選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARM)として有用な新規な複素環誘導体
本発明は、新規な複素環誘導体、これらを含有させた製薬学的組成物、そしてこれらをアンドロゲン受容体が媒介する障害および状態の治療で用いることに向けたものである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
[式中、
Wは、O、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、
RFは、水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
R1は、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、R2は、水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)から成る群から選択され、
aは、0から1の整数であり、
【化2】
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから成る群から選択され、
R3は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRA−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RAは水素またはC1−4アルキルから選択され、
R4は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRB−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RBは水素またはC1−4アルキルから選択されるが、但し
【化3】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7は、各々独立して、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)−C1−4アルキル
および−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化4】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化5】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化6】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化7】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化8】
から成る群から選択され、ここで、
R5’は、ハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10およびR11は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5は、水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル−、−C(O)−アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−SO2−NRCRD、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、RCおよびRDは、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから選択される]
で表される化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項2】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、
R2が水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化9】
がフェニルおよびピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、
R4が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択されるが、但し
【化10】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7が各々独立して存在しないか或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化11】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化12】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化13】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化14】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化15】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、RCおよびRDが各々独立して水素またはC1−4アルキルから選択される、
請求項1記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項3】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−2アルコキシ、シアノおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−4アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
R2が水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−2アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−2アルキル)から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化16】
がフェニルおよびピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R4が存在しないか或はハロゲン、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、
R6およびR7が各々独立して存在しないか或は水素、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−2アルキル、−S−C1−4アルキルおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化17】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化18】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化19】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化20】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化21】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンであり、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OH、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)およびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)またはt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項4】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、メトキシ、シアノおよび−SO2−メチルから成る群から選択され、
R1がメチル、(S)−メチル、(R)−メチル、エチル、n−プロピルおよびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R2が水素、メチル、トリフルオロエチルおよび−C(O)−CF3から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化22】
がフェニル、3−ピリジルおよび4−ピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、クロロ、トリフルオロメチルおよびシアノから成る群から選択され、
R4が存在しないか或はクロロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、
−S−フェニル、−C(O)−フェニル、−SO2−メチルおよび−SO2−フェニルから成る群から選択され、
R6が水素、クロロ、ヨード、エチル、メトキシ、シアノ、−C(O)O−メチル、−S−エチル、−S−t−ブチルおよび−SO2−エチルから成る群から選択され、
R7が水素、クロロおよびエチルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化23】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化24】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化25】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化26】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化27】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がクロロであり、そしてここで、R10が水素、メチル、エチル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロ−エチル、ヒドロキシ−メチル−、2−ヒドロキシ−フェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−エチルフェニル、4−メトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−3−ヒドロキシ−フェニル、3−メチル−4−フルオロ−フェニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メトキシ−カルボニル−フェニル、3−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−(トリフルオロメチル−カルボニル−アミノ)−フェニル、2−(t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ)−3−フルオロ−フェニル、t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−ベンジル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、2−フリル、2−チエニル、3−ピリジル、2−テトラヒドロフリル、メチル−チオ−エチル−、エチル−チオ−エチル−、エトキシ−カルボニル−、t−ブトキシ−カルボニル−、トリフルオロメチル−カルボニル−およびトリメチルシリルから成る群から選択される、
請求項3記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項5】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−2アルコキシおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、
R2が水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−2アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−2アルキル)から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化28】
がフェニルであり、
R3が水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R4がハロゲン、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、
R6およびR7が各々独立して水素、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、シアノ、C(O)O−C1−2アルキル、−S−C1−4アルキルおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
【化29】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンであり、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルおよび−C(O)−CF3から成る群から選択され、
R5が水素、カルボキシ、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OH、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)およびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)またはt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項6】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、メチル、エチル、メトキシ、シアノおよび−SO2−メチルから成る群から選択され、
R1がメチル、(S)−メチル、(R)−メチル、エチル、n−プロピルおよびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R2が水素、メチル、トリフルオロエチルおよび−C(O)−CF3から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化30】
がフェニルであり、
R3が水素、クロロ、トリフルオロメチルおよびシアノから成る群から選択され、
R4がクロロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−S−フェニル、−C(O)−フェニル、−SO2−メチルおよび−SO2−フェニルから成る群から選択され、
R6が水素、クロロ、ヨード、エチル、メトキシ、シアノ、−C(O)O−メチル、−S−エチル、−S−t−ブチルおよび−SO2−エチルから成る群から選択される、
R7が水素、クロロおよびエチルから成る群から選択され、
【化31】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がクロロであり、そしてここで、R10が水素、メチル、エチル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロ−エチル、ヒドロキシ−メチル−、2−ヒドロキシ−フェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−エチルフェニル、4−メトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−3−ヒドロキシ−フェニル、3−メチル−4−フルオロ−フェニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メトキシ−カルボニル−フェニル、3−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−(トリフルオロメチル−カルボニル−アミノ)−フェニル、2−(t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ)−3−フルオロ−フェニル、t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−ベンジル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、2−フリル、2−チエニル、3−ピリジル、2−テトラヒドロフリル、メチル−チオ−エチル−、エチル−チオ−エチル−、エトキシ−カルボニル−、t−ブトキシ−カルボニル−、トリフルオロメチル−カルボニル−およびトリメチルシリルから成る群から選択される、
請求項5記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項7】
WがOであり、
R1がC1−4アルキルであり、
R2が水素であり、
aが0であり、
【化32】
がピリジルであり、
R3が存在しないか或は水素であり、
R4が存在しないか或はシアノおよびハロゲンから成る群から選択されるが、但し窒素原子が
【化33】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化34】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、
【化35】
R5がハロゲン化C1−4アルキルおよびアリールから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが任意に1から2個のハロゲンで置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項8】
WがOであり、
R1がメチルであり、
R2が水素であり、
aが0であり、
【化36】
が3−ピリジルおよび4−ピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素であり、
R4が存在しないか或はシアノおよびクロロから成る群から選択されるが、但し窒素原子が
【化37】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化38】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、
【化39】
R5がトリフルオロメチルおよび4−フルオロフェニルから成る群から選択される、
請求項7記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項9】
WがO、NH、N(OH)、N(エチル)およびN(メトキシ)から成る群から選択され、
R1がメチル、(R)−メチル、(S)−メチル、エチルおよびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R2が水素およびメチルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化40】
がフェニルであり、
R3が水素およびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R4がブロモ、シアノ、ニトロおよび−SO2−フェニルから成る群から選択され、
R6が水素、ヨード、クロロおよび−S−エチルから成る群から選択され、
R7が水素およびエチルから成る群から選択され、
【化41】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がクロロであり、そしてここで、R10が水素、メチルおよびエチルから成る群から選択され、
R5がメチル、トリフルオロメチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロ−エチル、−C(O)O−エチル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−トリフルオロメチル−カルボニル−アミノ−フェニルおよび4−メチル−カルボニル−アミノ−ベンジルから成る群から選択される、
請求項4記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項10】
WがOおよびN(エチル)から成る群から選択され、
R1がメチルであり、
R2が水素およびメチルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化42】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がクロロ、シアノおよびニトロから成る群から選択され、
R6が水素、クロロ、エチルおよび−SO2−エチルから成る群から選択され、
R7が水素、クロロおよびエチルから成る群から選択され、
【化43】
であり、ここで、R10が水素およびエチルから成る群から選択され、
R5が水素、n−プロピル、イソプロピル、トリフルオロメチル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−メトキシフェニル、4−エチルフェニル、シクロヘキシル、2−フリルおよび2−チエニルから成る群から選択される、
請求項4記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項11】
3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
3−エチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
5−(4−アセチルアミノ−フェニル)−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
5−(4−アセチルアミノ−フェニル)−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
3−メチル−5−[4−(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;および
これらの製薬学的に受け入れられる塩、
から成る群から選択される請求項4記載の化合物。
【請求項12】
(R)−3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;(S)−3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;およびこれらの製薬学的に受け入れられる塩から成る群から選択される請求項11記載の化合物。
【請求項13】
製薬学的に受け入れられる担体と請求項1記載の化合物を含んで成る製薬学的組成物。
【請求項14】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項1記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項15】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズおよび悪液質から成る群から選択される請求項14記載の方法。
【請求項16】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が男性避妊または男性機能である請求項14記載化合物の方法。
【請求項17】
前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズ、悪液質、男性避妊および男性機能から成る群から選択される状態を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項1記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項18】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項13記載の組成物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項19】
式(II)
【化44】
[式中、
Zは、ORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REは、水素およびC1−4アルキルから成る群から選択され、
各RFは、独立して、水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって5から6員の飽和複素環式環構造を形成しており、
R1は、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、aは、0から1の整数であり、
【化45】
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから成る群から選択され、
R3は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRA−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RAは水素またはC1−4アルキルから選択され、
R4は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRB−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RBは水素またはC1−4アルキルから選択されるが、但し
【化46】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7は、各々、存在しないか、或は独立して水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化47】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化48】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化49】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化50】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化51】
から成る群から選択され、ここで、
R5’は、ハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10およびR11は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5は、水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C
1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル−、−C(O)−アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−SO2−NRCRD、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、各RCおよびRDは、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから選択される]
で表される化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項20】
ZがORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REが水素およびC1−4アルキルから成る群から選択され、
各RFが独立して水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって5から6員の飽和複素環式環構造を形成しており、
R1がC1−2アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化52】
がフェニルおよびピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、ハロゲンおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
R4が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−2アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R6およびR7が各々独立して存在しないか或は水素、ハロゲン、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化53】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化54】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化55】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化56】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化57】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から成る群から選択され、
R5が水素、カルボキシ、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OH、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)およびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1
−4アルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)またはt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、
請求項19記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項21】
ZがORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REがC1−4アルキルから成る群から選択され、
各RFが独立して水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−2アルコキシおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって1−ピロリジニルまたは1−ピペリジニルを形成しており、
R1がC1−2アルキルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化58】
がフェニルであり、
R3がハロゲン化C1−2アルキルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化59】
から成る群から選択され、ここで、
R10が水素およびC1−4アルキルから成る群から選択され、
R5がハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択される、
請求項20記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項22】
ZがORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REがメチルおよびエチルから成る群から選択され、
各RFが独立して水素、ヒドロキシ、シアノ、メチル、エチル、メトキシおよび−SO2−メチルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって1−ピロリジニルを形成しており、
R1がメチル、(R)−メチルおよび(S)−メチルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化60】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化61】
から成る群から選択され、ここで、
R10が水素、メチルおよびエチルから成る群から選択され、
R5がトリフルオロメチルである、
請求項21記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項23】
Zが−O−メチル、−O−エチル、−S−エチル、−NH2、−NH(OH)、−NH−エチル、−N(エチル)2および−NH(OCH3)から成る群から選択され、
R1がメチルおよび(S)−メチルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化62】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化63】
から成る群から選択され、ここで、
R10が水素およびエチルから成る群から選択され、
R5がトリフルオロメチルである、
請求項22記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項24】
N−(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−N’−エチル−3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボキサミジンおよびこれの製薬学的に受け入れられる塩から成る群から選択される請求項22記載の化合物。
【請求項25】
製薬学的に受け入れられる担体と請求項19記載の化合物を含んで成る製薬学的組成物。
【請求項26】
アンドロゲン受容体が媒介する障害の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項19記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項27】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズおよび悪液質から成る群から選択される請求項26記載の方法。
【請求項28】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が男性避妊または男性機能である請求項26記載化合物の方法。
【請求項29】
前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズ、悪液質、男性避妊および男性機能から成る群から選択される状態の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項19記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項30】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項25記載の組成物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項31】
【化64】
[ここで、
RFは、水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
R1は、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、aは、0から1の整数であり、
【化65】
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから成る群から選択され、
R3は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRA−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RAは水素またはC1−4アルキルから選択され、
R4は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRB−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RBは水素またはC1−4アルキルから選択されるが、但し
【化66】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7は、各々、存在しないか、或は独立して水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化67】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化68】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化69】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化70】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化71】
から成る群から選択され、ここで、
R5’は、ハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10およびR11は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5は、水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル−、−C(O)−アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−SO2−NRCRD、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、
ここで、各RCおよびRDは、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから選択される]
を含んで成る互変異性混合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項32】
RFが水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−2アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化72】
がフェニルであり、
R3が水素、ハロゲンおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
R4がハロゲン化C1−2アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化73】
であり、ここで、R10が水素およびC1−2アルキルから成る群から選択され、
R5がハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択される、
請求項31記載の互変異性混合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項33】
RFが水素、ヒドロキシ、シアノ、メチル、エチル、メトキシおよび−SO2−メチルから成る群から選択され、
R1がメチルおよび(S)−メチルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化74】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化75】
であり、ここで、R10が水素およびエチルから成る群から選択され、
R5がトリフルオロメチルである、
請求項31記載の互変異性混合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項34】
製薬学的に受け入れられる担体と請求項31記載の互変異性混合物を含んで成る製薬学的組成物。
【請求項35】
アンドロゲン受容体が媒介する障害の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項31記載の互変異性混合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項36】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズおよび悪液質から成る群から選択される請求項35記載の方法。
【請求項37】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が男性避妊または男性機能である請求項35記載化合物の方法。
【請求項38】
前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズ、悪液質、男性避妊および男性機能から成る群から選択される状態の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項31記載の互変異性混合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項39】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項34記載の組成物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項1】
式(I)
【化1】
[式中、
Wは、O、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、
RFは、水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
R1は、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、R2は、水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)から成る群から選択され、
aは、0から1の整数であり、
【化2】
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから成る群から選択され、
R3は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRA−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RAは水素またはC1−4アルキルから選択され、
R4は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRB−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RBは水素またはC1−4アルキルから選択されるが、但し
【化3】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7は、各々独立して、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)−C1−4アルキル
および−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化4】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化5】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化6】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化7】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化8】
から成る群から選択され、ここで、
R5’は、ハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10およびR11は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5は、水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル−、−C(O)−アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−SO2−NRCRD、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、RCおよびRDは、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから選択される]
で表される化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項2】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、
R2が水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化9】
がフェニルおよびピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、
R4が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択されるが、但し
【化10】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7が各々独立して存在しないか或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化11】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化12】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化13】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化14】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化15】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、RCおよびRDが各々独立して水素またはC1−4アルキルから選択される、
請求項1記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項3】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−2アルコキシ、シアノおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−4アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
R2が水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−2アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−2アルキル)から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化16】
がフェニルおよびピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R4が存在しないか或はハロゲン、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、
R6およびR7が各々独立して存在しないか或は水素、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−2アルキル、−S−C1−4アルキルおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化17】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化18】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化19】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化20】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化21】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンであり、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OH、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)およびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)またはt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項4】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、メトキシ、シアノおよび−SO2−メチルから成る群から選択され、
R1がメチル、(S)−メチル、(R)−メチル、エチル、n−プロピルおよびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R2が水素、メチル、トリフルオロエチルおよび−C(O)−CF3から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化22】
がフェニル、3−ピリジルおよび4−ピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、クロロ、トリフルオロメチルおよびシアノから成る群から選択され、
R4が存在しないか或はクロロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、
−S−フェニル、−C(O)−フェニル、−SO2−メチルおよび−SO2−フェニルから成る群から選択され、
R6が水素、クロロ、ヨード、エチル、メトキシ、シアノ、−C(O)O−メチル、−S−エチル、−S−t−ブチルおよび−SO2−エチルから成る群から選択され、
R7が水素、クロロおよびエチルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化23】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化24】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化25】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化26】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化27】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がクロロであり、そしてここで、R10が水素、メチル、エチル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロ−エチル、ヒドロキシ−メチル−、2−ヒドロキシ−フェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−エチルフェニル、4−メトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−3−ヒドロキシ−フェニル、3−メチル−4−フルオロ−フェニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メトキシ−カルボニル−フェニル、3−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−(トリフルオロメチル−カルボニル−アミノ)−フェニル、2−(t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ)−3−フルオロ−フェニル、t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−ベンジル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、2−フリル、2−チエニル、3−ピリジル、2−テトラヒドロフリル、メチル−チオ−エチル−、エチル−チオ−エチル−、エトキシ−カルボニル−、t−ブトキシ−カルボニル−、トリフルオロメチル−カルボニル−およびトリメチルシリルから成る群から選択される、
請求項3記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項5】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−2アルコキシおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、
R2が水素、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−2アルキルおよび−C(O)−(ハロゲン化C1−2アルキル)から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化28】
がフェニルであり、
R3が水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−4アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R4がハロゲン、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニル、−S(O)0−2−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、
R6およびR7が各々独立して水素、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、シアノ、C(O)O−C1−2アルキル、−S−C1−4アルキルおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
【化29】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンであり、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルおよび−C(O)−CF3から成る群から選択され、
R5が水素、カルボキシ、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OH、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)およびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)またはt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項6】
WがO、SおよびNRFから成る群から選択され、ここで、RFが水素、メチル、エチル、メトキシ、シアノおよび−SO2−メチルから成る群から選択され、
R1がメチル、(S)−メチル、(R)−メチル、エチル、n−プロピルおよびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R2が水素、メチル、トリフルオロエチルおよび−C(O)−CF3から成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化30】
がフェニルであり、
R3が水素、クロロ、トリフルオロメチルおよびシアノから成る群から選択され、
R4がクロロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、ベンジル、−O−フェニル、−S−フェニル、−C(O)−フェニル、−SO2−メチルおよび−SO2−フェニルから成る群から選択され、
R6が水素、クロロ、ヨード、エチル、メトキシ、シアノ、−C(O)O−メチル、−S−エチル、−S−t−ブチルおよび−SO2−エチルから成る群から選択される、
R7が水素、クロロおよびエチルから成る群から選択され、
【化31】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がクロロであり、そしてここで、R10が水素、メチル、エチル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5が水素、カルボキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロ−エチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロ−エチル、ヒドロキシ−メチル−、2−ヒドロキシ−フェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−エチルフェニル、4−メトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3−フルオロ−フェニル、2−フルオロ−3−ヒドロキシ−フェニル、3−メチル−4−フルオロ−フェニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メトキシ−カルボニル−フェニル、3−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−(トリフルオロメチル−カルボニル−アミノ)−フェニル、2−(t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ)−3−フルオロ−フェニル、t−ブチル−ジメチル−シリルオキシ−フェニル、4−メチル−カルボニル−アミノ−ベンジル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、2−フリル、2−チエニル、3−ピリジル、2−テトラヒドロフリル、メチル−チオ−エチル−、エチル−チオ−エチル−、エトキシ−カルボニル−、t−ブトキシ−カルボニル−、トリフルオロメチル−カルボニル−およびトリメチルシリルから成る群から選択される、
請求項5記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項7】
WがOであり、
R1がC1−4アルキルであり、
R2が水素であり、
aが0であり、
【化32】
がピリジルであり、
R3が存在しないか或は水素であり、
R4が存在しないか或はシアノおよびハロゲンから成る群から選択されるが、但し窒素原子が
【化33】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化34】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、
【化35】
R5がハロゲン化C1−4アルキルおよびアリールから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが任意に1から2個のハロゲンで置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項8】
WがOであり、
R1がメチルであり、
R2が水素であり、
aが0であり、
【化36】
が3−ピリジルおよび4−ピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素であり、
R4が存在しないか或はシアノおよびクロロから成る群から選択されるが、但し窒素原子が
【化37】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化38】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、
【化39】
R5がトリフルオロメチルおよび4−フルオロフェニルから成る群から選択される、
請求項7記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項9】
WがO、NH、N(OH)、N(エチル)およびN(メトキシ)から成る群から選択され、
R1がメチル、(R)−メチル、(S)−メチル、エチルおよびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R2が水素およびメチルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化40】
がフェニルであり、
R3が水素およびトリフルオロメチルから成る群から選択され、
R4がブロモ、シアノ、ニトロおよび−SO2−フェニルから成る群から選択され、
R6が水素、ヨード、クロロおよび−S−エチルから成る群から選択され、
R7が水素およびエチルから成る群から選択され、
【化41】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がクロロであり、そしてここで、R10が水素、メチルおよびエチルから成る群から選択され、
R5がメチル、トリフルオロメチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロ−エチル、−C(O)O−エチル、4−メチル−カルボニル−アミノ−フェニル、4−トリフルオロメチル−カルボニル−アミノ−フェニルおよび4−メチル−カルボニル−アミノ−ベンジルから成る群から選択される、
請求項4記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項10】
WがOおよびN(エチル)から成る群から選択され、
R1がメチルであり、
R2が水素およびメチルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化42】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がクロロ、シアノおよびニトロから成る群から選択され、
R6が水素、クロロ、エチルおよび−SO2−エチルから成る群から選択され、
R7が水素、クロロおよびエチルから成る群から選択され、
【化43】
であり、ここで、R10が水素およびエチルから成る群から選択され、
R5が水素、n−プロピル、イソプロピル、トリフルオロメチル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−メトキシフェニル、4−エチルフェニル、シクロヘキシル、2−フリルおよび2−チエニルから成る群から選択される、
請求項4記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項11】
3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
3−エチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
5−(4−アセチルアミノ−フェニル)−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
5−(4−アセチルアミノ−フェニル)−3−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
3−メチル−5−[4−(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;および
これらの製薬学的に受け入れられる塩、
から成る群から選択される請求項4記載の化合物。
【請求項12】
(R)−3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;(S)−3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;およびこれらの製薬学的に受け入れられる塩から成る群から選択される請求項11記載の化合物。
【請求項13】
製薬学的に受け入れられる担体と請求項1記載の化合物を含んで成る製薬学的組成物。
【請求項14】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項1記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項15】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズおよび悪液質から成る群から選択される請求項14記載の方法。
【請求項16】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が男性避妊または男性機能である請求項14記載化合物の方法。
【請求項17】
前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズ、悪液質、男性避妊および男性機能から成る群から選択される状態を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項1記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項18】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項13記載の組成物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項19】
式(II)
【化44】
[式中、
Zは、ORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REは、水素およびC1−4アルキルから成る群から選択され、
各RFは、独立して、水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって5から6員の飽和複素環式環構造を形成しており、
R1は、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、aは、0から1の整数であり、
【化45】
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから成る群から選択され、
R3は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRA−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RAは水素またはC1−4アルキルから選択され、
R4は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRB−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RBは水素またはC1−4アルキルから選択されるが、但し
【化46】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7は、各々、存在しないか、或は独立して水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化47】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化48】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化49】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化50】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化51】
から成る群から選択され、ここで、
R5’は、ハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10およびR11は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5は、水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C
1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル−、−C(O)−アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−SO2−NRCRD、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、各RCおよびRDは、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから選択される]
で表される化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項20】
ZがORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REが水素およびC1−4アルキルから成る群から選択され、
各RFが独立して水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって5から6員の飽和複素環式環構造を形成しており、
R1がC1−2アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化52】
がフェニルおよびピリジルから成る群から選択され、
R3が存在しないか或は水素、ハロゲンおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
R4が存在しないか或は水素、ハロゲン、ハロゲン化C1−2アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R6およびR7が各々独立して存在しないか或は水素、ハロゲン、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化53】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことを条件とし、窒素原子が
【化54】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化55】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化56】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化57】
から成る群から選択され、ここで、
R5’がハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10が水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から成る群から選択され、
R5が水素、カルボキシ、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、−C1−4アルキル−OH、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)およびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリールが、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−C(O)O−C1
−4アルキル、−NH−C(O)−C1−4アルキル、−NH−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)またはt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよい、
請求項19記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項21】
ZがORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REがC1−4アルキルから成る群から選択され、
各RFが独立して水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−2アルコキシおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって1−ピロリジニルまたは1−ピペリジニルを形成しており、
R1がC1−2アルキルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化58】
がフェニルであり、
R3がハロゲン化C1−2アルキルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化59】
から成る群から選択され、ここで、
R10が水素およびC1−4アルキルから成る群から選択され、
R5がハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択される、
請求項20記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項22】
ZがORE、SREおよびN(RF)2から成る群から選択され、ここで、
REがメチルおよびエチルから成る群から選択され、
各RFが独立して水素、ヒドロキシ、シアノ、メチル、エチル、メトキシおよび−SO2−メチルから成る群から選択されるが、但し一方のRF基がヒドロキシまたはシアノの時にはもう一方のRF基が水素であることを条件とするか、別法として、
2個のRF基がこれらが結合している窒素原子と一緒になって1−ピロリジニルを形成しており、
R1がメチル、(R)−メチルおよび(S)−メチルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化60】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化61】
から成る群から選択され、ここで、
R10が水素、メチルおよびエチルから成る群から選択され、
R5がトリフルオロメチルである、
請求項21記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項23】
Zが−O−メチル、−O−エチル、−S−エチル、−NH2、−NH(OH)、−NH−エチル、−N(エチル)2および−NH(OCH3)から成る群から選択され、
R1がメチルおよび(S)−メチルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化62】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化63】
から成る群から選択され、ここで、
R10が水素およびエチルから成る群から選択され、
R5がトリフルオロメチルである、
請求項22記載の化合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項24】
N−(4−シアノ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−N’−エチル−3−メチル−5−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラゾール−3−カルボキサミジンおよびこれの製薬学的に受け入れられる塩から成る群から選択される請求項22記載の化合物。
【請求項25】
製薬学的に受け入れられる担体と請求項19記載の化合物を含んで成る製薬学的組成物。
【請求項26】
アンドロゲン受容体が媒介する障害の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項19記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項27】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズおよび悪液質から成る群から選択される請求項26記載の方法。
【請求項28】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が男性避妊または男性機能である請求項26記載化合物の方法。
【請求項29】
前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズ、悪液質、男性避妊および男性機能から成る群から選択される状態の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項19記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項30】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項25記載の組成物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項31】
【化64】
[ここで、
RFは、水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよび−SO2−C1−4アルキルから成る群から選択され、
R1は、C1−4アルキルおよびハロゲン化C1−4アルキルから成る群から選択され、aは、0から1の整数であり、
【化65】
は、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから成る群から選択され、
R3は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRA−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RAは水素またはC1−4アルキルから選択され、
R4は、存在しないか、或は水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−NRB−C(O)−C1−4アルキル、ベンジル、−O−フェニル、−C(O)−フェニルおよび−S(O)0−2−フェニルから成る群から選択され、ここで、RBは水素またはC1−4アルキルから選択されるが、但し
【化66】
がフェニルの時にはR3またはR4の中の少なくとも一方が水素以外であることを条件とし、
R6およびR7は、各々、存在しないか、或は独立して水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、シアノ、−C(O)O−C1−4アルキルおよび−S(O)0−2−C1−4アルキルから成る群から選択されるが、但し
窒素原子が
【化67】
の3位に存在する時にはR3が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化68】
の4位に存在する時にはR4が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化69】
の6位に存在する時にはR6が存在しないことをさらなる条件とし、窒素原子が
【化70】
の2位に存在する時にはR7が存在しないことをさらなる条件とし、
【化71】
から成る群から選択され、ここで、
R5’は、ハロゲンおよびC1−4アルキルから成る群から選択され、そしてここで、R10およびR11は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、ベンジルまたは−C(O)−CF3から選択され、
R5は、水素、カルボキシ、アルキル、ハロゲン化C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル−、−C(O)−アルキル、−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−C(O)O−アリール、−C1−4アルキル−S(O)0−2−C1−4アルキル、t−ブチル−ジメチル−シリルおよびトリメチルシリルから成る群から選択され、ここで、
前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独であるか或は置換基の一部として存在するかに拘わらず、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロゲン化C1−4アルキル、ハロゲン化C1−4アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、−NRC−C(O)−C1−4アルキル、NRC−C(O)−(ハロゲン化C1−4アルキル)、−C(O)O−C1−4アルキル、−S(O)0−2−C1−4アルキル、−SO2−NRCRD、トリメチル−シリルおよびt−ブチル−ジメチル−シリルオキシから成る群から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく、
ここで、各RCおよびRDは、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから選択される]
を含んで成る互変異性混合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項32】
RFが水素、ヒドロキシ、シアノ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシおよび−SO2−C1−2アルキルから成る群から選択され、
R1がC1−2アルキルおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
aが0から1の整数であり、
【化72】
がフェニルであり、
R3が水素、ハロゲンおよびハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択され、
R4がハロゲン化C1−2アルキルおよびシアノから成る群から選択され、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化73】
であり、ここで、R10が水素およびC1−2アルキルから成る群から選択され、
R5がハロゲン化C1−2アルキルから成る群から選択される、
請求項31記載の互変異性混合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項33】
RFが水素、ヒドロキシ、シアノ、メチル、エチル、メトキシおよび−SO2−メチルから成る群から選択され、
R1がメチルおよび(S)−メチルから成る群から選択され、
aが0であり、
【化74】
がフェニルであり、
R3がトリフルオロメチルであり、
R4がシアノであり、
R6が水素であり、
R7が水素であり、
【化75】
であり、ここで、R10が水素およびエチルから成る群から選択され、
R5がトリフルオロメチルである、
請求項31記載の互変異性混合物またはこれの製薬学的に受け入れられる塩。
【請求項34】
製薬学的に受け入れられる担体と請求項31記載の互変異性混合物を含んで成る製薬学的組成物。
【請求項35】
アンドロゲン受容体が媒介する障害の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項31記載の互変異性混合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項36】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズおよび悪液質から成る群から選択される請求項35記載の方法。
【請求項37】
アンドロゲン受容体が媒介する障害が男性避妊または男性機能である請求項35記載化合物の方法。
【請求項38】
前立腺癌、良性前立腺過形成(BPH)、多毛症、脱毛症、拒食症、乳癌、にきび、エイズ、悪液質、男性避妊および男性機能から成る群から選択される状態の治療を必要としている被験体におけるそれを治療する方法であって、前記被験体に請求項31記載の互変異性混合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項39】
アンドロゲン受容体が媒介する障害を治療する方法であって、それを必要としている被験体に請求項34記載の組成物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【公表番号】特表2008−520665(P2008−520665A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−543066(P2007−543066)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/038292
【国際公開番号】WO2006/055184
【国際公開日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/038292
【国際公開番号】WO2006/055184
【国際公開日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
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