説明

選別機における樹脂片の選別条件設定方法

【課題】選別機によって複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する場合において、原料から抽出する対象となる樹脂片の設定を柔軟に行うことができる選別機における樹脂片の選別条件設定方法を提供する。
【解決手段】樹脂片の材質を判別可能な選別機であって、当該判別結果に基づいて、予め設定された材質の樹脂片を抽出し、複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する選別機における樹脂片の選別条件設定方法において、選別に先立って原料の一部を選別機に投入し、選別機の材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析する工程と、該分析結果に基づいて、特定の材質の樹脂片とそれ以外の材質の樹脂片の混入比率を比較する工程と、該比較結果に基づいて、抽出対象の樹脂片を設定する工程と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別機により選別する方法に関するものであって、特に、選別機のノズル装置から噴射される圧縮空気により吹き飛ばす樹脂片の材質を設定する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、穀粒、樹脂ペレット、コーヒー豆、その他の粒状物を選別する選別機が知られている(特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された選別機は、原料である粒状物から不良品を排除するものであり、光学検出部により移動中の原料に含まれる不良品を検出し、当該検出に基づいて噴射ノズル装置により不良品を吹き飛ばすものである。
そして、良品と不良品に分離選別された粒状物は、選別機に設置される容器等に収容されるか、又はコンベア等の搬送手段によって後工程に直接搬送される。
【0003】
ところで、近年、樹脂製品等のリサイクルが進められている。
そこで、上記選別機を利用して、複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を分離し選別することで、リサイクルを効率化することが考えられる。
【0004】
そして、その場合、選別機に対し樹脂片の材質を設定することで、選別機が当該材質の樹脂片を圧縮空気により吹き飛ばし、原料から特定の材質の樹脂片を選別することができる。
【0005】
ここで、選別機は、ノズル装置から圧縮空気を噴射するものであり、装置の耐久性の観点から、吹き飛ばす樹脂片は少ない方が望ましい。
そこで、作業者は、予め、原料中における樹脂片の材質毎の混入比率を判断し、圧縮空気により吹き飛ばす樹脂片の材質を決定できればよいが、樹脂の場合、外観上その区別がつかない場合が多く、混入比率を判断することは容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−216650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、選別機によって複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する場合において、原料から抽出する対象となる樹脂片の設定を柔軟に行うことができる選別機における樹脂片の選別条件設定方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、選別機によって複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する場合において、装置の耐久性の問題を生じることのない、選別機における樹脂片の選別条件設定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明は、例えば樹脂片に照射した光の反射光又は透過光の検出に基づいて、樹脂片の材質を判別可能な選別機であって、当該判別結果に基づいて、予め設定された材質の樹脂片を抽出し、複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する選別機における樹脂片の選別条件設定方法において、選別に先立って原料の一部を選別機に投入し、選別機の前記材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析する工程と、該分析結果に基づいて、特定の材質の樹脂片とそれ以外の材質の樹脂片の混入比率を比較する工程と、該比較結果に基づいて、抽出対象の樹脂片を設定する工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0009】
本発明は、予め設定された材質の樹脂片が、圧縮空気により吹き飛ばされて抽出されるものとすることが好ましい。
また、本発明は、設定工程が、混入比率の低い方の材質の樹脂片を抽出対象として設定するものとすることが好ましい。
【0010】
本発明は、設定工程が、抽出対象の樹脂片を自動的に設定するものとすることが好ましい。
また、本発明は、分析工程が、樹脂片の混入比率の値の変動が所定の範囲に収束するまで、選別機に投入する原料を循環させるものとすることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、選別機に元々備わる材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析するものであり、分析結果に基づいて原料から抽出する対象となる樹脂片の設定を柔軟に行うことができるものである。
また、本発明は、予め設定された樹脂片が圧縮空気により吹き飛ばされて抽出されるものであり、圧縮空気により吹き飛ばす量が少なくなるよう、吹き飛ばす対象の樹脂片を設定するものである。すなわち、原料に混在する樹脂片のうち、作業者が選別したい特定の材質の樹脂片とそれ以外の材質の樹脂片との混入比率が5:95の場合、特定の材質の樹脂片を吹き飛ばす対象の樹脂片として設定し、作業者が選別したい特定の材質の樹脂片とそれ以外の材質の樹脂片との混入比率が95:5の場合、特定の材質の樹脂片以外の樹脂片を吹き飛ばす対象の樹脂片として設定するものである。したがって、本発明によれば、ノズル装置への負荷を小さくすることができ、装置の耐久性の問題が生じにくいものである。
【0012】
本発明は、抽出対象の樹脂片を自動的に設定するものであれば、作業者の負担を軽減することができる。
【0013】
本発明は、樹脂片の混入比率の値の変動が所定の範囲に収束するまで、原料を循環させるものであれば、混入比率の分析精度が向上し、より正確に選別条件を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に使用する選別機の概略説明図。
【図2】本発明に使用する選別機の操作画面の説明図。
【図3】本発明に使用する選別機の操作画面の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明に使用する選別機の概略説明図を示す。
本発明に使用する選別機は、原料供給ホッパ1と、原料供給ホッパ1から供給される樹脂片を搬送するコンベア2と、コンベア2により搬送される樹脂片を検出する検出装置3と、検出装置3により検出された樹脂片の材質を判別する制御装置4と、制御装置4からの指示に基づいて樹脂片を圧縮空気により吹き飛ばすノズル装置5と、選別された樹脂片を収容する容器6とを備えるものである。
【0017】
検出装置3は、例えば、特開2001−108616号公報(米国特許6,624,417号明細書。)に記載されたような公知のものを用いることができる。
本実施の形態では、検出装置3は、光源3a,3aから樹脂片に照射される光の反射光又は透過光をセンサ3bにより受光するものである。
なお、図1に示す選別機は、樹脂片の透過光又は/及び透過反射光を検出するため、光源3a,3a及びセンサ3bに対し樹脂片の背後の位置に、バックグラウンド3cを配置したものとなっている。
【0018】
制御装置4は、前記検出装置3により得られた検出値を、予め記憶する各材質に対応する基準値と比較して樹脂片の材質を判別するものであり、該判別結果に基づいて圧縮空気を噴射するタイミングをノズル装置5に指示するものである。
また、制御装置4は、操作画面7を有するものであり、ボタン操作により、原料に混入する樹脂片の材質及びその混入比率の分析を選別機に行わせたり、原料から選別したい材質の樹脂片を選択できるものとなっている。
【0019】
ノズル装置5は、制御装置4からの指示により、当該制御装置4に予め設定された材質の樹脂片を圧縮空気により吹き飛ばすものである。
【0020】
そして、容器6は、二つ用意され、圧縮空気により吹き飛ばされない樹脂片を第1収容容器6aに、圧縮空気により吹き飛ばされる樹脂片を第2収容容器6bに、それぞれ収容するものとなっている。
【0021】
ここで、本発明において原料となる樹脂片は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、塩化ビニリデン(PVDC)、ABS樹脂等からなるものである。また、これら例示する以外の全ての材質の樹脂を原料とできることはいうまでもない。
原料は、前処理として比重選別や篩選別等が行われ、組成が単純化されたものであることが好ましい。また、原料は、前処理として洗浄、破砕、圧縮等が行われ、汚れが除去されたり、形状が均一化されたものであることが好ましい。
このような前処理を行うことで、分析精度及び選別精度の格段の向上が期待できる。
【0022】
これら原料となる樹脂片は、検出装置3によって得られる各材質の検出値を、予め制御装置4に基準値として記憶させておくことで、上記のとおり材質が判別されるものである。
【0023】
本発明の実施の形態は、上記選別機を使用して、複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する方法であって、選別に先立って原料の一部を選別機に投入し、上記選別機の材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析するものであり、当該分析結果に基づいて原料中に混在する特定の材質の樹脂片とそれ以外の材質の樹脂片との混入比率を比較し、当該比較結果に基づいて混入比率の低い方を圧縮空気により吹き飛ばす樹脂片として設定するものである。
【0024】
本発明の実施の形態によれば、選別機に元々備わる材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析するものであるから、作業者の熟練度に関わらず、確実に圧縮空気により吹き飛ばす量が少なくなるよう、吹き飛ばす対象の樹脂片を設定することができる。したがって、ノズル装置への負荷が小さく、装置の耐久性の観点から好ましいものである。
【0025】
本発明の実施の形態において、圧縮空気により吹き飛ばす対象の樹脂片は、自動的に設定するものであることが好ましい。吹き飛ばす樹脂片を自動的に設定するものとすれば、作業者の負担を軽減することができる。
【0026】
本発明の実施の形態において、混入比率の分析は、原料供給ホッパ1に貯留される原料を用いて行われ、原料供給ホッパ1内における樹脂片の材質の偏りを考慮して、前記樹脂片の混入比率の値の変動が所定の範囲に収束するまで、継続して行うものとすることができる。
【0027】
また、この分析に際しノズル装置は作動しないため、分析に用いた原料は全て第1収容容器6aに収容されることとなるが、当該原料を原料供給ホッパ1との間で循環させるものとすれば、作業員が分析に用いた原料を第1収容容器6aから取り出す手間を省くことができ、作業の効率化を図ることができる。
そして、循環する原料が、原料供給ホッパ1内の原料を攪拌し樹脂片の材質の偏りを均等化することから、上記樹脂片の混入比率の分析精度の向上も期待できる。
なお、原料を均等化するため、原料供給ホッパ1に翼等の撹拌部材を設けてもよい。
【0028】
本発明に使用する選別機の検出装置3は、樹脂片の材質を判別できるものであれば、公知のいずれのものも用いることができる。
また、本発明に使用する選別機は、ノズル装置5から噴射される圧縮空気により樹脂片を吹き飛ばすものであったが、他の公知の手段によって樹脂片を抽出するものとしてもよい。
【0029】
本発明に使用する選別機は、上記実施の形態では、原料供給ホッパ1から供給される樹脂片をコンベア2により検出手段3に搬送するものとしたが、コンベア2に代えて傾斜配置された供給樋により搬送するものであってもよい。
【0030】
本発明に使用する選別機は、上記実施の形態では、選別された樹脂片を収容する容器6を備えるものであったが、容器6に代えてコンベア等の搬送装置を付設することもできる。搬送装置を付設すれば、選別した樹脂片を直接後工程へ搬送することが可能となり効率的である。
以下、本発明において、圧縮空気により吹き飛ばす対象となる樹脂片を設定する方法を実施例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0031】
図2及び3は、図1に示す選別機の操作画面7の説明図を示す。
操作画面7は、制御装置4に付随するものであり、分析ボタン8、物質選択ボタン9が設けられ、物質選択ボタン9に隣接した表示部10に原料中の樹脂片の混入比率が表示されるようになっている。
【0032】
まず、作業者が分析ボタン8を押すと、選別機では選別に先立って原料に混入する樹脂片の材質及びその混入比率の分析が行われ、図3に示すとおり、物質選択ボタン9の横にその混入比率が表示される。
【0033】
図3の状態において、作業者が、例えば選別したい樹脂片として物質選択ボタン9の「PE」を選択すると、制御装置6は、自動的に「PE」以外の樹脂片の混入比率の和を求め、そして「PE」とそれ以外の樹脂片との混入比率を比較し、混入比率の小さい方、この例では「PE」以外、即ち「PET」,「PVC」,・・・の樹脂片を圧縮空気により吹き飛ばす対象として自動的に設定する。
【0034】
また、図3の状態において、作業者が、選別したい樹脂片として物質選択ボタン9の「PVC」を選択すると、制御装置6は、自動的に「PVC」以外の樹脂片の混入比率の和を求め、そして「PVC」とそれ以外の樹脂片との混入比率を比較し、混入比率の小さい方、即ち「PVC」の樹脂片を圧縮空気により吹き飛ばす対象として自動的に設定する。
【0035】
作業者が選択した樹脂片とそれ以外の樹脂片との混入比率が同じであった場合でも、例えば、指定した樹脂片を圧縮空気により吹き飛ばす等、いずれを吹き飛ばすか予め設定しておけば何ら問題が生じることはない。
【0036】
そして、吹き飛ばす対象の樹脂片の設定に引き続き、選別機では通常運転が開始され、当該設定された樹脂片が圧縮空気により吹き飛ばされることで、前者の場合、原料は「PE」とそれ以外の材質の樹脂片に、後者の場合、原料は「PVC」とそれ以外の樹脂片に、それぞれ選別される。
【0037】
本実施例では、操作画面7は、予め物質名が特定された物質選択ボタン9が設けられるものであったが、物質名が混入比率とともに表示されるものであっても構わない。この場合、当該操作画面に表示された物質名にタッチし触れることで、選別したい樹脂片を選択するものとすることができる。
【0038】
なお、操作画面7には、吹き飛ばす対象に設定された樹脂片を表示するものとすることができる。それにより、どの材質の樹脂片が吹き飛ばされたかが分かり、選別後における作業者の作業が容易となる。
【0039】
本実施例によれば、作業者が選別する樹脂片を指定するのみで、選別機が圧縮空気により吹き飛ばす樹脂片を自動的に設定するので、作業者に負担が生じない。
【0040】
さらに、本実施例は、圧縮空気により吹き飛ばす樹脂片の量が少ないことから、吹き飛ばされる樹脂片を収容する第2収容容器6bを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。
【実施例2】
【0041】
実施例1では、作業者が選別対象として樹脂片を1種類のみ選択する場合について説明したが、2種類以上を選択することで、選択した2種類以上の樹脂片とそれ以外の樹脂片とに分離選別することもできる。
この場合も、実施例1と同様に、選択した2種類以上の樹脂片と、それ以外の樹脂片の混入比率の比較が行われ、選別機が混入比率の小さい方を圧縮空気で吹き飛ばす対象として自動的に設定するものであることに変わりはない。
【実施例3】
【0042】
実施例1及び2では、作業者が選別したい樹脂片を選択し、これに基づいて選別機が吹き飛ばす対象の樹脂片を自動的に設定する場合について説明したが、これらを全て手動で行うものとすることもできる。
その場合、作業者は、操作画面7に表示された分析結果を確認し、圧縮空気により吹き飛ばす対象を自ら設定することができる。そして、作業者は、混入比率の小さい方を圧縮空気で吹き飛ばす対象として設定すればよい。
【0043】
このような選別機は、特定の樹脂片を収容する容器等の位置が決まっている場合、あるいは後工程との関係で圧縮空気により吹き飛ばす樹脂片が決まっている場合等も、吹き飛ばす量の多少にかかわらず、吹き飛ばす対象の樹脂片を状況に応じ自由に設定することができるため、利用価値の高いものである。
したがって、本発明に使用する選別機は、圧縮空気により吹き飛ばす対象となる樹脂片を、自動で設定する場合と手動で設定する場合とで切り替えられるものとすることが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明の選別機における樹脂片の選別条件設定方法は、選別機に備わる材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析するものであり、分析結果に基づいて原料から抽出する対象となる樹脂片の設定を柔軟に行うことができるものである。また、本発明は、予め設定された樹脂片が圧縮空気により吹き飛ばされて抽出されるものであり、圧縮空気により吹き飛ばす量が少なくなるよう、吹き飛ばす対象の樹脂片を設定するものであるため、装置の耐久性の問題を生じることがなく、非常に実用性の高いものである。
【符号の説明】
【0045】
1・・・原料供給ホッパ
2・・・コンベア
3・・・検出手段
3a・・・光源
3b・・・センサ
3c・・・バックグラウンド
4・・・制御装置
5・・・ノズル装置
6・・・収容容器
6a・・・第1収容容器
6b・・・第2収容容器
7・・・操作画面
8・・・分析ボタン
9・・・物質選択ボタン
10・・・表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂片の材質を判別可能な選別機であって、当該判別結果に基づいて、予め設定された材質の樹脂片を抽出し、複数の材質の樹脂片が混在してなる原料から特定の材質の樹脂片を選別する選別機における樹脂片の選別条件設定方法において、
選別に先立って原料の一部を選別機に投入し、選別機の材質判別機能を利用して、原料に混在する樹脂片の材質及びその混入比率を分析する工程と、
該分析結果に基づいて、特定の材質の樹脂片とそれ以外の材質の樹脂片の混入比率を比較する工程と、
該比較結果に基づいて、抽出対象の樹脂片を設定する工程と、
を備えることを特徴とする選別機における樹脂片の選別条件設定方法。
【請求項2】
予め設定された材質の樹脂片は、圧縮空気により吹き飛ばされて抽出されることを特徴とする請求項1記載の選別機における樹脂片の選別条件設定方法。
【請求項3】
前記設定工程は、混入比率の低い方の材質の樹脂片を抽出対象として設定することを特徴とする請求項1又は2記載の選別機における樹脂片の選別条件設定方法。
【請求項4】
前記設定工程は、抽出対象の樹脂片を自動的に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の選別機における樹脂片の選別条件設定方法。
【請求項5】
前記分析工程は、前記樹脂片の混入比率の値の変動が所定の範囲に収束するまで、選別機に投入する原料を循環させることを特徴する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の選別機における樹脂片の選別条件設定方法。























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−253444(P2010−253444A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−109760(P2009−109760)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【出願人】(000001812)株式会社サタケ (223)
【Fターム(参考)】