説明

運動量測定装置及び運動量測定方法

【課題】人の運動の質等及び、どの程度の質の運動をどの程度の時間実行したか等を測定可能な運動量測定装置等を提供すること。
【解決手段】対象者の運動量情報を加速度情報として検知する加速度情報検知部22を有し、運動量情報の基準情報を記憶すると共に、少なくとも、目標の基準情報である目標基準情報に対応する加速度情報である目標加速度基準情報を記憶する加速度基準情報記憶部26と、を有し、加速度情報が、目標加速度基準情報に達したか否かを判断すると共に、目標加速度基準情報に達したときに、表示部10に、達した旨を表示し、目標加速度基準情報に達した加速度情報の累積時間が目標時間に達したか否かを判断すると共に、目標時間に達したときに、表示部に達した旨を表示することを特徴する運動量測定装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、人の運動量を測定する運動量測定装置及び運動量測定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、人の体の動きを検出して、その消費カロリーを算出する装置等が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−295746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、人体にとって好ましい運動は、その消費カロリー等に基づいて一義的に判断できるものではなく、その運動の質等や、どの程度の質の運動をどの程度の時間実行したか等に基づいて判断する必要がある。
しかし、かかる運動の質等及び、どの程度の質の運動をどの程度の時間実行したか等を測定することは困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、人の運動の質等及び、どの程度の質の運動をどの程度の時間実行したか等を測定できる運動量測定装置及び運動量測定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、本発明にあっては、対象者の運動量情報を加速度情報として検知する加速度情報検知部を有し、前記運動量情報の基準情報を記憶すると共に、少なくとも、目標の前記基準情報である目標基準情報に対応する前記加速度情報である目標加速度基準情報を記憶する加速度基準情報記憶部と、を有し、前記加速度情報が、前記目標加速度基準情報に達したか否かを判断すると共に、前記目標加速度基準情報に達したときに、表示部に、達した旨を表示し、前記目標加速度基準情報に達した前記加速度情報の累積時間が目標時間に達したか否かを判断すると共に、前記目標時間に達したときに、表示部に達した旨を表示することを特徴する運動量測定装置により達成される。
【0007】
前記構成によれば、対象者の運動量情報は加速度情報として把握される。また、運動量情報の基準情報のうち、目標の基準情報である目標基準情報に対応する加速度情報である目標加速度基準情報を有するので、当該加速度情報が目標加速度基準情報に達したか否かを判断することで、当該運動量が目標の基準情報に達したか否かを容易に判断することができる。
さらに、前記構成によれば、目標加速度基準情報に達した加速度情報の累積時間が目標時間に達したときは、表示部にその旨表示されるので、対象者は自己の運動量が目標に達したか否かを容易に判断することができる。
すなわち、対象者の運動の質等及び、どの程度の質の運動をどの程度の時間実行したか等を測定することができる運動量測定装置である。
【0008】
好ましくは、前記加速度情報が、前記目標加速度基準情報に達した累積時間情報を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0009】
前記構成によれば、加速度情報が目標加速度基準情報に達した累積時間情報が表示されるので、対象者は、目標加速度基準情報に達した現在の累積時間情報を容易に認識することができ、目標達成の励みとすることができる。
【0010】
好ましくは、前記運動量の前記基準情報を測定の都度、前記表示部に表示する構成となっていることを特徴とする。
【0011】
前記構成によれば、対象者の運動量の基準情報を測定の都度、表示部に表示するので、運動毎の運動量が基準情報として表示されるので、対象者は自己の運動量を正確に把握することができる。
【0012】
好ましくは、前記基準情報が、対象者の身体活動の強さの情報である、メッツ(METs)であることを特徴とする。
【0013】
前記構成によれば、基準情報が、厚生労働省等が関与等して定めた「メッツ(METs)」という基準となっているので、対象者にとって運動量を評価し易い。
【0014】
上記目的は、本発明にあっては、対象者の運動量情報を加速度情報として検知する加速度情報検知部を有し、前記運動量情報の基準情報を記憶すると共に、少なくとも、目標の前記基準情報である目標基準情報に対応する前記加速度情報である目標加速度基準情報を加速度基準情報記憶部に記憶し、前記加速度情報が、前記目標加速度基準情報に達したか否かを判断すると共に、前記目標加速度基準情報に達したときに、表示部に、達した旨を表示し、前記目標加速度基準情報に達した前記加速度情報の累積時間が目標時間に達したか否かを判断すると共に、前記目標時間に達したときに、表示部に達した旨を表示することを特徴する運動量測定方法により達成される。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、人の運動の質等とどの程度の質の運動をどの程度の時間実行したか等を測定可能な運動量測定装置及び運動量測定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の運動量測定装置である例えば、活動量計を示す概略図である。
【図2】図1の活動量計の主な構成等を示す概略ブロック図である。
【図3】本実施の形態にかかる活動量計の主な動作等を示す概略フローチャートである。
【図4】本実施の形態にかかる活動量計の主な動作等を示す他の概略フローチャートである。
【図5】当該平均3軸加速度データが、「3メッツ」以下の場合のメッツ等ディスプレイの表示例を示す概略図である。
【図6】当該平均3軸加速度データが「3メッツ」以上の場合のディスプレイの表示例を示す概略図である。
【図7】「中強度活動累積時間データ」が「20分」以上となったときのディスプレイの表示例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0018】
図1は、本発明の運動量測定装置である例えば、活動量計1を示す概略図である。活動量計1は、人間の身体の活動量を計測する装置であり、計測を希望する対象者が所持することで、当該対象者の身体の動きと共に動き、活動量を計測する構成となっている。
具体的には、その内部にX軸、Y軸及びZ軸の加速度センサを有し、これら加速度センサが検知した加速度情報である例えば、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データから平均3軸加速度データを検知し、この加速度データから運動量を計測しようとするものである。
【0019】
また、従来から歩行は健康に良いとされ、1日1万歩が推奨されていたが、近年運動による生活習慣病改善に重要とされているのは、「1日20分以上の中強度の活動」とされている。この「中強度」の活動は、歩行では、早歩きとなるが、その運動量は把握し難いものとなっている。
そこで、近年、厚生労働省等が関与して定めた運動量(身体活動)の基準として、「メッツ(METs)」があり、このメッツで運動量を客観的に測定しようとしている。
メッツは、例えば、0.9メッツから15メッツまで分類され、「0.9メッツ」は睡眠等における運動量、「1.0メッツ」は音楽鑑賞、映画鑑賞等における運動量、「2.0メッツ」が料理等における運動量、「3.0メッツ」が洗車等の運動量、「4.0メッツ」が庭掃除等における運動量、「5.0メッツ」が子供と遊ぶ等における運動量等と定められている。
【0020】
このメッツの基準によれば、上述の「中強度の活動」は「3メッツ」以上とされている。このため、人が「洗車」を「20分」継続すれば、生活習慣病改善に好ましい運動量となると判断することができる。
しかし、人の運動や活動は、必ずしもメッツの基準に例示されている運動等を行う訳ではない。そこで、人の運動量を測定し、その運動量をメッツの基準に換算し、1日の累積の運動量が「20分以上の中強度の活動」に相当するか否かを判断することがより好ましい。
そこで、本実施の形態では、活動量計1を所持している対象者の運動が、「20分以上の中強度の活動」、すなわち「20分以上の3メッツの運動」であるか否かを判断し、表示する構成となっている。
これにより、活動量計1を所持する対象者は、自己の運動等が、生活習慣病改善に好ましい運動量であるか否かを容易に判断することができることになる。以下、その構成等を詳細に説明する。
【0021】
図1に示すように、本実施の形態の活動量計1は、その中央部に略円形のLED等からなる表示部である例えば、ディスプレイ10を有している。
ディスプレイ10は、図1に示すように、時刻データを表示する時刻ディスプレイ11や測定対象者(以下「対象者」という)の所定時分毎、例えば、2分毎の上述のメッツデータ等を表示するメッツ等ディスプレイ12を有している。
このメッツ等ディスプレイ12には、メッツデータの他、目標達成時の「バンザイマーク」や「OKマーク」等も表示可能な構成となっている。
また、ディスプレイ10は、上述の3メッツの運動が達成されたときにキャラクター表示される炎ディスプレイ13も有している。
【0022】
また、ディスプレイ10は、円弧状に配置された中強度活動時間目標ゲージディスプレイ14を有し、同ディスプレイ14には、目標達成までの経過等が液晶による点灯等で表示される構成となっている。これらの表示内容の詳細については、後述する。
ところで、図1の活動量計1には、その外側に設定変更ボタン15及び記憶呼び出しボタン16が配置されている。
【0023】
図2は、図1の活動量計1の主な構成等を示す概略ブロック図である。図2に示す活動量計1は、コンピュータを有し、コンピュータは、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、これらは、バスを介して接続されている。
【0024】
また、図2に示すように、活動量計1は、活動量計制御部20を有している。この活動量計制御部20は、時刻情報を生成等する計時装置21、上述のディスプレイ10、設定変更ボタン15や記憶呼び出しボタン16のみならず加速度情報検知部である例えば、平均3軸加速度データ生成装置22等を制御する構成となっている。
また、この平均3軸加速度データ生成装置22は、図2に示すように、X軸加速度センサ22a、Y軸加速度センサ22b及びZ軸加速度センサ22cを備えている。
なお、活動量計制御部20は、図2に示すように各種記憶部や各種処理部(プログラム)も制御するが、これらの構成については、後述する。
【0025】
図3及び図4は、本実施の形態にかかる活動量計1の主な動作等を示す概略フローチャートである。以下、活動量計1の動作等を図3及び図4のフローチャートに沿って説明すると共に、図1及び図2等の構成についても説明する。
【0026】
先ず、自己の運動量や活動量等(以下「運動量」とする)を測定することを希望する対象者は、図1に示す活動量計1を携帯し、電源ON/OFFスイッチ(不図示)の操作により、活動量計1の電源をON状態として、活動量計1を動作状態にする。
この状態で、図3のステップST(以下「ST」とする)1へ進む。ST1では、図2の中強度活動累積時間データ記憶部23(本記憶部の内容については後述します。)に前日分以前のデータが記憶されているか否かを判断する。
すなわち、本実施の形態では、活動量計1は、対象者が「1日20分以上、中強度の活動」をしたか否かを判断するため、前日分のデータが存在するか否かを判断する。
この判断は、具体的には、図2の前日以前中強度活動累積時間データ有無判断処理部(プログラム)24が判断し、該当するデータが存在する場合は、ST2で、前日分以前のデータを中強度活動累積時間データ記憶部23から消去する。
なお、消去されたデータは、過去の履歴データとしては記憶される。
【0027】
次いで、ST3へ進む。ST3では、図2の平均3軸加速度データ生成装置22が、平均3軸加速度データ(m/s)を所定秒毎、例えば、2.0秒毎のサンプリングで算出し、図5の平均3軸加速度データ記憶部25に記憶したか否かが判断される。
本実施の形態では、対象者の運動量は、加速度データとして把握する。具体的には、図2に示す、X軸加速度センサ22a、Y軸加速度センサ22b、Z軸加速度センサ22cが、各軸の加速度データを取得し、これらの加速度データから3軸平均加速度データの標準偏差を求め、2分間毎の平均的な3軸加速度データである平均3軸加速度データ(m/s)を算出し、図2の平均3軸加速度データ記憶部25に記憶される。
このように、対象者の運動量を加速度データとして把握するのは、平均3軸加速度データの増減が、対象者の酸素摂取量の増減にほぼ対応し、これにより運動量の増減を把握できるからである。
【0028】
また、本実施の形態では、平均3軸加速度データと、上述の基準情報である例えば、メッツとの対応データが、図2の加速度/メッツ対応データ記憶部26に記憶されている。すなわち、0.9メッツ乃至15メッツまでの各メッツにおける平均3軸加速度データが記憶されている。
このため、中強度の活動である「3メッツ」に対応する平均3軸加速度データも記憶されている。この「3メッツ」が、目標基準情報の一例であり、「3メッツ」に対応する平均3軸加速度データが、目標加速度基準情報の一例となっている。したがって、加速度/メッツ対応データ記憶部26が、加速度基準情報記憶部の一例となっている。
【0029】
図3のST3で、平均3軸加速度データ生成装置が、平均3軸加速度データを算出し、平均3軸加速度データ記憶部25に記憶した場合は、ST4へ進む。
ST4では、図2の平均3軸加速度データ判断処理部(プログラム)27が動作し、図2の平均3軸加速度データ記憶部25内の平均3軸加速度データと、加速度/メッツ対応データ記憶部26内の加速度/メッツ対応データとを参照し、当該平均3軸加速度データが、「3メッツ」に対応する平均3軸加速度データの値以上か否かを判断する。
すなわち、対象者の当該運動が、中強度の運動に該当するか否かが判断される。
【0030】
ST4で、当該平均3軸加速度データが「3メッツ(中強度の運動)」以上でない場合は、ST5へ進む。
ST5では、図1のメッツ等ディスプレイ12に当該平均3軸加速度データに対応するメッツ値を表示する。具体的には、図1の右端に最新のメッツ値が表示される。
メッツ等ディスプレイ12は、図1に示すように、例えば、「1メッツ」毎に表示することが可能な構成となっており、特に、太線(もしくは、赤等の線等)12a及び/または淡い赤色の背景色12bの領域等を配置し、「3メッツ」以上であるか否かを対象者が容易に認識することができる構成となっている。
また、メッツ等ディスプレイ12では、図1に示すように、所定時分前、例えば、過去50分程度までのメッツ値が同時に表示される構成ともなっている。
このため、対象者は、同一画面で、過去のメッツ値も同時に把握することができる構成ともなっている。
なお、本実施の形態では、メッツ等ディスプレイ12に表示される平均3軸加速度データは、所定時分毎、例えば、2分毎のデータとなっている。この2分毎のデータは、好ましくは、メッツの区分が明確に判断できるように、例えば、2.0秒毎にサンプリングすることで算出して得られ、記憶された60ケの平均3軸加速度データの2分区間の最頻値を用いるが、2分区間の平均値を用いてもよい。
【0031】
図5は、当該平均3軸加速度データが、「3メッツ」以下の場合のメッツ等ディスプレイ12の表示例を示す概略図である。
図5に示すように、メッツ等ディスプレイ12の右端の表示(矢印A)部分が、「1メッツ」の運動量として表示される。したがって、対象者は、直近の「2分」の自己の運動量が「中強度の運動」に達していなかったことを直ちに認識することができる。
【0032】
一方、図3のST4で、当該平均3軸加速度データが「3メッツ(中強度の運動)」以上である場合は、ST6へ進む。
図6は、当該平均3軸加速度データが「3メッツ」以上の場合のディスプレイ10の表示例を示す概略図である。
図6で示すように、ST6では、メッツ等ディスプレイ12に、平均3軸加速度データに対応するメッツ値(6メッツ)が表示される(矢印B)と共に、対象者の直近の運動量が「中強度の運動(3メッツ)」に達したことを表示する炎ディスプレイ13が点灯または点滅する。
これにより、対象者は、直近(2分前まで)の運動量が「中強度の運動」に達したことが分かり、ほぼリアルタイムで自己の運動等が、生活習慣病改善に好ましい運動量であるか否かを容易に判断することができる。
【0033】
また、ST6では、「3メッツ」以上の当該平均3軸加速度データの時間である「2分」を、図2の「中強度活動累積時間データ記憶部23」の中強度活動累積時間データに加算すると共に、図1及び図6の中強度活動時間目標達成ゲージディスプレイ14に、「2分」が付加して表示される。
すなわち、図6の円弧状の「中強度活動時間目標達成ゲージディスプレイ14」の図6の右端に「2分」に相当する部分が延びるように順次点灯表示される。
なお、本実施の形態では、「中強度活動時間目標達成ゲージディスプレイ14」がすべて点灯した場合は、「20分」となり、生活習慣病改善に好ましい運動量である「1日20分の中強度の運動」が達成されたことになる。
中強度活動時間目標達成ゲージディスプレイ14は、カラーの液晶を使用した場合には、中強度活動累積時間が20分を越えるとその表示色を濃くして表示し、さらに、20分を越えるとその表示色をさらに濃くして表示するようにしてもよい。
したがって、対象者は、この「中強度活動時間目標達成ゲージディスプレイ14」を視認することで、自己の運動が目標にどの程度不足しているか否かを容易に判断することができる。
中強度活動時間目標達成ゲージディスプレイ14は、また、設定変更ボタン15により、予め設定した自己の運動の目標に対する達成割合分が点灯表示されるようにしてもよい。
【0034】
次いで、ST7へ進む。ST7では、図2の中強度活動累積時間達成判断処理部(プログラム)28が動作し、図2の中強度活動累積時間データ記憶部23の中強度活動累積時間データを参照し、当該データが「20分」以上であるか否かを判断する。
【0035】
そして、ST7で、当該データが「20分」以上であるときは、ST8へ進む。
図7は、「中強度活動累積時間データ」が「20分」以上となったときのディスプレイ10の表示例を示す概略図である。
図7に示すように、ディスプレイ10のメッツ等ディスプレイ12に「バンザイマーク」が表示されると共に、「OKマーク」も点灯される。
これにより、対象者は、自己の運動が生活習慣病改善に好ましい運動量である「1日20分の中強度の運動」となったことを容易に認識することができる。
【0036】
このように、本実施の形態では、基準として判断し難い「メッツ(METs)」の基準に、当該運動がどのように対応するかを容易に把握することができるだけでなく、メッツ基準で、生活習慣病改善に好ましい運動量である「1日20分の3メッツ(中強度の運動)」を達成したか否か、もしくは、あとどの程度で達成されるか等を容易に認識することができる。
【0037】
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。
【符号の説明】
【0038】
1・・・活動量計、10・・・ディスプレイ、11・・・時刻ディスプレイ、12・・・メッツ等ディスプレイ、13・・・炎ディスプレイ、14・・・中強度活動時間目標ゲージディスプレイ、15・・・設定変更ボタン、16・・・記憶呼び出しボタン、20・・・活動量計制御部、21・・・計時装置、22・・・平均3軸加速度データ生成装置、23・・・中強度活動累積時間データ記憶部、24・・・前日以前中強度活動累積時間データ有無判断処理部(プログラム)、25・・・平均3軸加速度データ記憶部、26・・・加速度/メッツ対応データ記憶部、27・・・平均3軸加速度データ判断処理部(プログラム)、28・・・中強度活動累積時間達成判断処理部(プログラム)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象者の運動量情報を加速度情報として検知する加速度情報検知部を有し、
前記運動量情報の基準情報を記憶すると共に、少なくとも、目標の前記基準情報である目標基準情報に対応する前記加速度情報である目標加速度基準情報を記憶する加速度基準情報記憶部と、を有し、
前記加速度情報が、前記目標加速度基準情報に達したか否かを判断すると共に、前記目標加速度基準情報に達したときに、表示部に達した旨を表示し、
前記目標加速度基準情報に達した前記加速度情報の累積時間が目標時間に達したか否かを判断すると共に、前記目標時間に達したときに、表示部に達した旨を表示することを特徴する運動量測定装置。
【請求項2】
前記加速度情報が、前記目標加速度基準情報に達した累積時間情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の運動量測定装置。
【請求項3】
前記運動量の前記基準情報を測定の都度、前記表示部に表示する構成となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動量測定装置。
【請求項4】
前記基準情報が、対象者の身体活動の強さの情報である、メッツ(METs)であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の運動量測定装置。
【請求項5】
対象者の運動量情報を加速度情報として検知する加速度情報検知部を有し、
前記運動量情報の基準情報を記憶すると共に、少なくとも、目標の前記基準情報である目標基準情報に対応する前記加速度情報である目標加速度基準情報を加速度基準情報記憶部に記憶し、
前記加速度情報が、前記目標加速度基準情報に達したか否かを判断すると共に、前記目標加速度基準情報に達したときに、表示部に、達した旨を表示し、
前記目標加速度基準情報に達した前記加速度情報の累積時間が目標時間に達したか否かを判断すると共に、前記目標時間に達したときに、表示部に達した旨を表示することを特徴する運動量測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−103020(P2013−103020A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249979(P2011−249979)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(000109543)テルモ株式会社 (2,232)