説明

遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法

【課題】遊技機器用コイン識別機におけるコインの識別基準データの更新を簡単な操作によって行い得るようにすること。
【解決手段】遊技台用台間機1に組み込まれているコイン識別機5のコイン通路15には発振側コイル21a、受信側コイル21bを備えたコイン材質センサ21が配置されている。コインCの識別基準データ25の更新時には、更新データ42bが担持されているデータ更新用コインCaをコイン通路15に投入すると、それが発振側コイル21a、受信側コイル21bに対峙した位置で止まる。この後は、コイン識別機5とデータ更新用コインCaとの間で通信が行われ、識別基準データ25の更新が自動的に行われる。更新後は、データ更新用コインCaがコイン識別機5から排出される。データ更新用コインCaを投入するという極めて簡単な作業によりコインの識別基準データを更新できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技店に設置されているパチンコ玉、ゲーム用コインなどの遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機に搭載されているコイン識別機、遊技機に搭載されているゲーム用コインを識別するためのコイン識別機などの遊技機器用コイン識別機におけるデータ更新方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ玉の貸し出しを行うための玉貸機に搭載されている硬貨識別機では、投入された硬貨が通過するコイン通路にコイン材質センサ、コイン厚みセンサ、コイン外径センサなどのコインセンサが配置されている。これらのセンサによって検出された材質、厚みおよび外径に基づき、投入された硬貨の真偽、種類が識別される。また、遊技媒体としてコインを用いて遊技を行う遊技機においても、投入されたコインを識別するために、同様なコインセンサが取り付けられている。
【0003】
このような遊技機器用コイン識別機のコインセンサとしては、コイン通路を挟み発振側コイルおよび受信側コイルが対向配置された構成のものを用いることができる。この形式のコインセンサは、特許文献1、2に開示されている。
【0004】
また、コイン識別機におけるコインの真偽、種類の識別は、これらのコインセンサによって検出されたコインの厚み、材質、外径などのコイン情報を、予め記憶保持されている識別基準データと照合することにより行われる。使用する識別基準データの切り替え作業を簡単に行うために、特許文献3には、各種の識別基準データ(識別パターン)を記憶手段に保持させ、当該記憶手段に保持されている識別基準データを選択することにより、識別基準データを切り替え可能な方法が開示されている。
【特許文献1】特開2004−46572号公報
【特許文献2】特許第2567654号公報
【特許文献3】特開平2−48788号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、コイン識別機で識別できないような新たな偽造コインが発見された場合には、そのような偽造コインを真正コインと区別できるように、識別基準データを厳しくする、あるいは、新たな識別基準データを採用するなどの対策が必要になる。また、識別対象のコインとして新たなコインが追加された場合にも、そのようなコインを識別するための新たな識別基準データを採用する必要がある。
【0006】
しかしながら、特許文献3に開示の方法では、新たに識別基準データを追加する場合、識別基準データの厳しさを記憶手段に保持されていない新たなものに切り替える場合などには対応できない。したがって、このような場合には、専用の書込み機をコイン識別機に接続して、記憶保持されている識別基準データの更新作業を行う必要がある。かかるデータ更新作業は、効率が悪く、また、コストが高いという問題点がある。
【0007】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、簡単な操作によって効率良く、コインの識別基準データの更新を行い得るようにした遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法を提案することにある。
【0008】
また、本発明の課題は、かかる新たなデータ更新方法に用いるためのデータ更新用コインを提案することにある。
【0009】
さらに、本発明の課題は、かかる新たなデータ更新方法によって識別基準データの更新を行うことのできる遊技機器用コイン識別機を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明は、コイン識別機のコイン通路に、発振側コイルおよび受信側コイルを備えたコインセンサを配置し、前記コインセンサにより、前記コイン通路を通過するコインを識別するためのコイン情報を検出し、前記コインセンサにより検出されたコイン情報を、記憶保持されている識別基準データと照合して、前記コインの識別を行う遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法であって:
データ更新用コインを前記コイン通路に投入して、前記コインセンサの前記発振側コイルおよび前記受信側コイルに対峙する位置に停止させ、前記データ更新用コインから、当該データ更新用コインであることを示すコイン識別データを送信し;前記コイン識別機は、前記受信側コイルを介して前記コイン識別データを受信すると、データ更新モードに切り替わり、データ更新許可信号を前記発振側コイルを介して送信し;前記データ更新用コインは、前記データ更新許可信号を受信すると、更新データを送信し;前記コイン識別機は、前記更新データを前記受信側コイルを介して受信すると、当該更新データを用いて前記識別基準データの更新を行い;前記識別基準データの更新後に、前記コイン識別機の前記コイン通路から、前記データ更新用コインを外部に排出させることを特徴としている。
【0011】
次に、本発明は、上記の遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法に用いるデータ更新用コインであって、前記コイン識別データおよび前記更新データを記憶保持している記憶部と、前記コイン識別機の前記コイン通路に配置されている前記コインセンサの前記発振側コイルの発振により発電する発電部と、前記発電部から駆動電力が供給されると前記コイン識別データを送信し、前記更新許可信号を受信すると前記更新データを送信する送受信部とを有していることを特徴としている。
【0012】
また、本発明は、上記の遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法によってデータ更新が行われる遊技機器用コイン識別機であって、前記識別基準データが記憶保持されている記憶部と、前記コイン識別データを受信すると、動作モードをデータ更新モードに切り替えるモード切り替え部と、前記更新モードが切り替わると、前記更新許可信号を送信する送信制御部と、前記データ更新モード状態において受信した前記更新データを用いて、前記識別基準データを更新する更新制御部とを有していることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、コインセンサの発振側コイルおよび受信側コイルを利用して、コイン通路に投入したデータ更新用コインとの間で通信を行わせ、これによって、識別基準データの更新を行うようにしている。したがって、識別対象のコインの代わりに、更新用のデータが担持されているデータ更新用コインをコイン通路に投入するという極めて簡単な操作を行うだけで、識別基準データを任意のものに更新することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、図面を参照して、本発明の遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明の方法によりデータ更新を行うことのできるコイン識別機が搭載された遊技台用台間機を示す説明図である。遊技台用台間機1は、遊技店に設置された遊技台2の間に配置され、隣接する遊技台2で遊技するための遊技媒体の貸し出し処理を行うためのものである。遊技台用台間機1には、紙幣識別機3、制御ユニット4、コイン識別機5、カードリーダライタ6および電源ユニット7などが組み込まれている。また、遊技台用台間機1の前面には、その上側から状態表示ランプ8、紙幣挿入口9、表示画面およびテンキーなどが配列された操作部10、コイン投入口11、コイン排出口12およびカード挿入口13などが配置されている。
【0016】
コイン投入口11からコインCを投入すると、コイン識別機5のコイン通路15をコインCが通過し、コイン通路15の途中に配置されているコインセンサ20によって、コインCの材質、厚み、外径などのコイン情報が検出される。検出されたコイン情報に基づきコイン識別機5は投入されたコインCの真偽、種類の識別を行い、その識別結果を遊技台用台間機1の制御ユニット4に供給する。制御ユニット4は、供給された情報に基づき、遊技媒体の貸し出し処理を行う。投入されたコインCが偽造コインの場合、受け入れ出来ない種類のコインの場合には、投入されたコインCがコイン排出口12から排出される。
【0017】
図2(a)はコイン識別機5の主要部分を示す概略ブロック図である。コイン識別機5におけるコイン通路15の途中位置に配置されているコインセンサ20は、コイン材質センサ21、コイン厚みセンサ22、およびコイン外径センサ23を備えている。コイン材質センサ21は、コイン通路15を挟み、その厚さ方向に対向配置した発振側コイル21aおよび受信側コイル21bを備えている。同様に、コイン厚みセンサ22およびコイン外径センサ23は、コイン通路15を挟み、その厚さ方向に対向配置した発振側コイル22a、23aおよび受信側コイル22b、23bを備えている。この構成のコインセンサ20により検出されたコイン情報(材質、厚み、外径)は、コイン識別機5の制御回路24に供給される。
【0018】
制御回路24はマイクロコンピュータを中心に構成された回路であり、コインの識別基準データ25が書き換え可能な状態で記憶保持されている記憶部26と、コインセンサ20から供給されるコイン情報を記憶部26の識別基準データ25に照合して投入されたコインの識別を行う識別部27を備えている。識別部27は、コイン情報に基づき、投入されたコインの真偽、種類を識別する。
【0019】
また、識別部27は、投入されたコインが、識別基準データ25を更新するために用いるデータ更新用コインであると識別した場合には、当該識別結果を、モード切り替え部28に供給するようになっている。モード切り替え部28は、データ更新用コインが検出された場合には、コイン識別機5の動作モードを通常のコイン識別モードからデータ更新モードに切り替えるようになっている。
【0020】
モード切り替え部28によって動作モードがデータ更新モードに切り替わると、送信制御部29は、データ更新が可能であることを表すデータ更新許可信号をコイン材質センサ21の発振側コイル21aを介して送信するようになっている。更新制御部30は、データ更新モードの状態において、コイン材質センサ21の受信側コイル21bを介して受信した更新データを用いて、記憶部26の識別基準データ25の更新処理を行うようになっている。また、送信制御部29は、動作モードがデータ更新モードの間は、その旨を表す信号を遊技台用台間機1の制御ユニット4に供給する。制御ユニット4は当該信号を受けている間は、例えば、状態表示ランプ8を点滅させることにより、コイン識別機5がデータ更新中であることを表示するようになっている。
【0021】
ここで、図2(b)には、コインセンサ20が配置されているコイン通路15の部分を側方から見た場合の説明図である。コイン通路15におけるコイン材質センサ21が配置されている部分の天面15aの部分には、昇降ガイド31が配置されている。この昇降ガイド31とコイン通路15の底面15bの間隔、すなわち、コイン通路の高さは、識別対象のコインCの最大外径より大きな寸法とされ、後述のデータ更新用コインCaの外径よりも小さな寸法とされている。したがって、データ更新用コインCaが投入されると、当該データ更新用コインCaは昇降ガイド31に当り、コイン材質センサ21における発振側コイル21aおよび受信側コイル21bの間に止まることになる。
【0022】
昇降ガイド31はソレノイド32によって昇降可能となっている。ソレノイド32は、例えば、更新制御部30によるデータ更新が終了すると、一時的に励磁されて昇降ガイド31を上方に引き上げるようになっている。昇降ガイド31が上昇位置に上がると、データ更新用コインCaがコイン通路15に沿って落下して、コイン排出口12から排出される。
【0023】
次に、図3はデータ更新用コインCaを示す概略ブロック図である。データ更新用コインCaは、非接触型ICチップと同様に機能するものであり、制御部41、記憶部42、送受信部43および発電部44を備えている。記憶部42は例えばROMからなり、ここには、制御プログラムと共に、データ更新用コインCaであることを表すコイン識別データ42aと、更新データ42bとが保持されている。送受信部43は、送受信用のコイル43aを備えており、コイン識別データ42aおよび更新データ42bの送信を行う。また、コイン識別機5の側からデータ更新許可信号を受信する。発電部44は、送受信部43、充放電回路44aおよび二次電池44bから構成されており、コイン識別機5の側のコイン材質センサ21の発振側コイル21aの発振を受けて発電し、各部に駆動電力を供給すると共に、二次電池44bを充電する。
【0024】
(コインの識別基準データの更新動作)
次に、このように構成されているデータ更新用コインCaを用いたデータ更新動作を説明する。遊技台用台間機1のコイン投入口11からデータ更新用コインCaを投入すると、当該データ更新用コインCaはコイン識別機5のコイン通路15を落下し、当該コイン通路15の昇降ガイド31に当り、そこに止まる(図2(b)参照)。この結果、データ更新用コインCaはコイン材質センサ21の発振側コイル21aおよび受信側コイル21bの間に位置する。
【0025】
データ更新用コインCaの発電部44は、コイン材質センサ21の発振側コイル21aの発振を受けて発電し、二次電池44bを充電すると共に、各部に駆動電力を供給する。制御部41の制御の下に、記憶部42に保持されているコイン識別データ42aが送受信部43を介して送信される。
【0026】
コイン識別機5は、コイン材質センサ21の受信側コイル21bを介してコイン識別データ42aを受信し、このデータに基づき、識別部27は、投入されたコインがデータ更新用コインCaであることを識別し、その旨をモード切り替え部28に出力する。この結果、モード切り替え部28はコイン識別機5の動作モードをコイン識別モードからデータ更新モードに切り替える。データ更新モードに切り替わると、送信制御部29からデータ更新許可信号が発振側コイル21aを介して送信される。また、コイン識別機5がデータ更新モードになった旨が遊技台用台間機1の制御ユニット4に供給される。制御ユニット4は、状態表示ランプ8を所定の形態で点滅駆動して、データ更新モードであることを表示する。
【0027】
データ更新用コインCaは、データ更新許可信号を送受信部43を介して受信すると、記憶部42に保持されている更新データ42bを送受信部43を介して送信する。
【0028】
コイン識別機5は、受信側コイル21bを介して更新データ42bを受信し、当該更新データ42bを識別部27を介して更新制御部30に供給する。更新制御部30は、受け取った更新データ42bを用いて、記憶部26に保持されている識別基準データ25の更新動作を行う。
【0029】
識別基準データ25の更新が終了すると、更新制御部30は更新が終了した旨の出力をモード切り替え部28および送信制御部29に供給する。送信制御部29は、更新が終了した旨の出力を発振側コイル21aを介してデータ更新用コインCaに向けて送信する。同時に、遊技台用台間機1の制御ユニット4にも更新が終了した旨の出力を供給する。制御ユニット4は当該出力を受け取ると、状態表示ランプ8の点滅を止める。
【0030】
データ更新用コインCaは、更新が終了した旨の出力を受信側コイル21bを介して受信すると、記憶部42に更新が終了した旨の情報を記憶する。なお、データ更新用コインCaに、データ更新が可能な回数を書き込んでおき、データの更新回数をカウントすることができる。このようにすれば、データ更新可能なコイン識別機5の台数を制限することができる。
【0031】
更新が終了した旨の出力が出ると、それに応答してソレノイド32が一時的に励磁される。この結果、昇降ガイド31が一時的に上昇して、昇降ガイド31によって停止させられていたデータ更新用コインCaがコイン通路15を落下して、遊技台用台間機1のコイン排出口12から排出される。以上により、コインの識別基準データの更新動作が終了する。
【0032】
なお、セキュリティを高めるためには、データ更新用コインCaとコイン識別機5の間の通信は、通信情報を暗号化した状態で行うことが望ましい。また、本例では、データ更新用コインCaをコイン材質センサ21の配置位置に停止させているが、コイン厚みセンサ22あるいはコイン外径センサ23の位置に停止させて、それらを用いて、通信を行うようにしてもよい。
【0033】
以上説明したように、遊技台用台間機1のコイン識別機5におけるコインの識別基準データ25の更新は、更新データ42bを担持したデータ更新用コインCaをコイン投入口11から投入し、コイン通路15に配置されているコインセンサ20の送受信機能を利用して行うようになっている。したがって、単に、データ更新用コインCaを投入するという作業を行うのみでよく、極めて簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明を適用した遊技台用台間機を示す説明図である。
【図2】(a)は図1の遊技台用台間機に組み込まれているコイン識別機の概略ブロック図であり、(b)はそのコイン通路を側方から見た場合の説明図である。
【図3】データ更新用コインの制御系を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
【0035】
1 遊技台用台間機
2 遊技台
4 制御ユニット
5 コイン識別機
8 状態表示ランプ
11 コイン投入口
12 コイン排出口
15 コイン通路
20 コインセンサ
21 コイン材質センサ
21a、22a、23a 発振側コイル
21b、22b、23b 受信側コイル
22 コイン厚みセンサ
23 コイン外径センサ
24 制御回路
25 識別基準データ
26 記憶部
27 識別部
28 モード切り替え部
29 送信制御部
30 更新制御部
31 昇降ガイド
32 ソレノイド
41 制御部
42 記憶部
42a コイン識別データ
42b 更新データ
43 送受信部
43a コイル
44 発電部
C コイン
Ca データ更新用コイン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイン識別機のコイン通路に、発振側コイルおよび受信側コイルを備えたコインセンサを配置し、前記コインセンサにより、前記コイン通路を通過するコインを識別するためのコイン情報を検出し、前記コインセンサにより検出されたコイン情報を、記憶保持されている識別基準データと照合して、前記コインの識別を行う遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法であって、
データ更新用コインを前記コイン通路に投入して、前記コインセンサの前記発振側コイルおよび前記受信側コイルに対峙する位置に停止させ、
前記データ更新用コインから、当該データ更新用コインであることを示すコイン識別データを送信し、
前記コイン識別機は、前記受信側コイルを介して前記コイン識別データを受信すると、データ更新モードに切り替わり、データ更新許可信号を前記発振側コイルを介して送信し、
前記データ更新用コインは、前記データ更新許可信号を受信すると、更新データを送信し、
前記コイン識別機は、前記更新データを前記受信側コイルを介して受信すると、当該更新データを用いて前記識別基準データの更新を行い、
前記識別基準データの更新後に、前記コイン識別機の前記コイン通路から、前記データ更新用コインを外部に排出させることを特徴とする遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法に用いるデータ更新用コインであって、
前記コイン識別データおよび前記更新データを記憶保持している記憶部と、
前記コイン識別機の前記コイン通路に配置されている前記コインセンサの前記発振側コイルの発振により発電する発電部と、
前記発電部から駆動電力が供給されると前記コイン識別データを送信し、前記データ更新許可信号を受信すると前記更新データを送信する送受信部とを有していることを特徴とするデータ更新用コイン。
【請求項3】
請求項1に記載の遊技機器用コイン識別機のデータ更新方法によってデータ更新が行われる遊技機器用コイン識別機であって、
前記識別基準データが記憶保持されている記憶部と、
前記コイン識別データを受信すると、動作モードをデータ更新モードに切り替えるモード切り替え部と、
前記更新モードに切り替わると、前記データ更新許可信号を送信する送信制御部と、
前記データ更新モードの状態において受信した前記更新データを用いて、前記識別基準データを更新する更新制御部とを有していることを特徴とする遊技機器用コイン識別機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2007−179409(P2007−179409A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−378817(P2005−378817)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(000128946)マミヤ・オーピー株式会社 (122)
【Fターム(参考)】