説明

遮断抗DKK−1抗体およびその使用

本発明は、Dkk−1と結合する抗体およびその断片、より詳細には、Dkk−1と結合するヒト化抗体およびその断片、さらにより詳細には、Dkk−1と結合する完全ヒト化抗体および免疫学的に機能的な断片を提供する。また、Dkk−1細胞との結合について抗マウスDkk−1モノクローナル抗体の結合と競合する、抗体およびその断片も提供される。また、抗Dkk−1抗体またはその断片をコードしている核酸、ならびに抗Dkk−1抗体およびその断片の組換え発現のためにこれらの核酸が組み込まれている発現ベクターおよび宿主細胞も提供される。また、本発明の抗体およびその断片を調製する方法も提供される。また、骨同化剤も提供する。また、本発明の抗体またはその断片を含む医薬組成物も提供する。さらに、骨の減少をもたらす骨障害などの疾患、状態および障害を治療する方法を提供する。また、骨量の減少を治療または予防する方法、骨量の増加を誘導する方法、およびWnt活性を誘導する方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Dickkopf1(Dkk−1)ポリペプチドと特異的に結合し、モノクローナル抗体JC18と同じ、Dkk−1上のエピトープと結合する抗原結合領域を含む、単離された抗体またはその免疫学的に機能的な断片。
【請求項2】
配列番号30、49もしくは50に示すアミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH)相補性決定領域1(CDR1)、配列番号32もしくは51に示すアミノ酸配列を含むVH CDR2、および/もしくは配列番号34もしくは52に示すアミノ酸配列を含むVH CDR3、またはVH CDR1、VH CDR2、および/もしくはVH CDR3中に1つまたは複数の保存的アミノ酸置換を含むその変異体を含む、Dkk−1と特異的に結合する単離された抗体。
【請求項3】
配列番号22に示すアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL)CDR1、配列番号24に示すアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号26に示すアミノ酸配列を含むVL CDR3をさらに含む、請求項2に記載の抗体。
【請求項4】
重鎖可変領域が配列番号28に示すアミノ酸配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号20に示すアミノ酸配列を含む、請求項3に記載の抗体。
【請求項5】
配列番号42または38に示すアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号40または36に示すアミノ酸配列を含む重鎖を含み、配列番号40または36のC末端リシンを有するまたは有さない、請求項4に記載の抗体。
【請求項6】
配列番号22に示すアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL)相補性決定領域1(CDR1)、配列番号24に示すアミノ酸配列を含むVL CDR2、および/もしくは配列番号26に示すアミノ酸配列を含むVL CDR3、またはVL CDR1、VH CDR2、および/もしくはVL CDR3中に1つもしくは複数の保存的アミノ酸置換を含むその変異体を含む、Dkk−1と特異的に結合する単離された抗体。
【請求項7】
請求項3に記載の抗体または免疫学的に活性な断片のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3をコードしている配列を含む核酸。
【請求項8】
請求項4に記載の抗体または免疫学的に活性な断片のVH、VL、またはVHおよびVLの両方をコードしている配列を含む核酸。
【請求項9】
請求項5に記載の抗体または免疫学的に活性な断片の軽鎖、重鎖、または軽鎖および重鎖の両方をコードしている配列を含む核酸。
【請求項10】
請求項6に記載の抗体または免疫学的に活性な断片のVL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3をコードしている配列を含む核酸。
【請求項11】
請求項7から10のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
【請求項12】
請求項11に記載の発現ベクターを含む単離された細胞。
【請求項13】
請求項12に記載の細胞を培養するステップを含む、抗体またはその免疫学的に活性な断片を作製する方法。
【請求項14】
請求項1から6のいずれかに記載の抗体または断片と薬学的に許容できる賦形剤、希釈剤または担体とを含む組成物。
【請求項15】
有効量の請求項1から6のいずれかに記載の抗体または断片を、それを必要としている患者に投与するステップを含む、骨量の減少を治療または予防する方法。
【請求項16】
前記患者が、骨粗鬆症、骨減少症、パジェット病、歯周病、関節リウマチ、および不動による骨減少を患っている患者から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
有効量の請求項1から6のいずれかに記載の抗体または断片を、それを必要としている患者に投与するステップを含む、骨量の増加を誘導する方法。
【請求項18】
有効量の請求項1から6のいずれかに記載の抗体または断片を、それを必要としている患者に投与するステップを含む、Wnt活性を誘導する方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図8−3】
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【図9】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図10−3】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2012−526542(P2012−526542A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510415(P2012−510415)
【出願日】平成22年5月10日(2010.5.10)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052056
【国際公開番号】WO2010/131185
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【出願人】(505129415)ライナット ニューロサイエンス コーポレイション (33)
【Fターム(参考)】