説明

遊技機の発射玉供給装置

【課題】玉発射装置への玉の供給遅れを防止する。
【解決手段】発射玉供給装置11において、玉供給部材22の上限位置への回転により、玉係止部33は、玉案内レール21の第1の玉に対する係止を解除し、玉収容部32は、第1の玉を取り込んで保持し、玉規制突起部36は、玉案内レール21へ突出して、第2の玉以降の玉の玉収容部32方向への移動を阻止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技球を発射する玉発射装置に遊技球を供給する、パチンコ機等の遊技機の発射玉供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
遊技球としての玉を発射させて遊技するパチンコ機等の遊技機は、例えば特許文献1および特許文献2に示すように、遊技者が操作して玉を発射させる玉発射装置、およびこの玉発射装置に玉を供給する発射玉供給装置を備えている。
【0003】
発射玉供給装置は、上記特許文献1,2に示すように、玉案内レールによって連続して案内されてくる玉を、玉供給部材によって玉発射装置の発射位置に1個ずつ供給する。具体的には、玉供給部材は、軸を中心として上下方向に所定角度だけ往復回転することにより、玉を玉案内レールから1個ずつ取り込み、玉発射装置の発射位置に1個ずつ供給する。以下に、従来の発射玉供給装置の一例について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0004】
図14(a)は1個の玉111を排出した状態(玉発射装置(図示せず)に供給した状態)の発射玉供給装置101を示す平面図、図14(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。
【0005】
発射玉供給装置101は、図14(a)(b)に示すように、玉案内レール112、玉供給部材113およびソレノイド114を備えている。
【0006】
玉案内レール112は、玉供給部材113に向って下向きに緩い傾斜を有し、複数の玉111を連続して玉供給部材113に供給する。
【0007】
玉供給部材113は、玉案内レール112から供給される玉111を1個だけ収容する凹部状の玉収容部121を有し、この玉収容部121とは反対側の位置に設けられた軸122を中心として上下方向に回転可能になっている。玉収容部121の上の部分は凸状の玉係止部123となっており、玉収容部121における下側の面は、玉排出斜面124となっている。玉収容部121の下方の位置には、玉収容部121から排出された玉を受けて、発射玉供給装置101の側方(図1(a)では下方向、図1(b)では手前方向)に案内する玉受案内部125が形成されている。
【0008】
玉供給部材113は、ソレノイド114のオン動作(通電オンの動作)により、ソレノイド114に吸引されて上方に回転する。また、ソレノイド114のオフ動作(通電オフの動作)により、ソレノイド114の吸引が解除されて自然落下により、下方に回転する。玉供給部材113の回転範囲の上限位置は、玉供給部材113の上縁部がソレノイド114に当接する位置であり、下限位置は、玉供給部材113の玉受案内部125の下面が下限ストッパ126に当接する位置である。下限ストッパ126は、玉供給部材113の玉受案内部125の下方に設けられている。
【0009】
発射玉供給装置101における玉排出側の側壁127の下方の位置には、開口部が形成され、この開口部は発射玉供給装置101の玉排出口128となっている。これにより、玉供給部材113が下方に回転し、下限ストッパ126に係止された状態において、発射玉供給装置101から玉排出口128を通じて1個の玉が発射玉供給装置101の側方に排出されるようになっている。発射玉供給装置101から排出された玉は玉発射装置に供給される。
【0010】
次に、発射玉供給装置101が玉を1個ずつ排出する動作について説明する。
図15(a)は、図14(a)の状態から、玉供給部材113が上限位置に回転した状態の発射玉供給装置101を示す平面図、図15(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。図16(a)は、図15(a)の状態から、1個の玉が玉供給部材113の玉収容部121に入り込んだ状態の発射玉供給装置101を示す平面図、図16(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。図17(a)は、図16(a)の状態から、玉供給部材113が下方に回転する状態の発射玉供給装置101を示す平面図、図17(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。図18(a)は、図17(a)の状態から、玉供給部材113が下限位置に回転した状態の発射玉供給装置101を示す平面図、図18(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。
【0011】
図14(a)(b)に示す状態では、1個の玉が発射玉供給装置101から排出されている。この状態では、ソレノイド114はオフとなり、玉収容部121は下限位置に回転している。また、玉案内レール112上の最前部の玉111は、玉供給部材113の玉収容部121に入り込まないように、玉係止部123によって係止されている。
【0012】
次に、図15(a)(b)に示すように、ソレノイド114がオンとなり、玉供給部材113がソレノイド114に吸引されて上限位置に回転する。これにより、玉案内レール112上の最前部の玉111に対する玉係止部123の係止が解除される。
【0013】
次に、図16(a)(b)に示すように、玉案内レール112上の最前部の玉111は、玉係止部123の係止が解除されることにより、玉供給部材113の玉収容部121に入り込む。
【0014】
次に、図17(a)(b)に示すように、ソレノイド114がオフになると、玉供給部材113は、ソレノイド114による吸引が解除され、自重および玉111の重量により下方への回転を開始する。
【0015】
その後、図18(a)(b)に示すように、玉供給部材113は、玉受案内部125の下面が下限ストッパ126に当接する下限位置まで回転する。この状態では、玉案内レール112上の最前部の玉111は、玉供給部材113の玉収容部121に入り込まないように、玉係止部123によって係止される。また、玉供給部材113の玉収容部121の玉は、玉排出斜面124に案内されて、玉収容部121から排出され、玉受案内部125上に達する。その後、この玉111は、図14(a)(b)に示すように、発射玉供給装置101から発射玉供給装置101の側方に排出され、図示しない玉発射装置に供給される。
【0016】
なお、ソレノイド114のオンオフ動作、および玉発射装置からの玉111の発射動作は、時間経過に応じて、おのおの所定時間毎に行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】特開平3−228786号公報(1991年10月09日公開)
【特許文献2】特開2007−229257号公報(2007年09月12日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら、上記従来の構成では、玉案内レール112上において、玉が連続的でなく断続的に流れており、かつ次に玉供給部材113の玉収容部121に取り込まれる玉111が玉供給部材113の玉係止部123によって玉案内レール112上に係止されていない状態においては、次のような問題が生じる。
【0019】
図19(a)は、玉供給部材113が下方に回転している途中に、遅れてきた玉111が玉収容部121に入り込もうとし、玉111の噛み込みが生じた状態の発射玉供給装置101を示す平面図、図19(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。図20(a)は、図19(a)の状態から、所定のタイミングよりも遅れて玉111が玉収容部121に入り込む状態の発射玉供給装置101を示す平面図、図20(b)は同状態の発射玉供給装置101を示す正面図である。
【0020】
例えば、玉111が玉係止部123に係止されていない状態において、ソレノイド114がオンとなり、玉供給部材113が上方に回転した場合であっても、玉111がすぐには玉供給部材113の玉収容部121に取り込まれない。その後、図19(a)(b)に示すように、ソレノイド114がオフとなり、玉供給部材113が下方に回転している途中に、遅れてきた玉111が玉収容部121に入り込もうとすると、その玉111は玉供給部材113の玉係止部123と玉案内レール112との間に噛み込まれる。その後、図20(a)(b)に示すように、噛み込まれている玉111が、後続の玉111に押されて玉収容部121に入り込む場合、下方への玉供給部材113の回転が遅れ、発射玉供給装置101からの玉111の排出、すなわち玉発射装置への玉111の供給が、所定のタイミングから遅れることになる。
【0021】
ここで、玉発射装置では、発射玉供給装置101から供給された玉111は、発射位置において十分な静止時間をもって安定に位置決めされた後、発射槌にて打撃されることにより、精度の良い、安定した発射が可能となる。
【0022】
一方、玉発射装置への玉111の供給が遅れた場合、玉111が上記発射位置において十分に静止する前に玉発射装置の槌が動作する事態が起こる。この場合には、玉111の発射力が弱くなったり、玉111が発射されずに発射部に残ったり(玉残り)といった問題が生じる。なお、玉残りが発生すると、続いて次の玉111が供給されて2個の玉111が発射部に残り、玉発射装置にて発射動作を行っても、遊技台の盤面まで玉111が届かずに無駄玉となってしまう。
【0023】
また、玉発射装置への玉111の供給が遅れた場合、玉111が発射位置に達する前に槌が動作する事態も起こり得る。この場合には、同様に、玉111の発射力が弱く、発射された玉111は遊技面の盤面に到達せずに戻ってきて、発射された後続の玉111と衝突し、後続の玉111が発射位置に戻る場合がある。
【0024】
上記のように、所定のタイミングから遅れて玉111が玉発射装置に供給されるような事態が生じる構成では、玉発射装置での精度の良い安定した玉111の発射が困難となる。また、玉発射装置への玉111の供給遅れに起因した玉発射装置での上記の玉残り、および玉戻りは遊技者の遊技感を著しく損なうものとなる。
【0025】
したがって、本発明は、玉を供給する場合の供給遅れを防止することができる発射玉供給装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0026】
上記の課題を解決するために、本発明の遊技機の発射玉供給装置は、玉係止部、玉収容部および玉規制突起部を有し、軸を中心として上限位置と下限位置との間を往復回転可能な玉供給部材と、前記玉供給部材を回転させる駆動手段とを備え、前記玉供給部材の前記上限位置への回転により、前記玉係止部は、前記玉供給部材に玉を供給する玉供給路に一列に並ぶ玉のうちの最前部の第1の玉に対する係止を解除し、前記玉収容部は、前記第1の玉を取り込んで保持し、前記玉規制突起部は、前記玉供給路へ突出して、前記第1の玉の次の第2の玉以降の玉の前記玉収容部方向への移動を阻止し、前記玉供給部材の前記下限位置への回転により、前記玉係止部は、前記玉収容部に玉が入らないように、前記玉供給路の前記第2の玉を係止し、前記玉収容部は、保持している前記第1の玉を排出し、前記玉規制突起部は、前記玉供給路から退行することを特徴としている。
【0027】
上記の構成によれば、玉供給部材の上限位置への回転により、玉係止部は、玉供給部材に玉を供給する玉供給路に一列に並ぶ玉のうちの最前部の第1の玉に対する係止を解除する。これにより、玉供給路の最前部の玉すなわち第1の玉は、玉供給部材の玉収容部への移動が可能となる。また、玉収容部は、第1の玉を取り込んで保持する。また、玉規制突起部は、玉供給路へ突出して、第1の玉の次の第2の玉以降の玉の前記玉収容部方向への移動を阻止する。
【0028】
また、玉供給部材の下限位置への回転により、玉係止部は、玉収容部に玉が入らないように、玉供給路の前記第2の玉を係止する。また、玉収容部は、保持している第1の玉を排出する。これにより、発射玉供給装置から玉発射装置への玉の供給が行われる。また、玉規制突起部は、玉供給路から退行する。これにより、玉規制突起部により移動が阻止されていた第2の玉以降の玉は、玉収容部方向への移動が可能となる。これにより、第2の玉は次の第1の玉として、玉係止部により係止されることになる。
【0029】
したがって、玉供給部材の下降途中に、玉供給部材の玉収容部に取り込まれた第1の玉を第2の玉以降の後続の玉が押したり、下降途中の玉供給部材の玉係止部が第2の玉に衝突して、玉供給部材の下降動作が阻害されたりして、発射玉供給装置から玉発射装置への玉の供給が不安定になる事態を防止することができる。
【0030】
また、玉供給部材が上限位置へ回転する場合に、例えば玉供給路に既に玉係止部により係止されている第1の玉(最前部の玉)が存在せず、遅れて流れて来た玉(遅れ玉)が玉収容部に入ろうとした場合、その遅れ玉は、玉規制突起部によって玉収容部方向への移動を阻止される。これにより、遅れ玉が下降途中の玉供給部材と玉供給路との間に噛み込まれて、発射玉供給装置から玉発射装置への所定の供給タイミングに対する玉の供給遅れが発生する事態を防止することができる。
【0031】
上記の遊技機の発射玉供給装置において、前記玉規制突起部は、前記玉供給部材の前記上限位置への回転により、前記第1の玉を前記玉収容部へ移動する方向に押すようになっている構成としてもよい。
【0032】
上記の構成によれば、玉規制突起部は、玉供給部材の上限位置への回転により、第1の玉を玉収容部へ移動する方向に押すようになっているので、例えば玉供給路上にゴミが存在し、そのゴミによって玉の流れが阻害されるような場合であっても、玉収容部への確実かつ迅速な玉の移動が可能となる。
【0033】
上記の遊技機の発射玉供給装置において、前記玉規制突起部は、前記玉供給路の玉が通る面に対して、前記玉供給部材の前記上限位置への回転により上方へ突出し、前記玉供給部材の前記下限位置への回転により下方へ退行する構成としてもよい。
【0034】
上記の構成によれば、玉規制突起部を備えた玉供給部材を、玉供給部材に玉規制突起部が直接設けられた簡単な構成により実現することができる。
【0035】
上記の遊技機の発射玉供給装置において、前記駆動手段は、前記玉供給部材を前記上限位置に回転させる場合に通電され、前記玉供給部材を前記下限位置に回転させる場合に通電が遮断される電磁石であり、前記玉規制突起部は、前記玉供給部材が前記下限位置へ回転する場合に、前記玉供給路上の玉により、前記玉供給路の玉が通る面から下方へ退行する方向に押されるようになっている構成としてもよい。
【0036】
上記の構成によれば、玉供給部材は、電磁石への通電が遮断されると、自重および玉収容部に保持している玉の重量により、下限位置に回転する。この場合に、玉規制突起部は、玉供給路上の玉により、玉供給路の玉が通る面から下方へ退行する方向に押されるようになっている。これにより、玉供給部材の下降は促進され、玉供給部材の下降動作を迅速かつ確実に行うことができる。
【0037】
上記の遊技機の発射玉供給装置において、前記玉供給部材の前記上限位置への回転により、前記玉規制突起部における前記玉供給路の玉が通る面から突出した部分は、前記玉供給路の上面に垂直な状態に対して、前記玉収容部方向に傾斜している構成としてもよい。
【0038】
上記の構成によれば、玉供給部材の上限位置への回転により、玉規制突起部が第1の玉を玉収容部へ移動する方向に押す動作、および玉供給路上の玉により、玉供給路の玉が通る面から下方へ退行する方向に玉規制突起部が押される動作を適切に行うことができる。
【発明の効果】
【0039】
本発明の構成によれば、玉供給部材の下降途中に、玉供給部材の玉収容部に取り込まれた第1の玉を第2の玉以降の後続の玉が押したり、下降途中の玉供給部材の玉係止部が第2の玉に衝突して、玉供給部材の下降動作が阻害されたりして、発射玉供給装置から玉発射装置への玉の供給が不安定になる事態を防止することができる。
【0040】
また、玉供給部材が上限位置へ回転する場合に、例えば玉供給路に既に玉係止部により係止されている第1の玉(最前部の玉)が存在せず、遅れて流れて来た玉(遅れ玉)が玉収容部に入ろうとした場合、その遅れ玉は、玉規制突起部によって玉収容部方向への移動を阻止される。これにより、遅れ玉が下降途中の玉供給部材と玉供給路との間に噛み込まれて、発射玉供給装置から玉発射装置への所定の供給タイミングに対する玉の供給遅れが発生する事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態の発射玉供給装置において、1個の玉を排出した状態であって、次の玉を玉供給部材によって玉案内レール上に係止している状態を示す平面図、図1(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図2】図2(a)は、図1(a)の状態から、玉供給部材が上限位置に回転した状態の発射玉供給装置を示す平面図、図2(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図3】図3(a)は、図2(a)の状態から、玉供給部材が下限位置に回転した状態の発射玉供給装置を示す平面図、図3(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図4】図4(a)は、本発明の実施の形態の発射玉供給装置において、玉供給部材が上限位置に回転した場合に、玉案内レール上での玉の流れが遅れて、玉が玉供給部材の玉収容部に入らなかった状態を示す平面図、図4(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図5】図5(a)は、図4(a)の状態から、玉供給部材が下限位置へ回転する途中の状態の発射玉供給装置を示す平面図、図5(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図6】図6(a)は、本発明の実施の形態の発射玉供給装置において、玉供給部材が下限位置へ回転した状態の発射玉供給装置を示す平面図、図6(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図7】図7(a)は図1(a)に示した玉供給部材の平面図、図7(b)は図1(b)に示した玉供給部材の正面部である。
【図8】図1に示した発射玉供給装置における玉案内レール上の最前部の玉の位置と、最前部の玉の玉係止部による係止状態と、玉規制突起の位置との関係を示す説明図である。
【図9】図1に示した発射玉供給装置において、図8の状態から玉供給部材が上限位置に回転した場合の玉規制突起の動作を示す説明図である。
【図10】図1に示した発射玉供給装置において、下降する玉供給部材の玉規制突起に対する玉案内レール上の玉による押圧動作を示す説明図である。
【図11】図11(a)は、図1に示した発射玉供給装置から1個の玉を玉発射装置に供給した状態の発射玉供給装置および玉発射装置を示す平面図、図11(b)は同状態の発射玉供給装置および玉発射装置を示す正面図である。
【図12】図12(a)は、図1に示した発射玉供給装置から供給された玉を玉発射装置から発射する状態の発射玉供給装置および玉発射装置を示す平面図、図12(b)は同状態の発射玉供給装置および玉発射装置を示す正面図である。
【図13】図13(a)は、本発明の実施の形態の発射玉供給装置を備えたパチンコ機において、前扉を開いた状態を示す斜視図、図13(b)は同パチンコ機において前扉を閉じた状態を示す斜視図である。
【図14】図14(a)は従来の発射玉供給装置において、1個の玉を排出した状態を示す平面図、図14(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図15】図15(a)は、図14(a)の状態から、玉供給部材が上限位置に回転した状態の発射玉供給装置を示す平面図、図15(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図16】図16(a)は、図15(a)の状態から、1個の玉が玉供給部材の玉収容部に入り込んだ状態の発射玉供給装置を示す平面図、図16(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図17】図17(a)は、図16(a)の状態から、玉供給部材が下方に回転する状態の発射玉供給装置を示す平面図、図17(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図18】図18(a)は、図17(a)の状態から、玉供給部材が下限位置に回転した状態の発射玉供給装置を示す平面図、図18(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図19】図19(a)は、従来の発射玉供給装置において、玉供給部材が下方に回転している途中に、遅れてきた玉が玉収容部に入り込もうとし、玉の噛み込みが生じた状態を示す平面図、図19(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【図20】図20(a)は、図19(a)の状態から、所定のタイミングよりも遅れて玉が玉収容部に入り込む状態の発射玉供給装置を示す平面図、図20(b)は同状態の発射玉供給装置を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
本実施の形態の発射玉供給装置は、図13(a)(b)に示す遊技機としてのパチンコ機に備えられている。図13(a)は前扉2を開いた状態のパチンコ機1を示す斜視図であり、図13(b)は前扉2を閉じた状態のパチンコ機1を示す斜視図である。発射玉供給装置11は、図13(a)に示すように、前扉2に設けられている。
【0043】
パチンコ機1は、図11(a)(b)および図12(a)(b)に示すように、発射玉供給装置11および玉発射装置12を備えている。図11(a)は、発射玉供給装置11から1個の玉13を玉発射装置12に供給した状態の発射玉供給装置11および玉発射装置12を示す平面図である。図11(b)は同状態の発射玉供給装置11および玉発射装置12を示す正面図である。図12(a)は、発射玉供給装置11から供給された玉13を玉発射装置12から発射する状態の発射玉供給装置11および玉発射装置12を示す平面図である。図12(b)は同状態の発射玉供給装置11および玉発射装置12を示す正面図である。
【0044】
発射玉供給装置11は、玉案内レール(玉供給路)21によって連続して案内されてくる玉13を、玉供給部材22によって玉発射装置12の発射位置53に1個ずつ供給する。玉発射装置12は、発射位置53に供給された玉13を発射する。
【0045】
発射玉供給装置11は、図1(a)(b)に示すように、玉案内レール21、玉供給部材22およびソレノイド(駆動手段、電磁石)23を備えている。図1(a)は1個の玉を排出した状態であって、次の玉13を玉供給部材22によって玉案内レール21上に係止している状態の発射玉供給装置11を示す平面図、図1(b)は同状態の発射玉供給装置11を示す正面図である。
【0046】
玉案内レール21は、玉供給部材22に向って下向きに緩い傾斜を有し、複数の玉13を連続して玉供給部材22に供給する。玉供給部材22は、軸31を中心として所定角度を往復回転することにより、玉13を玉案内レール21から1個ずつ取り込み、玉発射装置12の発射位置53に1個ずつ供給する。
【0047】
具体的には、玉供給部材22は、図7(a)(b)に示す構成となっている。図7(a)は玉供給部材22を示す平面図であり、図7(b)は玉供給部材22を示す正面部である。
【0048】
図7(a)(b)に示すように、玉供給部材22は、玉案内レール21から供給される玉13を1個だけ収容する凹部状の玉収容部32を有し、この玉収容部32とは反対側の位置に設けられた軸31を中心として上下方向に回転可能になっている。玉収容部32の上の部分は凸状の玉係止部33となっており、玉収容部32における下側の面は、玉排出斜面34となっている。玉収容部32の下方の位置には玉受案内部35が形成されている。玉受案内部35は、玉収容部32から排出された玉を受けて、発射玉供給装置11の側方(図1(a)では下方向、図1(b)では手前方向)に案内する。また、玉供給部材22の先端部、すなわち軸31側とは反対側の端部には、上方に突出する玉規制突起部36が形成されている。
【0049】
玉規制突起部36は、玉供給部材22が上限位置に回転した場合に、玉案内レール21上に突出し、玉供給部材22の玉収容部32に取り込まれる玉13の後続の玉13を、玉案内レール21の所定位置に保持するようになっている。また、玉供給部材22が下限位置に回転した場合に、玉案内レール21上から退行し、玉供給部材22の玉収容部32に取り込まれる玉13の後続の玉13の移動を許容するようになっている。玉規制突起部36は、玉供給部材22の幅よりも狭い幅に形成され、玉案内レール21の幅方向における一方側において、玉案内レール21の上面(玉13が通る面)に対する進退動作を行うようになっている。
【0050】
玉供給部材22は、ソレノイド23のオン動作により、ソレノイド23に吸引されて上方に回転する。また、ソレノイド23のオフ動作により、ソレノイド23の吸引が解除されて自然落下により、下方に回転する。図1(a)(b)に示すように、玉供給部材22の回転範囲の上限位置は、玉供給部材22の上縁部がソレノイド23に当接する位置であり、下限位置は、玉供給部材22の玉受案内部35の下面が下限ストッパ24に当接する位置である。下限ストッパ24は、玉供給部材22の玉受案内部35の下方に設けられている。
【0051】
発射玉供給装置11における玉排出側の側壁25の下方の位置には、開口部が形成され、この開口部は発射玉供給装置11の玉排出口26となっている。これにより、玉供給部材22が下方に回転し、下限ストッパ24に係止された状態において、発射玉供給装置11から玉排出口128を通じて1個の玉が発射玉供給装置11の側方に排出されるようになっている。発射玉供給装置101から排出された玉は玉発射装置12に供給される。
【0052】
玉発射装置12は、図11(a)(b)および図12(a)(b)に示すように、発射レール51および発射槌52を有している。発射レール51は、発射玉供給装置11から供給された玉13を受け、また玉発射装置から発射された玉13を案内する。
【0053】
発射レール51は、発射槌52の先端部に向う方向が下方となるように傾斜して設けられ、傾斜して最下部となる端部が発射位置53となっている。発射位置53には、発射レール51と所定の間隔をおいてくさび型の位置決ブロック54が設けられている。この位置決ブロック54により、発射位置53に供給された玉13は、発射レール51上に安定に保持される。
【0054】
発射槌52は、遊技者によりパチンコ機1のハンドルが操作されている場合に、モータに駆動されて一定周期にて回転し、発射位置53に保持されている玉13を打撃して発射させる。発射個数は例えば100個/分である。なお、図中55はストッパである。
【0055】
上記の構成において、発射玉供給装置11が玉を1個ずつ排出する動作について詳細に説明する。
【0056】
図2(a)は、図1(a)の状態から、玉供給部材22が上限位置に回転した状態の発射玉供給装置11を示す平面図、図2(b)は同状態の発射玉供給装置11を示す正面図である。図3(a)は、図2(a)の状態から、玉供給部材22が下限位置に回転した状態の発射玉供給装置11を示す平面図、図3(b)は同状態の発射玉供給装置11を示す正面図である。
【0057】
図1(a)(b)に示す状態は、図14(a)(b)に示した状態と同様、1個の玉13が発射玉供給装置11から玉発射装置12に供給された状態である。この状態では、ソレノイド23はオフとなり、玉収容部32は下限位置に回転している。また、玉案内レール21上の最前部の玉13は、玉供給部材22の玉収容部32に入り込まないように、玉係止部33によって係止されている。
【0058】
次に、図2(a)(b)に示すように、ソレノイド23がオンになると、玉供給部材22がソレノイド23に吸引されて上限位置に回転する。これにより、玉案内レール21上の最前部の玉13に対する玉係止部33の係止が解除され、最前部の玉13は、玉供給部材22の玉収容部32に入り込む。また、玉供給部材22の玉規制突起部36が玉案内レール21の上面から突出し、玉供給部材22の玉収容部32に入り込んだ玉13の後続の玉13(この時点において玉案内レール21上の最前部に存在する玉13)の前面に当接する。したがって、玉規制突起部36により、玉案内レール21上の玉13の玉供給部材22方向への移動が阻止され、玉案内レール21上の最前部の玉13は玉案内レール21上の所定位置に保持される。
【0059】
次に、図3(a)(b)に示すように、ソレノイド23がオフになると、玉供給部材22は、ソレノイド23による吸引が解除され、自重および玉13の重量により下限位置に回転する。この場合、玉供給部材22は、玉受案内部35の下面が下限ストッパ24に当接する。この状態では、玉案内レール21上の最前部の玉13は、玉供給部材22の玉収容部32に入り込まないように、玉係止部33によって係止される。また、玉供給部材22の玉収容部32の玉は、玉排出斜面34に案内されて、玉収容部32から排出され、玉受案内部35上に達する。その後、この玉13は、玉排出口26から排出され、玉発射装置12に供給される。
【0060】
発射玉供給装置11から玉発射装置12に供給された玉13は、図11(a)(b)および図12(a)(b)に示すように、玉発射装置12の発射位置53に保持される。この玉13は玉発射装置の発射槌52に打撃されて盤面へ発射される。
【0061】
次に、玉案内レール21上での玉13の流れが遅れて、玉13が玉供給部材22の玉収容部32に入らなかった場合の発射玉供給装置11の動作について説明する。
【0062】
図4(a)は、玉供給部材22が上限位置に回転した場合に、玉案内レール21上での玉13の流れが遅れて、玉13が玉供給部材22の玉収容部32に入らなかった状態の発射玉供給装置11を示す平面図、図4(b)は同状態の発射玉供給装置11を示す正面図である。図5(a)は、図4(a)の状態から、玉供給部材22が下限位置へ回転する途中の状態の発射玉供給装置11を示す平面図、図5(b)は同状態の発射玉供給装置11を示す正面図である。図6(a)は、玉供給部材22が下限位置へ回転した状態の発射玉供給装置11を示す平面図、図6(b)は同状態の発射玉供給装置11を示す正面図である。
【0063】
ソレノイド23がオンになると、図4(a)(b)に示すように、玉供給部材22はソレノイド23に吸引されて上限位置に回転する。この状態において、玉案内レール21上での玉13の流れが遅れて、玉13が玉供給部材22の玉収容部32に入らなかった場合、玉案内レール21上の最前部の玉13は、玉案内レール21の上面から突出する、玉供給部材22の玉規制突起部36により、玉供給部材22方向への移動が阻止され、玉案内レール21上の所定位置に保持される。
【0064】
その後、ソレノイド23がオフになると、玉供給部材22は、図5(a)(b)の状態を経て、図6(a)(b)に示すように、下限位置まで回転する。図6(a)(b)の状態では、玉規制突起部36は玉案内レール21上から玉案内レール21の下方へ退行する。したがって、玉案内レール21上の最前部の玉13は、玉規制突起部36による係止状態を解除されて、玉案内レール21の最前部まで移動し、玉供給部材22の玉係止部33により係止される。その後、玉供給部材22の玉係止部33により係止されている最前部の玉13は、次回にソレノイド23がオンになった際に、玉供給部材22の玉収容部32に取り込まれる。
【0065】
このような動作により、玉13が所定のタイミングから遅れて玉供給部材22の玉収容部32に入り込むことがなく、玉供給部材22の玉係止部33と玉案内レール21との間での玉13の噛み込みが生じない。また、発射玉供給装置11から玉発射装置12への玉13の供給遅れが生じず、玉13の供給遅れに起因する、玉13の飛距離の不足や玉残りによる玉13の2個打ちなど、玉発射装置12での発射不良を防止することができる。
【0066】
ここで、玉規制突起部36を備えた玉供給部材22の構成についてさらに詳細に説明する。
【0067】
図8は、玉案内レール21上の最前部の玉13の位置と、最前部の玉13の玉係止部33による係止状態と、玉規制突起部36の位置との関係を示す説明図である。図9は、図8の状態から玉供給部材22が上限位置に回転した場合の玉規制突起部36の動作を示す説明図である。図10は、下降する玉供給部材22の玉規制突起部36に対する玉案内レール21上の玉13による押圧動作を示す説明図である。
【0068】
図10に示すように、玉供給部材22の玉収容部32に玉13が取り込まれた後に、ソレノイド23がオフになると、玉供給部材22は自重と玉13の重量により下降を開始する。この場合、玉案内レール21上に突出している玉規制突起部36が、玉案内レール21上の玉13によって押圧される。したがって、玉供給部材22の下降は促進され、迅速かつ確実に行われる。
【0069】
図8に示すように、玉規制突起部36の先端部が玉案内レール21上面から下がった時点では、最前部の玉13に対向する玉係止部33の対向面は最前部の玉13に当接している。この場合の当接位置Cが玉供給部材22の軸31と最前部の玉13の中心を結ぶAA'線以下にあれば、最前部の玉13は玉供給部材22の玉収容部32に入らない。
【0070】
次に、図9に示すように、玉供給部材22が上限位置に回転すると、玉供給部材22の玉収容部32が開放されて最前部の玉13が玉収容部32に入り込む。この場合、玉規制突起部36は、玉案内レール21上に突出し、玉係止部33に係止されていた最前部の玉13を後ろから押して玉収容部32への玉13の入り込みを補助する。したがって、例えば玉案内レール21上にゴミが存在し、そのゴミによって玉13の流れが阻害されるような場合であっても、玉収容部32への確実かつ迅速な玉13の移動が可能となる。
【0071】
なお、玉規制突起部36による最前部の玉13を後ろから押す動作を適切に行えるように、図9に示すように、玉供給部材22が上限位置に回転した場合に、玉規制突起部36の玉案内レール21から突出する部分は、玉案内レール21の上面に垂直な状態に対して、玉供給部材22方向に傾斜している。
【0072】
また、玉案内レール21から突出した玉規制突起部36により、前述のように、最前部の玉13に対する後続の玉13の玉収容部32方向への移動が規制される。したがって、玉供給部材22の下降時における玉係止部33による玉13の噛み込みを防止することができる。
【0073】
一方、玉規制突起部36の上昇時には、玉規制突起部36によって玉13を噛み込む可能性がある。しかしながら、
(1)玉供給部材22は上昇中であり、玉発射装置12に玉13を供給するタイミングではないため、この場合の噛み込みは直接玉発射装置12での発射タイミングに影響しない。
(2)玉規制突起部36が玉13を一定時間噛み込んで、玉13が前進した場合であっても、玉供給部材22の玉収容部32が開放されて、玉収容部32への玉13の流入を待っているタイミングであるので、玉収容部32の玉13の流入に時間的余裕がある。したがって、玉発射装置12での発射遅れの問題にはつながらない。
【0074】
また、玉規制突起部36は、上昇した場合に、玉案内レール21上の最前部の玉13とその後続の玉13との間に突出するので、後続の玉13が最前部の玉13を押すことがない。
【0075】
なお、本実施の形態の発射玉供給装置11において、玉13が玉供給部材22の玉収容部32に入るのは、玉供給部材22が下限位置から6度上昇した位置である。この場合、玉規制突起部36の先端部は玉案内レール21の上面から既に3mm以上突出しており、玉規制突起部36により完全に後続の玉を分離することができる。また、玉案内レール21上において、玉13は、左右をガイドとなる壁にて覆われており、玉13と壁の隙間は玉13が流入できる最小限の隙間、例えば1〜2mmとなっている。したがって、図7(a)に示したように、玉規制突起部36は、玉案内レール21の幅に対して細いものであるものの、玉案内レール21上に突出した場合に、確実に玉13の進行を阻止することができる。
【0076】
なお、上記のように、玉供給部材22が上限位置に回転した場合に、玉規制突起部36の玉案内レール21から突出する部分が玉案内レール21の上面に垂直な状態に対して玉供給部材22方向に傾斜していることにより、玉案内レール21上に突出している玉規制突起部36は、玉案内レール21上の玉13によって押圧され易くなっている。
【0077】
しかし、玉供給部材22が上限位置に存在する場合、この位置がソレノイド23による吸着力の最大ポイントであるため、玉案内レール21上の玉に押圧されて玉規制突起部36が下降することはない。
【0078】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明は、パチンコ機など、遊技球としての玉を使用し、玉を1個ずつ切り出して一定のタイミングにて玉発射装置に供給する遊技機に利用することができる。
【符号の説明】
【0080】
1 パチンコ機(遊技機)
11 発射玉供給装置
12 玉発射装置
13 玉
21 玉案内レール(玉供給路)
22 玉供給部材
23 ソレノイド(駆動手段、電磁石)
24 下限ストッパ
25 側壁
26 玉排出口
32 玉収容部
33 玉係止部
34 玉排出斜面
35 玉受案内部
36 玉規制突起部
51 発射レール
52 発射槌
53 発射位置
54 位置決ブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
玉係止部、玉収容部および玉規制突起部を有し、軸を中心として上限位置と下限位置との間を往復回転可能な玉供給部材と、
前記玉供給部材を回転させる駆動手段とを備え、
前記玉供給部材の前記上限位置への回転により、前記玉係止部は、前記玉供給部材に玉を供給する玉供給路に一列に並ぶ玉のうちの最前部の第1の玉に対する係止を解除し、前記玉収容部は、前記第1の玉を取り込んで保持し、前記玉規制突起部は、前記玉供給路へ突出して、前記第1の玉の次の第2の玉以降の玉の前記玉収容部方向への移動を阻止し、
前記玉供給部材の前記下限位置への回転により、前記玉係止部は、前記玉収容部に玉が入らないように、前記玉供給路の前記第2の玉を係止し、前記玉収容部は、保持している前記第1の玉を排出し、前記玉規制突起部は、前記玉供給路から退行することを特徴とする遊技機の発射玉供給装置。
【請求項2】
前記玉規制突起部は、前記玉供給部材の前記上限位置への回転により、前記第1の玉を前記玉収容部へ移動する方向に押すようになっていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の発射玉供給装置。
【請求項3】
前記玉規制突起部は、前記玉供給路の玉が通る面に対して、前記玉供給部材の前記上限位置への回転により上方へ突出し、前記玉供給部材の前記下限位置への回転により下方へ退行することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の発射玉供給装置。
【請求項4】
前記駆動手段は、前記玉供給部材を前記上限位置に回転させる場合に通電され、前記玉供給部材を前記下限位置に回転させる場合に通電が遮断される電磁石であり、
前記玉規制突起部は、前記玉供給部材が前記下限位置へ回転する場合に、前記玉供給路上の玉により、前記玉供給路の玉が通る面から下方へ退行する方向に押されるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機の発射玉供給装置。
【請求項5】
前記玉供給部材の前記上限位置への回転により、前記玉規制突起部における前記玉供給路の玉が通る面から突出した部分は、前記玉供給路の上面に垂直な状態に対して、前記玉収容部方向に傾斜していることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機の発射玉供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−48817(P2013−48817A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189625(P2011−189625)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】