遊技機
【課題】プラス1変動のチャンス状態が発生することを抑制し、遊技の公平性を担保することができる技術を提供する。
【解決手段】可変始動入賞装置(普通電動役物)の開放動作中に、遊技状態が時間短縮状態から非時間短縮状態に変化した場合、本来の開放時間(時刻t3から時刻t6までの時間)の経過を待たずに、時間短縮機能が非作動(OFF)となる時刻t5にて強制的に可変始動入賞装置を閉鎖させる強制閉鎖処理を実行する。このため、時間短縮状態の終了時に可変始動入賞装置が開放状態であったとしても、その時点で可変始動入賞装置を即座に閉鎖させることができる。そして、可変始動入賞装置を即座に閉鎖させることにより、プラス1変動のチャンス状態の発生を抑制して技術介入性を排除し、遊技の公平性を担保することができる。
【解決手段】可変始動入賞装置(普通電動役物)の開放動作中に、遊技状態が時間短縮状態から非時間短縮状態に変化した場合、本来の開放時間(時刻t3から時刻t6までの時間)の経過を待たずに、時間短縮機能が非作動(OFF)となる時刻t5にて強制的に可変始動入賞装置を閉鎖させる強制閉鎖処理を実行する。このため、時間短縮状態の終了時に可変始動入賞装置が開放状態であったとしても、その時点で可変始動入賞装置を即座に閉鎖させることができる。そして、可変始動入賞装置を即座に閉鎖させることにより、プラス1変動のチャンス状態の発生を抑制して技術介入性を排除し、遊技の公平性を担保することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技中に抽選契機が発生すると、遊技者の利益に関わる内部抽選を実行する内部抽選実行手段と、
前記内部抽選が実行されると、これを契機として特別図柄を所定の変動時間にわたって変動表示させた後に前記内部抽選の結果を表す態様で前記特別図柄を停止表示させる特別図柄表示手段と、
前記特別図柄表示手段により特定の当選態様で前記特別図柄が停止表示されると、通常とは異なる特別な条件が適用された特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
遊技中に前記内部抽選とは異なる作動抽選についての抽選契機が発生すると、前記作動抽選を実行する作動抽選実行手段と、
前記作動抽選が実行されると、これを契機として前記特別図柄とは異なる普通図柄を所定の変動時間にわたって変動表示させた後に前記作動抽選の結果を表す態様で前記普通図柄を停止表示させる普通図柄表示手段と、
前記作動抽選実行手段による前記作動抽選で当選の結果が得られた場合、前記内部抽選についての抽選契機の発生が不能な閉鎖状態から、所定の開放時間にわたって前記内部抽選についての抽選契機の発生が可能な開放状態へ変化させた後に前記閉鎖状態に復帰させる開閉動作を実行する作動手段と、
前記特別遊技実行手段による前記特別遊技の終了後に、前記特別図柄の変動表示及び停止表示の回数に対応する特別遊技後変動回数が特定回数に達するまでの間、前記作動抽選の当選確率が通常の確率に設定され、前記普通図柄の変動時間が通常の長さに設定され、前記作動手段の開放時間が通常の長さである通常開放時間に設定された非時間短縮状態から、この非時間短縮状態に比較して前記作動抽選の当選確率が高確率に設定され、前記普通図柄の変動時間が短縮された長さに設定され、前記作動手段の開放時間が延長された長さである延長開放時間に設定された時間短縮状態に移行させる時間短縮状態移行手段と、
前記作動手段の開放時間について、前記非時間短縮状態にて適用する前記通常開放時間、及び前記時間短縮状態にて適用する前記延長開放時間を状態別の開放時間として予め規定する開放時間規定手段と、
前記作動手段による開閉動作を開始するに際して、前記開放時間規定手段により規定された状態別の開放時間の中から、前記非時間短縮状態又は前記時間短縮状態に応じていずれか1つの開放時間を選択的に決定する開放時間決定手段と、
前記時間短縮状態移行手段により前記時間短縮状態に移行された場合、前記特別遊技後変動回数が前記特定回数に達した際の前記特別図柄の停止表示が終了したことを条件として前記時間短縮状態を終了させて前記非時間短縮状態に復帰させる非時間短縮状態復帰手段と、
前記作動手段の開放時間について、前記非時間短縮状態にて適用する非時間短縮状態用の比較値、及び前記時間短縮状態にて適用する時間短縮状態用の比較値を状態別の比較値として予め規定する比較値規定手段と、
前記作動手段が開放状態に移行してからの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
前記非時間短縮状態である場合は前記比較値規定手段により規定されている非時間短縮状態用の比較値を参照する一方で前記時間短縮状態である場合は前記比較値規定手段により規定されている時間短縮状態用の比較値を参照し、参照した状態別の比較値と前記経過時間計測手段により計測されている経過時間とを比較し、前記経過時間が前記状態別の比較値を超えている場合、前記開放時間決定手段により決定された開放時間の経過を待たずに強制的に前記作動手段を閉鎖させる強制閉鎖処理を実行する強制閉鎖処理実行手段と
を備える遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記経過時間計測手段は、
所定の初期値に所定の値を加算処理することにより前記経過時間を計測することを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記強制閉鎖処理実行手段は、
前記時間短縮状態から前記非時間短縮状態に、又は前記非時間短縮状態から前記時間短縮状態に遊技状態が切り替わったことを契機として、参照する状態別の比較値を切り替えることを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれかに記載の遊技機において、
遊技盤面に形成された第1遊技領域又は第2遊技領域に向けて遊技球を打ち込む球発射手段と、
前記第1遊技領域を流下する遊技球が無作為に流入可能な入球装置と、
前記入球装置に流入した遊技球が無作為に入球することで前記内部抽選についての抽選契機を発生させる第1特別始動入賞口と、
前記入球装置に流入した遊技球を、前記第1特別始動入賞口に入球しやすい第1態様により案内するか、もしくは前記第1態様と比較して前記第1特別始動入賞口に入球しにくい第2態様により案内するかのいずれかの振り分け動作を行う振分動作手段と、
前記第2遊技領域を流下する遊技球が無作為に通過することで前記作動抽選についての抽選契機を発生させる始動ゲートと、
前記第2遊技領域に配置された前記作動手段に設けられ、前記作動手段が開放状態である場合に前記第2遊技領域を流下する遊技球が無作為に入球することで前記内部抽選についての抽選契機を発生させる第2特別始動入賞口とをさらに備えることを特徴とする遊技機。
【請求項1】
遊技中に抽選契機が発生すると、遊技者の利益に関わる内部抽選を実行する内部抽選実行手段と、
前記内部抽選が実行されると、これを契機として特別図柄を所定の変動時間にわたって変動表示させた後に前記内部抽選の結果を表す態様で前記特別図柄を停止表示させる特別図柄表示手段と、
前記特別図柄表示手段により特定の当選態様で前記特別図柄が停止表示されると、通常とは異なる特別な条件が適用された特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
遊技中に前記内部抽選とは異なる作動抽選についての抽選契機が発生すると、前記作動抽選を実行する作動抽選実行手段と、
前記作動抽選が実行されると、これを契機として前記特別図柄とは異なる普通図柄を所定の変動時間にわたって変動表示させた後に前記作動抽選の結果を表す態様で前記普通図柄を停止表示させる普通図柄表示手段と、
前記作動抽選実行手段による前記作動抽選で当選の結果が得られた場合、前記内部抽選についての抽選契機の発生が不能な閉鎖状態から、所定の開放時間にわたって前記内部抽選についての抽選契機の発生が可能な開放状態へ変化させた後に前記閉鎖状態に復帰させる開閉動作を実行する作動手段と、
前記特別遊技実行手段による前記特別遊技の終了後に、前記特別図柄の変動表示及び停止表示の回数に対応する特別遊技後変動回数が特定回数に達するまでの間、前記作動抽選の当選確率が通常の確率に設定され、前記普通図柄の変動時間が通常の長さに設定され、前記作動手段の開放時間が通常の長さである通常開放時間に設定された非時間短縮状態から、この非時間短縮状態に比較して前記作動抽選の当選確率が高確率に設定され、前記普通図柄の変動時間が短縮された長さに設定され、前記作動手段の開放時間が延長された長さである延長開放時間に設定された時間短縮状態に移行させる時間短縮状態移行手段と、
前記作動手段の開放時間について、前記非時間短縮状態にて適用する前記通常開放時間、及び前記時間短縮状態にて適用する前記延長開放時間を状態別の開放時間として予め規定する開放時間規定手段と、
前記作動手段による開閉動作を開始するに際して、前記開放時間規定手段により規定された状態別の開放時間の中から、前記非時間短縮状態又は前記時間短縮状態に応じていずれか1つの開放時間を選択的に決定する開放時間決定手段と、
前記時間短縮状態移行手段により前記時間短縮状態に移行された場合、前記特別遊技後変動回数が前記特定回数に達した際の前記特別図柄の停止表示が終了したことを条件として前記時間短縮状態を終了させて前記非時間短縮状態に復帰させる非時間短縮状態復帰手段と、
前記作動手段の開放時間について、前記非時間短縮状態にて適用する非時間短縮状態用の比較値、及び前記時間短縮状態にて適用する時間短縮状態用の比較値を状態別の比較値として予め規定する比較値規定手段と、
前記作動手段が開放状態に移行してからの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
前記非時間短縮状態である場合は前記比較値規定手段により規定されている非時間短縮状態用の比較値を参照する一方で前記時間短縮状態である場合は前記比較値規定手段により規定されている時間短縮状態用の比較値を参照し、参照した状態別の比較値と前記経過時間計測手段により計測されている経過時間とを比較し、前記経過時間が前記状態別の比較値を超えている場合、前記開放時間決定手段により決定された開放時間の経過を待たずに強制的に前記作動手段を閉鎖させる強制閉鎖処理を実行する強制閉鎖処理実行手段と
を備える遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記経過時間計測手段は、
所定の初期値に所定の値を加算処理することにより前記経過時間を計測することを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記強制閉鎖処理実行手段は、
前記時間短縮状態から前記非時間短縮状態に、又は前記非時間短縮状態から前記時間短縮状態に遊技状態が切り替わったことを契機として、参照する状態別の比較値を切り替えることを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれかに記載の遊技機において、
遊技盤面に形成された第1遊技領域又は第2遊技領域に向けて遊技球を打ち込む球発射手段と、
前記第1遊技領域を流下する遊技球が無作為に流入可能な入球装置と、
前記入球装置に流入した遊技球が無作為に入球することで前記内部抽選についての抽選契機を発生させる第1特別始動入賞口と、
前記入球装置に流入した遊技球を、前記第1特別始動入賞口に入球しやすい第1態様により案内するか、もしくは前記第1態様と比較して前記第1特別始動入賞口に入球しにくい第2態様により案内するかのいずれかの振り分け動作を行う振分動作手段と、
前記第2遊技領域を流下する遊技球が無作為に通過することで前記作動抽選についての抽選契機を発生させる始動ゲートと、
前記第2遊技領域に配置された前記作動手段に設けられ、前記作動手段が開放状態である場合に前記第2遊技領域を流下する遊技球が無作為に入球することで前記内部抽選についての抽選契機を発生させる第2特別始動入賞口とをさらに備えることを特徴とする遊技機。
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
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【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図3】
【公開番号】特開2013−56037(P2013−56037A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196145(P2011−196145)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】
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