遊技用システムおよび遊技用装置
【課題】持点式の遊技機を導入している遊技場の経済的負担を軽減する。
【解決手段】持点式のP台(遊技機)と接続されるCU(カードユニット)は、P台で遊技に使用可能とされる遊技玉数を記憶する。P台からCUに対して、入賞等に応じた加算玉数および弾球に応じた減算玉数の情報を200ms毎に送信する。これを受信したCUは、遊技玉数を更新し記憶する。P台は、先に送信した加算玉数および減算玉数の情報が未達の場合、未達の情報を次に送信する情報に合算して送信する。
【解決手段】持点式のP台(遊技機)と接続されるCU(カードユニット)は、P台で遊技に使用可能とされる遊技玉数を記憶する。P台からCUに対して、入賞等に応じた加算玉数および弾球に応じた減算玉数の情報を200ms毎に送信する。これを受信したCUは、遊技玉数を更新し記憶する。P台は、先に送信した加算玉数および減算玉数の情報が未達の場合、未達の情報を次に送信する情報に合算して送信する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
持点による遊技が可能であり、入賞の発生に応じて持点が加算される遊技機と、遊技者所有の遊技用価値を用いて持点を加算するとともに前記遊技機と通信可能に接続される遊技用装置とからなる遊技用システムであって、
前記遊技機は、
遊技への使用および入賞の発生に応じた持点の変化量を特定する特定手段と、
前記変化量を特定可能な更新情報を前記遊技用装置へ送信する情報送信手段と、
前記更新情報として前記情報送信手段が送信する変化量を記憶するとともに前記更新情報として1回前に前記情報送信手段が送信した変化量をバックアップするための2つの変化量記憶手段と、
前記遊技用装置から送信されてきた所定の情報に基づいて前記遊技用装置へ前記更新情報が到達したことを判定する到達判定手段とを含み、
前記遊技用装置は、
持点を記憶する主持点記憶手段と、
前記更新情報を受信する情報受信手段と、
前記主持点記憶手段が記憶している持点を前記更新情報に基づいて更新する持点更新手段と、
前記更新情報を受信したときに、前記更新情報の到達を確認可能な情報を前記遊技機へ送信する確認情報送信手段とを含み、
前記情報送信手段は、前記到達判定手段により前記更新情報が到達したと判定されなかったときに、前記2つの変化量記憶手段に記憶された変化量の合算値を特定可能な更新情報を前記遊技用装置へ送信する、遊技用システム。
【請求項2】
前記2つの変化量記憶手段は、
前記更新情報として前記情報送信手段が送信する変化量を記憶するための第1の変化量記憶手段と、
前記更新情報として1回前に前記情報送信手段が送信した変化量をバックアップするための第2の変化量記憶手段とから成り、
前記第2の変化量記憶手段は、前記第1の変化量記憶手段の記憶に基づいた前記更新情報の送信の際に、前記第1の変化量記憶手段の記憶値で前記第2の変化量記憶手段の記憶値を書換える書換え処理を実行し、
前記第1の変化量記憶手段は、前記書換え処理の後に前記第1の変化量記憶手段の記憶値を初期値にする、請求項1に記載の遊技用システム。
【請求項3】
前記遊技機は、
持点を記憶する副持点記憶手段と、
前記副持点記憶手段が記憶している持点を前記変化量に応じて更新する副持点更新手段とを含み、
前記遊技機は、前記副持点記憶手段が記憶している持点に基づいた遊技制御を行なう一方、
前記遊技用装置は、遊技終了を要求する信号が入力されたときに、前記主持点記憶手段が記憶している持点を遊技終了時の持点として確定させる持点確定手段を含む、請求項1または請求項2に記載の遊技用システム。
【請求項4】
前記遊技用装置は、
前記主持点記憶手段が記憶している持点を表示する持点表示部と、
前記更新情報の送信を指示するための情報を前記遊技機へ送信する指示情報送信手段とを含み、
前記遊技機は、
前記更新情報の送信を指示するための情報を受信する指示情報受信手段を含み、
前記情報送信手段は、前記更新情報の送信を指示するための情報を受信する毎に、当該情報を前回受信してから今回受信するまでの間の前記変化量を示す更新情報を送信する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項5】
前記情報送信手段は、前記副持点記憶手段が記憶している持点を前記遊技用装置へ送信し、
前記遊技用装置は、
前記主持点記憶手段が記憶している持点と、前記副持点記憶手段が記憶している持点との整合性を判定する判定手段を含み、
前記判定手段によって不整合と判定されたときに、所定の不整合発生時処理を実行する、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項6】
前記指示情報送信手段は、前記判定手段によって不整合と判定されたときに、前記副持点記憶手段が記憶している持点を前記主持点記憶手段が記憶している持点に補正するための補正情報を前記遊技機へ送信し、
前記遊技機は、前記補正情報に基づいて前記副持点記憶手段が記憶している持点を補正する持点補正手段を含む、請求項5に記載の遊技用システム。
【請求項7】
前記遊技機は弾球遊技機であって、
前記情報送信手段は、前記更新情報を遊技玉の発射時間間隔よりも短い間隔で順次送信する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項8】
前記遊技機は、遊技の続行に必要な持点残数の有無を前記副持点記憶手段が記憶している持点に基づいて判定する持点残数判定手段を含む、請求項3〜請求項7のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項9】
前記指示情報送信手段は、遊技禁止を指示するための情報を前記遊技機へ送信し、
前記遊技機は、遊技禁止を指示するための情報を受信したときに、持点による遊技が行なわれない状態にするための遊技禁止手段を含む、請求項4〜請求項8のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項10】
前記指示情報送信手段は、前記副持点記憶手段が記憶している持点の値を初期値にすることを指示するための情報を前記遊技機へ送信し、
前記遊技機は、前記副持点記憶手段が記憶している持点の値を初期値にすることを指示するための情報を受信したことに基づいて前記副持点記憶手段が記憶している持点の値を初期値にする持点初期化手段を含む、請求項4〜請求項9のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項11】
持点による遊技が可能であり入賞の発生に応じて持点が加算される遊技機と通信可能に接続するための接続部を備え、遊技者所有の遊技用価値を用いて持点を加算する遊技用装置であって、
持点を記憶する持点記憶手段と、
遊技への使用および入賞の発生に応じた持点の変化量を特定可能な更新情報を前記遊技機より受信する情報受信手段と、
前記持点記憶手段が記憶している持点を前記更新情報に基づいて更新する持点更新手段と、
前記更新情報を受信したときに、前記更新情報の到達を確認可能な情報を前記遊技機へ送信する確認情報送信手段とを含み、
前記持点更新手段は、前記更新情報の到達を前記遊技機が確認できなかったために、前回送信済みの更新情報により特定される変化量と前回更新情報を送信して以降に生じた前記変化量との合算値を特定可能な更新情報を前記遊技機が送信してきたとき、前記持点記憶手段が記憶している持点を当該更新情報に基づいて更新する、遊技用装置。
【請求項12】
遊技終了を要求する信号が入力されたときに、前記持点記憶手段が記憶している持点を遊技終了時の持点として確定させる持点確定手段を含む、請求項11に記載の遊技用装置。
【請求項13】
遊技への使用および入賞の発生に応じて前記遊技機側で更新している持点を前記遊技機より受信したときに、当該受信した持点と、前記持点記憶手段が記憶している持点との整合性を判定する判定手段を含み、
前記判定手段によって不整合と判定されたときに、所定の不整合発生時処理を実行する、請求項11または請求項12に記載の遊技用装置。
【請求項14】
前記判定手段によって不整合と判定されたときに、前記遊技機が記憶している持点を前記持点記憶手段が記憶している持点に補正するための補正情報を前記遊技機へ送信する補正情報送信手段を含む、請求項13に記載の遊技用装置。
【請求項15】
前記遊技用装置は、前記更新情報の送信を指示するための情報を前記遊技機における遊技玉の発射時間間隔よりも短い間隔で順次前記遊技機へ送信し、
前記持点更新手段は、順次受信される前記更新情報に基づいて前記持点記憶手段が記憶している持点を順次更新する、請求項11〜請求項14のいずれかに記載の遊技用装置。
【請求項1】
持点による遊技が可能であり、入賞の発生に応じて持点が加算される遊技機と、遊技者所有の遊技用価値を用いて持点を加算するとともに前記遊技機と通信可能に接続される遊技用装置とからなる遊技用システムであって、
前記遊技機は、
遊技への使用および入賞の発生に応じた持点の変化量を特定する特定手段と、
前記変化量を特定可能な更新情報を前記遊技用装置へ送信する情報送信手段と、
前記更新情報として前記情報送信手段が送信する変化量を記憶するとともに前記更新情報として1回前に前記情報送信手段が送信した変化量をバックアップするための2つの変化量記憶手段と、
前記遊技用装置から送信されてきた所定の情報に基づいて前記遊技用装置へ前記更新情報が到達したことを判定する到達判定手段とを含み、
前記遊技用装置は、
持点を記憶する主持点記憶手段と、
前記更新情報を受信する情報受信手段と、
前記主持点記憶手段が記憶している持点を前記更新情報に基づいて更新する持点更新手段と、
前記更新情報を受信したときに、前記更新情報の到達を確認可能な情報を前記遊技機へ送信する確認情報送信手段とを含み、
前記情報送信手段は、前記到達判定手段により前記更新情報が到達したと判定されなかったときに、前記2つの変化量記憶手段に記憶された変化量の合算値を特定可能な更新情報を前記遊技用装置へ送信する、遊技用システム。
【請求項2】
前記2つの変化量記憶手段は、
前記更新情報として前記情報送信手段が送信する変化量を記憶するための第1の変化量記憶手段と、
前記更新情報として1回前に前記情報送信手段が送信した変化量をバックアップするための第2の変化量記憶手段とから成り、
前記第2の変化量記憶手段は、前記第1の変化量記憶手段の記憶に基づいた前記更新情報の送信の際に、前記第1の変化量記憶手段の記憶値で前記第2の変化量記憶手段の記憶値を書換える書換え処理を実行し、
前記第1の変化量記憶手段は、前記書換え処理の後に前記第1の変化量記憶手段の記憶値を初期値にする、請求項1に記載の遊技用システム。
【請求項3】
前記遊技機は、
持点を記憶する副持点記憶手段と、
前記副持点記憶手段が記憶している持点を前記変化量に応じて更新する副持点更新手段とを含み、
前記遊技機は、前記副持点記憶手段が記憶している持点に基づいた遊技制御を行なう一方、
前記遊技用装置は、遊技終了を要求する信号が入力されたときに、前記主持点記憶手段が記憶している持点を遊技終了時の持点として確定させる持点確定手段を含む、請求項1または請求項2に記載の遊技用システム。
【請求項4】
前記遊技用装置は、
前記主持点記憶手段が記憶している持点を表示する持点表示部と、
前記更新情報の送信を指示するための情報を前記遊技機へ送信する指示情報送信手段とを含み、
前記遊技機は、
前記更新情報の送信を指示するための情報を受信する指示情報受信手段を含み、
前記情報送信手段は、前記更新情報の送信を指示するための情報を受信する毎に、当該情報を前回受信してから今回受信するまでの間の前記変化量を示す更新情報を送信する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項5】
前記情報送信手段は、前記副持点記憶手段が記憶している持点を前記遊技用装置へ送信し、
前記遊技用装置は、
前記主持点記憶手段が記憶している持点と、前記副持点記憶手段が記憶している持点との整合性を判定する判定手段を含み、
前記判定手段によって不整合と判定されたときに、所定の不整合発生時処理を実行する、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項6】
前記指示情報送信手段は、前記判定手段によって不整合と判定されたときに、前記副持点記憶手段が記憶している持点を前記主持点記憶手段が記憶している持点に補正するための補正情報を前記遊技機へ送信し、
前記遊技機は、前記補正情報に基づいて前記副持点記憶手段が記憶している持点を補正する持点補正手段を含む、請求項5に記載の遊技用システム。
【請求項7】
前記遊技機は弾球遊技機であって、
前記情報送信手段は、前記更新情報を遊技玉の発射時間間隔よりも短い間隔で順次送信する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項8】
前記遊技機は、遊技の続行に必要な持点残数の有無を前記副持点記憶手段が記憶している持点に基づいて判定する持点残数判定手段を含む、請求項3〜請求項7のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項9】
前記指示情報送信手段は、遊技禁止を指示するための情報を前記遊技機へ送信し、
前記遊技機は、遊技禁止を指示するための情報を受信したときに、持点による遊技が行なわれない状態にするための遊技禁止手段を含む、請求項4〜請求項8のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項10】
前記指示情報送信手段は、前記副持点記憶手段が記憶している持点の値を初期値にすることを指示するための情報を前記遊技機へ送信し、
前記遊技機は、前記副持点記憶手段が記憶している持点の値を初期値にすることを指示するための情報を受信したことに基づいて前記副持点記憶手段が記憶している持点の値を初期値にする持点初期化手段を含む、請求項4〜請求項9のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項11】
持点による遊技が可能であり入賞の発生に応じて持点が加算される遊技機と通信可能に接続するための接続部を備え、遊技者所有の遊技用価値を用いて持点を加算する遊技用装置であって、
持点を記憶する持点記憶手段と、
遊技への使用および入賞の発生に応じた持点の変化量を特定可能な更新情報を前記遊技機より受信する情報受信手段と、
前記持点記憶手段が記憶している持点を前記更新情報に基づいて更新する持点更新手段と、
前記更新情報を受信したときに、前記更新情報の到達を確認可能な情報を前記遊技機へ送信する確認情報送信手段とを含み、
前記持点更新手段は、前記更新情報の到達を前記遊技機が確認できなかったために、前回送信済みの更新情報により特定される変化量と前回更新情報を送信して以降に生じた前記変化量との合算値を特定可能な更新情報を前記遊技機が送信してきたとき、前記持点記憶手段が記憶している持点を当該更新情報に基づいて更新する、遊技用装置。
【請求項12】
遊技終了を要求する信号が入力されたときに、前記持点記憶手段が記憶している持点を遊技終了時の持点として確定させる持点確定手段を含む、請求項11に記載の遊技用装置。
【請求項13】
遊技への使用および入賞の発生に応じて前記遊技機側で更新している持点を前記遊技機より受信したときに、当該受信した持点と、前記持点記憶手段が記憶している持点との整合性を判定する判定手段を含み、
前記判定手段によって不整合と判定されたときに、所定の不整合発生時処理を実行する、請求項11または請求項12に記載の遊技用装置。
【請求項14】
前記判定手段によって不整合と判定されたときに、前記遊技機が記憶している持点を前記持点記憶手段が記憶している持点に補正するための補正情報を前記遊技機へ送信する補正情報送信手段を含む、請求項13に記載の遊技用装置。
【請求項15】
前記遊技用装置は、前記更新情報の送信を指示するための情報を前記遊技機における遊技玉の発射時間間隔よりも短い間隔で順次前記遊技機へ送信し、
前記持点更新手段は、順次受信される前記更新情報に基づいて前記持点記憶手段が記憶している持点を順次更新する、請求項11〜請求項14のいずれかに記載の遊技用装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【公開番号】特開2012−10785(P2012−10785A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−148147(P2010−148147)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【出願人】(591085972)日本ゲームカード株式会社 (144)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【出願人】(591085972)日本ゲームカード株式会社 (144)
【Fターム(参考)】
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