受付信号の送信元端末である、即ち、携帯電話32を同じ各台再プレイ機4にて受付けている状態で会員カード31を受付けたと判定すると(B7:YES)、図5に示した記憶領域の受付中媒体に会員カード31を記憶して受付中媒体だけを更新し(B10)、受付許容信号を各台再プレイ機4へ送信する(B11)。この場合は、図5に示した記憶領域の使用端末は更新しない。尚、管理装置6は、受付けた会員カード31が正規の会員カードでないと判定すると(B6:NO)、受付拒絶信号を各台再プレイ機4へ送信する(B12)。
【0061】
一方、管理装置6は、受付けた記録媒体が携帯電話32であると判定すると、図5に示した記憶領域を参照し、対応する会員カード31があるか否かを判定する(B13)。管理装置6は、対応する会員カード31があると判定すると(B13:YES)、図5に示した記憶領域を参照し、受付中の記録媒体が会員カード31であるか否かを判定する(B14)(第2判定処理を行う)。管理装置6は、受付中の記録媒体が会員カード31である、即ち、会員カード31を受付けている状態で携帯電話32を受付けたと判定すると(B14:YES)、この場合も、図5に示した記憶領域を参照し、使用端末に受付信号の送信元端末IDが記憶されているか否かを判定し、使用端末が受付信号の送信元端末であるか否かを判定する(B15)(第5判定処理を行う)。
【0062】
管理装置6は、使用端末が受付信号の送信元端末でない、即ち、会員カード31を別の各台再プレイ機4にて受付中であるときに携帯電話32を受付けたと判定すると(B15:NO)、会員カード31を受付中で送信元端末とは異なる各台再プレイ機4へサービス停止信号を送信し(B16)、携帯電話32を受付けた各台再プレイ機4へ受付拒絶信号を送信する(B17)(第2受付関連処理を行う)。
【0063】
又、管理装置6は、使用端末が受付信号の送信元端末である、即ち、会員カード31を同じ各台再プレイ機4にて受付中であるときに携帯電話32を受付けたと判定すると(B15:YES)、携帯電話32を受付けた各台再プレイ機4へ受付許容信号を送信する(B11)。
【0064】
又、管理装置6は、受付中の記録媒体が会員カード31でないと判定すると(B14:NO)、使用端末が受付信号の送信元端末とは異なる端末であるか否かを判定する(B18、B8)(第4判定処理を行う)。管理装置6は、使用端末が受付信号の送信元端末とは異なる端末である、即ち、携帯電話32を受付けている各台再プレイ機4とは異なる各台再プレイ機4にて携帯電話32を受付けたと判定すると(B18:NO、B8:YES)、送信元端末とは異なる携帯電話32を受付状態としている各台再プレイ機4へとサービス終了信号を送信し(B9)、図5に示した記憶領域の使用端末を送信元端末へと更新し(B10)、その送信元端末へと受付許容信号を送信する(B11)(第3受付関連処理を行う)。尚、受付中媒体は携帯電話のまま更新しない。
【0065】
一方、管理装置6は、使用端末が受付信号の送信元端末とは異なる端末でなく一致する、即ち、携帯電話32を受付けている各台再プレイ機4にて携帯電話32を再度受付けたと判定した場合は(B18:YES)、そのまま受付許容信号を送信元端末へと送信し(B11)、使用端末が受付信号の送信元端末とは異なる端末ではないが受付中媒体が未記憶であると判定すると(B18:NO、B8:NO)、図5に示した記憶領域の使用端末を送信元端末とし、受付中媒体を携帯電話へと更新し(B10)、その送信元端末へと受付許容信号を送信する(B11)。
【0066】
管理装置6は、各台再プレイ機4から認証信号を受信したと判定すると(B2:YES)、その受信した認証信号により特定される暗証番号が正規の暗証番号であるか否かを判定する(B19)。管理装置6は、その受信した認証信号により特定される暗証番号が正規の暗証番号であると判定すると(B19:YES)、図5に示した記憶領域を参照し、貯玉があるか否かを判定し(B20)、貯玉があると判定すると(B20:YES)、受付中媒体が会員カード31及び携帯電話32のうち何れであるかを判定する(B21)。
【0067】
管理装置6は、受付中媒体が携帯電話32であると判定すると、図5に示した記憶領域を参照し、全消費玉を上記した演算式により特定し、その特定した全消費玉が払出設定値以上であるか否かを判定する(B22)。管理装置6は、全消費玉が払出設定値以上であると判定すると(B22:YES)、図3に示した設定情報の払出設定値を図5に示した記憶領域の払出許容値に設定する(B23)。一方、管理装置6は、全消費玉が払出設定値以上でないと判定すると(B22:NO)、特定した全消費玉を図5に示した記憶領域の払出許容値に設定し(B25)、その払出許容値を特定可能な認証許容信号を各台再プレイ機4へ送信する(B24)。
【0068】
一方、管理装置6は、受付中媒体が会員カード31であると判定した場合も、全消費玉を演算して特定し、その特定した全消費玉を図5に示した記憶領域の払出許容値に設定し(B25)、その払出許容値を特定可能な認証許容信号を各台再プレイ機4へ送信する(B24)。又、管理装置6は、正規の暗証番号でないと判定すると(B19:NO)、又は貯玉がないと判定すると(B20:NO)、認証拒絶信号を各台再プレイ機4へ送信する(B26)。
【0069】
又、管理装置6は、各台再プレイ機4から再プレイ信号を受信したと判定すると(B3:YES)、図5に示した記憶領域の貯玉及び払出設定値を再プレイ玉数分減算する(B27)。この場合、会員カード31が受付状態であればその会員IDの貯玉を減算するが、携帯電話32が受付状態であっても対応する会員カード31に対応する会員IDの貯玉を減算する。又、管理装置6は、各台再プレイ機4から遊技終了信号を受信したと判定すると(B4:YES)、図5に示した記憶領域の受付中媒体、使用端末、払出許容値に「−」を記憶する(B28)。
【0070】
以上に説明したように本実施形態によれば、遊技者が認証媒体として会員カード31と携帯電話32とを選択的に利用する場合であっても、会員カード31及び携帯電話32のうち何れかのIDだけを有効とし、会員カード31を優先して受付状態とするので、各台再プレイ機4にて会員カード31の受付状態の解除を忘れて、別の各台再プレイ機4にて携帯電話32を受付けた場合には、その携帯電話32の受付が拒絶されるので、携帯電話32の受付状態を解除することなく会員カード31の受付状態の解除に赴くことができ、一方、各台再プレイ機4にて携帯電話32を受付状態としたまま、別の各台再プレイ機4にて会員カード31を受付けた場合には、携帯電話32の受付状態が解除されるので、そのまま会員カード31を受付状態としてサービスを利用することができ、遊技者の利便性を高めることができる。
【0071】
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
IDを特定する際に会員カード31と携帯電話32を例示したが、複数のIDを1人の遊技者に対応付けるのであれば、例えば会員コインとフェリカカード等を採用する等、どのような記録媒体を採用しても良い。勿論、記録媒体の記録情報を読出す方式としては接触式としては磁気の他にICデータの読取り、非接触式としてはフェリカの他にブルートゥースや赤外線等どのような方式を採用しても良い。更に、IDとして指紋や虹彩等の生体認証を採用しても良い。
【0072】
第1識別情報である会員IDと第2識別情報である対応IDとの対応付けを管理装置6にて管理する場合を例示したが、会員IDと対応IDとの対応付けを管理装置6にて管理しなくとも、例えば携帯電話32にて会員カード31の会員IDを記憶させ、携帯電話から対応IDを読取る際に会員IDをも読取って双方が対応付けられていることを特定しても良い。
【0073】
複数の記録媒体を採用する際に同一のIDを採用しても良いが、この場合、何れの記録媒体であるのかを特定可能とする必要があり、この特定により異なるIDとして採用することができる。又、3つ以上のIDを対応付けても勿論良い。
【0074】
第1識別情報を特定可能な記録媒体として例示した会員カード31の受付状態では常時、その会員IDを読取可能であるとしたが、遊技者に記録媒体を返却することなく、その読取可能な状態へと復帰可能に会員カードを保持すれば、例えば会員カード31の排出を忘れないようにカード挿入口30か会員カード31の一部を突出させる等して会員IDを読取不能な状態とする等しても良い。この場合、貯玉の利用時等、必要に応じて会員IDを読取可能状態へと復帰させ、会員カード31を引抜くことで受付状態を解除すれば良い。
【0075】
第1受付手段として例示したカード挿入口30と第2受付手段として例示した携帯電話受付部26を別々の構成としたが、例えば第1IDと第2IDとの双方を各々カードにより特定可能とし、第1受付手段と第2受付手段との双方としてカード挿入口30を兼用しても良い。
【0076】
全消費玉等の遊技情報を特定する際に例示した演算式は単なる例示であり、同様の遊技情報を特定可能であればどのような演算式を採用しても良いし、遊技情報の特定方法としては直接的に特定しても間接的に特定しても良いのは勿論である。
【0077】
会員サービスの提供として貯玉、再プレイ、情報表示を例示したが、他にポイントサービスや貸単価、交換単価の優遇等、周知のどのような会員サービスを端末にて提供しても良い。又、会員サービスの抑制としてサービスの一時停止を例示したが、例えば再プレイ可能な貯玉数を制限すること、暗証番号の入力を再度求めること等、サービスの提供は継続するが一部制限するようにしても良い。又、会員カード31の排出、会員サービスのうち何れか一方を制限するだけでも同様の効果は得られる。勿論、会員カード31の排出時に暗証番号を求める等、会員カード31の排出を制限しても良い。尚、制限中に従業員の(例えば従業員が携帯するリモコン)操作等により制限を解除しても勿論良い。
【0078】
会員サービスの提供端末として各台再プレイ機4、計数機8、POS端末9を例示したが、他に所謂各台計数機やポイント端末等、会員サービスを提供可能な端末であればどのような端末を採用しても良い。又、対応する遊技機2もパチンコ遊技機だけでなく、スロットマシン等であっても良く、この場合、遊技媒体としては玉の代わりにメダルが採用されることになる。
【0079】
各台再プレイ機4等の端末が行う情報処理の一部を中継装置5や管理装置6等にて行う構成としても良いし、管理装置6が行う情報処理の一部又は全部を中継装置5や各台再プレイ機4等の端末にて行っても良い。例えば、説明の都合上、第3判定処理や第3受付関連処理を各台再プレイ機4にて行うこと、即ち、第2判定手段等を各台再プレイ機4と管理装置6とで構成することを例示したが、受付信号により特定される会員ID等の受付IDを受付けた受付信号の送信元の端末IDである送信元端末IDと、図5に示した記憶領域における使用端末とを照合し、送信元端末IDが受付IDとは異なる会員IDに対応付けて記憶されているか否かを判定することで第3判定処理を管理装置6にて行い、管理装置6のみで第2判定手段等を構成しても良いし、他の第1判定手段等を管理装置6だけでなく、各台再プレイ機4等にて構成しても勿論良い。
【0080】
遊技機2は、遊技媒体そのものを遊技者に払出すパチンコ遊技機が含まれるだけでなく、クレジット等のようにデータとして使用可能な遊技媒体を記憶するパチンコ遊技機も含まれる。即ち、遊技者が使用可能な遊技媒体を仮想遊技媒体として貯留記憶するパチンコ遊技機であっても良く、例えば所定数のパチンコ玉(封入玉)を封入しておき、操作ハンドル10が操作されたことにより盤面11に発射された封入玉を再び回収して発射装置に導くことで、封入玉を循環使用して遊技を行う構成の所謂封入式遊技機であっても良い。この場合を考慮し、玉やメダル等の遊技媒体とクレジット等のデータとを包含した表現を遊技価値とする。又、払出された遊技媒体やクレジットのような遊技に利用可能な遊技価値を第1遊技(遊技利用)価値とし、貯玉のような会員IDに対応付けて貯蓄された遊技価値を第2(貯蓄)遊技価値とする。即ち、再プレイ処理は第2遊技価値を徴収して第1遊技価値とする対価徴収サービスと定義付けできる。
【符号の説明】
【0081】
図面中、1は遊技場用システム、4は各台再プレイ機(サービス提供手段、第2判定手段、第2受付関連処理手段)、6は管理装置(会員管理手段、第1判定手段、第1受付関連処理手段、第2判定手段、第2受付関連処理手段)、26は携帯電話受付部(第2受付手段)、30はカード挿入口(第1受付手段)、31は会員カード(第1記録媒体)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技場の会員である遊技者を特定するための識別情報として、遊技場の会員となった場合に配布される第1記録媒体により特定可能である第1識別情報を管理する会員管理手段と、
前記第1識別情報を特定可能に前記第1記録媒体を受付けることで前記第1識別情報を受付状態とし、その特定可能な状態、又はその特定可能な状態へと復帰可能な状態である保持状態に前記第1記録媒体を保持する一方、その保持状態を解除することである第1終了条件が成立するまで前記第1識別情報の受付状態を継続する複数の第1受付手段と、
前記第1受付手段に対応して設けられ、前記第1識別情報に対応付けられた第2識別情報を特定することで前記第2識別情報を受付状態とし、前記第1終了条件とは異なる第2終了条件が成立するまで前記第2識別情報の受付状態を継続する第2受付手段と、
前記第1受付手段、及び前記第2受付手段に対応して設けられ、前記第1識別情報、及び前記第2識別情報のうち何れかが受付状態である場合に、会員である遊技者に対して会員サービスを提供するためのサービス提供処理を行うサービス提供手段と、
前記第1受付手段により前記第1識別情報が特定された場合に、当該第1識別情報に対応付けられた前記第2識別情報が受付状態であるか否かを判定する第1判定処理を行う第1判定手段と、
前記第1判定処理により前記第2識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、前記第2終了条件が成立したとして当該第2識別情報の受付状態を終了させる一方、当該第1識別情報の受付を許容する第1受付関連処理を行う第1受付関連処理手段と、
前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定された場合に、当該第2識別情報に対応付けられた前記第1識別情報が受付状態であるか否かを判定する第2判定処理を行う第2判定手段と、
前記第2判定処理により前記第1識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、当該第2識別情報の受付を許容しない第2受付関連処理を行う第2受付関連処理手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
【請求項2】
前記会員管理手段は、会員である遊技者が遊技により獲得した遊技価値であり、遊技場へと預入れた貯蓄遊技価値を前記第1識別情報に対応付けて管理し、
前記第2判定手段は、前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定された場合に、当該第2受付手段にて前記第2識別情報が受付状態とされているか否かを判定し、受付状態とされている場合には、その受付状態にある第2識別情報と、当該特定された前記第2識別情報とが一致しているか否かを判定する第3判定処理を行う一方、当該特定された第2識別情報が、当該第2受付手段とは異なる前記第2受付手段にて受付状態とされているか否かを判定する第4判定処理を行い、
前記会員サービスは、前記貯蓄遊技価値を対価として徴収する対価徴収サービスを少なくとも含み、
前記サービス提供手段は、前記対価徴収サービスを提供するためのサービス提供処理を行う場合に、前記第1識別情報が受付状態であれば、新たな前記第1判定処理を条件とすることなく当該サービス提供処理を行う一方、前記第2識別情報が受付状態であれば、前記第3判定処理により一致しているとの判定結果を得ることを条件として当該サービス提供処理を、その第2識別情報に対応する前記第1識別情報に対応した前記貯蓄遊技価値を対価として徴収することにより行い、
前記第2受付関連処理手段は、前記第4判定処理により前記異なる第2受付手段にて受付状態とされているとの判定結果を得た場合に、当該受付状態としている前記第2受付手段における前記第2終了条件が成立したとして当該第2識別情報の受付状態を終了させる一方、前記第2識別情報を読取った前記第2受付手段における前記第2識別情報の受付を許容する第3受付関連処理を行うことを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
【請求項3】
前記第2判定手段は、前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定された場合に、当該第2受付手段にて前記第2識別情報が受付状態とされているか否かを判定する一方、受付状態とされている場合には、その受付状態にある第2識別情報と、当該特定された前記第2識別情報とが一致しているか否かを判定する第3判定処理を行い、
前記第2受付関連処理手段は、前記第3判定処理により一致していないとの判定結果を得た場合に、当該受付状態としている前記第2受付手段における前記第2終了条件が成立したとして当該第2識別情報の受付状態を終了させる一方、当該特定された第2識別情報の受付を許容する第4受付関連処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技場用システム。
【請求項4】
前記第2受付関連処理手段は、前記第2判定処理により前記第1識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、当該受付状態としている前記第1受付手段に対応した前記サービス提供処理、及び当該受付状態としている前記第1受付手段による前記保持状態の解除のうち、少なくとも一方を抑制する抑制処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れかに記載した遊技場用システム。
【請求項5】
前記第2判定手段は、前記第2判定処理により前記第1識別情報が受付状態であるとの判定結果を得た場合に、その第1識別情報を受付状態としている前記第1受付手段が、当該第2受付手段に対応しているか否かを判定する第5判定処理を行い、
前記第2受付関連処理手段は、前記抑制処理を行っている状態で、前記第5判定処理により前記第2受付手段に対応しているとの判定結果を得た場合には当該抑制処理を解除することを特徴とする請求項4に記載した遊技場用システム。
【請求項6】
前記サービス提供手段は、対応する前記第2受付手段により前記第2識別情報が特定されることにより前記抑制処理が行われた場合に、当該抑制処理に対応する前記サービス提供手段、及び前記第1受付手段の少なくとも一方の所在を特定可能な情報を表示する表示画面を表示し、
前記第2受付関連処理手段は、前記抑制処理を行った場合に、前記サービス提供手段により表示される表示画面を操作することを条件として当該抑制処理を解除することを特徴とする請求項4又は5に記載した遊技場用システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate