説明

遮断機

【課題】遮断かんを上昇位置で簡単に保持し、ヒューマンエラーを防止しうる遮断機を提供する。
【解決手段】遮断機を構成する本体カバーは、本体ケース11に開閉可能に取り付けられている。腕金部2は、遮断かん3を支持するものであって、第1のピン挿通孔21を有し、本体ケース11の外部に回転可能に取り付けられている、保持金具6は、第2のピン挿通孔61を有し、本体ケース11の外部に備えられている。第2のピン挿通孔61は、腕金部2の上昇位置で、第1のピン挿通孔21と重なり合う。保持ピンは、本体ケース11又は本体カバーの内側に止められた連結紐に取り付けられ、重なり合った状態の第1のピン挿通孔21と、第2のピン挿通孔61とを挿通し、腕金部2及び遮断かんの回転R1を規制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮断機に関し、具体的には鉄道用電気踏切遮断機、及び、駐車場、有料道路等における料金徴収所などのゲートに用いられる遮断機に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の遮断機は、特許文献1乃至3に開示されているように、腕金部によって遮断かんを支持し、前記腕金部を回転駆動機構によって回転駆動させることにより、遮断かんを昇降させる。
【0003】
ところで、この種の遮断機の保守点検作業では、回転駆動機構の電源を落とした状態で遮断かんを上昇位置で保持させる工程がある。従来、遮断かんを上昇位置で保持するには、例えば、遮断かんの基部に備えられているウェイトレバーにワイヤーロープを引っ掛け、遮断機の台座部に縛りつける方法が採られている。また、ウェイトレバーがないウェイトレス遮断機では、予め腕金部に金具を取り付け、同金具にワイヤーロープを引っ掛けるとともに、遮断機の把手等に縛りつける方法が採られている。
【0004】
しかし、上述した従来の方法では、遮断機の各部にワイヤーロープを引っ掛けるための金具や把手などが必要になる分だけ、製造コスト高を招くこととなる。しかも、ワイヤーロープの縛りつけには工具が必要になるから、作業効率が低下する。
【0005】
さらに、遮断機の保守点検作業は、交通を阻害しないよう夜間に行われることが多い。その結果、視界不良、及び、作業員の注意力の低下により、保守点検作業の終了後、縛りつけたワイヤーロープを解くのを忘れるなどのヒューマンエラーが発生する。このようなヒューマンエラーが生じた場合、遮断かんは上昇位置で保持されたままの状態で動作不良となり、重大な死傷事故が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3434054号公報
【特許文献2】特開平09−188257号公報
【特許文献3】特開2001−90033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、遮断かんを上昇位置で簡単に保持しうる遮断機を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、ヒューマンエラーを防止しうる遮断機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明に係る遮断機は、本体ケースと、本体カバーと、腕金部と、保持金具と、保持ピンとを含む。前記本体ケースは、内部に回転駆動機構を有しており、前記本体カバーは、前記本体ケースに開閉可能に取り付けられている。前記腕金部は、遮断かんを支持するものであって、第1のピン挿通孔を有し、前記本体ケースの外部に回転可能に取り付けられ、前記回転駆動機構によって回転駆動される。
【0009】
前記保持金具は、第2のピン挿通孔を有し、前記本体ケースの外部に備えられており、 前記第2のピン挿通孔は、前記腕金部の上昇位置で、前記第1のピン挿通孔と重なり合う位置に設けられている。
【0010】
前記保持ピンは、前記本体ケース又は前記本体カバーの内側に止められ外部に導出される連結紐に取り付けられ、前記重なり合った状態の前記第1のピン挿通孔と、前記第2のピン挿通孔とに挿通され、前記腕金部の回転を規制する。
【0011】
上述したように、本発明に係る遮断機は、本体ケースの外部に回転可能に取り付けられた腕金部を有しているから、この腕金部に遮断かんを取り付けることにより、鉄道の踏切遮断機、駐車場や有料道路の料金徴収所などのゲート用遮断機として用いることができる。
【0012】
腕金部、及び、保持金具は、本体ケースの外部に位置しており、腕金部に備えられている第1のピン挿通孔と、保持金具に備えられている第2のピン挿通孔とは、腕金部を上昇位置に回転駆動させた状態で重なり合う。保持ピンは、重なり合った状態の第1のピン挿通孔と、第2のピン挿通孔とを挿通し、腕金部の回転を規制する。この構成によると、保持ピンを、第1、第2のピン挿通孔に差し込むだけで、腕金部を上昇位置で固定することが可能となるから、工具類を使用することなく、遮断かんを上昇位置で簡単に保持することができる。
【0013】
本体ケースには本体カバーが開閉可能に取り付けられているから、本体ケース又は本体カバーの内側から保持ピンを取り出し、使用後は本体ケース又は本体カバーの内側に戻すことができる。従って、工具類を使用することなく、遮断かんを上昇位置で簡単に保持することができる。
【0014】
保持ピンは、本体ケース又は本体カバーの内側に止められ外部に導出される連結紐に取り付けられているから、第1、第2のピン挿通孔に挿通されている状態で、本体ケース又は本体カバーの内側から引き回された連結紐が障害物となり、本体カバーが不正に閉じる動作が規制され、開かれた状態になる。換言すれば、本体カバーは、保持ピンを本体ケース又は本体カバーの内側に戻さない限り閉じることができない。従って、本願発明では、従来とは異なり、遮断かんが上昇位置で保持したまま放置されるヒューマンエラーを防止することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)遮断かんを上昇位置で簡単に保持しうる遮断機を提供することができる。
(2)ヒューマンエラーを防止しうる遮断機を提供することができる。
【0016】
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態に係る遮断機の正面図である。
【図2】図1に示した遮断機の左側面図である。
【図3】図2の遮断機の一部を拡大して示す図である。
【図4】図2の遮断機の本体カバーを開いた状態を示す左側面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る遮断機の使用方法を示す左側面図である。
【図6】図6に示した状態の後の状態について一部を省略して示す正面図である。
【図7】図7に示した状態の後の状態について一部を拡大して示す部分破断面である。
【図8】図7に示した状態の後の状態について一部を拡大して示す部分破断面である。
【図9】本発明のもう一つの実施形態に係る遮断機の本体ケースについて内部を簡略化して示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1乃至図9において同一符号は、同一又は対応部分を示すものとする。まず、図1乃至図4は、鉄道の電気踏切遮断機として用いられた場合の実施形態であって、遮断機は、本体部1と、腕金部2と、遮断かん3とを含む。
【0019】
本体部1は、本体ケース11と、本体カバー12とを有している。本体ケース11は、内部空間13と、内部空間13に開口する開口部14とを有している。本体ケース11の内部には、周知の回転駆動機構(図示省略)が備えられており、回転駆動機構の回転出力は、出力軸4を通して、本体ケース11の外部にとりだされる。出力軸4は、本体ケース11の正面17の側に突出し、回転駆動機構によって回転駆動される。
【0020】
本体カバー12は、蝶番15、留め金16等を用いて、本体部1の背面の側において、開口部14に開閉可能に取り付けられている。
【0021】
腕金部2は、ハウジング20と、第1のピン挿通孔21とを有し、本体ケース11の外部に回転可能に取り付けられている。より詳細に説明すると、腕金部2は、遮断かん3を支持するものであって、出力軸4に取り付けられている。腕金部2は、出力軸4を介して、回転駆動機構によって回転駆動され、出力軸4の回転方向R1、R2に応じて上昇、下降する。矢印で示すR1は腕金部2に取り付けられた遮断かん3が上昇する方向であり、同R2は下降する方向である。第1のピン挿通孔21は、ハウジング20の厚み方向(T)、又は、正面17に近づく方向(T)にハウジング20を貫通している。
【0022】
本体ケース11には、腕金具2と向き合う正面17の上側に、保持金具6が設けられている。保持金具6は、第2のピン挿通孔61を有している。第2のピン挿通孔61は、出力軸4によって回転R1した腕金部2が上昇位置(P1)にあるとき、貫通方向Tでみて第1のピン挿通孔21と重なり合う。図3の第2のピン挿通孔61は貫通孔であるが、有底孔(又は凹部)でもよい。
【0023】
保持ピン5は、本体カバー12の内側に止められ外部に導出される連結紐51に取り付けられている。図4の連結紐51は、その端部又は中間部分が本体カバー12の内側に結合された支持金具に取り付けられ、取り付けられた状態で内部空間13に収納される。本明細書の「連結紐」は、天然繊維、合成樹脂繊維、金属繊維、又は、金属材料の何れかでなる糸状体、綱状体、縄状体、線状体、鎖状体のものを広く含む用語である。もっとも連結紐51は、保持ピン5の脱落や遺失を防止するとともに、後述する本体カバー12が不正に閉じる動作を阻止するためのものであるから、耐衝撃性、耐摩耗性、耐候性、耐腐食性などの観点から、好ましくは金属材料を用いたチェーンや、ワイヤーロープを用いる。保持ピン5は、重なり合った状態の第1、第2のピン挿通孔21、61に挿通されことにより、腕金部2、及び、出力軸4の回転R1、R2を規制する。
【0024】
遮断かん3は、ハウジング20に案内された状態で、ボルト22及びナット23の締め付け固定により腕金部2に支持されていることにより、腕金部2を介して出力軸4に接続されている。遮断かん3は、中心軸a3が出力軸4の中心軸(回転軸)a4に交差するように腕金部2に支持されている。
【0025】
遮断かん3は、出力軸4の回転方向R1、R2に応じて上昇、下降する。R1方向は遮断かん3が上昇する方向であり、R2方向は遮断かん3が下降する方向である。回転駆動機構は、その本質的な機能として、回転速度、回転位置等を任意に制御することができるから、回転駆動機構の回転によって昇降される遮断かん3の昇降速度、昇降動作時間、停止位置も任意に制御することができる。
【0026】
ところで、この種の遮断機の保守点検作業では、回転駆動機構の電源を落とした状態で腕金部2を上昇させ、上昇位置(P1)で遮断かん3を保持させる必要がある。
【0027】
既に、述べたところであるが、従来、上昇位置で遮断かんを保持するには、例えば、遮断かんの基部に備えられているウェイトレバーにワイヤーロープを引っ掛け、遮断機の台座部に縛りつける方法が採られている。また、ウェイトレバーがないウェイトレス遮断機では、予め腕金部に金具を取り付け、同金具にワイヤーロープを引っ掛けるとともに、遮断機の把手等に縛りつける方法が採られている。
【0028】
しかし、上述した従来の方法では、遮断機の各部にワイヤーロープを引っ掛けるための金具や把手などが必要になる分だけ、製造コスト高を招くこととなる。しかも、ワイヤーロープの縛りつけには工具が必要になるから、作業効率が低下する。
【0029】
さらに、遮断機の保守点検作業は、交通を阻害しないよう夜間に行われることが多い。その結果、視界不良、及び、作業員の注意力の低下により、保守点検作業の終了後、縛りつけたワイヤーロープを解くのを忘れるなどのヒューマンエラーが発生する。このようなヒューマンエラーが生じた場合、遮断かんは上昇位置で保持されたままの状態で動作不良となり、重大な死傷事故が発生する。
【0030】
本発明の一実施形態に係る遮断機は、図1乃至図4を参照して説明した構成を有することにより、上述した問題を解決することができる。次に、図1乃至図4の遮断機において、遮断かん(3)を上昇位置(P1)で保持させる方法について、図5乃至図8を参照して具体的に説明する。
【0031】
まず、図5の遮断機は、回転駆動機構の電源をOFFにした状態で、腕金部2が下降位置(P2)にあり、遮断かん3が地面に対して平行な状態(閉状態)になっている。この閉状態から、本体カバー12を開放して保持ピン5を本体カバー12から取り出すとともに、本体カバー12を開放したままの状態で、連結紐51を本体ケース11の外周に沿って引き回す。
【0032】
図6に示す工程は、図5に示した工程の後の工程であって、破線で示す閉状態の遮断かん3を、出力軸4を正面からみて右回転となる上昇方向R1に90度、好ましくは87度回転させることにより下降位置P2から上昇位置P1まで回転させる。腕金部2は、上昇位置P1において、その第1のピン挿通孔21が、第2のピン挿通孔61と、貫通方向(T)でみて重なり合う。なお、遮断かん3を回転させる工程(図6)は、本体カバー12を開放するステップ(図5)に先立って行うこともできる。
【0033】
図7に示す工程は、図6に示した工程の後の工程であって、本体カバー(12)を開放したままの状態で、保持ピン5を、重なり合った状態の第1、第2のピン挿通孔21、61に挿入させる。
【0034】
図8は、図7に示した工程の後の状態を示しており、保持ピン5は、第1、第2のピン挿通孔21、61に挿通されている。その結果、腕金部2は、保持ピン5によって保持金具6に刺し止められた状態となり、腕金部2、及び、出力軸4の回転R1、R2が規制される。腕金部2、及び、出力軸4の回転R1、R2は、保持ピン5を抜き出すまで規制される。図8に示す状態では、仮に風や振動などの外部の物理的作用により、本体カバー12が閉じようとしても、本体ケース11上に引き回された連結紐51が障害物となり、本体カバー12の不正な閉動作を規制する。すなわち、本体カバー12は、保持ピン5を第1、第2ピン挿通孔21、61から抜き出して定位置に戻さない限り、開放されたままの状態となる。
【0035】
さらに、図8に示す状態で、遮断機の保守点検作業を行った後、図5乃至図8で説明した手順とは逆の手順で、遮断かん3を下降させる。簡単に説明すると、上昇位置P1で、遮断かん3を少し手で持ち上げて保持ピン5を第1、第2ピン挿通孔21、61から抜き出し、遮断かん3を下降位置P2に下降させ、回転駆動機構の電源をONにしたことを確認後、保持ピン5を本体カバー12内の定位置に戻し、本体カバー12を閉じる。
【0036】
図1乃至図8を参照して説明したように、本発明の一実施形態に係る遮断機は、本体ケース11の外部に回転駆動する腕金部2を有しているから、この腕金部2に遮断かん3を取り付ける(設置する)ことにより、鉄道の踏切遮断機として用いることができる。
【0037】
腕金部2、及び、保持金具6は、本体ケース11の外部に位置しており、第1のピン挿通孔21と、第2のピン挿通孔61とは、腕金部2を上昇位置P1に回転駆動させた状態で重なり合う。保持ピン5は、重なり合った状態の第1、第2のピン挿通孔21、61を挿通し、腕金部2の回転R1、R2を規制する。この構成によると、保持ピン5を、第1、第2のピン挿通孔21、61に差し込むだけで、腕金部2を上昇位置P1で固定することが可能となるから、工具類を使用することなく、遮断かん3を上昇位置P1で簡単に保持することができる。
【0038】
本体ケース11には本体カバー12が開閉可能に取り付けられているから、本体カバー12の内側から保持ピン5を取り出し、使用後は本体カバー12の内側に戻すことができる。従って、工具類を使用することなく、遮断かん3を上昇位置P1で簡単に保持することができる。
【0039】
保持ピン5は、本体カバー12の内側に止められ外部に導出される連結紐51に取り付けられているから、第1、第2のピン挿通孔21、61に挿通されている状態で、本体カバー12の内側から引き回された連結紐51が障害物となり、本体カバー12が不正に閉じる動作が規制される。換言すれば、本体カバー12は、保持ピン5を本体カバー12の内側に戻さない限り閉じることができず、開かれた状態になる。従って、本願発明では、従来とは異なり、遮断かん3が上昇位置P1で保持したまま放置されるヒューマンエラーを防止することができる。
【0040】
図9は、本発明のもう一つの実施形態に係る遮断機の本体ケースについて内部を簡略化して示す正面図である。図9の実施形態において保持ピン5は、本体ケース11の内側に止められ外部に導出される連結紐51に取り付けられている。この構成によっても、図1乃至図8を参照して説明した利点を全て有することができる。
【0041】
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。例えば、図1乃至図9は、鉄道用電気踏切遮断機に用いた場合の実施形態であるが、本願発明はこれに限定されず、駐車場、有料道路の料金徴収所などのゲートに用いられる電気遮断機にも適用することができる。
【符号の説明】
【0042】
11 本体ケース
12 本体カバー
2 腕金部
5 保持ピン
51 連結紐
6 保持金具
61 第2ピン挿通孔
P1 上昇位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケースと、本体カバーと、腕金部と、保持金具と、保持ピンとを含む遮断機であって、
前記本体ケースは、内部に回転駆動機構を有しており、
前記本体カバーは、前記本体ケースに開閉可能に取り付けられており、
前記腕金部は、遮断かんを支持するものであって、第1のピン挿通孔を有し、前記本体ケースの外部に回転可能に取り付けられ、前記回転駆動機構によって回転駆動されるものであり、
前記保持金具は、第2のピン挿通孔を有し、前記本体ケースの外部に備えられており、
前記第2のピン挿通孔は、前記腕金部の上昇位置で、前記第1のピン挿通孔と重なり合う位置に設けられており、
前記保持ピンは、前記本体ケース又は前記本体カバーの内側に止められ外部に導出される連結紐に取り付けられ、前記重なり合った状態の前記第1のピン挿通孔と、前記第2のピン挿通孔とに挿通され、前記腕金部の回転を規制する、
遮断機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−245909(P2012−245909A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119938(P2011−119938)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】