説明

過剰に安定化したC−METを調節するための方法及び組成物

【課題】HGF/c-metシグナル伝達経路を調節するための組成物及び方法の提供。
【解決手段】ヒトの過剰に安定化したc-metポリペプチドのc-metシグナル伝達活性を阻害するアンタゴニストであって、過剰に安定化したc-metポリペプチドがエキソン14の少なくとも一部を欠失しているために野生型のc-metに比べてその分解が減少しており、過剰に安定化したc-metポリペプチドがc-metシグナル伝達活性を有するものである、アンタゴニスト。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトの過剰に安定化したc-metポリペプチドのc-metシグナル伝達活性を阻害するアンタゴニストであって、過剰に安定化したc-metポリペプチドがエキソン14の少なくとも一部を欠失しているために野生型のc-metに比べてその分解が減少しており、過剰に安定化したc-metポリペプチドがc-metシグナル伝達活性を有するものである、アンタゴニスト。
【請求項2】
前記アンタゴニストが、ヒトc-metのエキソン13とエキソン15のインフレームスプライシングにより形成されるエピトープに結合する抗体である、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項3】
過剰に安定化したc-metポリペプチドのエキソン14の少なくとも一部が欠失している、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項4】
前記アンタゴニストが、エキソン13がエキソン15にスプライスされているc-metのスプライス変異体をコードする核酸分子からの発現を優位に抑制する抑制性RNAである、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項5】
前記アンタゴニストによるc-metシグナル伝達活性の抑制が過剰に安定化したc-metタンパク質の細胞性分解の亢進を含むものである、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項6】
前記アンタゴニストが毒素に結合している、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項7】
前記アンタゴニストが野生型c-metポリペプチドを特異的に結合しない、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項8】
前記アンタゴニストが野生型c-metポリペプチド活性を実質的に阻害しない、請求項1に記載のアンタゴニスト。
【請求項9】
被検体の腫瘍の治療方法であって、請求項1ないし8の何れか一に記載のアンタゴニストが被検体に投与されることを含み、これによって腫瘍が治療される方法。
【請求項10】
前記腫瘍が過剰に安定化したc-metを含むことが決定されている、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記腫瘍が、エキソン14の少なくとも一部を欠失している変異形c-metを含むことが決定されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
レセプタータンパク質分解を誘導する薬剤と組み合わせて前記アンタゴニストが投与されることを含む、請求項9に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図2D】
image rotate

【図2E】
image rotate

【図2F】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2012−232979(P2012−232979A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−116934(P2012−116934)
【出願日】平成24年5月22日(2012.5.22)
【分割の表示】特願2008−503236(P2008−503236)の分割
【原出願日】平成18年3月24日(2006.3.24)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】