説明

遊技用機器の不正監視方法および装置、並びに台間機

【課題】少ない個数の検出器を用いて、遊技台に加工を施すことなく、遊技店閉店後における遊技台、台間機の不正監視を行い得る不正監視装置を提案すること。
【解決手段】遊技用機器の不正監視装置10は、遊技台3、台間機4の電源がオフ状態において、台間機4に取り付けた振動検出器11によって所定レベル以上の振動が発生したことが検出されると、遊技台3あるいは台間機4に不正行為が行われた可能性がある旨の警報を、パトランプ17、台間機4の状態表示ランプ18を用いて行う。遊技台3の扉を開けるなどの不正が行われると、その際に発生する振動が隣接の台間機4に伝わり、そこに取り付けてある振動検出器11により検出される。よって、台間機4および遊技台3の双方を監視でき、不正監視のために遊技台3に加工を施す必要がない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技店の営業外時間帯において、そこに設置されている遊技台、台間機などの遊技用機器での不正行為を監視する遊技用機器の不正監視方法および装置、ならびに台間機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコホールなどの遊技店では、遊技台での不正行為を検出するために電波や磁気などに反応するセンサが各遊技台に取り付けられている。これらのセンサの出力信号は、各遊技台に対応して設置されている呼出ランプに入力される。また呼出ランプを経由して遊技台を集中管理しているホールコンピュータと呼ばれる管理コンピュータに送信される。呼出ランプはセンサの出力信号が入力すると発光して不正行為が検出された旨を表示する。呼出ランプの発光を確認した店員により不正行為の未然防止、あるいは不正行為の摘発が行われる。また、管理コンピュータの側では、いずれの遊技台で不正が検知されたのかを把握できる。
【0003】
このような不正監視機構は、呼出ランプがオフの状態では不正検知を行うことができない。すなわち、閉店後(夜間)においては遊技台および呼出ランプの電源が落とされるので、遊技台での不正を検知できない。閉店後においても不正を検知するためには呼出ランプを稼動状態に保持しておく必要がある。しかし、これではLEDの発光により各種の表示データが不必要に表示されるので電力の無駄である。また、夜間に遊技店に侵入して遊技台に不正を行おうとした侵入者が呼出ランプの発光により不正行為が検知されたことに気付き、不正行為を隠蔽するための処理を施し、不正行為が発覚しないおそれもある。
【0004】
そこで、本願人は、特許文献1において、閉店後においても呼出ランプに接続された電波センサや磁気センサなどの不正検出手段を用いて遊技台に不正が行われたことを検知することのできる遊技台の監視方法および監視装置を提案している。
【特許文献1】特開2005−73776号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の遊技台の不正監視方法および装置では、監視対象の遊技台に、電波センサ、磁気センサなどの不正検出手段を取り付ける必要がある。遊技台に隣接配置されている遊技媒体貸し出し用の台間機の監視を行うためには台間機にも不正検出手段を取り付ける必要があり、監視対象の遊技用機器に対応した個数の不正検出手段が必要である。また、不正検出手段の取り付け、そこからの配線引き回しのために、遊技台などに加工を施す必要がある。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、監視対象の遊技用機器に対応する個数の不正検出手段を配置することなく、遊技店閉店後における遊技用機器の監視を行うことのできる不正監視方法および装置を提案することにある。
【0007】
また、本発明は、遊技台に加工を施すことなく、遊技店閉店後における遊技台の監視を行うことのできる不正監視方法および装置を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の遊技用機器の不正監視方法は、遊技台などの遊技用機器の電源がオフ状態において、当該遊技用機器に所定レベル以上の振動が加わったか否かを監視し、所定レベル以上の振動が加わったことが検知された場合には、前記遊技用機器に不正行為が行われた可能性がある旨の警報を発することを特徴としている。
【0009】
遊技店の閉店後の夜間などにおいて、遊技店に侵入した者が不正に遊技用機器を開けた場合などにおいては、振動が発生する。したがって、遊技用機器に加わった振動に基づき、不正が行われたことを高い確率で検知できる。
【0010】
また、遊技台は、台間機を挟み、多数台配列されて遊技島を構成している。したがって、一つの遊技台あるいは台間機に外部から振動が加わると、それが隣接する遊技台あるいは台間機に直接、あるいは、遊技島枠を介して、伝達する。このため、隣接する遊技用機器に加わった振動も検出できるので、監視対象の遊技用機器のそれぞれに検出器を取り付けておく必要がない。
【0011】
そこで、本発明の方法では、前記遊技用機器に取り付けた加速度センサ、ジャイロセンサなどの検出器、または、前記遊技用機器に隣接配置されている機器に取り付けた前記検出器によって、前記遊技用機器に所定レベル以上の振動が加わったか否かを検出することができる。
【0012】
例えば、台間機に検出器を取り付けておくことにより、隣接する遊技台を監視できる。このため、遊技台に何ら加工を施すことなく当該遊技台の不正監視を行うことができる。
【0013】
また、本発明では、所定レベル以上の振動が加わったことが検知されると直ちに前記警報を発するか、あるいは、前記遊技用機器に電源が投入された時点で前記警報を発することを特徴としている。直ちに警報を発すると、不正行為を未然に防止できる効果が得られる。遊技用機器に電源が投入された時に警報を発するようにすれば、どのような不正行為が行われたのかを遊技店の店員などが確認することができる。
【0014】
次に、本発明は上記の方法により不正監視を行う遊技用機器の不正監視装置であって、
遊技用機器に所定レベル以上の振動が加わったか否かを検出する検出器と、
前記検出器によって所定レベル以上の振動が加わったことが検出されると、直ちに警報を発する第1警報動作、あるいは、前記遊技用機器の電源がオンされた時点で警報を発する第2警報動作を行う警報手段と、
前記遊技用機器の電源がオン状態の間は、前記検知器の検知結果に基づき前記警報手段が動作しないように制御する制御手段とを有していることを特徴としている。
【0015】
ここで、本発明の遊技用機器の不正監視装置は、前記警報手段が前記第1および第2警報動作のいずれを行うのかを切り替える切り替え手段を有していることを特徴としている。
【0016】
また、前記遊技用機器が、遊技台、および/または、当該遊技台で用いる遊技用媒体の貸し出しを行うために当該遊技台に隣接配置されている台間機の場合には、前記検出器が、前記遊技台および前記台間機のうちの少なくとも一方に取り付けられる。
【0017】
さらに、前記検出器としては、加速度センサまたはジャイロセンサを用いることができる。
【0018】
また、前記警報手段として次の(1)〜(3)のランプのうちの少なくとも一つを用いることができる。
(1)パトランプなどの警報専用ランプ
(2)前記遊技台に関する各種データの表示などを行うために当該遊技台に対応して設けられている呼出ランプ
(3)前記台間機の動作状態などを表示するために当該台間機に取り付けられている状態表示ランプ
【0019】
この場合、前記警報手段として、前記第1警報動作を行う前記警報専用ランプと、前記第2警報動作を行う前記呼出ランプあるいは前記状態表示ランプとを備えたものを採用することができる。
【0020】
一方、本発明は上記の方法により不正監視を行う不正監視装置を備えた台間機であって、所定レベル以上の振動が加わったか否かを検出する検出器と、前記検出器によって所定レベル以上の振動が加わったことが検出されると、直ちに警報を発する第1警報動作、あるいは、当該台間機の電源がオンされた時点で警報を発する第2警報動作を行う警報手段と、電源がオン状態の間は、前記検知器の検知結果に基づき前記警報手段が動作しないように制御する制御手段とを有していることを特徴としている。
【0021】
また、本発明の台間機は、前記警報手段が前記第1および第2警報動作のいずれを行うのかを切り替える切り替え手段を有していることを特徴としている。さらに、前記検出器は、当該台間機および、当該台間機に隣接配置される遊技台のうちの少なくとも一方に取り付けられることを特徴としている。さらには、前記検出器は、加速度センサまたはジャイロセンサであることを特徴としている。また、前記警報手段は上記の(1)〜(3)のランプのうちの少なくとも一つであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0022】
本発明では、遊技台、台間機などの遊技用機器に加わる振動を検出することにより、これらの遊技用機器に対して不正が行われたか否かを監視している。振動は隣接配置されている遊技用機器にも伝達するので、監視対象の遊技用機器のそれぞれに検出器を配置することなく各遊技用機器を監視できる。したがって、遊技台に隣接配置されている台間機に検出器を取り付けておけば、遊技台の監視もできるので、遊技台に対して何ら加工を施す必要がなく、極めて有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した遊技用機器の不正監視装置を説明する。
【0024】
図1は、遊技店に設置される遊技島を示す部分正面図および部分断面図である。遊技店においては多数の遊技島1が配列され、各遊技島1では、遊技島枠2に複数の遊技台3が取り付けられており、各遊技台3の隣接位置には、遊技台3で用いる遊技媒体の貸し出し動作を行う台間機4が配置されている。遊技島枠2の前面パネル2aにおける各遊技台3の真上の位置には呼出ランプ5が取り付けられている。呼出ランプ5は遊技台3に関する各種のデータを表示し、また、故障時などにおいて所定のボタンを操作することにより点灯する。
【0025】
図2は、上記のように配列されている各遊技台3および各台間機4での不正を検知するための不正監視装置を示す概略構成図である。不正監視装置10は各台間機4に取り付けた加速度センサ、ジャイロセンサなどの振動検出器11を有している。勿論、これ以外の検出器を用いて振動を検出してもよい。振動検出器11の検出信号11Sは台間機4の制御部12に供給される。制御部12には、不正監視装置10の制御系を構成している監視制御回路13、判別回路14、記憶回路15、およびモード切り替え回路16が組み込まれている。また、不正監視装置10は不正警報用のパトランプ17を有している。パトランプ17は例えば各遊技島1に一台ずつ配置されている。
【0026】
監視制御回路13は、台間機4および遊技台3のそれぞれの主電源がオン状態の間は判別回路14の判別動作を無効とし、主電源がオフになると判別動作を有効にする。判別回路14は、振動検出器11の検出信号11Sに基づき、所定レベル以上の振動が台間機4に発生したか否かを判別する。判別回路14によって所定レベル以上の振動が加わったことが判別されると、振動レベルおよび発生時間などを含む不正発生履歴情報15aが記憶回路15に記憶される。
【0027】
また、判別回路14によって所定レベル以上の振動が加わったことが判別されると、判別回路14の出力によって、パトランプ17が所定のパターンで点滅駆動され、不正が行われた可能性がある旨の警報を発するようになっている(第1警報動作)。さらに、台間機4の制御部12は、その主電源がオンされた初期設定動作において、記憶回路15に不正発生履歴情報15aが記憶されている場合には、当該台間機4の前面上端に配置されている状態表示ランプ18を所定のパターンで点滅駆動して、不正が行われた可能性がある旨の警報を発するようになっている(第2警報動作)。
【0028】
本例では、モード切り替え回路16によって、パトランプ17および状態表示ランプ18による警報を選択できるようになっている。例えば、モード切り替え回路16は、切り替え用の光信号を発生可能な光学式のリモートコントローラ19から発生した光信号を受信するための受光部16aを備えており、遊技店の店員などがリモートコントーラ19を用いてモード切り替えを行うことができるようになっている。
【0029】
次に、各台間機4の制御部12は、島中継器20を経由して遊技店を集中管理している管理コンピュータ21に接続されている。各台間機4およびパトランプ17には各遊技島1に配置されている島トランス22を介して主電源23の側から給電されるようになっている。島トランス22と主電源23の間には切り替え器24が挿入されており、主電源23からの給電が停止した場合には切り替え器24が動作して、バックアップ用の電源であるバッテリ25からパトランプ17に給電されるようになっている。バッテリ25は各遊技島1のパトランプ17を2〜3時間程度駆動できる程度の小容量の補助電源である。
【0030】
図3は不正監視装置10の動作を示す概略フローチャートである。遊技店の閉店後に、遊技台3および台間機4の主電源がオフにされると、不正監視装置10の監視制御回路13は、それを検知して、判別回路14の判別動作を無効とする状態から有効とする状態に切り替える。換言すると、不正監視モードに切り替わる(ステップST1、2)。この後は振動検出器11の検出信号11Sが判別回路14において判別され、所定レベル以上の振動が発生したことが検出されると(ステップST3)、そのレベルおよび発生時間を含む不正発生履歴情報15aが記憶回路15に記憶保持される(ステップST4)。また、判別信号がモード切り替え回路16に供給される。
【0031】
モード切り替え回路16が第1警報動作モードに設定されている場合には、パトランプ17が所定の点滅パターンで点灯駆動され、不正が発生した可能性がある旨の警報を発する(ステップST5、ST6)。この場合には、不正を行おうとしている者は不正が検知されたことに気付き、不正を行うことなく退却することが予想されるので、不正を未然に防止できるという効果を期待できる。
【0032】
これに対して、モード切り替え回路16が第2警報動作モードに設定されている場合には、パトランプ17による警報は行われない。この場合には、翌日の営業開始時に台間機4の電源がオンされた時点において(ステップST7)、制御部12が記憶回路15に不正発生履歴情報15aが記憶保持されていることを確認して、状態表示ランプ18を所定のパターン点滅駆動して、不正が行われた可能性のある旨の警報を発する(ステップST8)。この場合には、不正があったことを知ることができると共に、どのような不正行為が行われたのかも検証することができる。
【0033】
パトランプ17あるいは状態表示ランプ18による警報動作は、店員などによって解除されるまで継続する。記憶回路15に記憶保持されている不正発生履歴情報15aは、警報後、消去してもよいし、そのまま一定期間の間、記憶保持させておいてもよい。あるいは、管理コンピュータ21の側にアップロードして保管するようにしてもよい。
【0034】
また、本例では監視制御回路13によって台間機4および遊技台3の電源がオフされると監視モードに切り替えるようにしているが、リモートコントローラ19などを用いて外部操作入力によって切り替えを行うようにしてもよい。
【0035】
さらに、本例ではパトランプ17、状態表示ランプ18を用いて警報を発しているが、例えば、呼出ランプ5を用いて警報を発するようにしてもよい。
【0036】
以上説明したように、本例の不正監視装置10では、営業外の時間帯、すなわち、各台間機4、各遊技台3の電源がオフの状態において、各台間機4に取り付けた振動検出器11によって不正監視を行っている。遊技台3の扉が不正に開けられた場合には、その際に発生する振動が隣接配置されている台間機4に伝わり、そこに取り付けられている振動検出器11によって検出される。また、台間機4それ自体の前面パネルなどが不正に取り外された場合などにおいても振動検出器11によって振動が検出される。遊技島枠2に振動が加わった場合にも振動検出器11によって振動が検出される。したがって、監視対象の部位に対応した個数の検出器を設置しておかなくても、各遊技用機器を監視することができる。
【0037】
また、本例では台間機4に振動検出器11を取り付け、その制御部12に不正監視装置10の制御系を組み込んである。したがって、監視対象の遊技台3については、何らの加工も施す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】遊技店の遊技島の構成を示す図であり、(a)は部分正面図であり、(b)は部分断面図である。
【図2】本発明を適用した不正監視装置を示す概略ブロック図である。
【図3】図2の不正監視装置における動作を示す概略フローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
1 遊技島
2 遊技島枠
3 遊技台
4 台間機
5 呼出ランプ
11 振動検出器
12 制御部
13 監視制御回路
14 判別回路
15 記憶回路
15a 不正発生履歴情報
16 モード切り替え回路
17 パトランプ
19 リモートコントローラ
21 管理コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台などの遊技用機器の電源がオフ状態において、当該遊技用機器に所定レベル以上の振動が加わったか否かを監視し、
所定レベル以上の振動が加わったことが検知された場合には、前記遊技用機器に不正行為が行われた可能性がある旨の警報を発することを特徴とする遊技用機器の不正監視方法。
【請求項2】
請求項1において、
前記遊技用機器に取り付けた加速度センサ、ジャイロセンサなどの検出器、または、前記遊技用機器に隣接配置されている機器に取り付けた前記検出器によって、前記遊技用機器に所定レベル以上の振動が加わったか否かを検出することを特徴とする遊技用機器の不正監視方法。
【請求項3】
請求項1または2において、
所定レベル以上の振動が加わったことが検知されると直ちに前記警報を発するか、あるいは、前記遊技用機器に電源が投入された時点で前記警報を発することを特徴とする遊技用機器の不正監視方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法により不正監視を行う遊技用機器の不正監視装置であって、
遊技用機器に所定レベル以上の振動が加わったか否かを検出する検出器と、
前記検出器によって所定レベル以上の振動が加わったことが検出されると、直ちに警報を発する第1警報動作、あるいは、前記遊技用機器の電源がオンされた時点で警報を発する第2警報動作を行う警報手段と、
前記遊技用機器の電源がオン状態の間は、前記検知器の検知結果に基づき前記警報手段が動作しないように制御する制御手段とを有していることを特徴とする遊技用機器の不正監視装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記警報手段が前記第1および第2警報動作のいずれを行うのかを切り替える切り替え手段を有していることを特徴とする遊技用機器の不正監視装置。
【請求項6】
請求項4または5において、
前記遊技用機器は、遊技台、および/または、当該遊技台で用いる遊技用媒体の貸し出しを行うために当該遊技台に隣接配置されている台間機であり、
前記検出器は、前記遊技台および前記台間機のうちの少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とする遊技用機器の不正監視装置。
【請求項7】
請求項4ないし6のうちのいずれかの項において、
前記検出器は、加速度センサまたはジャイロセンサであることを特徴とする遊技用機器の不正監視装置。
【請求項8】
請求項4ないし7のうちのいずれかの項において、
前記警報手段は次の(1)〜(3)のランプのうちの少なくとも一つであることを特徴とする遊技用機器の不正監視装置。
(1)パトランプなどの警報専用ランプ
(2)前記遊技台に関する各種データの表示などを行うために当該遊技台に対応して設けられている呼出ランプ
(3)前記台間機の動作状態などを表示するために当該台間機に取り付けられている状態表示ランプ
【請求項9】
請求項8において、
前記警報手段は、前記第1警報動作を行う前記警報専用ランプと、前記第2警報動作を行う前記呼出ランプあるいは前記状態表示ランプとを備えていることを特徴とする遊技用機器の不正監視装置。
【請求項10】
請求項4に記載の方法により不正監視を行う不正監視装置を備えた台間機であって、
所定レベル以上の振動が加わったか否かを検出する検出器と、
前記検出器によって所定レベル以上の振動が加わったことが検出されると、直ちに警報を発する第1警報動作、あるいは、当該台間機の電源がオンされた時点で警報を発する第2警報動作を行う警報手段と、
電源がオン状態の間は、前記検知器の検知結果に基づき前記警報手段が動作しないように制御する制御手段とを有していることを特徴とする台間機。
【請求項11】
請求項10において、
前記警報手段が前記第1および第2警報動作のいずれを行うのかを切り替える切り替え手段を有していることを特徴とする台間機。
【請求項12】
請求項10または11において、
前記検出器は、当該台間機および、当該台間機に隣接配置される遊技台のうちの少なくとも一方に取り付けられることを特徴とする台間機。
【請求項13】
請求項12において、
前記検出器は、加速度センサまたはジャイロセンサであることを特徴とする台間機。
【請求項14】
請求項12において、
前記警報手段は次の(1)〜(3)のランプのうちの少なくとも一つであることを特徴とする台間機。
(1)パトランプなどの警報専用ランプ
(2)前記遊技台に関する各種データの表示などを行うために当該遊技台に対応して設けられている呼出ランプ
(3)当該台間機の動作状態などを表示するための状態表示ランプ

【図1】
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【図2】
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【図3】
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