説明

遊技機

【課題】できるだけ簡素な作動パターンで疑似連続変動を表現し得ると共に、その制御及び作動機構等がシンプルとなるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機では、演出装置28が円形回転体43と立体造形物48とを有し、演出制御手段が、特別遊技抽選の結果を図柄表示装置に表示する制御と、当選した疑似連続変動の連続回数に対応して円形回転体43の回転動作を段階的に変更する制御とを実行する。このため、モータ62の回転を変化させて円形回転体43の回転動作を変化させるだけで、立体造形物48の動作も同時に変化させることができる。これにより、円形回転体43の作動を変化させるだけの簡素な作動パターンで疑似連続変動を表現でき、その制御及び作動機構等を簡素化できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、特に疑似連続変動を行うようにした遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
【0003】
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時(つまり、特別遊技状態の抽選に当選した時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
【0004】
上述したようなパチンコ機において、以下のようなものが知られている(特許文献1参照)。すなわち、当該パチンコ機では、1回の入賞でノーマル変動パターンと同様の疑似変動を複数回繰り返して行い、新たに特図ゲームが開始された場合(1回目の疑似変動の場合)、複数備えたリールの回転開始順を左、中、右とし、スピーカから出力される音声を「トン!トン!トン!」とし、ランプを、時計回りで発光部分が移動するように点灯させるように構成している。そして、当該パチンコ機では、全ての表示図柄が一旦仮停止させられた後に全ての表示図柄が変動される場合(2回目以降の疑似変動の場合)に、複数のリールの回転開始順を左、右、中とし、スピーカから出力される音声を「ポン!ポン!ポン!」とし、ランプを、反時計回りで発光部分が移動するように点灯させる。
【0005】
【特許文献1】特開2002−85698号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記特許文献1に記載のパチンコ機では、別個の入賞による通常パターンの変動が連続して行われている場合と、1回の入賞によって通常パターンと同様の変動が繰り返されている場合(疑似連続変動)との差別化を図ることができるものの、複数のリールを様々なパターンで作動させると共に、スピーカの放音状態とランプの発光状態をその都度変化させなければ、疑似連続変動を表現することができず、疑似連続変動に要する作動パターンが煩雑で、その制御及び作動機構等が複雑になっていた。
【0007】
そこで本発明は、できるだけ簡素な作動パターンで疑似連続変動を表現し得ると共に、その制御及び作動機構等がシンプルとなるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図9参照)、始動入賞口(30,33)と、図柄表示装置(34)と、演出装置(28)を有するセンター役物(23)と、を遊技領域(3a)に備え、前記始動入賞口(30,33)への入賞を契機として、特別遊技状態に移行するか否かの特別遊技抽選と、該特別遊技抽選の抽選結果1回あたり複数回の変動動作を行う疑似連続変動を行うか否かの変動パターン抽選と、を実行する抽選手段(83,84,85)を備え、前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記演出装置(28)が、駆動源(62)の動力により回転する主動部材(43又は68)と、該主動部材(43又は68)の回転を受けて動作する従動部材(48又は72)と、を有し、かつ、
前記特別遊技抽選の結果を前記図柄表示装置に表示する制御と、前記疑似連続変動への移行が決まったとき、当選した該疑似連続変動の連続回数に対応して前記主動部材(43又は68)の回転動作を段階的に変更する制御と、を実行する演出制御手段(91)を備える、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
【0009】
請求項2に係る本発明は(例えば図3ないし図5参照)、前記主動部材が、内周面に亘って形成された凹凸部(64)を有する円形回転体(43)であり、
前記従動部材が、前記円形回転体(43)に対して少なくとも一部が移動不能な状態に位置決めされ、該円形回転体の回転時の前記凹凸部(64)の移動により動作させられる立体造形物(48)である、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
【0010】
請求項3に係る本発明は(例えば図3ないし図5参照)、前記立体造形物(48)が、前記円形回転体(43)に対して移動不能な状態に位置決めされた胴体部(48a)と、該胴体部(48a)に回動自在に支持されて垂下する複数の脚部(48c)と、を有してなる、
請求項2記載の遊技機(1)にある。
【0011】
請求項4に係る本発明は(例えば図3及び図7参照)、前記演出制御手段(91)が、前記主動部材(43又は68)の回転速度を段階的に高めてなる、
請求項1ないし3の何れか1項記載の遊技機(1)にある。
【0012】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る本発明によると、演出装置が主動部材と従動部材とを有し、演出制御手段が、特別遊技抽選の結果を図柄表示装置に表示する制御と、当選した疑似連続変動の連続回数に対応して主動部材の回転動作を段階的に変更する制御とを実行するので、モータのような駆動源の回転を変化させて主動部材の回転動作を変化させるだけで、従動部材の動作も同時に変化させることができる。従って、従来技術のように複数のリールの作動状態、スピーカの放音状態、ランプの発光状態を様々に変化させるような複雑な作動パターンを要することなく、主動部材の作動を変化させるだけの簡素な作動パターンで疑似連続変動を表現することができ、その制御及び作動機構等を簡素化させることができる。更に、疑似連続変動の回数によって段階的に回転動作を異ならせることにより、疑似連続変動における変動回数を遊技者が容易に認識することが可能となる。
【0014】
請求項2に係る本発明によると、主動部材が、内周面に亘って形成された凹凸部を有する円形回転体であり、従動部材が、円形回転体に対して少なくとも一部が移動不能な状態に位置決めされ、該円形回転体の回転時の凹凸部の移動により動作させられる立体造形物であるので、凹凸部に当接する度に立体造形物に同じ動作を繰り返させ、迫力ある演出を提供することが可能になる。
【0015】
請求項3に係る本発明によると、立体造形物が、円形回転体に対して移動不能な状態に位置決めされた胴体部と、該胴体部に回動自在に支持されて垂下する複数の脚部とを有するので、立体造形物として四つ足動物のキャラクタを採用することができ、その場合、円形回転体の表面に草原の模様などを描いておけば、草原を動物が走り回る状況を手軽に再現することができる。
【0016】
請求項4に係る本発明によると、演出制御手段が、主動部材の回転速度を段階的に高めるように制御するので、複数回連続する同じ作動パターンを、そのときの速度の違いで、何度目の作動パターンなのかを遊技者に認識させることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。図1は、本実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は、遊技盤を単体で示す正面図である。なお、本実施形態では、本発明の遊技機を、始動チャッカーを2箇所有する所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂1種機能を有するパチンコ機であれば適用可能である。
【0018】
本実施形態のパチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たり(特別遊技状態)が発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」ともいう)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
【0019】
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方左右及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠し解放する施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
【0020】
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
【0021】
また、皿ユニット16の右部には、発射装置(図示せず)を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されており、皿ユニット16の左下方には灰皿21及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
【0022】
図1及び図2に示すように、遊技領域3aの中央部にはセンター飾り(センター役物)23が配置されており、該センター飾り23の中央部には開口部27が形成され、該開口部27の下側にはステージSが形成されている。
【0023】
遊技盤3には、図柄表示装置34が、開口部27から画面を露出させた状態で遊技盤裏側から装着されている。センター飾り23の下部左方には、大当たり抽選(特別遊技状態の抽選)に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25a,25b,25cが配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー(始動入賞口)30,33、及びアタッカー5が順次配設されている。始動チャッカー30の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘35が打ち込まれている。始動チャッカー33の左方には、普通図柄抽選の契機となる入球が行われる普通図柄作動ゲート32が配設されている。アタッカー5の下方には、発射ハンドル2の操作で遊技領域3aに打ち出された遊技球を遊技盤3の裏面に排出するためのアウト口26が設けられている。
【0024】
始動チャッカー30,33は、それぞれ大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー33は、始動チャッカー開閉ソレノイド69(図7参照)によって、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー33は開閉式作動入賞部(所謂チューリップ)として形成されており、始動チャッカー30は、開閉式作動入賞部ではない非作動な入賞口として形成されている。始動チャッカー33は、直上方に位置する始動チャッカー30の存在により、開放時にのみ入賞し得るように構成されている。
【0025】
アタッカー5は、大当たり抽選(特別遊技状態の抽選、即ち「特別遊技抽選」)で当選した際に入賞が行われるものであり、アタッカー5はアタッカー開閉ソレノイド71(図7参照)によって、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。アタッカー5は、始動チャッカー30への入賞に基づいて第1抽選手段83(図7参照)で行われた特別遊技抽選で当選した際、始動チャッカー33への入賞に基づいて第2抽選手段84(図7参照)で行われた特別遊技抽選で当選した際に開閉動作を行う。アタッカー5は、大当たり中、遊技球を入賞させる際、1回の開放で例えば9個の入球(即ち9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉動作を例えば15回(即ち15ラウンド)繰り返すように構成される。なお、これらカウント数及びラウンド数は、これらに限定されることはなく、設計に応じて適宜変更され得るものである。
【0026】
遊技領域3aにおけるセンター飾り23の下方には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘35を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、多数の障害釘が打ち込まれている。
【0027】
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、該遊技領域3aの比較的下側に位置する道釘66等を経ることなく、始動チャッカー30の上に導くことを意味する概念である。また、道釘66は、遊技領域3aにおいて始動チャッカー30,33の左右に打ち込まれた障害釘の列であり、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー30,33方向に導く役割を担う。
【0028】
次に、センター飾り23及び演出装置28の構造について、図2ないし図5を参照して説明する。なお、図3は演出装置28を分解した状態で示す斜視図、図4は演出装置28を示す図であり、(a)は正面図、(b)は円形回転体(主動部材)43をその表面側を裁断した状態で示す正面図である。また、図5(a)は演出装置28の円形回転体43を示す斜視図、図5(b)は動物の立体造形物(従動部材)48を拡大して示す正面図である。
【0029】
すなわち、図2に示すように、センター飾り23は、開口部27の下方にステージSを有しており、該ステージSの下方に球放出口29を有している。ワープ導入口37からステージS上に案内されて転動する遊技球が、ステージS上に設けられた落下孔(図示せず)にうまく落下すると、当該遊技球は球放出口29から放出・落下されて、始動チャッカー30に略々100%の高確率で入賞することになる。また、センター飾り23は、開口部27の上部に演出装置28を有し、開口部27の右側部にフィギュアモデル26を有している。なお、符号36は、図柄表示装置34の画面に表示されるキャラクタを示している。
【0030】
ついで、本発明の特徴である演出装置28について詳細に説明する。すなわち、図3に示すように、演出装置28は、最も前側に位置し、かつ不図示の支持部材を介してセンター飾り23側に固定された環状部材42と、モータ(駆動源)62の動力で回転する円形回転体(主動部材)43と、モータ59の動力で回転する円形回転体44と、をこの順に有すると共に、円形回転体43の背面側に配置された立体造形物48を有しており、組立状態を前側から見ると図4(a)のようになっている。上記環状部材42には、等角度間隔(90°間隔)で時計の時間を示す文字50が描かれている。
【0031】
立体造形物48は、円形回転体43の回転を受けて動作する従動部材であり、支持バー49を介して円形回転体43に対し移動不能な状態に位置決めされてセンター飾り23側に固定された胴体部48aと、該胴体部48aに、軸65(図5(b)参照)によって回動自在に支持されて垂下する4本の脚部48cと、を有している。支持バー49は、上端部が円形回転体43の背面に向かって屈曲しており、この屈曲部に、胴体部48aの中心が回転自在に支持されている。
【0032】
円形回転体43は、センター飾り23に対して自在に回転し得るようにその中心部43aが回転軸55の先端部に固定されており、該回転軸55を介してモータ62の動力(回転)を受けて一方向(本実施形態では図3の反時計回り方向)に回転する。円形回転体43は、中心側に、光透過する透過面43bを有し、該透過面43bの周縁部に、草原をイメージした草花54が描かれている。更に、円形回転体43は、図5(a),(b)及び図4(b)に示すように、内周面に亘って形成された凹凸部64を有している。該凹凸部64は、等角度間隔で複数個(本実施形態では8個)が形成されている。立体造形物48は、円形回転体43の背面側に配置されて該円形回転体43の回転時の凹凸部64の移動により4本の脚部48cを。軸65を中心に揺動させられ、図4(b)に示すように走っている状態となる。
【0033】
円形回転体44は、センター飾り23に対して自在に回転し得るようにその中心部44aが回転軸57の先端部に固定されており、該回転軸57を介してモータ59の動力(回転)を受けて一方向及び/又は他方向に回転する。円形回転体44は、不透明状態の表面を有し、該表面の周縁部に、森林をイメージした草や木56が描かれている。
【0034】
回転軸57は、回転軸55より大径の中空状に構成されており、その内部に回転軸55を回転自在に嵌挿している。回転軸55及び回転軸57は、それぞれ、不図示の支持機構によってセンター飾り23側に回転自在に支持されると共に、各後端部に平歯車61,58が固定されている。平歯車61には、モータ62の回転軸62aに固定されたピニオン63が噛合しており、平歯車58には、モータ59の回転軸59aに固定されたピニオン60が噛合している。これらモータ62,59は、不図示の支持部材を介してセンター飾り23側に固定されると共に、後述する演出制御手段91の制御で回転駆動させられる。
【0035】
上記構成の演出装置28は、第3抽選手段85(図7参照)の抽選で疑似連続変動への移行が決まった場合、演出制御手段91(図7参照)の制御により、当選した該疑似連続変動の連続回数に対応してモータ62が作動させられ、円形回転体43が、回転して停止し、その後僅かな時間(例えば0.5秒程度)をおいて再回転して停止し、更に僅かな時間をおいて再回転して停止する、というように段階的に回転させられる。
【0036】
その場合、例えば、一方向に微速(例えば1〜2秒間)で数秒間回転させる1段階、一方向に低速で数秒間回転させる2段階、一方向に中速で数秒間回転させる3段階、一方向に高速で数秒間回転させる4段階の動作が、当選した疑似連続変動の連続回数に対応する段階まで実行される。なお、疑似連続変動の連続回数に対応する段階は、上記4回に限らず、3回以内又は5回以上として、設計により適宜変更し得るものである。
【0037】
更に、演出装置28は、第3抽選手段85による変動パターン抽選で、疑似連続変動による円形回転体43の回転に加えて、円形回転体44の回転駆動も決定されている場合には、演出制御手段91の制御に基づき決定された回数の円形回転体43の回転と共に、モータ59を作動させて円形回転体44を一方向及び/又は他方向に回転させる。つまり、草原を疾走する立体造形物48の背景である森林図柄も移動させることで、図柄表示装置34で現在演出されているスーパーリーチが、極めて熱いもの(激熱)であることを遊技者に知らせるのである。
【0038】
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図6を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
【0039】
すなわち、図6に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
【0040】
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図7に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【0041】
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド69、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置11及び図柄表示装置34と、を備えている。
【0042】
遊技制御装置80は、図6に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
【0043】
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、第3抽選手段85、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
【0044】
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー30,33、入賞口25a,25b,25c、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
【0045】
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー30,33、入賞口25a,25b,25c、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
【0046】
第1抽選手段(抽選手段)83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー30に対応する入賞信号の入力時、第2抽選手段84側との合計の最大保留球数(例えば8個)未満での入賞を契機として乱数値を取得し、特別遊技抽選を実行する。
【0047】
第2抽選手段(抽選手段)84は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー33に対応する入賞信号の入力時、第1抽選手段83側との合計の最大保留球数(例えば8個)未満での入賞を契機として乱数値を取得し、特別遊技抽選を実行する。
【0048】
第3抽選手段(抽選手段)85は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー30,33に対応する入賞信号の入力時、つまり該入賞を契機として、第1抽選手段83及び第2抽選手段84で行われた特別遊技抽選の抽選結果1回あたり複数回の変動動作を行う疑似連続変動を行うか否かの変動パターン抽選を実行する。更に、第3抽選手段85は、疑似連続変動による円形回転体43の回転に加えて、円形回転体44を回転させるか否かの抽選も行い、該抽選で決定した場合には、決定された回数の円形回転体43の回転動作と共に円形回転体44の回転動作に関する信号を出力する。
【0049】
本実施形態では、第1、第2抽選手段83,84のいずれかで大当たりに当選した場合、作動制御手段88の制御で作動するアタッカー開閉ソレノイド71によってアタッカー5が、1回の開放で9個の入球(即ち9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉を15回(15ラウンド)繰り返すように動作させられる。
【0050】
そして、第1、第2抽選手段83,84は、それぞれ、特別遊技抽選で確率変動当たりに当選した場合には、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「333」や「777」等の図柄が図柄表示装置34の画面上の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また、第1、第2抽選手段83,84は、それぞれ、特別遊技抽選で通常当たりに当選した場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「222」や「444」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に、第1、第2抽選手段83,84は、それぞれ、特別遊技抽選で外れた場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「258」や「186」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
【0051】
普通図柄抽選手段94は、始動チャッカー33を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、普通図柄作動ゲート32への入球を契機として実行する。
【0052】
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置11に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1、第2、第3抽選手段83,84,85での抽選結果に応じて、図柄表示装置34の画面に表示すべき特別遊技抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送り、演出装置28で演出すべき変動パターン抽選に関連する演出内容に関する信号を演出制御手段91に送る。
【0053】
保留手段87は、第1〜第3抽選手段83,84,85から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー30,33への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の抽選保留表示装置に、始動チャッカー30,33での合計が最大例えば8個の保留球となるように点灯表示される。この場合、保留手段87は、合計の保留球数が8個になっているか否かを常時判定し、保留球数が8個表示されている間は、始動チャッカー30,33への入賞に拘わらず抽選は行わない。なお、保留球数は、例として挙げた「最大8個」に限らず、他の個数であってもよいことは勿論である。
【0054】
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド69に駆動信号を送って該ソレノイド69を作動させ、始動チャッカー33を開閉動作させる。作動制御手段88は、大当たりに当選した場合、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、例えば15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。
【0055】
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド69、アタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド69にあって、始動チャッカー33の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94での普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
【0056】
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
【0057】
演出制御手段91は、遊技制御手段86の指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置11を発光駆動して遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。更に、演出制御手段91は、第1、第2抽選手段83,84で決まった特別遊技抽選の結果を図柄表示装置34の画面に表示する制御と、第3抽選手段85の抽選にて疑似連続変動への移行が決まった際、当選した該疑似連続変動の連続回数に対応して円形回転体43の回転動作を段階的に変更する制御と、を実行する。当該段階的な制御としては、一方向に微速(例えば1〜2秒間)で数秒間回転させる1段階、一方向に低速で数秒間回転させる2段階、一方向に中速で数秒間回転させる3段階、一方向に高速で数秒間回転させる4段階の動作が挙げられる。
【0058】
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、図柄表示装置34を駆動し、特別遊技抽選の結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1、第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、図柄表示装置34の画面に時系列に表示する。
【0059】
次に、本パチンコ機1による作用について、図8のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー30,33、入賞口25a,25b,25c等に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口26から遊技盤3背面側に排出される。
【0060】
遊技領域3aに打ち出された多数の遊技球のうちの一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、ステージS上に放出され、不図示の落下孔に導入されると、球放出口29から放出されて、高い入賞確率(略100%)で始動チャッカー30に入賞する。
【0061】
ところで、始動チャッカー30,33や入賞口25a,25b,25cの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、かつ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、第1、第2抽選手段83,84で行われる始動チャッカー30,33への入賞に応じた特別遊技抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
【0062】
ステップS3において、特別遊技抽選で当選した場合、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、確率変動当たりか通常当たりのいずれかに対応する変動パターンが決定される。
【0063】
これにより、ステップS4において、図柄表示装置34に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1、第2抽選手段83,84の対応するものは、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、特別遊技抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、図柄表示装置34に表示される外れ図柄がセットされ、第1、第2抽選手段83,84の対応するものは、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
【0064】
以上のようにして、遊技制御手段86が、図柄表示装置34に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、図柄表示装置34を適時駆動し、特別遊技抽選の結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
【0065】
そして、上記演出表示を視認しながら弾球遊技する中で、図柄表示装置34の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
【0066】
以上説明した本実施形態では、演出装置28が円形回転体43と立体造形物48とを有し、演出制御手段91が、特別遊技抽選の結果を図柄表示装置34に表示する制御と、当選した疑似連続変動の連続回数に対応して円形回転体43の回転動作を段階的に変更する制御とを実行する。このため、モータ62の回転を変化させて円形回転体43の回転動作を変化させるだけで、立体造形物48の動作も同時に変化させることができる。従って、従来技術のように複数のリールの作動状態、スピーカの放音状態、ランプの発光状態を様々に変化させるような複雑な作動パターンを要することなく、円形回転体43の作動を変化させるだけの簡素な作動パターンで疑似連続変動を表現することができ、その制御及び作動機構等を簡素化させることができる。そして、疑似連続変動の1回目は、動物、例えば犬を模った立体造形物48がゆっくり歩き、2回目は少し早めに歩き、3回目は小走りし、4回目はダッシュする、というように、見た目で熱さを演出することができる。
【0067】
また、円形回転体43が、内周面に亘って形成された凹凸部64を有し、立体造形物48が、円形回転体43の背面側に配置されて該円形回転体43の回転時の凹凸部64の移動により動作させられるので、凹凸部64に当接する度に立体造形物48に同じ動作を繰り返させ、迫力ある演出を提供することができる。更に、立体造形物48が、円形回転体43に対して移動不能な状態に位置決めされた胴体部48aと、該胴体部48aに回動自在に支持されて垂下する4本の脚部48cとを有するので、四つ足動物のキャラクタを採用することができる。その場合、円形回転体43の表面に草花54等、草原模様を描いているので、草原を動物が走り回る状況を手軽に再現できる。そして、演出制御手段91が、円形回転体43の回転速度を段階的に高めるように制御するので、複数回連続する同じ作動パターンを、そのときの速度の違いで、何度目の作動パターンなのかを遊技者に認識させることが可能になる。
【0068】
なお、円形回転体43の回転で立体造形物48を動作させる前述構成に代えて、図9に示すような構成を採用することもできる。すなわち、主動部材としての円形回転体68を、その中心69aから放射状に3本のリブ69bを形成し、リブ69bとリブ69b間の各空間69cに、それぞれ、軽い球体72(従動部材)を複数個ずつ収容しておく。この状態の円形回転体68を、前述のモータ62で回転させることで、段階的な回転により各空間69c内の球体72を飛び跳ねさせ、そして停止させ、また飛び跳ねさせる、といった疑似連続変動を実現することができる。この場合、前述した実施形態と略々同様の効果が得られると共に、構造をより簡素化できるという効果も奏することができる。
【0069】
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。
【図2】遊技盤を単体で示す正面図である。
【図3】演出装置を分解した状態で示す斜視図である。
【図4】演出装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は円形回転体をその表面側を裁断した状態で示す正面図である。
【図5】(a)は演出装置の円形回転体を示す斜視図、(b)は動物の立体造形物を拡大して示す正面図である。
【図6】本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。
【図7】本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【図8】本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
【図9】変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0071】
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
23 センター役物(センター飾り)
28 演出装置
30,33 始動入賞口(始動チャッカー)
34 図柄表示装置
43,68 主動部材(円形回転体)
48,72 従動部材(立体造形物、球体)
48a 胴体部
48c 脚部
62 駆動源(モータ)
64 凹凸部
83,84,85 抽選手段(第1抽選手段、第2抽選手段、第3抽選手段)
91 演出制御手段
Ba 遊技球

【特許請求の範囲】
【請求項1】
始動入賞口と、図柄表示装置と、演出装置を有するセンター役物と、を遊技領域に備え、前記始動入賞口への入賞を契機として、特別遊技状態に移行するか否かの特別遊技抽選と、該特別遊技抽選の抽選結果1回あたり複数回の変動動作を行う疑似連続変動を行うか否かの変動パターン抽選と、を実行する抽選手段を備え、前記遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
前記演出装置が、駆動源の動力により回転する主動部材と、該主動部材の回転を受けて動作する従動部材と、を有し、かつ、
前記特別遊技抽選の結果を前記図柄表示装置に表示する制御と、前記疑似連続変動への移行が決まったとき、当選した該疑似連続変動の連続回数に対応して前記主動部材の回転動作を段階的に変更する制御と、を実行する演出制御手段を備える、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記主動部材は、内周面に亘って形成された凹凸部を有する円形回転体であり、
前記従動部材は、前記円形回転体に対して少なくとも一部が移動不能な状態に位置決めされ、該円形回転体の回転時の前記凹凸部の移動により動作させられる立体造形物である、
請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記立体造形物は、前記円形回転体に対して移動不能な状態に位置決めされた胴体部と、該胴体部に回動自在に支持されて垂下する複数の脚部と、を有してなる、
請求項2記載の遊技機。
【請求項4】
前記演出制御手段は、前記主動部材の回転速度を段階的に高めてなる、
請求項1ないし3の何れか1項記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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