道床バラスト掻出し用チェーン
【課題】 バラスト等掻出し操作時に生じるバラスト等例からの負荷荷重を、できるだけ低減させてチェーンの、すなわちリンクプレートの移動が比較的円滑に行える道床バラスト掻出し用チェーンを提供する。
【解決手段】 道床バラスト掻出し用のビット３を備えた外リンクプレート２の一対の外プレート２３，２３間に内リンクプレート１の内プレート１３を介在させて、これらをジョイントピン６で互いに回動自在に連結して前記内外のリンクプレート１，２を隔置きに連結して成り、前記内プレート１３に設けた嵌合透孔１３ａ内に球面軸受４を嵌合する。そして、該球面軸受４に、前記内リンクプレート１３を挟んで前記内外のリンクプレート１，２間に介在させたダストカバー５を通じて挿通させた前記ジョイントピン６の両端を、前記外プレートに止着する。
【解決手段】 道床バラスト掻出し用のビット３を備えた外リンクプレート２の一対の外プレート２３，２３間に内リンクプレート１の内プレート１３を介在させて、これらをジョイントピン６で互いに回動自在に連結して前記内外のリンクプレート１，２を隔置きに連結して成り、前記内プレート１３に設けた嵌合透孔１３ａ内に球面軸受４を嵌合する。そして、該球面軸受４に、前記内リンクプレート１３を挟んで前記内外のリンクプレート１，２間に介在させたダストカバー５を通じて挿通させた前記ジョイントピン６の両端を、前記外プレートに止着する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、鉄道の保守作業の一つとして行われる道床バラストの交換作業時に用いる道床バラスト掻出し用チェーンに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
道床バラストの掻出し用のビットを備えた一対の外プレート間に内リンクプレートを介在させて、これらをジョイントピンで互いに回動自在に連結してこれら内外のリンクプレートを隔置きに連結した構造のものが知られている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
そして、この従来例は、外リンクプレートにジョイントピンで連結した内リンクプレートを、ヒンジピンで接続した一対の連結体で構成し、ジョイントピンを中心とする連結体の相互の回動によって掻出しチェーンが全体が大きな円弧を描けるような構造のものになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特許第３６９６０５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
この種のチェーンは、バラストや土類の掻出し操作の関係からヒンジピンを備えた外リンクプレートにその走行方向に対して干渉する負荷が作用するので、円滑な移動によるバラスト等の掻出し操作が円滑に行えない。前記従来例は、内リンクプレートを構成する連結体のヒンジを中心とする回動によってバラスト側からの荷重に対処するが、多方向からの荷重に対処できる構造になっていないので、掻出し操作の円滑性は必ずしも期待できない。
【０００６】
本発明は、バラスト等掻出し操作時に生じるバラスト等側からの負荷荷重を、できるだけ低減させてチェーンの、すなわちリンクプレートの移動が比較的円滑に行える道床バラスト掻出し用チェーンを提供すべく創案したものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
道床バラスト掻出し用のビットを備えた外リンクプレートの一対の外プレート間に内リンクプレートの内プレートを介在させて、これらをジョイントピンで互いに回動自在に連結して前記内外のリンクプレートを隔置きに連結した道床バラスト掻出し用リンクチェーンにおいて、前記内プレートに設けた嵌合透孔内に球面軸受を嵌合し、該球面軸受に、前記内リンクプレートを挟んで前記内外のリンクプレート間に介在させたダストカバーを通じて挿通させた前記ジョイントピンの両端を、前記外プレートに止着した構成を基本的手段とし、この基本的手段に、ジョイントピンを挿通する厚肉の主体部の周側に、断面ひれ状に突出して、内リンクプレートに接して重なり合う薄肉部の周側を備えた、ダストカバーを、ゴム等の弾性体で構成した点を付加することにより、ダストカバーが存在するにも係らず、内外のリンクプレート間の相対的な動きが円滑に行えるようにする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、内外リンクプレートを球面軸受で連結した構成を採るから、プレート間の屈曲は勿論、軸方向や斜めにねじれる方向にも自在に動作ができ、従って、ビットに負荷されるバラスト、土類の荷重に順応した動作ができ、ビット等の、バラスト等衝接による摩耗を低減でき、耐久性のある道床バラスト掻出しチェーンを提供できる。しかも、球面軸受はダストカバーによってアウターブレースとインナーブレース間にバラスト等の粒子の侵入を防止できるから、球面軸受を用いるに支障の生じる余地のない構造の道床バラスト掻出し用チェーンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】チェーンの一部断面図。
【図２】図１の一部平面図。
【図３】図２のｘ−ｘ線断面図。
【図４】一部を分解して示したチェーンの一部断面図。
【図５】図２の分解斜視図。
【実施例】
【００１０】
図面は、本発明に係る道床バラスト掻出し用チェーンの一実施例を示し、図中Ａは、軌陸兼用の作業車又は列車に搭載した、道床バラストの掻出し装置（図示、省略）の主要部材を構成する、無端状のバラスト掻出し用チェーンで、該チェーンＡは、前記掻出し装置の駆動源によって回転する駆動スプロケットと案内スプロケット間に張架され、駆動スプロケットの回転方向に従って移動し、その移動に伴って道床上のバラストや土類の掻出し操作を行う（公知）。
【００１１】
バラスト掻出し用チェーンＡは、又、多数の内リンクプレート１，…と外リンクプレート２，…を互いに隔置きにして配し、隣接する内外のリンクプレート１，２を互いに連結して構成する。
【００１２】
内リンクプレート１は、長手方向の両端部を円筒状にして嵌合透孔１３ａを設けた内プレート１３の長手方向に沿う一側にカバープレート１４を設けて構成し、外リンクプレート２は、長手方向に沿う両端部を円筒状にして連結孔２３ａを設けた一対の外プレート２３，２３をカバープレート２４の、一方の片面２４´に前記内プレート１３の係合間隙２２を存して突設し、カバープレート２４の他方の片面２４´´には押出しプレート２５を突設し、該プレート２５にビット３を着脱自在に取付けて構成したものである。
【００１３】
そして、嵌合透孔１３ａに球面軸受４（インナーレース４１とアウターレース４２とで成る）を嵌合した内リンクプレート１の内プレート１３の一端部を、該一端部の嵌合透孔１３ａの開口端を塞ぐようにしてダストカバー５を重ね合わせた状態で、外リンクプレート２の前記係合間隙２２の一端部に係合してダストカバー５の透孔５ａ、前記外プレート２３の連結孔２３ａ及び球面軸受４のインナーレース４１の嵌合孔４１ａを一致させ、これらに一方の外プレート２３側の連結孔２３ａ側からジョイントピン６を嵌挿させて、頭部６ａを一方の外プレート２３に係止させ、先端部を他方の外プレート２３に係止手段１０１によって係止させることによって一対の内、外のリンクプレート１，２は互いに連結され、以下、内リンクプレート１に対しては外リンクプレート２、外リンクプレート２に対しては内リンクプレート１をそれぞれ配して交互に前記方法で連結することにより実施例のバラスト掻出し用チェーンＡを得ることができる。
【００１４】
前記ダストカバー５は、ゴムや樹脂の弾性体で構成し、前記透孔５ａを構成する、ほぼ円筒状にして厚肉とした主体部５１の周側に、断面ひれ状にして突出する薄肉の周側部５２を設けたものである。このダストカバー５は、前記の通り、透孔５ａに前記ジョイントピン６を嵌挿させて、内プレート１３（内側リンクプレート１）と外プレート２３（外側リンクレート２）との間に、これらプレート１３，２３が主体部５１に密接するようにして介在されて配され、薄肉の周側部５２が内プレート１３に接して重なり合って、球面軸受４を内嵌した、内プレート１の前記嵌合透孔１３ａを、この周側部５２と前記外プレート２３の間には隙間ａが形成されるように（すなわち、周側部５２は主体部５１の軸線方向の一側である前記内プレート１３側に偏するように配置されて）閉塞してある。
【００１５】
また、内外リンクプレート１，２のカバープレート１４，２４は、バラスト等の、該内外リンクプレート１，２のプレート１３，２３に対する衝接を防ぐためで、外リンクプレート２のカバープレート２４の両側にジョイントピン６の軸線に沿わせて設けた切欠７に、内リンクプレート２のカバープレート１４の端部が係合し、両プレート１４，２４の連結部に対するバラスト等の接触を防ぐようにしてある。
【００１６】
前記押出しプレート２５は、バラストや土類を押圧して移動させる機能を成し、この押出しプレート２５に突設した前記ビット３（押出しプレート２５に着脱自在に、すなわち交換自在に組付けてある）は、バラストに衝接してこれを破砕し、かつ、移動させる機能を備えている。
【００１７】
前記係止手段１０１は、ジョイントピン６の先端側に設けた周溝９と外プレート２３に設けた通し孔１０を一致させ、通し孔１０を通じて係止ピン１１の一半を周溝９に係合させて該ピン６が外プレート２３より抜けない構造になっている。
【００１８】
そして、駆動源を動作させて駆動スプロケットを回転させると、該スプロケットが噛み合うバラスト掻出し用チェーンＡは、該スプロケットの回転方向に従って移動し、この移動に伴ってチェーンＡ外部側に突出させたビット３はバラストや土類を砕き、あるいは、これらを押圧して移動させ、所謂掻出し操作が行われる。
【００１９】
この掻出し操作時に、バラストや土類の存在によってその移動（ビット延いては駒であるリンクプレートの移動）に支障が生じても、球面軸受の存在によって、移動方向を、左右、上下、斜めにと、自動的に変えて掻出し操作が継続的に行われるのである。
【符号の説明】
【００２０】
１ 内リンクプレート
２ 外リンクプレート
３ ビット
５ ダストカバー
６ ジョイントピン
１３ 内プレート
１３ａ 嵌合透孔
２３ 外プレート
【技術分野】
【０００１】
本発明は、鉄道の保守作業の一つとして行われる道床バラストの交換作業時に用いる道床バラスト掻出し用チェーンに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
道床バラストの掻出し用のビットを備えた一対の外プレート間に内リンクプレートを介在させて、これらをジョイントピンで互いに回動自在に連結してこれら内外のリンクプレートを隔置きに連結した構造のものが知られている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
そして、この従来例は、外リンクプレートにジョイントピンで連結した内リンクプレートを、ヒンジピンで接続した一対の連結体で構成し、ジョイントピンを中心とする連結体の相互の回動によって掻出しチェーンが全体が大きな円弧を描けるような構造のものになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特許第３６９６０５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
この種のチェーンは、バラストや土類の掻出し操作の関係からヒンジピンを備えた外リンクプレートにその走行方向に対して干渉する負荷が作用するので、円滑な移動によるバラスト等の掻出し操作が円滑に行えない。前記従来例は、内リンクプレートを構成する連結体のヒンジを中心とする回動によってバラスト側からの荷重に対処するが、多方向からの荷重に対処できる構造になっていないので、掻出し操作の円滑性は必ずしも期待できない。
【０００６】
本発明は、バラスト等掻出し操作時に生じるバラスト等側からの負荷荷重を、できるだけ低減させてチェーンの、すなわちリンクプレートの移動が比較的円滑に行える道床バラスト掻出し用チェーンを提供すべく創案したものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
道床バラスト掻出し用のビットを備えた外リンクプレートの一対の外プレート間に内リンクプレートの内プレートを介在させて、これらをジョイントピンで互いに回動自在に連結して前記内外のリンクプレートを隔置きに連結した道床バラスト掻出し用リンクチェーンにおいて、前記内プレートに設けた嵌合透孔内に球面軸受を嵌合し、該球面軸受に、前記内リンクプレートを挟んで前記内外のリンクプレート間に介在させたダストカバーを通じて挿通させた前記ジョイントピンの両端を、前記外プレートに止着した構成を基本的手段とし、この基本的手段に、ジョイントピンを挿通する厚肉の主体部の周側に、断面ひれ状に突出して、内リンクプレートに接して重なり合う薄肉部の周側を備えた、ダストカバーを、ゴム等の弾性体で構成した点を付加することにより、ダストカバーが存在するにも係らず、内外のリンクプレート間の相対的な動きが円滑に行えるようにする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、内外リンクプレートを球面軸受で連結した構成を採るから、プレート間の屈曲は勿論、軸方向や斜めにねじれる方向にも自在に動作ができ、従って、ビットに負荷されるバラスト、土類の荷重に順応した動作ができ、ビット等の、バラスト等衝接による摩耗を低減でき、耐久性のある道床バラスト掻出しチェーンを提供できる。しかも、球面軸受はダストカバーによってアウターブレースとインナーブレース間にバラスト等の粒子の侵入を防止できるから、球面軸受を用いるに支障の生じる余地のない構造の道床バラスト掻出し用チェーンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】チェーンの一部断面図。
【図２】図１の一部平面図。
【図３】図２のｘ−ｘ線断面図。
【図４】一部を分解して示したチェーンの一部断面図。
【図５】図２の分解斜視図。
【実施例】
【００１０】
図面は、本発明に係る道床バラスト掻出し用チェーンの一実施例を示し、図中Ａは、軌陸兼用の作業車又は列車に搭載した、道床バラストの掻出し装置（図示、省略）の主要部材を構成する、無端状のバラスト掻出し用チェーンで、該チェーンＡは、前記掻出し装置の駆動源によって回転する駆動スプロケットと案内スプロケット間に張架され、駆動スプロケットの回転方向に従って移動し、その移動に伴って道床上のバラストや土類の掻出し操作を行う（公知）。
【００１１】
バラスト掻出し用チェーンＡは、又、多数の内リンクプレート１，…と外リンクプレート２，…を互いに隔置きにして配し、隣接する内外のリンクプレート１，２を互いに連結して構成する。
【００１２】
内リンクプレート１は、長手方向の両端部を円筒状にして嵌合透孔１３ａを設けた内プレート１３の長手方向に沿う一側にカバープレート１４を設けて構成し、外リンクプレート２は、長手方向に沿う両端部を円筒状にして連結孔２３ａを設けた一対の外プレート２３，２３をカバープレート２４の、一方の片面２４´に前記内プレート１３の係合間隙２２を存して突設し、カバープレート２４の他方の片面２４´´には押出しプレート２５を突設し、該プレート２５にビット３を着脱自在に取付けて構成したものである。
【００１３】
そして、嵌合透孔１３ａに球面軸受４（インナーレース４１とアウターレース４２とで成る）を嵌合した内リンクプレート１の内プレート１３の一端部を、該一端部の嵌合透孔１３ａの開口端を塞ぐようにしてダストカバー５を重ね合わせた状態で、外リンクプレート２の前記係合間隙２２の一端部に係合してダストカバー５の透孔５ａ、前記外プレート２３の連結孔２３ａ及び球面軸受４のインナーレース４１の嵌合孔４１ａを一致させ、これらに一方の外プレート２３側の連結孔２３ａ側からジョイントピン６を嵌挿させて、頭部６ａを一方の外プレート２３に係止させ、先端部を他方の外プレート２３に係止手段１０１によって係止させることによって一対の内、外のリンクプレート１，２は互いに連結され、以下、内リンクプレート１に対しては外リンクプレート２、外リンクプレート２に対しては内リンクプレート１をそれぞれ配して交互に前記方法で連結することにより実施例のバラスト掻出し用チェーンＡを得ることができる。
【００１４】
前記ダストカバー５は、ゴムや樹脂の弾性体で構成し、前記透孔５ａを構成する、ほぼ円筒状にして厚肉とした主体部５１の周側に、断面ひれ状にして突出する薄肉の周側部５２を設けたものである。このダストカバー５は、前記の通り、透孔５ａに前記ジョイントピン６を嵌挿させて、内プレート１３（内側リンクプレート１）と外プレート２３（外側リンクレート２）との間に、これらプレート１３，２３が主体部５１に密接するようにして介在されて配され、薄肉の周側部５２が内プレート１３に接して重なり合って、球面軸受４を内嵌した、内プレート１の前記嵌合透孔１３ａを、この周側部５２と前記外プレート２３の間には隙間ａが形成されるように（すなわち、周側部５２は主体部５１の軸線方向の一側である前記内プレート１３側に偏するように配置されて）閉塞してある。
【００１５】
また、内外リンクプレート１，２のカバープレート１４，２４は、バラスト等の、該内外リンクプレート１，２のプレート１３，２３に対する衝接を防ぐためで、外リンクプレート２のカバープレート２４の両側にジョイントピン６の軸線に沿わせて設けた切欠７に、内リンクプレート２のカバープレート１４の端部が係合し、両プレート１４，２４の連結部に対するバラスト等の接触を防ぐようにしてある。
【００１６】
前記押出しプレート２５は、バラストや土類を押圧して移動させる機能を成し、この押出しプレート２５に突設した前記ビット３（押出しプレート２５に着脱自在に、すなわち交換自在に組付けてある）は、バラストに衝接してこれを破砕し、かつ、移動させる機能を備えている。
【００１７】
前記係止手段１０１は、ジョイントピン６の先端側に設けた周溝９と外プレート２３に設けた通し孔１０を一致させ、通し孔１０を通じて係止ピン１１の一半を周溝９に係合させて該ピン６が外プレート２３より抜けない構造になっている。
【００１８】
そして、駆動源を動作させて駆動スプロケットを回転させると、該スプロケットが噛み合うバラスト掻出し用チェーンＡは、該スプロケットの回転方向に従って移動し、この移動に伴ってチェーンＡ外部側に突出させたビット３はバラストや土類を砕き、あるいは、これらを押圧して移動させ、所謂掻出し操作が行われる。
【００１９】
この掻出し操作時に、バラストや土類の存在によってその移動（ビット延いては駒であるリンクプレートの移動）に支障が生じても、球面軸受の存在によって、移動方向を、左右、上下、斜めにと、自動的に変えて掻出し操作が継続的に行われるのである。
【符号の説明】
【００２０】
１ 内リンクプレート
２ 外リンクプレート
３ ビット
５ ダストカバー
６ ジョイントピン
１３ 内プレート
１３ａ 嵌合透孔
２３ 外プレート
【特許請求の範囲】
【請求項１】
道床バラスト掻出し用のビットを備えた外リンクプレートの一対の外プレート間に内リンクプレートの内プレートを介在させて、これらをジョイントピンで互いに回動自在に連結して前記内外のリンクプレートを隔置きに連結した道床バラスト掻出し用リンクチェーンにおいて、前記内プレートに設けた嵌合透孔内に球面軸受を嵌合し、該球面軸受に、前記内リンクプレートを挟んで前記内外のリンクプレート間に介在させたダストカバーを通じて挿通させた前記ジョイントピンの両端を、前記外プレートに止着した、道床バラスト掻出し用チェーン。
【請求項２】
ダストカバーを、ジョイントピンを挿通する厚肉の主体部の周側に、断面ひれ状に突出して、内リンクプレートに接して重なり合う薄肉部の周側を備えた、ゴム等の弾性体で構成した、道床バラスト掻出し用チェーン。
【請求項１】
道床バラスト掻出し用のビットを備えた外リンクプレートの一対の外プレート間に内リンクプレートの内プレートを介在させて、これらをジョイントピンで互いに回動自在に連結して前記内外のリンクプレートを隔置きに連結した道床バラスト掻出し用リンクチェーンにおいて、前記内プレートに設けた嵌合透孔内に球面軸受を嵌合し、該球面軸受に、前記内リンクプレートを挟んで前記内外のリンクプレート間に介在させたダストカバーを通じて挿通させた前記ジョイントピンの両端を、前記外プレートに止着した、道床バラスト掻出し用チェーン。
【請求項２】
ダストカバーを、ジョイントピンを挿通する厚肉の主体部の周側に、断面ひれ状に突出して、内リンクプレートに接して重なり合う薄肉部の周側を備えた、ゴム等の弾性体で構成した、道床バラスト掻出し用チェーン。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１２−１４０７６１（Ｐ２０１２−１４０７６１Ａ）
【公開日】平成２４年７月２６日（２０１２．７．２６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２９２３５６（Ｐ２０１０−２９２３５６）
【出願日】平成２２年１２月２８日（２０１０．１２．２８）
【出願人】（３９１０３０１２５）保線機器整備株式会社 (39)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年７月２６日（２０１２．７．２６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１２月２８日（２０１０．１２．２８）
【出願人】（３９１０３０１２５）保線機器整備株式会社 (39)
【Ｆターム（参考）】
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