説明

遊技場用装置

【課題】小当りのときに遊技機から確変信号しか出力されていなくても、小当りと判断でき、正確な遊技データを算出する遊技場用装置を提供する。
【解決手段】獲得遊技媒体数の異なる複数種類の当り状態のうちの所定の小当り状態のときに特賞信号を出力しない遊技機からの遊技信号に基づき遊技データを集計・管理する遊技場用装置であって、特賞信号と特定の遊技状態を示す特定遊技信号とを受信する通信手段41と、特定遊技信号の立ち上がりのときに特賞信号が検出されない場合、又は、特定遊技信号の立ち上がりのときから所定時間遡ったときまでの間に特賞信号が検出されない場合に、特定遊技信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を所定の小当り状態であると判定する遊技状態判定部431と、小当り状態と判定した場合に、特定遊技信号を特賞信号とみなして所定の処理を実行するみなし処理部432とを備えた構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場用装置に関し、特に、小当り中の遊技データを正確に算出する遊技場用装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、スロットマシンやパチンコ機に代表される遊技機は、所定の抽選確率に基づく内部抽選に当選すると、その当選内容に応じた数の遊技媒体が払い出されるようになっている。そして、当選内容に応じて遊技状態が変化するとともに、遊技機から遊技状態を示す所定の遊技信号が出力される。
例えば、パチンコ機では、遊技状態を示す遊技信号として、当り状態を示す特賞信号、大当り確率が通常遊技状態よりも高く変動する確率変動遊技状態(以下、確変遊技状態)を示す確変信号、大当り図柄を停止図柄の組合せに含む図柄可変表示器の変動時間が短縮された変動時間短縮遊技状態(以下、時短遊技状態)を示す時短信号等が出力され、パチンコ機の各遊技状態を区分することができる。
【0003】
また、近年のパチンコ機では、遊技の興趣を高めるため、「確変小当り」や「通常小当り」を設けたものがある(例えば、特許文献1)。
「確変小当り」は、突然確変当りとよばれる変則的な当りであり、この確変小当りが発生したときには、遊技媒体の入賞が容易になる大入賞口が短期間(例えば、0.5秒間)の開放を2回繰り返し、大入賞口の閉鎖後は、当りに当選する確率が規定の値に変動する確変遊技状態に移行する。そのため、遊技者に対して突然に確変遊技状態に移行したような印象を与える。
【0004】
「通常小当り」は、確変小当りと同様に、大入賞口が短期間(例えば、0.5秒間)の開放を2回繰り返し、大入賞口の閉鎖後は、確変遊技状態に変動することなく、通常遊技状態に移行する。このように、確変小当りと大入賞口の開放パターンが同一であるため、遊技者は、見た目上、確変小当りと通常小当りのいずれかを識別することが難しい。その結果、通常小当りの場合であっても、遊技者は確変遊技状態に移行していることを期待して遊技を続けるため、この通常小当りが確変遊技状態への移行を告知するための演出として用いられる場合がある。
また、このような通常小当りを設けた遊技機において、図9に示すように、通常小当りの場合に、特賞信号を出力せず、確変信号のみを出力するものがある。
【0005】
ところで、パチンコ機などの遊技機が設置された遊技場においては、パチンコ機から出力される遊技信号(特賞信号、確変信号、時短信号、セーフ信号、アウト信号、スタート信号等)を収集して、所定の遊技データを集計する遊技場用装置(例えば、台コンピュータ、ホールコンピュータ等)が設けられている。例えば、特賞信号、確変信号又は時短信号に基づいて、通常遊技中の当りか確変中の当りかを判定し、遊技状態別の遊技データの管理を行っている(例えば、特許文献2)。
【0006】
また、遊技データには、遊技場の経営に必要とされるデータが含まれており、例えば、遊技時間,大当り回数,売上金額,出玉数(アウト玉数、セーフ玉数)等が含まれる。これらの各データから、遊技場側は、遊技機毎又は遊技機の機種毎の現状の稼動状況などを把握し、稼動が低下した不人気機種の撤去、新台として入れ替えた遊技機の評価、パチンコ機の遊技釘の調整等を行うことで、日々の営業利益を調整している。このように遊技データは、遊技場の利益に関わる重要な情報であるため、遊技場側では信頼性の高い、正確なデータを把握することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2010−5099号公報
【特許文献2】特開2004−248722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献2に記載の管理装置において、特許文献1に記載の遊技機の遊技データを管理する場合には、管理装置は、通常小当りのときに遊技機から出力される確変信号を受信すると、確変遊技状態となったと認識する。その結果、管理装置では、通常小当り中に受信した遊技信号を確変遊技状態における遊技データとして集計するため、異なる遊技状態のデータが混在してしまい、正確な遊技データを算出できないという問題があった。
【0009】
具体的に、図9を参照して説明する。図9は、通常小当りを設けた遊技機の各遊技状態における遊技信号のタイミングチャートと、これに対応して管理装置に備える所定の表示器に表示される特賞履歴画面を示している。
画面の項目のうち、例えば、「確変回数」は、本来は、確変大当りや確変小当り時の特賞信号の受信回数であって、「大当り回数」以下となるが、図9に示すように、通常小当りになったとき、確変遊技状態と認識されるため、通常小当りの回数が「確変回数」に加算されて、「大当り回数」より「確変回数」が多くなってしまうような誤ったデータとなり、正確な遊技データを算出することができなかった。そして、この遊技データが、遊技履歴を表示するデータ表示機に表示される場合には、遊技者に正確な情報を提供することができなかった。
【0010】
また、確変遊技状態中のアウト玉数に占めるセーフ玉数の割合を示す「確変中ベース」の平均値である「確変中ベース平均」が正しく算出されなかった。
これは、上記した管理装置においては、通常小当りのときに出力される確変信号によって、確変遊技状態と誤って認識されるため、通常小当りのときに確変中ベースが算出されることになる。すなわち、確変中ベース平均は、確変遊技状態と誤って認識された通常小当り中のベース(確変中ベースa:200玉,確変中ベースb:100玉,確変中ベースc:200玉)と、本当の確変遊技状態中の確変中ベース(確変中ベースd:77.77玉,確変中ベースe:78.12玉)との合計値が上記の「確変回数」で除算されて算出されることになる。
具体的には、確変中ベース平均は、
(200+100+200+77.77+78.12)/5=131.18
と算出されることになる。
このように、確変中ベース平均が、通常小当り中の遊技データを含んで算出されてしまい、通常小当り中の遊技データを除いた、確変中のみの正確な値を算出することができなかった。
【0011】
本発明は、上記のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、通常小当りを設けた遊技機を管理する場合に、通常小当りのときに遊技機から受信する遊技信号を検出し、この検出のタイミングを判定することで、遊技機の管理に適切な遊技データを算出することができる遊技場用装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の遊技場用装置は、所定の当り状態を示す特賞信号を外部に出力するとともに、獲得遊技媒体数の異なる複数種類の当り状態を有し、複数種類の当り状態のうちの所定の小当り状態のときに特賞信号を出力しない遊技機からの遊技信号に基づき遊技データを集計・管理する遊技場用装置であって、特賞信号と所定の通常遊技状態より遊技者に有利な特定の遊技状態を示す特定遊技信号とを受信する受信手段と、特定遊技信号の立ち上がりのときに特賞信号が検出されない場合、又は、特定遊技信号の立ち上がりのときから所定時間遡ったときまでの間に特賞信号が検出されない場合に、特定遊技信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を所定の小当り状態であると判定するとともに、特定遊技信号の立ち上がりのときに特賞信号が検出された場合、又は、特定遊技信号の立ち上がりのときから所定時間遡ったときまでの間に特賞信号が検出された場合に、この特賞信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を、その期間終了後に所定の確率変動遊技状態となる確率変動当り状態であると判定する遊技状態判定手段と、小当り状態と判定した場合に、特定遊技信号を特賞信号とみなして所定の処理を実行するみなし処理手段と、を備えた構成としてある。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、通常小当りのときに遊技機から確変信号しか出力されていなくても、小当り状態と判断することで、通常小当り中の遊技データを収集することができるので、遊技機を管理する上での正確な遊技データを算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技場システムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技場システムの各装置間の信号の流れを示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技場用装置(台コンピュータ)の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係る遊技機の確変大当り及び通常小当り時に出力される遊技信号に関するタイミングチャートの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る遊技状態判定処理の判定タイミングと判定による遊技状態を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る遊技場用装置の遊技状態判定処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係る遊技場用装置の遊技状態判定処理(朝一確変状態判定)を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係る各遊技状態における遊技信号のタイミングチャートと、これに対応する特賞履歴画面の一例を示す図である。
【図9】従来の各遊技状態における遊技信号のタイミングチャートと、これに対応する特賞履歴画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る遊技場用装置の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
まず、本発明の遊技場用装置を備える遊技場システムの構成について、各図を参照して説明する。
図1に示すように、遊技場システム1は、遊技機10と、遊技媒体貸出機20と、呼出ランプ30と、これらに接続される台コンピュータ40と、島コンピュータ50と、ホールコンピュータ60とで構成されている。そして、これらの各装置が、所定のネットワーク(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク)を介して、遊技機10から出力される所定の遊技信号や、遊技信号から各装置で算出される遊技データ等を送受可能に接続されている。
【0017】
遊技機10は、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等、遊技球やメダル等の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機が含まれる。なお、本実施形態では、遊技機10をパチンコ機とした場合を例に挙げて説明する。
【0018】
本実施形態に係る遊技機10は、複数種類の当り(特賞)状態を備え、例えば、通常大当り、確変大当り、確変小当り、通常小当りがある。
通常大当りは、内部抽選により当選し、遊技機10に配設された図柄可変表示器に確変図柄以外の図柄が停止表示された場合に発生する。そして、最大15回大入賞口が開放する大当り遊技が行われ、大当り遊技終了後は通常遊技状態となる。
確変大当りは、内部抽選により当選し、図柄可変表示器に確変図柄が停止表示された場合に発生する。そして、最大15回大入賞口が開放する大当り遊技が行われ、大当り遊技終了後は確変遊技状態となる。
確変小当りは、一般に、突確当りとよばれ、図柄可変表示器に突確図柄が停止表示された場合に発生する。そして、大入賞口が短期間(例えば、0.5秒間)の開放を2回繰り返し、大入賞口の閉鎖後は確変遊技状態となる。そのため、遊技者に対して大当り状態であることを認識させ難くして、突然に確変遊技状態になったような印象を与える。
また、通常遊技状態又は確変遊技状態では、大当り遊技終了後に、特定回数(例えば、100回)発生する時短遊技状態に移行する場合がある。この時短遊技状態は、図柄可変表示器における所定の図柄の変動時間が短縮され、この時短遊技状態中に遊技が特定回数まで実行された時点、あるいはそれ以前に新たに大当りが発生した時点で終了する。
【0019】
通常小当りは、本発明に係る小当りに相当する当り(特賞)状態であり、この通常小当りは、大入賞口の動作態様は確変小当りとほぼ同様であるものの、確変遊技状態には移行しない当り状態である。このため、遊技者は、見た目上、確変小当りと通常小当りとはほとんど判別不可能となっているため、通常小当りになった場合、遊技者は確変小当りによって確変遊技状態に移行していることを期待しながら遊技を続けることになる。
【0020】
遊技機10からは、所定の遊技信号が出力される。
例えば、遊技状態を示す遊技信号として、一遊技毎に出力されるスタート信号、当り状態を示す特賞信号、特定の遊技状態を示す特定遊技信号等が出力される。
特賞信号は、大入賞口の開閉が行われるときに出力され、通常大当り、確変大当り、確変小当り等のときに出力される。例えば、特賞信号は、確変大当り,通常大当り,確変小当りの発生に伴ってオフからオンに変化し、大当り遊技の終了によりオンからオフに変化する大当り遊技中に出力される。なお、本実施形態における遊技機10の通常小当りのときは出力されないことになっている。
「特定の遊技状態」は、確変遊技状態や時短遊技状態を示し、「特定遊技信号」は、これら確変遊技状態を示す確変信号や時短遊技状態を示す時短信号をいう。
確変信号は、確変大当りや確変小当りの発生に伴ってオンとなり、特賞信号と同時、又は、特賞信号の終了時に出力され、例えば、次の大当り(通常大当り)が発生した場合に確変遊技状態が終了し、確変信号はオフとなる。なお、確変信号の出力形態の詳細は後述する。
時短信号は、時短遊技状態の発生時にオンとなり、時短遊技状態中に出力され、例えば、遊技が特定回数まで実行された時点、あるいはそれ以前に新たに大当りが発生した発生した場合に時短遊技状態は終了し、時短信号はオフとなる。
【0021】
また、遊技媒体の出入数を示す遊技信号として、遊技機10から払い出された遊技媒体数を示すセーフ信号、遊技機10に投入された遊技媒体数を示すアウト信号等が出力される。
このように遊技機10から出力された各種遊技信号は、図2に示すように、呼出ランプ30を介して、台コンピュータ40へ送られ、さらに島コンピュータ50を介してホールコンピュータ60へ送信される。
【0022】
遊技媒体貸出機20は、遊技媒体を貸出す装置であり、遊技機10に一対一に対応して設けられている。遊技媒体貸出機20は、現金やカードが投入されることによって、投入金額に応じた遊技媒体の貸出数を示す貸出信号を台コンピュータ40へ出力するとともに、対応する遊技機10へ貸出数分の遊技媒体を貸し出すように構成されている。
【0023】
呼出ランプ30は、遊技機10の上方に設置されており、電球やLEDなどのランプを点灯又は点滅させることで、大当りの発生、確変中、店員呼出中等を遊技者に告知するとともに、大当り回数、確変回数、総スタート回数、大当り間のスタート回数、大当り確率、スランプグラフ等の遊技データを表示する表示装置である。さらに、呼出ランプ30は、遊技機10から出力された各種遊技信号を受信して、台コンピュータ40へ送信するとともに、台コンピュータ40から遊技信号にもとづいて集計された遊技データを受信して、遊技データを表示するようになっている。
【0024】
台コンピュータ40は、本発明に係る遊技場用装置として動作し、遊技機10から出力される上記の遊技信号に基づき遊技データを集計する。そして、集計した遊技データを島コンピュータ50を介してホールコンピュータ60に送信するとともに、呼出ランプ30に送信するようになっている。
【0025】
台コンピュータ40は、図3に示すように、主に、通信手段41と、記憶手段42と、制御手段43を有している。
通信手段41は、本発明に係る受信手段として動作し、呼出ランプ30や島コンピュータ50に接続されており、これら呼出ランプ30や島コンピュータ50との間で遊技データを送受信する。例えば、通信手段41は、遊技機10から出力される遊技信号を受信する。そして、通信手段41は、これら遊技信号にもとづいて算出された遊技データを、呼出ランプ30とホールコンピュータ60に送信する。また、後述する選択情報をホールコンピュータ60から受信する。なお、通信手段41は、遊技機10から出力された遊技信号を、呼出ランプ30を介さず、遊技機10から直接受信することもできる。
【0026】
記憶手段42は、台コンピュータ40が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータ、通信手段41で受信された遊技信号より算出された遊技データ等を記憶する。
遊技データは、通信手段41が受信した遊技信号に基づき集計されたものであり、例えば、遊技開始・終了時間、特賞回数、確変回数、小当り回数、遊技機10の電源投入時からのスタート回数を示す総スタート回数、前回の大当り遊技終了からのスタート回数を示す大当り間スタート回数、出玉数(アウト玉数,セーフ玉数)、ベース等を項目として、遊技毎に記録したデータベースとなっている。
「ベース」は、遊技機10に投入された遊技媒体数(アウト玉数)に占める遊技機10から払い出された遊技媒体数(セーフ玉数)の割合を示し、確変遊技状態又は時短遊技状態における確変中ベースと、確変当り状態以外の当り状態(例えば、通常当り状態)後や、小当り状態後の通常遊技状態における通常中ベース等からなる。
また、各々の確変中ベースから平均として算出される「確変中ベース平均」、各々の通常中ベースから平均として算出される「通常中ベース平均」がある。
これらベースが高ければ遊技者にとって遊びやすい遊技機と判断することができる。また、ベースが、所定範囲外となる場合には、不正な行為によって出玉が操作されたと判断することもできる。
【0027】
制御手段43は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶手段42に記憶されているプログラムを読み込んで実行することで、台コンピュータ40が備える各種機能を実行する。
制御手段43は、図3に示すように、遊技状態判定部431と、みなし処理部432とを備えている。
【0028】
遊技状態判定部431は、遊技機10から受信した遊技信号に基づき、遊技機10の遊技状態を判定する。以下、遊技状態判定部431における動作について図4及び図5を参照して具体的に説明する。
なお、上記のように、本実施形態における遊技機10は、通常小当りのときに特賞信号を出力せず、確変信号のみを出力するものとする。
このような遊技機10であって、さらに、確変大当りとなったとき、特賞信号と確変信号を同時に出力する遊技機10の場合は、図4(a)に示すように、遊技機10から出力される確変信号は、本来、特賞信号と同時に出力される。ところが、該遊技機10では、通常小当りのときにも確変信号のみが出力されることによって、遊技状態判定部431は、図5(a)に示すように、確変信号がオフからオンに変化するタイミングで特賞信号が検出されない場合には、通常小当りによる確変信号が出力されたと判断することができる。そして、確変信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を「小当り状態」と判定する。
【0029】
また、遊技状態判定部431は、図5(b)に示すように、確変信号のオフからオンに変化するタイミングで特賞信号が検出されない場合、かつ、遊技機10から出力されるスタート信号が検出されていない場合には、遊技機10が確変遊技状態(朝一確変状態)であると判定する。
これは、遊技機10で遊技がされていない状態(総スタート回数がゼロ)で、確変信号がオフからオンに変化するとき、特賞信号が検出されない場合は、前日の閉店時の確変遊技状態を引き継いで、朝一確変状態と判断するものである。すなわち、遊技機10が前日に確変遊技状態のまま閉店し、翌日営業開始時に記憶部(RAM)がリセットされずに遊技機10の電源が投入された場合には、前日の遊技状態(確変遊技状態)を継続することを意味している。
【0030】
このように、遊技状態判定部431は、確変信号がオフからオンに立ち上がるとき、特賞信号が検出されない場合に、さらに、スタート信号の有無を判定する。そして、総スタート回数がゼロの場合には、遊技機10の電源投入時とみなし、朝一確変状態と判断することができる。一方、総スタート回数が1以上の場合には、遊技機10で遊技がされているとみなし、通常小当りと判断することができる。その結果、朝一確変状態と通常小当りとを区別することができ、確変遊技状態及び小当り状態の遊技データを正確に収集することができる。
また、確変信号がオフからオンに立ち上がるとき、特賞信号が検出された場合には、遊技状態判定部431は、確変当り状態であると判定し、朝一確変状態と区別することができる。
【0031】
また、確変大当りとなったとき、特賞信号の終了時に確変信号を出力する遊技機10の場合は、図4(b)に示すように、確変信号は、本来、確変大当りのときに特賞信号の終了時に出力される。ところが、該遊技機10では、通常小当りのときにも確変信号のみが出力されることによって、遊技状態判定部431は、図5(c)に示すように、確変信号がオフからオンに立ち上がるタイミングから所定時間遡ったときまでの間に、特賞信号が検出されない場合(例えば、特賞信号のオンからオフへの立ち下がりが検出されない場合など)には、通常小当りに伴う確変信号の出力がされたと判断することができる。そして、確変信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を「小当り状態」と判定する。
また、該遊技機10の場合も同様に、確変信号がオフからオンに立ち上がるときから所定時間遡ったときまでの間に特賞信号が検出されない場合に、さらに、スタート信号の有無を判定することによって、朝一確変状態を判断することができる。
【0032】
みなし処理部432は、遊技状態判定部431によって小当り状態と判定された場合に、受信した確変信号を特賞信号とみなして所定の処理を実行する。すなわち、通常小当りのときに、確変遊技状態と認識されないように、仮想的に特賞が発生したとみなして、小当り状態であると処理する。
そして、みなし処理部432による所定の処理とは、例えば、小当り状態と判定された期間内に受信する各種遊技信号を、小当り状態中の遊技データとして集計する。これによって、確変遊技状態の遊技データと区別して、小当り状態の遊技データを収集することができる。
【0033】
みなし処理部432は、特賞信号の受信回数と特賞信号とみなした確変信号の受信回数とを合わせて特賞回数を集計し、特賞信号と特賞信号とみなした確変信号の受信順に特賞履歴を作成する。そして、この特賞履歴における各当り状態間においてベースを算出し、各当り状態の間のベースを、確変中ベースと、通常中ベースとに分けて管理するとともに、各々の平均ベース(確変中ベース平均、通常中ベース平均)を算出し、特賞履歴とともに各当り状態の間のベースを所定の出力手段(表示手段)に出力させる。
【0034】
また、みなし処理部432は、確変当り状態と判定されたときの特賞信号の受信回数から確変当り状態の確変回数を集計するとともに、確変当り状態と判定されたときを除く特賞信号の受信回数と特賞信号とみなした確変信号の受信回数の合計から所定の通常当り状態の通常当り回数を集計し、この確変当り状態の確変回数と通常当り状態の通常当り回数とから、確変中ベース平均と通常中ベース平均とを算出することができる。
なお、みなし処理部432によって集計され、出力された遊技データの詳細については後述する(図8)。
【0035】
また、みなし処理部432は、所定の選択操作に基づいて、小当り状態と判定された期間内に受信する遊技信号を、小当り状態、確変遊技状態、又は、通常遊技状態のうちいずれかの遊技状態中の遊技データとして集計することもできる。
上記したように、みなし処理部432によって、小当り状態の期間内に受信する遊技信号は、通常、通常小当り期間内の遊技データとして処理されるが、ホールコンピュータ60の所定の入力手段や他の装置からの選択操作に基づき、この選択情報を台コンピュータ40へ送信することで、みなし処理部432は、この選択された遊技状態に対する遊技データとして集計する。
例えば、従来のように、通常小当りを確変小当りとする場合には、遊技場の管理者などが「確変遊技状態」を選択することで、みなし処理部432は、通常小当りの期間内に受信する遊技信号を、確変小当りの遊技データとして集計し処理する。また、通常小当りを通常遊技状態とする場合には、「通常遊技状態」を選択することによって、みなし処理部432は、通常小当りになっても、通常遊技として処理する。
【0036】
島コンピュータ50は、各台コンピュータ40から送信されてきた各種信号を受信し、適宜蓄積または集計して遊技場管理装置60へ送信する。
そして、遊技機10と、遊技媒体貸出機20と、台コンピュータ40とが複数配列されて一つの遊技機島を構成し、この遊技機島毎に島コンピュータ50が備えられている。
【0037】
ホールコンピュータ60は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、このホールコンピュータ60により、遊技場に備えられる全遊技機10に関する遊技情報が記憶・管理・分析されるようになっており、遊技情報の他に、遊技場において必要な管理情報や営業管理情報も管理する。
具体的には、ホールコンピュータ60は、台コンピュータ40で集計された各遊技機10の遊技データを受信して、遊技機10毎、遊技機10の機種毎、遊技機島毎、遊技場全体などの単位で遊技データを集計する。
【0038】
また、ホールコンピュータ60は、表示手段を備えており、この表示手段は、所定の情報を画面表示することができる。例えば、各遊技機10の遊技データを画面表示することができ(特賞履歴画面、図8参照)、遊技場の管理者などがこの集計された値を分析することで、現状の営業状態などを把握し、営業計画の立案を行うことができる。なお、特賞履歴画面の詳細については後述する。
また、ホールコンピュータ60は、上記したように所定の選択操作が可能な入力手段(例えば、キーボード,テンキー,選択操作画面等)を備えている。この入力手段が選択操作されることによって、ホールコンピュータ60から所定の選択情報が通信手段41を介して台コンピュータ40に送信され、みなし処理部432がこの選択情報に基づき、小当り状態と判定された期間内に受信する遊技信号を、小当り状態、確変遊技状態、又は、通常遊技状態のうちいずれかの遊技状態中の遊技データとして集計処理するようになっている。
【0039】
次に、本実施形態における遊技場用装置の動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は、本実施形態に係る遊技場用装置の遊技状態判定処理を示すフローチャートである。
【0040】
遊技状態判定処理は、例えば、通常小当りの発生などによって、遊技機10から確変信号を受信した場合に処理が行われる。なお、図6及び図7は、確変大当りが発生したとき、特賞信号と確変信号を同時に出力する遊技機10の場合で例示する。
図6に示すように、まず、遊技状態判定部431は、確変信号を受信したとき(S10−YES)、特賞信号が同時に検出されるか否かを判定する(S11)。
判定の結果、特賞信号が同時に検出されない場合(オフ)は(S11−NO)、小遊技状態判定部431は、遊技機10が通常小当りであると判断し、確変信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を「小当り状態」と判定する(S12)。このとき、みなし処理部432は、受信した確変信号を特賞信号とみなすことで、仮想的に特賞が発生したとみなして、小当り状態であると処理する。そして、みなし処理部432は、この小当り状態と判定された期間内に受信した各種遊技信号を、小当り状態中の遊技データとして集計する。
一方、判定の結果、特賞信号が検出された場合(オン)は(S11−YES)、確変大当りであると判断し、特賞信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間をその期間終了後に確変遊技状態となる「確変当り状態」と判定する(S13)。
このように、遊技機10から受信する遊技信号を検出し、この検出のタイミングを判定することによって、通常小当りのときに遊技機10から確変信号しか出力されていなくても、通常小当りと判断することができる。
【0041】
次に、図7を参照して、朝一確変状態の判定方法について説明する。
S11において、確変信号を受信したときに特賞信号が検出されないと判定された場合(オフ)(S11−NO)、遊技状態判定部431は、スタート信号が検出されているか否かを判定する(S20)。例えば、記憶手段42に記憶されている遊技データの「総スタート回数」がゼロか否かを判定する。
判定の結果、スタート信号が検出されていない場合(総スタート回数がゼロ)(S20−NO)、遊技状態判定部431は、遊技機10が「朝一確変状態」であると判定する(S21)。
一方、判定の結果、特賞信号が検出された場合(オン)(S20−YES)は、通常小当りであると判断し、小当り状態と判定する(S12)。
このように、遊技機10から出力される遊技信号に基づき、朝一確変状態か否かの判定を行うことができ、遊技機10の遊技状態を適切に判断することができる。
【0042】
また、図示しないが、確変大当りのとき、特賞信号がオフに変化した後に確変信号を出力する遊技機10の場合には、S11において、特賞信号が検出されないと判定された場合(オフ)、遊技状態判定部431は、確変信号の立ち上がりから所定時間遡ったときまでの間に特賞信号が検出されるか否かを判定する。判定の結果、所定時間遡ったときまでの間に特賞信号が検出されない場合(オフ)、通常小当りと判定する。このように、遊技信号の出力タイミングが異なるような遊技機10の場合においても、通常小当りを判断することができる。
【0043】
次に、図8を参照して遊技機10の各遊技状態における遊技信号のタイミングチャートと、これに対応する特賞履歴画面の表示内容について具体的に説明する。
図8は、通常小当りを設ける遊技機10の各遊技状態における遊技信号のタイミングチャートと、これに対応してホールコンピュータ60に備える表示手段に表示される特賞履歴画面を示している。
図8に示すように、特賞履歴画面には、例えば、遊技台番号、機種名、遊技状態、遊技種類、遊技終了時間、特賞回数、確変回数、アウト玉数、セーフ玉数、確変アウト玉数、確変セーフ玉数、大当り間スタート回数、通常中ベース、確変中ベース、通常中ベース平均、確変中ベース平均等が表示される。
そして、これらの情報は、特賞信号と、特賞信号とみなした確変信号の受信順に履歴で作成される。すなわち、特賞信号を出力する確変大当り,確変小当り,通常大当りと、出力した確変信号が特賞信号とみなされる通常小当りが発生したときに当り状態に対応する特賞履歴が作成される。
【0044】
上記したように、みなし処理部432は、通常小当りになると、受信した確変信号を特賞信号とみなし、仮想的に特賞が発生したとみなして、小当り状態であると処理する。また、小当り状態と判定された期間内に受信した各種遊技信号を、小当り状態中の遊技データとして集計する。
これによって、図8に示すように、「特賞回数」は、特賞信号の受信回数と、特賞信号とみなした確変信号の受信回数とを合わせて集計される。すなわち、確変大当り,確変小当り,通常大当り、通常小当りのときに特賞回数がカウントされることになる。
「確変回数」は、確変当り状態と判定されたときの特賞信号の受信回数から集計される。すなわち、確変大当り、確変小当りのときに確変回数がカウントされることになる。
また、図示しないが、確変当り状態と判定されたときを除く特賞信号の受信回数と、特賞信号とみなした確変信号の受信回数の合計から所定の通常当り状態の回数を示す「通常当り回数」がカウントされる。
【0045】
また、「ベース」(確変中ベース,通常中ベース)は、各当り状態の履歴において、各当り状態間のアウト玉数及びセーフ玉数によって算出される。
「確変中ベース」は、確変当り状態後の確変遊技状態におけるアウト玉数に占めるセーフ玉数の割合である(確変中ベースa:77.77玉,確変中ベースb:78.12玉)。
すなわち、「確変中ベース平均」は、確変大当りにおける確変中ベースと、確変小当りにおける確変中ベースの合計値を確変回数で除算されて算出されることになる。
具体的には、確変中ベース平均は、
(77.77+78.12)/2=77.95
と算出される。
このように、確変中ベース平均は、通常小当り中のベースを含まない値で集計されるため、通常小当り中のベースを除いた、確変中のみの正確な遊技データを算出することができる。
【0046】
一方、通常中ベース平均は、通常当り状態後や小当り状態後の各通常遊技状態における通常中ベース(通常中ベースA:21.61玉,通常中ベースB:16.37玉,通常中ベースC:19.75玉,通常中ベースD:19.41玉)の合計値を通常当り回数で除算されて算出されることになる。
具体的には、通常中ベース平均は、
(21.61+16.37+19.75+19.41)/4=19.29
と算出される。
このように、各遊技状態の平均ベースを正確に算出することができる。さらには、ベースが所定範囲内か否かを判定することで、不正な行為により出玉が操作されたか否かを判断することが可能となる(ベース異常判定)。
【0047】
「終了時間」、「アウト玉数」、「セーフ玉数」、「大当り間スタート回数」においても、小当り状態と他の遊技状態との遊技データが区別されて集計されるため、各遊技状態における正確な数値を表示することができる。
また、これらの「特賞回数」や「確変回数」等の遊技データが、呼出ランプ30に表示される場合では、遊技者に信頼性の高い情報を提供することができる。
【0048】
以上説明したように、本実施形態の遊技場用装置によれば、遊技機から出力される各種遊技信号を検出し、この検出のタイミングを判定することによって、通常小当りのときに確変信号のみ出力される場合においても、通常小当りとして判断することができる。そのため、遊技場用装置は、遊技機を管理する上での適切な遊技データを算出することができ、この遊技データに基づいて遊技場の管理者は、翌日以降の営業戦略などをたてることができる。
【0049】
以上、本発明の遊技場用装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技場用装置は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、遊技場用装置を台コンピュータ40を例にし、1台備えた構成として説明したが、これに限らず、複数台備えてもよい。また、遊技場管理装置が備える各機能を、島コンピュータ50、ホールコンピュータ60等のいずれかが備える構成としてもよい。
また、上述した実施形態においては、遊技機10が通常小当りのときに確変信号のみを出力する場合で説明したが、これに限らず、例えば時短信号のみを出力する場合や、確変信号及び時短信号の両方を出力する場合においても、同様に通常小当りとして判断することができる。
また、上述した実施形態においては、通常小当りの判定を「確変大当り」と比較して説明したが、これに限らず、確変大当りと信号の出力形態が同様の「確変小当り」と比較した場合においても、通常小当りの判定をすることができる。
また、上述した実施形態においては、通常小当りの判定を、各遊技信号の検出タイミングに基づき判定する場合で説明したが、これに限らず、確変信号のオンからオフまでの時間、アウト玉数、セーフ玉数等によって通常小当りか否かを判定してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、遊技場に設置された複数の遊技機から各種遊技信号を収集して集計する遊技場用装置に有用であり、特に、小当りを設けた遊技機を管理する遊技場用装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0051】
10 遊技機
30 呼出ランプ
40 台コンピュータ
43 制御手段
431 遊技状態判定部
432 みなし処理部
60 ホールコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の当り状態を示す特賞信号を外部に出力するとともに、獲得遊技媒体数の異なる複数種類の前記当り状態を有し、前記複数種類の当り状態のうちの所定の小当り状態のときに特賞信号を出力しない遊技機からの遊技信号に基づき遊技データを集計・管理する遊技場用装置であって、
前記特賞信号と、所定の通常遊技状態より遊技者に有利な特定の遊技状態を示す特定遊技信号とを受信する受信手段と、
前記特定遊技信号の立ち上がりのときに前記特賞信号が検出されない場合、又は、前記特定遊技信号の立ち上がりのときから所定時間遡ったときまでの間に前記特賞信号が検出されない場合に、前記特定遊技信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を所定の小当り状態であると判定するとともに、
前記特定遊技信号の立ち上がりのときに前記特賞信号が検出された場合、又は、前記特定遊技信号の立ち上がりのときから所定時間遡ったときまでの間に前記特賞信号が検出された場合に、この特賞信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間を、その期間終了後に所定の確率変動遊技状態となる確率変動当り状態であると判定する遊技状態判定手段と、
前記小当り状態と判定した場合に、前記特定遊技信号を前記特賞信号とみなして所定の処理を実行するみなし処理手段と、を備える
ことを特徴とする遊技場用装置。
【請求項2】
前記みなし処理手段は、
前記小当り状態と判定された前記期間内に受信する前記遊技信号を、小当り状態中の遊技データとして集計することを特徴とする請求項1記載の遊技場用装置。
【請求項3】
前記みなし処理手段は、
前記特賞信号の受信回数と、前記特賞信号とみなした前記特定遊技信号の受信回数とを合わせて前記当り状態の発生回数を集計し、
前記特賞信号と、前記特賞信号とみなした前記特定遊技信号の受信順に前記当り状態の発生履歴を作成し、
前記当り状態の発生履歴における各当り状態の間において、遊技機に投入された遊技媒体数に占める遊技機から払い出された遊技媒体数の割合を示すベースを算出し、
前記各当り状態の間のベースを、前記確率変動当り状態後における確率変動ベースと、前記確率変動当り状態以外の当り状態であって前記小当り状態を含む当り状態後における通常遊技ベースとに分けて管理するとともに、各々の平均ベースを算出し、
前記当り状態の発生履歴とともに前記各当り状態の間のベースを所定の出力手段に視認可能に出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技場用装置。
【請求項4】
前記みなし処理手段は、
前記確率変動当り状態と判定されたときの特賞信号の受信回数から前記確率変動当り状態の発生回数を集計するとともに、
前記確率変動当り状態と判定されたときを除く特賞信号の受信回数と、前記特賞信号とみなした前記特定遊技信号の受信回数の合計から所定の通常当り状態の発生回数を集計し、
前記確率変動当り状態の発生回数と前記通常当り状態の発生回数とを所定の出力手段に出力させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技場用装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2012−90853(P2012−90853A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−241880(P2010−241880)
【出願日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【出願人】(591142507)株式会社北電子 (348)
【Fターム(参考)】