説明

遠隔制御装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム

【課題】 稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にすること。
【解決手段】 複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置は、複数の周辺装置それぞれの稼動状態を検出する稼動状態検出部59と、アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付部53と、動作モードを切り換えるモード切換部55と、登録モードに切り換えられている間に、複数の周辺装置のうち稼動状態が変化する装置の装置識別情報と、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付部57と、通常モードに切り換えられている間は、複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、稼動状態を切り換える操作の操作主体が対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換部61と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、遠隔制御装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラムに関し、特に、複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置、その遠隔制御装置で実行される遠隔制御方法および遠隔制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地理的に離れた2以上の会議室するためのテレビ会議システムが普及している。このテレビ会議システムでは、遠隔の会議室に設置されたプロジェクタやプリンターなどの電子機器の電源制御を可能としたものがある。例えば、特開2009−71546号公報には、一方の会議室に設置された電子機器を、他方の会議室の参加者が、一方の会議室の参加者がログイン状態であることを条件に、電源制御可能とした情報処理装置が記載されている。
【0003】
しかしながら、他方の会議室の参加者が一方の会議室に設置された複数の電子機器のすべてを遠隔制御可能とするのではなく、遠隔制御可能な電子機器を、一部に制限することが望まれる場合がある。この場合には、遠隔制御可能な電子機器を予め登録するために、煩雑な作業が必要であった。
【特許文献1】特開2009−71546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、複数の周辺装置のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にした遠隔制御装置を提供することである。
【0005】
この発明の他の目的は、複数の周辺装置のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にした遠隔制御方法を提供することである。
【0006】
この発明のさらに他の目的は、複数の周辺装置のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にした遠隔制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、遠隔制御装置は、複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置であって、複数の周辺装置それぞれの状態であって、稼動しているか否かを示す稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、操作主体に割り当てられたアカウントを認証する認証手段と、認証されたアカウントがログイン状態である間に、アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付手段と、操作受付手段により受け付けられる操作に基づいて、通常モードと登録モードとのいずれかに動作モードを切り換えるモード切換手段と、モード切換手段により登録モードに切り換えられている間に、複数の周辺装置のうち稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が変化する装置を識別するための装置識別情報と、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付手段と、モード切換手段により通常モードに切り換えられている間は、複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、稼動状態を切り換える操作の操作主体が対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換手段と、を備える。
【0008】
この局面に従えば、複数の周辺装置それぞれの稼動状態を検出し、登録モードに切り換えられている間に稼動状態が変化する周辺装置の装置識別情報と、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付け、通常モードに切り換えられている間に、複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、操作主体のアカウントが、対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、稼動状態を切り換える。このため、複数の周辺装置のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にした遠隔制御装置を提供することができる。
【0009】
好ましくは、起動時に複数の周辺装置の稼動状態を稼動しない状態に切り換える初期化手段を、さらに備える。
【0010】
この局面によれば、稼動状態を切り換え可能な装置として登録した装置を直ちに使用することができる。
【0011】
好ましくは、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントがログイン状態でなくなることに応じて、関連付手段による関連付けを解消する第1消去手段を、さらに備える。
【0012】
この局面に従えば、複数の周辺装置を、稼動状態の切り換えが可能な状態とする期間を、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントがログインしてからログイン状態でなくなるまでの間に、制限することができる。
【0013】
好ましくは、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントにより指定された期間が経過すると、関連付手段による関連付けを解消する第2消去手段を、さらに備える。
【0014】
この局面に従えば、複数の周辺装置を、稼動状態の切り換えが可能な状態とする期間を、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントが指定した期間に、制限することができる。
【0015】
好ましくは、モード切換手段により通常モードに切り換えられている間に、複数の周辺装置のうち稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が、稼動している状態から稼動しない状態に変化する装置に対して、関連付手段による関連付けを解消する第3消去手段を、さらに備える。
【0016】
この局面に従えば、複数の周辺装置の稼動状態の切り換え回数を1回に、制限することができる。
【0017】
この発明の他の局面によれば、遠隔制御方法は、複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置で実行される遠隔制御方法であって、複数の周辺装置それぞれの状態であって、稼動しているか否かを示す稼動状態を検出するステップと、操作主体に割り当てられたアカウントを認証するステップと、認証されたアカウントがログイン状態である間に、アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付ステップと、操作受付ステップにおいて受け付けられる操作に基づいて、通常モードと登録モードとのいずれかに動作モードを切り換えるモード切換ステップと、モード切換ステップにおいて登録モードに切り換えられている間に、複数の周辺装置のうち稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が変化する装置を識別するための装置識別情報と、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付ステップと、モード切換ステップにおいて通常モードに切り換えられている間は、複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、稼動状態を切り換える操作の操作主体が対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換ステップと、を含む。
【0018】
この局面に従えば、複数の周辺装置のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にした遠隔制御方法を提供することができる。
【0019】
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔制御プログラムは、複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置を制御するコンピューターで実行される遠隔制御プログラムであって、複数の周辺装置それぞれの状態であって、稼動しているか否かを示す稼動状態を検出するステップと、操作主体に割り当てられたアカウントを認証するステップと、認証されたアカウントがログイン状態である間に、アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付ステップと、操作受付ステップにおいて受け付けられる操作に基づいて、通常モードと登録モードとのいずれかに動作モードを切り換えるモード切換ステップと、モード切換ステップにおいて登録モードに切り換えられている間に、複数の周辺装置のうち稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が変化する装置を識別するための装置識別情報と、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付ステップと、モード切換ステップにおいて通常モードに切り換えられている間は、複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、稼動状態を切り換える操作の操作主体が対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換ステップと、をコンピューターに実行させる。
【0020】
この局面に従えば、複数の周辺装置のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を登録する操作を容易にした遠隔制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態におけるテレビ会議システムの全体概要を示す図である。
【図2】MFPのハードウエア構成の概要を示すブロック図である。
【図3】MFPが備えるCPUが有する機能の一例をEEPROM115に記憶されるデータとともに示す図である。
【図4】登録モードで表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【図5】登録テーブルの一例を示す図である。
【図6】通常モードで表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【図7】遠隔制御処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。
【図8】遠隔制御処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態におけるテレビ会議システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、テレビ会議システム1は、地理的に離れた第1会議室11と、第2会議室31と、を含む。なお、会議室の数を限定するものではなく、1以上あればよい。第1会議室11は、遠隔制御装置として機能する複合機(以下「MFP」という)100と、パーソナルコンピューター(以下「PC」という)13と、周辺装置群15と、ゲートウェイ(以下「G/W」という)17と、が配置される。周辺装置群15は、第1プロジェクタ21、第1カメラ22、第1スキャナ23、第2プロジェクタ24、第2スキャナ25、第2カメラ26、およびプリンター27を含む。
【0024】
MFP100、PC13、G/W17、周辺装置群15それぞれは、ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)19に接続され、互いに通信可能である。LAN19は、接続形態は有線または無線を問わない。また、G/W17は、ネットワーク3に接続される。このため、MFP100およびPC33は、G/W17を介してネットワーク3に接続される。
【0025】
MFP(Multi Function Peripheral)100は、スキャナ機能、ファクシミリ送受信機能、画像形成機能を備える。MFP100は、遠隔制御装置として機能し、周辺装置群15を制御する。なお、本実施の形態においては、MFP100と、周辺装置群15との間の通信を、LAN19を経由した通信とする場合を例に説明するが、MFP100と周辺装置群15のいずれかと、を直接接続する形態の通信であってもよい。例えば、近距離無線通信として知られるBluetooth(登録商標)や、赤外線通信を用いるようにしてもよい。また、図中の点線は、MFP100が周辺装置群15を制御することを示し、実際には存在しない。
【0026】
第2会議室31は、PC33と、カメラ35と、が配置される。PC33はカメラ35とシリアルインターフェース等で接続され、カメラ35を制御する。また、PC33は、ネットワーク3に接続される。
【0027】
PC13,33のハードウエア構成および機能は周知なのでここでは説明を繰り返さないが、画像を表示するディスプレイ、音声を出力するスピーカーを備えている。
【0028】
ネットワーク3は、インターネットである。ネットワーク3の接続形態は有線または無線を問わない。また、ネットワーク3は、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。
【0029】
第1会議室11に設置されたMFP100およびPC13は、G/W17を介してネットワーク3に接続され、第2会議室に設置されたPC33はネットワーク3に接続される。このため、MFP100、PC13およびPC33は、ネットワーク3を介して互いに通信可能である。
【0030】
本実施の形態におけるテレビ会議システム1においては、第1会議室11と、第2会議室31との間で、テレビ会議を実現する。具体的には、PC33は、カメラ35を制御して第2会議室の参加者を撮影させ、PC33に内蔵のマイクロホンで第2会議室の音声を集音し、撮影された画像と音声をMFP100に送信する。MFP100は、PC33から受信される画像を、第1プロジェクタ21または/および第2プロジェクタに表示させ、PC33から受信される音声をMFP100に内蔵のスピーカーから出力する。なお、MFP100は、PC33から受信される画像および音声を、PC13に送信するようにし、PC13において、MFP100から受信される画像をPC13が備えるディスプレイに表示し、MFP100から受信される音声を、PC13に内蔵のスピーカーから出力するようにしてもよい。
【0031】
逆に、MFP100は、第1カメラ22または/および第2カメラ26を制御して第1会議室の参加者を撮影させ、MFP100に内蔵のマイクロホンで第1会議室の音声を集音し、撮影された画像と音声をPC33に送信する。PC33は、MFP100から受信される画像を、PC33が備えるディスプレイに表示し、MFP100から受信される音声をPC33に内蔵のスピーカーから出力する。
【0032】
図2は、MFPのハードウエア構成の概要を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160と、マイクロホン171と、スピーカー173と、を含む。
【0033】
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)119Aが装着される外部記憶装置119と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
【0034】
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
【0035】
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部163は、表示部161の表示面の位置を検出するタッチパネル165をさらに含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に設けられ、ユーザーにより指示された位置の座標をCPU111に出力する。
【0036】
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してネットワーク3に接続された周辺装置群15およびPC13との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、G/W17を介してネットワーク3に接続されたPC33と通信が可能である。
【0037】
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、ファクシミリデータを送受信する。ファクシミリ部117は、原稿読取部130により読み取られた画像データまたはHDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。また、ファクシミリ部117は、受信されたファクシミリデータをHDD116に記憶するか、画像形成部140にファクシミリデータの画像を用紙に形成させる。
【0038】
外部記憶装置119は、CD−ROM119Aが装着される。CPU111は、外部記憶装置119を介してCD−ROM119Aにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置119に装着されたCD−ROM119Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM119Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0039】
マイクロホン171は、第1会議室の音声を集音し、集音した音声をデジタル信号に変換し、CPU111に出力する。スピーカー173は、CPU111により制御され、CPU111から入力される音声を出力する。
【0040】
図3は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例をEEPROM115に記憶されるデータとともに示す図である。図3を参照して、CPU111は、操作主体であるユーザーに割り当てられたアカウントを認証する認証部51と、操作を受け付ける操作受付部53と、モードを切り換えるモード切換部55と、周辺装置群15の稼動状態を検出する稼動状態検出部59と、関連付部57と、周辺装置群15の稼動状態を切り換える稼動状態切換部61と、第1〜第3消去部63,65,67と、を含む。
【0041】
操作受付部53は、操作パネル160に接続され、ユーザーにより操作部163に入力された操作を受け付ける。また、操作受付部53は、通信I/F部112に接続され、PC13またはPC33を操作するユーザーがMFP100を遠隔操作する場合、通信I/F部112がPC13またはPC33から受信する遠隔操作を受け付ける。操作受付部53は、認証部51による認証が成功していない場合には、受け付けられた操作を認証部51に出力する。操作受付部53は、操作部163から受け付けた操作に基づいて、認証部51により操作部163を使用するユーザーに割り当てられたアカウントが認証された後の直接ログイン期間において、認証部51から操作部163を使用するユーザーのアカウントとMFP100の装置識別情報との組みが入力される。操作受付部53は、操作部163から操作を受け付ける場合、認証部51からアカウントとMFP100の装置識別情報との組みが入力されている場合は、受け付けられた操作と、操作部163を使用するユーザーのアカウントとの組を稼動状態切換部61、モード切換部55および第2消去部65に出力する。
【0042】
操作受付部53は、PC13から受信された操作に基づいて、認証部51によりPC13を使用するユーザーに割り当てられたアカウントが認証された後の遠隔ログイン期間において、認証部51からPC13を使用するユーザーのアカウントとPC13の装置識別情報との組みが入力される。操作受付部53は、通信I/F部112がPC13から操作を受信する場合、認証部51からアカウントとPC13の装置識別情報との組みが入力されている場合は、PC13から受信された操作と、PC13を使用するユーザーのアカウントとの組を稼動状態切換部61、モード切換部55および第2消去部65に出力する。
【0043】
操作受付部53は、PC33から受信された操作に基づいて、認証部51によりPC33を使用するユーザーが認証された後の遠隔ログイン期間において、認証部51からPC33を使用するユーザーのアカウントとPC33の装置識別情報との組みが入力される。通信I/F部112がPC33から操作を受信する場合、認証部51からアカウントとPC33の装置識別情報との組みが入力されている場合は、PC33から受信された操作と、PC33を使用するユーザーのアカウントとの組を稼動状態切換部61、モード切換部55および第2消去部65に出力する。
【0044】
認証部51は、MFP100を操作するユーザーに割り当てられたアカウントを認証する。MFP100は、その使用が許可されたユーザーに割り当てられたアカウントとパスワードとを含むユーザーレコードを予め記憶している。具体的には、MFP100は、MFP100の使用が許可されたユーザーを登録する際に、そのユーザーに割り当てられたアカウントとパスワードとを含むユーザーレコードを、HDD116に記憶されたユーザーデータに追加する。
【0045】
認証部51は、ユーザーが操作パネル160を使用する場合、表示部161にログイン画面を表示する。ログイン画面は、アカウントとパスワードとを入力する領域を含む。ユーザーが、ログイン画面に従って操作部163にアカウントとパスワードとを入力すれば、操作受付部53からアカウントとパスワードとの組を受け付ける。認証部51は、操作受付部53からアカウントとパスワードとの組を受け付けると、受け付けられたアカウントとパスワードとの組と予めHDD116に記憶されているユーザーデータに含まれるユーザーレコードと比較する。認証部51は、アカウントとパスワードとの組と一致するユーザーレコードがユーザーデータに含まれていれば認証成功と判断し、そうでなければ認証失敗と判断する。
【0046】
認証部51は、認証成功と判断する場合、直接ログイン期間を開始し、直接ログイン期間に操作部163に入力される操作を、操作部163を使用するユーザーにより入力された操作として扱う。直接ログイン期間は、操作部163を操作するユーザーがログインした状態の期間であり、操作部163にログアウト指示が入力されることにより、また、操作部163に操作が入力されることなく所定の時間が経過することにより、終了する。認証部51は、認証成功と判断してから開始する直接ログイン期間中、操作パネル160を操作するユーザーのアカウントとMFP100の装置識別情報の組を、操作受付部53に出力する。
【0047】
認証部51は、ユーザーがPC13,33のいずれかを用いてMFP100を制御する場合、通信I/F部112を介してログイン画面を、PC13,33のうちログイン要求を送信してきたPCに送信する。PC13,33の動作は同じなので、ここでは、説明のために、PC13からログイン要求が送信される場合を例に説明する。PC13は、ログイン画面を受信すると、ログイン画面をディスプレイに表示し、ユーザーが、ログイン画面に従って入力するアカウントとパスワードとの組を受け付け、それらをMFP100に返信する。操作受付部53は、通信I/F部112がPC13からアカウントとパスワードとの組を受信すると、受信されたアカウントとパスワードとの組を認証部51に出力する。認証部51は、PC13から送信されたアカウントとパスワードとの組が操作受付部53から入力されると、アカウントとパスワードとの組と予めHDD116に記憶されているユーザーデータに含まれるユーザーレコードと比較する。認証部51は、アカウントとパスワードとの組と一致するユーザーレコードがユーザーデータに含まれていれば認証成功と判断し、そうでなければ認証失敗と判断する。
【0048】
認証部51は、認証成功と判断する場合、通信I/F部112を介してPC13に認証成功信号を送信するとともに遠隔ログイン期間を開始する。認証部51は、遠隔ログイン期間に通信I/F部112がPC13から受信する操作を、認証したユーザーにより入力された操作として扱う。遠隔ログイン期間は、PC13を操作するユーザーのログインが許可された状態の期間であり、通信I/F部112がPC13からログアウト指示を受信することにより、また、通信I/F部112がPC13からデータを受信することなく所定の時間が経過することにより、終了する。認証部51は、認証成功と判断してから開始する遠隔ログイン期間中、PC13を操作するユーザーのアカウントとPC13の装置識別情報との組を操作受付部53に出力する。
【0049】
なお、ここでは、アカウントとパスワードとの組を用いて認証する場合を例に示すが、ユーザーの指紋、静脈パターン、虹彩等の生体情報を用いて認証するようにしてもよい。この場合、MFP100、PC13,33に、生体情報を読み取るための読取装置を接続し、MFP100に記憶されるユーザーデータは、アカウントと生体情報とを含む。そして、MFP100、PC13,33それぞれは、読取装置により読み取られた生体情報が入力される。MFP100は、読取装置から入力される生体情報、または、PC13,33のいずれかの読取装置で読み取られ送信される生体情報に基づいて認証する。また、ユーザーに割り当てられたカード番号等の認証情報を記憶する磁気カードまたはICカードを用いて認証してもよい。この場合、MFP100、PC13,33に、認証情報を読み取るための読取装置を接続し、MFP100に記憶されるユーザーデータは、アカウントと認証情報とを含む。そして、MFP100、PC13,33それぞれは、読取装置により読み取られた認証情報が入力される。MFP100は、読取装置から入力される認証情報、または、PC13,33のいずれかの読取装置で読み取られ送信される認証情報に基づいて認証する。
【0050】
モード切換部55は、操作受付部53から操作とアカウントとの組が入力される。操作受付部53から入力される操作が、モード切換指示の場合、動作モードを通常モードと登録モードとのいずれかに切り換える。モード切換指示が登録モードへの切換を示す場合、動作モードを登録モードへ切り換え、モード切換指示が通常モードへの切換を示す場合、動作モードを通常モードへ切り換える。通常モードは、周辺装置群15の電源を切り換える電源制御が可能な動作モードである。登録モードは、周辺装置群15のうちで通常モードにおいて電源制御を可能とする装置を登録する動作モードである。以下、モード切換指示を示す操作と組になるアカウントを、登録アカウントという。
【0051】
モード切換部55は、動作モードを登録モードに切り換えている間は登録信号を、動作モードを通常モードに切り換えている間は通常信号を、関連付部57、稼動状態切換部61および第3消去部67にそれぞれ出力する。また、モード切換部55は、登録アカウントを、関連付部57、第1および第3消去部63、67に出力する。
【0052】
稼動状態検出部59は、周辺装置群15の稼動状態を検出する。例えば、通信I/F部112を介して、周辺装置群15のそれぞれからMIB(Management Information Base)を取得し、周辺装置群15のそれぞれの稼動状態を検出する。稼動状態は、電源がONまたはOFFのいずれかを示す。稼動状態検出部59は、周辺装置群15の稼動状態を関連付部57および第3消去部67に出力する。
【0053】
関連付部57は、モード切換部55から登録信号が入力されている間、稼動状態検出部59から入力される稼動状態を監視し、周辺装置群15のうち稼動状態の変化する装置を特定する。具体的には、電源がOFFからONに変化する装置を登録装置として特定する。関連付部57は、モード切換部55から入力される登録アカウントを、周辺装置群15のうちから稼動状態の変化する装置として特定された登録装置の装置識別情報と関連付ける。具体的には、EEPROM115に登録テーブルを予め記憶している。登録テーブルは、周辺装置群15それぞれに対応する登録レコードを含む。登録レコードは、周辺装置識別情報の項目と、アカウントの項目とを含む。周辺装置識別情報の項目は、周辺装置群15それぞれの装置識別情報が設定され、アカウントの項目は、登録アカウントが設定される。関連付部57は、モード切換部55から登録信号が入力されている間に、周辺装置群15のうち稼動状態の変化する装置を登録装置として特定すると、特定された登録装置の装置識別情報を含む登録レコードのアカウントの項目に、登録アカウントを設定する。
【0054】
稼動状態切換部61は、初期化部69を含む。初期化部69は、MFP100に電源が投入され、起動した直後に、周辺装置群15それぞれの電源をOFFに切り換える。
【0055】
稼動状態切換部61は、操作受付部53から操作とアカウントとの組が入力され、モード切換部55から登録信号または通常信号が入力される。稼動状態切換部61は、第1および第2の条件が成立する場合に、操作受付部53から稼動状態切換指示を示す操作が入力されると、周辺装置群15の稼動状態を切り換える。稼動状態切換指示は、周辺装置群15のうちから1つの装置識別情報と、切り換え後の稼動状態と、を含む。稼動状態切換部61は、モード切換部55から通常信号が入力されている第1の条件が成立する場合に、換言すれば、動作モードが通常モードに切り換えられていることを条件に、周辺装置群15の稼動状態を切り換える。
【0056】
さらに、稼動状態切換部61は、関連付部57によって、操作受付部53から入力される稼動状態切換指示に含まれる装置識別情報が、操作とともに入力されるアカウントと関連付けられている第2の条件が成立することを条件に、周辺装置群15のうち装置識別情報で特定される装置の稼動状態を切り換える。具体的には、稼動状態切換部61は、EEPROM115に記憶されている登録テーブル91を参照して、操作受付部53から入力される稼動状態切換指示に含まれる装置識別情報が周辺装置識別情報の項目に設定されている登録レコードを抽出する。そして、稼動状態切換部61は、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目に設定されている登録アカウントと、操作受付部53から操作とともに入力されるアカウントと比較し、両者が同じならば、関連付部57によって、操作受付部53から入力される稼動状態切換指示に含まれる装置識別情報が、操作とともに入力されるアカウントと関連付けられていると判断するが、登録アカウントとアカウントが異なれば、関連付部57によって関連付けられていないと判断する。このため、登録アカウントを用いてログインしたユーザーは、周辺装置群15のうち登録テーブル91に登録した装置を電源制御することができる。
【0057】
また、EEPROM115に参加者テーブル93を記憶している。参加者テーブル93は、会議の参加者それぞれに割り当てられたアカウントを含む。登録アカウントが割り当てられたユーザーは、会議の参加者とする場合、参加者テーブル93は、登録アカウントを含む。この場合、稼動状態切換部61は、参加者テーブル93を参照して、操作とともに入力されるアカウントが、参加者テーブル93に含まれている場合、参加者テーブル93から登録アカウントを、操作主体のアカウントと同じグループ(同じ会議の参加者)の登録アカウントとして抽出する。稼動状態切換部61は、登録テーブル91から抽出された登録レコードの登録アカウントの項目に設定されている登録アカウントと、参加者テーブル93から抽出された、操作主体のアカウントと同じグループの登録アカウントと比較し、両者が同じならば、関連付部57によって、操作受付部53から入力される稼動状態切換指示に含まれる装置識別情報が、操作とともに入力されるアカウントと関連付けられていると判断するが、両者が異なれば、関連付部57によって関連付けられていないと判断する。このため、会議の参加者として、登録アカウントと同じグループとして参加者テーブル93に登録されているアカウントのユーザーは、周辺装置群15のうち登録アカウントのユーザーによって登録テーブル91に登録された装置を電源制御することができる。
【0058】
第1消去部63は、モード切換部55から登録アカウントが入力され、認証部51から登録アカウントのログイン状態を取得する。第1消去部63は、登録アカウントがログイン状態からログイン状態でないログアウト状態に変化することに応じて、登録テーブル91を更新する。具体的には、登録テーブル91に含まれる周辺装置群15それぞれに対応する登録レコードのうち、モード切換部55から入力される登録アカウントと同じアカウントが登録アカウントの項目に設定されている登録レコードを抽出し、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目からアカウントを消去する。これにより、第1消去部63により登録テーブル91が更新された後は、登録アカウントが割り当てられたユーザー、または参加者テーブル93に登録アカウントと同じグループに登録されたアカウントが割り当てられたユーザーは、周辺装置群15を電源制御できなくなる。
【0059】
第2消去部65は、モード切換部55から登録アカウントが入力され、操作受付部53から操作とアカウントとの組が入力される。第2消去部65は、操作受付部53から入力されるアカウントが登録アカウントの場合、操作受付部53から入力される操作が、期間指定指示か否かを判断する。第2消去部65は、期間指定指示を示す操作が入力される場合、期間指定指示に含まれる期間が経過することに応じて、登録テーブル91を更新する。具体的には、登録テーブル91に含まれる周辺装置群15それぞれに対応する登録レコードのうち、モード切換部55から入力される登録アカウントと同じアカウントが登録アカウントの項目に設定されている登録レコードを抽出し、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目からアカウントを消去する。これにより、登録アカウントが割り当てられたユーザーにより指定された期間が経過した後は、登録アカウントが割り当てられたユーザー、または参加者テーブル93に登録アカウントと同じグループに登録されたアカウントが割り当てられたユーザーは、周辺装置群15を電源制御できなくなる。
【0060】
第3消去部67は、モード切換部55から通常信号が入力されている間、稼動状態検出部59から入力される稼動状態を監視し、周辺装置群15のうち稼動状態の変化する装置を特定する。具体的には、電源がONからOFFに変化する装置を特定する。第3消去部67は、周辺装置群15のうちから稼動状態の変化する装置を特定することに応じて、登録テーブル91を更新する。具体的には、第3消去部67は、登録テーブル91に含まれる周辺装置群15それぞれに対応する登録レコードのうち、周辺装置群15のうちから稼動状態の変化する装置として特定された装置の周辺装置識別情報が周辺装置識別情報の項目に設定されている登録レコードを抽出する。第3消去部67は、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目に、モード切換部55から入力される登録アカウントと同じアカウントが設定されている場合、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目からアカウントを消去する。これにより、周辺装置群15のうち通常モードに切り換えられている間に電源がONからOFFに変化する装置を、登録アカウントが割り当てられたユーザー、または参加者テーブル93に登録アカウントと同じグループに登録されたアカウントが割り当てられたユーザーは、周辺装置群15のうち電源がOFFに切り換えられた装置を電源制御できなくなる。
【0061】
図4は、登録モードで表示される画面の遷移の一例を示す図である。図4(A)は、周辺装置一覧画面の一例を示す図である。周辺装置一覧画面301は、ログインしたユーザーが動作モードを登録モードに切り換えることに応じて表示される画面である。周辺装置一覧画面301は、一覧表示領域303と、自動登録の文字が表された遷移ボタン305と、を含む。一覧表示領域303は、予め登録された周辺装置群15それぞれの周辺装置識別情報をリスト表示する。ここでは、プリンター27の周辺装置識別情報「プリンターA」、第1プロジェクタ21の周辺装置識別情報「プロジェクタA」、第1スキャナ23の周辺装置識別情報「スキャナA」、第1カメラ22の周辺装置識別情報「カメラA」、第2プロジェクタ24の周辺装置識別情報「プロジェクタB」、第2スキャナ25の周辺装置識別情報「スキャナB」、第2カメラ26の周辺装置識別情報「カメラB」が、一覧表示されている場合を例に示している。これにより、ユーザーは、周辺装置群15のうちで電源制御可能な周辺装置を確認することができる。遷移ボタン305が指示されると、登録時メッセージ表示画面が表示される。
【0062】
図4(B)は、登録時メッセージ表示画面の一例を示す図である。登録メッセージ表示画面は、「登録する機器を電源ONしてください。」のメッセージが表示される。これにより、ユーザーに次の手順を知らせることができる。
【0063】
図4(C)は、登録装置確認画面の一例を示す図である。登録装置確認画面311は、登録装置一覧領域313を含む。登録装置一覧領域313は、周辺装置群15のうち電源制御可能な装置として登録された登録装置の一覧を表示する。換言すれば、周辺装置群15のうち、登録モードにおいて電源がOFFからONに切り換えられた装置の周辺装置識別情報を表示する。ここでは、第1カメラ22の周辺装置識別情報「カメラA」、第2プロジェクタ24の周辺装置識別情報「プロジェクタB」、第2スキャナ25の周辺装置識別情報「スキャナB」が一覧表示されている場合を例に示している。これにより、ユーザーは、第1カメラ22、第2プロジェクタ24および第2スキャナ25が、電源制御可能な登録装置として登録されたことを知ることができる。
【0064】
図5は、登録テーブルの一例を示す図である。図5を参照して、登録テーブル91は、周辺装置群15それぞれに対応する登録レコードを含む。登録レコードは、周辺装置識別情報の項目と、アカウントの項目と、登録時刻の項目と、を含む。周辺装置識別情報の項目は、周辺装置群15それぞれの周辺装置識別情報が設定され、登録アカウントの項目は、アカウントが設定される。登録時刻の項目は、登録レコードが更新された時の年月日および時刻が設定される。登録テーブル91は、プリンター27、第1プロジェクタ21、第1スキャナ23、第1カメラ22、第2プロジェクタ24、第2スキャナ25および第2カメラ26それぞれの登録レコードを含んでいる。
【0065】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「プリンターA」が設定されるプリンター27に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目にアカウント「BBB」が設定され、登録時刻の項目に「2010/10/10 16:43」が設定されており、アカウント「BBB」のユーザーによる操作によって、「2010/10/10 16:43」に登録されたことを示している。
【0066】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「プロジェクタA」が設定される第1プロジェクタ21に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目にアカウント「BBB」が設定され、登録時刻の項目に「2010/10/10 16:43」が設定されており、アカウント「BBB」のユーザーによる操作によって、「2010/10/10 16:43」に登録されたことを示している。
【0067】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「スキャナA」が設定される第1スキャナ23に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目に「無し」が設定され、登録時刻の項目に「無し」が設定されており、未だ登録されたことのないことを示している。
【0068】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「カメラA」が設定される第1カメラ22に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目にアカウント「AAAA」が設定され、登録時刻の項目に「2010/10/10 17:03」が設定されており、アカウント「AAAA」のユーザーによる操作によって、「2010/10/10 17:03」に登録されたことを示している。
【0069】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「プロジェクタB」が設定される第2プロジェクタ24に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目にアカウント「AAAA」が設定され、登録時刻の項目に「2010/10/10 17:03」が設定されており、アカウント「AAAA」のユーザーによる操作によって、「2010/10/10 17:03」に登録されたことを示している。
【0070】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「スキャナB」が設定される第2スキャナ25に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目にアカウント「AAAA」が設定され、登録時刻の項目に「2010/10/10 17:03」が設定されており、アカウント「AAAA」のユーザーによる操作によって、「2010/10/10 17:03」に登録されたことを示している。
【0071】
周辺装置識別情報の項目に周辺装置識別情報「カメラB」が設定される第2カメラ26に対応する登録レコードは、登録アカウントの項目に「無し」が設定され、登録時刻の項目に「無し」が設定されており、未だ登録されたことのないことを示している。
【0072】
図6は、通常モードで表示される画面の遷移の一例を示す図である。図6(A)は、登録装置一覧画面の一例を示す図である。登録装置一覧画面321は、通常モードにおいて、ログインしたユーザーが稼動状態切換指示を入力する場合に表示される画面である。登録装置一覧画面321は、登録装置一覧表示領域323と、「切換」の文字が表された遷移ボタン325と、を含む。登録装置一覧表示領域323は、周辺装置群15のうちログイン状態の登録アカウントが登録した装置の周辺装置識別情報が表示される。具体的には、登録テーブル91に含まれる登録レコードのうち、ログインしている登録アカウントが登録アカウントの項目に設定されている登録レコードの周辺装置識別情報の項目に設定されている周辺装置識別情報が表示される。ここでは、第1カメラ22の周辺装置識別情報「カメラA」、第2プロジェクタ24の周辺装置識別情報「プロジェクタB」、第2スキャナ25の周辺装置識別情報「スキャナB」が一覧表示されている場合を例に示している。これにより、ユーザーは、第1カメラ22、第2プロジェクタ24および第2スキャナ25が、電源制御可能な登録装置として登録されたことを知ることができる。また、プロジェクタBが反転表示されており、第2プロジェクタ24が稼動状態を切り換えるための電源制御の対象に選択されたことを示している。なお、図では反転表示をハッチングで示している。
【0073】
図6(B)は、稼動状態切換指示入力画面の一例を示す図である。稼動状態切換指示入力画面331は、対象表示領域333と、電源ONが表された状態切換ボタン335と、電源OFFが表された状態切換ボタン337と、を含む。対象表示領域333は、周辺装置郡15のうち電源制御の対象に選択されている装置の周辺装置識別情報を表示する領域であり、ここでは「プロジェクタB」が表示されており、第2プロジェクタ24が電源制御の対象に選択されていることを示している。状態切換ボタン337が反転表示されており、第2プロジェクタ24の稼動状態が電源OFFであることが示される。なお、第2プロジェクタ24の稼動状態が電源ONの場合には、状態切換ボタン335が反転表示される。図6(B)に示す稼動状態切換指示入力画面331が表示されている状態で、状態切換ボタン335が指示されると、第2プロジェクタ24の稼動状態を電源ONにするための稼動状態切換指示を示す操作が入力される。
【0074】
図6(C)は、稼動状態切換後の稼動状態切換指示入力画面の一例を示す図である。図6(C)を参照して、図6(B)に示した稼動状態切換指示入力画面331と異なる点は、状態切換ボタン335が反転表示され、状態切換ボタン337が通常表示される点である。状態切換ボタン335の反転表示により、第2プロジェクタ24の稼動状態が電源ONに切り換えられことをユーザーは確認することができる。
【0075】
図7および図8は、遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、EEPROM115、HDD166またはCD−ROM119Aに記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
【0076】
図7および図8を参照して、CPU111は、周辺装置群15すべての電源をOFFに切り換える(ステップS01)。次のステップS02においては、動作モードを通常モードに切り換え、処理をステップS03に進める。
【0077】
ステップS03においては、アカウントの認証に成功したか否かを判断する。操作部163により受け付けられる操作、または通信I/F部112から受信される操作に基づいて、アカウントを認証する。認証に成功するまで待機状態となり(ステップS03でNO)、認証に成功したならば処理をステップS04に進める。ステップS04以降の処理は、ステップS03においてアカウントが認証されると、認証されたアカウントに対して実行される。したがって、ステップS03において複数のアカウントが認証される場合があり、その場合には、ステップS04以降の処理を実行するタスクが、認証された複数のアカウントそれぞれに対応して生成され、ステップS04以降の処理を実行する。
【0078】
ステップS04においては、操作が受け付けられ、受け付けられる操作が動作モードを登録モードに切り換える指示か否かを判断する。登録モード切換指示の操作を受け付けたならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に進める。ステップS05においては、ステップS03において認証されたアカウントを、登録アカウントに設定し、登録アカウントをRAM114に記憶する。
【0079】
次のステップS06においては、動作モードを登録モードに切り換え、処理をステップS07に進める。ステップS07においては、周辺装置群15それぞれの稼動状態を検出する。そして、検出された稼動状態に基づいて、周辺装置群15のうちに稼動状態が変化する周辺装置が存在するか否かを判断する(ステップS08)。周辺装置群15のうちに稼動状態がOFFからONに変化する周辺装置が存在するならば、その周辺装置を登録装置として特定し、処理をステップS09に進めるが、存在しなければ処理をステップS11に進める。
【0080】
ステップS09においては、登録アカウントと周辺装置を関連付ける。ステップS05において記憶された登録アカウントと、ステップS08において稼働状態が変化した周辺装置を関連付ける。次のステップS10においては、ステップS09における関連付に従って、登録テーブルを更新する。具体的には、EEPROM115に記憶されている登録テーブル91から、ステップS08において周辺装置群15のうちから特定された登録装置の周辺装置識別情報を含む登録レコードを抽出し、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目に、ステップS05において記憶された登録アカウントを設定する。
【0081】
ステップS11においては、操作が受け付けられ、受け付けられる操作が有効期間指定する指示か否かを判断する。有効期間指定指示の操作を受け付けたならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS13に進める。ステップS12においては、有効期間指定指示に含まれる有効期間をRAM114に記憶し、処理をステップS13に進める。
【0082】
ステップS13においては、操作が受け付けられ、受け付けられる操作が動作モードを通常モードに切り換える指示か否かを判断する。通常モード切換指示の操作を受け付けたならば処理をステップS14に進めるが、そうでなければ処理をステップS07に戻す。ステップS14においては、動作モードを通常モードに切り換え、処理をステップS15に進める。
【0083】
ステップS15においては、操作が受け付けられ、受け付けられる操作が稼動状態を切り換える指示か否かを判断する。稼動状態切換指示の操作を受け付けたならば処理をステップS16に進めるが、そうでなければ処理をステップS23に進める。ステップS16においては、周辺装置群15のうち稼動状態切換指示に含まれる周辺装置識別情報で特定される周辺装置を特定し、処理をステップS17に進める。
【0084】
ステップS17においては、EEPROM115に記憶された登録テーブル91を読み出す。次のステップS18においては、ステップS03において認証されたアカウントが登録アカウントか否かを判断する。登録アカウントならば処理をステップS22に進めるが、そうでなければ処理をステップS19に進める。
【0085】
ステップS19においては、EEPROM115に記憶された参加者テーブル93を読み出す。そして、ステップS03において認証されたアカウントと、登録アカウントとが同一グループか否かを判断する。ステップS03において認証されたアカウントと、ステップS05において記憶された登録アカウントとが、ともに参加者テーブル93に含まれていれば、同一グループと判断する。同一グループならば処理をステップS22に進めるが、そうでなければ処理をステップS21に進める。ステップS21においては、エラーメッセージを出力し、処理をステップS23に進める。ステップS03における認証が、操作部163により受け付けられた操作に基づく場合には、表示部161にエラーメッセーを表示し、通信I/F部112によりPC13から受信された操作に基づき場合には、PC13にエラーメッセージを送信し、通信I/F部112によりPC33から受信された操作に基づき場合には、PC33にエラーメッセージを送信する。エラーメッセージは、例えば、「電源を制御する権限がありません。」等である。
【0086】
ステップS22においては、ステップS16において、周辺装置群15のうちから特定された周辺装置の稼動状態を切り換え、処理をステップS23に進める。ステップS15において受け付けられた稼動状態切換指示で特定される稼動状態に切り換える。稼動状態切換指示で特定される稼動状態が、ONを示すならば電源をONに切り換え、OFFを示すならば電源をOFFに切り換える。
【0087】
ステップS23においては、登録アカウントがログアウトしたか否かを判断する。登録アカウントがログアウトしたならば処理をステップS25に進めるが、そうでなければ処理をステップS24に進める。ステップS24においては、ステップS12においてRAM114に記憶された有効期間が経過したか否かを判断する。有効期間が経過したならば処理をステップS25に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に進める。
【0088】
ステップS25においては、関連付を解消し、処理を終了する。具体的には、ステップS09において、登録アカウントと登録装置とを関連付けたが、この関連付けを解消する。次のステップS26においては、ステップS09における関連付の解消に従って、登録テーブル91を更新する。具体的には、EEPROM115に記憶されている登録テーブル91から、登録アカウントの項目に、RAM114に記憶された登録アカウントと同じアカウントが設定された登録レコードを抽出し、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目からアカウントを消去する。
【0089】
一方、ステップS27においては、ステップS07と同様に、周辺装置群15それぞれの稼動状態を検出する。そして、検出された稼動状態に基づいて、周辺装置群15のうちに稼動状態がONからOFFに変化する周辺装置が存在するか否かを判断する(ステップS28)。周辺装置群15のうちに稼動状態がONからOFFに変化する周辺装置が存在するならば、その周辺装置を特定し、処理をステップS29に進めるが、存在しなければ処理をステップS15に戻す。
【0090】
ステップS29においては、登録アカウントとステップS28において特定された周辺装置との関連付を解消し、処理をステップS30に進める。具体的には、ステップS09において、登録アカウントと登録装置とを関連付けたが、この関連付けを解消する。次のステップS30においては、ステップS29における関連付の解消に従って、登録テーブル91を更新する。具体的には、EEPROM115に記憶されている登録テーブル91から、周辺装置識別情報の項目にステップS28において特定された周辺装置の周辺装置識別情報が設定された登録レコードを抽出し、抽出された登録レコードの登録アカウントの項目からアカウントを消去する。
【0091】
次のステップS31においては、周辺装置群15のうちに登録アカウントと関連付けられた関連付周辺装置が存在するか否かを判断する。EEPROM115に記憶された登録テーブル91に、登録アカウントの項目に、RAM114に記憶された登録アカウントと同じアカウントが設定された登録レコードが存在するならば、関連付周辺装置が存在すると判断する。関連付周辺装置が存在するならば処理をステップS15に戻すが、存在しなければ処理を終了する。
【0092】
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、遠隔制御装置として機能し、周辺装置群15それぞれの稼動状態を検出し、登録モードに切り換えられている間に稼動状態が変化する周辺装置の周辺装置識別情報と、登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける。そして、通常モードに切り換えられている間に、周辺装置群15の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、操作主体のアカウントが、操作対象の装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、稼動状態を切り換える。このため、周辺装置群15のうちから稼動状態を切り換え可能な装置を、登録装置として登録する操作を容易にすることができる。
【0093】
また、MFP100に電源が投入される起動時に、周辺装置群15の稼動状態を稼動しない状態に切り換える。このため、登録モードにおいて周辺装置群15のうちから登録装置として登録する装置の電源をONに切り換えれば、稼動状態を切り換え可能な装置として登録されるので、登録後に直ちに使用することができる。
【0094】
また、登録モードに切り換える操作の操作主体の登録アカウントがログイン状態でなくなることに応じて、関連付を解消するので、周辺装置群15のうちで登録装置を、稼動状態の切り換えが可能な状態とする期間を、登録モードに切り換える操作の操作主体の登録アカウントがログインしてからログイン状態でなくなるまでの間に、制限することができる。
【0095】
さらに、登録モードに切り換える操作の操作主体の登録アカウントにより指定された期間が経過すると、関連付けを解消するので、周辺装置群15のうちで登録装置を、稼動状態の切り換えが可能な状態とする期間を、登録アカウントにより指定した期間に、制限することができる。
【0096】
さらに、周辺装置群15のうち、通常モードに切り換えられている間に稼動状態が稼動している状態から稼動しない状態に変化する装置に対して、関連付けを解消する。このため、周辺装置群15の稼動状態の切り換え回数を1回に、制限することができる。
【0097】
なお、同一アカウントで、複数のログインを許可するようにしてもよい。例えば、MFP100、PC13、PC33それぞれを操作する3人のユーザーが、同一のアカウントでMFP100にログインする場合に、同一の3つのアカウントによるログインを許可する。この場合、3つのアカウントそれぞれによる操作を、操作部163、PC13,33のいずれから入力されたかによって、判別することができる。
【0098】
また、上述した実施の形態においては、遠隔制御装置の一例としてMFP100を例に説明したが、図7および図8に示した遠隔制御処理をMFP100に実行させる遠隔制御方法、または、その遠隔制御方法をMFP100が備えるCPU111に実行させる遠隔制御プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
【0099】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0100】
1 テレビ会議システム、3 ネットワーク、13,33 PC、100 MFP、11 会議室、15 周辺装置群、19 LAN、21 第1プロジェクタ、22 第1カメラ、23 第1スキャナ、24 第2プロジェクタ、25 第2スキャナ、26 第2カメラ、27 プリンター、31 会議室、35 カメラ、51 認証部、53 操作受付部、55 モード切換部、57 関連付部、59 稼動状態検出部、61 稼動状態切換部、63,65,67 第1〜第3消去部、69 初期化部、91 登録テーブル、93 参加者テーブル、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 EEPROM、116 HDD、117 ファクシミリ部、119 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、171 マイクロホン、173 スピーカー。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置であって、
前記複数の周辺装置それぞれの状態であって、稼動しているか否かを示す稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、
操作主体に割り当てられたアカウントを認証する認証手段と、
前記認証されたアカウントがログイン状態である間に、前記アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段により受け付けられる操作に基づいて、通常モードと登録モードとのいずれかに動作モードを切り換えるモード切換手段と、
前記モード切換手段により登録モードに切り換えられている間に、前記複数の周辺装置のうち前記稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が変化する装置を識別するための装置識別情報と、前記登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付手段と、
前記モード切換手段により通常モードに切り換えられている間は、前記複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、前記稼動状態を切り換える操作の操作主体が前記対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、前記対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換手段と、を備えた遠隔制御装置。
【請求項2】
起動時に前記複数の周辺装置の稼動状態を稼動しない状態に切り換える初期化手段を、さらに備えた、請求項1に記載の遠隔制御装置。
【請求項3】
前記登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントがログイン状態でなくなることに応じて、前記関連付手段による関連付けを解消する第1消去手段を、さらに備えた、請求項1または2に記載の遠隔制御装置。
【請求項4】
前記登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントにより指定された期間が経過すると、前記関連付手段による関連付けを解消する第2消去手段を、さらに備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の遠隔制御装置。
【請求項5】
前記モード切換手段により通常モードに切り換えられている間に、前記複数の周辺装置のうち前記稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が、稼動している状態から稼動しない状態に変化する装置に対して、前記関連付手段による関連付けを解消する第3消去手段を、さらに備えた請求項1〜4のいずれかに記載の遠隔制御装置。
【請求項6】
複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置で実行される遠隔制御方法であって、
前記複数の周辺装置それぞれの状態であって、稼動しているか否かを示す稼動状態を検出するステップと、
操作主体に割り当てられたアカウントを認証するステップと、
前記認証されたアカウントがログイン状態である間に、前記アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付ステップと、
前記操作受付ステップにおいて受け付けられる操作に基づいて、通常モードと登録モードとのいずれかに動作モードを切り換えるモード切換ステップと、
前記モード切換ステップにおいて登録モードに切り換えられている間に、前記複数の周辺装置のうち前記稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が変化する装置を識別するための装置識別情報と、前記登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付ステップと、
前記モード切換ステップにおいて通常モードに切り換えられている間は、前記複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、前記稼動状態を切り換える操作の操作主体が前記対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、前記対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換ステップと、を含む遠隔制御方法。
【請求項7】
複数の周辺装置を遠隔制御可能な遠隔制御装置を制御するコンピューターで実行される遠隔制御プログラムであって、
前記複数の周辺装置それぞれの状態であって、稼動しているか否かを示す稼動状態を検出するステップと、
操作主体に割り当てられたアカウントを認証するステップと、
前記認証されたアカウントがログイン状態である間に、前記アカウントに基づく操作を受け付ける操作受付ステップと、
前記操作受付ステップにおいて受け付けられる操作に基づいて、通常モードと登録モードとのいずれかに動作モードを切り換えるモード切換ステップと、
前記モード切換ステップにおいて登録モードに切り換えられている間に、前記複数の周辺装置のうち前記稼動状態検出手段によって検出される稼動状態が変化する装置を識別するための装置識別情報と、前記登録モードに切り換える操作の操作主体のアカウントと、を関連付ける関連付ステップと、
前記モード切換ステップにおいて通常モードに切り換えられている間は、前記複数の周辺装置のうち対象装置の稼動状態を切り換える操作が受け付けられる場合、前記稼動状態を切り換える操作の操作主体が前記対象装置に関連付けられたアカウントであることを条件に、前記対象装置の稼動状態を切り換える稼動状態切換ステップと、を前記コンピューターに実行させる遠隔制御プログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−98668(P2013−98668A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238040(P2011−238040)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】