説明

遊技機

【課題】従来は入賞検知後に単に排出されるだけであった遊技球を用いて、新奇で興趣の高い演出を行うようにした遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機1では、打ち出されてワープ導入口から導入された遊技球を、アタッカー28内で入賞検知した後に連通路58を流下させ、その運動エネルギーで演出装置59の作動部材65を所定動作させる。このように、従来は入賞検知後に単に排出されるだけであった遊技球を用いて、演出装置59に所定の動作をさせることができるため、遊技者の思いもよらない斬新で興趣の高い演出を奏することができる。そして、アタッカー28を用いることで、大当たり発生時に繰り返し入賞する大量の遊技球を使用し、演出装置の作動部材を連続的に動作させ、演出性をより一層高めることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、特に遊技領域にセンター役物を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
【0003】
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時(つまり、特別遊技状態の抽選に当選した時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
【0004】
上述した従来のパチンコ機では、遊技領域の中央部分にセンター飾り(センター役物)を備え、このセンター飾りの側部にワープ導入口を備え、このワープ導入口から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−327672号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1に記載されるようなパチンコ機では、アタッカー(大入賞口)、始動チャッカー(始動入賞口)、一般入賞口などの入賞口が、全てセンター飾りより下方に配設され、それら入賞口に入賞した遊技球は、近接センサ等のセンサにより入賞を検知された後、遊技盤の背面側に単に排出されるだけであった。つまり、弾球遊技の遊技媒体として使用される重要度の高い遊技球であっても、遊技領域に大量に打ち出されながら、入賞するか否かだけの用途を果たせば、あとは単に排出されるだけであるため、排出する前に、演出などの用途に有効利用できるようにすることが切望される。
【0007】
そこで本発明は、従来は入賞検知後に単に排出されるだけであった遊技球を用いて、新奇で興趣の高い演出を行うように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、センター役物(23)を備えた遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記センター役物(23)に、前記遊技領域(3a)に打ち出された遊技球を導入し得る導入口(37)と、該導入口(37)から導入された遊技球を入賞させ得る入賞口(28,24a,24b)と、該入賞口(28,24a,24b)への遊技球の入賞に伴って作動する演出装置(59)と、を設け、
該演出装置(59)は、前記入賞口(28,24a,24b)より下方に配置されると共に連通路(58)を介して前記入賞口(28,24a,24b)に連通し、かつ該入賞口(28,24a,24b)に入賞して該入賞を検知されて前記連通路(58)を流下する遊技球の運動エネルギーを受けて所定の動作を行う作動部材(65)と、を有してなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
【0009】
請求項2に係る本発明は(例えば図1ないし図3参照)、前記センター役物(23)が、前記導入口(37)から導入された遊技球を一旦受けるステージ(S)を有し、
前記入賞口は、前記ステージを転動する遊技球を所定の契機で開放して入賞させる大入賞口(28)である、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
【0010】
請求項3に係る本発明は(例えば図8参照)、前記センター役物(23)が、前記導入口(37)から導入された遊技球を一旦受けるステージ(S)を有し、
前記入賞口は、前記ステージ(S)を転動する遊技球を所定の契機で開放して入賞させる始動入賞口(24a)である、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
【0011】
請求項4に係る本発明は(例えば図8参照)、前記センター役物(23)が、前記導入口(37)から導入された遊技球を一旦受けるステージ(S)を有し、
前記入賞口は、前記ステージ(S)を転動する遊技球を入賞させる一般入賞口(24b)である、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
【0012】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る本発明によると、打ち出されて導入口から導入された遊技球を、入賞検知した後に連通路を流下させて、その運動エネルギーで演出装置の作動部材を所定動作させるので、従来は入賞検知後に単に排出されるだけであった遊技球を用いて、演出装置に所定の動作をさせることができ、従って、遊技者の思いもよらない斬新で興趣の高い演出を奏することができる。
【0014】
請求項2に係る本発明によると、入賞口が、センター役物のステージを転動する遊技球を所定の契機で開放して入賞させる大入賞口であるので、大当たり発生時に繰り返し入賞する大量の遊技球を用いて、演出装置の作動部材を連続的に動作させ、演出性をより一層高めることができる。
【0015】
請求項3に係る本発明によると、入賞口が、センター役物のステージを転動する遊技球を所定の契機で開放して入賞させる始動入賞口であるので、始動入賞口に入賞したことによる大当たり発生の期待感とともに、当該入賞の検知後の遊技球による作動部材の演出を見る喜悦感を遊技者に与えることができる。
【0016】
請求項4に係る本発明によると、入賞口が、センター役物のステージを転動する遊技球を入賞させる一般入賞口であるので、従来技術においては比較的目立たなかった一般入賞口への入賞を、ステージ上の極めて目立つ位置で遊技者に視認させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。図1は、本実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。なお、後述する実施の形態では、本発明の遊技機を、始動チャッカーを2箇所有する所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂1種など、所謂1種機能を有するパチンコ機であれば適用可能である。
【0018】
本実施形態のパチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たり(特別遊技状態)が発生した状態でアタッカー5,28に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」ともいう)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
【0019】
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方左右及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠し解放する施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
【0020】
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
【0021】
また、皿ユニット16の右部には、発射装置(図示せず)を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されており、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球を遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
【0022】
遊技領域3aの中央部にはセンター飾り(センター役物)23が配置されており、該センター飾り23の中央部には開口部75が形成され、該開口部75の前側下部にはステージSが形成されている。
【0023】
遊技盤3には、画像表示装置34が、開口部75から画面を露出させた状態で遊技盤裏側から装着されている。センター飾り23の下部左方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25bが配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー30,33、及びアタッカー5が順次配設されている。センター飾り23の左右には、それぞれ風車31が配置されており、始動チャッカー30の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘35が打ち込まれている。始動チャッカー30の左方には、普通図柄抽選の契機となる入球が行われる普通図柄作動ゲート32が配設されている。アタッカー5の下方には、発射ハンドル2の操作で遊技領域3aに打ち出された遊技球を遊技盤3の裏面に排出するための不図示のアウト口が設けられている。
【0024】
始動チャッカー30,33は、それぞれ大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー33は、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図6参照)によって、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー33は開閉式作動入賞部(所謂チューリップ)として形成されており、始動チャッカー30は、開閉式作動入賞部ではない非作動な入賞口として形成されている。始動チャッカー33は、直上方に位置する始動チャッカー30の存在により、開放時にのみ入賞し得るように構成されている。
【0025】
次に、センター飾り23及び演出装置59の構造について、図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は、センター飾り23のステージS及びその周辺を示す正面図、図3はステージS及びその周辺を拡大して模式的に示す正面図、図4は演出装置59及びその周辺を示す斜視図である。
【0026】
すなわち、図2及び図3に示すように、センター飾り23は、中央部に矩形状の開口部75を有し、該開口部75の左右側部に演出用照明装置26,27を有し、これら演出用照明装置26,27の各外側にワープ導入口36,37を有し、開口部75の下方にステージSを有し、該ステージ上における画像表示装置34の前側下部に、センター飾り23の前後方向に開閉するように構成されたアタッカー28を有している。このアタッカー28は、ワープ導入口(導入口)37から導入された遊技球を入賞させ得る入賞口を構成すると共に、特別遊技抽選で特別遊技状態への移行が決まった際、開放して所定数の遊技球が入賞すると閉じる開閉動作を所定回数繰り返す大入賞口を構成している。
【0027】
遊技領域3aにおけるセンター飾り23の下方には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘35を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口36,37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。
【0028】
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー30,33の左方に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味する。
【0029】
上記ステージSには、ワープ導入口36から導入された遊技球を始動チャッカー30に高確率(略々100%)で入賞させ得る高確率入賞ルートを構成する、球放出口56、転動路57、導入落下口39及び球放出口29が設けられている。ステージSには更に、ワープ導入口37から導入された遊技球を始動チャッカー30と異なる方向に落下させる放出ルートを構成する、球放出口48、転動路49、転動路50、方向転換路54、通過路72、導入落下口73及び球放出口74が設けられている。大当たり発生によりアタッカー28が開放していると、上記アタッカー28の矩形状の蓋体28aがアタッカー開閉ソレノイド71aの作動で、下側の回動軸(図示せず)を中心として前側に倒れており、方向転換路54から通過路72に向かおうとする遊技球は、蓋体28aに拾われてアタッカー28に入賞する。開放時の蓋体28aは、方向転換路54からの遊技球を円滑に受け入れできるように、矩形状における導入落下口73側の端部はアタッカー28内側に突出し、かつ方向転換路54側の端部は単に平坦になっている。
【0030】
なお、上記球放出口56は、ワープ導入口36から導入された遊技球を転動路57に放出し、上記球放出口48は、ワープ導入口37から導入された遊技球を転動路49に放出する。また、上記導入落下口39は、球放出口56から放出されて転動路57を転動する遊技球、或いは不図示の道釘等で弾き上げられて転動路57を転動する遊技球の一部を落下させて球放出口29に案内する。また、上述の放出ルートを経由して通過路72を通過して導入落下口73に導入された遊技球は、上記球放出口74から、始動チャッカー30と異なる方向に落下させられるが、下方の道釘等への跳ね返り状況によっては、障害釘(命釘)35の間を通って始動チャッカー30に入賞することもある。
【0031】
センター飾り23におけるステージSの右下部には、演出装置59が配設されている。該演出装置59は、入賞口であるアタッカー28(後述の始動チャッカー24aや一般入賞口24b)への遊技球の入賞に伴って作動するものであり、図3に示すように、アタッカー28(後述の始動チャッカー24aや一般入賞口24b)より下方に配置されると共に、連通路58を介してアタッカー28に連通している。更に、演出装置59は、アタッカー28に入賞して、該入賞を、入賞検知センサ78により検知されて連通路58を流下する遊技球の運動エネルギーを受けて出没動作(所定の動作)を行う作動部材65を有している。上記入賞検知センサ78は、近接センサからなり、アタッカー28と連通路58との連結部分に配置されて、金属製の遊技球が不図示の円孔を通過する際の磁界の変化を捉えて検知信号として出力する。
【0032】
演出装置59は、上下に接合された透明半球部59b及び不透明半球部59cからなる球体状の部分を上部に有し、かつ、種々の駆動機構を収容した収容部59aを下部に有している。演出装置59内部における上記半球部59b,59c双方の間には、不透明部材からなるテーブル部材63が設けられている。該テーブル部材63には、複数個(本実施形態では4個)の出没孔64が形成されており、該出没孔64の内径より小さい外径を有するモグラを模った上記作動部材65が該出没孔64から出没するように設けられている。
【0033】
図4に示すように、演出装置59における収容部59aの底部には、4個の作動部材65にそれぞれ対応する台座部68が固定されている。各台座部68には、それぞれ、ステージSの前後方向(即ち、図4の左右方向)に長尺な回動バー部材72が、支軸68aを中心として図4の時計回り方向と反時計回り方向とに自在に回動し得るように支持されている。各出没孔64はそれぞれ、テーブル部材63から下方に向かって不透明半球部59cを貫通しており、各出没孔64に摺動自在に嵌挿された作動部材65はそれぞれ、出没孔64からテーブル部材63の上方に進出したり、出没孔64からテーブル部材63の下方に退避したりするように支持されている。
【0034】
作動部材65それぞれの下部には、連結バー部材69が垂下した状態で固定されており、各連結バー部材69は、各回動バー部材72の前端部に、ピン69aを介してそれぞれ回動自在に支持されている。収容部59aの後部側には、連通路58から落下する遊技球Baを流下・転動させる球転動面66が設けられており、該球転動面66には、ステージSの左右方向(即ち、図4の手前−奥方向)に所定の間隔をあけて4つの貫通孔67が形成されている。これら貫通孔67は、遊技球Baの外径よりやや大きい内径を有している。回動バー部材72それぞれの後端部には、遊技球Baを受ける球受け皿73が固定されている。各回動バー部材72はそれぞれ、球受け皿73をその対応する貫通孔67の下方に位置させるように延びている。
【0035】
また、球転動面66の前部分及び左右部分には、壁部66aが設けられている。これにより、球転動面66を転動する遊技球Baが外方にこぼれることなく、貫通孔67のいずれかに落下して、いずれかの球受け皿73を押し下げ、その球受け皿73に対応する回動バー部材72を図4の時計回り方向に回動させ、対応する作動部材65を出没孔64から突出させるように構成される。突出した作動部材65は、球受け皿73から遊技球Baがこぼれ落ちることで突出方向の力を失い、自重落下して、同図の破線で示す位置に退避する。
【0036】
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図5を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
【0037】
すなわち、図5に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
【0038】
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図6に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【0039】
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、入賞検知センサ78、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71a、アタッカー開閉ソレノイド71b、放音装置12、演出用照明装置11、画像表示装置34、及び演出用照明装置26,27と、を備えている。
【0040】
遊技制御装置80は、図6に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
【0041】
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
【0042】
入賞判定手段81は、入賞検知センサ78等からの検知信号を受け、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー30,33、一般入賞口25a,25b、アタッカー5,28等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
【0043】
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー30,33、一般入賞口25a,25b、アタッカー5,28等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
【0044】
第1抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー30に対応する入賞信号の入力時、第2抽選手段84側との合計の最大保留球数(例えば8個)未満での入賞を契機として、乱数値を取得して大当たり抽選(特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。第2抽選手段84は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー33に対応する入賞信号の入力時、第1抽選手段83側との合計の最大保留球数(例えば8個)未満での入賞を契機として、乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。
【0045】
上記アタッカー28,5は、始動チャッカー30,33への入賞に基づいて第1、第2抽選手段83,84で行われた大当たり抽選で当選した際に、アタッカー開閉ソレノイド71a,71bによって開放位置と閉止位置とに開閉動作させられる。アタッカー28は、大当たり中、遊技球を入賞させる際、1回の開放で例えば9個の入球(即ち9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉動作を例えば15回(即ち15ラウンド)繰り返すように構成される、出玉数の多い大当たり用のものである。一方、アタッカー5は、大当たり中、遊技球を入賞させる際、1回の開放で例えば9個の入球(即ち9カウント)を完了した時点で閉じ、この開閉動作を例えば9回(即ち9ラウンド)繰り返すように構成される、出玉数の少ない大当たり用のものである。なお、上記カウント数及びラウンド数は、上記に限定されることはなく、設計に応じて適宜変更され得るものである。
【0046】
上述のように、第1抽選手段83は始動チャッカー30への入賞に基づいて特別遊技抽選を行い、第2抽選手段84は始動チャッカー33への入賞に基づいて特別遊技抽選を行うが、これら抽選手段83,84は、抽選で大当たりに当選する都度に、確率変動当たりと通常大当たりのいずれかを選定すると共に、上記出玉数の多い大当たりと出玉数の少ない大当たりのいずれかを選定する。後述の作動制御手段88は、それらの結果に応じて、アタッカー28とアタッカー5のどちらかを開閉作動させるように、アタッカー開閉ソレノイド71aかアタッカー開閉ソレノイド71bの対応する方に駆動信号を出力する。
【0047】
そして、第1、第2抽選手段83,84はそれぞれ、大当たり抽選で確率変動当たりに当選した場合には、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「333」や「777」等の図柄が画像表示装置34の画面上の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また、第1、2抽選手段83,84はそれぞれ、大当たり抽選で通常当たりに当選した場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「222」や「444」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に、第1、第2抽選手段83,84はそれぞれ、大当たり抽選で外れた場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「258」や「186」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
【0048】
普通図柄抽選手段94は、始動チャッカー33を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、普通図柄作動ゲート32への入球を契機として実行する。
【0049】
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置11、演出用照明装置26,27に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1、第2抽選手段83,84での抽選結果に応じて、画像表示装置34の画面に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
【0050】
保留手段87は、第1、第2抽選手段83,84のいずれかから出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー30,33への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の大当たり抽選保留表示装置に、始動チャッカー30,33での合計が最大例えば8個の保留球となるように点灯表示される。この場合、保留手段87は、合計の保留球数が8個になっているか否かを常時判定し、保留球数が8個表示されている間は、始動チャッカー30,33への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は、例として挙げた「最大8個」に限らず、他の個数であってもよいことは勿論である。
【0051】
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が例えば8個未満となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる始動チャッカー30,33への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
【0052】
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー33を開閉動作させる。また作動制御手段88は、大当たりに当選した場合、アタッカー開閉ソレノイド71aに駆動信号を送ってアタッカー28を開閉動作させ、或いはアタッカー開閉ソレノイド71bに駆動信号を送ってアタッカー5を開閉動作させる制御を行う。
【0053】
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71a,71bを作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー33の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94での普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71a,71bにあって、アタッカー5,28の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時においてそれぞれの全ラウンドにおける入賞を完了した場合である。
【0054】
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71a,71bの作動開始をそれぞれに決定する。
【0055】
演出制御手段91は、遊技制御手段86の指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置11、演出用照明装置26,27を発光駆動して、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
【0056】
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置34を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1、第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、時系列に演出表示する。
【0057】
次に、本パチンコ機1による作用について、図7のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー30,33、一般入賞口25a,25b等に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
【0058】
遊技領域3aに打ち出された多数の遊技球のうちの一部がワープ導入口36に入球すると、当該遊技球は、球放出口56から転動路57に放出され、該転動路57を転がり移動し、或るものはステージS下方に落下し、或るものは導入落下口39に導入されて球放出口29から始動チャッカー30に向け放出されて該始動チャッカー30に高確率で入賞する。
【0059】
一方、多数の遊技球のうちの一部がワープ導入口37に入球すると、当該遊技球は、球放出口48から転動路49に放出され、転動路50を通り、方向転換路54でステージS前側に方向転換した後、まだ開放していないアタッカー28前の通過路72を導入落下口73側に通過し、該導入落下口73に導入されて、球放出口74から放出される。この場合、大当たり発生でアタッカー28が開放していれば、該アタッカー28の矩形状の蓋体28aが下側の回動軸を中心に前側に倒れているため、方向転換路54から通過路72に向かおうとする遊技球は、蓋体28aに拾われてアタッカー28に入賞する。
【0060】
すると、アタッカー28に進入した遊技球Baは、入賞検知センサ78で入賞を検知されると共に、連通路58を経由して球転動面66に流下し、該球転動面66上を転動しつつ、いずれかの貫通孔67から落下する。当該遊技球Baは、図4の破線位置にある作動部材65の重量で同図において略々水平状態を維持している回動バー部材72後端部の球受け皿73に落下して、該回動バー部材72を図4時計回り方向に回動させ、対応する作動部材65を出没孔64から突出させ、その後、退避させる。
【0061】
以上のように、打ち出されてワープ導入口37から導入された遊技球Baを、入賞検知した後に連通路58を流下させて、その運動エネルギーで演出装置59の作動部材65を所定動作させるので、従来は入賞検知後に単に排出されるだけであった遊技球を用いて、演出装置59に所定の動作をさせることができる。このため、遊技者の思いもよらない斬新で興趣の高い演出を奏することができる。そして、本実施形態では、本発明の入賞口にアタッカー28を適用したので、大当たり発生時に繰り返し入賞する大量の遊技球を用いて、演出装置59の作動部材65を連続的に動作させ、演出性をより一層高めることができる。
【0062】
ところで、始動チャッカー30,33や一般入賞口25a,25bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、第1、第2抽選手段83,84で行われる始動チャッカー30,33への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
【0063】
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、確率変動当たりか通常当たりのいずれかに対応する変動パターンが決定される。
【0064】
これにより、ステップS4において、画像表示装置34に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1、第3抽選手段83,84の対応するものは、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置34に表示される外れ図柄がセットされ、第1、第2抽選手段83,84の対応するものは、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
【0065】
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置34に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置34を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
【0066】
そして、弾球遊技する中で、画像表示装置34の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71a,71bの対応する方に駆動信号を送り、そのソレノイド71a又は71bを作動させてアタッカー28又は5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返させる。これにより、アタッカー28又は5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
【0067】
ここで、本発明の入賞口に始動チャッカー(始動入賞口)24aや一般入賞口24bを適用した変形例について、図8を参照して説明する。なお、本変形例において先の実施形態と同様な部分は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0068】
すなわち、図8に示すように、本変形例では、図2においてアタッカー28が配置されていた部位に転動面18を設けると共に、該転動面18の中央部に始動チャッカー24a(又は一般入賞口24b)を形成している。始動チャッカー24a(又は一般入賞口24b)の前側には、方向転換路54から転動してきた遊技球が、始動チャッカー24a(又は一般入賞口24b)側に進入し易くなるような若干の窪み18aが形成されている。
【0069】
そして、ワープ導入口37から導入された遊技球が、球放出口48、転動路49、転動路50、方向転換路54を通って転動面18に至ると、上記窪み18aから始動チャッカー24a(又は一般入賞口24b)に導入された場合には、入賞検知センサ78(図3参照)で検知された後、連通路58を経由して球転動面66に流下し、前述と同様にして作動部材65を出没動作させる。一方、転動面18を転動する遊技球が始動チャッカー24a(又は一般入賞口24b)に導入されない場合は、導入落下口73を介して球放出口74から放出されることになる。
【0070】
以上のように、本発明の入賞口を始動チャッカー24aに適用したことで、始動チャッカー24aに入賞したことによる大当たり発生の期待感とともに、当該入賞の検知後の遊技球による作動部材65の演出を見る喜悦感を遊技者に与えることができる。また、一般入賞口24bに適用した場合、従来技術においては比較的目立たなかった一般入賞口への入賞を、ステージS上の極めて目立つ位置で遊技者に視認させることができる。
【0071】
なお、本実施形態では、ステージSから連通路58を介して遊技球を導く、ステージ以外の部位に作動部材65を配置したが、これに限らず、該作動部材65のような作動部材をステージS内方に配置するように構成することも可能である。その場合、遊技者の注意をステージS上に集め、遊技球の動きと作動部材による演出とを合わせた形で遊技者に視認させることができ、より興趣の高い演出を提供することができる。
【0072】
なお、前述した実施の形態では、本発明の入賞口を、アタッカー28、始動チャッカー24a及び一般入賞口24bにそれぞれ適用した例を挙げて説明したが、ステージSにそれらを個別に設ける構成だけでなく、アタッカー28、始動チャッカー24a及び一般入賞口24bの全てをステージSに設ける構成や、アタッカー28及び始動チャッカー24aの双方をステージSに設ける構成、アタッカー28及び一般入賞口24bの双方をステージSに設ける構成、始動チャッカー24a及び一般入賞口24bの双方をステージSに設ける構成を採用することもできる。それらの場合、ステージSに単独の入賞口を設ける場合に比して、演出性をより多彩なものにすることができる。
【0073】
以上、本発明をその好適な実施形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態及び変形例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態及び変形例の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明に係る実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。
【図2】センター飾りのステージ及びその周辺を示す正面図である。
【図3】ステージ及びその周辺を拡大して模式的に示す正面図である。
【図4】演出装置及びその周辺を示す斜視図である。
【図5】本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。
【図6】本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【図7】本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
【図8】変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0075】
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
23 センター役物(センター飾り)
24a 入賞口、始動入賞口(始動チャッカー)
24b 入賞口(一般入賞口)
28 入賞口、大入賞口(アタッカー)
37 導入口(ワープ導入口)
58 連通路
59 演出装置
65 作動部材
Ba 遊技球
S ステージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センター役物を備えた遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
前記センター役物に、前記遊技領域に打ち出された遊技球を導入し得る導入口と、該導入口から導入された遊技球を入賞させ得る入賞口と、該入賞口への遊技球の入賞に伴って作動する演出装置と、を設け、
該演出装置は、前記入賞口より下方に配置されると共に連通路を介して前記入賞口に連通し、かつ該入賞口に入賞して該入賞を検知されて前記連通路を流下する遊技球の運動エネルギーを受けて所定の動作を行う作動部材と、を有してなる、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記センター役物は、前記導入口から導入された遊技球を一旦受けるステージを有し、
前記入賞口は、前記ステージを転動する遊技球を所定の契機で開放して入賞させる大入賞口である、
請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記センター役物は、前記導入口から導入された遊技球を一旦受けるステージを有し、
前記入賞口は、前記ステージを転動する遊技球を所定の契機で開放して入賞させる始動入賞口である、
請求項1又は2記載の遊技機。
【請求項4】
前記センター役物は、前記導入口から導入された遊技球を一旦受けるステージを有し、
前記入賞口は、前記ステージを転動する遊技球を入賞させる一般入賞口である、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−237753(P2008−237753A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−85833(P2007−85833)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(390031783)サミー株式会社 (5,279)
【Fターム(参考)】