説明

遊技用システム

【課題】玉貸ユニット20と管理装置50とがオフライン状態となったときにも、当該玉貸ユニットがオンライン状態に復帰するのを待つことなく、管理装置側で行われた連携処理に対応する特定処理(例えば受付貨幣の取込)が玉貸ユニット側で行われていないことを特定し、該特定処理が行われていないことに対する対処を可能とする。
【解決手段】管理装置が入金要求を受信してから遊技用装置が残額通知を受信する前にオフライン状態となった場合には、記録媒体の通番が管理装置で管理している通番と一致せず、受付貨幣額が未加算の状態で記憶されている(即ちS261でYES)と判定されることにより、管理装置で連携処理(受付貨幣額の記憶)が行われているにも拘わらず、玉貸ユニットで特定処理(受付貨幣の取込)が行われていないことを特定し、通番不一致時処理として、該受付貨幣額を管理残額に対して加算することなく消去する(S262)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも通番が記録される記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて通番及び遊技媒体の貸与に使用される残額を管理する管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、前記記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で遊技媒体を貸与するための記録媒体貸与処理を含む各種処理を前記管理装置と連携して行い、該各種処理のうちの予め定められた特定処理を行うときに、当該特定処理に対応する連携処理を要求する連携処理要求を前記管理装置に対して送信する遊技用装置と、
を備える遊技用システムであって、
前記管理装置は、前記連携処理要求の受信に応じて、前記連携処理を行い、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する第1の通番更新処理を行うと共に、該連携処理を行った旨を示す連携処理完了情報を前記遊技用装置に対して送信する連携処理手段を有し、
前記遊技用装置は、前記連携処理完了情報の受信に応じて、前記特定処理を行うと共に、前記記録媒体の通番を更新する第2の通番更新処理を行う特定処理手段を有し、
前記管理装置は、
前記遊技用装置から前記記録媒体の記録媒体識別情報と通番とを受信し、該受信した通番が該受信した記録媒体識別情報に対応付けられた通番と一致するか否かを判定する通番判定手段をさらに有し、
該通番判定手段により通番が一致しないと判定されたことを条件として、予め定められた通番不一致時処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項2】
請求項1に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、貨幣を受け付け、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額と前記記録媒体の記録媒体識別情報とを含む入金要求を前記連携処理要求として前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、前記入金要求の受信に応じて、前記連携処理手段により、該入金要求に含まれる受付貨幣額を該入金要求に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて記憶する処理を前記連携処理として行い、前記第1の通番更新処理を行うと共に、該記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額又は該管理残額と前記受付貨幣額との合算額を含む残額通知を前記連携処理完了情報として前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、前記残額通知を受信したことを条件として、前記特定処理手段により、該残額通知に含まれる管理残額又は合算額から特定される当該合算額の範囲内で遊技媒体の貸与を可能とするための処理を前記特定処理として行うと共に、前記第2の通番更新処理を行い、かつ該第2の通番更新処理を行った旨を示す通番更新通知を前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記通番更新通知の受信に応じて、当該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶している受付貨幣額を当該記録媒体の管理残額に対して加算する受付貨幣額加算処理を行うと共に、該受付貨幣額が加算済であることを特定可能な状態に更新する加算済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定され、かつ前記受付貨幣額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記通番不一致時処理として、前記受付貨幣額加算処理を行うことなく、前記加算済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記受付貨幣額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記受付貨幣額加算処理と前記加算済更新処理とを行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項3】
請求項1に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、貨幣を受け付け、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額と前記記録媒体の記録媒体識別情報とを含む入金要求を前記連携処理要求として前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、前記入金要求の受信に応じて、前記連携処理手段により、該入金要求に含まれる受付貨幣額を該入金要求に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額に対して加算すると共に該受付貨幣額を加算額として記憶する処理を前記連携処理として行い、前記第1の通番更新処理を行うと共に、該記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額を含む残額通知を前記連携処理完了情報として前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、前記残額通知を受信したことを条件として、前記特定処理手段により、該残額通知に含まれる管理残額の範囲内で遊技媒体の貸与を可能とするための処理を前記特定処理として行うと共に、前記第2の通番更新処理を行い、かつ該第2の通番更新処理を行った旨を示す通番更新通知を前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記通番更新通知の受信に応じて、当該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶している加算額を処理済であることを特定可能な状態に更新する処理済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定され、かつ前記加算額が処理済更新処理の行われていない状態で記憶されていることを条件として、前記通番不一致時処理として、前記記録媒体の管理残額から前記記憶している加算額を減算する処理と前記処理済更新処理とを行い、
前記通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記加算額が処理済更新処理の行われていない状態で記憶されていることを条件として、前記処理済更新処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段をさらに有し、
該通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付け、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額の範囲内で遊技媒体を貸与するための貨幣貸与処理を行い、該貨幣貸与処理により残額があるときには、該残額を入金残額として前記記録媒体に記録して排出し、
前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体を受け付けたことに基づいて、該記録媒体の記録媒体識別情報と通番と入金残額とを含む記録媒体受付通知を前記連携処理要求として前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記記録媒体受付通知の受信に応じて、前記通番判定手段により、該受信した記録媒体受付通知に含まれる通番が該記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けられた通番と一致するか否かを判定し、
該通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記記録媒体受付通知に含まれる入金残額が零であるかあるいは入金残額が含まれないことを条件として、前記記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額を含む残額通知を前記遊技用装置に対して送信し、
該通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記記録媒体受付通知に含まれる入金残額が零でないことを条件として、前記連携処理手段により、前記記録媒体受付通知に含まれる入金残額を該記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて記憶する処理を前記連携処理として行い、前記第1の通番更新処理を行うと共に、該記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額又は該管理残額と前記入金残額との合算額を含む残額通知を前記連携処理完了情報として前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、前記残額通知の受信に応じて、前記特定処理手段により、前記記録媒体に記録されている入金残額を零に更新するかあるいは消去する入金残額不存在処理を前記特定処理として行うと共に、前記第2の通番更新処理を行い、かつ該第2の通番更新処理を行った旨を示す通番更新通知を前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記通番更新通知の受信に応じて、当該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶している入金残額を当該記録媒体の管理残額に対して加算する入金残額加算処理を行うと共に、該入金残額が加算済であることを特定可能な状態に更新する加算済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定され、かつ前記入金残額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記通番不一致時処理として、前記入金残額加算処理を行うことなく、前記加算済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記入金残額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、通番一致時処理として、前記入金残額加算処理と前記加算済更新処理とを行い、
前記通番不一致時処理後又は前記通番一致時処理後の管理残額を含む残額通知を前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、該残額通知を受信したことを条件として、前記記録媒体貸与処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段をさらに有し、
該通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付け、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額の範囲内で遊技媒体を貸与するための貨幣貸与処理を行い、該貨幣貸与処理により残額があるときには、該残額を入金残額として前記記録媒体に記録して排出し、
前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体を受け付けたことに基づいて、該記録媒体の記録媒体識別情報と通番と入金残額とを含む記録媒体受付通知を前記連携処理要求として前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記記録媒体受付通知の受信に応じて、前記通番判定手段により、該受信した記録媒体受付通知に含まれる通番が該記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けられた通番と一致するか否かを判定し、
該通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記記録媒体受付通知に含まれる入金残額が零であるかあるいは入金残額が含まれないことを条件として、前記記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額を含む残額通知を前記遊技用装置に対して送信し、
該通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記記録媒体受付通知に含まれる入金残額が零でないことを条件として、前記連携処理手段により、前記記録媒体受付通知に含まれる入金残額を該記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額に対して加算すると共に該入金残額を加算額として記憶する処理を前記連携処理として行い、前記第1の通番更新処理を行うと共に、該記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額を含む残額通知を前記連携処理完了情報として前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、前記残額通知の受信に応じて、前記特定処理手段により、前記記録媒体に記録されている入金残額を零に更新するかあるいは消去する入金残額不存在処理を前記特定処理として行うと共に、前記第2の通番更新処理を行い、かつ該第2の通番更新処理を行った旨を示す通番更新通知を前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記通番更新通知の受信に応じて、当該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶している加算額に対応する入金残額について入金残額不存在処理済であることを特定可能な状態に更新する処理済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定され、かつ前記加算額が処理済更新処理の行われていない状態で記憶されていることを条件として、前記通番不一致時処理として、前記記録媒体の管理残額から前記記憶している加算額を減算する処理と前記処理済更新処理とを行い、
前記通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記加算額が処理済更新処理の行われていない状態で記憶されていることを条件として、通番一致時処理として、前記処理済更新処理を行い、
前記通番不一致時処理後又は前記通番一致時処理後の管理残額を含む残額通知を前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、該残額通知を受信したことを条件として、前記記録媒体貸与処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項6】
請求項4又は5に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記記録媒体貸与処理に使用される使用額及び該使用額に対応する間接税額を前記管理残額から減算するための処理を行い、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付けたことに基づいて、前記受付貨幣額から、前記管理残額を遊技媒体の貸与に使用する際の予め定められた一単位である単位使用額と該単位使用額に対応する間接税額との合算額である税込単位額の整数倍に相当する貸与対象額と、該税込単位額未満の端数額とを特定する特定手段をさらに有し、
遊技者の操作によることなく、該特定手段により特定された貸与対象額分の遊技媒体を貸与するための処理を前記貨幣貸与処理として行い、
前記特定手段により特定された端数額を前記入金残額として前記記録媒体に記録して排出する処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項7】
請求項4〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記記録媒体貸与処理として、予め定められた基準貸与額分の遊技媒体を貸与するための処理を行い、該記録媒体貸与処理に伴って、前記第2の通番更新処理を行うと共に、該記録媒体貸与処理に使用される基準貸与額を前記管理残額から減算するための減算要求を前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、前記基準貸与額を管理し、前記減算要求の受信に応じて、該管理している基準貸与額を前記管理残額から減算する減算処理を行い、該減算処理に伴って、前記第1の通番更新処理を行うと共に、該減算処理を行った旨を示す減算完了通知を前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、前記減算完了通知を受信したことを条件として、次の前記記録媒体貸与処理を行い、
前記管理装置は、
前記連携処理に伴って、該連携処理中である旨を前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶すると共に、前記遊技用装置から前記通番更新通知を受信したことを条件として、前記連携処理中である旨の記憶を該連携処理中でない旨に更新し、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定されたときに、前記連携処理中でない旨が記憶されていることを条件として、前記減算処理を行うことを特徴とする遊技用システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【公開番号】特開2007−68672(P2007−68672A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−257176(P2005−257176)
【出願日】平成17年9月5日(2005.9.5)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】